JP2003318860A - 移動通信システムでマルチ探索を提供するセル探索装置および方法 - Google Patents

移動通信システムでマルチ探索を提供するセル探索装置および方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動通信システムでマルチ探索を提供するセ
ル探索装置および方法を提供する。 【解決手段】 多数の基地局からの第1同期チャネル信
号を1段階セル探索してタイミングを管理し、基地局か
ら受信される第2同期チャネル信号を2段階セル探索し
てフレーム境界インデックスを貯蔵した後、3段階セル
探索開始命令が入力されると、フレーム境界インデック
スそれぞれに対して該当するフレーム境界タイミング
と、基準カウンタの現在タイミングとを比較し、スロッ
ト境界単位にタイミングを管理してから任意の時点で探
索を開始しようとするとき、現在基準カウンタタイミン
グより後の次のスロット境界でフレーム境界に該当する
仮説に対して、2段階セル探索から得られた基地局コー
ドグループ内のスクランブルコードを用いて3段階セル
探索を行うように制御し、フレーム境界インデックスに
該当する仮説に対して3段階セル探索が完了するとその
ことを通報する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動通信システム
のセル探索装置および方法に関し、探索したい多数のセ
ルをマルチ探索する装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、移動通信システム(mobile comm
unication system)は同期方式と非同期方式とに大別さ
れる。このうち非同期方式はヨーロッパを中心に発展し
つつあり、同期方式は北米、特に、米国を中心に発展し
つつある。また、移動通信産業の急成長に伴い、音声サ
ービスだけでなくデータ、画像などのようなマルチメデ
ィア(multimedia)形態のサービスが可能な次世代移動通
信システムの必要性が浮き彫りにされており、3GPP
(3rd Generation Partnership Project)は前記同期方式
および非同期方式の両方とも受容可能な次世代移動通信
システムに対する標準化作業を行いつつある。前記同期
方式の次世代移動通信システムは符号分割多重接続−2
000(CDMA(Code Division Multiple Access)−2
000)システムのことであり、前記非同期方式の次世
代移動通信システムは広帯域符号分割多重接続(W−C
DMA:Wideband-Code Division Multiple Access、以
下“W−CDMA”と略す)システムをいう。このW−
CDMA移動通信システムは各基地局(Node B)間に非同
期動作を行う非同期型基地局システムで構成される。し
たがって、前記基地局それぞれを区分するためにそれら
基地局ごとに相異なるスクランブルコード(scrambling
code)を割り当てる方法を利用する。例えば、前記非同
期型基地局システムを構成するセル(cell)、つまり、基
地局が512個存在する場合、前記512個の基地局そ
れぞれは相異なる512個のスクランブルコードのうち
一つのスクランブルコードを受けてその自分を区分する
コードとして使用することになる。このように基地局が
その自分を区分するスクランブルコードを使用して信号
を送信しているため、前記基地局からサービスを受ける
使用者端末機(UE:User Equipment、以下“UE”と
略す)も前記基地局のスクランブルコードを識別できる
場合にのみ前記基地局から提供される信号を正常に受信
することができる。
【0003】その結果、前述したように基地局から提供
される信号を正常に受信するためには、UEが、隣接基
地局から受信される信号のうち、最も強いエネルギー(e
nergy)で受信される信号のスクランブルコードを確認し
なければならないし、このようにスクランブルコードを
確認する過程がセル探索(cell search)過程である。一
方、前記セル探索は、その状況に応じてさまざまな形態
からなるが、UEがパワーオン(power on)時に擬似雑音
(PN:Pseudo Noise)コードタイミング(timing)を獲得
する初期セル探索(initial cell search)と、前記獲得
した擬似雑音コードタイミングを持続的に保持した状態
でレーク(Rake)復調のために受信信号の多重経路(Multi
path)信号成分を検出する多重経路探索(multi-path sea
rch)と、前記UEがハンドオフ(handoff)領域に存在す
るとき前記UE自分がハンドオフしなければならない隣
接セル(neighbor cell)を探索する隣接セル探索(neighb
orcell search)と、最後に、遊休状態(idle state)で
“slotted mode”を選択して使用するときや、スリープ
状態(sleep state)から覚めるとき前記スリープ状態で
失った擬似雑音コードタイミングを再捕捉する再捕捉(r
e-acquisition)がある。
【0004】このようにW−CDMA移動通信システム
でUEが自分の属した基地局のスクランブルコードを確
認するためには基地局に割当可能な総コード数、つまり
512個のスクランブルコードそれぞれに対する位相(p
hase)を検査し、セル探索を行わなければならなかっ
た。しかし、このように全ての基地局スクランブルコー
ドに対して一々と確認するセル探索アルゴリズムはセル
探索にかかる時間が長すぎたため、多段階セル探索アル
ゴリズムが新規のセル探索アルゴリズムとして提案され
た。
【0005】その多段階セル探索アルゴリズムを以下に
説明する。まず、前記W−CDMA移動通信システムを
構成している基地局それぞれにはそれら基地局それぞれ
を区分するためのセル区分コード(cell specific cod
e)、つまりスクランブルコードが割り当てられており、
その割り当てられたスクランブルコードを用いて前記W
−CDMA移動通信システムを構成している基地局それ
ぞれを区分する。前記W−CDMA移動通信システムを
構成しているセルが例えば512個であり、それらセル
ごとに一つの基地局が存在する場合、前記W−CDMA
移動通信システムを構成する基地局は512個になると
仮定する。前記基地局は一つのセル或いは多数のセルを
運用することができるが、ここでは一つの基地局は一つ
のセルを運用すると仮定した。したがって、前記512
の基地局それぞれには相異なるスクランブルコードが割
り当てられ、前記512個の基地局それぞれに割り当て
られているスクランブルコードを用いて前記W−CDM
A移動通信システムを構成している基地局それぞれを区
分する。
【0006】既存のセル探索では、UEが自分の属した
基地局を探索するために前記W−CDMA移動通信シス
テムを構成する基地局それぞれに対するセル探索を行わ
なければならなかった。つまり、前記W−CDMA移動
通信システムを構成する512個の基地局それぞれに対
する探索を行わなければならなかったのである。このよ
うにUEが前記W−CDMA移動通信システムを構成す
る512個の基地局それぞれに対する探索を行うという
ことは、前記512個の基地局それぞれのスクランブル
コードそれぞれの位相に対して検査を行うことを意味
し、UE自分の属したセルを探索することに長時間がか
かるしかなかった。その結果、前記UEが前記W−CD
MA移動通信システムを構成する基地局それぞれに対す
る既存セル探索アルゴリズムを適用することは非効率的
なため、前記多段階セル探索アルゴリズムを具現して使
用している。前記多段階セル探索アルゴリズムを具現す
るためには前記W−CDMA移動通信システムに属して
いる多数の基地局、例えば512個の基地局を所定個数
のグループ、例えば64個のグループ(Group0〜Group
63)に分類する。前記分類された64個の基地局グル
ープそれぞれに相異なる基地局グループ区分コードを割
り当てて基地局グループそれぞれを区分する。そして、
一つの基地局グループは8個の基地局から構成されてお
り、前記8個の基地局それぞれは、共通パイロットチャ
ネル(CPICH:Common Pilot Channel、以下、“CP
ICH”と略す)を拡散する相異なるスクランブルコー
ドが設定されるので、前記スクランブルコードを用いて
前記UEは自分の属した基地局を探索することになる。
【0007】一方、前述した多段階セル探索過程は3段
階セル探索過程、つまり1段階セル探索過程、2段階セ
ル探索過程および3段階セル探索過程から構成される。
その1段階セル探索過程では、UEが基地局から伝送す
る第1同期チャネル(P−SCH:Primary Synchroniza
tion Channel、以下、“P−SCH”と略す)信号を受
信し、その中で最大電力で受信されるスロットタイミン
グ(slot timing)を探して同期する。2段階セル探索過
程では、前記UEが前記1段階セル探索過程で探索した
スロットタイミング情報に相応するようにスロットタイ
ミング同期した状態で、前記基地局から伝送する第2同
期チャネル(S−SCH:Secondary Synchronization C
hannel、以下“S−SCH”と略す)信号を受信してフ
レーム同期(framesynch)およびUE自分の属した基地局
グループを検出する。最後に、3段階セル探索過程で
は、前記2段階セル探索で探索したフレーム同期および
基地局グループ情報に相応するように前記基地局から伝
送するCPICH信号を受信して基地局のスクランブル
コードを用いてUE自分の属した基地局を最終的に探索
する。
【0008】かかる多段階セル探索過程を図1を参照し
て以下に説明する。図1は一般のW−CDMA移動通信
システムで同期チャネルの構造を示す図である。図1を
参照すると、前記W−CDMA移動通信システムでUE
の探索器(searcher)が同期化のために利用するチャネル
には、同期チャネル(SCH:Synchronization Channe
l、以下“SCH”と略す)とCPICHが存在する。前
記CPICHは基地局ごとに相異なるスクランブルコー
ドを使用して伝送し、前記スクランブルコードの周期は
1フレームの長さと同じである。このようなチャネル構
造を有するW−CDMA移動通信システムでは相異なる
スクランブルコードとして218−1周期のゴールドコ
ード(gold code)のうち1フレーム長さ分だけを使用
し、全体可能なゴールドコードのうちM(=512)個だ
けを使用する。前記SCHは前記UEのセル探索に使用
するために採択された順方向(downlink)チャネル信号で
あって、二つのサブチャネル(sub-channel)、つまりP
−SCHとS−SCHから構成される。前記P−SCH
およびS−SCHそれぞれの1タイムスロット(time sl
ot)は2560チップで構成され、15個のタイムスロ
ットが一つの無線フレーム(radio frame)から構成され
るので、一つの無線フレームは38400チップで構成
される。そして、図1に示すように、前記P−SCHと
S−SCHは毎タイムスロットの開始部分でNチップず
つ、つまり前記1タイムスロットを通じて伝送されるチ
ップの1/10に該当する256チップが伝送される。
また、前記P−SCHとS−SCHは互いに直交性(ort
hogonality)が保持され、互いに畳み込まれて伝送する
のが可能である。そして、前記P−SCHは、前記W−
CDMA移動通信システムを構成している基地局、例え
ば512個の基地局ごとに同一のコードを伝送するチャ
ネルであって、第1同期コード(PCS:Primary Synch
ronization Code)(acP)が伝送される。また、前記P−
SCHは前記タイムスロットそれぞれにおいて前記第1
同期コードを各タイムスロットの1/10周期ほど、つ
まり256チップほど伝送し、前記UEは前記基地局か
ら伝送したP−SCH信号を受信して基地局のスロット
タイミングに同期する。
【0009】また、前記基地局はP−SCH信号ととも
にS−SCH信号を伝送するが、前記S−SCHは前記
W−CDMA移動通信システムを構成している基地局、
つまり512個の基地局を所定個数、例えば64個の基
地局グループに分類した場合前記基地局自分の属する基
地局グループの基地局グループ区分コード、つまり第2
同期コード(SSC:Secondary Synchronization Code)
(acS I,K)を伝送し、前記第2同期コードは15シンボル
(Symbol)で構成されたシーケンス(sequence)であって2
56チップ長で伝送される。このとき、前記第2同期コ
ードacS i、kにおいてI(=0、1、....、63)は基地局
グループ数、つまりスクランブルコードグループ(scram
bling code group)数を表し、k(=0、1、....、1
4)はタイムスロットナンバー(number)を表す。そし
て、前記第2同期コードは、長さ256チップの16個
のコードグループから選択され、前記第2同期コードの
シーケンスは該当基地局の順方向スクランブルコードが
とのコードグループに属するかを表す。ここで、前記コ
ードグループとは、前記基地局グループ区分コードを生
成するコードのグループを表す。前記第2同期チャネル
もまた、前記タイムスロットそれぞれで前記第2同期コ
ードを各タイムスロットの1/10周期ほど、つまり2
56チップほど伝送し、前記UEは、前記基地局から伝
送した第2同期チャネル信号を受信して自分の属した基
地局の基地局グループを検出し、フレーム境界(frame b
oundary)に同期する。
【0010】ここで、前記基地局グループ区分コード
は、基地局の属するグループを決定するコードであっ
て、コンマフリーコード(comma free code)を使用す
る。前記コンマフリーコードは64個コードワード(cod
e word)で構成されており、一つのコードワードは15
個のシンボル(symbol)で構成され、前記15個のシンボ
ルは毎フレームごとに繰り返し伝送される。ところで、
前記15個のシンボルの値は直ぐ伝送されるのではな
く、前述したように、前記第2同期コードacS i,k、つま
りcS i,0、cS i,1、….、cS i,15のうち一つの第2同期コ
ードにマッピング(mapping)されて伝送される。つま
り、図1に示すように、タイムスロットごとにシンボル
値iに該当するi番目の第2同期コードが伝送される。
また、前記コンマフリーコードの64個のコードワード
は64個コードグループを区分し、前記コンマフリーコ
ードの特徴は各コードワードのサイクリックシフト(cyc
lic shift)が唯一であるという点である。したがって、
第2同期チャネル信号を多数のタイムスロット区間にか
けて受信し、この多数のタイムスロット区間にかけて受
信した第2同期チャネル信号に対して第2同期コードを
相関させ、これを64個のコードワードそれぞれに対し
て15回のサイクリックシフト演算をすることによって
UEの属したコードグループ、つまり基地局グループと
フレーム同期に対する情報が得られる。ここで、前記フ
レーム同期とは、拡散(spreading)帯域システムのスク
ランブル拡散コードの1周期内におけるタイミングまた
は位相に対する同期を意味する。現在W−CDMA移動
通信システムでは拡散コードの1周期とフレームの長さ
が10msなので、これを“フレーム同期”と称する。
【0011】このように1段階セル探索と2段階セル探
索を行った後、前記UEは前記P−SCHとS−SCH
を通じてスロット同期と基地局グループ区分コードおよ
びフレーム同期に対する情報を獲得できる。しかし、前
記UEはまだ、前記獲得した基地局グループ区分コード
によるコードグループ内の8個の基地局スクランブルコ
ードの中で現在UE自分の属した基地局のスクランブル
コードが区別できないので、スクランブルコード同期は
完全に行われた状態でない。したがって、前記UEは3
段階セル探索を通じて前記CPICHに対する前記コー
ドグループ内に属した8個のスクランブルコードそれぞ
れに対して相関を取ることによって前記8個のスクラン
ブルコードのうちどれが、自分が使用するスクランブル
コードか識別できる。
【0012】一方、前記UEは、無線チャネル環境また
はハンドオフ状況で最適の基地局多重経路(multipath)
信号を受信するために現在UE自分の属している基地局
と隣接基地局から送信する信号の強さを周期的に検査し
なければならない。この場合、前記UEは前記多段階セ
ル探索アルゴリズムに基づいて或いは現在サービスを受
けている基地局から隣接基地局のタイミング情報を獲得
した後、該当基地局それぞれのCPICHを受信し、こ
れら受信したCPICH信号それぞれに対して周期的に
相関を取る。以下では、前述した隣接基地局のタイミン
グを獲得しなかった状態で行われるセル探索過程と区分
するために、現在UE自分の属している基地局と隣接基
地局の信号の強さを周期的に検査して隣接基地局のタイ
ミングを獲得する過程を“多重経路探索”と称する。
【0013】一般に、前記UEはセル探索によって移動
する可能性がある基地局信号を識別し、前記多重経路探
索を通じて前記基地局信号を持続的に管理することにな
る。また、前記UEは前記セル探索および多重経路探索
によって受信される信号のうち有効な多重経路信号成分
と判断される信号、つまり有用な多重経路信号を復調す
る。また、前記多重経路探索にあたり、急激なチャネル
状況の変化に素早く対処するために高速探索を行わなけ
ればならない。前記多重経路探索は、UEの属したセル
のPNコード、つまりスクランブルコードタイミング前
後の一定領域、つまりウィンドウ(window)における一定
間隔の全ての仮説(hypothesis)地点に対する相関値(cor
relation value)を求めた後、そのうち、ピーク(peak)
値でありながら予め設定した臨界値(threshold value)
以上の複数個の相関値を検出する。これにより、前記検
出されたピーク値でありながら臨界値以上の相関値を有
するスクランブルコードタイミングが多重経路信号成分
のタイミングとなるのである。
【0014】前述したように、W−CDMA移動通信シ
ステムは3段階のセル探索を持続的に行いながらスクラ
ンブルコード同期を獲得する。要するに、1段階セル探
索ではP−SCHを利用してタイムスロットの同期を獲
得し、2段階セル探索ではS−SCHを利用してフレー
ム同期およびスクランブルコードグループ情報、つまり
UE自分の属した基地局グループ情報を獲得し、最後の
3段階セル探索では前記フレーム同期がなされた後、C
PICHを探索して前記決定したスクランブルコードグ
ループ内の8個のスクランブルコードの中で該当基地局
に割り当てられたスクランブルコードを検出する。この
ように3段階セル探索過程を行うためには前記1段階セ
ル探索過程を開始する基準時点と、前記1段階セル探索
が完了されてタイムスロット同期を獲得した後再び2段
階セル探索過程を開始する基準時点が決定されなければ
ならない。つまり、前記2段階セル探索過程でスクラン
ブルコードグループを識別しフレーム同期を獲得するた
めには、コードワードデコーディング(decoding)を行う
ときサイクリックシフトを行った回数からフレーム境界
(frame boundary)を決定するために、サイクリックシフ
トを行う基準時点が決定されなければならない。また、
前記2段階セル探索が完了されてスクランブルコードグ
ループ情報とフレーム同期に対する情報を獲得した後、
再び3段階セル探索過程を開始する基準時点が決定され
なければならない。
【0015】ところで、このようなセル探索過程は初期
セル探索のとき1回だけ行われるのではなく基地局との
通信のために持続的に行わなければならないので、現在
UEが復調している信号のフレーム境界と後に復調され
る可能性のある同一基地局或いは他の基地局から受信さ
れる信号のフレーム境界とのタイミング差を計算し管理
するためには一定基準が必要とされる。つまり、セル探
索過程を通じて検出された隣接基地局のフレーム境界と
以前セル探索によって検出された他の基地局のフレーム
境界とのタイミング差が計算できなければならない。ま
た、前記多重経路探索は、UEが移動可能性のある基地
局のスクランブルコードに対して相関を取り、その相関
結果に基づいて前記移動可能性のある基地局から受信さ
れる信号それぞれの強さを検査する。ところで、前記基
地局それぞれのフレーム境界が異なっていることから、
前記相関を取るに先立って前記基地局それぞれのスクラ
ンブルコード位相に一致するようにスクランブルコード
を初期化しなければならない。したがって、前記基地局
それぞれのスクランブルコードを初期化させるための基
準タイミング(reference timing)を提供しなければなら
ない。前記セル探索および多重経路探索から有効である
と判断された多重経路信号成分はUEの復調器(また
は、フィンガー(finger))に割り当てられて復調され
る。したがって、前記UEの復調器では該当多重経路信
号のフレーム境界に同期して該当基地局スクランブルコ
ードの初期化が行わなければならなく、前記スクランブ
ルコード初期化のための基準タイミングを提供しなけれ
ばならない。前記基準タイミングを提供する装置が基準
カウンタ(reference counter)であり、該基準カウンタ
はタイムスロット単位にタイミングを管理して10ms単
位にカウント作業を持続的に行い、そのカウント単位は
1/nチップである。ここで、nはオーバーサンプル(o
ver sample)数である。
【0016】また、前記3段階セル探索または多重経路
探索を行うとき、探索しようとする仮説地点に対して現
在時点で探索を行わなければならない場合、マスク動作
(mask operation)或いはスリュー(slew)動作を利用す
る。しかし、前記W−CDMA移動通信システムは非同
期方式移動通信システムであるので、UEが移動しなが
ら多数の基地局に対してセル探索を行うことは困難であ
り、また、前記セル探索のために所有している情報もま
た有限である。特に、前記基準タイミングを管理する単
位の10ms内に全てのチップ(chip)単位のマスク値を貯
蔵することはできない。また、常にフレーム境界で3段
階セル探索または多重経路探索を開始するようにする
と、現在時点で常にフレーム境界を待機しなければなら
ないので復調タイミング、つまりサーチレート(search
rate)観点で損してしまう。つまり、前記多重経路探索
は多重経路を通じて受信される信号を復調してコンパイ
ニング(combining)することによって復調性能を増加さ
せることになるが、前記多重経路探索を常にフレーム境
界で開始する場合、その待機時間によって実際コンパイ
ニングに遅延が発生し復調性能が劣化するため、復調タ
イミング観点で損するわけである。
【0017】そこで、一般的には前記UEの中央制御器
(CPU:Central Processing Unit、以下“CPU”と
略す)が前記基準カウンタの現在インデックス(index)値
を読み出して現在タイミングを検出し、前記検出した現
在タイミングに基づいて実際探索器が動作する時点を決
めた後、該当スクランブルコード位相に対するマスク値
をセッティングし前記探索器を動作させる。
【0018】前述したように、3段階セル探索と多重経
路探索では前記CPUが、探索器が動作する動作時点を
決定し、前記決定した時点で探索器が動作するように制
御する。勿論、前記CPUが状況によって動作時点を可
変的に決定するのではなく特定時点に固定しておくとそ
の固定しておいた特定時点でのみ常に前記探索器が動作
し始まることになる。しかし、実際チャネル環境でセル
探索を行う場合、前述したサーチレートは信号復調性能
において重要なパラメータ(parameter)として作用し、
前記サーチレートが実際無線チャネル環境変化に適応的
に対処できるように高速でなければならない。ところ
で、前記サーチレートはハードウェア複雑度(hardware
complexity)、CPU速度、そしてソフトウェアタスク
スケジューリング(S/W task scheduling)など多数の要
因によって決定される。したがって、ソフトウェア的な
ロード(load)を減らすために、探索対象がN個存在する
と前記N個の探索対象に関連した全てのパラメータを一
挙にハードウェア的に書き込み(write)、該当ハードウ
ェアが順次的に前記N個の探索対象に対して順次的に探
索を行うようにしてもいい。このように多数の探索対象
に対してハードウェア的に一括的な探索を行うのを“マ
ルチ探索”という。
【0019】一方、前記W−CDMA移動通信システム
で基地局どうしの相対的なタイミング差(=フレーム境
界の差)を持続的に計算するためにフレーム周期(=10
ms)に動作されるカウンタ、つまり前記基準カウンタを
利用する。一方、前記基準カウンタからの出力はセル探
索器、多重経路探索器および多重経路信号復調器の基準
時点として利用されるという意味であって、以下、前記
基準カウンタを“インデックスカウンタ(index counte
r)”と称する。
【0020】前記インデックスカウンタはUEのパワー
がオンになったときCPUによって初期化された後、持
続的に動作する。仮に、探索器の解像度を1/Kチップ
とするとき前記インデックスカウンタも最小限1/Kチ
ップ以上の解像度を持っていなければならない。現在3
GPP規格では1フレームの長さLは38400チップ
であり、前記1フレームを構成するタイムスロットの個
数Mは15個であり、前記1スロットの長さNは256
0チップと規定している。このとき、前記1フレームの
長さLは1フレームの周期になり得、前記1タイムスロ
ットの長さNは1タイムスロットの周期となる。前記探
索器の解像度は、探索の正確度を表すものであって、よ
り正確な同期地点を探すことに使用される。したがっ
て、最小単位は1チップであり、より正確な同期地点を
検出するためにはチップあたり多数の仮説地点(サンプ
リング地点)に対して検査し、その中で最適地点を取
る。
【0021】次いで、図2および図3を参照して前記イ
ンデックスカウンタを説明する。図2および図3は一般
のインデックスカウンタの一例を示す図である。まず、
前記図2を参照すれば、インデックスカウンタ210
は、1フレームを構成するタイムスロットをカウントす
るスロットカウンタ212と、所定個数のタイムスロッ
トの長さに該当するチップ数(K×N−1)をカウントす
る下位カウンタ214とで構成される。前記スロットカ
ウンタ212がカウントしたカウント値は0〜M−1と
なり、前記下位カウンタ214がカウントしたカウント
値は0〜K×N−1となる。前述したように、W−CD
MA移動通信システムで1フレームは15個のタイムス
ロットからなるので、前記Mは15になる。また、W−
CDMA移動通信システムで1タイムスロットは256
0チップからなるので前記Nは2560になる。前記下
位カウンタ214は、カウント値がK×Nになる場合0
とリセット(reset)される。前記スロットカウンタ21
2は前記下位カウンタ214によってNの整数倍(K×
N)、つまり1タイムスロットのチップ数(N)がカウン
トされる度にカウント値を1ずつ増加させる。前記スロ
ットカウンタ212は、1フレームを構成するタイムス
ロット数ほどカウントされると、つまりカウント値がM
になると、0とリセットされる。
【0022】次いで図3を参照すると、インデックスカ
ウンタ310は一つのカウンタを利用してスロットカウ
ンタ314と下位カウンタ316それぞれのカウント値
を誘導する構成を有する。ここで、図3のスロットカウ
ンタ314と下位カウンタ316は、説明の便宜上、図
2で説明したスロットカウンタ212と下位カウンタ2
14と異なる参照符号で表示したが、実質的には同一機
能を行う。前記インデックスカウンタ310を構成する
カウンタ312は0からJ×L×K−1までのカウント
動作を行う。ここで、Jは整数(J=1、2、3、…)で
ある。前記インデックスカウンタ310によってカウン
トされた値から、スロットカウンタ314のカウント値
と下位カウンタ316のカウント値は下記(式1)によ
って誘導する。
【数1】 前記(式1)において、
【数2】 はxより小さい最大整数であり、a modulo bはaをb
で分けた残りを意味する。
【0023】図2および図3のインデックスカウンタ2
10、310は、フレーム長さで動作するので全ての非
同期基地局のフレーム境界時点は、前記インデックスカ
ウンタ210、310におけるスロットカウンタ21
2、314と下位カウンタ214、316の特定カウン
ト値にマッピングするか、またはスロットカウンタ21
2、314の特定カウント値と下位カウンタ214、3
16の特定カウント値にマッピングすることができる。
前記インデックスカウンタ210、310のフレーム境
界時点を基準とするとき各非同期基地局のフレーム境界
時点の位置をその基地局の“フレームタイミングインデ
ックス”と称する。したがって、各基地局のフレームタ
イミングインデックスを得ると、各基地局間のオフセッ
ト(offset)を求めることができる。このとき、前記オフ
セットは各非同期基地局のフレーム境界時点間のオフセ
ットを意味する。
【0024】また、前記インデックスカウンタ210、
310の下位カウンタ214、316はタイムスロット
長さをカウントすることができる。したがって、全ての
非同期基地局のタイムスロット境界位置は前記インデッ
クスカウンタ210、310の下位カウンタ214、3
16の特定カウント値にマッピングできる。前記下位カ
ウンタ214、316のタイムスロット境界時点を基準
とするとき各非同期基地局のタイムスロット境界時点の
位置をその基地局の“ スロットタイミングインデック
ス”と命名する。したがって、各基地局のスロットタイ
ミングインデックスを得ると前記基地局のタイムスロッ
ト境界時点間のオフセットを求めることができる。
【0025】次いで、図4を参照して前記インデックス
カウンタと非同期基地局間のタイミング関係を説明す
る。図4はインデックスカウンタと非同期基地局間タイ
ミング関係を示す図である。図4では、例えば、二つの
非同期基地局、つまりセルA(cell A)、セルB(cell
B)が存在するという仮定の下に前記二つの非同期基地
局間タイミング関係を説明する。図4を参照すれば、イ
ンデックスカウンタフレーム境界(index counter's fra
me boundary)410は前記セルのフレーム境界を決定す
るための基準であって、インデックスカウンタ210、
310のカウント開始点に対応することができる。前記
インデックスカウンタ210、310のスロットカウン
タ212、314は、前記インデックスカウンタフレー
ム境界410で0とリセットされた後、M−1までイン
デックスカウンタスロット境界(index counter's slot
boundary)412をカウントする。前記インデックスカ
ウンタスロット境界(indexcounter's slot boundary)4
12は1フレームのタイムスロットの境界を決定するた
めの基準であって、インデックスカウンタ210、31
0の下位カウンタ214、316のカウント開始点に対
応することができる。前記下位カウンタ214、316
は前記インデックスカウントスロット境界412で0と
リセットされた後、カウントを再開始する。
【0026】前記セルAのスロット境界(Cell A's slot
boundary)426は所定時点(T1=0)で1段階セル探
索過程を行い、前記1段階セル探索過程が完了される時
点である。前記T1=0は前記下位カウンタ214、3
16のカウント値が0であるのを意味するものであっ
て、この場合には前記インデックスカウンタスロット境
界412のうちいずれか一つのインデックスカウンタス
ロット境界で前記1段階セル探索過程を行う。前記セル
Aのスロット境界426が決定されると、前記所定時点
(T1=0)との差によって前記セルAのスロットタイミ
ングインデックス(Cell A's slot index)430が決定
される。例えば、前記セルAのスロットタイミングイン
デックス430は前記セルAのスロット境界426にお
ける下位カウンタ214、316のカウント値によって
決定される。
【0027】一方、前記セルBに対するスロット境界(C
ell B's slot boundary)424とスロットタイミングイ
ンデックス(Cell B's slot timing index)428は、前
記セルAのスロット境界426およびスロットタイミン
グインデックス430と同一の過程によって決定され
る。前記セルAのスロット境界426と前記セルBのス
ロット境界424は、前記下位カウンタ214、316
によってカウントされる0からKN−1までのカウント
値のうち一つに該当する。前記セルAのスロット境界4
26と前記セルBのスロット境界424間の差は、スロ
ットオフセット432と定義される。前記セルAのフレ
ーム境界(Cell A's frame boundary)414は、前記セ
ルAのスロットタイミングインデックス430で2段階
セル探索を行 うことによって最大相関エネルギーを有
するコードグループに対するコードワードのサイクリッ
クシフト回数によって決定される。つまり、前記2段階
セル探索過程の開始時点(セルAのスロットタイミング
インデックス430)から、前記サイクリックシフト回
数xスロット長さほど離れた時点が前記セルAのフレー
ム境界414となる。前記セルAのフレームタイミング
インデックス(Cell A'sframe timing index)418は、
前記セルAのフレーム境界414でスロットカウンタ2
12と下位カウンタ214、またはスロットカウント3
14と下位カウント316によってカウントされた値に
決定される。
【0028】一方、前記セルBに対するフレーム境界(C
ell B's frame boundary)416とフレームタイミング
インデックス(Cell B's frame timing index)420
は、前記セルAのフレーム境界414およびフレームタ
イミングインデックス418と同一の過程によって決定
される。前記セルAのフレーム境界414と前記セルB
のフレーム境界416は前記スロットカウンタ212ま
たは前記スロットカウント314によってカウントされ
る0からM−1までのカウント値のうち一つと、前記ス
ロット境界426または前記スロット境界424で構成
される。前記セルAのフレーム境界414と前記セルB
のフレーム境界416間の差はフレームオフセット42
2として定義される。
【0029】次いで、図5を参照して一般のW−CDM
A移動通信システムでUEのセル探索器構造を説明す
る。図5は一般のW−CDMA移動通信システムで使用
者端末機のセル探索器構造を示す図である。図5を参照
すれば、制御部510は、セル探索のための全般的な動
作を制御する。ここで、前記制御部510は前述したC
PUと同一概念であり、説明の便宜上、“制御部51
0”と称する。インデックスカウンタ514は、前記図
2および図3におけると同一の構成を有し、所定のカウ
ンティング動作を行う。貯蔵部512は外部からの命令
に応じて前記インデックスカウンタ514によってカウ
ントされた値を貯蔵する。前記命令は1段階探索器51
8からの下位カウント記憶命令、2段階探索器522か
らのスロットカウント記憶命令および前記制御部510
からのカウント記憶命令に区分される。一方、前記貯蔵
部512は前記外部からのカウント記憶命令に応答して
貯蔵したカウント値を前記制御部510に提供する。
【0030】1段階動作信号発生器516は前記制御部
510からの1段階セル探索命令が入力されると前記イ
ンデックスカウンタ518から提供されるカウント値に
基づいて1段階セル探索動作信号を発生する。そして、
1段階探索器518は前記制御部510からの初期化命
令に応じて初期化され、前記1段階動作信号発生器51
6からの1段階セル探索動作信号に応じて受信信号に対
する1段階セル探索動作を行う。前記1段階セル探索動
作が完了されると前記1段階探索器518は、前記1段
階セル探索動作による探索結果を前記制御部510に提
供する。
【0031】2段階動作信号発生器520は前記制御部
510からの2段階セル探索命令とともに前記1段階セ
ル探索動作によるスロットタイミングインデックスが入
力されると、前記インデックスカウンタ518から提供
されるカウント値に基づいて2段階セル探索動作信号を
発生する。2段階探索器522は前記制御部510から
の初期化命令に応じて初期化され、前記2段階動作信号
発生器520からの2段階セル探索動作信号に応じて前
記受信信号に対する2段階セル探索動作を行う。前記受
信信号は1段階セル探索によって有効であると判断され
た多重経路信号を意味する。前記2段階セル探索動作が
完了すると前記2段階探索器522は、前記2段階セル
探索動作による探索結果を前記制御部510に提供す
る。一方、前記2段階探索器522は、前記2段階セル
探索動作中に特定時点で前記貯蔵部512に前記インデ
ックスカウンタ514によってカウントされたスロット
カウント値の貯蔵を命令する。例えば、前記2段階探索
器522は前記2段階セル探索動作が開始される時点ま
たは前記2段階セル探索動作が完了する時点で前記貯蔵
部512に前記インデックスカウンタ514によってカ
ウントされたスロットカウント値の貯蔵を命令する。
【0032】3段階動作信号発生器524は、前記制御
部510からの3段階セル探索命令とともに前記2段階
セル探索動作による探索結果または2段階セル探索結果
に対する仮説による3段階セル探索開始点が入力される
と、前記インデックスカウンタ518から提供されるカ
ウント値に基づいて3段階セル探索動作信号を発生す
る。3段階探索器526は前記制御部510からの初期
化命令に応じて初期化され、前記3段階動作信号発生器
524からの3段階セル探索動作信号に応じて前記受信
信号に対する3段階セル探索動作を行う。前記受信信号
は有効な多重経路信号を意味する。前記3段階セル探索
動作が完了すると前記3段階探索器522は、前記3段
階セル探索動作による探索結果を前記制御部510に提
供する。前記制御部510は前記3段階探索器526か
らの前記探索結果に基づいて検索対象セルのスクランブ
ルコードを決定することができる。
【0033】多重経路動作信号発生器528は前記制御
部510からの多重経路探索命令とともに多重経路探索
開始点が入力されると、前記インデックスカウンタ51
8から提供されるカウント値に基づいて多重経路探索動
作信号を発生する。多重経路探索器530は前記制御部
510からの初期化命令に応じて初期化され、前記多重
経路動作信号発生器528からの多重経路探索動作信号
に応じて前記受信信号に対する多重経路探索動作を行
う。前記受信信号は有効な多重経路信号を意味する。前
記多重経路探索動作が完了すると前記多重経路探索器5
30は前記多重経路探索動作による探索結果を前記制御
部510に提供する。
【0034】複数の復調フィンガー動作信号発生器53
2、536、540それぞれは、前記制御部510から
のフィンガー復調命令とともに復調開始点が入力される
と、前記インデックスカウンタ518から提供されるカ
ウント値に基づいて復調フィンガー動作信号を発生す
る。前記復調開始点とは、復調しようとする該当多重経
路信号のスクランブルコードによるフレーム境界を表す
フレームタイミングインデックスである。前記複数のフ
ィンガー動作信号発生器532、536、540が前記
フィンガー復調命令によって復調フィンガー動作信号を
発生する具体的な実施形態は、図12を参照して後述す
るものとする。複数の復調フィンガー534、538、
542それぞれは、前記制御部510からの初期化命令
に応じて初期化され、前記復調フィンガー動作信号発生
器532、536、540からの復調フィンガー動作信
号に応じて希望する該当多重経路信号に対する復調を行
う。前記受信信号は有効な多重経路信号であり、前記初
期化にはスクランブルコードの初期化動作が含まれる。
【0035】しかし、前述したような一般のセル探索器
は、前記1段階セル探索過程、2段階セル探索過程、3
段階セル探索過程および多重経路探索過程において探索
しようとする全ての探索対象に対して一括的にマルチ探
索を行うのではなく、前記全ての探索対象に対して最初
探索対象から最後探索対象まで順次的に探索を行ってい
る。つまり、CPUが前記最初探索対象に対して前記セ
ル探索器にその探索のためのパラメータを書き込み(wri
te)、後で前記セル探索器が前記最初探索対象に対して
探索を完了したことを前記CPUに通報すると、再び前
記CPUが前記セル探索器の完了された探索結果を読み
出す(read)。これと同様に、続いて次の探索対象に対し
ても再び前記CPUが前記セル探索器にその探索のため
のパラメータを書き込み、その後、前記セル探索器がそ
の探索対象に対して探索を完了したことを前記CPUに
通報すると、再び前記CPUが前記セル探索器の完了さ
れた探索結果を読み出す。このようにして前記CPUは
全ての探索対象に対して順次的に探索が終了される度
に、探索のための書き込み動作および探索結果を読み出
す動作を繰り返し行っている。しかし、前記CPUは、
UEの全般的な動作制御において多数のソフトウェアタ
スクを行っているため、前記セル探索のための数回のラ
イトおよび読み出し過程は前記CPU動作において大き
なロードとして作用するという問題点があった。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、移動通信システムでマルチ探索を提供するセル
探索装置および方法を提供することにある。
【0037】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の装置は、多数の基地局それぞれは、1フレ
ームが予め決定されたチップ長を有する予め決定された
個数のスロットで構成され、前記スロットそれぞれの開
始部分で予め決定されたチップ長だけ伝送される第1同
期チャネルと、前記第1同期チャネルと畳み込まれて直
交性が保持されるように伝送される第2同期チャネル
と、固有のスクランブルコードによってスクランブルさ
れ、前記スクランブルコードの周期を一つのフレームの
長さとする共通パイロットチャネルとを送信し、前記多
数の基地局が送信する信号を受信してセル探索を行う装
置において、前記多数の基地局から送信する第1同期チ
ャネル信号を1段階セル探索して得られた前記多数の基
地局のタイミングを管理する基準カウンタと、前記多数
の基地局から受信される第2同期チャネル信号を2段階
セル探索して得られた前記多数の基地局のフレーム境界
を表すフレーム境界インデックスを貯蔵するフレーム境
界インデックス貯蔵部と、所定制御に応じて3段階セル
探索開始命令が入力されると、前記フレーム境界インデ
ックスそれぞれのフレーム境界タイミングと前記基準カ
ウンタの現在タイミングとを比較し、前記基準カウンタ
の現在タイミングより後に続く次のスロット境界で、前
記フレーム境界インデックスに該当する仮説に対して前
記2段階セル探索から得られた基地局コードグループ内
のスクランブルコードを用いて3段階セル探索を行うよ
うに制御し、前記フレーム境界インデックスに該当する
仮説に対して前記3段階セル探索が完了されると3段階
セル探索を完了したことを通報するマルチ探索制御器と
を含むことを特徴とする。
【0038】前記目的を達成するために、本発明の装置
は、多数の基地局それぞれは、1フレームが予め決定さ
れたチップ長を有する予め決定された個数のスロットで
構成され、前記スロットそれぞれの開始部分で予め決定
されたチップ長だけ伝送される第1同期チャネルと、前
記第1同期チャネルと畳み込まれて直交性が保持される
ように伝送される第2同期チャネルと、固有のスクラン
ブルコードによってスクランブルされ、前記スクランブ
ルコードの周期を1フレームの長さとする共通パイロッ
トチャネルとを送信し、前記多数の基地局が送信する信
号を受信してセル探索を行う装置において、前記多数の
基地局から送信する第1同期チャネル信号を1段階セル
探索して得られた前記多数の基地局のタイミングを管理
する基準カウンタと、前記1段階セル探索から得られた
前記多数の基地局のスロット境界を表すピークインデッ
クスを貯蔵する1段階ピークインデックス貯蔵部と、所
定制御に応じて3段階セル探索開始命令が入力される
と、前記ピークインデックスそれぞれのスロット境界タ
イミングと前記基準カウンタの現在タイミングとを比較
し、前記基準カウンタの現在タイミングより後に続く次
のスロット境界で、前記スロット境界に該当する仮説に
対してシステムから受信される隣接セルリストに存在す
るスクランブルコードを用いて3段階セル探索を行うよ
うに制御し、前記ピークインデックスに該当する仮説に
対して前記3段階セル探索が完了されると前記3段階セ
ル探索を完了したことを通報するマルチ探索制御器とを
含むことを特徴とする。
【0039】前記目的を達成するために、本発明の装置
は、多数の基地局それぞれは、1フレームが予め決定さ
れたチップ長を有する予め決定された個数のスロットで
構成され、前記スロットそれぞれの開始部分で予め決定
されたチップ長だけ伝送される第1同期チャネルと、前
記第1同期チャネルと畳み込まれて直交性が保持される
ように伝送される第2同期チャネルと、固有のスクラン
ブルコードによってスクランブルされ、前記スクランブ
ルコードの周期を一つのフレームの長さとする共通パイ
ロットチャネルとを送信し、前記多数の基地局が送信す
る信号を受信して多重経路探索を行う装置において、前
記多数の基地局から送信する第1同期チャネル信号を1
段階セル探索して第1個数のスロット境界を検出し、前
記第1個数のスロット境界に対して2段階セル探索して
第2個数のフレーム境界を検出し、前記第2個数のフレ
ーム境界に対して3段階セル探索して該当基地局のスク
ランブルコードを検出して生成された、前記基地局のタ
イミングを管理する基準カウンタと、前記フレーム境界
を表すフレーム境界インデックスを貯蔵するフレーム境
界インデックス貯蔵部と、所定制御に応じて多重経路探
索開始命令が入力されると、前記検出したフレーム境界
インデックスに該当するフレーム境界タイミングと前記
基準カウンタの現在タイミングとを比較し、前記スロッ
ト境界単位にタイミングを管理しながら任意のタイミン
グで探索を開始しようとするとき現在基準カウンタのタ
イミングと前記現在スロット境界、前記多重経路探索の
ために予め決定されているウィンドウサイズを考慮した
地点で、前記3段階セル探索で検出したスクランブルコ
ードを用いて前記ウィンドウ内の全ての仮説地点それぞ
れに対して多重経路探索を行うように制御し、前記全て
の仮説地点に対する多重経路探索が完了されると多重経
路探索を完了したことを通報するマルチ探索制御器とを
含むことを特徴とする。
【0040】前記目的を達成するために、本発明の方法
は、多数の基地局それぞれは、1フレームが予め決定さ
れたチップ長を有する予め決定された個数のスロットで
構成され、前記スロットそれぞれの開始部分で予め決定
されたチップ長だけ伝送される第1同期チャネルと、前
記第1同期チャネルと畳み込まれて直交性が保持される
ように伝送される第2同期チャネルと、固有のスクラン
ブルコードによってスクランブルされ、前記スクランブ
ルコードの周期を一つのフレームの長さとする共通パイ
ロットチャネルを送信し、前記多数の基地局が送信する
信号を受信してセル探索を行う方法において、前記多数
の基地局から送信する第1同期チャネル信号を1段階セ
ル探索して前記多数の基地局のタイミングを管理する過
程と、前記多数の基地局から受信される第2同期チャネ
ル信号を2段階セル探索して前記多数の基地局のフレー
ム境界を表すフレーム境界インデックスを貯蔵する過程
と、前記フレーム境界インデックスを貯蔵した後、所定
制御に応じて3段階セル探索開始命令が入力されると、
前記フレーム境界インデックスそれぞれのフレーム境界
タイミングと前記基準カウンタの現在タイミングとを比
較し、スロット境界単位にタイミングを管理してから現
在基準カウンタのタイミングを読み出して探索開始時点
を後に続くスロット境界地点と決定し、次のスロット境
界を待機する過程と、前記次のスロット境界で前記フレ
ーム境界に該当する仮説に対して前記2段階セル探索か
ら得られた基地局コードグループ内のスクランブルコー
ドを用いて3段階セル探索を行い、前記フレーム境界イ
ンデックスに該当する仮説に対して前記3段階セル探索
が完了されると3段階セル探索を完了したことを通報す
る過程とを含むことを特徴とする。
【0041】前記目的を達成するために、本発明の方法
は、多数の基地局それぞれは、1フレームが予め決定さ
れたチップ長を有する予め決定された個数のスロットで
構成され、前記スロットそれぞれの開始部分で予め決定
されたチップ長だけ伝送される第1同期チャネルと、前
記第1同期チャネルと畳み込まれて直交性が保持される
ように伝送される第2同期チャネルと、固有のスクラン
ブルコードによってスクランブルされ、前記スクランブ
ルコードの周期を1フレームの長さとする共通パイロッ
トチャネルを送信し、前記多数の基地局が送信する信号
を受信してセル探索を行う方法において、前記多数の基
地局から送信する第1同期チャネル信号を1段階セル探
索して前記多数の基地局のタイミングを管理する過程
と、前記1段階セル探索から得られた前記多数の基地局
のスロット境界を表すピークインデックスを貯蔵する過
程と、前記ピークインデックスを貯蔵した後3段階セル
探索開始命令が入力されると、前記ピークインデックス
それぞれのスロット境界タイミングと前記基準カウンタ
の現在タイミングとを比較し、スロット境界単位にタイ
ミングを管理してから任意の時点で基準カウンタの現在
タイミングの次に続く前記スロット境界を探索開始時点
と決定し、次のスロット境界を待機する過程と、前記次
のスロット境界で前記スロット境界に該当する仮説に対
してシステムから受信される隣接セルリストに存在する
スクランブルコードを用いて3段階セル探索を行い、前
記1段階ピークインデックスに該当する仮説に対して前
記3段階セル探索が完了されると3段階セル探索を完了
したことを通報する過程とを含むことを特徴とする。
【0042】前記目的を達成するために、本発明の方法
は、多数の基地局それぞれは、1フレームが予め決定さ
れたチップ長を有する予め決定された個数のスロットで
構成され、前記スロットそれぞれの開始部分で予め決定
されたチップ長だけ伝送される第1同期チャネルと、前
記第1同期チャネルと畳み込まれて直交性が保持される
ように伝送される第2同期チャネルと、固有のスクラン
ブルコードによってスクランブルされ、前記スクランブ
ルコードの周期を1フレームの長さとする共通パイロッ
トチャネルとを送信し、前記多数の基地局が送信する信
号を受信して多重経路探索を行う方法において、前記多
数の基地局から送信する第1同期チャネル信号を1段階
セル探索して第1個数のスロット境界を検出し、前記第
1個数のスロット境界に対して2段階セル探索して第2
個数のフレーム境界を検出し、前記第2個数のフレーム
境界に対して3段階セル探索して該当基地局のスクラン
ブルコードを検出して生成された、前記基地局のタイミ
ングを管理する過程と、前記フレーム境界を表すフレー
ム境界インデックスを貯蔵する過程と、前記フレーム境
界インデックスを貯蔵した後、多重経路探索開始命令が
入力されると、前記検出したフレーム境界インデックス
のフレーム境界タイミングと前記基準カウンタの現在タ
イミングとを比較し、スロット境界単位にタイミングを
管理してから任意の時点で現在基準カウンタのタイミン
グより後に続く前記スロット境界と前記多重経路探索の
ために予め決定されているウィンドウサイズを考慮した
地点で、前記3段階セル探索で検出したスクランブルコ
ードを用いて前記ウィンドウ内の全ての仮説地点それぞ
れに対して多重経路探索を行うように制御し、前記全て
の仮説地点に対する多重経路探索が完了されると多重経
路探索を完了したことを通報する過程とを含むことを特
徴とする。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明による好ましい実施
形態を添付図面を参照しつつ詳細に説明する。下記の説
明では本発明による動作を理解する上で必要な部分だけ
を説明し、それ以外の部分に対する説明は適宜省略する
ものとする。図6は本発明の一実施形態によるマルチ探
索を提供するセル探索器構造を示す図である。
【0044】まず、従来技術で既に説明したように、広
帯域符号分割多重接続(W−CDMA:Wideband-Code D
ivision Multiple Access、以下、“W−CDMA”と
略す)移動通信システムでは、多段階セル探索(cell sea
rch)、つまり1段階セル探索、2段階セル探索および3
段階セル探索を行っている。そして、以下のセル探索を
説明するにあたり、使用者端末機(UE:User Equipmen
t、以下、“UE”と略す)がパワーオン(power on)され
ることによって行われる初期セル探索(initial cell se
arch)は考慮しないものとする。このように初期セル探
索でないため、前記1段階セル探索で探した多数個、例
えば、N個のピーク(peak)値のいずれに対しても2段階
セル探索を行う。ここで、前記1段階セル探索は、多数
の基地局(Node B)から受信される第1同期チャネル(P
−SCH:Primary Synchronization Channel、以下、
“P−SCH”と略す)信号を受信し、そのうちピーク
値として受信される信号の中で、予め設定した臨界値(t
hreshold value)以上の電力、つまりエネルギー(energ
y)を有する信号に対してスロットタイミング(slot timi
ng)を探して同期する過程である。前記N個のピーク値
のうち前記臨界値以上を有するピーク値を有するP−S
CH信号がK個存在する場合、前記K個のピーク値を有
するP−SCH信号のタイミング、つまりスロットタイ
ミングに相応するように2段階セル探索を行う。
【0045】一方、前記2段階セル探索過程では、前記
UEが前記1段階セル探索過程で探索したスロットタイ
ミング情報に相応するように基地局から伝送する第2同
期チャネル(S−SCH:Secondary Synchronization C
hannel、以下、“S−SCH”と略す)信号を受信し、
フレーム同期(framesynch)およびUE自分の属した基地
局グループを検出する。前記2段階セル探索過程でもま
た、前記K個のスロットタイミングに同期して前記S−
SCH信号を受信し、その中でピーク値として受信され
る信号のうち予め設定した臨界値以上のエネルギーを有
する信号に対してフレーム同期、つまりフレーム境界(f
rame boundary)を検出する。ここで、前記K個のスロッ
トタイミングに同期したS−SCH信号のうち前記臨界
値以上のピーク値を有する信号がM個の場合、前記M個
の信号に対するフレーム境界および基地局グループコー
ドを検出し、これら検出したM個のフレーム境界に相応
するように3段階セル探索を行う。前記3段階セル探索
過程は、前記UEが前記2段階セル探索で検出したM個
のフレーム境界および基地局グループコード、つまり基
地局グループ情報に相応するように前記基地局から伝送
する共通パイロットチャネル(CPICH:Common Pilo
t Channel、以下、“CPICH”と略す)信号を受信
し、該当基地局のスクランブルコードを用いてUE自分
の属した基地局を最終的に探索する過程である。ここ
で、前記3段階セル探索は前記2段階セル探索過程でM
個のフレーム境界と基地局グループ情報を検出するの
で、一つの仮説(hypothesis)に対してその基地局グルー
プに該当する8個のスクランブルコードの中でどのスク
ランブルコードを使用しているか最終的に決定しなけれ
ばならない。
【0046】まず、1段階セル探索、2段階セル探索お
よび3段階セル探索を順次、行う場合、前記セル探索器
動作を前記図6を参照して説明する。前記1段階セル探
索、2段階セル探索および3段階セル探索を順次的に行
うセル探索を“1、2、3段階セル探索”と称する。
【0047】図6を参照すると、前記UEの全体的な制
御のためのソフトウェアタスクスケジューリング(softw
are task Scheduling)を管理する中央制御器(CPU:C
entral Processing Unit、以下、“CPU”と略す)(図
示せず)を用いずにセル探索でマルチ探索をするために
は、まず、1段階セル探索で検出したK個のピーク値そ
れぞれを表す前記1段階ピークインデックスを探す。前
記1、2、3段階セル探索の場合には、1段階で探した
ピークインデックス値を1段階ピークインデックス貯蔵
部615に貯蔵しない。また、前記2段階セル探索で検
出したM個の仮説に対して3段階セル探索をマルチ探索
するためには、前記CPUは前記M個の仮説それぞれに
対して、フレーム境界インデックス(frame boundary in
dex)をフレーム境界インデックス貯蔵部617に貯蔵
し、前記M個の仮説それぞれの属している基地局グルー
プの一番目のスクランブルコードの初期値をスクランブ
ルコード初期値貯蔵部627に貯蔵する。ここで、前記
基地局グループの一番目のスクランブルコードの初期値
を貯蔵する理由は、該当基地局グループに属している一
番目のスクランブルコードの初期値を確認するだけで、
前記該当基地局グループ内における残り基地局それぞれ
のスクランブルコードの初期値が確認できるためであ
る。これは、前記一番目のスクランブルコードの初期値
に予め設定されたオフセット(offset)を印加して残りス
クランブルコードの初期値を設定することによってなさ
れる。このように一番目のスクランブルコードの初期値
のみを貯蔵する場合、メモリ(memory)効率性が向上す
る。
【0048】また、基準カウンタ(reference counter)
613は、スクランブルコード初期化のための基準タイ
ミング(reference timing)を提供するカウンタであっ
て、現在UEがサービスを受けている基準基地局(refer
ence Node B)から受信されるCPICH信号タイミン
グ、つまりスクランブルコードタイミングを提供する。
ここで、前記基準カウンタ613は、チップ単位スクラ
ンブルコードタイミングをカウントし、タイムスロット
周期にリセットされる。そして、本発明のセル探索過程
がスロット境界(slot boundary)を基準とするため、マ
スク(mask)値貯蔵部619は一つの無線フレーム(radio
frame)をタイムスロット(time slot)単位に分割した1
5個のマスク値のみを貯蔵する。また、探索パラメータ
(search parameter)貯蔵部621は、前記セル探索のた
めの探索パラメータ、例えば、同期累積回数などのよう
な探索パラメータを貯蔵する。
【0049】このようにセル探索のための全ての値が貯
蔵されている状態で、CPUはマルチ探索制御器611
に3段階セル探索を開始するという命令を下し、前記3
段階セル探索開始命令に応じて前記マルチ探索制御器6
11は、イネーブル(enable)される。イネーブルされた
前記マルチ探索制御器611は、前記M個の仮説のうち
一番目の仮説に対して3段階セル探索を行うために、前
記フレーム境界インデックス貯蔵部617から一番目の
フレーム境界インデックスを読み出す。前記マルチ探索
制御器611は前記読み出した一番目のフレーム境界イ
ンデックスに該当するフレーム境界と前記基準カウンタ
613から提供されるチップ(chip)単位の基準タイミン
グを比較し、現在位置と前記一番目のフレーム境界イン
デックスに該当する位置間のタイミング差をタイムスロ
ット単位に検査する。したがって、次のタイムスロット
境界で3段階セル探索が行えるように、前記マルチ探索
制御器611は、前記次のタイムスロットに該当するマ
スク(mask)値をマスク値貯蔵部619が3段階セル探索
器623に書き込むように制御し、また、前記スクラン
ブルコード初期値貯蔵部627が前記一番目の仮説に該
当する基地局グループ内の8個基地局それぞれに対する
スクランブルコード初期値を、前記3段階セル探索器6
23に書き込むように制御する。
【0050】その後、前記3段階セル探索器623は、
前記一番目の仮説に該当するマスク値と前記8個のスク
ランブルコード初期値を用いて3段階セル探索を行い、
前記3段階セル探索結果から発生した8個のスクランブ
ルコード初期値それぞれに対する相関値のうち最大(MA
X)相関値(correlation value)と、前記最大相関値に該
当するスクランブルコード初期値のスクランブルコード
インデックス(scrambling code index)を結果貯蔵部
625に出力する。すると、前記結果貯蔵部625は前
記3段階セル探索器623から出力した一番目の仮説に
対する最大相関値と、前記最大相関値に該当するスクラ
ンブルコード初期値を表すスクランブルコードインデッ
クスを貯蔵する。これと同様にして、残り仮説それぞれ
に対して前記マルチ探索制御器611はそのマスク値お
よび該当基地局グループの8個スクランブルコード初期
値を前記3段階セル探索器623に書き込むように制御
し、これにより、前記3段階セル探索器623が前記マ
スク値および該当基地局グループの8個スクランブルコ
ード初期値を用いて3段階セル探索を行うことになる。
このようにして前記M個の仮説それぞれに対して前記3
段階セル探索器623がセル探索を完了すると、前記マ
ルチ探索制御器611は、前記CPUに前記M個の仮説
に対して3段階セル探索が完了したことを表す3段階セ
ル探索完了信号またはインタラプト(interrupt)信号を
提供する。これにより、前記CPUは、前記マルチ探索
制御器611から提供したインタラプト信号を感知して
前記結果貯蔵部625に貯蔵されている3段階セル探索
結果を一括して読み出すことによってCPUのロード(l
oad)を最小化する。
【0051】前述した1、2、3段階セル探索による前
記セル探索器の動作タイミングを、図7を参照して説明
する。図7は、図6のセル探索器が1、2、3段階セル
探索を行う動作タイミングを概略的に示す図である。ま
ず、前記図6で説明した1、2、3段階セル探索器は、
フレーム境界インデックス貯蔵部617に貯蔵されてい
るM個の仮説、つまり、2段階セル探索過程で検出した
フレーム境界に対して3段階セル探索を行う。前記M個
の仮説のうち任意の一つの仮説に対して3段階セル探索
を行う動作タイミングを、図7を参照して以下に説明す
る。
【0052】まず、CPUからマルチ探索制御器611
に3段階セル探索開始命令が印加されると、前記マルチ
探索制御器611はイネーブルされる。前記イネーブル
されたマルチ探索制御器611は、前記フレーム境界イ
ンデックス貯蔵部617に貯蔵されているM個のフレー
ム境界インデックスのうち任意の一つのフレーム境界イ
ンデックスに該当するフレーム境界タイミングと、基準
カウンタ613から提供される現在基準タイミングとを
比較する。ここで、前記任意の一つのフレーム境界イン
デックスに該当するフレーム境界タイミングが、図7の
t1地点であり、前記基準カウンタ613から提供する
基準カウンタの現在タイミングがt2の地点である。つ
まり、フレーム境界タイミングt1を基準としてスロッ
ト単位にタイミングをチェックしてから探索を開始する
ために、基準カウンタ613のタイミングを読み出した
結果、t2の地点だったので、前記マルチ探索制御器6
11はt2地点と最も近い次のスロット境界のt3地点
で探索開始を決定する。ここで、前記マルチ探索制御器
611は前記t2と最も近いスロット境界t3を待機す
る間に、前記スロット境界t3に該当するマスク値をセ
ッティングするようにマスク値貯蔵部619を制御す
る。したがって、前記スロット境界t3に到達する地点
で前記マルチ探索制御器611は、3段階セル探索器6
23に前記任意の一つの仮説に対する3段階セル探索命
令を下し、これにより前記3段階セル探索器623は、
前記任意の一つの仮説に対する3段階セル探索を行う。
このようにして前記M個の仮説に対して3段階セル探索
が完了すると、前記マルチ探索制御器611は、その3
段階セル探索が完了した時点のt4時点で前記CPUに
3段階セル探索が完了したことを表すインタラプト信号
を発生する。
【0053】引き続き、1段階セル探索と3段階セル探
索だけを行う場合、前記セル探索器動作を、前記図6を
参照して説明する。前記1段階セル探索の直後に3段階
セル探索を行うセル探索を“1、3段階セル探索”と称
する。前記1、3段階セル探索は、隣接セルリスト(nei
ghbor cell list)が与えられる場合に発生するセル探索
なので、前記隣接セルリストに存在するスクランブルコ
ードを全て貯蔵する場合に限って正常的なセル探索が行
われる。本発明では、前記隣接セルリストに最大32個
の隣接セルが存在すると仮定する。これら初期値は前記
スクランブルコード初期値貯蔵部627に貯蔵しなけれ
ばならない。そして、前記3段階セル探索器623が内
部に16個の相関器(correlator)を備えていると、最初
に初期パラメータをセッティング(setting)する場合、
16個のスクランブルコード初期値をセッティングする
ことができ、これらに対する探索が完了された後残り1
6個のスクランブルコード初期値をセッティングし任意
のスロット境界に対する探索を完了する。前記1、3段
階セル探索は、1段階セル探索で検出した予め設定した
臨界値以上を有するK個のピーク値、つまり仮説に対し
てフレーム境界を検出するためには15個のスロット境
界に対して仮説テストを行わなければならない。
【0054】つまり、前述したように、CPUはスクラ
ンブルコード初期値を前記スクランブルコード初期値貯
蔵部627に貯蔵し、また、前記K個のピーク値を表す
1段階ピークインデックスを、前記1段階ピークインデ
ックス貯蔵部615に貯蔵する。前記1、3段階セル探
索を行う場合、前記図6に示したセル探索器はフレーム
境界インデックス貯蔵部617に別途のフレーム境界イ
ンデックスを貯蔵しない。一方、このように前記1、3
段階セル探索のための全ての値が貯蔵されている状態
で、前記CPUは、前記マルチ探索制御器611に3段
階セル探索を開始するという命令を下し、前記3段階セ
ル探索開始命令に応じて前記マルチ探索制御器611は
イネーブル(enable)される。イネーブルされた前記マル
チ探索制御器611は、基準カウンタ613から提供さ
れる基準タイミングを入力して前記1段階ピークインデ
ックス貯蔵部615に貯蔵されているK個のピークイン
デックスのうち一番目のピークインデックス、つまり一
番目の仮説に対してテストをするように制御する。前記
マルチ探索制御器611は、前記読み出した一番目のピ
ークインデックスに該当するスロット境界と前記基準カ
ウンタ613から提供されるタイミングとを比較して、
現在位置と前記一番目のスロット境界インデックスに該
当する位置間のタイミング差をタイムスロット単位に検
査する。次のタイムスロット境界で3段階セル探索が行
えるように、前記マルチ探索制御器611は、前記次の
タイムスロットで該当する一番目のスロット境界に該当
するマスク値をマスク値貯蔵部619が3段階セル探索
器623に書き込むように制御し、また、前記スクラン
ブルコード初期値貯蔵部627が貯蔵されている初期値
の中で、まず16個のスクランブルコード初期値を前記
3段階セル探索器623に書き込むように制御する。そ
の後、残り16個のスクランブルコードを利用して一番
目のスロット境界に対して前記方法と同様にして探索を
行い、一番目のスロット境界に対する探索を完了する。
このとき注意すべき点は、最初探索を開始した位置に対
する基準カウンタの中でスロットカウンタの値を記憶し
なければならない。この値は結果貯蔵部625に記録さ
れる。したがって、一番目のスロット境界に対して任意
の時間に探索を行うとき常に最初探索した地点からどの
くらいのスロットが過ぎたかチェックし、これに該当す
るマスク値をマスク値貯蔵部619から読み取らなけれ
ばならない。15個のスロット境界を検査するに際し、
最初探索を開始した基準スロットと各スロット境界との
位相差が0スロットから14スロットまでの全ての場合
を検査することになる。この位相差を考慮してマスク値
を読み取らなければならない。この位相差を検査する理
由は、1段階で探したピークが15個のスロット境界で
とこに位置するかを確認するためである。
【0055】その後、前記3段階セル探索器623は、
前記一番目の仮説に該当するマスク値と前記32個のス
クランブルコード初期値を用いて3段階セル探索を行
う。前記3段階セル探索器623は、前記一番目の仮説
に対し、前記32個のスクランブルコード初期値それぞ
れに対してスロット境界を検査し、前記検査結果32個
のスクランブルコード初期値それぞれに対する相関値の
うち、最大(MAX)相関値と、前記最大相関値に該当する
スクランブルコードのスクランブルコードインデックス
およびスロット境界インデックス値(scrambling code i
ndex)を、前記結果貯蔵部625に出力する。勿論、探
索開始時点のスロット境界値も含まれる。すると、前記
結果貯蔵部625は、前記3段階セル探索器623から
出力した一番目の仮説に対する最大相関値と、前記最大
相関値に該当するスクランブルコードインデックスおよ
び探索開始時点のスロット境界値を貯蔵する。これと同
様にして残り仮説それぞれに対して前記マルチ探索制御
器611は、そのマスク値および32個のスクランブル
コード初期値を前記3段階セル探索器623に書き込む
ように制御し、これにより、前記3段階セル探索器62
3が前記マスク値および前記32個のスクランブルコー
ド初期値を用いて3段階セル探索を行うことになる。こ
のようにして前記K個の仮説それぞれに対して、前記3
段階セル探索器623がセル探索を完了すると、前記マ
ルチ探索制御器611は、前記CPUに前記K個の仮説
に対して3段階セル探索が完了したことを表す3段階セ
ル探索完了信号またはインタラプト信号を提供する。す
ると、前記CPUは、前記マルチ探索制御器611から
提供したインタラプト信号を感知して、前記結果貯蔵部
625に貯蔵されている3段階セル探索結果を一括的に
読み出すことによって、CPUのロードを最小化する。
【0056】前述した1、3段階セル探索による前記セ
ル探索器の動作タイミングを図8に示す。図8は、図6
のセル探索器が1、3段階セル探索を行う動作タイミン
グを概略的に示す図である。まず、図6で説明した1、
3段階セル探索器は、1段階ピークインデックス貯蔵部
615に貯蔵されているK個の仮説、つまり1段階セル
探索過程で検出したスロット境界に対して3段階セル探
索を行う。前記K個の仮説のうち任意の一つの仮説に対
して3段階セル探索を行う動作タイミングを、図8を参
照して以下に説明する。
【0057】まず、CPUからマルチ探索制御器611
に3段階セル探索開始命令が印加されると、前記マルチ
探索制御器611はイネーブルされる。前記イネーブル
されたマルチ探索制御器611は、前記1段階ピークイ
ンデックス貯蔵部615に貯蔵されているK個のピーク
インデックスのうち、任意の一つのピークインデックス
に該当するスロット境界タイミングと基準カウンタ61
3から提供される現在タイミングとを比較する。ここ
で、前記任意の一つのピークインデックスに該当するス
ロット境界タイミングが図8のt1地点であり、前記基
準カウンタ613から提供する現在タイミングがt2地
点である。つまり、前記スロット境界タイミングt1を
基準としてスロット境界タイミングを管理してから、t
2の時点で基準カウンタのタイミングを読み出し、前記
マルチ探索制御器611は、現在タイミングt2と最も
近いスロット境界t3を待機する。ここで、前記マルチ
探索制御器611は、前記現在タイミングt2と最も近
いスロット境界t3を待機する間に、前記スロット境界
t3に該当するマスク値をセッティングするようにマス
ク値貯蔵部619を制御する。したがって、前記スロッ
ト境界t3に到達する地点で前記マルチ探索制御器61
1は、3段階セル探索器623に前記任意の一つの仮説
に対する3段階セル探索命令を下し、これにより前記3
段階セル探索器623は、前記任意の一つの仮説に対す
る3段階セル探索を行うことになる。ここで、前記マル
チ探索制御器611は、前記3段階セル探索を開始した
位置、つまりスロット境界を記憶し、このスロット境界
がフレーム境界でどのくらいの位置に存在するかを確認
するために、15個の可能なスロット境界全てに対して
検査を行う。このようにして前記K個の仮説に対して3
段階セル探索が完了されると、前記マルチ探索制御器6
11は、その3段階セル探索が完了された時点のt4時
点で前記CPUに3段階セル探索が完了されたことを表
すインタラプト信号を発生する。
【0058】次いで、多重経路探索だけを行う場合のセ
ル探索器動作を、図9に示す。図9は、本発明の他の実
施形態によるマルチ探索を提供するセル探索器構造を示
す図である。まず、多重経路探索は、アクティブセット
(active set)または前記アクティブセットと対等なエネ
ルギーを有する基地局に対して行う探索を意味する。つ
まり、3段階セル探索で隣接基地局に対して探索を行
い、前記隣接基地局の中でUEの受信信号復調に参与で
きるようなエネルギーを有する基地局を判断した後、前
記復調に参与できる基地局から受信される信号を多重経
路探索器に伝達するようにして復調に利用させる。本発
明では多重経路探索器が8個のフィンガー(finger)で構
成された場合を仮定する。前記多重経路探索のための探
索器もまた、前記図6で説明した探索器とほぼ同一に動
作する。
【0059】図9を参照すると、CPU(図示せず)は、
初期セル探索を完了した状態で3段階セル探索で検出し
たL個の仮説に対して多重経路探索をするために、前記
L個の仮説それぞれに対してフレーム境界インデックス
(frame boundary index)をフレーム境界インデックス貯
蔵部915に貯蔵し、前記L個の仮説それぞれの属して
いる基地局グループの一番目のスクランブルコードの初
期値をスクランブルコード初期値貯蔵部925に貯蔵す
る。また、基準カウンタ913は多数の基地局のタイミ
ングを管理するカウンタである。そして、本発明のセル
探索過程がスロット境界を基準とするため、マスク値貯
蔵部917は一つの無線フレームをタイムスロット(tim
e slot)単位に分割した15個のマスク値のみを貯蔵す
る。また、探索パラメータ貯蔵部919は前記セル探索
のための探索パラメータ、例えば、探索ウィンドウの大
きさなどのような探索パラメータを貯蔵する。
【0060】このようにセル探索のための全ての値が貯
蔵されている状態で、CPUはマルチ探索制御器911
に多重経路探索を開始するという命令を下し、前記多重
経路セル探索開始命令に応じて前記マルチ探索制御器9
11は、イネーブル(enable)される。イネーブルされた
前記マルチ探索制御器911は、前記L個の仮説のうち
一番目の仮説に対して多重経路探索をするために、前記
フレーム境界インデックス貯蔵部915から一番目のフ
レーム境界インデックスを読み出す。前記マルチ探索制
御器911は、前記読み出した一番目のフレーム境界イ
ンデックスに該当するフレーム境界と前記基準カウンタ
913から提供されるチップ単位の基準タイミングとを
比較し、現在位置と前記一番目のフレーム境界インデッ
クスに該当する位置間のタイミング差をタイムスロット
単位に検査する。
【0061】ここで、前記マルチ探索制御器911は、
前記フレーム境界タイミングt1と現在タイミングt2
との差を計算するが、これは、多重経路探索の開始位置
およびこれによるスクランブルコードマスク値セッティ
ングに使用される。また、前記マルチ探索制御器911
は、多重経路探索を行う場合、次のスロット境界でウィ
ンドウ探索と8xサーチャ(searcher)の動作を考慮し
て、常に2560*k−W/2+7のt3地点で多重経
路探索を行うように制御する。ここで、前記8xサーチ
ャとは、既存15xサーチャより8倍も速度を速くする
ために考案されたサーチャハードウェア(hardware)を意
味する。前記kは、該当スロットを表すスロットインデ
ックスであり、前記Wはウィンドウサイズ(size)を表
す。前記マルチ探索制御器911は、前記スロットイン
デックスに該当するマスク値をマスク値貯蔵部917が
多重経路探索器921に書き込むように制御し、また、
前記スクランブルコード初期値貯蔵部925が前記一番
目の仮説に該当するスクランブルコード初期値を前記多
重経路探索器921に書き込むように制御する。する
と、前記多重経路探索器921は、前記一番目の仮説に
該当するマスク値と前記仮説に該当するスクランブルコ
ード初期値を用いて多重経路探索を行い、前記多重経路
探索結果発生した相関値のうち最大(MAX)相関値と、前
記最大相関値に該当するインデックスを結果貯蔵部92
3に出力する。すると、前記結果貯蔵部923は、前記
多重経路探索器921から出力した一番目の仮説に対す
る最大相関値と、前記最大相関値に該当するスクランブ
ルコード初期値を表すスクランブルコードインデックス
を貯蔵する。これと同様にして、残り仮説それぞれに対
して前記マルチ探索制御器911は、そのマスク値およ
び該当仮説に対するスクランブルコード初期値を前記多
重経路探索器921に書き込むように制御し、これによ
り、前記多重経路探索器921が、前記マスク値および
該当基地局に対するスクランブルコード初期値を用いて
多重経路探索を行うことになる。このようにして前記L
個の仮説それぞれに対して、前記多重経路探索器921
が探索を完了すると、前記マルチ探索制御器911は、
前記CPUに前記L個の仮説に対して多重経路探索が完
了したことを表す多重経路探索完了信号またはインタラ
プト信号を提供する。すると、前記CPUは、前記マル
チ探索制御器911から提供したインタラプト信号を感
知して、前記結果貯蔵部923に貯蔵されている多重経
路探索結果を一括して読み出すことによってCPUのロ
ードを最小化させる。
【0062】前述した多重経路探索による前記探索器の
動作タイミングを、図10に示す。図10は、図9のセ
ル探索器が多重経路探索を行う動作タイミングを概略的
に示す図である。まず、図9で説明した多重経路探索器
はフレーム境界インデックス貯蔵部915に貯蔵されて
いるL個のフレームインデックスのうち、任意のいずれ
か一つのフレームインデックスに該当するフレーム境界
に対して多重経路探索を行う。ここで、前記フレーム境
界インデックス貯蔵部915に貯蔵されているフレーム
境界インデックスは、3段階セル探索で検出した結果に
対応する。したがって、前記L個の仮説のうち、任意の
一つの仮説に対して3段階セル探索を行う動作タイミン
グを、前記図10を参照して説明すると、下記のとおり
となる。
【0063】まず、CPUからマルチ探索制御器911
に多重経路探索開始命令が印加されると、前記マルチ探
索制御器911はイネーブルされる。前記イネーブルさ
れたマルチ探索制御器911は、前記フレーム境界イン
デックス貯蔵部915に貯蔵されているL個のフレーム
境界インデックスのうち、任意の一つのフレーム境界イ
ンデックスに該当するフレーム境界タイミングと基準カ
ウンタ913から提供される現在基準タイミングとを比
較する。ここで、前記任意の一つのフレーム境界インデ
ックスに該当するフレーム境界タイミングが、前記図1
0のt1地点であり、前記基準カウンタ913から提供
する現在基準タイミングが、t2地点である。前記マル
チ探索制御器911は、前記フレーム境界タイミングt
1と現在基準タイミングt2の差を計算するが、これ
は、多重経路探索の開始位置およびこれによるスクラン
ブルコードマスク値セッティングに使用される。また、
前記マルチ探索制御器911は多重経路探索を行う場
合、次のスロット境界でウィンドウ探索と8個のサーチ
ャの動作を考慮して、常に2560*k−W/2+7の
t3地点で多重経路探索を行うように制御する。前記k
は該当スロットを表すスロットインデックスであり、前
記Wはウィンドウサイズ(size)を表す。前記t3地点で
前記マルチ探索制御器911は、多重経路探索器921
に前記任意の一つの仮説に対する多重経路探索命令を下
し、これにより、前記多重経路探索器921は、前記任
意の一つの仮説に対する多重経路探索を行うことにな
る。このようにして前記L個の仮説に対して多重経路探
索が完了されると、前記マルチ探索制御器911は、そ
の多重経路探索が完了された時点のt4時点で、前記C
PUに多重経路探索が完了されたことを表すインタラプ
ト信号を発生する。
【0064】以上では具体的な実施形態に上げて説明し
たが、本発明の思想を外れない範囲内でさまざまな変形
が可能なことは勿論である。したがって、本発明の範囲
は、説明された実施形態に局限されてず、特許請求の範
囲とそれに均等なものによって定められるべきである。
【0065】
【発明の効果】以上のように、本発明は、広帯域符号分
割多重接続移動通信システムにおいてセル探索を行うと
き、探索すべき全ての探索対象に関連したパラメータを
一括して処理できるマルチ探索を可能にすることができ
る。このマルチ探索のおかげで、UEのCPUはセル探
索のための数回の書き込み、および読み出し動作を別に
行うことなく、一括してセル探索に対する結果が読み出
せるため、CPUロードを最小化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一般のW−CDMA移動通信システムで同期
チャネルの構造を示す図である。
【図2】 一般のインデックスカウンタの一例を示す図
である。
【図3】 一般のインデックスカウンタの他の例を示す
図である。
【図4】 インデックスカウンタと非同期基地局間のタ
イミング関係を示す図である。
【図5】 一般のW−CDMA移動通信システムで使用
者端末機のセル探索器構造を示す図である。
【図6】 本発明の一実施形態によるマルチ探索を提供
するセル探索器構造を示す図である。
【図7】 図6のセル探索器が1、2、3段階セル探索
を行う動作タイミングを概略的に示す図である。
【図8】 図6のセル探索器が1、3段階セル探索を行
う動作タイミングを概略的に示す図である。
【図9】 本発明の他の実施形態によるマルチ探索を提
供するセル探索器構造を示す図である。
【図10】 図9のセル探索器が多重経路探索を行う動
作タイミングを概略的に示す図である。
【符号の説明】
611,911…マルチ探索制御器 613,913…基準カウンタ 615…1段階ピークインデックス貯蔵部 617,915…フレーム境界インデックス貯蔵部 619,917…マスク(値貯蔵部 621,919…探索パラメータ貯蔵部 623…3段階セル探索器 625,923…結果貯蔵部 627,925…スクランブルコード初期値貯蔵部 921…多重経路探索器

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の基地局それぞれは、1フレームが
    予め決定されたチップ長を有する予め決定された個数の
    スロットで構成され、前記スロットそれぞれの開始部分
    で予め決定されたチップ長だけ伝送される第1同期チャ
    ネルと、前記第1同期チャネルと畳み込まれて直交性が
    保持されるように伝送される第2同期チャネルと、固有
    のスクランブルコードによってスクランブルされ、前記
    スクランブルコードの周期を1フレームの長さとする共
    通パイロットチャネルとを送信し、前記多数の基地局が
    送信する信号を受信してセル探索を行う装置において、 前記多数の基地局から送信する第1同期チャネル信号を
    1段階セル探索して得られた前記多数の基地局のタイミ
    ングを管理する基準カウンタと、 前記多数の基地局から受信される第2同期チャネル信号
    を2段階セル探索して得られた前記多数の基地局のフレ
    ーム境界を表すフレーム境界インデックスを貯蔵するフ
    レーム境界インデックス貯蔵部と、 所定の制御に応じて3段階セル探索開始命令が入力され
    ると、前記フレーム境界インデックスそれぞれのフレー
    ム境界タイミングと前記基準カウンタの現在タイミング
    とを比較し、前記基準カウンタの現在タイミングより後
    に続く次のスロット境界で、前記フレーム境界インデッ
    クスに該当する仮説に対して前記2段階セル探索から得
    られた基地局コードグループ内のスクランブルコードを
    用いて3段階セル探索を行うように制御し、前記フレー
    ム境界インデックスに該当する仮説に対して前記3段階
    セル探索が完了すると、3段階セル探索を完了したこと
    を通報するマルチ探索制御器とを含むことを特徴とする
    装置。
  2. 【請求項2】 前記装置は、前記スロットそれぞれを表
    すマスク値を貯蔵するマスク値貯蔵部をさらに含むこと
    を特徴とする請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記マルチ探索制御器は、前記マスク値
    をスロット境界のマスク値とし、スロット単位に前記基
    地局コードグループ内のスクランブルコードを移動しな
    がら前記3段階セル探索を行うように制御することを特
    徴とする請求項2記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記装置は、前記マルチ探索器の制御に
    応じて前記仮説に対して3段階セル探索を行う3段階セ
    ル探索器と、 前記仮説それぞれに対して前記3段階セル探索を行って
    得られた最大相関値を有するスクランブルコードに該当
    するスクランブルコードインデックスを貯蔵する結果貯
    蔵部とをさらに含むことを特徴とする請求項1記載の装
    置。
  5. 【請求項5】 前記装置は、前記3段階セル探索開始命
    令を発生し、前記3段階セル探索完了通報を受信して前
    記仮説に対するスクランブルコードインデックスを読み
    出す中央制御器をさらに含むことを特徴とする請求項1
    記載の装置。
  6. 【請求項6】 多数の基地局それぞれは、1フレームが
    予め決定されたチップ長を有する予め決定された個数の
    スロットで構成され、前記スロットそれぞれの開始部分
    で予め決定されたチップ長だけ伝送される第1同期チャ
    ネルと、前記第1同期チャネルと畳み込まれて直交性が
    保持されるように伝送される第2同期チャネルと、固有
    のスクランブルコードによってスクランブルされ、前記
    スクランブルコードの周期を1フレームの長さとする共
    通パイロットチャネルとを送信し、前記多数の基地局が
    送信する信号を受信してセル探索を行う装置において、 前記多数の基地局から送信する第1同期チャネル信号を
    1段階セル探索して得られた前記多数の基地局のタイミ
    ングを管理する基準カウンタと、 前記1段階セル探索から得られた前記多数の基地局のス
    ロット境界を表すピークインデックスを貯蔵する1段階
    ピークインデックス貯蔵部と、 所定制御に応じて3段階セル探索開始命令が入力される
    と、前記ピークインデックスそれぞれのスロット境界タ
    イミングと前記基準カウンタの現在タイミングとを比較
    し、前記基準カウンタの現在タイミングより後に続く次
    のスロット境界で、前記スロット境界に該当する仮説に
    対してシステムから受信される隣接セルリストに存在す
    るスクランブルコードを用いて3段階セル探索を行うよ
    うに制御し、前記ピークインデックスに該当する仮説に
    対して前記3段階セル探索が完了されると、前記3段階
    セル探索を完了したことを通報するマルチ探索制御器と
    を含むことを特徴とする装置。
  7. 【請求項7】 前記装置は、前記スロットそれぞれを表
    すマスク値を貯蔵するマスク値貯蔵部をさらに含むこと
    を特徴とする請求項6記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記マルチ探索制御器は、前記マスク値
    をスロット境界のマスク値とし、スロット単位に隣接セ
    ルリストに存在するスクランブルコードを移動しながら
    3段階セル探索を行うように制御することを特徴とする
    請求項7記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記装置は、前記マルチ探索器の制御に
    応じて前記仮説に対して3段階セル探索を行う3段階セ
    ル探索器と、 前記仮説それぞれに対して前記3段階セル探索から得ら
    れた最大相関値を有するスクランブルコードに該当する
    スクランブルコードインデックスおよびそれぞれの探索
    開始地点のスロット境界インデックスおよび最大相関値
    を有する地点のスロット境界インデックスを貯蔵する結
    果貯蔵部とをさらに含むことを特徴とする請求項6記載
    の装置。
  10. 【請求項10】 前記装置は、前記3段階セル探索開始
    命令を発生し、前記3段階セル探索完了通報を受信して
    前記仮説に対するスクランブルコードインデックスを読
    み出す中央制御器をさらに含むことを特徴とする請求項
    6記載の装置。
  11. 【請求項11】 多数の基地局それぞれは、1フレーム
    が予め決定されたチップ長を有する予め決定された個数
    のスロットで構成され、前記スロットそれぞれの開始部
    分で予め決定されたチップ長ほど伝送される第1同期チ
    ャネルと、前記第1同期チャネルと畳み込まれて直交性
    が保持されるように伝送される第2同期チャネルと、固
    有のスクランブルコードによってスクランブルされ、前
    記スクランブルコードの周期を1フレームの長さとする
    共通パイロットチャネルとを送信し、前記多数の基地局
    が送信する信号を受信して多重経路探索を行う装置にお
    いて、 前記多数の基地局から送信する第1同期チャネル信号を
    1段階セル探索して第1個数のスロット境界を検出し、
    前記第1個数のスロット境界に対して2段階セル探索し
    て第2個数のフレーム境界を検出し、前記第2個数のフ
    レーム境界に対して3段階セル探索して該当基地局のス
    クランブルコードを検出して生成された、前記基地局の
    タイミングを管理する基準カウンタと、 前記フレーム境界を表すフレーム境界インデックスを貯
    蔵するフレーム境界インデックス貯蔵部と、 所定制御に応じて多重経路探索開始命令が入力される
    と、前記検出したフレーム境界インデックスに該当する
    フレーム境界タイミングと前記基準カウンタの現在タイ
    ミングとを比較し、前記スロット境界単位にタイミング
    を管理しながら任意のタイミングで探索を開始しようと
    するとき現在基準カウンタのタイミングと前記現在スロ
    ット境界、前記多重経路探索のために予め決定されてい
    るウィンドウサイズを考慮した地点で前記3段階セル探
    索で検出したスクランブルコードを用いて前記ウィンド
    ウ内の全ての仮説地点それぞれに対して多重経路探索を
    行うように制御し、前記全ての仮説地点に対する多重経
    路探索が完了されると多重経路探索を完了したことを通
    報するマルチ探索制御器とを含むことを特徴とする装
    置。
  12. 【請求項12】 前記装置は、前記スロットそれぞれを
    表すマスク値を貯蔵するマスク値貯蔵部をさらに含むこ
    とを特徴とする請求項11記載の装置。
  13. 【請求項13】 前記装置は、前記多重経路探索開始命
    令を発生し、前記多重経路探索完了通報を受信して前記
    仮説に対するスクランブルコードインデックスを読み出
    す中央制御器をさらに含むことを特徴とする請求項11
    記載の装置。
  14. 【請求項14】 多数の基地局それぞれは、1フレーム
    が予め決定されたチップ長を有する予め決定された個数
    のスロットで構成され、前記スロットそれぞれの開始部
    分で予め決定されたチップ長だけ伝送される第1同期チ
    ャネルと、前記第1同期チャネルと畳み込まれて直交性
    が保持されるように伝送される第2同期チャネルと、固
    有のスクランブルコードによってスクランブルされ、前
    記スクランブルコードの周期を1フレームの長さとする
    共通パイロットチャネルとを送信し、前記多数の基地局
    が送信する信号を受信してセル探索を行う方法におい
    て、 前記多数の基地局から送信する第1同期チャネル信号を
    1段階セル探索して前記多数の基地局のタイミングを管
    理する過程と、 前記多数の基地局から受信される第2同期チャネル信号
    を2段階セル探索して前記多数の基地局のフレーム境界
    を表すフレーム境界インデックスを貯蔵する過程と、 前記フレーム境界インデックスを貯蔵した後、所定制御
    に応じて3段階セル探索開始命令が入力されると、前記
    フレーム境界インデックスそれぞれのフレーム境界タイ
    ミングと前記基準カウンタの現在タイミングとを比較
    し、スロット境界単位にタイミングを管理してから現在
    基準カウンタのタイミングを読み出して探索開始時点を
    後に続くスロット境界地点と決定し、次のスロット境界
    を待機する過程と、 前記次のスロット境界で前記フレーム境界に該当する仮
    説に対して前記2段階セル探索から得られた基地局コー
    ドグループ内のスクランブルコードを用いて3段階セル
    探索を行い、前記フレーム境界インデックスに該当する
    仮説に対して前記3段階セル探索が完了されると3段階
    セル探索を完了したことを通報する過程とを含むことを
    特徴とする方法。
  15. 【請求項15】 前記3段階セル探索は、前記スロット
    それぞれを表すマスク値をスロット境界のマスク値と
    し、スロット単位に前記基地局コードグループ内スクラ
    ンブルコードを移動しながら行うことを特徴とする請求
    項14記載の方法。
  16. 【請求項16】 多数の基地局それぞれは、1フレーム
    が予め決定されたチップ長を有する予め決定された個数
    のスロットで構成され、前記スロットそれぞれの開始部
    分で予め決定されたチップ長だけ伝送される第1同期チ
    ャネルと、前記第1同期チャネルと畳み込まれて直交性
    が保持されるように伝送される第2同期チャネルと、固
    有のスクランブルコードによってスクランブルされ、前
    記スクランブルコードの周期を1フレームの長さとする
    共通パイロットチャネルとを送信し、前記多数の基地局
    が送信する信号を受信してセル探索を行う方法におい
    て、 前記多数の基地局から送信する第1同期チャネル信号を
    1段階セル探索して前記多数の基地局のタイミングを管
    理する過程と、 前記1段階セル探索から得られた前記多数の基地局のス
    ロット境界を表すピークインデックスを貯蔵する過程
    と、 前記ピークインデックスを貯蔵した後、3段階セル探索
    開始命令が入力されると、前記ピークインデックスそれ
    ぞれのスロット境界タイミングと前記基準カウンタの現
    在タイミングとを比較し、スロット境界単位にタイミン
    グを管理してから任意の時点で基準カウンタの現在タイ
    ミングの次に続く前記スロット境界を探索開始時点と決
    定し、次のスロット境界を待機する過程と、 前記次のスロット境界で前記スロット境界に該当する仮
    説に対して、システムから受信される隣接セルリストに
    存在するスクランブルコードを用いて3段階セル探索を
    行い、前記1段階ピークインデックスに該当する仮説に
    対して前記3段階セル探索が完了されると、3段階セル
    探索を完了したことを通報する過程とを含むことを特徴
    とする方法。
  17. 【請求項17】 前記3段階セル探索は、前記スロット
    それぞれを表すマスク値をスロット境界のマスク値と
    し、スロット単位に隣接セルリストのスクランブルコー
    ドを移動しながら行うことを特徴とする請求項16記載
    の方法。
  18. 【請求項18】 多数の基地局それぞれは、1フレーム
    が予め決定されたチップ長を有する予め決定された個数
    のスロットで構成され、前記スロットそれぞれの開始部
    分で予め決定されたチップ長だけ伝送される第1同期チ
    ャネルと、前記第1同期チャネルと畳み込まれて直交性
    が保持されるように伝送される第2同期チャネルと、固
    有のスクランブルコードによってスクランブルされ、前
    記スクランブルコードの周期を1フレームの長さとする
    共通パイロットチャネルとを送信し、前記多数の基地局
    が送信する信号を受信して多重経路探索を行う方法にお
    いて、 前記多数の基地局から送信する第1同期チャネル信号を
    1段階セル探索して第1個数のスロット境界を検出し、
    前記第1個数のスロット境界に対して2段階セル探索し
    て第2個数のフレーム境界を検出し、前記第2個数のフ
    レーム境界に対して3段階セル探索して該当基地局のス
    クランブルコードを検出して生成された、前記基地局の
    タイミングを管理する過程と、 前記フレーム境界を表すフレーム境界インデックスを貯
    蔵する過程と、 前記フレーム境界インデックスを貯蔵した後、多重経路
    探索開始命令が入力されると、前記検出したフレーム境
    界インデックスのフレーム境界タイミングと前記基準カ
    ウンタの現在タイミングとを比較し、スロット境界単位
    にタイミングを管理してから任意の時点で現在基準カウ
    ンタのタイミングより後に続く前記スロット境界と前記
    多重経路探索のために予め決定されているウィンドウサ
    イズを考慮した地点で、前記3段階セル探索で検出した
    スクランブルコードを用いて前記ウィンドウ内の全ての
    仮説地点それぞれに対して多重経路探索を行うように制
    御し、前記全ての仮説地点に対する多重経路探索が完了
    されると、多重経路探索を完了したことを通報する過程
    とを含むことを特徴とする方法。
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