JP2003319999A - 点眼器 - Google Patents

点眼器

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JP2003319999A
JP2003319999A JP2002167890A JP2002167890A JP2003319999A JP 2003319999 A JP2003319999 A JP 2003319999A JP 2002167890 A JP2002167890 A JP 2002167890A JP 2002167890 A JP2002167890 A JP 2002167890A JP 2003319999 A JP2003319999 A JP 2003319999A
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eye drop
piston
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Kiichi Shimizu
喜一 清水
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 点眼時、点眼者は不自然な姿勢で且つ大変不
安定な姿勢であり、高齢者、子供、身体に障害のある人
には辛いし、点眼が正確に行い難く、時には非衛生な点
眼となるといった欠点があった。簡単で衛生的な点眼器
の提供を図る。 【解決手段】一滴分の点眼液定量部が点眼液吐出口に連
接され、点眼液定量部の一滴分の点眼液を点眼液吐出口
より直線的に液滴状態で吐出させる圧力を前記点眼液に
付加する圧力付加機能及び前記点眼液の吐出作動初期圧
を制御する吐出作動初期圧制御機能が具備された点眼器
である。

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の属する技術分野】
【0001】本発明は、通常単に「目薬」と呼ばれてい
る点眼器に関するものである。詳しくは点眼液収容部と
点眼液と点眼液吐出口を有する点眼器において、一滴分
の点眼液定量部が前記点眼液吐出口に連接され、点眼液
定量部の一滴分の点眼液を前記点眼液吐出口より直線的
に液滴状態で吐出させる圧力を前記点眼液に付加する圧
力付加機能及び前記点眼液の吐出作動初期圧を制御する
吐出作動初期圧制御機能が具備された点眼器に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の点眼薬は点眼口となる小さな口に
キャップの取り付けられたプラスチック製の容器に点眼
液が充填されたものである。この点眼薬の使用法、即ち
点眼は、点眼者が椅子に座って、椅子がないところでは
床に座って、その他では立ったままで、いずれの場合も
首を後方に倒し、顔を上に向けて、この姿勢を維持し、
点眼しようとする目を大きく開く。そこへ点眼薬の点眼
口にかぶせてあるキャップをはずして点眼口を下に向
け、即ち容器を倒立させ、その容器を持っている指で容
器の両側部を断続的に挟み付け、容器に充填されている
点眼液を数滴落下させ、その後、瞼を閉じたり、開いた
りを数回繰り返して、点眼は終了する。
【0003】ところで、上記した点眼操作で、点眼者が
首を後方に倒し、顔を上に向け、この姿勢を維持するこ
とは不自然な姿勢で大変不安定な姿勢であり、高齢者、
子供、身体に障害のある人には辛いし、成人においても
こういう状態では点眼が正確に行い難く、時には瞼の上
に落ちた後に目に入ることもあり非衛生な点眼となると
いった欠点があった。
【0004】上記の欠点は点眼薬の構造、即ち点眼口を
下に向け、点眼液を一滴一滴点眼口から落下させるとい
った、容器の構造からくるもので、首を後方に倒し、顔
を上に向け、落下してくる薬液の滴を上に向いて開けた
眼で受ける以外になかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は上記
した従来の問題点を解決する為に、先ず第一に人が安定
した姿勢で点眼できる点眼薬の開発に取り組んだ。人の
安定した姿勢と言える状態は寝る時の床に仰向けとなっ
た時は別として、起きた状態では座っていても、立って
いても、顔を前向きとしている時か、顔を下向きとして
いる時である。
【0006】では、人が安定した姿勢と言える顔を前向
きとしている時や、顔を下向きとしている時に、その状
態で点眼できる点眼器を開発しようということになっ
た。そのためには、(1)点眼液が液滴となって跳ぶこ
と、(2)飛んだ液滴が眼球に当った時に痛くない程度
にソフトに飛ぶこと、この2点を可能とする点眼器を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を、本発明
では、点眼液収容部と点眼液と点眼液吐出口とを有する
点眼器において、一滴分の点眼液定量部が前記点眼液吐
出口に連接され、点眼液定量部の一滴分の点眼液を前記
点眼液吐出口より直線的に液滴状態で噴射吐出させる圧
力を前記点眼液に付加する圧力付加機能及び前記点眼液
の吐出作動初期圧を制御する吐出作動初期圧制御機能が
具備された点眼器とすることにより達成できる。
【0008】上記したように本発明の構成要件は点眼液
収容部と点眼液と点眼液吐出口を有する点眼器におい
て、次の3要件を具備する。第1要件は一滴分の点眼液
定量部が点眼液吐出口に連接されていること、第2要件
は点眼液定量部の一滴分の点眼液を点眼液吐出口より直
線的に液滴状態で噴射吐出させる圧力を前記点眼液に付
加する圧力付加機能を具備していること、第3要件は前
記点眼液の吐出作動初期圧を制御する吐出作動初期圧制
御機能が具備されていること。
【0009】上記第1要件について説明する。点眼器か
ら噴射吐出される1回分の液滴、即ち一滴分は0.03
ミリリットル前後が好ましい。この一滴分の点眼液を点
眼液収容部に収容されている点眼液から自動的に計量す
る部分が点眼液定量部で、この定量部は点眼液吐出口に
連接される。
【0010】この点眼液定量部とは通常、次のようなも
のである。一定量(一滴分)の大きさの円筒状もしく
は角柱状の計量用マスを作り、そのマスを移動させて、
容器本体に保留されている点眼液をくみ出し、このくみ
出した点眼液を一定量の液量とし点眼液吐出口に送り出
す機能。
【0011】一定量(一滴分)の大きさの円筒状もし
くは角柱状等のマス(容積固定)部分を作り、そのマス
部分に、容器本体に保留されている点眼液からの点眼液
が入り込む「液入り口」と外部へ吐出させるための「液
出口」の2つの口を設け、まずマス部分の内部をポンプ
等で減圧するなどして液入り口より点眼液を流入させマ
ス部分の内部を満杯とした後、吐出用時(点眼器使用
時)には、該液入り口を閉じ、液出口を開けポンプ、ガ
ス圧、ゴムなどの伸縮力もしくは空気圧などによって、
満杯となっていたマス部分の全量(もしくは全量に近い
量)を外部に排出する。即ち、容器本体に保留されてい
る点眼液の吐出口への通り道に定量マス部分を作り、入
り口、出口の開閉操作で一定量の液量とする機能。
【0012】一定量以上の液溜め窪み分を作り、そこ
に点眼液の十分量を溜め、液溜めの上から円柱棒状また
は角柱棒状などのピストンを該液溜めに突入させる、ピ
ストンが点眼液と接し、液溜め開口部一定位置で該ピス
トンの腰部と接したとき、該ピストン下部で液溜め内に
残る点眼液と、容器本体側に残った点眼液がこの時点で
縁切り(分離)できるようにし、液溜め内に残る点眼液
のみが点眼液吐出口から外部に吐出される位置にでるよ
うにする事によって一定量の液量とする機能。などいろ
いろな手段が採れる。後で述べる第1実施例はに匹敵
し、第2実施例はに匹敵し、第3実施例はおよび
の両方を兼ねたような定量マスであり、第4実施例、第
5実施例はに匹敵する。
【0011】上記第2要件について説明する。点眼液定
量部で定量された一滴分の点眼液を点眼液吐出口より直
線的に液滴状態で噴射吐出させるために、即ち霧状では
なく液滴状で直線的に飛ばすだけの圧力を付加する圧力
付加機能を有する。この付加圧は液滴が点眼液吐出口よ
り少なくとも5mm以上直線的に飛び、その液滴が眼球
に接触した時に抵抗感のない範囲で選択する。
【0012】この圧力付加機能としては、通常、バネや
ゴムの伸縮力、加圧空気やガス噴射剤の圧力、ポンプ製
品などにみられるような指の押し圧力によるもの等、種
々使用可能である。第1実施例ではバネの伸縮力を利用
している。第1実施例では一定まで押さえバネの復元力
を一定力までため込んだ後、急に解放することによっ
て、バネが伸びる時の解放力で点眼液を跳ね飛ばす機構
となっている。第2実施例、第3実施例では加圧空気を
用いた圧縮付加機能である。
【0013】第2実施例は空気の容器を指で強く挟み込
んだときに容器内部に生じる容器内空気の圧縮圧を利用
している。容器を親指と人指し指で強く挟み込んだとき
に起こる容器内部の加圧空気を、ある程度の圧力になる
まで弁を閉じたまま保持し、規定圧に達したところで解
放することによって点眼液を飛ばせることができる。第
3実施例では空気ポンプを備え、空気を圧縮加圧して規
定圧になったところで解放し、点眼液を飛ばせている。
【0014】第4実施例では指押し圧力を利用してい
る。即ち液ポンプを指で押し、その指押し圧力によって
ポンプを作動させ、点眼液を飛ばせている。又、第5実
施例ではガス噴射剤の噴射圧力を利用している。より詳
しく述べる。点眼液定量部に点眼液とともに流入するガ
ス噴射剤の噴射圧力を用いている。通常は炭酸ガスなど
の噴射剤が点眼液に対してある程度の溶解度を持つた
め、ある程度噴射剤が点眼液にとけ込んだ状態で点眼液
定量部に流入するが、もし噴射剤が窒素のように点眼液
への溶解量が少なく点眼液と共に点眼液定量部に入りに
くくて、十分な噴射圧力を発揮できないときは、第5実
施例にも掲げたように、ゴムの伸縮力(バンドゴムな
ど)を併用するなどしてもよい。
【0015】この付加圧は液滴が点眼液吐出口より少な
くとも5mm以上直線的に飛び、その液滴が眼球に接触
した時に抵抗感のない範囲で選択するために、前述して
きた圧力付加機能に対してそれぞれの圧力付加機能にあ
った口径のバネ、ポンプ径、噴射剤などを選定する事が
必要であり、通液路、点眼液吐出口等においても抵抗な
く液滴状(一滴分が)で吐出できるよう抵抗のない液流
路とすべきである。
【0016】上記第3要件について説明する。液滴状で
直線的に飛ばすだけの圧力を付加された点眼液は吐出作
動初期圧を制御する必要がある。即ち一定の圧力に達す
るまで点眼液を保持し、規定圧に達した時点で開放、放
出する機能である。
【0017】この吐出作動初期圧の制御は、前述した、
バネやゴムの伸縮力、加圧空気やガス噴射剤の圧力、指
の押し圧力など様々な機能によって吐出される点眼液
が、目的部分(眼球)に入るまでにポトリと落下してし
まわないこと、且つ届いた点眼液が、眼球に痛みなどの
違和感、不快感を感じさせない圧力で噴射吐出させるよ
うにする為に必要な吐出作動初期圧を制御する機能であ
る。
【0018】第1実施例ではバネを一定位置まで押さえ
縮め、バネの復元力を一定力までため込んだ後、急に解
放することによって、バネが伸びる時の解放力で点眼液
を跳ね飛ばす機構となっているがこの急に解放する位置
とバネの強さによって吐出作動初期圧機能としている。
【0019】第2実施例はプラスチック容器(以下プラ
容器という)を指で強く挟み込んだときに容器内部に生
じる容器内空気の圧縮空気圧を利用しているが、ここで
はピストン本体を支えるバネが、容器を親指と人指し指
で強く挟み込んだときに起こる容器内部の加圧空気があ
る程度の圧力になるまでマス内にある点眼液を噴出させ
ないよう弁を閉じたまま保持し、規定圧に達するところ
までバネを押し下げ、吐出経路を開口することによって
点眼液を飛ばせることができる。第3実施例では空気ポ
ンプを備え、空気を圧縮加圧して規定圧になるまでピス
トンが空気を加圧するボールバルブの下についたボール
弁バネの力にうち勝ち、ボール弁が開口し、点眼液を噴
射吐出する。第4実施例では圧力付加機能は指押し圧力
を利用している。圧力付加機能で人が任意に調整できる
指押し圧力を利用しているので、本発明のポンプ手段の
点眼方法に慣れれば、この指押し圧力を適圧で押せるよ
うになるため、ポンプ手段に限り特に吐出作動初期圧機
能として指の押し圧に応じて伸縮可能なバネ圧を有する
バネを用いておくと特別な機能を設けなくても実施でき
る。
【0020】第4実施例では、バルブコア側面穴に設け
たOバンドゴムの伸縮力の強さを調整することによって
吐出作動初期圧機能を働かせている。第5実施例はエア
ゾール手段であるため、前述の圧力付加機能の項で述べ
たことと同様になるが、ガス噴射剤の噴射圧力を利用し
ている。圧力付加機能としては点眼液定量部に点眼液と
ともに流入するガス噴射剤自体のもつ圧力を用いている
ので、ここで用いる圧縮ガス噴射剤の圧力決定そのもの
が吐出作動初期圧機能の決定初期圧でもある。通常は炭
酸ガスなどの噴射剤が点眼液に対してある程度の溶解度
を持つため、点眼液と共に、噴射剤が点眼液に一部含ま
れた状態でハウジング68内に入り込むため十分で適切
な噴射圧力を設定できる。もし十分な吐出作動初期圧機
能を発揮できないときは、第5実施例に掲げたように、
ゴムの伸縮力(バンドゴムなど)を併用するなどしてこ
のゴムの伸縮力を適切な伸縮力のものに調整して吐出作
動初期圧機能としてもよい。
【0021】(第1実施例)実施例を用いて説明する。
瞬発力を用いた瞬間打滴手段による点眼器について説明
する。瞬間打滴手段とは瞬発力を用いて一滴分の液滴を
目に向けて弾き飛ばし目に塗着させようとするものであ
る。これは雨天時に走行中の自動車がタイヤで撥ねた水
が服にかかるような要領で点眼しようとするものであ
る。
【0022】以下、図−1〜図−7に於いて、1は摺動
ボタン本体、2はピストン軸体、3は浮動細軸、4はシ
リンダー本体、5はピストンバネ、6はボタン位置復帰
バネ、7はOリング、8は容器本体、9は噴射器本体、
10は点眼液、11はスライドガイド窓、12は斜めレ
ール部、13は点眼液吐出口、14は点眼液吐出通路、
15は定量マス部、16は通液孔、87はピストン軸体
下部、41はガイドレール、42は水平レール部、43
は垂直レール部、44はくりぬき楕円穴、45はバネ支
え部である。
【0023】さらに、51は軸受け弁、52は軸受け弁
バネ、91はシリンダー本体部品アッセンブリーはずれ
防止突起、92は噴射器本体液口、96はボール押さえ
バネ、97はバルブ通路、98はボールバルブ、99は
容器口、Aは摺動ボタン本体アッセンブリ、Bはシリン
ダー本体アッセンブリを示す。又、番号の後ろにX、Y
またはZの記号をつけたものはその番号と同じ部品の上
面図、下面図、側面図を表したものである。C、D、
E、Fはシリンダー本体アッセンブリの未使用時、使用
中の状態におけるそれぞれの部品の位置関係を説明する
ための、主要場面における各状態を示す一部断面図を有
する概念説明図である。B−(C)、B−(E)、B−
(F)はそれぞれシリンダー本体アッセンブリBが図−
3で示したCの状態にあるもの、シリンダー本体アッセ
ンブリBが図−3で示したEの状態にあるもの、シリン
ダー本体アッセンブリBが図−3で示したFの状態にあ
るものを示す。
【0024】図−1は本発明の実施例に用いる瞬間打滴
用のシリンダー本体アッセンブリに用いる部品類各々の
外観図である。それぞれの部品は説明の都合上、内側主
要部の位置を点線で表してある。
【0025】図−2は前述の部品を用いアッセンブリに
した時の状態を示す外観図である。図−2の(A)は上
述の部品を用いて摺動ボタン本体アッセンブリとして組
み付けたときの状態を示すものであり、組み付け機構を
説明する為、(A)においてはピストンバネ5の位置を
点線で図示している。図−2の(B)は前述の(A)で
示した摺動ボタン本体アッセンブリにさらに部品を加
え、シリンダー本体部品アッセンブリーとして仕上げた
ものである。尚、ピストン軸体2の下部(aで表した範
囲)は、本発明のピストン軸体2が、点眼液の一滴分を
定量するとき、及びその液を弾き飛ばすときの重要なピ
ストンとしての働きとなる部分であり、ピストン部の作
動位置をより明確に説明するために斜線を加えて記し
た。
【0026】図−3は瞬間に液滴を弾き飛ばす為に、前
述したシリンダー本体アッセンブリがどのように瞬発力
を発するのかを説明するために、シリンダー本体4の位
置を基準にし、作動状態の順をおって説明する為の概要
説明図である。図−3の(C)は未使用時及び使用開始
前の状態を示し、(D)は摺動ボタン本体1の上部を押
し下げていって、浮動細軸3が垂直レール部43の中に
入り込もうとする直前を示す状態図である。
【0027】本発明の瞬間打滴手段の点眼器の使用方法
についての説明をする前に、ここでまず瞬発力発生のシ
ステムについて説明する。図−3において、まず(C)
の状態から(D)の状態に至る過程を説明する。摺動ボ
タン本体1の上部を押し下げるにしたがって、スライド
ガイド窓11の下部付近にある浮動細軸3がスライドガ
イド窓11の左上部にある斜めレール部12に沿って押
され続け、シリンダー本体4の水平レール部42に沿っ
て内側に寄せられていく。シリンダー本体4の垂直レー
ル部43の寸前に浮動細軸3のある状態を示すのが
(D)である。(E)はさらに摺動ボタン本体1を押し
下げ続けて、浮動細軸3がシリンダー本体4の垂直レー
ル部43にはまり込み、ピストンバネ5の力によって、
ピストン軸体2が瞬間下降している時の一瞬の位置状態
を示す。即ち、(C)の状態から摺動ボタン本体1を押
し下げても浮動細軸3がシリンダー本体の水平レール部
42に当って邪魔されている為に、浮動細軸3がより右
側によって垂直レール部43側に移動し、シリンダー本
体4の垂直レール部43に入り込まない限り、ピストン
軸体2は下降しないようになっている。
【0028】よって摺動ボタン本体1の上部を押し下げ
ていくとしばらくはピストンが下降しないが、図−3の
(D)の位置を越えたとたん急にピストンバネ5によっ
てピストンが押し下げられる。これが本発明で言う瞬発
力である。次にこの瞬間打滴手段を用いた本発明の点眼
器の使用方法全般について説明する。なお、(F)は
(D)の後、ピストン軸体2が最下部まで下がりきった
時の状態を示す概念図である。
【0029】図−4〜図−8は前述したシリンダー本体
部品アッセンブリを、本発明の点眼器に仕上げたときの
一例を示す一部断面を有する概念図である。説明をし易
くする為に、シリンダー本体アッセンブリを示す部分は
全て網掛けして図示した。この内、図−4〜図−7に掲
げたものは、未使用時(保管時など)の状態において、
点眼液吐出口から容器内にある点眼液が漏れないように
するための防止方法が軸受け弁51の開閉機構によるも
のであり、図−8に掲げたものはボールバルブ98によ
るものである場合の一実施例を示す。
【0030】図−4は未使用時及び使用開始前の状態を
示す。使用にあたって、点眼者は点眼液吐出口13が自
分の目に向くように容器を持ち図−3に掲げてきたシリ
ンダー本体アッセンブリの上部の釦を押し下げる。する
と、図−5のようにピストン軸体が下降し始める。
【0031】図−5はピストン軸体2が降下し、液滴を
定量し始める瞬間の位置にピストン軸体2のピストン部
分が来たときの位置関係を示す概念図である。この位置
はピストンと、液滴を弾き飛ばす寸前の液との接触場所
でもある。
【0032】図−6は液を点眼液吐出口13より弾き飛
ばしだした直後のピストン軸体2と、点眼液吐出口13
への通液路である点眼液吐出通路14を押し開け、点眼
液吐出をはじめた直後の位置を示す概念図あり、図−7
は吐出が終わった直後の状態のピストン軸体2(aのと
ころ)と軸受け弁51との位置関係を示す概念図であ
る。
【0033】図−5の位置から図−6、図−7に瞬間的
に移る間、図−5の位置から定容(定量)された点眼液
はパスカルの原理により、(液体は圧力を加えられても
体積の増減がないから定量された量(一滴分)が逃げ場
を失い)軸受け弁51を押し下げる、軸受け弁51が下
がることによって、軸受け弁51の上面と点眼液吐出通
路14の間に隙間が生じ、其処から点眼液吐出通路14
を通って図−7の状態になるまで点眼液吐出口13から
点眼液が飛び出す。この図−5から図−7への移行は瞬
時に行われるので、液滴は一滴分の状態で点眼者の目に
到達する。
【0034】瞬間打滴手段として上記実施例を挙げた
が、この瞬発力を出す手段としては前例に拘わらず、所
謂電子ライターの圧電素子に瞬間的に高圧を与えるよう
な瞬発力発生器を用いるなど、作動力を一時保存し一気
に開放する方法であればいかなる手段でも本発明を実施
できる。又、点眼液の定量手段に於いても実施例にあげ
たものでなくても、微量液を定量できる手段であればい
かなるものでも使用できる。図−8のように点眼液吐出
口13の手前に漏れ止めのボールバルブ98のようにご
く僅かな力で開放する弁を設けた機構であっても良い
し、図示はしないが、ピストンの前後に流入用のバルブ
と流出用のバルブを設け、ピストンの動きによってバル
ブがそれぞれ作動し定量できる従来の手段などを用いる
事によっても本発明を実施できる。即ち本発明は実施例
に限定されるものではない。
【0035】(第2実施例)図−9〜図−13は本発明
の点眼器がプラスチックなどから出来た点眼容器である
場合の縦断面を示し、図−9は未使用時の容器の全容、
図−10〜図−13は図−9のL部分の拡大図を用いて
動作を説明するためのそれぞれの状態を示す。8は容器
本体、10は点眼液、13は点眼液吐出口、14は点眼
液吐出通路、17はピストン本体、18はスリーブ本
体、19は可動スリーブ本体、20はバネ、21は可動
スリーブ押さえ、22は液溜、23は0リング、24は
スリーブ、25はピストン下段凸起、26はピストン上
段凸起、27はバネ止め、31は可動スリーブ上蓋、3
2は可動スリーブ液窓、33は可動スリーブ下部凸起、
100はキャップを示す。
【0036】使用に当たって、まず図−9のように、点
眼液吐出口13が下になるように容器本体8をもち、点
眼液吐出口13を自分の点眼したい目に向けた後、容器
本体8を押しへこめる。(図−9には実施の一例として
キャップ100を取り付けた場合を図示してあるが、本
発明の実施に当たってはまずキャップ100をはずした
後行うものとする。よって、説明するに当たり図−9か
らキャップ100を除いたものとして説明を進める)す
ると容器本体8内の圧力が上がる。容器本体8の内圧に
よって点眼液10が押し下げられ、点眼液10は液溜2
2を通り可動スリーブ本体19内に入り込み、最初図−
10の位置にあったピストン本体17がバネ止め27側
に移動し始める。
【0037】ピストン本体17がある程度まで下がる
と、可動スリーブ本体19の可動スリーブ下部凸起33
がピストン上段凸起26に引っかかる(図−11を参
照)。するとピストン本体17が可動スリーブ本体19
を伴ってバネ止め27側に移動することとなる(図−1
2を参照)。ピストン本体17が図−12に示したよう
な最下位置(ピストン本体17がバネ20に抗して最大
の位置まで達した位置のこと)になる寸前で、可動スリ
ーブ上蓋31が液溜22の下端と接した時点で、可動ス
リーブ本体19内には点眼液10が入りこまなくなる
が、この後も可動スリーブ上蓋31の上側に液圧が加わ
るので(可動スリーブ本体19内にある点眼液は閉じ込
めたまま)可動スリーブ本体19はピストン上段凸起2
6がガイドスリーブ24の段部に接するまで移動する事
となる。ピストン本体17がバネ20に抗して最大の位
置まで達すると(図−12を参照)同時に可動スリーブ
液窓32が点眼液吐出通路14と通ずるので、外部への
吐出経路(点眼液吐出通路14を通り点眼液吐出口1
3)への回路が通ずることとなる。
【0038】そこで可動スリーブ本体19内の圧力が開
放されるとバネ20の復元力によってピストン本体17
を押し上げ、可動スリーブ本体19内にあった点眼液1
0が、点眼液吐出通路14を通り点眼液吐出口13から
液滴の状態で噴射吐出されることとなる。このときバネ
20は一定の力を溜め込んだ後となるので好適な強さで
液滴を眼に運ぶこととなる。
【0039】このとき噴射吐出される液滴の量は、図−
13の可動スリーブ本体19内がピストン本体17とで
作る容積(W)と、図−12の可動スリーブ本体19内
がピストン本体17とで作る容積(V)との差であり、
この量は通常の液の一滴程度(0.01〜0.06ミリ
リットル程度)であり、また点眼液吐出通路14が前述
の点眼液10が吐出する際に抵抗とならないような適当
な大きさの穴にしてあれば霧化せずに液滴状態で噴射吐
出できる。噴射吐出後、容器本体8を押す指の力を緩め
れば、ピストン本体17はバネ20によって、図−13
の可動スリーブ本体19とピストン本体17の状態のま
ま図−10の位置まで押し戻されることとなり、元の保
管状態(図−9、図−10の状態)に戻ることとなる。
【0040】ここで、瞬間打滴手段の説明図に掲げたよ
うに点眼液吐出口13の周辺部にドーナツ型の鏡を設け
ておくと点眼液をさす際、その被塗着させたい眼の黒目
部分の全容が、この鏡に映るように覗けば点眼液吐出口
13が眼の方向に向かっていることとなるので簡単に液
滴を眼の上に塗着させることが可能となる。
【0041】(第3実施例)エア(空気)圧を用いたエ
ア瞬間飛滴手段による点眼器について説明する。エア
(空気)圧を用いたエア瞬間飛滴手段とはエア圧が一定
に達したところでその瞬発力を利用して一滴分の液滴を
目に向けて吹き飛ばし塗着させようとするものである。
【0042】使用にあたって、点眼者は点眼液吐出口1
3が自分の目に向くように容器本体8を持ち、ボタンキ
ャップ47の上を指で押し下げる。以下図をもって説明
する。
【0043】図−14〜図−17は本発明の実施の一例
を示す。図−14は使用前の状態を示す縦断面図、図−
15は使用時で、定量マスを形成した直後の液ピストン
マス部54の状態を示す縦断面図、図−16は点眼液1
0がエアによって吹き飛ばされる寸前に固定位置に運ば
れる直前の液ピストンマス部54の位置状態を表す縦断
面図、図−17は吐出中および吐出直後の状態を示す縦
断面図である。図−14〜図−17に於いて、8は容器
本体、10は点眼液、13は点眼液吐出口、28はピス
トン本体、29はエアピストン、30はエアピストンバ
ネ、34は液ピストン、35は液ピストンバネ、36は
マス受け弁、37はマス受けバネ、38は定圧ボール
弁、39はボール弁バネ、40は通気路、46は容器本
体キャップ、47はボタンキャップ、48は下部ピスト
ンスリーブ、49はガイドスリーブ本体、50はエアピ
ストンスリーブ、53は液ピストンスリーブ、54は液
ピストンマス部、55はシールゴム、56は液収容部、
57は液収容部下穴、58はハウジング弁孔を示す。
【0044】本発明のエア瞬間飛滴点眼器の一実施例の
構成概要を説明する。容器本体8の上部にはシールゴム
55を介してエアピストンスリーブ50をはめ込んであ
る。さらに、エアピストンスリーブ50の中にはエアピ
ストンバネ30を介してピストン本体28を組みつけて
あるが、ピストン本体28には内側に液ピストンスリー
ブ53を、外側にはエアピストン29を設けてある。即
ちここでエアピストンスリーブ53とエアピストン29
でエアーポンプを形成している。さらに液ピストンスリ
ーブ53に液ピストン34を挿入し、液ピストンバネ3
5を組み付けた後、ボタンキャップ47で液ピストンス
リーブ53の上部を閉じている。又容器本体8の底部に
はマス受け弁36を設けてある。マス受け弁36は通常
時はマス受けバネ37によって押し上げられ、点眼液吐
出口13および液収容部下穴57を閉じる役目をしてい
る。容器本体8には点眼液吐出口13から、通気路40
を通ってハウジング弁孔58に通ずるようになった空気
通路を設けてあり、ハウジング弁孔58には定圧ボール
弁38を設け、ボール弁バネ39でエア吐出圧を制御
し、液滴を適切な圧で吹き飛ばせるように設定してあ
る。
【0045】未使用時は、図−14に示すように、エア
ピストン29はエアピストンスリーブ50の最上部にあ
り、液ピストン34は、液ピストンバネ35で液ピスト
ンスリーブ53の下端に押し下げられたような形で収ま
っている。使用するに当って、ボタンキャップ47を押
し下げるとピストン本体28が下がり始め、図−15に
示したように液ピストンマス部54下端がマス受け弁3
6上端と接する。液ピストンマス部54は下駄の歯状に
なっており、この歯状になった部分に液を挟み込んだ状
態でマス受け弁36に接合する。液ピストンマス部54
の下駄の歯状になった部分は通気路40側と点眼液吐出
口13との間で通路ができるような位置に下向きコ字型
に空間を造ってある。即ち噴射方向とは直角に下駄の歯
のように2枚の薄板を設けてある状態にある。
【0046】さらにボタンキャップ47を押し下げる
と、図−16に示すように液ピストン34が下がり液ピ
ストンマス部54下端がマス受け弁36を押し下げなが
ら、液ピストンマス部54は点眼液吐出口13と通気路
40の間にマス部を作るように動く。このとき当然該マ
ス部は点眼液の一滴分が保持された状態にある。ただし
このときエアピストン29はエアピストンスリーブ50
内の中ほどの位置にあり、十分な空気圧を持っていない
ために、定圧ボール弁38を動かせることは出来ないの
で液滴は液ピストンマス部54に保持されたままであ
る。
【0047】最下部までボタンキャップ47を押し下げ
たとき、エアピストン29は図−17のようにエアピス
トンスリーブ50の最下部まで下がる。定圧ボール弁3
8が開く為の適切な圧力設定を、エアピストン29が最
下部に達する手前の圧力内で調整されていれば、エアピ
ストン29がエアピストンスリーブ50の下部に達する
寸前に、定圧ボール弁38を開き、エアピストン29内
の空気は通気路40を通り、液ピストンマス部54の液
滴を点眼液吐出口13から外部に吹き飛ばし目に到達す
る。点眼者は容器本体8を目から数センチ、例えば5セ
ンチメートル程度離し持って、点眼液吐出口13を自分
の方に向け、点眼液吐出口13を覗き込むような形でボ
タンを作動させれば点眼できる事となる。この点眼方法
では液滴を空気と共に飛ばすため、液滴自体の加圧感が
少なく、眼に入ったゴミを第三者に息を吹き掛けてもら
い取り除くようなソフトな感覚で点眼できる。
【0048】(第4実施例)次に液ポンプ手段による本
発明の点眼器の使用法について説明する。実施例を用い
て説明する。図−18〜図−21は本発明の点眼器がポ
ンプ手段である場合の縦断面を示し、図−18は保管時
及び使用直前の状態、図−19は使用時・噴射吐出直後
の状態を示し、図−20は使用時・噴射後のコアが元の
位置に戻る時の状態を示す。8は容器本体、10は点眼
液、13は点眼液吐出口、14は点眼液吐出通路、59
は押し釦、61はハウジング弁座凹部、62はハウジン
グ下穴、63はディップチューブ穴、64はハウジング
内下部、65は負圧調整穴、66はコア穴、67はコア
ゴム、68はハウジング、69はバネ、70はディップ
チューブ、71は鏡、72はパッキング、73はハウジ
ング内上部、74はOバンドゴム、75はピストン、7
6はコア隙間、77はバルブコア本体、78はバルブコ
ア側面穴、79はバルブコア中央穴、80はボール弁、
85はバルブコア、86は点眼液定量部を示す。
【0049】使用に当たって、まず点眼液吐出口13を
自分の点眼したい目に向けた後、押し釦59を押し下げ
る。するとバルブコア85が押し釦59によって押し下
げられることとなるので、バルブコア本体77が下が
り、そのほぼ中央部にあるピストン75がハウジング6
8の内部を降下する。ハウジング内下部64内に点眼液
10はハウジング下穴62よりディップチューブ穴63
側に戻ろうとするが、ボール弁80がハウジング弁座凹
部61に密着し、ハウジング内下部64内部にある点眼
液10が戻る経路を遮断する。その結果、ハウジング内
(ピストン75内側からハウジング内下部64に至るま
で)の容積は固定されるので一滴分の点眼液定量部86
となり、その後、ピストン75の下降によってバルブコ
ア中央穴79からバルブコア側面穴78内に入り、図−
19の如くOバンドゴム74を押し拡げて、点眼液10
はハウジング内上部73に入り、コア穴66から点眼液
が液滴状態で、点眼液吐出口13から噴射吐出する。こ
のとき、ピストン75の稼動範囲の排出容積は通常の液
の一滴程度(0.01〜0.06立方ミリリットル程
度)であり、また点眼液吐出通路14が前述の点眼液1
0が噴射吐出する際に抵抗とならないような適当な大き
さの穴にしてあれば霧化せずに液滴状態で吐出できる。
【0050】吐出後、押し釦59を押す指の力を緩めれ
ば、図−20の如く、バルブコア本体77はバネ69に
よって押し戻され、負圧によってハウジング弁座凹部6
1からボール弁80が浮き上がり、ハウジング弁座凹部
61とボール弁80との間が開くので、点眼液10はデ
ィップチューブ70を通り、ハウジング内下部64から
ハウジング内に満たされることとなり、図−18の状態
に戻ることとなる。又、同時にコア穴66も閉じる。
【0051】本発明のポンプ手段での実施は図−18〜
図−20に一例を示すように、ハウジング68の側面に
バルブコア側面穴78とOバンドゴム74を設けておけ
ば、コア穴66から点眼液10が液滴状態で、点眼液吐
出口13から吐出する際に、Oバンドゴム74が押し釦
59の押し圧によるバラツキもOバンドゴム74の強さ
によってバルブコア側面穴78からの点眼液10の吐出
力を調整出来るので、0.03ミリリットル程度の小さ
な液滴でも、より確実に適切な吐出力で液滴を噴射吐出
できるようになる。吐出作動初期圧制御機能の項で述べ
たように第4実施例では圧力付加機能としては人が任意
に調整できる指押し圧力を利用しているので、本発明の
ポンプ手段の点眼器(方法)に慣れれば、この指押し圧
力を適圧で押せるように成れるため、ポンプ手段に限り
特に吐出作動初期圧機能として特別な機能を設けなくて
も実施できる。とはいえ、このためには押し釦59の作
動圧が人の指で誰もが自由に(任意に)変化させられる
ような小さい力で動くことが絶対必要条件であり、この
ためにはバネ69が弱いバネ(小さい力で伸縮するバ
ネ)であることが重要である。もちろん結果的にはピス
トン75をバネ69と共にハウジング68内に組み付
け、ポンプとして組み付けて後の押しボタンを作動させ
るときの作動力を言うのであって、通常は3.5キログ
ラム以下の力で、好ましくは0.3〜2.3キログラム
の押し圧で作動させるバネ力であることが好ましい。し
かし、万人がいつでも適圧で吐出作動させるためには、
前述の第4実施例でバルブコア側面穴に設けたOバンド
ゴムのように何らかの吐出作動初期圧機能を備えること
がより好ましいことは言うまでもない。
【0052】また、幾度となく点眼を繰り返す事によっ
て点眼液10が減る事により生じる容器本体8内に起る
負圧は、ハウジング68の天面に設けた負圧調整穴65
がコアゴム67の表面を通じてコア隙間76から容器本
体8内部に外気を導入するようになっている。ここで、
図に掲げたように押し釦59の点眼液吐出口13の周辺
部にドーナッツ型の鏡71を設けておくと点眼液をさす
際、その被塗着させたい眼の黒目部分の全容が、この鏡
71に映るように覗けば点眼液吐出口13が眼の方向に
真っ直ぐに向かっていることとなるので簡単に液滴を眼
の上に塗着させることが可能となる。鏡71は鏡でも、
鍍金でも、またアルミ箔などで鏡作用のあるものであれ
ば良い。
【0053】(第5実施例)本発明のエアゾール手段の
点眼器を使用する方法を実施例を用いて説明する。図−
21、図−22は本発明の点眼器がエアゾール手段であ
る場合の縦断面を示し、図−21は保管時及び使用直前
の状態、図−22は使用時・噴射吐出直後の状態を示
す。8は容器本体、10は点眼液、13は点眼液吐出
口、14は点眼液吐出通路、59は押し釦、60はハウ
ジング弁凸部、62はハウジング下穴、63はディップ
チューブ穴、64はハウジング内下部、66はコア穴、
67はコアゴム、68はハウジング、69はバネ、70
はディップチューブ、71は鏡、72はパッキング、7
3はハウジング内上部、77はバルブコア本体、81は
バンドゴム、83はコア下部弁凸部、84はハウジング
側面穴、85はバルブコア、86は点眼液定量部を示
す。
【0054】使用に当たって、まず点眼液吐出口13を
自分の点眼したい目に向けた後、押し釦59を押し下げ
る。するとバルブコア3が押し釦59によって押し下げ
られることとなるので、バルブコア本体77が下がり、
その下部にあるコア下部弁凸部83がハウジング弁凸部
60と密着し、ハウジング内下部64内に点眼液10の
入る経路を遮断する。その結果、ハウジング内(ハウジ
ング内上部73からハウジング内下部64に至るまで)
の容積は固定されるので、これが一滴分の点眼液定量部
86となり、押し釦59を押し下げたときに同時に開口
したコア穴66から点眼液が液滴(一滴)状態で、点眼
液吐出口13から噴射吐出する。このとき、ハウジング
内(ハウジング内上部73からハウジング内下部64に
至るまで)の容積は通常の液の一滴程度(0.01〜
0.06立方ミリリットル程度)であり、また点眼液吐
出通路14が前述の点眼液10が吐出する際に抵抗とな
らないような適当な大きさの穴にしてあれば霧化せずに
液滴状態で噴射吐出できる。
【0055】吐出後、押し釦59を押す指の力を緩めれ
ば、バルブコア本体77はバネ69によって押し戻さ
れ、コア穴66が閉じるとともにコア下部弁凸部83と
ハウジング弁凸部60との間も開くので、点眼液10は
ディップチューブ70を通り、ハウジング内下部64か
らハウジング内、即ち一滴分の点眼液定量部86に満た
されることとなり、図−21の状態に戻ることとなる。
【0056】本発明のエアゾール点眼器に使用する噴射
剤は窒素、酸素、空気、ヘリウム、炭酸ガス、亜酸化窒
素ガスなどの圧縮ガス(圧縮ガス・圧縮溶解ガス)であ
るために、用いる噴射剤によっては吐出力にばらつきが
生じる場合がある。そのため必要に応じ図−21、図−
22に示すように、ハウジング68の側面にハウジング
側面穴84とバンドゴム81を設けておけば、コア穴6
6から点眼液10が液滴状態で、点眼液吐出口13から
噴射吐出する際に、バンドゴム81がエアゾール容器本
体8内の圧力によってバルブコア本体77側に押し付け
られることとなるので、0.03ミリリットル程度の小
さな液滴でも、より確実に噴射吐出できるようになる。
【0057】また、このようにハウジング68の側面に
ハウジング側面穴84とバンドゴム81を設けておけ
ば、本発明を製品化する際に、まず点眼液10をエアゾ
ール容器本体8に詰め、バルブを取り付けた後、バルブ
コア3を通して噴射剤となる圧縮ガスを詰めれば、ハウ
ジング側面穴84からバンドゴム81をエアゾール容器
本体8側に押し開くような形で噴射剤がエアゾール容器
本体8に入り込むこととなり充填速度を早くすることが
できる。言い換えれば、容器本体8に噴射剤を導入充填
するための大きな直通穴(ハウジング側面穴84の開
口)が開くことになるからである。
【0058】ここで、図に掲げたように押し釦59の点
眼液吐出口13の周辺部にドーナツ型の鏡71を設けて
おくと点眼液をさす際、その被塗着させたい眼の黒目部
分の全容が、この鏡71に映るように覗けば点眼液吐出
口13が眼の方向に向かっていることとなるので簡単に
液滴を眼の上に塗着させることが可能となる。鏡71は
鏡でも、鍍金でも、またアルミ箔などで鏡作用のあるも
のであれば良い。
【0059】本発明は液滴で吐出させることが絶対条件
であり、点眼液吐出口の構造は液滴で吐出させるように
するため、メカニカルブレークアップしたような構造の
点眼液吐出口を持つ従来の噴口は使用できないが、ポン
プ本体の構造としては、微量噴射が出きるものであれ
ば、従来から用いられている構造のポンプを用いる事が
できるのは勿論、特開2002−35654のように容
器毎の吐出量のばらつきの発生を防いで一定量の内容物
を吐出させるように設計されたスプレー容器のポンプ、
また特開平06−345115の如く噴霧用手動圧縮ポ
ンプの大部分が容器の口にはまり、容器を越える突出程
度を減らした、主に香水用の加圧噴霧用の手動予備圧縮
ポンプ等も本発明のポンプとして採用可能である。
【0060】また、エアゾールの場合も同様であり、本
発明は液滴で吐出させることが絶対条件であり、点眼液
吐出口の構造は液滴で吐出させるようにするため、メカ
ニカルブレークアップしたような構造の点眼液吐出口を
持つ従来の噴口は使用できないが、定量バルブ本体の構
造としては、微量噴射が出きるものであれば、従来から
用いられている構造のポンプを用いる事ができるのは勿
論、特開平11−169758のように出口と充填口の
複数の通孔を有する定量噴出弁で充填噴出させる充填噴
出両用定量弁であるエアゾールバルブや、特開平6−3
45160のように、バルブステムをバルブハウジング
の部分に一体成形して起立させられた弾性を有するバル
ブステム支持部分によって支持し、金属性のコイルバネ
を使わなくても可能にした定量バルブ、および、特開平
06−345158のように主として正立使用の圧力充
填可能な定量取り出しバルブの定量バルブ用パッキング
の取り付け方法を改良、簡便化したバルブ、さらには特
開平06−345159のように主として倒立使用の圧
力充填可能な定量取り出しバルブの定量バルブ用パッキ
ングの取り付け方法を改良、簡便化したバルブ等にげら
れるバルブ等も採用可能である。
【0061】
【発明の効果】本発明による点眼器は点眼液の一滴、一
滴が直線方向に確実に飛ぶので、点眼液の点眼液吐出口
の向いている方向に飛ばすことができる。従って点眼者
の顔が前方に向いている時でも、下方に向いている時で
も、前方斜め下方に向いている時でも、開けた眼に対し
て、その前方に点眼液の吐出口を持って行きさえすれ
ば、点眼液を確実に点眼することができる。即ち点眼者
は楽で、且つ安定した静止姿勢で確実に点眼液を点眼す
ることができる。
【0062】本発明による点眼液は子供、老人、身体に
障害のある人にも使用でき、利用者の幅を広げる。ま
た、本格的な情報技術(IT)時代を迎え激増するパソ
コン使用者の疲れ目対策の一つとして、さらには高齢者
社会を迎え目の病気を煩う人の増加対策の一つとして使
い易い点眼器の出現は社会貢献が大きい。点眼液が液滴
となって飛ぶので、点眼液吐出口を従来のように眼に近
づけ過ぎ、誤って眼や瞼に接触させることも無くなり最
後まで衛生的に使用できる利点も大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例をしめす外観図である。
【図2】この発明の第1実施例をしめす外観図である。
【図3】この発明の第1実施例をしめす概要説明図であ
る。
【図−4】この発明の第1実施例をしめす一部断面を有
する概念図である。
【図−5】この発明の第1実施例をしめす一部断面を有
する概念図である。
【図−6】この発明の第1実施例をしめす一部断面を有
する概念図である。
【図−7】この発明の第1実施例をしめす一部断面を有
する概念図である。
【図−8】この発明の第1実施例をしめす一部断面を有
する概念図である。
【図−9】この発明の第2実施例をしめす縦断面図であ
る。
【図−10】この発明の第2実施例をしめす縦断面図で
ある。
【図−11】この発明の第2実施例をしめす縦断面図で
ある。
【図−12】この発明の第2実施例をしめす縦断面図で
ある。
【図−13】この発明の第2実施例をしめす縦断面図で
ある。
【図−14】この発明の第3実施例をしめす縦断面図で
ある。
【図−15】この発明の第3実施例をしめす縦断面図で
ある。
【図−16】この発明の第3実施例をしめす縦断面図で
ある。
【図−17】この発明の第3実施例をしめす縦断面図で
ある。
【図−18】この発明の第4実施例をしめす縦断面図で
ある。
【図−19】この発明の第4実施例をしめす縦断面図で
ある。
【図−20】この発明の第4実施例をしめす縦断面図で
ある。
【図−21】この発明の第5実施例をしめす縦断面図で
ある。
【図−22】この発明の第5実施例をしめす縦断面図で
ある。
【符号の説明】 1は摺動ボタン本体、 2はピストン軸体、 3は浮動細軸、 4はシリンダー本体、 5はピストンバネ 6はボタン位置復帰バネ 7はOリング 8は容器本体、 9は噴射器本体、 10は点眼液、 11はスライドガイド窓、 12は斜めレール部、 13は点眼液吐出口、 14は点眼液吐出通路、 15は定量マス部、 16は通液孔、 17はピストン本体、 18はスリーブ本体、 19は可動スリーブ本体、 20はバネ、 21は可動スリーブ押さえ、 22は液溜、 23は0リング、 24はスリーブ、 25はピストン下段凸起、 26はピストン上段凸起、 27はバネ止め、 28はピストン本体、 29はエアピストン、 30はエアピストンバネ、 31は可動スリーブ上蓋、 32は可動スリーブ液窓、 33は可動スリーブ下部凸起、 34は液ピストン、 35は液ピストンバネ、 36はマス受け弁、 37はマス受けバネ、 38は定圧ボール弁、 39はボール弁バネ、 40は通気路、 41はガイドレール、 42は水平レール部、 43は垂直レール部、 44はくりぬき楕円穴、 45はバネ支え部、 46は容器本体キャップ、 47はボタンキャップ、 48は下部ピストンスリーブ、 49はガイドスリーブ本体、 50はエアピストンスリーブ、 51は軸受け弁、 52は軸受け弁バネ、 53は液ピストンスリーブ、 54は液ピストンマス部、 55はシールゴム、 56は液収容部、 57は液収容部下穴、 58はハウジング弁孔、 59は押し釦、 60はハウジング弁凸部 61はハウジング弁座凹部、 62はハウジング下穴、 63はディップチューブ穴、 64はハウジング内下部、 65は負圧調整穴、 66はコア穴、 67はコアゴム、 68はハウジング、 69はバネ、 70はディップチューブ、 71は鏡、 72はパッキング、 73はハウジング内上部、 74はOバンドゴム、 75はピストン、 76はコア隙間、 77はバルブコア本体、 78はバルブコア側面穴、 79はバルブコア中央穴、 80はボール弁、 81はバンドゴム、 83はコア下部弁凸部、 84はハウジング側面穴、 85はバルブコア、 86は点眼液定量部、 87はピストン軸体下部、 88は(瞬間打滴手段)点眼器本体、 89は(プラ容器手段)点眼器本体、 90は(エア瞬間飛滴手段)点眼器本体、 91はシリンダー本体部品アッセンブリーはずれ防止突
起、 92は噴射器本体液口、 93は(液ポンプ手段)点眼器本体、 94は(エアゾール手段)点眼器本体、 96はボール押さえバネ 97はバルブ通路、 98はボールバルブ、 99は容器口、 100はキャップ、 Aは摺動ボタン本体アッセンブリ、 Bはシリンダー本体アッセンブリを示し、 C、D、E、Fはシリンダー本体アッセンブリのそれぞ
れの作動状態を示し、U、Lは図示する分断部の方向を
示し、番号の後ろにX、YまたはZの記号をつけたもの
はその番号と同じ部品の上面図、下面図、側面図を表し
たものである。又、aはピストン軸体の下部の範囲を示
す。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 点眼液収容部と点眼液と点眼液吐出口を
    有する点眼器において、一滴分の点眼液定量部が前記点
    眼液吐出口に連接され、点眼液定量部の一滴分の点眼液
    を前記点眼液吐出口より直線的に液滴状態で吐出させる
    圧力を前記点眼液に付加する圧力付加機能及び前記点眼
    液の吐出作動初期圧を制御する吐出作動初期圧制御機能
    が具備された点眼器。
  2. 【請求項2】一滴分の点眼液定量部が定量マスの容積
    で、圧力付加機能がバネの付加圧で、吐出作動初期圧制
    御機能がバネである「請求項1」に記載の点眼器。
  3. 【請求項3】一滴分の点眼液定量部が定量マス内のピス
    トンストロークの排斥量で、圧力付加機能が容器を挟み
    つけた付加圧で、吐出作動初期圧制御機能がマス下に設
    けられたバネである「請求項1」に記載の点眼器。
  4. 【請求項4】一滴分の点眼液定量部が定量マスの容積
    で、圧力付加機能が空気ポンプの圧縮空気圧で、吐出作
    動初期圧制御機能がポンプのハウジング弁孔と点眼液吐
    出口との間に設けられたバネである「請求項1」に記載
    の点眼器。
  5. 【請求項5】一滴分の点眼液定量部がポンプの面積×作
    動ストローク域で、圧力付加機能がポンプに付加された
    ポンプ付加圧で、吐出作動初期圧制御機能が圧力付加機
    能を有するポンプと点眼液吐出口の流路間に設けた調圧
    弁である「請求項1」に記載の点眼器。
  6. 【請求項6】一滴分の点眼液定量部がエアゾール容器の
    ハウジング内への液流入口の遮断後におけるハウジング
    内容積で、圧力付加機能および吐出作動初期圧制御機能
    がエアゾールの圧縮ガス圧である「請求項1」に記載の
    点眼器。
  7. 【請求項7】一滴分の点眼液定量部がポンプの面積×作
    動ストローク域で、圧力付加機能がポンプに付加された
    ポンプ付加圧で、吐出作動初期圧制御機能が指の押し圧
    に応じて自在に調圧できる範囲の柔らかい伸縮力を有す
    るバネである「請求項1」に記載の点眼器。
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