JP2003319001A - マルチモード無線端末 - Google Patents

マルチモード無線端末

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JP2003319001A
JP2003319001A JP2002119521A JP2002119521A JP2003319001A JP 2003319001 A JP2003319001 A JP 2003319001A JP 2002119521 A JP2002119521 A JP 2002119521A JP 2002119521 A JP2002119521 A JP 2002119521A JP 2003319001 A JP2003319001 A JP 2003319001A
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quadrature
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communication system
signal processing
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JP2002119521A
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Hiroaki Shimizu
博明 清水
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回路規模の増大を抑えたマルチモード無線端末
を提供する。 【解決手段】第1及び第2の無線通信方式に対応したマ
ルチモード無線端末において、第1のDA変換手段9−
5が、ディジタル信号処理された送信信号の同相成分信
号をディジタル−アナログ変換する。第2のDA変換手
段9−6が、送信信号の直交成分信号をディジタル−ア
ナログ変換する。第1の直交変調手段11−1が、ディ
ジタル−アナログ変換された同相成分信号及び直交成分
信号をそれぞれ第1及び第2の信号線を介して入力し、
これら同相成分信号及び直交成分信号を第1の無線通信
方式に基づいて直交変調する。第2の直交変調手段11
−2が、ディジタル−アナログ変換された同相成分信号
及び直交成分信号をそれぞれ第1及び第2の信号線を介
して入力し、これら同相成分信号及び直交成分信号を第
2の無線通信方式に基づいて直交変調する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つ以上の異なる
無線通信方式に対して使用可能なマルチモード無線端末
に関し、特に、送受信信号のアナログ信号を処理するモ
ジュールである無線部と主にディジタル信号の処理を実
行するモジュールである信号処理部との接続についての
構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、マルチモード無線端末では、送受
信信号のアナログ信号を処理するモジュール内に無線通
信方式ごとに復調部と変調部が設けられていて、主にデ
ィジタル信号を処理するモジュールである信号処理部内
には、フィルタとアナログ−ディジタル変換器及びディ
ジタル−アナログ変換器が設けられている。
【0003】たとえば、2種類の無線通信方式で送受信
することが可能なマルチモード無線端末では、無線通信
方式ごとにそれぞれ復調部と変調部とを備えているもの
がある。
【0004】復調部及び変調部が直交変換をする場合
は、復調部及び変調部と信号処理部内との間でそれぞれ
同相成分信号と直交成分信号を伝達するための信号線が
必要になる。
【0005】また、信号処理部内には、直交復調部が出
力する同相成分信号及び直交成分信号を処理するための
フィルタとアナログ−ディジタル変換器が無線通信方式
ごとに必要になる。さらに、信号処理部内には、直交変
調部に入力する同相成分信号及び直交成分信号を処理す
るためのフィルタとディジタル−アナログ変換器も必要
になる。
【0006】具体的には、マルチモード無線端末の内部
の一部分は図8に示されるように構成されている。図8
に示されるマルチモード無線端末は、無線通信方式Aと
無線通信方式Bの2種類の無線通信方式に対応してい
る。各無線通信方式に対して、直交復調部(5−1及び
5−2)と直交変調部(11−1及び11−2)が必要
になる。さらに、フィルタリングすべき周波数が各無線
通信方式で異なる場合は、各無線通信方式の直交復調部
(5−1及び5−2)ごとにフィルタ(6−1と6−
2、及び6−3と6−4)とアナログ−ディジタル変換
器(7−1と7−2、及び7−3と7−4)を設ける必
要がある。また、直交変調部(11−1及び11−2)
も同様に直交変調部(11−1及び11−2)ごとにフ
ィルタ(10−1と10−2、及び10−3と10−
4)とディジタル−アナログ変換器(9−1と9−2、
及び9−3と9−4)を設ける必要がある。
【0007】その結果、図8に示されるように直交復調
部(5−1及び5−2)及び直交変調部(11−1及び
11−2)と、フィルタ(6−1と6−2、6−3と6
−4、10−1と10−2、及び10−3と10−4)
とがそれぞれ接続される必要がある。
【0008】マルチモード無線端末内にこのような装置
を実際に構成する場合、図8に示されるように、直交復
調部(5−1及び5−2)及び直交変調部(11−1及
び11−2)より左側の部分のブロックと、折返し防止
フィルタ(6−1、6−2、6−3、6−4)及びスム
ージングフィルタ(10−1、10−2、10−3、1
0−4)より右側の部分のブロックとを別のブロックと
して分け、それぞれを集積回路化するように構成するの
が一般的である。
【0009】したがって、直交復調部(5−1及び5−
2)及び直交変調部(11−1及び11−2)を備えて
いる無線部10のモジュールとフィルタ(6−1、6−
2、6−3、6−4、10−1、10−2、10−3、
10−4)を備えているベースバンド信号処理部21の
モジュールとの間で8本の信号線が必要になる。同相成
分信号(I)及び直交成分信号(Q)が差動で伝達され
る場合は、8×2=16本の信号線が必要になる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】無線通信方式Aと無線
通信方式Bとに対応して、それぞれ独立に直交復調部や
直交変調部を備え、それぞれの無線通信方式に対応した
アナログ−ディジタル変換器やディジタル−アナログ変
換器が用意されている。そのため、回路規模が大きくな
り、集積回路間の信号線の数が増えて、インターフェイ
スの構成が複雑となる問題がある。
【0011】特に、折返し防止フィルタやスムージング
フィルタなどのフィルタ群やアナログ−ディジタル変換
器やディジタル−アナログ変換器を集積化する場合、こ
れらは比較的周波数が低いアナログ回路を含むため、回
路規模は大きくなる。
【0012】また、これら集積回路の入出力ピンの数が
多いので、インターフェイスが煩雑になるという問題点
がある。
【0013】そこで、本発明はこれらの問題点を除去
し、回路規模の増大を抑えたマルチモード無線端末を提
供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のマルチモード無
線端末は、第1及び第2の無線通信方式に対応したマル
チモード無線端末において、ディジタル信号処理された
送信信号の同相成分信号をディジタル−アナログ変換す
る第1のDA変換手段と、前記送信信号の直交成分信号
をディジタル−アナログ変換する第2のDA変換手段
と、第1及び第2の信号線と、前記ディジタル−アナロ
グ変換された同相成分信号及び直交成分信号をそれぞれ
当該第1及び第2の信号線を介して入力し、これら同相
成分信号及び直交成分信号を第1の無線通信方式に基づ
いて直交変調する第1の直交変調手段と、前記ディジタ
ル−アナログ変換された同相成分信号及び直交成分信号
をそれぞれ当該第1及び第2の信号線を介して入力し、
これら同相成分信号及び直交成分信号を第2の無線通信
方式に基づいて直交変調する第2の直交変調手段とを備
えたものである。
【0015】また、本発明のマルチモード無線端末は、
第1及び第2の無線通信方式に対応したマルチモード無
線端末において、ディジタル信号処理された送信信号の
同相成分信号をディジタル−アナログ変換する第1のD
A変換手段と、前記送信信号の直交成分信号をディジタ
ル−アナログ変換する第2のDA変換手段と、第1及び
第2の信号線と、前記ディジタル−アナログ変換された
同相成分信号及び直交成分信号をそれぞれ当該第1及び
第2の信号線を介して入力し、これら同相成分信号及び
直交成分信号を選択的に第1又は第2の無線通信方式に
基づいて直交変調する直交変調手段と、前記第1の無線
通信方式に基づいて直交変調された出力に対し、第1の
無線通信方式に基づく送信高周波信号処理を施す第1の
送信高周波信号処理手段と、前記第2の無線通信方式に
基づいて直交変調された出力に対し、第2の無線通信方
式に基づく送信高周波信号処理を施す第2の送信高周波
信号処理手段とを備えたものである。
【0016】さらに、本発明のマルチモード無線端末
は、第1及び第2の無線通信方式に対応したマルチモー
ド無線端末において、受信信号に対し前記第2の無線通
信方式に基づいて受信高周波信号処理を施す受信高周波
信号処理手段と、前記受信高周波信号処理が施された受
信信号を、前記第2の無線通信方式に基づいて直交復調
する直交復調手段と、第1の信号線と、前記直交復調さ
れた受信信号の同相成分信号を、当該第1の信号線を介
して入力し、アナログ−ディジタル変換する第1のAD
変換手段と、第2の信号線と、前記直交復調された受信
信号の直交成分信号を、当該第2の信号線を介して入力
し、アナログ−ディジタル変換する第2のAD変換手段
と、ディジタル信号処理された送信信号の同相成分信号
をディジタル−アナログ変換する第1のDA変換手段
と、前記送信信号の前記直交成分信号をディジタル−ア
ナログ変換する第2のDA変換手段と、前記ディジタル
−アナログ変換された同相成分信号を前記第1の信号線
を介して入力し、前記ディジタル−アナログ変換された
直交成分信号を前記第2の信号線を介して入力し、当該
同相成分信号及び直交成分信号に対し選択的に前記第1
又は第2の無線通信方式に基づいて直交変調して出力す
る直交変調手段と、前記第1の無線通信方式に基づいて
直交変調された出力に対し、第1の無線通信方式に基づ
く送信高周波信号処理を施す第1の送信高周波信号処理
手段と、前記第2の無線通信方式に基づいて直交変調さ
れた出力に対し、第2の無線通信方式に基づく送信高周
波信号処理を施す第2の送信高周波信号処理手段とを備
えたものである。
【0017】またさらに、本発明のマルチモード無線端
末は、第1及び第2の無線通信方式に対応したマルチモ
ード無線端末において、受信信号に対し前記第1の無線
通信方式に基づいて第1の受信高周波信号処理を施す第
1の受信高周波信号処理手段と、前記第1の受信高周波
信号処理が施された受信信号を、前記第1の無線通信方
式に基づいて直交復調する第1の直交復調手段と、受信
信号に対し前記第2の無線通信方式に基づいて第2の受
信高周波信号処理を施す第2の受信高周波信号処理手段
と、前記第2の受信高周波信号処理が施された受信信号
を、前記第2の無線通信方式に基づいて直交復調する第
2の直交復調手段と、第1の信号線と、前記第1又は第
2の無線通信方式に基づいて直交復調された受信信号の
同相成分信号を、当該第1の信号線を介して入力し、ア
ナログ−ディジタル変換する第1のAD変換手段と、第
2の信号線と、前記第1又は第2の無線通信方式に基づ
いて直交復調された受信信号の直交成分信号を、当該第
2の信号線を介して入力し、アナログ−ディジタル変換
する第2のAD変換手段とを備えたものである。
【0018】さらにまた、本発明のマルチモード無線端
末は、第1及び第2の無線通信方式に対応したマルチモ
ード無線端末において、受信信号に対し前記第1の無線
通信方式に基づいて受信高周波信号処理を施す第1の受
信高周波信号処理手段と、受信信号に対し前記第2の無
線通信方式に基づいて受信高周波信号処理を施す第2の
受信高周波信号処理手段と、前記第1又は第2の無線通
信方式に基づいて受信高周波信号処理が施された受信信
号を選択的に入力し、入力された受信信号が対応する無
線通信方式に基づいて当該受信信号を直交復調する直交
復調手段と、第1の信号線と、前記直交復調された受信
信号の同相成分信号を、当該第1の信号線を介して入力
し、アナログ−ディジタル変換する第1のAD変換手段
と、第2の信号線と、前記直交復調された受信信号の直
交成分信号を、当該第2の信号線を介して入力し、アナ
ログ−ディジタル変換する第2のAD変換手段とを備え
たものである。
【0019】また、本発明のマルチモード無線端末は、
第1及び第2の無線通信方式に対応したマルチモード無
線端末において、受信信号に対し前記第1の無線通信方
式に基づいて受信高周波信号処理を施す第1の受信高周
波信号処理手段と、受信信号に対し前記第2の無線通信
方式に基づいて受信高周波信号処理を施す第2の受信高
周波信号処理手段と、前記第1又は第2の無線通信方式
に基づいて受信高周波信号処理が施された受信信号を選
択的に入力し、入力された受信信号が対応する無線通信
方式に基づいて当該受信信号を直交復調する直交復調手
段と、第1の信号線と、前記直交復調された受信信号の
同相成分信号を、当該第1の信号線を介して入力し、ア
ナログ−ディジタル変換する第1のAD変換手段と、第
2の信号線と、前記直交復調された受信信号の直交成分
信号を、当該第2の信号線を介して入力し、アナログ−
ディジタル変換する第2のAD変換手段と、ディジタル
信号処理された送信信号の同相成分信号をディジタル−
アナログ変換する第1のDA変換手段と、前記送信信号
の前記直交成分信号をディジタル−アナログ変換する第
2のDA変換手段と、前記ディジタル−アナログ変換さ
れた同相成分信号を前記第1の信号線を介して入力し、
前記ディジタル−アナログ変換された直交成分信号を前
記第2の信号線を介して入力し、当該同相成分信号及び
直交成分信号に対し選択的に前記第1又は第2の無線通
信方式に基づいて直交変調して出力する直交変調手段
と、前記第1の無線通信方式に基づいて直交変調された
出力に対し、第1の無線通信方式に基づく送信高周波信
号処理を施す第1の送信高周波信号処理手段と、前記第
2の無線通信方式に基づいて直交変調された出力に対
し、第2の無線通信方式に基づく送信高周波信号処理を
施す第2の送信高周波信号処理手段とを備えたものであ
る。
【0020】以上のような構成により、従来は無線通信
方式ごとに異なるものが使用されていたディジタル−ア
ナログ変換手段及びスムージングフィルタが、無線通信
方式A又は無線通信方式Bのどちらの無線通信方式でも
使用可能になるようにする。また同様に、従来は無線通
信方式ごとに異なるものが使用されていた直交変調手段
も、無線通信方式A又は無線通信方式Bのどちらの無線
通信方式でも使用可能になるようにする。さらに同様
に、従来は無線通信方式ごとに異なるものが使用されて
いたアナログ−ディジタル変換手段及び折返し防止フィ
ルタも、無線通信方式A又は無線通信方式Bのどちらの
無線通信方式でも使用可能になるようにする。またさら
に同様に、従来は無線通信方式ごとに異なるものが使用
されていた直交復調手段も、無線通信方式A又は無線通
信方式Bのどちらの無線通信方式でも使用可能になるよ
うにする。
【0021】また、集積回路外との間でインターフェイ
スする場合に、受信直交復調信号用の信号線路と送信直
交変調信号用の信号線路とを兼用させることにより、集
積回路間のインターフェイス信号線の数を減らすように
構成する。
【0022】以上のような構成によれば、2つの通信モ
ードで兼用するように通信回路が構成されているので、
通信回路内の構成要素の数を減らすことができる。その
結果、全体の回路規模を小さくすることが可能になる。
【0023】また、受信直交復調信号用の信号線路と送
信直交変調信号用の信号線路とを一部兼用することによ
り、ブロック間の結線を簡素化することが可能になる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態に係るマルチモード無線端末を説明する。なお、
図面中において同一部分には同一符号を付けている。図
1は、本発明の実施形態におけるマルチモード無線端末
の機能ブロック図である。図2は、本発明の第1の実施
形態におけるマルチモード無線端末に内蔵されている無
線部及びベースバンド信号処理部を示すブロック構成図
である。本発明の実施形態におけるマルチモード無線端
末は、無線部10、信号処理部20、制御部30、オー
ディオ部31、スピーカ32、マイクロフォン33、キ
ー入力部35、マルチメディア部40、及び、電源部5
0を備えている。さらに、信号処理部20はベースバン
ド信号処理部21及びモデム22を備え、電源部50は
充電アダプタ51、充電部52、バッテリ53、及び、
電源ASIC(application specific integrated circ
uit)54を備えている。
【0025】また、無線部10は、アンテナ(1−1、
1−2)、デュプレクサ(2−1、2−1)、受信高周
波信号処理部(A)3−1、受信高周波信号処理部
(B)3−2、局部発振信号発生部4、直交復調部(5
−1、5−2)、直交変調部(11−1、11−2)、
送信高周波信号処理部(A)12−1、及び、送信高周
波信号処理部(B)12−2を備えている。
【0026】また、ベースバンド信号処理部21は、折
返し防止フィルタ(6−1、6−2、6−3、6−
4)、アナログ−ディジタル変換器(7−1、7−2、
7−3、7−4)、ディジタル信号処理部8、ディジタ
ル−アナログ変換器(9−5、9−6)、及び、スムー
ジングフィルタ(10−5、10−6)を備えている。
【0027】無線通信方式Aの信号を受信する場合は、
デュプレクサ2−1を経由して受信高周波信号処理部
(A)3−1に入力される。受信高周波信号処理部
(A)3−1では、高周波信号処理が実行される。すな
わち、無線通信方式Aの受信帯域外の不要信号成分や雑
音が減衰され、所望のチャネルが選択される。さらに、
次段以降の信号処理に適するレベルまで信号を増幅す
る。
【0028】高周波信号処理された信号は、局部発振信
号発生部4によって発生される局部発振信号をもとにし
て直交復調部5−1で直交復調される。局部発振信号発
生部4は、制御部30からの制御信号を受けて、受信し
ようとしている無線通信方式の信号受信に必要な周波数
の局部発振信号を発生し、それを直交復調部5−1に供
給する。ここで、この受信高周波信号処理部(A)3−
1は、制御部30からの制御信号によって、動作又は非
動作の状態に制御される。
【0029】また、ほかのすべての復調に関する回路部
分においても、受信しようとしている無線通信方式に関
与する復調回路部分のみオンし、受信しない無線通信方
式に関与する復調回路部分はオフする。この動作は、制
御部30からの指示によって実行される。すなわち、制
御部30が受信しようとしている無線通信方式を検知す
る。その検知した受信予定の無線通信方式を制御部30
が復調回路部分に信号によって伝達する。
【0030】復調された信号は、同相成分信号であるI
信号と直交成分信号であるQ信号とに分離され、接続端
子10AにI信号が出力される。また、接続端子10B
にQ信号が出力される。本実施形態では、これらI信号
及びQ信号はそれぞれ差動で伝達される。したがって、
図2等では、I信号及びQ信号が伝達される信号線はそ
れぞれ2本ずつ描かれている。I信号及びQ信号が非差
動で伝達される場合は、信号線はそれぞれの信号につ
き、1本ずつになる場合もある。この信号線については
受信回路部分だけでなく送信回路部分(9−5、9−
6、10−5、10−6、11−1、11−2)も同様
である。
【0031】接続端子10Aは、信号線によってベース
バンド信号処理部21の接続端子21Aに接続される。
接続端子21Aは、折返し防止フィルタ6−1に接続さ
れる。折返し防止フィルタ6−1は、直交復調部5−1
からの出力信号に含まれる高周波成分を除去する。同様
に接続端子10Bは、信号線によってベースバンド信号
処理部21の接続端子21Bに接続される。接続端子2
1Bは、折返し防止フィルタ6−2に接続され、直交復
調部5−1からの無線通信方式Aの出力信号に含まれる
高周波成分を除去する。
【0032】折返し防止フィルタ6−1の出力信号は、
アナログ−ディジタル変換器7−1に入力され、ディジ
タル信号に変換される。同様に折返し防止フィルタ6−
2の出力信号は、アナログ−ディジタル変換器7−2に
入力され、ディジタル信号に変換される。このときディ
ジタル信号は、アナログ−ディジタル変換器(7−1、
7−2)によって無線通信方式Aに固有なビット数に変
換される。これらのディジタル形式に変換された信号
は、ディジタル信号処理部8に出力される。ディジタル
信号処理部8ではその後の信号処理がなされる。
【0033】ディジタル信号処理部8の出力信号は、モ
デム22に入力される。モデム22では、信号がディジ
タル復調される。すなわち、通信に必要なデータや、音
声、ユーザサービスデータなどとなる。モデム22から
出力された復調信号は制御部30に入力される。この復
調信号は、無線基地局からの符号化された送信信号であ
る。
【0034】上記復調信号である符号化受信信号は、所
定のフォーマットのデータ信号又は音声信号である。受
信信号が画像データ信号である場合には、マルチメディ
ア部40にその画像データ信号が入力される。そして、
マルチメディア部40で画像復号化処理され、画像デー
タ信号が伸張される。受信信号が音声信号である場合に
は、オーディオ部31を介して、スピーカ32から音声
が出力される。
【0035】キー入力部35は、ユーザが無線通信端末
を操作するために使用される。たとえば、着信を受けた
時に特定のボタンが押下される。ほかに、ユーザが送信
を開始する場合では、電話番号等を入力するために使用
される。
【0036】電源部50は、無線通信端末に電力を供給
する。この電源部50には、リチウムイオン電池等のバ
ッテリ53と、このバッテリを充電するための充電部5
2と、その充電部52に電力を供給するための充電アダ
プタ51と、電圧を生成して、電圧を制御するための電
源ASIC54とが設けられている。
【0037】一方、無線通信方式Bの信号を受信する場
合は、無線通信方式Aの場合とアンテナ等の装置が異な
るだけで、そのほかの動作等は無線通信方式Aの場合と
同様である。すなわち、アンテナ1−2、デュプレクサ
2−2、受信高周波信号処理部(B)3−2、直交復調
部5−2、折返し防止フィルタ(6−3、6−4)、ア
ナログ−ディジタル変換器(7−3、7−4)、ディジ
タル信号処理部8によって、無線通信方式Bの信号を受
信する。受信高周波信号処理部(B)3−2では、無線
通信方式Bの受信帯域以外の不要信号成分や雑音が減衰
され、所望のチャネルが選択される。さらに折返し防止
フィルタ(6−3、6−4)は、直交復調部5−1の出
力信号に含まれる高周波成分を除去する。またさらに、
折返し防止フィルタ(6−3、6−4)の出力信号は、
アナログ−ディジタル変換器(7−3、7−4)によっ
て無線通信方式Bに固有なビット数に変換される。
【0038】一方、無線通信方式Aの信号を送信する場
合は、マイクロフォン33から送信しようとする音声等
が入力され、オーディオ部31を介してディジタル信号
に変換されて制御部30に出力される。送信したい信号
が画像データ信号等である場合には、マルチメディア部
40がカメラや外部端子(いずれも図示せず)から画像
データを取り込み、ディジタル処理を施す。ディジタル
処理された画像データ信号はディジタル信号として制御
部30に出力される。
【0039】画像データ信号又は音声信号は、制御部3
0からモデム22に出力される。モデム22では、これ
らの信号をディジタル変調する。変調された信号がベー
スバンド信号処理部21内のディジタル信号処理部8に
出力される。ディジタル信号処理部8では、送信のため
の信号処理が実行される。そして、無線通信方式Aに適
したフォーマットになった無線通信方式Aに固有のビッ
ト数のディジタル信号を直交信号としてディジタル−ア
ナログ変換器(9−5、9−6)に出力する。
【0040】ディジタル−アナログ変換器(9−5、9
−6)でそれぞれアナログ信号に変換されたI信号及び
Q信号は、スムージングフィルタ(10−5、10−
6)で平滑化される。
【0041】ここで、ディジタル−アナログ変換器(9
−5、9−6)の分解能は、送信される無線通信方式A
及び無線通信方式Bのそれぞれで使用されるディジタル
信号のビット数に依存する。すなわち、無線通信方式A
及び無線通信方式Bで必要とされるビット数のうち、ビ
ット数の多いほうに合わせる。したがって、分解能とし
てこの多い方のビット数を有するディジタル−アナログ
変換器を9−5、9−6として設置する。また、このビ
ット数が無線通信方式に依存してその無線通信方式に適
合するように制御部30からの指示に基づいて変更され
てもよい。
【0042】そして、送信しようとしている無線通信方
式に応じて、スムージングフィルタ(10−5、10−
6)の周波数特性を変更する。この動作は、制御部30
からの指示に基づいて実行される。すなわち、制御部3
0が送信しようとしている無線通信方式を検知する。そ
の検知した送信予定の無線通信方式をスムージングフィ
ルタ(10−5、10−6)に信号によって伝達する。
スムージングフィルタ(10−5、10−6)は、制御
部30からの指示に基づいて周波数特性を変更する。
【0043】スムージングフィルタ10−5の出力信号
であるI信号は、接続端子21E’に出力される。また
スムージングフィルタ10−6の出力信号であるQ信号
は、接続端子21F’に出力される。接続端子21E’
は無線部10の接続端子10E’に信号線で接続され
る。同様に、接続端子21F’は無線部10の接続端子
10F’に信号線で接続される。接続端子10E’は、
直交変調部11−1及び直交変調部11−2に接続され
る。同様に接続端子10F’も、直交変調部11−1及
び直交変調部11−2に接続される。
【0044】送信しようとしている無線通信方式に関与
する変調回路部分のみオンし、送信しない無線通信方式
に関与する変調回路部分はオフする。この動作は、制御
部30からの指示によって実行される。すなわち、制御
部30が送信しようとしている無線通信方式を検知す
る。その検知した送信予定の無線通信方式を制御部30
が変調回路部分に信号によって伝達する。
【0045】今の例の場合は、送信しようとしている無
線通信方式は無線通信方式Aであるので、直交変調部1
1−1のみがオンされる。直交変調部11−2はオフさ
れる。したがって、直交変調部11−1では、局部発振
信号発生部4から供給される局部発振信号によって、ベ
ースバンド信号処理部21から入力されたI信号、Q信
号を直交変調する。
【0046】直交変調された送信信号は、送信高周波信
号処理部(A)12−1に出力される。送信高周波信号
処理部(A)12−1では、帯域制限や電力増幅などの
高周波信号処理がなされる。すなわち、ローパスフィル
タやバンドパスフィルタなどで送信チャネル以外の不要
信号成分や雑音が除去される。不要信号成分や雑音が除
去された送信信号は、送信電力増幅器において、制御部
30からの制御信号により指示された増幅率で所定のレ
ベルまで増幅される。そして、増幅された送信信号は、
デュプレクサ2−1を経由してアンテナ1−1から送信
される。
【0047】送信しようとしている無線通信方式は無線
通信方式Aであるので、送信高周波信号処理部(A)1
2−1のみがオンされる。送信高周波信号処理部(B)
12−2はオフされる。
【0048】無線通信方式Bの信号を送信する場合は、
制御部30から指令信号に基づいて、スムージングフィ
ルタ10−5及び10−6、直交変調部11−1及び1
1−2、及び、送信高周波信号処理部12−1及び12
−2が操作される。すなわち、スムージングフィルタ1
0−5及び10−6に無線通信方式Bが必要とする周波
数帯を指定してそれ以外の周波数帯の信号を除去する。
また、直交変調部11−1及び送信高周波信号処理部
(A)12−1がオフされ、直交変調部11−2及び送
信高周波信号処理部(B)12−2がオンされる。
【0049】したがって、無線通信方式Bの信号を送信
する場合は、ベースバンド信号処理部21から出力され
た信号が、直交変調部11−2で変調され、送信高周波
信号処理部(B)12−2で高周波信号処理される。そ
の後、デュプレクサ2−2を経由して、送信信号がアン
テナ1−2から発信される。
【0050】以上の送受信動作において、その都度、必
要のない装置の部分は制御部30からの指示によりオフ
される。これにより消費電力を抑制することが可能にな
る。なお、この図2の構成においては、無線通信方式A
の信号と無線通信方式Bの信号とを同時に受信すること
が可能になる。また、受信と同じタイミングで無線通信
方式A又は無線通信方式Bのいずれかの信号を送信する
ことも可能である。
【0051】このように構成することにより、従来と比
較してディジタル−アナログ変換器を2つ、スムージン
グフィルタを2つ減らすことが可能になる。また、直交
変調部11−1と11−2のI信号の線路を結線し、直
交変調部11−1と11−2のQ信号の線路をすること
により、ディジタル−アナログ変換器側集積回路の信号
ピンの数を減らすことが可能になる。なお、直交変調部
11−1と11−2とが1つの集積回路内に収められて
いる場合、集積回路内部で、それぞれ対応する入力信号
線路を結線すれば、この集積回路の入力信号ピンの数を
減らすことが可能になる。
【0052】図3は、本発明の第2の実施形態における
マルチモード無線端末に内蔵されている無線部及びベー
スバンド信号処理部を示すブロック構成図である。本実
施形態に係るマルチモード無線端末では、受信に関する
回路部分は、第1の実施形態に示された回路部分と同様
である。したがって、本実施形態の受信動作は第1の実
施形態と同様である。本実施形態は、第1の実施形態と
送信に関する回路部分のみ異なる。すなわち、直交変調
部11−1及び11−2の代わりに、直交変調部11−
3が設けられる。直交変調部11−3の出力信号は、送
信高周波信号処理部(A)12−1及び送信高周波信号
処理部(B)12−2に出力されるように信号線が配線
される。
【0053】信号を送信する場合は、無線部10の接続
端子10E’及び接続端子10F’に送信信号が出力さ
れる動作まで、第1の実施形態と同様である。本実施形
態では、接続端子10E’及び接続端子10F’が直交
変調部11−3に接続されている。本実施形態では、直
交変調部は1つのみ設けられている。
【0054】第1の実施形態と同様に、送信しようとし
ている無線通信方式Aにしたがって、スムージングフィ
ルタ10−5及び10−6の周波数特性を変更する。ス
ムージングフィルタ10−5及び10−6で平滑化され
たI信号、Q信号は、直交変調部11−3に出力され
る。直交変調部11−3では、局部発振信号発生部4か
ら供給される局部発振信号にI信号、Q信号で直交変調
を掛ける。直交変調部11−3の出力信号が、送信高周
波信号処理部12−1及び12−2に入力される。
【0055】送信しようとしている無線通信方式は無線
通信方式Aであるので、送信高周波信号処理部(A)1
2−1のみがオンされる。送信高周波信号処理部(B)
12−2はオフされる。その後の送信高周波信号処理部
(A)12−1からの送信動作は、第1の実施形態と同
様である。
【0056】本実施形態において、無線通信方式Bの信
号を送信する場合は、送信しようとしている無線通信方
式Bにしたがって、スムージングフィルタ10−5及び
10−6の周波数特性を変更する。直交変調部11−3
での動作は、無線通信方式Aの信号を送信する場合と同
様である。そして、送信しようとしている無線通信方式
は無線通信方式Bであるので、送信高周波信号処理部
(B)12−2のみがオンされる。送信高周波信号処理
部(A)12−1はオフされる。その後の送信高周波信
号処理部(B)12−2からの送信動作は、第1の実施
形態と同様である。
【0057】この構成においては、無線通信方式Aの信
号と無線通信方式Bの信号を同時に受信することが可能
である。また、受信と同じタイミングで無線通信方式A
あるいは無線通信方式Bのいずれかの信号を送信するこ
とも可能である。この構成では、無線通信方式Aの送信
直交信号も無線通信方式Bの送信直交信号もディジタル
−アナログ変換器9−5及び9−6、スムージングフィ
ルタ10−5及び10−6を介して直交変調部11−3
で直交変調される。したがって、それぞれの無線通信方
式に対応した個別のディジタル−アナログ変換器、スム
ージングフィルタ、直交変調部を用意する必要がない。
また、直交変調部へ入力するI信号、Q信号の信号線が
一組だけしか必要ないので、インターフェイスの信号線
数を減らすことが可能になる。
【0058】図4は、本発明の第3の実施形態における
マルチモード無線端末に内蔵されている無線部及びベー
スバンド信号処理部を示すブロック構成図である。本実
施形態に係るマルチモード無線端末では、無線通信方式
Aの信号を受信するための回路部分は、第2の実施形態
に示された回路部分と同様である。したがって、本実施
形態では、無線通信方式Aの信号を受信する場合は、第
2の実施形態と同様である。
【0059】本実施形態では、直交復調部5−2の出力
側にスイッチを設ける。また、スムージングフィルタ1
0−5及び10−6の出力側にもスイッチを設ける。す
なわち、直交復調部5−2の出力側の無線部10内にス
イッチ(13−1、13−2、13−3、13−4)を
設ける。さらに、スムージングフィルタ(10−5、1
0−6)の出力側のベースバンド信号処理部21内にス
イッチ(14−1、14−2、14−3、14−4)を
設ける。
【0060】また、無線部10及びベースバンド信号処
理部21の接続端子数が少なく設定される。すなわち、
第2の実施形態での接続端子の数が2つ減少する。した
がって、無線部10の接続端子は4つ(10A、10
B、10C’、10D’)、ベースバンド信号処理部2
1の接続端子も4つ(21A、21B、21C’、21
D’)になる。その結果、無線部10とベースバンド信
号処理部21とを接続する信号線の数を減らすことが可
能になる。
【0061】この場合、直交変調部11−3のI信号の
入力信号線は無線部10の接続端子10C’に接続され
る。また、直交変調部11−3のQ信号の入力信号線は
無線部10の接続端子10D’に接続される。
【0062】接続端子10C’は、信号線によってベー
スバンド信号処理部21の接続端子21C’に接続して
いる。また、接続端子10D’は、信号線によってベー
スバンド信号処理部21の接続端子21D’に接続して
いる。
【0063】接続端子21C’及び接続端子21D’
は、それぞれ折返し防止フィルタ6−3及び6−4に接
続している。さらに、接続端子21C’はスイッチ14
−1及び14−2に接続し、接続端子21D’はスイッ
チ14−3及び14−4に接続している。
【0064】スイッチ14−1及び14−2の他端は、
スムージングフィルタ10−5に接続している。すなわ
ち、スイッチ14−1及び14−2は、スムージングフ
ィルタ10−5と接続端子21C’との間を接続したり
断絶したりする。また、スイッチ14−3及び14−4
の他端は、スムージングフィルタ10−6に接続してい
る。すなわち、スイッチ14−3及び14−4は、スム
ージングフィルタ10−6と接続端子21D’との間を
接続したり断絶したりする。
【0065】無線通信方式Bの信号を受信する場合は、
直交復調部5−2で受信信号を復調するまでは第2の実
施形態の受信動作と同様である。直交復調部5−2から
出力されるI信号はスイッチ13−1と13−2に出力
され、Q信号はスイッチ13−3と13−4に出力され
る。本実施形態では、I信号及びQ信号は差動で伝達さ
れるので、スイッチが4つ設けられる。I信号及びQ信
号が非差動で伝達される場合は、スイッチが2つで済む
場合がある。
【0066】スイッチ13−1及び13−2の他端は接
続端子10C’に接続している。また、スイッチ13−
3及び13−4の他端は接続端子10D’に接続してい
る。スイッチがオン及びオフされるにしたがって、それ
ぞれ直交復調部5−2と接続端子10C’又は接続端子
10D’との間を接続したり及び断絶したりする。
【0067】これらのスイッチ(13−1、13−2、
13−3、13−4)は、制御部30によってオンオフ
が制御されている。無線通信方式Bの信号を受信する場
合は、スイッチ(13−1、13−2、13−3、13
−4)をオンする。したがって、直交復調部5−2から
出力されるI信号が接続端子10C’に出力され、直交
復調部5−2から出力されるQ信号が接続端子10D’
に出力される。
【0068】接続端子10C’は、信号線によってベー
スバンド信号処理部21の接続端子21C’に接続され
る。したがって、接続端子10C’に出力されたI信号
は、接続端子21C’を経由し、スイッチ14−1及び
14−2、さらに折返し防止フィルタ6−3に出力され
る。また、接続端子10D’は、信号線によってベース
バンド信号処理部21の接続端子21D’に接続され
る。したがって、接続端子10D’に出力されたQ信号
は、接続端子21D’を経由し、スイッチ14−3及び
14−4、さらに折返し防止フィルタ6−4に出力され
る。
【0069】このように無線通信方式Bの信号を受信す
る場合は、制御部30によってスイッチ(14−1、1
4−2、14−3、14−4)がオフにされる。したが
って、復調されたI信号及びQ信号はスムージングフィ
ルタ10−5及び10−6には入力されない。その結
果、スムージングフィルタ10−5及び10−6が直交
復調部5−2の出力に影響を与えることは無い。また、
接続端子10C’及び接続端子10D’は、直交変調部
11−3の入力にも接続されている。この場合、直交変
調部11−3の入力端子のインピーダンスは高いので、
この接続が直交復調部5−2の出力に影響を与える可能
性は非常に小さい。さらに無線通信方式Bの信号を受信
中に送信する必要がない場合は、直交変調部11−3を
オフにする。その結果、ほぼ完全にこの接続が直交復調
部5−2の出力に影響を与えることは無くなる。その後
の折返し防止フィルタ6−3及び6−4からの受信動作
は、第2の実施形態の場合と同様である。
【0070】無線通信方式A又は無線通信方式Bの信号
を送信する場合は、スムージングフィルタ10−5及び
10−6でそれぞれ平滑化されたI信号及びQ信号が出
力されるまでは、第2の実施形態と同様である。
【0071】無線通信方式A又は無線通信方式Bの信号
を送信する場合は、スイッチ(14−1、14−2、1
4−3、14−4)がオンされる。したがって、スムー
ジングフィルタ10−5で平滑化されたI信号が接続端
子21C’に出力される。また、スムージングフィルタ
10−6で平滑化されたQ信号が接続端子21D’に出
力される。
【0072】接続端子21C’に出力されたI信号は、
信号線を経由して接続端子10C’に入力され、直交変
調部11−3及びスイッチ(13−1、13−2)に入
力される。また、接続端子21D’に出力されたQ信号
は、信号線を経由して接続端子10D’に入力され、直
交変調部11−3及びスイッチ(13−3、13−4)
に入力される。無線通信方式A又は無線通信方式Bの信
号を送信する場合は、さらに、スイッチ(13−1、1
3−2、13−3、13−4)をオフにする。したがっ
て、接続端子10C’に入力されたI信号は直交変調部
11−3にのみ出力される。また同様に、接続端子10
D’に入力されたQ信号も直交変調部11−3にのみ出
力される。また、これによって、直交復調部5−2がス
ムージングフィルタ10−5及び10−6の出力信号に
影響を与えることは無い。
【0073】また、接続端子21C’は折返し防止フィ
ルタ6−3に接続している。さらに、接続端子21D’
も折返し防止フィルタ6−4に接続している。この場
合、折返し防止フィルタ6−3の入力端子のインピーダ
ンスは高いので、この接続がスムージングフィルタ10
−5の出力に影響を与える可能性は極めて小さい。同様
に、折返し防止フィルタ6−4の入力端子のインピーダ
ンスも高いので、この接続がスムージングフィルタ10
−6の出力に影響を与える可能性は極めて小さい。さら
に無線通信方式Aの信号を送信中に無線通信方式Bの信
号を受信する必要がない場合は、折返し防止フィルタ6
−3及び6−4をオフにする。その結果、ほぼ完全にこ
れらの接続がスムージングフィルタ10−5及び10−
6の出力に影響を与えることは無くなる。その後の直交
変調部11−3からの送信動作は、第2の実施形態と同
様である。
【0074】この構成において、無線通信方式Aの信号
の送信と受信とは独立に動作可能になるので、これまで
のように、無線通信方式Aで通信することが可能にな
る。また、無線通信方式Bの信号を受信している期間
は、無線通信方式Bの信号を送信できない。しかし、無
線通信方式BがTDD(Time Division Duplex:時分割
複信)のシステムであれば、送信と受信とを同じタイミ
ングで無線端末が実行する必要がない。したがって、無
線通信方式BがTDDのシステムであれば、無線通信方
式Bの信号を受信している期間でも、実質的に無線通信
方式Bの信号を送信することが可能になる。またこの場
合、無線通信方式Aの受信は独立に動作させることが可
能である。したがって、無線通信方式Bで送受信を実行
しながら、無線通信方式Aの信号を受信することも可能
である。
【0075】図5は、本発明の第4の実施形態における
マルチモード無線端末に内蔵されている無線部及びベー
スバンド信号処理部を示すブロック構成図である。本実
施形態に係るマルチモード無線端末では、信号を送信す
るための回路部分は、第2の実施形態に示された回路部
分と同様である。したがって、信号を送信する場合の送
信動作は、第2の実施形態と同様である。
【0076】本実施形態では、直交復調部(5−1、5
−2)の出力側にスイッチを設ける。すなわち、直交復
調部5−1の出力側の無線部10内にスイッチ(13−
1a、13−2a、13−3a、13−4a)を設け
る。さらに、直交復調部5−2の出力側の無線部10内
にスイッチ(13−1b、13−2b、13−3b、1
3−4b)を設ける。
【0077】また本実施形態では、直交復調部からの出
力信号であるI信号及びQ信号は差動で伝達されるの
で、それぞれの直交復調部につき4つのスイッチが必要
となる。したがって、直交復調部からの出力信号である
I信号及びQ信号が非差動である場合は、それぞれの直
交復調部につきスイッチが2つで済む場合がある。
【0078】また、無線部10及びベースバンド信号処
理部21の接続端子数が少なく設定される。すなわち、
第2の実施形態での接続端子10A及び10Cの代わり
に、接続端子10A’が設けられる。また、第2の実施
形態での接続端子10B及び10Dの代わりに、10
B’が設けられる。さらに、第2の実施形態での接続端
子21A及び21Cの代わりに、接続端子21A’が設
けられる。またさらに、第2の実施形態での接続端子2
1B及び21Dの代わりに、接続端子21B’が設けら
れる。したがって、無線部10の接続端子は4つ(10
A’、10B’、10E’、10F’)、ベースバンド
信号処理部21の接続端子も4つ(21A’、21
B’、21E’、21F’)になる。その結果、無線部
10とベースバンド信号処理部21とを接続する信号線
の数を減らすことが可能になる。
【0079】この場合、直交復調部5−1からの出力信
号のI信号は、スイッチ(13−1a、13−2a)に
出力される。直交復調部5−1からの出力信号のQ信号
は、スイッチ(13−3a、13−4a)に出力され
る。また、直交復調部5−2からの出力信号のI信号
は、スイッチ(13−1b、13−2b)に出力され
る。直交復調部5−2からの出力信号のQ信号は、スイ
ッチ(13−3b、13−4b)に出力される。
【0080】そして、スイッチ(13−1a、13−2
a)と、スイッチ(13−1b、13−2b)との出力
端子は、接続端子10A’に接続している。また、スイ
ッチ(13−3a、13−4a)と、スイッチ(13−
3b、13−4b)との出力端子は、接続端子10B’
に接続している。
【0081】スイッチ(13−1a、13−2a)は、
直交復調部5−1と接続端子10A’との間を接続した
り断絶したりする。スイッチ(13−3a、13−4
a)は、直交復調部5−1と接続端子10B’との間を
接続したり断絶したりする。スイッチ(13−1b、1
3−2b)は、直交復調部5−2と接続端子10A’と
の間を接続したり断絶したりする。スイッチ(13−3
b、13−4b)は、直交復調部5−2と接続端子10
B’との間を接続したり断絶したりする。
【0082】接続端子10A’は、信号線によってベー
スバンド信号処理部21の接続端子21A’に接続して
いる。また接続端子10B’は、信号線によってベース
バンド信号処理部21の接続端子21B’に接続してい
る。
【0083】接続端子21A’は、折返し防止フィルタ
6−5に接続している。また、接続端子21B’は、折
返し防止フィルタ6−6に接続している。折返し防止フ
ィルタ(6−5、6−6)は、それぞれアナログ−ディ
ジタル変換器(7−5、7−6)に接続している。
【0084】無線通信方式Aの信号を受信する場合を説
明する。直交復調部5−1で受信信号を復調するまでは
第3の実施形態と同様である。復調された受信信号のう
ちI信号はスイッチ(13−1a、13−2a)に入力
される。また、復調された受信信号のうちQ信号はスイ
ッチ(13−3a、13−4a)に入力される。無線通
信方式Aの信号を受信すると制御部30によって判断さ
れた場合、制御部30からの指示に基づいて、スイッチ
(13−1a、13−2a、13−3a、13−4a)
をオンして、直交復調部5−1と接続端子10A’を導
通状態に設定する。この時、スイッチ(13−1b、1
3−2b、13−3b、13−4b)はオフにしてお
く。したがって、直交復調部5−1によって復調された
信号が直交復調部5−2に入力されることはない。
【0085】接続端子10A’ に入力されたI信号は
信号線を経由して接続端子21A’に入力される。I信
号が接続端子21A’から折返し防止フィルタ6−5に
入力され、折返し防止フィルタ6−5がI信号に含まれ
る高周波成分を除去する。折返し防止フィルタ6−5の
周波数特性は、制御部30からの指示に基づいて変更さ
れる。すなわち、受信する無線通信方式に合わせて折返
し防止フィルタ6−5の周波数特性が設定される。
【0086】折返し防止フィルタ6−5の出力信号は、
アナログ−ディジタル変換器7−5に入力され、ディジ
タル信号に変換される。このときディジタル信号は、ア
ナログ−ディジタル変換器7−5によって無線通信方式
Aに固有なビット数に変換される。このビット数も無線
通信方式によって無線通信方式に適合するように制御部
30からの指示に基づいて変更される。
【0087】またI信号の場合と同様に、接続端子10
B’に入力されたQ信号は信号線を経由して接続端子2
1B’に入力される。Q信号が接続端子21B’から折
返し防止フィルタ6−6に入力され、折返し防止フィル
タ6−6がQ信号に含まれる高周波成分を除去する。折
返し防止フィルタ6−6の周波数特性は、制御部30か
らの指示に基づいて変更される。すなわち、受信する無
線通信方式に合わせて折返し防止フィルタ6−6の周波
数特性が設定される。
【0088】折返し防止フィルタ6−6の出力信号は、
アナログ−ディジタル変換器7−6に入力され、ディジ
タル信号に変換される。このときディジタル信号は、ア
ナログ−ディジタル変換器7−6によって無線通信方式
Aに固有なビット数に変換される。このビット数も無線
通信方式によって無線通信方式に適合するように制御部
30からの指示に基づいて変更される。
【0089】また、これらのビット数は、無線通信方式
A及び無線通信方式Bのうち、ビット数の多いほうに合
わせてもよい。したがって、分解能としてこの多い方の
ビット数を有するディジタル−アナログ変換器を7−5
及び7−6として設置してもよい。その後のディジタル
信号処理部8からの受信動作は、第1の実施形態と同様
である。
【0090】無線通信方式Bの信号を受信する場合は、
スイッチのオンオフの切り替えと、折返し防止フィルタ
およぶアナログ−ディジタル変換器の特性を無線通信方
式Bに適合させることが無線通信方式Aの信号を受信す
る場合と異なる。
【0091】すなわち、スイッチ(13−1a、13−
2a、13−3a、13−4a)をオフにして、スイッ
チ(13−1b、13−2b、13−3b、13−4
b)をオンする。また、受信高周波信号処理部(B)3
−2及び直交復調部5−2をオンし、受信高周波信号処
理部(A)3−1及び直交復調部5−1をオフすること
は従来と同様である。すると、無線通信方式Bでの受信
信号のみがベースバンド信号処理部21に出力されるこ
とになる。その出力信号は折返し防止フィルタ6−5及
び6−6に入力され、無線通信方式Bの受信帯域以外の
不要な信号成分が除去される。
【0092】さらに、アナログ−ディジタル変換器7−
5でディジタル信号は、アナログ−ディジタル変換器7
−5によって無線通信方式Bに固有なビット数に変換さ
れる。また、アナログ−ディジタル変換器7−6でディ
ジタル信号は、アナログ−ディジタル変換器7−6によ
って無線通信方式Bに固有なビット数に変換される。こ
れらのビット数も無線通信方式に依存して、その無線通
信方式に適合するように制御部30からの指示に基づい
て変更される。このほかの動作は、無線通信方式Aの信
号を受信する場合と同様である。
【0093】この構成において、受信回路部分と送信回
路部分とは、独立に動作させることが可能になるので、
無線通信方式Aで同時に送受信する、又は無線通信方式
Bで同時に送受信することが可能になる。この構成で
は、無線通信方式Aの受信直交信号も無線通信方式Bの
受信直交信号も折返し防止フィルタ(6−5、6−6)
及びアナログ−ディジタル変換器(7−5、7−6)を
介してディジタル信号処理部8へと入力される。したが
って、それぞれの無線通信方式に対応した個別の折返し
防止フィルタ、アナログ−ディジタル変換器を用意する
必要がない。したがって、回路規模の縮小を達成するこ
とが可能になる。
【0094】図6は、本発明の第5の実施形態における
マルチモード無線端末に内蔵されている無線部及びベー
スバンド信号処理部を示すブロック構成図である。本実
施形態に係るマルチモード無線端末では、信号を送信す
るための回路部分は、第4の実施形態に示された信号を
送信するための回路部分と同様である。したがって、信
号を送信する場合の動作は、第4の実施形態と同様であ
る。また、ベースバンド信号処理部21の構成も、第4
の実施形態と同様である。
【0095】本実施形態では、無線部10に備えられる
直交復調部を1つにする。すなわち、1つの直交復調部
で2つの無線通信方式に対応する。スイッチ15を新た
に設け、無線通信方式Aの信号を受信する場合と、無線
通信方式Bの信号を受信する場合とで切り替える。
【0096】受信高周波信号処理部(A)3−1及び受
信高周波信号処理部(A)3−2の出力端子がスイッチ
15の入力端子に接続される。さらに、スイッチ15の
出力は直交復調部5−3に入力される。
【0097】直交復調部5−3は、復調されたI信号を
接続端子10A’’に出力する。さらに直交復調部5−
3は、復調されたQ信号を接続端子10B’’に出力す
る。接続端子10A’’は、信号線によって接続端子2
1A’’に接続されている。接続端子10B’’は、信
号線によって接続端子21B’’に接続されている。
【0098】無線通信方式Aの信号を受信する場合を説
明する。受信高周波信号処理部(A)3−1で受信信号
を高周波信号処理するまでは上記のすべての実施形態と
同様である。高周波信号処理された受信信号は、スイッ
チ15に入力される。
【0099】スイッチ15は、無線通信方式Aの信号を
受信すると制御部30によって判断された場合、制御部
30からの指示に基づいて、スイッチ15を切り替え
て、受信高周波信号処理部(A)3−1と直交復調部5
−3とを導通状態に設定する。それと同時に、スイッチ
15によって、受信高周波信号処理部3−2と直交復調
部5−3との接続は断絶される。
【0100】直交復調部5−3に入力された受信信号
は、直交復調される。直交復調部5−3は、受信してい
る無線通信方式である無線通信方式Aに基づいて受信信
号を復調する。すなわち、受信する無線通信方式の種類
によって制御部30から指示信号が異なる。その制御部
30からの指示信号を直交復調部5−3が受けて、無線
通信方式に基づいて受信信号を復調する。
【0101】復調された信号のうちI信号は、接続端子
10A’’に出力される。また、復調された信号のうち
Q信号は、接続端子10B’’に出力される。そして、
接続端子10A’’は信号線によって接続端子21
A’’に接続され、接続端子10B’’は信号線によっ
て接続端子21B’’に接続される。その後の接続端子
21A’’及び接続端子21B’’からの受信動作は、
第4の実施形態の場合と同様である。
【0102】無線通信方式Bの信号を受信する場合は、
スイッチ15が受信高周波信号処理部(B)3−2と直
交復調部5−3とを接続する。その指示は、上記と同様
に制御部30によって実行される。これと同時に、受信
高周波信号処理部(A)3−1と直交復調部5−3とは
断絶される。
【0103】受信高周波信号処理部(B)3−2で高周
波信号処理された受信信号は、直交復調部5−3で無線
通信方式Bに基づいて復調される。その指示は、制御部
30によって実行される。
【0104】復調された信号のうちI信号は、接続端子
10A’’に出力される。また、復調された信号のうち
Q信号は、接続端子10B’’に出力される。そして、
接続端子10A’’は信号線によって接続端子21
A’’に接続され、接続端子10B’’は信号線によっ
て接続端子21B’’に接続される。その後の接続端子
21A’’及び接続端子21B’’からの受信動作は、
第4の実施形態の場合と同様である。
【0105】この構成においては、受信回路部分と送信
回路部分とは独立に動作させることが可能になるので、
無線通信方式Aで同時に送受信するか、無線通信方式B
で同時に送受信することが可能である。
【0106】この構成では、無線通信方式Aの信号を受
信する場合も、無線通信方式Bの信号を受信する場合
も、直交復調部5−3で直交復調されるので、それぞれ
のシステムに対応した個別の直交復調部を用意する必要
がない。したがって、無線部10の規模が縮小される。
【0107】図7は、本発明の第6の実施形態における
マルチモード無線端末に内蔵されている無線部及びベー
スバンド信号処理部を示すブロック構成図である。本実
施形態に係るマルチモード無線端末は、第5の実施形態
におけるマルチモード無線端末において、無線部10と
ベースバンド信号処理部21内にそれぞれスイッチを設
けるものである。その結果、第5の実施形態におけるマ
ルチモード無線端末と比較して、無線部10とベースバ
ンド信号処理部21との間の信号線の数が半減する。す
なわち、直交復調部5−3の出力側にスイッチ(13−
1、13−2、13−3、13−4)を4つ設ける。ま
た、スムージングフィルタ10−5及び10−6の出力
側にもスイッチ(14−1、14−2、14−3、14
−4)を4つ設ける。
【0108】本実施形態では、直交復調部5−3からの
出力信号であるI信号及びQ信号は差動で伝達されるの
で、直交復調部5−3に4つのスイッチ(13−1、1
3−2、13−3、13−4)が必要となる。また、I
信号及びQ信号が非差動である場合は、直交復調部にス
イッチが2つで済む場合がある。
【0109】また、無線部10及びベースバンド信号処
理部21の接続端子数が少なく設定される。すなわち、
第5の実施形態での接続端子10A’’の代わりに、接
続端子10C’’が設けられる。また、第5の実施形態
での接続端子10B’’の代わりに、接続端子10
D’’が設けられる。さらに、第5の実施形態での接続
端子10E’の代わりに、接続端子10C’’が設けら
れる。またさらに、第5の実施形態での接続端子10
F’の代わりに、接続端子10D’’が設けられる。
【0110】さらにまた、第5の実施形態での接続端子
21A’’の代わりに、接続端子21C’’が設けられ
る。また、第5の実施形態での接続端子21B’’の代
わりに、接続端子21D’’が設けられる。さらに、第
5の実施形態での接続端子21E’の代わりに、接続端
子21C’’が設けられる。さらにまた、第5の実施形
態での接続端子21F’の代わりに、接続端子21
D’’が設けられる。したがって、無線部10の接続端
子は2つ(10C’’、10D’’)、ベースバンド信
号処理部21の接続端子も2つ(21C’’、21
D’’)になる。その結果、無線部10とベースバンド
信号処理部21とを接続する信号線の数を減らすことが
可能になる。この場合、直交復調部5−3からの出力信
号のI信号は、スイッチ(13−1、13−2)に出力
される。直交復調部5−3からの出力信号のQ信号は、
スイッチ(13−3、13−4)に出力される。
【0111】スイッチ(13−1、13−2)の出力端
子は、接続端子10C’’に接続している。また、スイ
ッチ(13−3、13−4)の出力端子は、接続端子1
0D’’に接続している。また、スムージングフィルタ
10−5からの出力信号のI信号は、スイッチ(14−
1、14−2)に出力される。スムージングフィルタ1
0−6からの出力信号のQ信号は、スイッチ(14−
3、14−4)に出力される。スイッチ(14−1、1
4−2)の出力端子は、接続端子21C’’に接続して
いる。また、スイッチ(14−3、13−4)の出力端
子は、接続端子21D’’に接続している。
【0112】スイッチ(13−1、13−2)は、直交
復調部5−3と接続端子10C’’との間を接続したり
断絶したりする。スイッチ(13−3、13−4)は、
直交復調部5−3と接続端子10D’’との間を接続し
たり断絶したりする。
【0113】接続端子10C’’は、信号線によってベ
ースバンド信号処理部21の接続端子21C’’に接続
している。また、接続端子10D’’は、信号線によっ
てベースバンド信号処理部21の接続端子21D’’に
接続している。接続端子21C’’は、折返し防止フィ
ルタ6−5に接続している。また、接続端子21D’’
は、折返し防止フィルタ6−6に接続している。さら
に、接続端子21C’’は、スイッチ(14−1、14
−2)に接続している。接続端子21D’’は、スイッ
チ(14−3、14−4)に接続している。
【0114】スイッチ(14−1、14−2)は、スム
ージングフィルタ10−5と接続端子21C’’との間
を接続したり断絶したりする。スイッチ(14−3、1
4−4)は、スムージングフィルタ10−6と接続端子
21D’’との間を接続したり断絶したりする。
【0115】無線通信方式A又は無線通信方式Bの信号
を受信する場合は、直交復調部5−3で復調されるまで
は、第5の実施形態での動作と同様である。また、スイ
ッチ(13−1、13−2、13−3、13−4)から
接続端子21C’’及び接続端子21D’’に信号が伝
達するまでは、第3の実施形態で無線通信方式Bの信号
を受信する場合と同様である。第3の実施形態で無線通
信方式Bを無線通信方式Aと読み替えれば、ここでの動
作は第3の実施形態での動作と同様になる。さらに、折
返し防止フィルタ6−5及び6−6から後の動作は、第
5の実施形態での動作と同様である。一方、無線通信方
式A又は無線通信方式Bの信号を送信する場合は、第3
の実施形態での動作と同様である。
【0116】この構成では、無線通信方式Aでの信号受
信と、無線通信方式Aでの信号送信と、無線通信方式B
での信号受信と、無線通信方式Bでの信号送信とは、ど
の2つも同時には行わない。すなわち、無線通信方式
A、BともにTDDのシステムである。この構成では、
無線通信方式A及び無線通信方式B、それぞれのシステ
ムに対応した個別の直交復調部、折返し防止フィルタ、
アナログ−ディジタル変換器、ディジタル−アナログ変
換器、スムージングフィルタ、直交変調部を用意する必
要がない。また、直交変調部、直交復調部のI信号及び
Q信号の入出力信号は、一組だけで良いので、アナログ
信号処理部とディジタル信号処理部のインターフェイス
の信号線数を減らすことが可能になる。
【0117】なお、以上は無線通信方式が2種類の場合
でのマルチモード無線端末の場合を示したが、これに限
定されない。無線通信方式が3種類以上ある場合に対応
させることも可能である。そのためには、上述した送信
に関する回路と受信に関する回路を増設すればよい。
【0118】本発明は、上述した実施の形態に限定され
るものではなく、その技術的範囲において種々変形して
実施することが可能になる。
【0119】
【発明の効果】本発明のマルチモード無線端末によれ
ば、異なる無線通信方式の信号を送受信するために必要
な回路部分を共用することが可能になる。
【0120】したがって、それぞれの無線通信方式に対
して個別にこれらの回路ブロックを備える必要がなく、
回路規模を小さくすることが可能になる。
【0121】また、アナログ信号処理部とディジタル信
号処理部との間の信号線数を減らすことが可能になる。
したがって、構成素子間の配線が簡素化されることが可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態におけるマルチモード無線端
末の機能ブロック図。
【図2】本発明の第1の実施形態におけるマルチモード
無線端末に内蔵されている無線部及びベースバンド信号
処理部を示すブロック構成図。
【図3】本発明の第2の実施形態におけるマルチモード
無線端末に内蔵されている無線部及びベースバンド信号
処理部を示すブロック構成図。
【図4】本発明の第3の実施形態におけるマルチモード
無線端末に内蔵されている無線部及びベースバンド信号
処理部を示すブロック構成図。
【図5】本発明の第4の実施形態におけるマルチモード
無線端末に内蔵されている無線部及びベースバンド信号
処理部を示すブロック構成図。
【図6】本発明の第5の実施形態におけるマルチモード
無線端末に内蔵されている無線部及びベースバンド信号
処理部を示すブロック構成図。
【図7】本発明の第6の実施形態におけるマルチモード
無線端末に内蔵されている無線部及びベースバンド信号
処理部を示すブロック構成図。
【図8】従来のマルチモード無線端末に内蔵されている
無線部及びベースバンド信号処理部を示すブロック構成
図。
【符号の説明】
1−1、1−2 アンテナ 2−1、2−2 デュプレクサ 3−1 受信高周波信号処理部(A) 3−2 受信高周波信号処理部(B) 4 局部発振信号発生部 5−1、5−2 直交復調部 6−1、6−2、6−3、6−4 折返し防止フィル
タ 7−1、7−2、7−3、7−4 アナログ−ディジ
タル変換器 8 ディジタル信号処理部 9−5、9−6 ディジタル−アナログ変換器 10−5、10−6 スムージングフィルタ 10A、10B、10C、10D、10E’、10F’
接続端子 21A、21B、21C、21D、21E’、21F’
接続端子 11−1、11−2 直交変調部 12−1 送信高周波信号処理部(A) 12−2 送信高周波信号処理部(B) 13−1、13−2、13−3、13−4 スイッチ 14−1、14−2、14−3、14−4 スイッチ 15 スイッチ 10 無線部 20 信号処理部 21 ベースバンド信号処理部 22 モデム 30 制御部 31 オーディオ部 32 スピーカ 33 マイクロフォン 35 キー入力部 40 マルチメディア部 50 電源部 51 充電アダプタ 52 充電部 53 バッテリA 54 電源ASIC

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2の無線通信方式に対応した
    マルチモード無線端末において、 ディジタル信号処理された送信信号の同相成分信号をデ
    ィジタル−アナログ変換する第1のDA変換手段と、 前記送信信号の直交成分信号をディジタル−アナログ変
    換する第2のDA変換手段と、 第1及び第2の信号線と、 前記ディジタル−アナログ変換された同相成分信号及び
    直交成分信号をそれぞれ当該第1及び第2の信号線を介
    して入力し、これら同相成分信号及び直交成分信号を第
    1の無線通信方式に基づいて直交変調する第1の直交変
    調手段と、 前記ディジタル−アナログ変換された同相成分信号及び
    直交成分信号をそれぞれ当該第1及び第2の信号線を介
    して入力し、これら同相成分信号及び直交成分信号を第
    2の無線通信方式に基づいて直交変調する第2の直交変
    調手段とを具備することを特徴とするマルチモード無線
    端末。
  2. 【請求項2】 第1及び第2の無線通信方式に対応した
    マルチモード無線端末において、 ディジタル信号処理された送信信号の同相成分信号をデ
    ィジタル−アナログ変換する第1のDA変換手段と、 前記送信信号の直交成分信号をディジタル−アナログ変
    換する第2のDA変換手段と、 第1及び第2の信号線と、 前記ディジタル−アナログ変換された同相成分信号及び
    直交成分信号をそれぞれ当該第1及び第2の信号線を介
    して入力し、これら同相成分信号及び直交成分信号を選
    択的に第1又は第2の無線通信方式に基づいて直交変調
    する直交変調手段と、 前記第1の無線通信方式に基づいて直交変調された出力
    に対し、第1の無線通信方式に基づく送信高周波信号処
    理を施す第1の送信高周波信号処理手段と、 前記第2の無線通信方式に基づいて直交変調された出力
    に対し、第2の無線通信方式に基づく送信高周波信号処
    理を施す第2の送信高周波信号処理手段とを具備するこ
    とを特徴とするマルチモード無線端末。
  3. 【請求項3】 第1及び第2の無線通信方式に対応した
    マルチモード無線端末において、 受信信号に対し前記第2の無線通信方式に基づいて受信
    高周波信号処理を施す受信高周波信号処理手段と、 前記受信高周波信号処理が施された受信信号を、前記第
    2の無線通信方式に基づいて直交復調する直交復調手段
    と、 第1の信号線と、 前記直交復調された受信信号の同相成分信号を、当該第
    1の信号線を介して入力し、アナログ−ディジタル変換
    する第1のAD変換手段と、 第2の信号線と、 前記直交復調された受信信号の直交成分信号を、当該第
    2の信号線を介して入力し、アナログ−ディジタル変換
    する第2のAD変換手段と、 ディジタル信号処理された送信信号の同相成分信号をデ
    ィジタル−アナログ変換する第1のDA変換手段と、 前記送信信号の前記直交成分信号をディジタル−アナロ
    グ変換する第2のDA変換手段と、 前記ディジタル−アナログ変換された同相成分信号を前
    記第1の信号線を介して入力し、前記ディジタル−アナ
    ログ変換された直交成分信号を前記第2の信号線を介し
    て入力し、当該同相成分信号及び直交成分信号に対し選
    択的に前記第1又は第2の無線通信方式に基づいて直交
    変調して出力する直交変調手段と、 前記第1の無線通信方式に基づいて直交変調された出力
    に対し、第1の無線通信方式に基づく送信高周波信号処
    理を施す第1の送信高周波信号処理手段と、 前記第2の無線通信方式に基づいて直交変調された出力
    に対し、第2の無線通信方式に基づく送信高周波信号処
    理を施す第2の送信高周波信号処理手段とを具備するこ
    とを特徴とするマルチモード無線端末。
  4. 【請求項4】 前記直交復調手段と前記第1の信号線の
    間に設けられる第1の切替手段と、 前記直交復調手段と前記第2の信号線の間に設けられる
    第2の切替手段と、 前記第1のDA変換手段と前記第1の信号線の間に設け
    られる第3の切替手段と、 前記第2のDA変換手段と前記第2の信号線の間に設け
    られる第4の切替手段と、 第2の無線通信方式に基づいて信号を受信する場合は、
    前記第1及び第2の切替手段を導通状態、前記第3及び
    第4の切替手段を非導通状態にし、信号を送信する場合
    は、前記第1及び第2の切替手段を非導通状態、前記第
    3及び第4の切替手段を導通状態にする制御手段とをさ
    らに具備することを特徴とする請求項3に記載のマルチ
    モード無線端末。
  5. 【請求項5】 第1及び第2の無線通信方式に対応した
    マルチモード無線端末において、 受信信号に対し前記第1の無線通信方式に基づいて第1
    の受信高周波信号処理を施す第1の受信高周波信号処理
    手段と、 前記第1の受信高周波信号処理が施された受信信号を、
    前記第1の無線通信方式に基づいて直交復調する第1の
    直交復調手段と、 受信信号に対し前記第2の無線通信方式に基づいて第2
    の受信高周波信号処理を施す第2の受信高周波信号処理
    手段と、 前記第2の受信高周波信号処理が施された受信信号を、
    前記第2の無線通信方式に基づいて直交復調する第2の
    直交復調手段と、 第1の信号線と、 前記第1又は第2の無線通信方式に基づいて直交復調さ
    れた受信信号の同相成分信号を、当該第1の信号線を介
    して入力し、アナログ−ディジタル変換する第1のAD
    変換手段と、 第2の信号線と、 前記第1又は第2の無線通信方式に基づいて直交復調さ
    れた受信信号の直交成分信号を、当該第2の信号線を介
    して入力し、アナログ−ディジタル変換する第2のAD
    変換手段とを具備することを特徴とするマルチモード無
    線端末。
  6. 【請求項6】 前記第1の直交復調手段と前記第1の信
    号線の間に設けられる第1の切替手段と、 前記第1の直交復調手段と前記第2の信号線の間に設け
    られる第2の切替手段と、 前記第2の直交復調手段と前記第1の信号線の間に設け
    られる第3の切替手段と、 前記第2の直交復調手段と前記第2の信号線の間に設け
    られる第4の切替手段と、 第1の無線通信方式に基づいて信号を受信する場合は、
    前記第1及び第2の切替手段を導通状態、前記第3及び
    第4の切替手段を非導通状態にし、第2の無線通信方式
    に基づいて信号を受信する場合は、前記第1及び第2の
    切替手段を非導通状態、前記第3及び第4の切替手段を
    導通状態にする制御手段と、 をさらに具備することを特徴とする請求項5に記載のマ
    ルチモード無線端末。
  7. 【請求項7】 前記第1の受信高周波信号処理手段と前
    記第1の直交復調手段が動作中の場合、前記第2の受信
    高周波信号処理手段と前記第2の直交復調手段は非動作
    となり、前記第2の受信高周波信号処理手段と前記第2
    の直交復調手段が動作中の場合、前記第1の受信高周波
    信号処理手段と前記第1の直交復調手段は非動作となる
    ことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のマルチ
    モード無線端末。
  8. 【請求項8】 第1及び第2の無線通信方式に対応した
    マルチモード無線端末において、 受信信号に対し前記第1の無線通信方式に基づいて受信
    高周波信号処理を施す第1の受信高周波信号処理手段
    と、 受信信号に対し前記第2の無線通信方式に基づいて受信
    高周波信号処理を施す第2の受信高周波信号処理手段
    と、 前記第1又は第2の無線通信方式に基づいて受信高周波
    信号処理が施された受信信号を選択的に入力し、入力さ
    れた受信信号が対応する無線通信方式に基づいて当該受
    信信号を直交復調する直交復調手段と、 第1の信号線と、 前記直交復調された受信信号の同相成分信号を、当該第
    1の信号線を介して入力し、アナログ−ディジタル変換
    する第1のAD変換手段と、 第2の信号線と、 前記直交復調された受信信号の直交成分信号を、当該第
    2の信号線を介して入力し、アナログ−ディジタル変換
    する第2のAD変換手段とを具備することを特徴とする
    マルチモード無線端末。
  9. 【請求項9】 前記第1の受信高周波信号処理手段と前
    記直交変調手段の間であり、かつ前記第2の受信高周波
    信号処理手段と前記直交変調手段の間に設けられる切替
    手段と、 第1の無線通信方式に基づいて信号を受信する場合は、
    前記第1の受信高周波信号処理手段と前記直交変調手段
    の間を導通状態、前記第2の受信高周波信号処理手段と
    前記直交変調手段の間を非導通状態にし、第2の無線通
    信方式に基づいて信号を受信する場合は、前記第1の受
    信高周波信号処理手段と前記直交変調手段の間を非導通
    状態、前記第2の受信高周波信号処理手段と前記直交変
    調手段の間を導通状態にする制御手段とをさらに具備す
    ることを特徴とする請求項8に記載のマルチモード無線
    端末。
  10. 【請求項10】 第1及び第2の無線通信方式に対応し
    たマルチモード無線端末において、 受信信号に対し前記第1の無線通信方式に基づいて受信
    高周波信号処理を施す第1の受信高周波信号処理手段
    と、 受信信号に対し前記第2の無線通信方式に基づいて受信
    高周波信号処理を施す第2の受信高周波信号処理手段
    と、 前記第1又は第2の無線通信方式に基づいて受信高周波
    信号処理が施された受信信号を選択的に入力し、入力さ
    れた受信信号が対応する無線通信方式に基づいて当該受
    信信号を直交復調する直交復調手段と、 第1の信号線と、 前記直交復調された受信信号の同相成分信号を、当該第
    1の信号線を介して入力し、アナログ−ディジタル変換
    する第1のAD変換手段と、 第2の信号線と、 前記直交復調された受信信号の直交成分信号を、当該第
    2の信号線を介して入力し、アナログ−ディジタル変換
    する第2のAD変換手段と、 ディジタル信号処理された送信信号の同相成分信号をデ
    ィジタル−アナログ変換する第1のDA変換手段と、 前記送信信号の前記直交成分信号をディジタル−アナロ
    グ変換する第2のDA変換手段と、 前記ディジタル−アナログ変換された同相成分信号を前
    記第1の信号線を介して入力し、前記ディジタル−アナ
    ログ変換された直交成分信号を前記第2の信号線を介し
    て入力し、当該同相成分信号及び直交成分信号に対し選
    択的に前記第1又は第2の無線通信方式に基づいて直交
    変調して出力する直交変調手段と、 前記第1の無線通信方式に基づいて直交変調された出力
    に対し、第1の無線通信方式に基づく送信高周波信号処
    理を施す第1の送信高周波信号処理手段と、 前記第2の無線通信方式に基づいて直交変調された出力
    に対し、第2の無線通信方式に基づく送信高周波信号処
    理を施す第2の送信高周波信号処理手段とを具備するこ
    とを特徴とするマルチモード無線端末。
  11. 【請求項11】 前記直交復調手段と前記第1の信号線
    の間に設けられる第1の切替手段と、 前記直交復調手段と前記第2の信号線の間に設けられる
    第2の切替手段と、 前記第1のDA変換手段と前記第1の信号線の間に設け
    られる第3の切替手段と、 前記第2のDA変換手段と前記第2の信号線の間に設け
    られる第4の切替手段と、 信号を受信する場合は、前記第1及び第2の切替手段を
    導通状態、前記第3及び第4の切替手段を非導通状態に
    し、信号を送信する場合は、前記第1及び第2の切替手
    段を非導通状態、前記第3及び第4の切替手段を導通状
    態にする制御手段とをさらに具備することを特徴とする
    請求項10に記載のマルチモード無線端末。
  12. 【請求項12】 前記第1の受信高周波信号処理手段と
    前記直交変調手段の間であり、かつ前記第2の受信高周
    波信号処理手段と前記直交変調手段の間に設けられる切
    替手段をさらに具備し、 前記制御手段は、第1の無線通信方式に基づいて信号を
    受信する場合は、前記第1の受信高周波信号処理手段と
    前記直交変調手段の間を導通状態、前記第2の受信高周
    波信号処理手段と前記直交変調手段の間を非導通状態に
    し、第2の無線通信方式に基づいて信号を受信する場合
    は、前記第1の受信高周波信号処理手段と前記直交変調
    手段の間を非導通状態、前記第2の受信高周波信号処理
    手段と前記直交変調手段の間を導通状態にすることを特
    徴とする請求項11に記載のマルチモード無線端末。
  13. 【請求項13】 前記第1及び第2のDA変換手段は変
    換された信号の周波数をフィルタリングする第1のフィ
    ルタと、 前記第1及び第2のAD変換手段は変換される前の信号
    の周波数をフィルタリングする第2のフィルタと、をさ
    らに具備し、 前記第1のフィルタは無線通信方式に基づいて周波数特
    性を切り替え、前記DA変換手段は無線通信方式に基づ
    いてビット数及び扱う電圧値を切り替え、 前記第2のフィルタは無線通信方式に基づいて周波数特
    性を切り替え、前記AD変換手段は無線通信方式に基づ
    いてビット数及び扱う電圧値を切り替えることを特徴と
    する請求項3、請求項4及び請求項10から請求項12
    のいずれかに記載のマルチモード無線端末。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007074187A (ja) * 2005-09-06 2007-03-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd マルチモード信号処理装置
JP2011250093A (ja) * 2010-05-26 2011-12-08 Mitsubishi Electric Corp 受信機及び送信機

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