JP2003319727A - 防音機能をもったペット用ハウス - Google Patents

防音機能をもったペット用ハウス

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JP2003319727A JP2002131579A JP2002131579A JP2003319727A JP 2003319727 A JP2003319727 A JP 2003319727A JP 2002131579 A JP2002131579 A JP 2002131579A JP 2002131579 A JP2002131579 A JP 2002131579A JP 2003319727 A JP2003319727 A JP 2003319727A
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和弘 絹村
Makoto Sueda
良 末田
Kazunori Nanri
和紀 南里
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 騒音および衛生面での飼い主の悩みを効果的
に解消するとともに、ペットにとっても快適な居住空間
を提供することができるペット用ハウスを提供するこ
と。 【解決手段】 ハウス本体101は、防音機能を有する
部材で構成され、少なくとも後壁、右側壁、左側壁、天
井、床、前扉103を有する。前扉103の内側に金属
製の柵などからなるセーフティゲート106を開閉可能
に設ける。吸気口107と消臭器を備えた排気口108
を有する強制吸気・排気設備によりハウス本体内部に対
して吸気および排気を行う。前扉103又は前壁面は透
明窓104を有する。小型のタイプのものは、取手やキ
ャスタを備えて容易に移動可能であり、また、二段重ね
可能に構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防音機能をもった
ペット用ハウスに関し、特に、騒音および衛生面での飼
い主の悩みを解消するとともに、ペットにとっても快適
な居住空間を提供することができるペット用ハウスに関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、犬や猫などのペットとの共生に対
する理解が深まっており、マンションなどの集合住宅で
もペットの飼育が可能になりつつある。ペットを室内で
飼育するためには一般的にはケージや箱が使用されてい
る。
【0003】また、実開平7−1750号公報には、ペ
ットの鳴き声が外部に漏れるのを防ぐため、壁面、、床
面、戸部材などを防音構造とし、さらにハウス内換気用
の換気ファンに防音フィルタを設けたペットハウスが提
案されている。
【0004】また、登録実用新案公報第3011995
号には、ハウス本体および扉体の内部に防音材を充填
し、底壁、天壁にそれぞれ空気取入手段、空気排出手段
を設けたペットハウスが提案されている。
【0005】また、登録実用新案公報第3040527
号には、防音材で構成したボックスの前面に透明ガラス
を嵌込んだ密閉扉を取り付け、さらに消臭・消音ボック
スで囲繞した吸気口および排気ファンを設けた防音犬小
屋が提案されている。
【0006】さらに、登録実用新案公報第304435
7号には、防音パネルでボックスを形成し、その前面側
に窓付き扉を設け、吸気ダクト、排気ダクトおよび換気
扇を設けた防音犬舎が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】屋内でペットと共生す
る場合、ペットに起因する騒音により近隣と騒音上の問
題、衛生上の問題が発生しないように配慮することが必
要である。しかしながら、ケージや箱は、単にペットの
行動範囲を制限するものであるため、騒音や衛星上の問
題を解消するものではなく、また、空気がよどむことな
どによりペットにとっても快適な居住空間が確保されて
いるとは言い難い。
【0008】また、前記公報により提案されたペット用
ハウスでは、ハウス本体を防音材で構成することにより
防音上の配慮がなされており、また、前記登録実用新案
公報第3040527号により提案されたものでは、吸
気口および排気ファンを囲繞する消臭ボックスを設ける
ことにより臭いについての一応の配慮がなされている。
しかしながら、提案されたいずれのハウスも、扉が開
の時のペットが自由に出入りできる状態と扉が閉の時の
ペットが密閉されている状態の2状態をとり得るのみで
ある。来客時や食事の時など、密閉空間に入れておく必
要はないが行動範囲を制限したい時も多々あり、そのよ
うなときにもハウスに入れられることは、ペットにとっ
て必ずしも快適なものではない。
【0009】本発明は、上記問題にかんがみなされたも
のであり、騒音および衛生面での飼い主の悩みを効果的
に解消するとともに、ペットにとっても快適な居住空間
を提供することができ、飼い主とペットの双方が安心し
て共生できるペット用ハウスを提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、防音機能を有する部材で構成され、少な
くとも後壁、右側壁、左側壁、天井、床、前扉を有する
ハウス本体と、前記前扉の内側に、開閉可能に設けられ
たセーフティゲートと、前記ハウス本体内部に対して吸
気および排気を行う強制吸気・排気設備とを備え、前記
前扉又は前壁面に透明窓を有し、前記強制吸気・排気設
備は排気中の臭いを消す消臭器を備えている点に第1の
特徴がある。
【0011】また、本発明は、前記前扉が、前記ハウス
本体前面とほぼ同じ大きさを有し、両開きに構成されて
いる点に第2の特徴がある。
【0012】また、本発明は、前記前扉が、前記ハウス
本体の前面のほぼ半分幅の大きさを有し、片開きに構成
されている点に第3の特徴がある。
【0013】また、本発明は、前記セーフティゲート
が、金属製の柵からなる点に第4の特徴がある。
【0014】また、本発明は、前記強制吸気・排気設備
が、前記右側壁あるいは左側壁の下部に設けた吸気口、
前記天井に設けた排気口、前記排気口に付属させた消臭
器および換気ファンを有する点に第5の特徴がある。
【0015】また、本発明は、前記天井の上側、前記後
壁の後側に、それぞれ第1の小室、第2の小室を設け、
前記強制吸気・排気設備の吸気系、排気系を、それぞれ
前記第1の小室、前記第2の小室に設け、前面より吸気
を行い、後面より排気を行う点に第6の特徴がある。
【0016】また、本発明は、背面に取手を突出して設
け、排気が妨げられないようにした点に第7の特徴があ
る。
【0017】また、本発明は、前記床の底面にキャスタ
を設けた点に第8の特徴がある。
【0018】また、本発明は、前記第1の小室の天板は
取り外し可能であり、前記天板を取り外したときに、他
の同じ仕様のペット用ハウスの底面が前記第1の小室上
部に嵌合し、キャスタが第1の小室内に収納された状態
で二段重ねが可能になる点に第9の特徴がある。
【0019】また、本発明は、前記強制吸気・排気設備
の空気流通経路には、ハウス外部への音を低減させるた
めの消音材が充填してある点に第10の特徴がある。
【0020】さらに、本発明は、前記消臭器が、フィト
ンチッドなどの消臭剤が放出され、臭いの微粒子を中和
するタイプのものである点に第11の特徴がある。
【0021】また、本発明は、前記透明窓が、ロールス
クリーンなどの遮蔽物により遮蔽可能になっている点に
第12の特徴がある。
【0022】第1の特徴によれば、騒音および衛生面で
の飼い主の悩みを解消するとともに、ペットにとっても
快適な居住空間を提供することができ、飼い主とペット
の双方が安心して共生できる。
【0023】また、第2の特徴によれば、小型のタイプ
でも大きく開放することができ、ハウス内へのケージや
トイレの出し入れ、清掃を容易にし、また、内側および
外側からの視界を広くして飼い主およびペットに安心感
を与えることができる。
【0024】また、第3の特徴によれば、前扉が片開き
にしてもハウス内へのケージやトイレの出し入れ、清掃
が容易である大きさのものについて、構造を簡単にする
ことができる。
【0025】また、第4の特徴によれば、ペットがハウ
スから室内へ出てくることは制限するが、ハウス内外の
環境などをほぼ同じにする機能を有するセーフティゲー
トを丈夫かつ容易に構成することができる。
【0026】また、第5の特徴によれば、ハウス内全体
に空気の流れを生起させ、ハウス内環境を良好にするこ
とができるとともに、ペットに気流を感じさせることに
より安らぎを与えることができる。
【0027】また、第6および第7の特徴によれば、強
制吸気・排気設備の吸気系、排気系を整然とまとめて配
置することができ、また、排気を良好に行うことができ
る。
【0028】また、第8の特徴によれば、室内での移動
や車両に乗せて運搬するときの移動が容易になる。
【0029】また、第9の特徴によれば、限られたスペ
ースに複数のハウスを重ねて設置することができ、ペッ
トホテルや動物病院、試験室など多くのペットを扱う部
署での使用に好適となる。
【0030】また、第10の特徴によれば、吸気口や排
気口から漏れる音がを低減させることができる。
【0031】また、第11の特徴によれば、排気におけ
る臭いを効果的に消すことができる。
【0032】さらに、第12の特徴によれば、透明窓か
ら飼い主の姿が見えることによりペットが鳴く場合に対
処できる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を詳
細に説明する。図1は、本発明に係る防音機能をもった
ペット用ハウスの第1の実施形態を示し、図1の
(a)、(b)(c)、(d)は、その正面図、側面
図、裏面図、平面図である。本実施形態は、高さ1m、
幅1.2m、奥行き0.7m程度の比較的小型のもので
ある。もちろんこの大きさは一例であり、これに限定さ
れない。
【0034】本実施形態のハウス本体1は、防音材など
の防音機能を有する部材で構成され、後壁、右側壁、左
側壁、天井、床、前扉2からなる。前扉2は、ほぼ幅一
杯の両開きに構成され、大きな透明窓3を有する。この
構成は、ハウス内へのケージやトイレの出し入れ、清掃
を容易にし、また、内側および外側からの視界を広くし
て飼い主およびペットに安心感を与える。
【0035】前扉2の内側には、前扉2と同様に両開き
が可能なセーフティゲート4が設けてある。ここで言う
セーフティゲートとは、ペットがハウスから室内へ出て
くることは制限するが、ハウス内外の環境などをほぼ同
じにする機能を有するものであり、例えば鉄などの金属
製の柵からなる。
【0036】天井の上側には、小物入れ(引出し)5を
備えた第1の小室6が設けてある。この第1の小室6の
前面には、室内の新鮮な空気を第1の小室6内に取り込
むための吸気口7が設けてあり、また、第1の小室内6
に取り込まれた空気をハウス内へ送り込むための吸気口
8が後部天井に設けてある。この吸気口には、ハウス内
へ空気を送り込むためのファン9が設けてある。なお、
このファン9への通電用スイッチ10は、第1の小室6
の前面に設けてある。通電用スイッチ10は、通電状態
が分かるパイロットランプ付きスイッチが好ましく、電
源としては家庭用交流電源を用いることができ、また、
内部に電池を備えるようにしてもよい。
【0037】この構成により室内の空気は、第1の小室
6の前面側の吸気口7から第1の小室6内を通り、後部
天井の吸気口8からハウス内に送り込まれる。これらの
吸気口7、8間には吸気ダクトを設けることができ、ま
た、吸気流通経路に消音材や消臭剤を充填することもで
きる。また、第1の小室6の天板は、ネジなどにより固
定されていて取り外し可能であり、取り外された状態に
おいては、後述するように、他の同じ仕様のハウスを二
段重ねして設置することができるようになっている。
【0038】後壁の外側には第2の小室11が設けてあ
り、この第2の小室11は、後壁下部に設けた排気口1
2および第2の小室11の外側壁上部に設けた排気口1
3によりハウス内および外部と連通している。取り込ま
れた空気がハウス内全体を流通した後に排出されるよう
に、後部天井の吸気口8と後壁下部の排気口12とは、
出来るだけ離間した位置関係に設けることが好ましい。
【0039】この構成によりハウス内の空気は、後壁下
部に設けた排気口12から第2の小室11を通り、第2
の小室11の外側壁上部に設けた排気口13から外部
(室内)に排出される。
【0040】この際、臭いが外部に放出されることを防
ぐため、排気の流通経路あるいは外部への排気口の外側
部に消臭器を設ける。消臭器は、フィトンチッド(樹木
から抽出した油脂香料)などの消臭剤が放出され、臭い
の微粒子を中和するタイプのものが好ましい。また、排
気流通経路を長くするために第2の小室11内に障壁を
配置したり、排気ダクトを設けたりすることもでき、排
気流通経路に消音材を充填することも好ましい。
【0041】床の底面4隅にはキャスタ14が設けてあ
り、背面には後方に突出した取手15が設けてあり、こ
れにより移動や運搬が容易になっている。また、背面に
後方に突出した取手15が設けてあり、背面と室の壁部
などとの間に隙間が確保されるため、排気が妨げられる
恐れがない。
【0042】第1の小室6の天板を外すと、他の同じ仕
様のハウスを二段重ねで安定して設置することが可能に
なる。すなわち、二段重ねされた上のハウスの底面が下
のハウスの第1の小室6の上にぴったりと嵌合し、キャ
スタ14は第1の小室6内に収納される。この構成は、
複数のハウスを重ねて設置することを可能にするため、
ペットホテルや動物病院、試験室など多くのペットを扱
う部署での使用に適する。なお、ハウスの底面付近に段
差を設けるなどして手掛を設けておけば二段重ねやその
分離が容易になる。図1には、波線で二段重ねの状態を
示している。
【0043】夜間などの防音を必要とするときにはセー
フティゲート3および前扉2を閉じておく。防音を必要
としないときに前扉2のみを開ければハウス内外の環境
がほぼ同じになる。また、セーフティゲート3も開けれ
ばペットは自由に出入りできるようになる。
【0044】図2は、本発明に係る防音機能をもったペ
ット用ハウスの第2の実施形態を斜視図で示す。本実施
形態は、高さ1.8m、幅1.7m、奥行き1.3m程
度の比較的大型のものである。もちろんこの大きさも一
例であり、これに限定されない。
【0045】本実施形態のハウス本体101は、防音材
などの防音機能を有する部材で構成され、後壁、右側
壁、左側壁、天井、床、ほぼ半分幅の前壁102、残部
幅の前扉103からなる。前扉103は、透明窓104
を有する片開きに構成される。このハウスは大型のタイ
プであるため、前扉103が片開きでもハウス内へのケ
ージやトイレの出し入れ、清掃が容易である。
【0046】また、前扉103が透明窓104を有する
とともに、ほぼ半分幅の前壁102にも透明窓105を
設けてあるため、内側および外側からの視界を広くする
ことができ、飼い主およびペットに安心感を与えること
ができる。なお、右側壁や左側壁にも適宜透明窓を設け
ることもでき、前壁102に設けられる透明窓105が
大きければ前扉103の透明窓104は省略することも
できる。
【0047】前扉103の内側には、前扉103と同様
に片開きが可能なセーフティゲート106、例えば鉄な
どの金属製の柵が設けてある。このセーフティゲート1
06は、開放部全体をカバーする大きさでなくてもよ
く、ペットが飛び出さない大きさ、例えば1m程度の高
さにものでよい。
【0048】右側壁あるいは左側壁の下部には、室内の
新鮮な空気をハウス内に取り込むための吸気口107が
設けてある。天井には、ファンを備えた排気口108が
設けてあり、この排気口108は外側部に消臭器を備え
ている。消臭器は、フィトンチッド(樹木から抽出した
油脂香料)などの消臭剤が放出され、臭いの微粒子を中
和するタイプのものが好ましく、また、吸気口107よ
り取り込まれた空気がハウス内全体を流通した後に排出
されるように、吸気口107と排気口108とは、でき
るだけ離間した位置関係に設けることが好ましい。ま
た、排気口108に排気ダクトを接続して排気を屋外に
放出するようにすることもできる。
【0049】この構成により室内の新鮮な空気は、吸気
口107からハウス内に吸気され、ハウス内を通って排
気口108から外部に排出され、その際、臭いの微粒子
は消臭剤により中和されるため室内での臭いが軽減され
る。
【0050】また、吸気口107および排気口108に
は、ペットの鳴き声などが外部に漏れることを防ぐた
め、空気の流通が可能な消音材を充填することが好まし
い。
【0051】天井には照明が設けてあり、前壁外側に照
明用および換気ファン用のスイッチ109が設けてあ
る。飼い主は、このスイッチ109を操作して容易にハ
ウス内の照明および換気をコントロールすることができ
る。また、ハウス内部にはコンセントが設けてあり、冬
場の寒いときなどにはこのコンセントから「ペット用あ
んか」の電源をとることができるようにすることもでき
る。
【0052】また、ハウス本体の内装の一部、例えば適
当な高さのまでを、クッションフロア仕様などの着脱可
能な腰壁プロテクタ110とすることも好ましい。これ
によれば腰壁プロテクタ110を取り外して水洗い、あ
るいは交換することによりハウス内部を清潔に保つこと
ができ、また、ハウス自体の損傷を防ぐことができる。
また、床を二重にし、上側を着脱可能にして水洗いでき
るようにすることも衛生上から好ましい。
【0053】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明は、種々の変形が可能である。例えば、第1
の実施形態は、前扉を両開きにしているが、内部の清掃
などに不都合がなければ、第2の実施形態と同様に片開
きにすることもできる。また、その内装の一部あるいは
全部を、第2の実施形態と同様に、着脱可能にしてもよ
い。さらに、ペットは、透明窓から飼い主の姿が見える
と鳴く場合があり、そのような場合に対処するため、透
明窓に視界を遮るロールスクリーンや遮蔽板を付属させ
ることもできる。
【0054】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、防音構造にするとともに、強制吸気・排気設備およ
び開放的な透明窓を設けてあるため、騒音面での飼い主
の悩みを解消するとともに、ペットにとっても快適な居
住空間を提供することができる。
【0055】例えば、本ハウスの遮音性能をD−30
(30dB)以上にすることができ、これによれば90
dB程度のペットの鳴き声は、ハウスにより30dB遮
音され、さらに建物自身で20dB程度遮音されて屋外
に出るため、屋外での騒音レベルは40dB程度にな
る。この程度の騒音レベルでは、普通、近隣騒音問題が
発生しない。ハウスの部材、密閉性などにより遮音性能
をさらに高めればより静かな環境を達成できる。
【0056】また、透明窓やセーフティゲートなどを通
して、飼い主はペットの様子がよく分かり、ペットはハ
ウス外の様子がよく分かるため、両者に安心感を与える
ことができ、また、ハウス内で空気を強制的に流通させ
ることによるペットへ安らぎを与える効果も期待でき
る。
【0057】また、本発明は、強制吸気・排気設備には
消臭器を付属させてあるため、衛生面での飼い主の悩み
を解消することができる。
【0058】また、本発明は、前扉の内側にセーフティ
ゲートを設けてあるため、来客時や食事の時などの、防
音を必要としないがペットにハウス内に入っていて欲し
いときには前扉のみを開けておくことで、ペットをハウ
ス内に入れておくことができる。この状態では、ハウス
内は室内と温度差などがない環境であり、開放部分や視
界が広いため、ペットがハウス内に入っても飼い主とペ
ットとの共生感が阻害されることが少ない。
【0059】また、本発明は、ハウス本体の内装の一部
を着脱可能な腰壁プロテクタとしており、これを取り外
して水洗い、あるいは交換することができるので、ハウ
ス内部を清潔に保つことができ、また、ハウス自体の損
傷を防ぐことができる。また、床についても同様であ
る。
【0060】また、本発明は、複数のハウスを重ねて置
くことができるため、広いスペースがなくても多くのペ
ットを個々のハウスに入れておくことが可能になり、ペ
ットホテルや動物病院、試験室など多くのペットを扱う
部署での使用に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る防音機能をもったペット用ハウ
スの第1の実施形態を示す正面図、側面図、裏面図およ
び平面図である。
【図2】 本発明に係る防音機能をもったペット用ハウ
スの第2の実施形態を示す斜視図である。
【符号の説明】 1、101・・・ハウス本体、2、103・・・前扉、3、1
04、105・・透明窓、4、106・・・セーフティゲー
ト、5・・・小物入れ、6、11・・・小室、7、8、107
・・・吸気口、9・・・ファン、10、109・・・スイッチ、
12、13、108・・・排気口、14・・・キャスタ、15
・・・取手、102・・・前壁、110・・・腰壁プロテクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 南里 和紀 静岡県浜名郡新居町新居3380番地 株式会 社カワイ音響システム内 Fターム(参考) 2B101 AA13 AA20 BB04 BB09 FB02 FB03 FB06

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防音機能を有する部材で構成され、少な
    くとも後壁、右側壁、左側壁、天井、床、前扉を有する
    ハウス本体と、 前記前扉の内側に、開閉可能に設けられたセーフティゲ
    ートと、 前記ハウス本体内部に対して吸気および排気を行う強制
    吸気・排気設備とを備え、 前記前扉又は前壁面に透明窓を有し、前記強制吸気・排
    気設備は排気中の臭いを消す消臭器を備えていることを
    特徴とする防音機能をもったペット用ハウス。
  2. 【請求項2】 前記前扉は、前記ハウス本体前面とほぼ
    同じ大きさを有し、両開きに構成されていることを特徴
    とする請求項1に記載の防音機能をもったペット用ハウ
    ス。
  3. 【請求項3】 前記前扉は、前記ハウス本体前面のほぼ
    半分幅の大きさを有し、片開きに構成されていることを
    特徴とする請求項1に記載の防音機能をもったペット用
    ハウス。
  4. 【請求項4】 前記セーフティゲートは、金属製の柵か
    らなることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに
    記載の防音機能をもったペット用ハウス。
  5. 【請求項5】 前記強制吸気・排気設備は、前記右側壁
    あるいは左側壁の下部に設けた吸気口、前記天井に設け
    た排気口、前記排気口に付属させた消臭器およびファン
    を有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか
    に記載の防音機能をもったペット用ハウス。
  6. 【請求項6】 前記天井の上側、前記後壁の後側に、そ
    れぞれ第1の小室、第2の小室を設け、前記強制吸気・
    排気設備の吸気系、排気系を、それぞれ前記第1の小
    室、前記第2の小室に設け、前面より吸気を行い、後面
    より排気を行うことを特徴とする請求項1ないし4のい
    ずれかに記載の防音機能をもったペット用ハウス。
  7. 【請求項7】 背面に取手を突出して設け、排気が妨げ
    られないようにしたことを特徴とする請求項6に記載の
    防音機能をもったペット用ハウス。
  8. 【請求項8】 前記床の底面にキャスタを設けたことを
    特徴とする請求項6または7に記載の防音機能をもった
    ペット用ハウス。
  9. 【請求項9】 前記第1の小室の天板は取り外し可能で
    あり、前記天板を取り外したときに、他の同じ仕様のペ
    ット用ハウスの底面が前記第1の小室上部に嵌合し、キ
    ャスタが第1の小室内に収納された状態で二段重ねが可
    能になることを特徴とする請求項6ないし8のいずれか
    に記載の防音機能をもったペット用ハウス。
  10. 【請求項10】 前記強制吸気・排気設備の空気流通経
    路には、ハウス外部への音を低減させるための消音材が
    充填してあることを特徴とする請求項1ないし7のいず
    れかに記載の防音機能をもったペット用ハウス。
  11. 【請求項11】 前記消臭器は、フィトンチッドなどの
    消臭剤が放出され、臭いの微粒子を中和するタイプのも
    のであることを特徴とする請求項1ないし10のいずれ
    かに記載の防音機能をもったペット用ハウス。
  12. 【請求項12】 前記透明窓は、ロールスクリーンなど
    の遮蔽物により遮蔽可能になっていることを特徴とする
    請求項1ないし11のいずれかに記載の防音機能をもっ
    たペット用ハウス。
JP2002131579A 2002-05-07 2002-05-07 防音機能をもったペット用ハウス Expired - Lifetime JP3915976B2 (ja)

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