JP2003319556A - 目標電力制御装置及び目標電力制御方法 - Google Patents

目標電力制御装置及び目標電力制御方法

Info

Publication number
JP2003319556A
JP2003319556A JP2002115889A JP2002115889A JP2003319556A JP 2003319556 A JP2003319556 A JP 2003319556A JP 2002115889 A JP2002115889 A JP 2002115889A JP 2002115889 A JP2002115889 A JP 2002115889A JP 2003319556 A JP2003319556 A JP 2003319556A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
target power
power control
electric equipment
target
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002115889A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Ikegami
裕之 池上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2002115889A priority Critical patent/JP2003319556A/ja
Publication of JP2003319556A publication Critical patent/JP2003319556A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動設備機器の稼動を考慮して適正に目標電
力制御する。 【解決手段】 電動設備機器A,B,C…の稼動開始か
ら停止までの消費電力または消費電力量についての時間
に対する変化を示す電力パターンを予め設備消費電力デ
ータベース5に記憶しておき、当該電力パターンに基づ
いて予想電力量を算出し、判定ブロック9にて電力調整
の必要性の有無を判定して目標電力制御を行う。実際の
消費電力量の変化率のみに基づいて予測電力を計算して
いた従来の例に比べて、精度の高い予想電力量の算出が
可能となり、より確実に契約電力を遵守することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、所定の時限毎
に、消費電力量を所定の目標電力量に制御する目標電力
制御装置及びそれに関連する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、ユーザーが電力会社に支払う
電気料金は、最大需要電力に基づいて計算される。そし
て、この最大需要電力は、ユーザーが使用した電力量を
所定の時限(例えば、30分間)毎に計算し、そのうち
月間で最も大きい電力量が適用される。
【0003】このような事情により、例えば空気調和機
や照明機器等の電気機器を含む随時且つ一時的に電力調
整可能なデマンド制御対象機器や、プレス機等の電力消
費パターンが一定な電動設備機器においては、各時限毎
の需要電力量を所定の目標電力量内に抑制して電気料金
を節約する目標電力制御が行われる。
【0004】従来の目標電力制御では、図8の如く、時
限当たりの目標電力量W0に応じて基準ラインL0を設
定しておくとともに、実際に使用した電力量(以下「電
力使用量」という)L10を計測する。所定の時点T1
における電力使用量L10(=W1)の変化率(微分
値)に基づいて、その時限の残り時間における電力量の
推移を予測する予想電力ラインL20を導き出し、この
予想電力ラインL20が当該時限内において基準ライン
L0を超過するか否か、即ち、時限終了時点迄に予想電
力ラインL20が基準ラインL0を超過するか否かを判
断する。そして、予想電力ラインL20が基準ラインL
0を超過すると判断した場合に、デマンド制御対象機器
をデマンド制御したり、電動設備機器の電力使用量を抑
制したりしていた。
【0005】ここで、デマンド制御対象機器とは、空気
調和機等の電力使用量を任意に調節(デマンド制御)し
得る機器を言い、また電動設備機器とは、電力消費パタ
ーンが一定で多くの電力を消費する機器をいう。ただ
し、デマンド制御対象機器であって、電力消費パターン
を一定に維持して稼動させる場合には、その機器を電動
設備機器に含めて称することとする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば電動
設備機器の稼動状態が仮に常に維持される場合には、電
力使用量の変化率(微分値)が定常的に安定し、予想電
力ラインが実際の電力使用量の推移に比較的近似したも
のとなる。
【0007】しかしながら、電動設備機器が常時には稼
動せず、且つ稼働時の消費電力が大きい場合には、その
電動設備機器の稼動状態と非稼動状態とでは電力使用量
が大きく異なる。そして、時限の途中でその電動設備機
器が稼動を開始した場合、電力使用量には急激に変化が
生じることから、予想電力ラインを導びくタイミングに
よっては、予想電力ラインと実際の電力使用量の推移と
が大きく異なってしまう。
【0008】例えば、図9は、所定の電動設備機器が定
常的に稼動している状態において、30分間の時限が開
始されてから10分後の時点T1で電動設備機器Aの稼
動が開始した場合の予想電力ラインL20と電力使用量
L10の推移とを示す図である。
【0009】ここで、この電動設備機器Aは稼動が開始
してから10分後に停止し、電動設備機器Aの時間に対
する電力の変化を示す電力パターンが図10のようにな
るものとする。すると、図9において、時点T1からさ
らに10分後(即ち、時限の開始から20分経過後)の
時点T2に電動設備機器Aが停止する。
【0010】したがって、この電動設備機器Aの稼動を
含めた場合に必要な電力量は、時限の開始から時点T1
までは比較的小さな変化率で推移し(符号L10)、時
点T1から時点T2までは比較的大きな変化率で推移し
(符号L1a)、さらに時点T2以降は再び小さな変化
率で推移する(符号Lr)。
【0011】今、図9中の時点T1において、電力量L
1aの変化率に基づいて予想電力ラインL21を算出し
たとする。この算出された予想電力ラインL21は、電
動設備機器Aが稼動状態であることを前提に、電力量L
1aの変化率が比較的大きな状態を考慮して決定されて
いる。予想電力ラインL21が、図9の如く、時点T2
から基準ラインL0を超過してしまう場合は、時点T1
以降、時限の終了時点まで、使用する電力量を抑制す
る。例えば、電力量が符号L3のように推移するよう
に、電動設備機器A以外のデマンド制御対象機器に対し
て、それらが使用する電力を抑制(デマンド制御)する
ことになる。
【0012】このことは、使用する電力量を抑制するこ
となく電力使用量Lrが基準ラインL0を超過しない場
合であっても、強制的に電力の使用を抑制してしまう。
したがって、電動設備機器の効率的且つ十分な稼動を行
っているとは言えなかった。
【0013】また例えば、時点T1で、電動設備機器A
の代わりに、図12のような電力パターンの電動設備機
器Bが稼動を開始する場合を考える。この電動設備機器
Bは、図12のように、稼動開始から10分間は比較的
小さな消費電力で稼動するものの、稼動開始から10分
経過後から20分間は比較的大きな消費電力で稼動し、
稼動開始から30分経過した時点で停止する。
【0014】この場合、図11に示されるように、必要
となる電力量は時限の開始から時点T1までは比較的小
さな変化率で推移し(符号L1)、時点T1から時点T
2までは変化率が時点T1以前よりも増大した状態で推
移し(符号L1b)、時点T2以降はさらに大きな変化
率で推移する(符号Lp)。
【0015】今、図11中の時点T1において、電力量
L1bの変化率に基づいて予想電力ラインL22を算出
したとする。この算出された予想電力ラインL22は、
時点T1では電動設備機器Bが比較的小さな消費電力で
稼動していることので、電力使用量L1bはその変化率
が比較的小さく決定されている。予想電力ラインL22
が、図11の如く、時点T2以降も基準ラインL0を超
過しない場合は、電力の抑制はされない。
【0016】しかし、電動設備機器Bは稼動開始後10
分を経過するとその消費電力が増大するので、実際には
電力使用量Lpが基準ラインL0を超過する場合であっ
ても、消費電力の抑制を実行しないことになり、デマン
ド制御を有効に行い得ないことになる。
【0017】図9及び図11に示した例では、時限の開
始時点から10分後の時点T1で予想電力ラインL2
1,L22を算出していたため、その予想電力ラインL
21,L22を算出した後の電力使用量の推移の急激な
変化に対応できていなかった。このことを考慮して、予
想電力ラインL22を時限の後半に算出する方法も考え
られる。
【0018】図13は、時点T2から所定の時間tdが
経過した時点T3において予想電力ラインL23を算出
するようにした例である。例えば電動設備機器Aが、図
13の時点T2で稼動を開始する場合を考える。この場
合、時点T2以降の電力量L1cの変化率が増大するた
め、その時限が終了するまでに電力量L1cが基準ライ
ンL0を超過してしまう。
【0019】しかしながら、予想電力ラインL23を算
出するタイミングT3が、電動設備機器Aが稼動を開始
した時点T2よりさらに時間tdだけ経過した時点であ
るため、予想電力ラインL23の算出が電動設備機器A
の稼動開始タイミングに間に合わない。その結果として
図13のように予想電力ラインL23が基準ラインL0
を超過しないものと誤判断してしまい、消費電力を抑制
すべきところを抑制しないこととなってしまう。
【0020】このように、従来においては、計測した電
力使用量の変化率(微分値)に基づいて時限毎の予測電
力を決定していたため、電動設備機器の稼動が開始する
タイミングや消費電力のパターンによって、消費電力を
抑制すべきでないのに抑制したり、逆に消費電力を抑制
すべきなのに抑制しなかったりすることがあり、適正な
デマンド制御を行うことができないおそれがあった。
【0021】そこで、この発明の課題は、電動設備機器
の稼動を考慮して適正な目標電力制御を行い得る技術を
提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
請求項1に記載の発明は、所定の時限毎に、消費電力量
を所定の目標電力量に制御する目標電力制御装置(D
x)であって、所定の電動設備機器(A,B,C…)の
稼動開始から停止までの消費電力または消費電力量につ
いての時間に対する変化を示す電力パターンを予め記憶
しておき、当該電力パターンに基づいて予想電力量を算
出して目標電力制御を行うものである。
【0023】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の目標電力制御装置であって、所定のデマンド制御対象
機器(α,β…)に対してデマンド制御を行うことで前
記目標電力制御を実行するものである。
【0024】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の目標電力制御装置であって、前記電動
設備機器(A,B,C…)の稼動抑制または稼動延期を
行うことで前記目標電力制御を実行するものである。
【0025】請求項4に記載の発明は、請求項1ないし
請求項3のいずれかに記載の目標電力制御装置であっ
て、前記電力パターンを予め記憶しておく記憶手段
(5)と、前記各電動設備機器の稼動開始を検出する稼
働状況管理手段(6)と、前記稼働状況管理手段で前記
電動設備機器の稼動開始が検出されたときに、既に稼働
中の前記電動設備機器についての前記予想電力量の合計
に、新たに稼動開始した前記電動設備機器の前記予想電
力量を加算する加算手段(7)と、前記加算手段での加
算結果と前記目標電力量とを比較して電力調整が必要か
否かを判定する判定手段(9)とを備えるものである。
【0026】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の目標電力制御装置であって、非稼動状態の前記電動設
備機器が稼動した場合の時限内の前記予想電力量を、前
記電力パターンに基づいて予め演算する予測手段(1
0)と、前記予測手段で演算された前記予想電力量と、
前記加算手段での加算結果とを合計し、その合計結果を
前記目標電力量を超えるか否かの予測判定を行う予測判
定手段(11)とを備えるものである。
【0027】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の目標電力制御装置であって、前記電動設備機器の各々
に警報手段がそれぞれ搭載され、前記予測判定手段が、
前記警報手段を駆動制御するものである。
【0028】請求項7に記載の発明は、請求項5または
請求項6に記載の目標電力制御装置であって、前記予測
判定手段が、前記合計結果を前記目標電力量に比較した
結果に基づいて、非稼動状態の前記電動設備機器(A,
B,C…)の稼動を禁止または延期するものである。
【0029】請求項8に記載の発明は、請求項5ないし
請求項7のいずれかに記載の目標電力制御装置であっ
て、前記予測判定手段が、目標電力量の遵守と、前記電
動設備機器の稼働の必要性と、目標電力制御の重要性と
の優先度を比較し、当該比較結果に基づいて、目標電力
量の変更、前記電動設備機器の停止状態の維持、または
前記電動設備機器の稼動開始時点の延期を含む所定の選
択枝を選択して実行するものである。
【0030】請求項9に記載の発明は、請求項5ないし
請求項8のいずれかに記載の目標電力制御装置であっ
て、前記予測判定手段が、前記目標電力量の遵守の優先
度が前記電動設備機器の稼働の必要性と同程度の優先度
であり、当該優先度が目標電力制御の重要性より高い場
合に、非稼動状態の前記電動設備機器がいつ稼動しても
良いように目標電力制御を行い、または前記目標電力量
を当該電動設備機器の稼動による消費分だけ下げて目標
電力制御を行うものである。
【0031】請求項10に記載の発明は、請求項5ない
し請求項9のいずれかに記載の目標電力制御装置であっ
て、前記予測判定手段が、前記目標電力量の遵守の優先
度が、目標電力制御の重要性より高く、更にこれらの優
先度より前記電動設備機器の稼働の必要性が低い場合
に、当該電動設備機器の停止状態の維持または稼動開始
時点の延期を実行するものである。
【0032】請求項11に記載の発明は、請求項5ない
し請求項10のいずれかに記載の目標電力制御装置であ
って、前記予測判定手段が、前記目標電力量の遵守の優
先度が、前記電動設備機器の稼働の必要性より高く、更
にこれらの優先度より目標電力制御の重要性が低い場合
に、目標電力制御を実施した後、電動設備機器の稼動に
よる予想電力量が目標電力量を超えないと判断した時点
で、電動設備機器を稼動するものである。
【0033】請求項12に記載の発明は、請求項5ない
し請求項11に記載の目標電力制御装置であって、前記
予測判定手段が、前記電動設備機器の稼働の必要性が最
優先であり、且つ前記目標電力量の遵守の優先度が目標
電力制御の重要性より高い場合に、前記時限内で予測電
力量が前記目標電力量を超えることを許容して、前記電
動設備機器の稼動を優先的に実行するものである。
【0034】請求項13に記載の発明は、所定の時限毎
に、所定の電動設備機器の消費電力量を所定の目標電力
量に制御する目標電力制御方法であって、前記電動設備
機器の稼動開始から停止までの消費電力または消費電力
量についての時間に対する変化を示す電力パターンを予
め記憶しておき、当該電力パターンに基づいて予想電力
量を算出して目標電力制御を行う。
【0035】請求項14に記載の発明は、請求項13に
記載の目標電力制御方法であって、所定のデマンド制御
対象機器に対してデマンド制御を行うことで前記目標電
力制御を実行する。
【0036】請求項15に記載の発明は、請求項13ま
たは請求項14に記載の目標電力制御方法であって、前
記電動設備機器の稼動抑制または稼動延期を行うことで
前記目標電力制御を実行する。
【0037】請求項16に記載の発明は、請求項13な
いし請求項15のいずれかに記載の目標電力制御方法で
あって、前記電動設備機器の稼動開始を検出する第1の
工程と、前記電動設備機器の稼動開始が検出されたとき
に、既に稼働中の前記電動設備機器についての前記予想
電力量の合計に、新たに稼動開始した前記電動設備機器
の前記予想電力量を加算する第2の工程と、前記加算手
段での加算結果と前記目標電力量とを比較して電力調整
が必要か否かを判定する第3の工程とを備える。
【0038】請求項17に記載の発明は、請求項16に
記載の目標電力制御方法であって、非稼動状態の前記電
動設備機器が稼動開始した場合の時限内の前記予想電力
量を前記電力パターンに基づいて予め演算する第4の工
程と、前記第4の工程で演算された前記予想電力量と、
前記第2の工程で加算された前記予想電力量とを合計
し、その合計結果を前記目標電力量に比較する第5の工
程とをさらに備える。
【0039】請求項18に記載の発明は、請求項17に
記載の目標電力制御方法であって、前記電動設備機器に
警報手段がそれぞれ搭載され、前記第5の工程での比較
結果に基づいて、前記警報手段を駆動制御する第5の工
程をさらに備える。
【0040】請求項19に記載の発明は、請求項17ま
たは請求項18に記載の目標電力制御方法であって、前
記第5の工程での比較結果に基づいて、非稼動状態の前
記電動設備機器の稼動を禁止または延期する第5の工程
をさらに備える。
【0041】請求項20に記載の発明は、請求項17な
いし請求項19のいずれかに記載の目標電力制御方法で
あって、前記第5の工程において、目標電力量の遵守
と、前記電動設備機器の稼働の必要性と、目標電力制御
の重要性との優先度を比較し、当該比較結果に基づい
て、目標電力量の変更、前記電動設備機器の停止状態の
維持、または前記電動設備機器の稼動開始時点の延期を
含む所定の選択枝を選択して実行する。
【0042】請求項21に記載の発明は、請求項17な
いし請求項20のいずれかに記載の目標電力制御方法で
あって、前記第5の工程において、前記目標電力量の遵
守の優先度が前記電動設備機器の稼働の必要性と同程度
の優先度であり、当該優先度が目標電力制御の重要性よ
り高い場合に、非稼動状態の前記電動設備機器がいつ稼
動しても良いように目標電力制御を行い、または前記目
標電力量を当該電動設備機器の稼動による消費分だけ下
げて目標電力制御を行う。
【0043】請求項22に記載の発明は、請求項17な
いし請求項21のいずれかに記載の目標電力制御方法で
あって、前記第5の工程において、前記目標電力量の遵
守の優先度が、目標電力制御の重要性より高く、更にこ
れらの優先度より前記電動設備機器の稼働の必要性が低
い場合に、当該電動設備機器の停止状態の維持または稼
動開始時点の延期を実行する。
【0044】請求項23に記載の発明は、請求項17な
いし請求項22のいずれかに記載の目標電力制御方法で
あって、前記第5の工程において、前記目標電力量の遵
守の優先度が、前記電動設備機器の稼働の必要性より高
く、更にこれらの優先度より目標電力制御の重要性が低
い場合に、目標電力制御を実施した後、電動設備機器の
稼動による予想電力量が目標電力量を超えないと判断し
た時点で、電動設備機器を稼動する。
【0045】請求項24に記載の発明は、請求項17な
いし請求項23のいずれかに記載の目標電力制御方法で
あって、前記第5の工程において、前記電動設備機器の
稼働の必要性が最優先であり、且つ前記目標電力量の遵
守の優先度が目標電力制御の重要性より高い場合に、前
記時限内で予測電力量が前記目標電力量を超えることを
許容して、前記電動設備機器の稼動を優先的に実行す
る。
【0046】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の一の実施の形態
に係る目標電力制御装置Dxを示すブロック図である。
この目標電力制御装置Dxは、各種の電動設備機器の稼
動開始から停止までの時間軸に対する消費電力または消
費電力量のパターン(電力パターン)を予め記憶してお
き、各電動設備機器の稼動開始を検出したときに、その
電動設備機器の稼動をも含めて必要となる電力量を、予
め記憶された電力パターンに基づいて時限毎に予測し、
この予測結果に基づいて目標電力制御を行う。
【0047】ここで、目標電力制御というときは、各電
動設備機器の稼動抑制等を含む制御と、デマンド制御対
象機器のデマンド制御(電力調整)の両方を含むものと
する。
【0048】具体的には、この目標電力制御装置Dx
は、ROMおよびRAM等が接続された一般的なCPU
内において所定のソフトウェアプログラムによって動作
するコンピュータが使用される。設備群Spが消費した
電動設備機器A,B,C…を含む設備群Spの全体的な
電力使用量は、目標電力制御装置Dxの外部に配置され
た契約メータ1によって検出され、契約メータ1からは
電気料金の計算に供されるパルス信号が出力される。そ
して目標電力制御装置Dxでは、当該パルス信号に基づ
いて、電力計測ブロック2が設備群Spの全体的な電力
使用量を計測・算出する。
【0049】予測ブロック4は、電力計測ブロック2で
計測・算出された電力使用量に基づいて時限での予想電
力量を算出する。各電動設備機器A,B,C…の電力パ
ターンは設備消費電力データベース(記憶手段)5にお
いて記憶され、稼働状況管理ブロック(稼働状況管理手
段)6は各電動設備機器A,B,C…の稼動状況(稼動
開始検出等)を管理する。
【0050】データベース加算ブロック(加算手段)7
は、稼働状況管理ブロック6で管理されている各電動設
備機器A,B,C…の稼動開始タイミングと、設備消費
電力データベース5内に記憶された電力パターンと、予
測ブロック4で予想された予想電力量とに基づいて、各
種電動設備機器A,B,C…の稼動状況に応じた予想電
力量を算出する。具体的には、新たに稼動開始した電動
設備機器の電力パターンを設備消費電力データベース5
から呼び出し、この電力パターンに基づいて算出された
予想電力量の推移を、いわば予想電力量の増加分とし
て、既に予測ブロック4で予想されている予想電力量の
推移に加算する。
【0051】判定ブロック(判定手段)9は、データベ
ース加算ブロック7で算出された予想電力量(加算結
果)と所定の目標電力量8との差分を求め、これと現在
の時限とに基づいてデマンド制御の対象範囲及び制御範
囲を判定する。この判定結果を受けて、設備制御パネル
等の所定の第1の制御ユニット13aがデマンド制御対
象機器α,β…のデマンド制御を行う。
【0052】停止中の電動設備機器A,B,C…が稼動
した場合の各時限での予想電力量は、停止設備稼働時予
測電力算出ブロック(予測手段)10で算出され、この
予想電力量とデータベース加算ブロック7で算出された
予想電力量とは、警報/制御ブロック(予測判定手段)
11において合計される。この合計結果が目標電力量8
と比較され、その比較結果よ応じて、第2の制御ユニッ
ト13bを通じて、停止中の電動設備機器A,B,C…
の稼動を制限する等の制御及び警報が出力される。
【0053】時限管理ブロック3は時限、例えば30分
間毎に、一日を区切って、電力計測ブロック2、予測ブ
ロック4、データベース加算ブロック7、判定ブロック
9を管理する。
【0054】これらの目標電力制御装置Dx内に備えら
れる構成要素2〜11の動作機能は、コンピュータのハ
ードディスクドライブ(図示省略)内に予め格納された
ソフトウェアプログラムによって定義されている。
【0055】尚、デマンド制御対象機器α,β…は、具
体的には例えば空気調和機または照明装置等、一時的に
停止や能力低減等により電力調整(デマンド制御)し得
る機器を言い、目標電力制御装置Dxの判定ブロック9
から出力された信号に基づいて設備制御パネル等の所定
の第1の制御ユニット13aの制御に従って稼動/非稼
動が制御される。
【0056】また、各電動設備機器A,B,C…は、例
えばプレス機、成型機または工作機械等の生産設備であ
り、電力消費パターンが一定であり、且つ多くの電力を
消費する機器であり、警報/制御ブロック11からの制
御に基づいて、設備制御パネル等の所定の第2の制御ユ
ニット13bの制御に従って稼動/非稼動が第2の制御
ユニット13bを通じて制御される。
【0057】また、各電動設備機器A,B,C…には、
赤色LED、黄色LED、緑色LEDといったカラー表
示による警報ランプ群(警報手段)12がそれぞれ搭載
されており、このうちの赤色LEDは目標電力制御によ
り稼動が停止される旨、黄色LEDは目標電力制御によ
り電力調整がなされる旨、緑色LEDは稼動停止及び電
力調整のいずれもなされていない旨を示す。これらの警
報ランプ群12は、目標電力制御装置Dxの警報/制御
ブロック11の制御に基づいて、第2の制御ユニット1
3bにより点灯駆動される。
【0058】次に、目標電力制御装置Dxの動作例を説
明する。ここで、設備消費電力データベース5には、例
えば、図2、図10及び図12に示したような各電動設
備機器A,B,C…の消費電力についての電力パターン
(時間軸に沿った電力の推移:単位はkW)が記憶され
ているものとする。また、契約メータ1は、電力計測ブ
ロック2に対してパルス信号を常時出力しているものと
する。
【0059】図3のフローチャート中のステップS01
で、1日を30分間毎に区切った時限が開始され、時限
管理ブロック3が、コンピュータのCPUでの計時にお
いて、時限中の進行時間を初期化(イニシャライズ)す
る。
【0060】次に、ステップS02で、電力計測ブロッ
ク2により設備群Spの電力使用量を計測・算出し、そ
の計測・算出結果に基づいて、予測ブロック4がその時
限での予想電力量を計算する。
【0061】続くステップS03では、稼働状況管理ブ
ロック6において、各電動設備機器A,B,C…が稼働
中であるか否かを判断する。そして、このステップS0
3で既に稼働中であると判断された電動設備機器A,
B,C…について、ステップS04で、設備消費電力デ
ータベース5内に予め格納された各電動設備機器A,
B,C…の電力パターンに基づいて、時間軸に沿った積
分計算を行い、時限の終了までのそれぞれの予想電力量
を計算する。
【0062】例えば、ある電動設備機器の電力パターン
が図2に示すものである場合、これを時間軸に沿って積
分計算した電力量(単位はkWh)の推移は図4のよう
になるため、これを当該電動設備機器の予測電力量の推
移であるとする。
【0063】そして、データベース加算ブロック7にお
いて、予想電力量の推移を、稼働中の全ての電動設備機
器A,B,C…について既に予測ブロック4で予想され
ている予想電力量に対し、その稼動期間を考慮しながら
加算し、現在時点から時限の終了時点までに消費される
予想電力量の合計の推移を求める。図5及び図6中に、
時限が開始された直後に予想された予想電力量ラインL
2aを例示する。
【0064】図3に戻り、次のステップS05で、判定
ブロック9は、データベース加算ブロック7で求められ
た予想電力量ラインL2aに基づいて、電力調整が必要
であるか否かを判断する。例えば、ステップS04で求
められた予想電力量ラインL2aが図5のように基準ラ
インL0を超過しない場合には、電力調整の必要がない
と判断する。このように、電力調整の必要がないと判断
した場合は、次のステップS06に進む。
【0065】ステップS06では、デマンド制御対象機
器α,β…についてデマンド制御が既に実施中であるか
否かを判断する。そして、時限の電力調整がまだ実施中
でないと判断した場合は、ステップS02〜S05の処
理を繰り返し実行する。尚、このようにステップS02
〜S05の処理を繰り返し実行するのは、その時点まで
非稼動状態だった電動設備機器A,B,C…が後に稼動
状態に変化した際に、その新たに稼働状況となった電動
設備機器A,B,C…を加味してそれ以降の電力調整の
有無を判断するためである。これらは、コンピュータと
しての目標電力制御装置に搭載されたCPUの処理速度
に応じて、ステップS02〜S05の処理を可及的に頻
繁に繰り返し実行する。これにより、非稼動状態の電動
設備機器A,B,C…が時限の途中で新たに稼動状態に
変化しても、電力調整の必要性の判断のタイミングが遅
れて電力調整が間に合わなくなる事態を防止できる。
【0066】一方、ステップS06において、デマンド
制御対象機器α,β…についてデマンド制御が既に実施
中であると判断した場合は、ステップS07に進む。ま
た、上述のステップS05において、ステップS04で
求められた予想電力量ラインL2aが図6のように基準
ラインL0を超過する場合には、電力調整が必要である
と判断し、この場合もステップS07に進む。
【0067】ステップS07では、判定ブロック9にお
いて、図6中の予想電力量ラインL2aと基準ラインL
0との差分の最大値Vmaxを求め、その差分の最大値
Vmaxに応じて、デマンド制御対象機器α,β…につ
いてのデマンド制御レベルを決定する。この決定結果を
設備制御パネル等の第1の制御ユニット13aに出力
し、この第1の制御ユニット13aにより、一部の電動
設備機器A,B,C…の稼動を強制的に停止したり、稼
動の開始時点を延期したりする。例えば、ある電動設備
機器が図13の時点T2で稼動を開始しようとした場
合、この稼動を開始しようとした電動設備機器の電力量
の推移を加味して予想電力量ラインL1cを求めた結
果、その時限が終了するまでに電力使用量L1cが基準
ラインL0を超過してしまう。そこで、その電動設備機
器を含めた予想電力量ラインL23が基準ラインL0を
超過しなくなるまで稼動開始時点T3を時点T2から時
間tdだけ遅延させれば、目標電力量の超過を防止でき
ることになる。
【0068】そして、ステップS08で、時限管理ブロ
ック3において、CPU(図示省略)での計時に基づい
て、30分間の時限が終了したか否かを判断する。ここ
で、時限が終了していないと判断した場合は、ステップ
S02〜ステップS07の処理を切り返し実行する。
尚、このようにステップS02〜S07の処理を繰り返
し実行するのは、上述と同様に、その時点まで非稼動状
態の電動設備機器A,B,C…がその後に稼動状態に変
化した際に、その新たに稼働状況となった電動設備機器
A,B,C…を加味してそれ以降の電力調整の有無を判
断するためである。これらは、コンピュータとしての目
標電力制御装置に搭載されたCPUの処理速度に応じ
て、ステップS02〜S07の処理を可及的に頻繁に繰
り返し実行する。これにより、非稼動状態の電動設備機
器A,B,C…が時限の途中で新たに稼動状態に変化し
ても、電力調整の必要性の判断のタイミングが遅れて電
力調整が間に合わなくなる事態を防止できる。
【0069】そして、ステップS08で、時限が終了し
たと判断した場合は、続くステップS09で、デマンド
制御対象機器α,β…についてのデマンド制御を解除
し、再び次の時限について、ステップS01以降の処理
を実行する。
【0070】以上のように、各電動設備機器A,B,C
…の時間軸に沿った電力パターンを予め記憶しておき、
電動設備機器A,B,C…の稼動開始が検出された場
合、電力パターンを加えて予想電力量ラインを算出し
て、この予想電力量ラインに基づいて電力調整が必要か
否か、及びその電力調整のレベルを判定しているので、
単に電力使用量の判断時点での変化率(微分値)に基づ
いて電力調整の必要性判断及びその電力調整のレベル判
断を行っていた従来の例に比べて、精度の良い判定結果
を得ることができる。したがって、消費電力を抑制する
必要がないのに抑制してしまったり(図9中の符号L3
参照)、逆に消費電力を抑制すべきなのに抑制しなかっ
たり(図11中の符号Lp参照)する事態を防止でき、
適正な目標電力制御を行うことができる。したがって、
より確実に契約電力を遵守することができる。
【0071】次に、非稼動状態の電動設備機器A,B,
C…が各時限の途中から稼働を開始することを想定し
て、その時限内の予想電力量の変化を予測し、この予測
結果に基づいてオペレータに警告を与える動作を、図7
のフローチャートに沿って説明する。尚、図7中のステ
ップS01〜S04は、図3中の同一符号の処理ステッ
プS01〜S04と同様である。即ち、図3のフローチ
ャートに沿って先に説明した通り、まずステップS01
で時限管理ブロック3により時限の初期化(イニシャラ
イズ)を行い、ステップS02で、電力計測ブロック2
での電力使用量の計測・算出結果に基づいて、予測ブロ
ック4が当該時限での予想電力量を計算する。そして、
ステップS03で、稼働状況管理ブロック6において、
各電動設備機器A,B,C…が稼働中であるか否かを判
断し、ステップS04で、稼働中の電動設備機器A,
B,C…について設備消費電力データベース5に記憶さ
れた電力量をデータベース加算ブロック7により加算す
る。
【0072】次に、ステップT01に進み、稼働状況管
理ブロック6は、停止中の電動設備機器A,B,C…の
台数nを取得し、ステップT02で、停止中の電動設備
機器A,B,C…を識別するための識別番号(1〜n)
を付与する。
【0073】続いて、ステップT03で、データベース
加算ブロック7は、電動設備機器A,B,C…の識別番
号を意味する変数iを初期化して値「1」を代入する。
尚、以下の説明において、識別番号iの電動設備機器
A,B,C…を「設備i」と称することにする。
【0074】そして、ステップT04で、データベース
加算ブロック7は、設備iについて、現在の時点から設
備iでの稼動が開始した場合の、時限が終了する時点ま
での消費電力量の時系列的な推移を、消費電力データベ
ース5内に予め記憶された電力パターン(図2、図10
及び図12)に基づいて計算する。
【0075】次に、ステップT05で、ステップS04
で求められた予想電力量ラインL2a(図5及び図6)
に、更にステップT04で求められた消費電力量の推移
を加算する。この加算により、非稼働状態の設備iが現
在の時点で稼動を開始すると仮定した場合の予想電力量
の推移をシミュレーションすることができる。
【0076】そして、ステップT06において、ステッ
プT05での加算結果として求められた予想電力量の推
移が、目標電力量としての基準ライン(図5及び図6中
の実線L0参照)を超過するか否かを判定ブロック9が
判断する。
【0077】ここで、ステップT06で、判定ブロック
9により、予想電力量の推移が目標電力量としての基準
ラインL0を超過すると判断した場合は、ステップT0
7に進み、デマンド制御対象機器α,β…についてのデ
マンド制御で調整可能か否かを判断する。
【0078】このステップT07で、デマンド制御対象
機器α,β…についてのデマンド制御で調整不可能と判
断した場合は、ステップT08に進み、設備iの警報ラ
ンプ群12中の赤色LEDを点灯(レッド表示)する。
【0079】一方、ステップT07で、デマンド制御対
象機器α,β…についてのデマンド制御で調整可能と判
断した場合は、ステップT09に進み、設備iの警報ラ
ンプ群12中の黄色LEDを点灯(イエロー)する。
【0080】また、上述のステップT06において、予
想電力量ラインL2aが目標電力量としての基準ライン
L0を超過しないと判断した場合は、ステップT10に
進み、設備iの警報ランプ群12中の緑色LEDを点灯
(グリーン表示)する。
【0081】しかる後、ステップT11で、変数iに値
「1」を加算(インクリメント)し、ステップT12
で、変数iがnを越えたか否かを判断する。ここで、変
数iがnを越えていないと判断した場合は、ステップT
04〜T11までの処理を繰り返す。一方、ステップT
12で、変数iがnを越えたと判断した場合は、次のス
テップT13に進み、時限管理ブロック3において、C
PU(図示省略)での計時に基づいて、30分間の時限
が終了したか否かを判断する。ここで、時限が終了して
いないと判断した場合は、ステップS03〜ステップT
12の処理を繰り返し実行する。
【0082】一方、ステップT13で、時限が終了した
と判断した場合は、ステップT14に進み、一旦、全て
の停止中の設備をグリーン表示した後、再びステップS
01に戻って、それまでの処理を繰り返す。
【0083】このように、非稼働状態の電動設備機器
A,B,C…について、時限中に稼働を開始した場合に
予想される電力量の推移を常時シミュレートし、このシ
ミュレート結果に基づいて、各電動設備機器A,B,C
…の警報を行うので、この警報に基づいて各電動設備機
器A,B,C…が消費電力量に与える影響を作業者が事
前に認識できる。したがって、目標電力量を超過するよ
うな電動設備機器A,B,C…の稼動を未然に防止する
ことが可能となる。
【0084】また、電力調整によっても予想電力量が目
標電力量を超過する場合に、目標電力制御装置Dxの警
報/制御ブロック11での制御に基づいて、第2の制御
ユニット13bにより一部の電動設備機器A,B,C…
の稼動を未然に禁止する。かかる処理は、上述したステ
ップS07において実施する。
【0085】かかる直接の制御の例を説明する。この場
合、目標電力量の遵守と、電動設備機器A,B,C…の
稼働の必要性と、デマンド制御対象機器α,β…につい
てのデマンド制御の重要性の3つの事項に関して、次の
{1}〜{4}に示した場合分けを行って制御を行う
(ステップS07)。
【0086】{1}目標電力量の遵守の優先度が、電動
設備機器A,B,C…の稼働の必要性と同程度の優先度
であり、これらの優先度がデマンド制御対象機器α,β
…についてのデマンド制御の重要性より高い場合は、電
動設備機器A,B,C…が非稼動状態であっても、この
電動設備機器A,B,C…がいつ稼動しても良いように
デマンド制御対象機器α,β…についてのデマンド制御
を行う。あるいは、目標電力量を電動設備機器A,B,
C…の稼動による消費分だけデマンド制御対象機器α,
β…の電力量を抑制するようデマンド制御を行う。
【0087】{2}目標電力量の遵守の優先度が、デマ
ンド制御対象機器α,β…についてのデマンド制御の重
要性より高く、更にこれらの優先度より電動設備機器
A,B,C…の稼働の必要性が低い場合は、もし電動設
備機器A,B,C…の稼動によりデマンド制御対象機器
α,β…についてのデマンド制御が必要となるものと予
測される場合、電動設備機器A,B,C…の稼動を強制
的に停止したり、または稼動の開始時点を延期したりす
る。この延期については、図13の時点T2において、
その直後に所定の電動設備機器A,B,C…が稼動を開
始すると仮定した場合に、この稼動を開始しようとした
電動設備機器A,B,C…の電力量の推移を加味して予
想電力量ラインL1cを求めた結果、その時限が終了す
るまでに電力使用量L1cが基準ラインL0を超過して
しまうため、その電動設備機器A,B,C…を含めた予
想電力量ラインL23が基準ラインL0を超過しなくな
るまで稼動開始時点T3を時点T2から時間tdだけ遅
延させれば、目標電力量の超過を防止できる。
【0088】{3}目標電力量の遵守の優先度が、電動
設備機器A,B,C…の稼働の必要性より高く、更にこ
れらの優先度よりデマンド制御対象機器α,β…につい
てのデマンド制御の重要性が低い場合には、デマンド制
御対象機器α,β…についてのデマンド制御を実施した
後、電動設備機器A,B,C…の稼動による予想電力量
が目標電力量を超えないと判断した時点で、電動設備機
器A,B,C…を稼動する。
【0089】{4}電動設備機器A,B,C…の稼働の
必要性が最優先であり、且つ目標電力量の遵守の優先度
がデマンド制御対象機器α,β…についてのデマンド制
御の重要性より高い場合には、電動設備機器A,B,C
…の稼動を優先的に実行し、時限によって目標電力量を
超えることがあっても、これを許容する。この場合は、
警報/制御ブロック11での制御に基づいて、第2の制
御ユニット13bが各電動設備機器A,B,C…の稼動
制限を一切実施しないことによって実現される。
【0090】尚、これらの{1}〜{4}の判断は、そ
れぞれの電動設備機器A,B,C…及びデマンド制御対
象機器α,β…毎について実行される。
【0091】これらの{1}〜{4}の動作は、コンピ
ュータとしての目標電力制御装置Dx内のCPUがソフ
トウェアプログラムに従って実現される。尚、{1}〜
{4}のうちのいずれを選択するかは、キーボード等の
コンピュータにおける一般的な入力装置をもって予め操
作入力しておけばよい。
【0092】このように、各電動設備機器A,B,C…
及び各デマンド制御対象機器α,β…の現場の実情に応
じて、デマンド制御を含む目標電力制御を随時実行する
ことで、電力量の超過の防止と各電動設備機器A,B,
C…の稼動とを現場目的に応じて適切に運用できる。
【0093】尚、上記実施の形態では、設備消費電力デ
ータベース5に予め記憶する電力パターンとして、図
2、図10及び図12に示したような各消費電力の時間
軸に沿った推移を適用していたが、図4のような消費電
力量(消費電力の時間軸に沿った積分値)の推移を適用
してもよい。
【0094】
【発明の効果】請求項1〜請求項4、請求項13〜請求
項16に記載の発明によると、電動設備機器の消費電力
または消費電力量についての時間に対する変化を示す電
力パターンに基づいて予想電力量を算出して目標電力制
御を行うので、実際の消費電力量の変化率のみに基づい
て予測電力を計算していた従来の場合に比べて、精度の
高い予想電力量の算出が可能となり、より確実に契約電
力を遵守することができる。
【0095】請求項5及び請求項17に記載の発明によ
ると、非稼動状態の各電動設備機器の稼動開始による時
限内の予想電力量を当該機器の電力パターンに基づいて
予め演算し、これと既に稼動している電動設備機器につ
いて算出された予想電力量とを合計し、その合計結果を
目標電力量に比較するので、非稼働の電動設備機器が後
に稼動を開始する場合を予めシミュレートしておくこと
ができ、このシミュレート結果に基づいて事前に適切な
目標電力制御等を実施することができる。したがって、
時限の終盤での急激な制御や、早期の過剰な制御を回避
でき、安定した目標電力制御を実施できる。特に、請求
項6及び請求項18のように、無理な電動設備機器の稼
動が起きないように事前に警報手段で報知したり、ある
いは、請求項7及び請求項19のように、非稼動状態の
電動設備機器の稼動を禁止または延期する際の適正な判
断を行うことが可能となる。
【0096】請求項8〜請求項12及び請求項20〜請
求項24に記載の発明によると、各電動設備機器の現場
の実情に応じて、目標電力制御を随時実行することで、
電力量の超過の防止と各電動設備機器の稼動とを現場目
的に応じて適切に運用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一の実施の形態に係る目標電力制御
装置を示すブロック図である。
【図2】電動設備機器の電力パターンの一例を示す図で
ある。
【図3】この発明の一の実施の形態に係る目標電力制御
装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】電動設備機器の電力量の推移の一例を示す図で
ある。
【図5】この発明の一の実施の形態に係る目標電力制御
装置によって予想された予想電力量ラインの一例を示す
図である。
【図6】この発明の一の実施の形態に係る目標電力制御
装置によって予想された予想電力量ラインの他の例を示
す図である。
【図7】この発明の一の実施の形態に係る目標電力制御
装置の動作を示すフローチャートである。
【図8】従来の目標電力制御装置で目標電力制御した場
合の予想電力量ラインを示す図である。
【図9】従来の目標電力制御装置で目標電力制御した場
合の予想電力量ラインを示す図である。
【図10】電動設備機器の電力パターンの一例を示す図
である。
【図11】従来の目標電力制御装置で目標電力制御した
場合の予想電力量ラインを示す図である。
【図12】電動設備機器の電力パターンの一例を示す図
である。
【図13】従来の目標電力制御装置で目標電力制御した
場合の予想電力量ラインを示す図である。
【符号の説明】
1 契約メータ 2 電力計測ブロック 3 時限管理ブロック 4 予測ブロック 5 設備消費電力データベース 6 稼働状況管理ブロック 7 データベース加算ブロック 8 目標電力量 9 判定ブロック 10 停止設備稼働時予測電力算出ブロック 11 警報/制御ブロック 13a,13b 制御ブロック A,B,C… 電動設備機器 Dx 目標電力制御装置 Sp 設備群

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の時限毎に、消費電力量を所定の目
    標電力量に制御する目標電力制御装置(Dx)であっ
    て、 所定の電動設備機器(A,B,C…)の稼動開始から停
    止までの消費電力または消費電力量についての時間に対
    する変化を示す電力パターンを予め記憶しておき、当該
    電力パターンに基づいて予想電力量を算出して目標電力
    制御を行う目標電力制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の目標電力制御装置であ
    って、 所定のデマンド制御対象機器(α,β…)に対してデマ
    ンド制御を行うことで前記目標電力制御を実行する目標
    電力制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の目標電
    力制御装置であって、 前記電動設備機器(A,B,C…)の稼動抑制または稼
    動延期を行うことで前記目標電力制御を実行する目標電
    力制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の目標電力制御装置であって、 前記電力パターンを予め記憶しておく記憶手段(5)
    と、 前記各電動設備機器の稼動開始を検出する稼働状況管理
    手段(6)と、 前記稼働状況管理手段で前記電動設備機器の稼動開始が
    検出されたときに、既に稼働中の前記電動設備機器につ
    いての前記予想電力量の合計に、新たに稼動開始した前
    記電動設備機器の前記予想電力量を加算する加算手段
    (7)と、 前記加算手段での加算結果と前記目標電力量とを比較し
    て電力調整が必要か否かを判定する判定手段(9)とを
    備える目標電力制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の目標電力制御装置であ
    って、 非稼動状態の前記電動設備機器が稼動した場合の時限内
    の前記予想電力量を、前記電力パターンに基づいて予め
    演算する予測手段(10)と、 前記予測手段で演算された前記予想電力量と、前記加算
    手段での加算結果とを合計し、その合計結果を前記目標
    電力量を超えるか否かの予測判定を行う予測判定手段
    (11)とを備える目標電力制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の目標電力制御装置であ
    って、 前記電動設備機器の各々に警報手段がそれぞれ搭載さ
    れ、 前記予測判定手段が、前記警報手段を駆動制御すること
    を特徴とする目標電力制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項5または請求項6に記載の目標電
    力制御装置であって、 前記予測判定手段が、前記合計結果を前記目標電力量に
    比較した結果に基づいて、非稼動状態の前記電動設備機
    器(A,B,C…)の稼動を禁止または延期することを
    特徴とする目標電力制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項5ないし請求項7のいずれかに記
    載の目標電力制御装置であって、 前記予測判定手段が、目標電力量の遵守と、前記電動設
    備機器の稼働の必要性と、目標電力制御の重要性との優
    先度を比較し、当該比較結果に基づいて、目標電力量の
    変更、前記電動設備機器の停止状態の維持、または前記
    電動設備機器の稼動開始時点の延期を含む所定の選択枝
    を選択して実行することを特徴とする目標電力制御装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項5ないし請求項8のいずれかに記
    載の目標電力制御装置であって、 前記予測判定手段が、前記目標電力量の遵守の優先度が
    前記電動設備機器の稼働の必要性と同程度の優先度であ
    り、当該優先度が目標電力制御の重要性より高い場合
    に、非稼動状態の前記電動設備機器がいつ稼動しても良
    いように目標電力制御を行い、または前記目標電力量を
    当該電動設備機器の稼動による消費分だけ下げて目標電
    力制御を行うことを特徴とする目標電力制御装置。
  10. 【請求項10】 請求項5ないし請求項9のいずれかに
    記載の目標電力制御装置であって、 前記予測判定手段が、前記目標電力量の遵守の優先度
    が、目標電力制御の重要性より高く、更にこれらの優先
    度より前記電動設備機器の稼働の必要性が低い場合に、
    当該電動設備機器の停止状態の維持または稼動開始時点
    の延期を実行することを特徴とする目標電力制御装置。
  11. 【請求項11】 請求項5ないし請求項10のいずれか
    に記載の目標電力制御装置であって、 前記予測判定手段が、前記目標電力量の遵守の優先度
    が、前記電動設備機器の稼働の必要性より高く、更にこ
    れらの優先度より目標電力制御の重要性が低い場合に、
    目標電力制御を実施した後、電動設備機器の稼動による
    予想電力量が目標電力量を超えないと判断した時点で、
    電動設備機器を稼動することを特徴とする目標電力制御
    装置。
  12. 【請求項12】 請求項5ないし請求項11に記載の目
    標電力制御装置であって、 前記予測判定手段が、前記電動設備機器の稼働の必要性
    が最優先であり、且つ前記目標電力量の遵守の優先度が
    目標電力制御の重要性より高い場合に、前記時限内で予
    測電力量が前記目標電力量を超えることを許容して、前
    記電動設備機器の稼動を優先的に実行することを特徴と
    する目標電力制御装置。
  13. 【請求項13】 所定の時限毎に、所定の電動設備機器
    の消費電力量を所定の目標電力量に制御する目標電力制
    御方法であって、 前記電動設備機器の稼動開始から停止までの消費電力ま
    たは消費電力量についての時間に対する変化を示す電力
    パターンを予め記憶しておき、当該電力パターンに基づ
    いて予想電力量を算出して目標電力制御を行う目標電力
    制御方法。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の目標電力制御方法
    であって、 所定のデマンド制御対象機器に対してデマンド制御を行
    うことで前記目標電力制御を実行する目標電力制御方
    法。
  15. 【請求項15】 請求項13または請求項14に記載の
    目標電力制御方法であって、 前記電動設備機器の稼動抑制または稼動延期を行うこと
    で前記目標電力制御を実行する目標電力制御方法。
  16. 【請求項16】 請求項13ないし請求項15のいずれ
    かに記載の目標電力制御方法であって、 前記電動設備機器の稼動開始を検出する第1の工程と、 前記電動設備機器の稼動開始が検出されたときに、既に
    稼働中の前記電動設備機器についての前記予想電力量の
    合計に、新たに稼動開始した前記電動設備機器の前記予
    想電力量を加算する第2の工程と、 前記加算手段での加算結果と前記目標電力量とを比較し
    て電力調整が必要か否かを判定する第3の工程とを備え
    る目標電力制御方法。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の目標電力制御方法
    であって、 非稼動状態の前記電動設備機器が稼動開始した場合の時
    限内の前記予想電力量を前記電力パターンに基づいて予
    め演算する第4の工程と、 前記第4の工程で演算された前記予想電力量と、前記第
    2の工程で加算された前記予想電力量とを合計し、その
    合計結果を前記目標電力量に比較する第5の工程とをさ
    らに備える目標電力制御方法。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の目標電力制御方法
    であって、 前記電動設備機器に警報手段がそれぞれ搭載され、 前記第5の工程での比較結果に基づいて、前記警報手段
    を駆動制御する第5の工程をさらに備える目標電力制御
    方法。
  19. 【請求項19】 請求項17または請求項18に記載の
    目標電力制御方法であって、 前記第5の工程での比較結果に基づいて、非稼動状態の
    前記電動設備機器の稼動を禁止または延期する第5の工
    程をさらに備える目標電力制御方法。
  20. 【請求項20】 請求項17ないし請求項19のいずれ
    かに記載の目標電力制御方法であって、 前記第5の工程において、目標電力量の遵守と、前記電
    動設備機器の稼働の必要性と、目標電力制御の重要性と
    の優先度を比較し、当該比較結果に基づいて、目標電力
    量の変更、前記電動設備機器の停止状態の維持、または
    前記電動設備機器の稼動開始時点の延期を含む所定の選
    択枝を選択して実行することを特徴とする目標電力制御
    方法。
  21. 【請求項21】 請求項17ないし請求項20のいずれ
    かに記載の目標電力制御方法であって、 前記第5の工程において、前記目標電力量の遵守の優先
    度が前記電動設備機器の稼働の必要性と同程度の優先度
    であり、当該優先度が目標電力制御の重要性より高い場
    合に、非稼動状態の前記電動設備機器がいつ稼動しても
    良いように目標電力制御を行い、または前記目標電力量
    を当該電動設備機器の稼動による消費分だけ下げて目標
    電力制御を行うことを特徴とする目標電力制御方法。
  22. 【請求項22】 請求項17ないし請求項21のいずれ
    かに記載の目標電力制御方法であって、 前記第5の工程において、前記目標電力量の遵守の優先
    度が、目標電力制御の重要性より高く、更にこれらの優
    先度より前記電動設備機器の稼働の必要性が低い場合
    に、当該電動設備機器の停止状態の維持または稼動開始
    時点の延期を実行することを特徴とする目標電力制御方
    法。
  23. 【請求項23】 請求項17ないし請求項22のいずれ
    かに記載の目標電力制御方法であって、 前記第5の工程において、前記目標電力量の遵守の優先
    度が、前記電動設備機器の稼働の必要性より高く、更に
    これらの優先度より目標電力制御の重要性が低い場合
    に、目標電力制御を実施した後、電動設備機器の稼動に
    よる予想電力量が目標電力量を超えないと判断した時点
    で、電動設備機器を稼動することを特徴とする目標電力
    制御方法。
  24. 【請求項24】 請求項17ないし請求項23のいずれ
    かに記載の目標電力制御方法であって、 前記第5の工程において、前記電動設備機器の稼働の必
    要性が最優先であり、且つ前記目標電力量の遵守の優先
    度が目標電力制御の重要性より高い場合に、前記時限内
    で予測電力量が前記目標電力量を超えることを許容し
    て、前記電動設備機器の稼動を優先的に実行することを
    特徴とする目標電力制御方法。
JP2002115889A 2002-04-18 2002-04-18 目標電力制御装置及び目標電力制御方法 Pending JP2003319556A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002115889A JP2003319556A (ja) 2002-04-18 2002-04-18 目標電力制御装置及び目標電力制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002115889A JP2003319556A (ja) 2002-04-18 2002-04-18 目標電力制御装置及び目標電力制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003319556A true JP2003319556A (ja) 2003-11-07

Family

ID=29533821

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002115889A Pending JP2003319556A (ja) 2002-04-18 2002-04-18 目標電力制御装置及び目標電力制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003319556A (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005316843A (ja) * 2004-04-30 2005-11-10 Masaharu Inoue 電気料金通知システム、電気料金通知方法、およびその方法をコンピュータに行わせるプログラム
JP2007129873A (ja) * 2005-11-07 2007-05-24 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> エネルギー需要管理装置および方法
JP2008259402A (ja) * 2007-03-09 2008-10-23 Sanyo Electric Co Ltd デマンド制御システム、デマンドコントローラ、デマンドプログラム及びデマンド制御方法
JP2010028948A (ja) * 2008-07-17 2010-02-04 Nyk Trading Corp 機器運転パターン管理方法および負荷配分予測制御方法
JP2010187485A (ja) * 2009-02-13 2010-08-26 Panasonic Electric Works Co Ltd 電力管理システム
JP2010223628A (ja) * 2009-03-19 2010-10-07 Panasonic Electric Works Denro Co Ltd 電力量計
JP2011061991A (ja) * 2009-09-10 2011-03-24 Toshiba Corp 電力デマンド監視装置および電力デマンド監視方法
JP2012120401A (ja) * 2010-12-03 2012-06-21 Sony Corp 配電システム及び配電方法
CN102684189A (zh) * 2012-05-15 2012-09-19 国网电力科学研究院 一种水电站调压井agc控制方法
JP2012239270A (ja) * 2011-05-11 2012-12-06 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd デマンド制御システム
JP2013059204A (ja) * 2011-09-08 2013-03-28 Azbil Corp 電力デマンド方法および電力デマンド装置
WO2013033619A3 (en) * 2011-09-02 2013-04-25 Hunt Energy Iq, Lp Load profile management and cost sensitivity analysis
JP2015047044A (ja) * 2013-08-29 2015-03-12 京セラ株式会社 エネルギー管理装置、エネルギー管理方法及びエネルギー管理システム
KR101692316B1 (ko) * 2016-04-15 2017-01-03 임병천 전력량 제어 장치, 그 장치를 구비한 수배전 및 분전반
US11215651B2 (en) 2018-06-27 2022-01-04 Mitsubishi Electric Corporation Power consumption estimation device

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005316843A (ja) * 2004-04-30 2005-11-10 Masaharu Inoue 電気料金通知システム、電気料金通知方法、およびその方法をコンピュータに行わせるプログラム
JP2007129873A (ja) * 2005-11-07 2007-05-24 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> エネルギー需要管理装置および方法
JP2008259402A (ja) * 2007-03-09 2008-10-23 Sanyo Electric Co Ltd デマンド制御システム、デマンドコントローラ、デマンドプログラム及びデマンド制御方法
JP2010028948A (ja) * 2008-07-17 2010-02-04 Nyk Trading Corp 機器運転パターン管理方法および負荷配分予測制御方法
JP2010187485A (ja) * 2009-02-13 2010-08-26 Panasonic Electric Works Co Ltd 電力管理システム
JP2010223628A (ja) * 2009-03-19 2010-10-07 Panasonic Electric Works Denro Co Ltd 電力量計
JP2011061991A (ja) * 2009-09-10 2011-03-24 Toshiba Corp 電力デマンド監視装置および電力デマンド監視方法
CN102545273A (zh) * 2010-12-03 2012-07-04 索尼公司 配电系统和配电方法
JP2012120401A (ja) * 2010-12-03 2012-06-21 Sony Corp 配電システム及び配電方法
US10454285B2 (en) 2010-12-03 2019-10-22 Sony Corporation Electricity distribution system and electricity distribution method
JP2012239270A (ja) * 2011-05-11 2012-12-06 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd デマンド制御システム
WO2013033619A3 (en) * 2011-09-02 2013-04-25 Hunt Energy Iq, Lp Load profile management and cost sensitivity analysis
JP2013059204A (ja) * 2011-09-08 2013-03-28 Azbil Corp 電力デマンド方法および電力デマンド装置
CN102684189A (zh) * 2012-05-15 2012-09-19 国网电力科学研究院 一种水电站调压井agc控制方法
JP2015047044A (ja) * 2013-08-29 2015-03-12 京セラ株式会社 エネルギー管理装置、エネルギー管理方法及びエネルギー管理システム
KR101692316B1 (ko) * 2016-04-15 2017-01-03 임병천 전력량 제어 장치, 그 장치를 구비한 수배전 및 분전반
US11215651B2 (en) 2018-06-27 2022-01-04 Mitsubishi Electric Corporation Power consumption estimation device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003319556A (ja) 目標電力制御装置及び目標電力制御方法
EP2859362B1 (en) Virtual demand auditing of devices in a building
CN107925134B (zh) 电池管理装置、电池系统以及混合动力车辆控制系统
US20090234511A1 (en) Demand control device
JP6422798B2 (ja) 電池管理装置、電池システムおよびハイブリッド車両制御システム
JP2004324985A (ja) 空調管理装置および空調管理システム
CN108981082B (zh) 空调化霜控制方法、控制装置及空调
WO1997027659A1 (fr) Procede et dispositif de reduction de l&#39;effet de memoire d&#39;une batterie d&#39;accumulateurs
JP2009244179A (ja) バッテリの放電持続時間予測方法、バッテリ状態検知方法、バッテリ状態検知装置及びバッテリ電源システム
CN108773296A (zh) 狂暴加速模式的控制方法、存储介质和电动汽车
CN108917118A (zh) 空调及其控制方法、装置
CN109282455A (zh) 一种控制传感器运行的方法、装置及空调系统
CN104376835A (zh) 一种调整亮度的方法及电子设备
CN108281015B (zh) 一种交通仿真控制方法和装置
DE50203206D1 (de) Einrichtungen und methoden zur vereinfachung des ocr-basierten enforcements bei automatischen mautsystemen
JP2000050500A (ja) デマンド制御方法
CN113453504A (zh) 一种电网友好的数据中心制冷系统控制方法及系统
JP5203496B2 (ja) バッテリ状態検知方法、バッテリ状態検知装置及びバッテリ電源システム
CN103253558B (zh) 电梯电力控制装置及电梯电力控制方法
JP2805508B2 (ja) プラント機器の寿命管理方法及び装置
JP2014143790A (ja) エンジン発電機及びエンジン発電機の運転方法
CN114622047B (zh) 高炉炉缸工作状态确定方法、装置、设备及存储介质
CN117090756A (zh) 计算空压机负载率方法、空气管理系统、车辆和存储介质
JP2003140768A (ja) 周波数制御回路
CN109140679A (zh) 一种恒风量调试方法、装置及空调

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050224

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061011

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070227

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070417

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070710

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20070809

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070907

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070914

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20071207