JP2003319591A - 回転電機の巻線 - Google Patents

回転電機の巻線

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JP2003319591A
JP2003319591A JP2002121619A JP2002121619A JP2003319591A JP 2003319591 A JP2003319591 A JP 2003319591A JP 2002121619 A JP2002121619 A JP 2002121619A JP 2002121619 A JP2002121619 A JP 2002121619A JP 2003319591 A JP2003319591 A JP 2003319591A
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Takayuki Mizuno
孝行 水野
Kazuo Yamashita
和男 山下
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻線を構成する個々のコイルの電気的特性が
不平衡であっても、回転電機の巻線全体としての不平衡
状態を無くす。 【解決手段】 鉄心ティース101の周面には、多層に
コイル121−1〜121−4を積層して巻線121が
形成されており、鉄心ティース102の周面には、多層
にコイル122−1〜122−4を積層して巻線122
が形成されている。同相の巻線121,122の接続
は、コイル121−1とコイル122−4、コイル12
1−2とコイル122−3、コイル121−3とコイル
122−2、コイル121−4とコイル122−1を、
それぞれ独立に直列接続して行う。これにより、接続し
たコイル間で不平衡がキャンセルされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回転電機の巻線に関
し、巻線を構成する各コイル間に、抵抗や誘起電圧等の
不平衡があっても、巻線全体としての不平衡状態を低減
するように工夫したものである。
【0002】
【従来の技術】永久磁石式回転電機あるいはリラクタン
ス式回転電機の巻線に関しては、鉄心ティースに巻線を
直巻する集中巻方式が知られている。このようなタイプ
の巻線は、ノズル方式やフライヤー方式により形成され
る。
【0003】ノズル方式とは、図6に示すように、ノズ
ル1をスロットに通しつつ、鉄心2の鉄心ティース2a
の周囲で移動させていくことにより、導線3を鉄心ティ
ース2aの周面上に巻回して巻線を形成する方式であ
る。一方、フライヤー方式とは、図7に示すように、巻
線対象とする鉄心ティース2aにガイド4を被せ、フラ
イヤー5を回転させることにより、導線6を鉄心ティー
ス2aの周面上に巻回して巻線を形成する方式である。
【0004】これらの巻線機を用いて巻線の形成を行な
う場合においては、巻線機の能力により導線の太さに制
限があり、さらに細い導線を多数本同時に巻くことも困
難な場合がある。
【0005】そこで、より大きな導線断面積を必要とす
る場合には、細い導線を1〜3本持ちとして必要な巻回
数を巻いて第1層コイルとし、第1層コイルの周面上か
ら同様に必要な巻回数を施し第2層コイルとし、同様に
第3層コイル、第4層コイルと必要なコイル数を積層し
て形成し、これら各層コイルを並列接続することによ
り、必要な導線断面積を得るようにしている。
【0006】図8は、1つの鉄心ティース2aに対して
4層にコイルを巻回して巻線10を形成した一例であ
り、10−1は第1層コイルを、10−2は第2層コイ
ルを、10−3は第3層コイルを、10−4は第4層コ
イルを示しており、これら第1層から第4層のコイル1
0−1〜10−4を順に積層することにより、巻線10
が構成されている。
【0007】このように多層のコイルを施した巻線10
では、同相コイル間で直列接続するには、図9(a)に
示すように、一方(図では左側)のコイル10の巻き終
わり部Eと他方(図では右側)のコイル10の巻き始め
部Sとを接続する。また、同相コイル間で並列接続する
には、図9(b)に示すように、一方のコイル10の巻
き始め部Sと他方のコイル10の巻き始め部Sとを接続
するとともに、一方のコイル10の巻き終わり部Eと他
方のコイル10の巻き終わり部Eとを接続する。
【0008】また、集中巻を行う場合には、図10
(a)に示すようなインシュレータ(絶縁材)11を、
図10(b)に示すように鉄心ティース2aの周面に装
着し、このインシュレータ11の周面上から導線を集中
巻方式により巻回して巻線12を形成するのが一般的で
ある。なお、図10(b)の巻線12は、第1層コイル
12−1と第2層コイル12−2を積層して形成されて
いる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】回転電機の巻線を集中
巻方式により形成したものにおいて、図8に示すように
各層のコイル10−1〜10−4を並列接続した場合に
は、鉄心ティース2aに近い内周側のコイル(例えば第
1層コイル10−1)と外周側のコイル(例えば第4層
コイル10−4)とでは、コイルの周長が異なるため、
個々のコイルの抵抗値に差が生じることになる。また、
漏れ磁束も存在するため、各コイルに誘起する電圧にも
差が生じることになる。このように個々のコイルの抵抗
や誘起電圧に不平衡があると、並列回路内に循環電流が
流れ、損失の増加、温度の異常上昇などの原因となるこ
とがある。
【0010】また、図10に示すように、インシュレー
タ11を装着した巻線では、インシュレータ11の上下
に付けた鍔11a,11bの間の空間(導線用巻空間)
11cに導線が巻回されて一律に巻線が施されるため、
多層コイルとした場合、各層コイル(例えばコイル12
−1とコイル12−2)間に、前述したのと同様に巻線
周長による抵抗の不平衡が生じる。
【0011】本発明は、上記従来技術に鑑み、巻線の各
コイル間に、抵抗値、誘起電圧などの不平衡がある場合
においても、巻線全体としての不平衡状態を少なくした
回転電機の巻線を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の構成は、鉄心ティースの周面上に導線を集中巻方式
により巻回してなる第1層コイルの周面上に、導線を集
中巻方式により巻回してなる1乃至複数層のコイルを積
層して形成された回転電機の巻線において、同相となる
巻線間で直列接続をするために、一方の巻線を構成する
各層のコイルと他方の巻線を構成する各層のコイルとが
それぞれ独立して接続されており、しかも、接続された
一方の巻線のコイルと他方の巻線のコイルの積層方向に
関する位置関係が、逆あるいは対称となるようにそれぞ
れ接続されていることを特徴とする。
【0013】また本発明の構成は、鉄心ティースの周面
に備えたインシュレータの周面上に導線を集中巻方式に
より巻回してなる回転電機の巻線において、前記導線が
巻き込まれる前記インシュレータの導線用巻空間を、鉄
心から見た周方向位置が異なる複数の仕切空間に分割す
る仕切板を前記インシュレータに備え、各仕切空間毎に
導線を集中巻方式により巻回してなる複数のコイルによ
り巻線を形成したことを特徴とする。
【0014】また本発明の構成は、鉄心ティースの周面
に備えたインシュレータの周面上に導線を集中巻方式に
より巻回してなる回転電機の巻線において、前記導線が
巻き込まれる前記インシュレータの導線用巻空間を、鉄
心から見た周方向位置が異なる複数の仕切空間に分割す
る仕切板を前記インシュレータに備え、各仕切空間毎に
導線を集中巻方式により巻回してなる複数のコイルによ
り形成した巻線において、同相となる巻線間で直列接続
をするために、一方の巻線を構成する各仕切空間のコイ
ルと他方の巻線を構成する各仕切空間のコイルとがそれ
ぞれ独立して接続されており、しかも、接続された一方
の巻線のコイルと他方の巻線のコイルの鉄心から見た周
方向に関する位置関係が、逆あるいは対称となるように
それぞれ接続されていることを特徴とする。
【0015】また本発明の構成は、鉄心ティースの周面
上に導線を集中巻方式により巻回してなる第1層コイル
の周面上に、導線を集中巻方式により巻回してなる1乃
至複数層のコイルを積層して形成された回転電機の巻線
において、第n層コイルの巻回数をNn、基準巻線巻回
数をNo、基準巻線誘起電圧をEo、基準巻線相当の巻
回数の巻線を第n層に巻いた場合の誘起電圧をEnとし
た場合に、第n層コイルの巻回数Nnが式(1)を満足
するように調整されていることを特徴とする。 Nn=(Eo/En)×No・・・・・(1)
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。
【0017】<第1の実施の形態>第1の実施の形態で
は、同相となる巻線間で直列接続をする際の接続手法に
工夫をすることにより、巻線全体としての不平衡を無く
すように工夫したものである。
【0018】図1は本発明の第1の実施の形態にかかる
回転電機の巻線を示す(なお、実際の鉄心100は湾曲
しているが、図では直線状に伸展して示している)。こ
の回転電機の巻線(巻線全体)は、個々の巻線121,
122・・・を接続して構成されている。つまり、本明
細書では、「回転電機の巻線」と言うときには個々の巻
線を接続した巻線全体を意味し、単に「巻線」と言うと
きには個々の巻線(例えば個々の巻線121や巻線12
2)を意味し、コイルと言うときには個々の巻線を構成
するために導線を巻回した部材を意味する。
【0019】巻線121は、鉄心100の鉄心ティース
101の周面上に、第1層コイル121−1〜第4層コ
イル121−4を順に積層して形成されている。即ち、
鉄心ティース101の周面上に導線を集中巻方式により
巻回して第1層コイル121−1が形成されており、こ
の第1層コイル121−1の周面上に導線を集中巻方式
により巻回して第2層コイル121−2が形成されてお
り、この第2層コイル121−2の周面上に導線を集中
巻方式により巻回して第3層コイル121−3が形成さ
れており、この第3層コイル121−3の周面上に導線
を集中巻方式により巻回して第4層コイル121−4が
形成されている。
【0020】同様に、巻線122は、鉄心100の鉄心
ティース102の周面上に、第1層コイル122−1〜
第4層コイル122−4を順に積層して形成されてい
る。即ち、鉄心ティース102の周面上に導線を集中巻
方式により巻回して第1層コイル122−1が形成され
ており、この第1層コイル122−1の周面上に導線を
集中巻方式により巻回して第2層コイル122−2が形
成されており、この第2層コイル122−2の周面上に
導線を集中巻方式により巻回して第3層コイル122−
3が形成されており、この第3層コイル122−3の周
面上に導線を集中巻方式により巻回して第4層コイル1
22−4が形成されている。
【0021】図示はしないが、他の個々の巻線も同様
に、鉄心ティースの周面に導線を集中巻方式により巻回
してなる多層のコイルを積層して構成されている。
【0022】第1の実施の形態では、同相の巻線間で接
続をする場合には、各コイルの不平衡分をキャンセルす
るように、次のような接続構成を採用している。即ち、
同相の巻線121と巻線122を接続する場合には、 巻線121の第1層コイル121−1と巻線122の
第4層コイル122−4とを直列接続し、 巻線121の第2層コイル121−2と巻線122の
第3層コイル122−3とを直列接続し、 巻線121の第3層コイル121−3と巻線122の
第2層コイル122−2とを直列接続し、 巻線121の第4層コイル121−4と巻線122の
第1層コイル122−1とを直列接続している。
【0023】換言すると、同相となる巻線121,12
2間で直列接続をするために、一方の巻線121を構成
する各層のコイル121−1〜121−4と、他方の巻
線122を構成する各層のコイル122−1〜122−
4とがそれぞれ独立して接続されており、しかも、接続
された一方の巻線121のコイルと他方の巻線122の
コイルの、積層方向(図1ではα方向)に関する位置関
係が、逆あるいは対称となるようにそれぞれ接続されて
いる。
【0024】このように接続すると、各コイルの不平衡
分が2つのコイル(即ち、コイル121−1とコイル1
22−4の組、コイル121−2とコイル122−3の
組、コイル121−3とコイル122−2の組、コイル
124−1とコイル122−1の組)によりキャンセル
されるので、全体としては著しい不平衡をなくすことが
できる。
【0025】なお、図1の例では4層コイルを示した
が、2層以上のコイルであれば同様に実施することがで
きる。
【0026】また、図9(b)に示すような並列接続は
不可能となるが、この場合は各コイルの巻き回数を略1
/2、層数を略2倍として、図1のように接続を実施す
れば等価な巻線が可能となる。
【0027】<第2の実施の形態>本発明の第2の実施
の形態では、インシュレータに工夫をすることにより、
不平衡を小さくするようにしたものである。
【0028】図2に示すように、本発明の第2の実施の
形態にかかる巻線220は、鉄心200の鉄心ティース
201の周面にインシュレータ210を備え、このイン
シュレータ210の周面に導線を巻回して巻線220を
形成している。
【0029】インシュレータ210は、図3に斜視図で
も示すように、鍔210a,210bの間に仕切板21
1を備えている。この仕切板211は、鍔210a,2
10b間の導線用巻空間を、2つの仕切空間212,2
13に仕切っており、2つの仕切空間212,213
は、鉄心200から見て周方向位置(図2においてβ方
向の位置)が異なっている。つまり、鉄心200から見
た周方向位置(図2においてβ方向の位置)は、仕切空
間212が内周側で、仕切空間213が外周側になって
いる。
【0030】仕切空間212には、導線が集中巻方式に
より巻回されて第1段コイル221が形成され、仕切空
間213には、導線が集中巻方式により巻回されて第2
段コイル222が形成されている。この2段のコイル2
21,222により、巻線220が形成されている。
【0031】このように、鉄心200から見て周方向位
置(図2においてβ方向の位置)が異なる位置に、2段
のコイル221,222を配置するようにしたので、両
コイル221,222の周長を略同一とすることがで
き、両コイル221,222の不平衡を小さくすること
ができる。
【0032】各コイル221,222の接続は、図4に
示すように、両コイル221,222を直接並列に接続
する。
【0033】なお、図2は2段コイルの例であるが、仕
切板の数を増やすことにより、3段以上の多段コイルと
することが可能になる。
【0034】<第3の実施の形態>本発明の第3の実施
の形態は、多段コイル方式により形成した巻線の接続方
法に工夫をすることにより、巻線全体としての平衡度を
増すようにしたものである。
【0035】図5に示すように、第3の実施の形態で
は、鉄心300の鉄心ティース301の周面に、仕切板
311を有するインシュレータ310を備え、このイン
シュレータ310の2つの仕切空間に、それぞれ導線を
集中巻方式により巻回して、第1段コイル321と第2
段コイル322を形成しており、この2段のコイル32
1,322により、巻線320が形成されている。
【0036】また、鉄心300の鉄心ティース302の
周面に、仕切板316を有するインシュレータ316を
備え、このインシュレータ316の2つの仕切空間に、
それぞれ導線を集中巻方式により巻回して、第1段コイ
ル326と第2段コイル327を形成しており、この2
段のコイル326,327により、巻線325が形成さ
れている。
【0037】更に、同相の巻線間で接続をする際におけ
る、各コイルの不平衡分をキャンセルするため、次のよ
うな接続構成を採用している。即ち、同相の巻線320
と巻線325を接続する場合には、 巻線320の第1段コイル321と巻線325の第2
段コイル327とを直列接続し、 巻線320の第2段コイル322と巻線325の第1
段コイル326とを直列接続している。
【0038】換言すると、同相となる巻線320,32
5間で直列接続をするために、一方の巻線320を構成
する各仕切空間のコイル321,322と、他方の巻線
325を構成する各仕切空間のコイル326,327と
がそれぞれ独立して接続されており、しかも、接続され
た一方の巻線320のコイルと他方の巻線325のコイ
ルの、鉄心300から見た周方向(図5ではβ方向)に
関する位置関係が、逆あるいは対称となるようにそれぞ
れ接続されている。
【0039】多段コイル形の巻線がn段である場合に
は、同相の巻線同士で、一方の巻線の第1段と他方の巻
線の最上段(n段)コイルを、一方の巻線の第2段コイ
ルと他方の巻線の第(n−1)段コイルを、一方の巻線
の第3段コイルと他方の巻線の第(n−2)段コイル
を、という具合に以下同様に接続していけばよい。
【0040】このようにすることにより、巻線全体とし
て更に良好な平衡度を得ることができる。
【0041】<第4の実施の形態>第4の実施の形態で
は、図1に示すタイプの多層形の巻線、即ち、複数層の
コイルを積層したタイプの巻線において、第n層コイル
の巻数Nnを Nn=(Eo/En)×No となるように調整したものである。
【0042】ここにおいて、Noは基準巻線巻回数、E
oは基準巻線誘起電圧、Enは基準巻線相当の巻回数の
巻線を第n層に巻いた場合の誘起電圧である。
【0043】このように、第n層コイルの巻数を設定す
ることにより、各層コイルの誘起電圧がほぼ等しくなる
ので、直接並列に接続しても大きな循環電流は流れな
い。さらに、平衡度を高めたい場合には、図1のように
同相コイル間での接続手法も適用できる。
【0044】
【発明の効果】以上実施の形態と共に具体的に説明した
ように、本発明では、複数のコイルを積層した多層形の
巻線では、同相となる巻線間での接続を工夫して、相互
に接続したコイル間で不平衡をキャンセルするようにし
た。また、インシュレータの上にコイルを巻き込んだ巻
線では、インシュレータに仕切板を備えて複数の仕切空
間を形成し、各仕切空間に個別に導線を巻き込んでなる
多段形のコイルを有する巻線を形成するようにした。そ
して、同相となる多段形の巻線間での接続を工夫して、
相互に接続したコイル間で不平衡をキャンセルするよう
にした。更に、多層形の巻線において、各層のコイルに
発生する誘起電圧が等しくなるように、各層のコイルの
巻数を調整した。
【0045】このような構成上の工夫をしたため、本発
明では次のような効果を奏する。 (1)多数本巻と等価な巻線が可能となり、設計の自由
度が向上する。 (2)巻線内の循環電流が防止でき、損失低減、温度上
昇の低減が可能となる。 (3)特殊な巻線機が不要で、容易に実施可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる回転電機の
巻線を示す構成図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態にかかる回転電機の
巻線を示す構成図である。
【図3】第2の実施の形態に用いるインシュレータを示
す斜視図である。
【図4】第2の実施におけるコイル間の接続状態を示す
構成図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態にかかる回転電機の
巻線を示す構成図である。
【図6】ノズル方式の巻線形成方法を示す説明図であ
る。
【図7】フライヤー方式の巻線形成方法を示す説明図で
ある。
【図8】従来の多層形の巻線を示す構成図である。
【図9】従来の多層形の巻線の接続状態を示す構成図で
ある。
【図10】インシュレータを使用した従来の巻線を示す
構成図である。
【符号の説明】
100,200,300 鉄心 101,102,201,301,302 鉄心ティース 121,122,220,320,325 巻線 121-1 〜121-4,122-1 〜122-4 各層のコイル 210,310,315 インシュレータ 211,311,316 仕切板 212,213 仕切空間 221,222,321,322,326,327 各段のコイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H603 AA07 BB01 BB02 BB07 BB09 BB10 BB12 CA01 CA05 CB01 CB02 CB05 CC11 CC17 CD02 CD21 CE01 FA01 5H604 AA08 BB01 BB03 BB10 BB14 BB17 CC01 CC05 CC16 PB02 PB03 QA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄心ティースの周面上に導線を集中巻方
    式により巻回してなる第1層コイルの周面上に、導線を
    集中巻方式により巻回してなる1乃至複数層のコイルを
    積層して形成された回転電機の巻線において、 同相となる巻線間で直列接続をするために、一方の巻線
    を構成する各層のコイルと他方の巻線を構成する各層の
    コイルとがそれぞれ独立して接続されており、しかも、
    接続された一方の巻線のコイルと他方の巻線のコイルの
    積層方向に関する位置関係が、逆あるいは対称となるよ
    うにそれぞれ接続されていることを特徴とする回転電機
    の巻線。
  2. 【請求項2】 鉄心ティースの周面に備えたインシュレ
    ータの周面上に導線を集中巻方式により巻回してなる回
    転電機の巻線において、 前記導線が巻き込まれる前記インシュレータの導線用巻
    空間を、鉄心から見た周方向位置が異なる複数の仕切空
    間に分割する仕切板を前記インシュレータに備え、 各仕切空間毎に導線を集中巻方式により巻回してなる複
    数のコイルにより巻線を形成したことを特徴とする回転
    電機の巻線。
  3. 【請求項3】 請求項2の巻線において、 同相となる巻線間で直列接続をするために、一方の巻線
    を構成する各仕切空間のコイルと他方の巻線を構成する
    各仕切空間のコイルとがそれぞれ独立して接続されてお
    り、しかも、接続された一方の巻線のコイルと他方の巻
    線のコイルの鉄心から見た周方向に関する位置関係が、
    逆あるいは対称となるようにそれぞれ接続されているこ
    とを特徴とする回転電機の巻線。
  4. 【請求項4】 鉄心ティースの周面上に導線を集中巻方
    式により巻回してなる第1層コイルの周面上に、導線を
    集中巻方式により巻回してなる1乃至複数層のコイルを
    積層して形成された回転電機の巻線において、 第n層コイルの巻回数をNn、基準巻線巻回数をNo、
    基準巻線誘起電圧をEo、基準巻線相当の巻回数の巻線
    を第n層に巻いた場合の誘起電圧をEnとした場合に、
    第n層コイルの巻回数Nnが式(1)を満足するように
    調整されていることを特徴とする回転電機の巻線。 Nn=(Eo/En)×No・・・・・(1)
JP2002121619A 2002-04-24 2002-04-24 回転電機の巻線 Withdrawn JP2003319591A (ja)

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