JP2003319117A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP2003319117A
JP2003319117A JP2002125342A JP2002125342A JP2003319117A JP 2003319117 A JP2003319117 A JP 2003319117A JP 2002125342 A JP2002125342 A JP 2002125342A JP 2002125342 A JP2002125342 A JP 2002125342A JP 2003319117 A JP2003319117 A JP 2003319117A
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JP2002125342A
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Tetsuya Kagawa
哲也 香川
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えばポート番号のみが通知される「i・ナ
ンバー」サービスを契約した利用者においても、ファク
シミリ装置が受信したファクシミリ画情報を所望のPC
等の情報端末に転送することができるファクシミリ装置
を提供する。 【解決手段】 デジタル公衆回線網を通じてファクシミ
リ画情報とともにポート番号aが通知されると、ポート
番号aに対応するダイヤルイン番号bを対応番号表2a
を用いて検索し、検索されたダイヤルイン番号bに基づ
いて決定した配信先に対し、デジタル公衆回線網を通じ
てファクシミリ画情報を配信する。これにより、例えば
ダイヤルイン番号情報やサブアドレス情報ではなくポー
ト番号aのみが通知される「i・ナンバー」サービスを
契約した利用者においても、ファクシミリ装置が受信し
たファクシミリ画情報を所望のPC等の情報端末に転送
することができるので、操作性や機能性を向上させるこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ファクシミリ装置において
は、着番号(ダイヤルイン番号)に応じた転送先(配信
先)に転送するようなアプリケーションが提案されてい
る。これは近年のインターネットを中心とするITイン
フラの整備により、従来はファクシミリ装置で受信し印
字していた文書を、PC(Personal Computer)等の情
報端末に転送して読みたいというニーズが増えてきたた
めである。この場合、1台のファクシミリ装置に複数の
個人別ダイヤルイン番号で着信できるようにしておき、
番号に対応する各自のPCへ転送するものである。この
方法は、特開2001−45214公報や特開2001
−189837公報に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、1本
のISDN回線で複数の番号を使い分けることができる
サービス(一般に、「i・ナンバー(商標)」サービス
と呼ばれている。)の提供が開始されている。このサー
ビスでは従来のダイヤルインと異なり、ダイヤルイン番
号毎に着番号が通知されず、ポート番号と呼ばれる数値
(例:1,2,3,・・・)のみが通知される。
【0004】ところが、特開2001−45214公報
や特開2001−189837公報に記載されている方
法では、ダイヤルイン番号情報やサブアドレス情報が通
知されることを前提としているため、ポート番号のみを
通知する「i・ナンバー」サービスでは対応できないと
いう問題がある。
【0005】本発明の目的は、例えばポート番号のみが
通知される「i・ナンバー」サービスを契約した利用者
においても、ファクシミリ装置が受信したファクシミリ
画情報を所望のPC等の情報端末に転送することができ
るファクシミリ装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
デジタル公衆回線網に接続され、ファクシミリ画情報の
送受信機能を有するファクシミリ装置において、ポート
番号とダイヤルイン番号とを対応付けたテーブルを記憶
部に記憶する対応番号記憶手段と、前記デジタル公衆回
線網を通じて前記ファクシミリ画情報とともに通知され
るポート番号を受信するポート番号受信手段と、受信し
た前記ポート番号に対応するダイヤルイン番号を前記テ
ーブルを用いて検索するダイヤルイン番号検索手段と、
前記テーブルを用いて検索された前記ダイヤルイン番号
に基づいて配信先を決定する配信先決定手段と、この配
信先決定手段により決定された前記配信先に対し、前記
デジタル公衆回線網を通じて前記ファクシミリ画情報の
配信を行う配信手段と、を備える。
【0007】したがって、デジタル公衆回線網を通じて
ファクシミリ画情報とともにポート番号が通知される
と、ポート番号に対応するダイヤルイン番号がテーブル
を用いて検索され、検索されたダイヤルイン番号に基づ
いて決定された配信先に対し、デジタル公衆回線網を通
じてファクシミリ画情報が配信される。これにより、例
えばダイヤルイン番号情報やサブアドレス情報ではなく
ポート番号のみが通知される「i・ナンバー」サービス
を契約した利用者においても、ファクシミリ装置が受信
したファクシミリ画情報を所望のPC等の情報端末に転
送することが可能になる。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載のフ
ァクシミリ装置において、前記配信手段は、前記ファク
シミリ画情報を電子メールに含めて配信する。
【0009】したがって、機能性や操作性を向上させる
ことが可能になる。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載のファクシミリ装置において、前記ファクシミリ画
情報とともに通知される送信者識別情報を受信する送信
者識別情報受信手段と、この送信者識別情報受信手段に
より受信した前記送信者識別情報を、前記デジタル公衆
回線網を通じて前記ファクシミリ画情報とともに前記配
信先へ転送する送信者識別情報転送手段と、を備える。
【0011】したがって、ファクシミリ画情報とともに
通知される送信者識別情報がファクシミリ画情報ととも
に配信先へと転送されることにより、中継装置が入って
いるにも関わらず送信者を識別することが可能となるの
で、操作性を向上させることが可能になる。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項3記載のフ
ァクシミリ装置において、前記ファクシミリ画情報を電
子メールに含めて配信する場合には、前記送信者識別情
報をメールサブジェクトに埋めこむ。
【0013】したがって、中継装置が入っているにも関
わらず送信者を識別することが可能となる。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項3または4
記載のファクシミリ装置において、前記送信者識別情報
は、G3規格(ファクシミリの国際規格)で通知される
送信端末識別信号TSIである。
【0015】したがって、ファクシミリ画情報をG3通
信で行う場合には、送信者識別情報を確実に付与するこ
とが可能になる。
【0016】請求項6記載の発明は、請求項1記載のフ
ァクシミリ装置において、前記テーブルに対応付けて記
憶されたポート番号とダイヤルイン番号とをレポートと
して印字出力する。
【0017】したがって、対応関係をレポートでも確認
することが可能になるので、操作性を向上させることが
可能になる。
【0018】
【発明の実施の形態】[第一の実施の形態]本発明の第
一の実施の形態を図1ないし図8に基づいて説明する。
【0019】図1は第一の実施の形態のファクシミリ装
置100のハードウェア構成の概略を示すブロック図で
ある。本実施の形態のファクシミリ装置100は、この
ファクシミリ装置に設けられる各部を制御するシステム
制御部1を備えている。このシステム制御部1はCPU
(Central Processing Unit)を有してマイクロコンピ
ュータを構成し、蓄積交換型プログラム方式による伝送
制御手順に従い当該ファクシミリ装置の全体動作制御を
行う。記憶部であるROM(Read Only Memory)2は、
後述するような各種機能をシステム制御部1に実現させ
るための動作制御用のプログラムを格納するものであ
り、このROM2がプログラムを記憶した記憶媒体とし
て機能している。このため、本実施の形態では、ROM
2が例えばEEPROMやフラッシュメモリにより構成
され、ROM2に記憶されているプログラムが書換え自
在とされている。なお、特に図示しないが、ネットワー
ク経由でプログラムをダウンロードさせる場合であれ
ば、ネットワークインタフェースを付加すればよい。ま
た、本実施の形態のROM2は、図1に示すように、後
述する対応番号表2aや配信先リスト2bを備えてい
る。RAM(Random Access Memory)3は、システム制
御部1のワークエリアとして機能するもので、各種情報
を書換え自在に格納する。
【0020】また、ファクシミリ装置100は、スキャ
ナ4、プロッタ5、操作表示部6、符号化復号化部7、
画像メモリ8、通信制御部9を備え、これらの構成要素
は内部バス12を介してシステム制御部1に接続されて
おり、これらの各構成要素間でのデータのやり取りは、
主としてこの内部バス12を介して行われる。
【0021】スキャナ4は、送信対象となる原稿画像を
光電変換して電気的に読取り、ファクシミリ画情報を生
成するものである。
【0022】プロッタ5は、レーザプリンタ等により構
成され、受信したファクシミリ画情報の印刷出力を受け
持つものであり、本実施の形態では、後述する管理レポ
ートを出力する出力手段としても機能する。
【0023】操作表示部6は、相手先電話番号を指定す
るためのテンキー、送信スタートキー、ワンタッチダイ
ヤルキー、及び、その他各種キーが配設される入力操作
部と、ユーザに知らせるべき装置の動作状態や、各種メ
ッセージを表示するLCD(Liquid Crystal Display)
等の表示部とを備える。
【0024】符号化復号化部7は、送信するファクシミ
リ画情報をデータ圧縮(符号化圧縮)するとともに、受
信したファクシミリ画情報を元のファクシミリ画情報に
復元(復号化)するものである。
【0025】画像メモリ8は、送受信対象となる符号化
圧縮された状態のファクシミリ画情報を蓄積するもので
ある。
【0026】通信制御部9には、DSU(Digital Serv
ice Unit)10及びTA(TerminalAdapter)11が接
続されている。通信制御部9は、DSU10及びTA1
1を介してファクシミリ装置100をデジタル公衆回線
網ISDNに接続するとともに、レイヤ1の信号処理機
能およびDチャネル(信号チャネル)の信号と2つのB
チャネル(情報チャネル)の信号の統合/分離機能を備
えたものである。より詳細には、呼設定/呼解放手順処
理などISDNのDチャネル上の信号処理を実行すると
ともに、Bチャネル上で行うG4ファクシミリ伝送手順
機能及びG3ファクシミリ伝送手順機能を実現する。ま
た、この通信制御部9は、詳細は後述するが、ファクシ
ミリ画情報を電子メールとしてやりとりする際に適用さ
れる電子メール処理機能などの種々の機能も備えてい
る。
【0027】また、通信制御部9には、LAN(Local
Area Network)制御部13が接続されており、ファクシ
ミリ装置100はLANを介して接続されるメールサー
バ装置(図示せず)経由でインターネットに接続されて
いる。
【0028】ここで、基本的には、インターネットにお
けるデータのやりとりは、いわゆるTCP/IPと呼ば
れるトランスポートレイヤまでの伝送プロトコルと、そ
れ以上の上位レイヤの通信プロトコルとの組み合わせ
(いわゆるプロトコルスイート)が適用して行われる。
例えば、電子メールのデータのやりとりでは上位レイヤ
の通信プロトコルとしてSMTP(Simple Mail Transf
er Protocol)という通信プロトコルが適用される。
【0029】また、TCP/IP,SMTPなどの通信
プロトコル、および、電子メールのデータ形式やデータ
構造などについては、それぞれIETF(Internet Eng
ineering Task Force)というインターネットに関する
技術内容をまとめている組織から発行されているRFC
(Request For Comments)文書により規定されている。
例えば、TCPはRFC793、IPはRFC793、
SMTPはRFC821、電子メールの形式は、RFC
822,RFC1521,RFC1522(MIME
(Multi Purpose Mail Extension)形式)などでそれぞ
れ規定されている。
【0030】ところで、本実施の形態のDSU10及び
TA11は、1本のISDN回線で複数の番号を使い分
けることができるようになっている(一般に、「i・ナ
ンバー(商標)」サービスと呼ばれている。)。この
「i・ナンバー」サービスでは、従来のダイヤルインと
は異なり、ダイヤルイン番号毎に着番号が通知されず、
ポート番号と呼ばれる数値のみが通知される。
【0031】そこで、本実施の形態のファクシミリ装置
100においては、図2に示すように、各“「i・ナン
バー」のポート番号”aに対し、“ダイヤルイン番号”
bをそれぞれ対応付けたテーブルである対応番号表2a
に登録している。ここに、対応番号記憶手段が実現され
ている。
【0032】また、本実施の形態においては、受信した
画情報を所定の配信先に転送することが可能になってい
る。そこで、図3に示すように、“配信ID”cに対
し、“配信先”dをそれぞれ対応付けて配信先リスト2
bに登録している。ここで、“配信ID”cは、“ダイ
ヤルイン番号”bそのものや、この“ダイヤルイン番
号”bに含まれる番号列等である。また、“配信先”d
は、配信先のFAX番号やメールアドレスである。な
お、図3においては、“配信ID”cと“配信先”dと
を1対1で対応付けているが、“配信ID”cに対して
複数の“配信先”dを対応付けるようにしても良い。
【0033】これらの対応番号表2a及び配信先リスト
2bの内容は、操作表示部6を介して、当該ファクシミ
リ装置100のユーザにより登録される。また、対応番
号表2aの登録結果は、タイトルを付けてフォントデー
タを引用してレポート情報として生成され、プロッタ5
から管理レポートR(図4参照)として出力される。こ
れにより、対応関係をレポートでも確認することができ
るので、操作性を向上させることができる。
【0034】このような構成のファクシミリ装置100
におけるファクシミリ受信処理手順について説明する。
ここで、図5はファクシミリ装置100におけるファク
シミリ受信処理手順を模式的に示す説明図、図6はその
処理制御を示すフローチャートである。
【0035】本実施の形態のファクシミリ装置100に
接続されるDSU10及びTA11においては、前述し
たように1本のISDN回線で複数の番号を使い分ける
ことができるようになっており、ファクシミリ装置10
0のシステム制御部1は、着信があると(ステップS1
のY)、ポート番号を受信する(ステップS2:ポート
番号受信手段)。
【0036】ポート番号を受信すると、システム制御部
1は、対応番号表2aに基づいて受信したポート番号を
ダイヤルイン番号に置換えた後(ステップS3:ダイヤ
ルイン番号検索手段)、配信先リスト2bに基づいて画
情報の配信先を決定し(ステップS4:配信先決定手
段)、決定した配信先に対するファクシミリ画情報の配
信を開始する(ステップS5:配信手段)。
【0037】ここで、ステップS5におけるファクシミ
リ画情報の配信について説明する。例えば、ステップS
4で決定した配信先(“配信先”d)が配信先のFAX
番号であった場合には、ファクシミリ画情報をDSU1
0及びTA11を介して配信先のFAX番号に配信す
る。
【0038】一方、ステップS4で決定した配信先
(“配信先”d)が配信先のメールアドレスであった場
合には、ファクシミリ画情報を変換してからLAN制御
部13を介して配信先のメールアドレスに配信する。こ
のようにファクシミリ画情報を変換するのは、ファクシ
ミリ画情報はバイナリデータであり、電子メールには、
直接バイナリデータを含ませることができないからであ
る。そこで、所定の変換方法(例えば、Base64符
号化方法)を適用して可読情報(7ビットのキャラクタ
コード)に変換した状態で、電子メールにファクシミリ
画情報を含めることになる。このような電子メールの本
文情報の形式をMIME形式という。
【0039】このように、ファクシミリ画情報を送信す
る際に用いられる電子メールの一例を図7に示す。この
電子メールは、複数の本文パートを持つマルチパートM
IME形式の電子メールであり、電子メールの送信日付
(「Date」フィールド)、宛先メールアドレス
(「To」フィールド)、送信元メールアドレス(「F
rom」フィールド)などの所定の情報からなるメール
ヘッダ部、テキストデータを運ぶためのテキストパート
部、および、ファクシミリ画情報を運ぶためのバイナリ
パート部からなり、バイナリパート部には、ファクシミ
リ画情報をMIME変換して得たMIMEエンコードデ
ータが配置される。また、電子メールで運ばれるファク
シミリ画情報は、元の画像データをMH符号化で圧縮
し、それをTIFF−Fフォーマットへ変換したもので
あり、したがって、MIMEエンコードデータとして
は、このTIFF−FデータをMIME変換したものが
配置される。
【0040】ここで、TIFF−Fフォーマットでは、
複数ページの画像データを1つのファイルとしてまとめ
ることができるので、1つのバイナリパート部に、複数
ページからなる1つの送信画情報ファイルのデータを配
置することができる。
【0041】また、通常の転送先が指定された場合、メ
ールヘッダ部の「Subject」フィールドには、図
8に示すような「ファクシミリ受信通知」という文字列
を配置するようにしても良い。これにより、電子メール
を受け取ったユーザは、その電子メールがファクシミリ
画情報を運ぶものであることを明確に知ることができ
る。また、メールヘッダ部の「From」フィールドに
は、着信時にデジタル公衆回線網ISDNから通知され
る発番号の内容が配置され、それにより、電子メールの
ユーザは、受信したファクシミリ画情報の発信元を明確
に知ることができる。
【0042】すなわち、図5に示すように、「i・ナン
バー」サービスで通知されるポート番号に対して、対応
番号表2a及び配信先リスト2bを経由して、配信先が
決定され、受信した文書は配信先へと配信されることに
なる。
【0043】ここに、ISDN回線を通じてファクシミ
リ画情報とともにポート番号aが通知されると、ポート
番号aに対応するダイヤルイン番号bを対応番号表2a
を用いて検索し、検索されたダイヤルイン番号bに基づ
いて決定した配信先に対し、ISDN回線を通じてファ
クシミリ画情報を配信することにより、例えばダイヤル
イン番号情報やサブアドレス情報ではなくポート番号a
のみが通知される「i・ナンバー」サービスを契約した
利用者においても、ファクシミリ装置100が受信した
ファクシミリ画情報を所望のPC等の情報端末に転送す
ることができるので、操作性や機能性を向上させること
ができる。
【0044】[第二の実施の形態]本発明の第二の実施
の形態を図9ないし図11に基づいて説明する。なお、
第一の実施の形態において説明した部分と同一部分につ
いては同一符号を用い、説明も省略する。
【0045】図9は第二の実施の形態のファクシミリ装
置200のハードウェア構成の概略を示すブロック図で
ある。本実施の形態のファクシミリ装置200は、第一
の実施の形態のファクシミリ装置100と比較して、送
信者識別情報蓄積部20を備える点でのみ異なるもので
ある。
【0046】ここで、送信者識別情報蓄積部20につい
て説明する前段階として、ファクシミリ装置におけるG
3ファクシミリ通信シーケンスについて図10を参照し
て説明する。
【0047】図10に示すように、発呼側は、着呼側の
相手先装置に発呼して回線が確立されると、発呼トーン
CNGで呼を指示し(フェーズF1)、着呼側が被呼局
識別信号CEDで呼に応答する(フェーズF2)。
【0048】そして、着呼側から送出されるデジタル識
別信号DIS、非標準機能識別信号NSF、被呼端末識
別信号CSIに対して(フェーズF3)、発呼側は、デ
ジタル送信命令信号DCS、非標準機能設定信号NS
S、及び、送信端末識別信号TSIを送出し送出する
(フェーズF4)。
【0049】更に発呼側は、フェーズF4で通信パラメ
ータを設定した上で、トレーニングチェック信号TCF
により、トレーニングを行い(フェーズF5)、着呼側
からの受信準備確認信号CFRの受信を待って(フェー
ズF6)、画情報をファクシミリメッセージとして送信
する(フェーズF7)。なお、フェーズF7でファクシ
ミリメッセージとして送信するデータはファクシミリ画
情報に限らず、G3ファクシミリの拡張機能であるBF
T(Binary FileTransfer)による
バイナリデータであってもよい。
【0050】発呼側のファクシミリ装置は、フェーズF
7でファクシミリメッセージを送信すると、手順終了信
号EOPを送出し(フェーズF8)、着呼側がメッセー
ジ確認信号MCFで応答してくると(フェーズF9)、
切断命令信号DCNを送出して(フェーズF10)、フ
ァクシミリ送信を完了する。
【0051】ここで、G3ファクシミリ通信シーケンス
においては発呼側より送信端末識別信号TSIが送出さ
れることにより、本実施の形態のファクシミリ装置20
0は、受信した送信端末識別信号TSIを送信者識別情
報蓄積部20に蓄積するようにしたものである。この送
信端末識別信号TSIは、送信者のIDとなる情報(送
信者識別情報)である。ここに、送信者識別情報受信手
段が実現されている。
【0052】そして、図11に示すように、このような
構成のファクシミリ装置200においては、配信をG3
で行う場合には、ファクシミリ装置200の送信端末識
別信号TSIを用いずに、送信者識別情報蓄積部20に
蓄積した送信者のIDとなる情報(送信者識別情報)を
取り出してTSIフレームに埋めこんで配信先に通知す
ることで、中継装置が入っているにも関わらず送信者を
識別することが可能となるので、操作性を向上させるこ
とができる。ここに、送信者識別情報転送手段が実現さ
れている。
【0053】また、配信を電子メール(インターネット
ファクシミリ)形式で行う場合には、送信者識別情報蓄
積部20に蓄積した送信者のIDとなる情報(送信者識
別情報)を取り出してメールサブジェクトに埋めこんで
配信先に通知するようにすれば、中継装置が入っている
にも関わらず送信者を識別することが可能となるので、
操作性を向上させることができる。
【0054】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、デジタル
公衆回線網に接続され、ファクシミリ画情報の送受信機
能を有するファクシミリ装置において、ポート番号とダ
イヤルイン番号とを対応付けたテーブルを記憶部に記憶
する対応番号記憶手段と、前記デジタル公衆回線網を通
じて前記ファクシミリ画情報とともに通知されるポート
番号を受信するポート番号受信手段と、受信した前記ポ
ート番号に対応するダイヤルイン番号を前記テーブルを
用いて検索するダイヤルイン番号検索手段と、前記テー
ブルを用いて検索された前記ダイヤルイン番号に基づい
て配信先を決定する配信先決定手段と、この配信先決定
手段により決定された前記配信先に対し、前記デジタル
公衆回線網を通じて前記ファクシミリ画情報の配信を行
う配信手段と、を備え、デジタル公衆回線網を通じてフ
ァクシミリ画情報とともにポート番号が通知されると、
ポート番号に対応するダイヤルイン番号をテーブルを用
いて検索し、検索されたダイヤルイン番号に基づいて決
定した配信先に対し、デジタル公衆回線網を通じてファ
クシミリ画情報を配信することにより、例えばダイヤル
イン番号情報やサブアドレス情報ではなくポート番号の
みが通知される「i・ナンバー」サービスを契約した利
用者においても、ファクシミリ装置が受信したファクシ
ミリ画情報を所望のPC等の情報端末に転送することが
できるので、操作性や機能性を向上させることができ
る。
【0055】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載のファクシミリ装置において、前記配信手段は、前記
ファクシミリ画情報を電子メールに含めて配信すること
により、機能性や操作性を向上させることができる。
【0056】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは2記載のファクシミリ装置において、前記ファクシ
ミリ画情報とともに通知される送信者識別情報を受信す
る送信者識別情報受信手段と、この送信者識別情報受信
手段により受信した前記送信者識別情報を、前記デジタ
ル公衆回線網を通じて前記ファクシミリ画情報とともに
前記配信先へ転送する送信者識別情報転送手段と、を備
え、ファクシミリ画情報とともに通知される送信者識別
情報をファクシミリ画情報とともに配信先へと転送する
ことにより、中継装置が入っているにも関わらず送信者
を識別することできるので、操作性を向上させることが
できる。
【0057】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載のファクシミリ装置において、前記ファクシミリ画情
報を電子メールに含めて配信する場合には、前記送信者
識別情報をメールサブジェクトに埋めこむことにより、
中継装置が入っているにも関わらず送信者を識別するこ
とができる。
【0058】請求項5記載の発明によれば、請求項3ま
たは4記載のファクシミリ装置において、前記送信者識
別情報は、G3規格(ファクシミリの国際規格)で通知
される送信端末識別信号TSIであることにより、ファ
クシミリ画情報をG3通信で行う場合には、送信者識別
情報を確実に付与することができる。
【0059】請求項6記載の発明によれば、請求項1記
載のファクシミリ装置において、前記テーブルに対応付
けて記憶されたポート番号とダイヤルイン番号とをレポ
ートとして印字出力することにより、対応関係をレポー
トでも確認することができるので、操作性を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態のファクシミリ装置
のハードウェア構成の概略を示すブロック図である。
【図2】対応番号表を模式的に示す説明図である。
【図3】配信先リストを模式的に示す説明図である。
【図4】管理レポートを示す平面図である。
【図5】ファクシミリ装置におけるファクシミリ受信処
理手順を模式的に示す説明図である。
【図6】その処理制御を示すフローチャートである。
【図7】ファクシミリ画情報を送信する際に用いられる
電子メールの一例を示す説明図である。
【図8】電子メールのヘッダ情報の一例を示す説明図で
ある。
【図9】第二の実施の形態のファクシミリ装置ハードウ
ェア構成の概略を示すブロック図である。
【図10】ファクシミリ装置におけるG3ファクシミリ
通信シーケンスを示す説明図である。
【図11】処理の流れを概略的に示す説明図である。
【符号の説明】
100,200 ファクシミリ装置 2 記憶部 2a テーブル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル公衆回線網に接続され、ファク
    シミリ画情報の送受信機能を有するファクシミリ装置に
    おいて、 ポート番号とダイヤルイン番号とを対応付けたテーブル
    を記憶部に記憶する対応番号記憶手段と、 前記デジタル公衆回線網を通じて前記ファクシミリ画情
    報とともに通知されるポート番号を受信するポート番号
    受信手段と、 受信した前記ポート番号に対応するダイヤルイン番号を
    前記テーブルを用いて 検索するダイヤルイン番号検索手段と、 前記テーブルを用いて検索された前記ダイヤルイン番号
    に基づいて配信先を決定する配信先決定手段と、 この配信先決定手段により決定された前記配信先に対
    し、前記デジタル公衆回線網を通じて前記ファクシミリ
    画情報の配信を行う配信手段と、を備えることを特徴と
    するファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 前記配信手段は、前記ファクシミリ画情
    報を電子メールに含めて配信することを特徴とする請求
    項1記載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 前記ファクシミリ画情報とともに通知さ
    れる送信者識別情報を受信する送信者識別情報受信手段
    と、 この送信者識別情報受信手段により受信した前記送信者
    識別情報を、前記デジタル公衆回線網を通じて前記ファ
    クシミリ画情報とともに前記配信先へ転送する送信者識
    別情報転送手段と、を備えることを特徴とする請求項1
    または2記載のファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 前記ファクシミリ画情報を電子メールに
    含めて配信する場合には、前記送信者識別情報をメール
    サブジェクトに埋めこむことを特徴とする請求項3記載
    のファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】 前記送信者識別情報は、G3規格(ファ
    クシミリの国際規格)で通知される送信端末識別信号T
    SIであることを特徴とする請求項3または4記載のフ
    ァクシミリ装置。
  6. 【請求項6】 前記テーブルに対応付けて記憶されたポ
    ート番号とダイヤルイン番号とをレポートとして印字出
    力することを特徴とする請求項1記載のファクシミリ装
    置。
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