JP2002158614A - Cdma受信装置 - Google Patents

Cdma受信装置

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JP2002158614A JP2000354857A JP2000354857A JP2002158614A JP 2002158614 A JP2002158614 A JP 2002158614A JP 2000354857 A JP2000354857 A JP 2000354857A JP 2000354857 A JP2000354857 A JP 2000354857A JP 2002158614 A JP2002158614 A JP 2002158614A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各拡散符号の特性を利用することにより、高
速セルサーチを行うことができで、簡易な構成を持った
CDMA受信装置を提供する。 【解決手段】 サーチャー部1において、共通符号構造
部に対しては共通相関器ブロック10で共通参照符号構
造との相関を検出し、差異符号構造部に対しては、第1
のショートコード用ブロックであるPSC用相関器ブロ
ック20と第2のショーコード用相関ブロックであるS
SC用相関ブロック30にて、差異参照符号構造との相
関をそれぞれ検出する。相関出力信号212は、制御部
70に格納され、その相関出力が最大となるSSCの組
み合せを求めることにより、ロングコードグループ同定
が実行される。同期/復調部80は、パスサーチ部40
により規定された有効パス及びそのタイミング情報に基
づき、各パスに対応した同期捕捉、追従及び逆拡散が実
行される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直接拡散CDMA
(Code Division Multiple Access)方式を用いたセル
ラーシステムにおいて、高速セルサーチを実現するCD
MA受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スペクトル拡散通信及びスペクトル拡散
通信技術を利用したCDMAシステムは、マルチパスフ
ェージングに強い、データの高速化が可能、通信品質が
良好、周波数利用効率が良いという利点があるため、次
世代の移動通信及びマルチメディア無線通信に有望な通
信方式である。CDMAシステムにおける送信信号は、
送信側においてチャネル毎に異なる拡散符号により、伝
送すべき情報信号の帯域幅よりもはるかに広い帯域に拡
散変調されたCDMA信号として送信される。一方、受
信側では、拡散されたCDMA信号を元の信号帯域幅に
復元するために、送信側で規定された拡散符号情報を基
にしてCDMA信号受信処理が実行される。この元の信
号帯域幅に復元する動作は逆拡散と呼ばれ、逆拡散はマ
ッチトフィルタ(Matched Filter:以降MFと言う)に
よる手法及びスライディング相関器(Sliding Correlat
or:以降SCと言う)による手法が知られている。
【0003】CDMAセルラーシステムでは各基地局に
おいて、制御信号やユーザへの情報を規定するチャネル
に拡散符号周期がその制御信号や情報シンボル長よりも
長いロングコードと、拡散符号周期がシンボル長である
ショートコードの複雑な2重拡散符号が割り当てられ
る。従って、受信機はその複雑な拡散符号に対する初期
同期(セルサーチ)及び各チャネルに対する同期、復調
を高速に実行する必要がある。
【0004】CDMAセルラーシステムの拡散符号及び
セルサーチ法については、「DS−CDMA基地局間非
同期セルラー方式におけるロングコードの2段階高速初
期同期法」(電子情報通信学会技術研究報告RCS96
−12)に示されている。図10、図11は、この文献
における制御チャネルの拡散符号の構成およびセルサー
チ法を説明したものである。各基地局には異なるロング
コードが割り当てられ、また、その基地局における制御
チャネル、情報チャネル等の各チャネルにはそれぞれ固
有のショートコードが割り当てられるため、ロングコー
ドとショートコードの2重拡散となる。
【0005】図10は、ある一つの基地局の制御チャネ
ル構成を示している。制御チャネルは、ロングコード周
期の間にロングコード100による拡散をマスクするロ
ングコードマスク101が設けられることで、全ての基
地局で共通のショートコード102のみで拡散される区
間101を周期的に生成している。
【0006】図11は、図10に示したコードに対する
セルサーチ法を実行するCDMA受信装置のブロック図
である。セルサーチの第1段階として、受信ベースバン
ド信号110は制御部113からの制御により、スイッ
チ111を介して共通のショートコード102に対する
MF115等から構成されているコードタイミング同定
部112に入力される。受信信号110はマッチトフィ
ルタ115でショートコード発生器116から生成され
たショートコードレプリカとの相関演算が実行され、シ
ョートコード102のみで拡散された信号区間であるマ
スク部101の受信タイミングにおいて相関ピークが検
出される。
【0007】この検出されたタイミングがロングコード
同期タイミングであり、第2段階のロングコード同定の
ために利用される。第2段階では、制御部113からの
制御により受信ベースバンド信号110が、スイッチ1
11を介してロングコード同定部114のSC118に
入力される。制御部113からの制御により上記検出さ
れたロングコード同期タイミングでロングコード発生器
117及びショートコード発生器116から生成された
ロングコードとショートコードのレプリカが生成され、
乗算器119でそれらのコードが乗算された結果、2重
拡散のレプリカが生成される。そしてSC118により
受信ベースバンド信号110に逆拡散が実行される。ロ
ングコードは基地局毎に異なるため、複数のロングコー
ドの中から一つ選択して、上記第2段階のセルサーチを
その複数のロングコードに対して全て繰り返し実行し、
目的のロングコードを探索する。
【0008】以上のように、ロングコードのタイミング
同定とロングコード同定を分離することでセルサーチの
高速化がなされる。この手法は2段階セルサーチ法と呼
ばれる。さらにセルサーチの高速化を図るための手法と
して、「DS−CDMA基地局間非同期セルラーにおけ
るロングコードマスクを用いる高速セルサーチ法」(電
子情報通信学会技術研究報告RCS96−112)が提
案されている。この手法は3段階セルサーチ法と呼ば
れ、ロングコードタイミングを検出する第1段階、複数
のロングコードをグループ化して、そのグループに固有
のコードを割当て、そのロングコードグループの同定を
行う第2段階、及びロングコードの同定を行う第3段階
から成る。
【0009】図12に3段階セルサーチ法における制御
チャネルの拡散符号の構成を示す。ロングコード100
及び共通ショートコード102は上記した2段階セルサ
ーチ法と同一の構成である。3段階セルサーチ法では、
ロングコードは周期が長く、さらに種類が多いことに対
応するために、複数のロングコードをグループ化したコ
ードであるロングコードグループ用ショートコード12
0がロングコードマスク部101と同一の区間に周期的
に設けられている。3段階セルサーチ法は図11で説明
した2段階セルサーチ法と同様に、まず第1段階とし
て、MF115を用いて、ショートコード102の相関
ピークがマスク部101で検出され、この検出タイミン
グがロングコード同期タイミングである。
【0010】第2段階では、ロングコードグループ用シ
ョートコード120との相関演算をマッチトフィルタ1
15で実行するため、ショートコード発生器116には
ロングコードグループ用コードのレプリカが設定され
る。ロングコードグループ用ショートコード120は複
数あるため、全てのロングコードグループ用ショートコ
ード120のレプリカをショートコード発生器116に
順次設定し、各レプリカから得られたマッチトフィルタ
115の相関出力値を制御部113で比較することによ
り、ロングコードグループ用ショートコード120が決
定される。
【0011】第3段階では、第1段階で得たロングコー
ド同期タイミングと第2段階で絞り込んだロングコード
を利用してロングコード同定を行う。3段階セルサーチ
法は、ロングコードグループ用ショートコード120を
用いることによりロングコード候補数を絞り込むため、
ロングコード同定のためのスライディング相関処理時間
を短縮できる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記3段階セ
ルサーチ法では、同定すべきロングコードの絞り込みが
行われても、SC118を用いるため一つのロングコー
ドに対する相関処理時間が長くなる問題がある。また、
セルサーチ用の拡散符号として共通ショートコード10
2、ロングコードグループ用ショートコード120及び
ロングコード100を使用しており、これらの拡散符号
はそれぞれ特有の性質を保有している。図11における
従来の受信機は汎用性はあるが、各拡散符号の特性を十
分に反映した構成とは成っていないため、セルサーチ時
間が長くなる問題に加え、セルサーチ部の回路規模が大
きくなる問題があった。
【0013】そこで、本発明は、上記課題を解決するた
めになされたものであり、その目的は、各拡散符号の特
性を利用することにより、高速セルサーチを行うことが
できで、簡易な構成を持ったCDMA受信装置を提供す
ることである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明は、直接拡散CDMA方式を利用したセ
ルラーシステムにおけるCDMA送信信号に基づいてセ
ルサーチを行うCDMA受信装置である。ここで、CD
MA送信信号は、拡散符号に対する初期同期を行うため
のセルサーチ用制御チャネルと、共通制御シンボルを含
む共通制御用チャネルと、共通パイロットシンボルを含
む共通パイロットチャネルと、情報シンボルを含む情報
チャネルとを備える。前記セルサーチ用制御チャネル
は、各基地局で共通な拡散符号であり、シンボル長の符
号長を持ち、規定されたタイミングでバースト的で周期
的な第1のショートコードと、シンボル周期よりも長い
繰返し周期を持ち、基地局毎に異なるロングコードと、
基地局毎に異なる複数のロングコードを複数のロングコ
ードグループにグループ化することにより割り当てたロ
ングコードグループ用拡散符号であり、シンボル長の符
号長を持ち、前記第1のショートコードと同一の規定さ
れたタイミングでバースト的で、周期的な第2のショー
トコードとを有する。前記共通制御用チャネル、共通パ
イロットチャネル及び情報チャネルが、それぞれ規定さ
れたチャネル用ショートコードと前記ロングコードで2
重に拡散されている。このCDMA受信装置は、前記ロ
ングコードを同定するための前記CDMA送信信号との
相関出力を得るサーチャー部と、前記CDMA送信信号
に基づいて、基地局からの伝搬路のマルチパス成分を識
別してRAKE合成するための有効パスを規定するパス
サーチ部と、共通制御用シンボル及び情報シンボルの逆
拡散、同期、復調、Rake合成を行う復調部と、各部
の制御を行う制御部とを備え、前記サーチャー部は、前
記第1のショートコードと前記第2のショートコードの
共通符号構造部を有する共通参照符号構造と、前記CD
MA送信信号との相関を検出する共通相関器ブロック
と、前記第2のショートコードに対する前記第1のショ
ートコードの差異符号構造部を有する第1の差異参照符
号構造と、前記共通相関器ブロックからの相関出力との
相関を検出する第1のショートコード用相関器ブロック
と、前記第1のショートコードに対する前記第2のショ
ートコードの差異符号構造部を有する第2の差異参照符
号構造と、前記共通相関器ブロックからの相関出力との
相関を検出する第2のショートコード用相関ブロックと
を備え、前記制御部は、前記第2のショートコード用相
関ブロックからの相関出力に基づいて、ロングコードグ
ループ同定を行い、前記復調部は、前記ロングコードグ
ループ同定に基づいてロングコード同定を行うことを特
徴とする。
【0015】第2の発明は、第1の発明のCDMA受信
装置において、前記共通相関器ブロックは、第1のショ
ートコードと第2のショートコードのサブコードに対す
るマッチトフィルタを備え、前記第1のショートコード
用相関器ブロックは、前記第1のショートコードのサブ
コードの符号系列に対するマッチトフィルタを備え、前
記第2のショートコード用相関器ブロックは、前記第2
のショートコードのサブコードの符号系列に対するマッ
チトフィルタを備え、前記制御部は、第1のショートコ
ードの同期タイミングから1シンボル長だけ受信信号が
入力された時点で、入力を遮断する機構を有し、その遮
断された期間において、前記第2のショートコードのサ
ブコードの符号系列を可変することによりロングコード
グループ同定を行うことを特徴とする。
【0016】第3の発明は、第1の発明のCDMA受信
装置において、前記共通相関器ブロックは、第1のショ
ートコードと第2のショートコードの符号系列に対する
マッチトフィルタを備え、前記ショートコードの符号長
のシフトレジスタを保有する前記マッチトフィルタは、
そのシフトレジスタへの入力を遮断する機構と、その遮
断した場合にシフトレジスタの状態を循環するフィード
バックラインが設けられており、前記第1のショートコ
ード用相関器ブロックは、前記第1のショートコードの
サブコードに対するマッチトフィルタを備え、前記第2
のショートコード用相関器ブロックは、前記第2のショ
ートコードのサブコードに対するスライディング相関器
を備え、前記制御部は、第1のショートコードの同期タ
イミングから1シンボル長だけ受信信号が入力された時
点で、入力を遮断し、その遮断された期間において、前
記第2のショートコードの符号系列を、前記第2のサブ
コートのチップ数だけ前記共通相関器のシフトレジスタ
を循環シフトする毎に、可変することによりロングコー
ドグループ同定を行うことを特徴とする。
【0017】また、第4の発明は、前記CDMA送信信
号に基づいてセルサーチを行うCDMA受信装置におい
て、前記ロングコードを同定するための前記CDMA送
信信号との相関信号を得るサーチャー部と、前記CDM
A送信信号に基づいて、基地局からの伝搬路のマルチパ
ス成分を識別してRAKE合成するための有効パスを規
定するパスサーチ部と、共通制御用シンボル及び情報シ
ンボルの逆拡散、同期、復調、Rake合成を行う復調
部と、各部の制御を行う制御部とを備え、前記サーチャ
ー部は、前記第1のショートコードと前記第2のショー
トコードの共通符号構造部を有する共通参照符号構造
と、前記CDMA送信信号との相関を検出する共通相関
器ブロックと、前記第1のショートコードと前記第2の
ショートコードのそれぞれの差異符号構造部を有する差
異参照符号構造と、前記共通相関器ブロックの相関出力
との相関を検出するショートコード用相関器ブロックと
を備え、前記制御部は、前記第1あるいは第2のショー
トコードの差異符合構造に切り換えて相関をショートコ
ード用相関器ブロックに検出させるとともに、前記第2
のショートコード用相関ブロックの相関に基いて、ロン
グコードグループ同定を行い、前記復調部は、ロングコ
ードグループ同定に基いてロングコード同定を行うこと
を特徴とする。
【0018】第5の発明は、第2から第4の発明のいず
れかのCDMA受信装置において、前記制御部は、第1
のショートコードに対する相関値による複数シンボル分
の平均化を行い、その相関値のピークがあらかじめ規定
された閾値以上の場合に、ロングコードグループ同定を
行うことを特徴とする。
【0019】第6の発明は、前記第2から第4の発明の
いずれかのCDMA受信装置において、前記復号部は、
前記通制御用チャネルと前記共通パイロットチャネルを
シンボル単位で逆拡散し、それら逆拡散信号を合成する
ことによりロングコード同定を行うことを特徴とする。
【0020】第7の発明は、第2の発明のCDMA受信
装置において、第1のショートコードのサブコードの符
号系列に対するマッチトフィルタは、前記サブコードの
符号長毎にタップしたシフトレジスタから構成されてい
ることを特徴とする。
【0021】第8の発明は、第3の発明のCDMA受信
装置において、第1のショートコード及び第2のショー
トコードの符号系列に対するマッチトフィルタは、サブ
コードの符号長毎にタップしたシフトレジスタを備える
ことを特徴とする。
【0022】第9の発明は、第3の発明のCDMA受信
装置において、第2のショートコードのサブコードに対
するスライディング相関器の積分時間は、ショートコー
ド周期長と同一かそれ以下であることを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に図面を用いて本発明の実施
の形態を詳細に説明する。図1は本発明の直接拡散方式
を利用したCDMAシステムの受信部のブロック図を示
している。ここで、基地局から送信されるCDMA信号
は、図2に示すように、セルサーチ用の制御チャネル9
5、共通制御用シンボルを送る共通制御用チャネル9
6、共通のパイロットシンボルを送る共通パイロットチ
ャネル97及び各ユーザ情報を送る情報チャネル98等
から構成されている。ここで、共通制御用チャネル9
6、共通パイロットチャネル97及び各情報チャネル9
8等は、直交符号などから構成されたチャネル用ショー
トコード(コードをC1,C2・・・とする)と後述す
るロングコード(コードをCLとする)で2重拡散され
ている。共通制御用チャネル96は、図10の従来例で
示したように周期的にマスクシンボル部101が配され
ている。
【0024】セルサーチ用制御チャネル95の拡散符号
は、第1のショートコード(PSC:Primary Search Co
de)90、第2のショートコード(SSC:Secondary S
earch Code)であるロングコードグループコード91か
ら構成されている。第1のショートコードPSC90の
コードをCPとし、ロングコードグループコード91の
コードをCS1,CS2,CS3・・・とする。前記P
SCは各基地局で共通な拡散符号CPであり、共通制御
用シンボル及び共通パイロットシンボルのシンボル長の
符号長を持ち、規定されたタイミングでバースト的に送
信される。前記ロングコードCLは、シンボル周期より
も長い繰返し周期を持ち、基地局(セル)毎に異なるコ
ードが割り当てられている。前記ロングコードグループ
コードは、前記ロングコードを複数のロングコードグル
ープにグループ化し、そのグループに割り当てた拡散符
号CS1,CS2,CS3・・・であり、前記PSCと
同一のシンボル長の符号長を持ち、前記PSCと同一の
規定されたタイミングでバースト的に送信される。
【0025】本発明のCDMA受信装置は、このCDM
A送信信号を受信するために、図1に示すように基地局
毎に異なるロングコードを同定するための前記CDMA
送信信号との相関出力を得るサーチャー部1、基地局と
移動局間の伝搬路のマルチパス成分を識別しRake合
成するための有効パスを規定するパスサーチ部40、前
記共通制御用シンボル、前記共通パイロットシンボル及
び前記その他の情報シンボル等の逆拡散/同期/復調/
Rake合成を行う同期/復調部80、サーチャー部1
のセルサーチ用符号を制御、パスサーチ部40のパスタ
イミングの制御、同期/復調部80のタイミング制御等
を行う制御部70から構成されている。
【0026】サーチャー部1は、共通相関器ブロック1
0と、PSC用相関器ブロック20と、SSC用相関器
ブロック30とから構成されている。前記サーチャー部
1において、PSCとSSCの相関はその符号構造の共
通性及び差異に基づいてその符号構造を共通符号構造部
と差異符号構造部に分離される。共通符号構造部に対し
ては共通相関器ブロック10で共通参照符号構造との相
関を検出する。差異符号構造部に対しては、第1のショ
ートコード用ブロックであるPSC用相関器ブロック2
0と第2のショーコード用相関ブロックであるSSC用
相関ブロック30にて、差異参照符号構造との相関をそ
れぞれ検出する。
【0027】共通相関器ブロック10は、制御部70の
制御により前記PSC用またはSSC用の共通参照符号
構造221を生成するREFコード発生器12と、生成
されたPSC用またはSSC用の共通参照符号構造22
1と受信信号200との相関を検出する共通相関器11
とから構成される。PSC用相関器ブロック20は、制
御部70の制御により前記PSC用の第1の差異参照符
号構造222を生成するPSC用REFコード発生器2
2と、生成されたPSC用の第1の差異参照符号構造2
22と前記共通相関器11の出力信号210との相関を
検出するPSC用MF21とから構成される。SSC用
相関器ブロック30は、制御部70の制御により前記S
SC用の第2の差異参照符号構造223を生成するSS
C用REFコード発生器32と、生成されたSSC用の
第2の参照符号構造223と前記共通相関器11の出力
信号210との相関を検出するSSC用相関器31とか
ら構成される。
【0028】本発明のセルサーチ法の第1段階は、制御
部70の制御により共通相関器ブロック10のREFコ
ード発生器12からPSC用の共通参照符号構造221
を生成し、共通相関器11により受信信号200とPS
C用の共通参照符号構造との相関を検出する。その相関
出力210は、PSC用相関器ブロック20のPSC用
MF21に入力され、制御部70の制御によりPSC用
REFコード発生器22から生成されたPSC用の第1
の差異参照符号構造222との相関が検出される。この
結果、バースト的に規定されたタイミングで周期的なP
SCの相関出力信号211が得られる。このPSCの規
定されたタイミング周期をスロット周期とすれば、スロ
ットタイミングが得られることになる。この周期的なP
SC相関出力211を例えば制御部70で平均化するこ
とにより、雑音等の干渉信号を抑圧できる。
【0029】第2段階は、制御部70の制御により共通
相関器ブロック10のREFコード発生器12からSS
C用の共通参照符号構造221を生成し、共通相関器1
1により受信信号200とSSC用の共通参照符号構造
221との相関が検出される。その相関出力210は、
SSC用相関器ブロック30のSSC用相関器31に入
力され、制御部70の制御によりSSC用相関器ブロッ
ク30のSSC用REFコード発生器32から生成され
たSSC用の第2の差異参照符号構造223との相関が
検出される。この結果、規定されたタイミングで周期的
なSSCの相関出力信号212が得られる。この周期的
なSSC相関出力212を、例えば制御部70で平均化
することにより、雑音等の干渉信号を抑圧できる。
【0030】SSCは、ロングコードを複数のロングコ
ードグループにグループ化し、そのグループに割り当て
た拡散符号すなわちロングコードグループコード(CS
1,CS2,CS3・・・)であるため、そのすべての
SSCに対し上記の相関演算を行う。その相関出力信号
212は、制御部70に格納され、その相関出力が最大
となるSSC又はスロット毎にSSCが可変された場合
には、その相関出力が最大となるSSCの組み合せを求
めることにより、ロングコードグループ同定が実行され
る。
【0031】第3段階はロングコードグループ同定が完
了しているため、サーチすべきロングコードが大きく絞
られている。この絞られた複数のロングコードの中から
目的のロングコードを決定するために、共通制御用チャ
ネル96または共通パイロットチャネル97を利用し
て、すべての候補のロングコード一つ一つの相関が取ら
れ、最大の相関値を与えるロングコードが選択される。
本発明では、第3段階のロングコードサーチは、図1の
サーチャー部1で実行するのではなく、同期/復調部8
0で実行する。
【0032】同期/復調部80は、パスサーチ部40に
より規定された有効パス及びそのタイミング情報に基づ
き、DLL(Delay Lock Loop)部50のフィンガーで
各パスに対応した同期捕捉、追従及び逆拡散が実行され
る。逆拡散された各パスは有効なパス数だけRake合
成部60で合成される。本発明では、第3段階のロング
コードサーチは、各種シンボル復調用に用意されている
同期/復調部80で実行されるため、ロングコードサー
チの本来の機能である逆拡散の機能のみでなく、同期追
従/Rake合成の機能をも備えている。このように、
第3段階のロングコードサーチを同期/復調部80で実
行することにより、Rake合成機能が実行され、ま
た、Rake合成後のロングコード信号レベルの測定が
制御部70で実行できるため、高機能なロングコードサ
ーチが実現できる。さらに、同期/復調部80に必要と
されるフィンガー数は、Rake合成すべきパス数、受
信すべき制御用チャネル及び情報チャネル数に依存する
ため、高機能受信機では非常に多くのフィンガー数とな
るが、常時全てのフィンガーが動作するにはほとんど無
い。従って、第3段階のロングコードサーチを同期/復
調部80で行うことにより、制御用シンボル及び情報シ
ンボル復調と共用できるため、回路規模の増大を回避で
きる。
【0033】シンボル長の拡散符号長を持っているPS
CおよびSSC符号の一例として、図3(A)に示すよ
うにNを正の整数とした場合、1シンボル長に対してN
チップ周期から成る単一コードがある。PSCおよびS
SCの他の構造としては、図3(B)のようにN1を正
の整数とした場合、N1チップから成るサブコード(+
a)とその反転サブコード(−a)を定義して、mを正
の整数とした場合、これらのサブコードの何れかを、m
個選択して並べることによりNチップ長のコードが生成
できる。
【0034】この場合、N,N1,mの関係は明らかに
式(1)となる。 N=N1・m (1)
【0035】N1チップから成るサブコード(±a)を
m個選択して並べて生成したNチップのコードは、サブ
コードの符号系列Lにより表現できる。例えば(+a)
(+a)(−a)(−a)(十a)・・・・・(+a)
の場合、符号系列Lはm個の要素から成り、式(2)で
表現できる。 L=(1,1,−1,−1,1,・・・・・,1) (2)
【0036】図3(A)に示したNチップの単一構造を
もったPSCに対するMFは、図11の従来例で示した
NチップのMF115で構成される。他方、図3(B)
に示したサブコード構造に対する相関器は、サブコード
の特質を利用したMF又はSCで実現できるため、簡易
な構成で相関器の機能を実現できるため、低消費電力化
が可能となる。
【0037】<第1の実施形態>このサブコード構造に
対する相関器の第1の実施形態について図4〜図6を用
いて説明する。図4は、第1の実施の形態における共通
相関器ブロックを示すブロック図である。図4に示す共
通相関ブロック10aは、共通相関器11aと、REF
コード発生器12aとからなる。共通相関器11aは、
N1段のシフトレジスタ13、N1個の乗算器から成る
乗算ブロック14、そのPSC用の共通参照符号構造2
21を蓄積するN1チップのレジスタ15、N1個の加
算演算を行う加算器16から構成されている。REFコ
ード発生器12aは、制御部70からの制御信号220
によりPSC用のN1チップの共通参照符号構造221
を生成する。
【0038】このPSC用の共通参照符合構造221
は、N1チップから成るサブコード(+a)に対応する
マッチトフィルタを構成するために使用する。受信信号
200は、N1段のシフトレジスタ13に入力され、そ
のシフトレジスタ13の各段から取り出された信号と、
N1チップのレジスタ15に蓄積されたPSC用の共通
参照符号構造221とのN1段の乗算が乗算ブロック1
4で実行され、それらの乗算結果を加算器16により加
算することにより、受信信号200とPSC用の共通参
照信号構造221との相関結果210が得られる。この
ように共通相関器11aはサブコード(+a)のN1チ
ップのMFを構成している。
【0039】図5は、第1の実施形態におけるPSC用
相関ブロックを示すブロック図である。図5に示すPS
C用相関ブロック20aは、PSC用MF21aと、P
SC用REFコード発生器22aとからなる。PSC用
MF21aは、N段のシフトレジスタ23、m個の乗算
器から成る乗算ブロック24、そのPSC用の第1の差
異参照符号構造222を蓄積するmチップのレジスタ2
5、m個の加算演算を行う加算器26から構成されてい
る。REFコード発生器22aは、制御部70からの制
御信号212によりPSC用のmチップの第1の差異参
照符号構造222を生成する。このPSC用の第1の差
異参照信号構造222は、mチップから成る符号系列L
に対応する。
【0040】サブコード(+a)のmチップのMF出力
信号210は、N段のシフトレジスタ23に入力され、
そのシフトレジスタ23からN1段毎にm個のタップを
取り出した信号と、レジスタ25に蓄積されたN1チッ
プのPSC用の第1の差異参照符号構造222とのm段
の乗算が乗算ブロック24で実行され、それらの乗算結
果を加算器26で加算することによりPSCの相関結果
211が得られる。この相関出力のピークタイミングが
スロットタイミングである。このようにPSC用MF2
1aはmタップのMFを構成している。このmタップの
PSC用MF21と前記共通相関器11aによるN1チ
ップのサブコード用MFによりN段のPSC用MFを構
成できる。
【0041】次にロングコードグループの同定を行うた
めにSSCの相関について説明する。SSCの構造とし
ては、上記図3(B)で説明した符号構造と同様に、N
1を正の整数とした場合、N1チップから成るサブコー
ド(+b)とその反転サブコード(−b)を定義して、
これらのサブコードの何れかをmを正の整数とした場
合、m個選択して並べることによりNチップ長のコード
が生成できる。この場合、N,N1,mの関係は明らか
に上記式(1)となる。ここで、PSCのサブコードを
(±a)と表現したが、SSCのサブコードはPSCと
は異なるサブコード(±b)と表現する。SSCはPS
Cと同様に、N1チップから成るサブコード(±b)を
m個選択して並べて生成したNチップのコードは、サブ
コードの符号系列Cにより表現できる。例えば(+b)
(+b)(+b)(−b)(+b)‥…・(−b)の場
合、符号系列Cはm個の要素から成り、式(3)で表現
できる。 C=(1、1、1、−1、1、‥…・、−1) (3)
【0042】SSCは、このようにN1個の要素から成
るサブコード(+b)とm個の要素から成る符号系列C
から成り、その符号系列Cを可変することにより、複数
のロングコードグループコード(CS1,CS2,CS
3、・・・・)であるSSCが規定される。SSCはP
SCのタイミング、例えばスロットタイミング毎に可変
される場合があるため、全てのSSCに対する相関を高
速に実行する必要がある。
【0043】SSCの高速同定法について図1、図4、
及び図6を用いて説明する。制御部70からの制御信号
220によりSSC用のN1チップの共通参照符号構造
221を生成するREFコード発生器12aを介して、
そのSSC用の共通参照符号構造221を蓄積するN1
チップのレジスタ15にN1チップの共通参照符号構造
221を蓄積する。このN1チップの共通参照符号構造
はサブコード(+b)に対する参照符号構造であり、上
述したPSCと同様に共通相関器11aは動作する。P
SC同定は、前述したように実行されるため、SSCの
バーストタイミングすなわち、スロットタイミングは判
明する。このタイミングから受信信号200をNチップ
分、すなわち1シンボル分、シフトレジスタ13に入力
すれば、共通相関器11aの出力信号210には、SS
Cの符号系列Cに依存した相関出力がN1チップ毎にm
個存在する。
【0044】この相関出力210は、SSC用相関ブロ
ック30aに入力される。図6は、第1の実施形態にお
けるSSC用相関ブロックを示すブロック図である。S
SC用相関ブロック30aは、SSC用相関器31a
と、SSC用REFコード発生器32aとからなる。S
SC用相関器31aは、スイッチ37、N段のシフトレ
ジスタ33、m個の乗算器から成る乗算ブロック34、
そのSSC用の第2の差異参照符号構造223を蓄積す
るmチップのレジスタ35、m個の加算演算を行う加算
器36から構成されている。REFコード発生器32
は、制御部70からの制御信号230によりSSC用の
mチップの第2の差異参照符号構造223を生成する。
このSSC用の第2の差異参照信号構造223はmチッ
プから成る符号系列Cに対応する。
【0045】上記のように、決定されたスロットタイミ
ングからNチップ分、受信信号を入力するために、スイ
ッチ37をONする。このスイッチ37はNチップ分入
力された後に、OFFされることにより、受信を遮断す
る。Nチップ分、入力された時には、相関出力210
は、N段のシフトレジスタ33に1シンボル分入力さ
れ、そのシフトレジスタ33からN1段毎にm個のタッ
プを取り出した信号と、mチップのレジスタ35に蓄積
されたSSC用の第2の差異参照符号構造223とのm
段の乗算が乗算ブロック34で実行され、それらの乗算
結果を加算器36により加算することによりSSCの相
関結果212が得られる。その相関出力212は符号系
列Cで規定された一つのSSCに対する相関出力であ
る。全てのSSCに対する相関を検出するため、制御部
70からの制御信号230によりSSC用のmチップか
ら成る符号系列Cの第2の差異参照符号構造223を生
成するREFコード発生器32aを制御し、その参照符
号構造を蓄積するmチップのレジスタ35に順次設定す
ることにより、全てのSSCに対する相関を検出するこ
とができる。
【0046】スイッチ37は、ロングコードグループコ
ード(SC1,SC2,SC3・・・)を同定している
間において、入力信号210は遮断されているため、ス
イッチがONの時に入力されたNチップ分の状態がシフ
トレジスタ33に保持されている。従って、第2の差異
参照符号構造を蓄積するmチップのレジスタ35に設定
される参照符号が切り換えられる度に、符号系列Cで規
定された一つのSSCに対する相関出力が得られる。す
べてのSSCに対し上記の相関演算を行い、その相関出
力信号212は、制御部70に格納され、その相関出力
が最大となるSSC又はスロット毎にSSCが可変され
た場合には、その相関出力が最大となるSSCの組み合
せを求めることによりロングコードグループ同定が実行
される。
【0047】<第2の実施形態>図7、図8及び図9を
用いて、本発明の第2の実施形態を説明する。この第2
の実施形態は第1の実施形態におけるサブコードに対す
る相関と符号系列に対する相関の順序を入れ替えたもの
である。図5及び図6に示したN段のシフトレジスタ2
3、33は図4に示した共通相関器11aによるN1チ
ップの相関出力信号210が入力されるため、多ビット
で多段のシフトレジスタが必要とされる。サブコードの
チップ数N1が増大するにつれて、相関出力210の出
力振幅が増大するため、多くのビット数が必要になる。
多ビットで多段のシフトレジスタを実現する回路規模が
増大するため、第2の実施形態では上記のように、サブ
コードに対する相関と符号系列に対する相関の順序を入
れ替える。
【0048】図7は、第2の実施形態における共通相関
器ブロックを示すブロック図である。共通相関器ブロッ
ク10bは、共通相関器11bとREFコード発生器1
2bとから構成される。共通相関器11bは、スイッチ
47、N段のシフトレジスタ43、m個の乗算器から成
る乗算ブロック44、そのPSC用の共通参照符号構造
221を蓄積するmチップのレジスタ45、m個の加算
演算を行う加算器46から構成されている。REFコー
ド発生器12bは、制御部70からの制御信号220に
よりPSC用のmチップの共通参照符号構造を生成す
る。このPSC用の共通参照符合構造221は、mチッ
プから成る符号系列Lの相関を行うための符号である。
【0049】受信信号200は、スイッチ47をONす
ることにより、N段のシフトレジスタ43に入力され、
そのシフトレジスタ43からN1チップ毎に取り出した
信号と、mチップのレジスタ45に蓄積されたPSC用
の共通参照符号構造221とのm段の乗算が乗算ブロッ
ク44で実行され、それらの乗算結果を加算器46によ
り加算することにより、受信信号とPSC用の共通参照
信号構造221との相関結果210が得られる。このよ
うに共通相関器11bは符号系列LのmチップのMFを
構成している。
【0050】図8は、第2の実施形態におけるPSC用
相関器20bを示すブロック図である。PSC用相関器
20bは、PSC用MF21bとPSC用REFコード
発生器22bからなる。PSC用MF21bは、N1段
のシフトレジスタ53、N1個の乗算器から成る乗算ブ
ロック54、そのPSC用の第1の差異参照符号構造2
22を蓄積するN1チップのレジスタ55、N1個の加
算演算を行う加算器56から構成されている。REFコ
ード発生器22bは、制御部70からの制御信号212
によりPSC用のN1チップの第1の差異参照符号構造
222を生成する。このPSC用の第1の差異参照符号
構造222は、N1チップから成るサブコード(+a)
に対応する。
【0051】符号系列LのmチップのMF出力信号21
0は、N1段のシフトレジスタ53に入力され、そのシ
フトレジスタ53からN1個のタップを取り出した信号
と、N1チップのレジスタ55に蓄積されたPSC用の
第1の差異参照符号構造222とのN1段の乗算が乗算
ブロック54で実行され、それらの乗算結果を加算器5
6により加算することによりPSCの相関結果211が
得られる。この相関出力のピークタイミングがスロット
タイミングである。このようにPSC用MF21bは、
N1タップのサブコード用MFを構成している。このN
1タップのPSC用MF21bと前記共通相関器11b
によるmチップの符号系列MFにより、N段のPSC用
MFを構成できる。このように本発明におけるN段のシ
フトレジスタ43は、図7に示すように、相関前の受信
信号200が入力されるため、最小限のビット数でN段
シフトレジスタが構成できる。
【0052】次に、ロングコードグループの同定を行う
ために、SSCの相関について説明する。図7におい
て、制御部70からの制御信号220によりSSC用の
mチップの共通参照符号構造221を生成するREFコ
ード発生器12bを介して、そのSSC用の共通参照符
号構造221を蓄積するmチップのレジスタ45に、m
チップの共通参照符号構造221を蓄積する。このmチ
ップの共通参照符号構造221は符号系列Cに対する参
照符号であり、上述したPSCと同様に共通相関器11
bは動作する。上記のように、PSC同定が完了すれ
ば、スロットタイミングは判明する。スイッチ47をO
Nにすることにより、このタイミングから受信信号20
0をNチップ分シフトレジスタ43に入力すれば、共通
相関器11bの出力信号210には、SSCの符号系列
Cに依存した相関出力が存在している。
【0053】この相関出力210は、SSC用相関器ブ
ロック30に入力される。図9は、第2の実施形態にお
けるSSC用相関器ブロックを示すブロック図である。
SSC用相関器ブロック30bは、SSC用相関器31
bとREFコード発生器32bとからなる構成である。
図9におけるSSC用相関器31bは、乗算器64、制
御部70からの制御信号230によりSSC用のN1チ
ップの第2の差異参照符号構造223を生成するREF
コード発生器32b、そのSSC用の第2の差異参照符
号構造223を蓄積し、シフトするN1チップのシフト
レジスタ65、N1チップ分の積分を行う積分器66か
ら構成されている。このSSC用の第2の差異参照信号
構造223は、N1チップから成るサブコード(+b)
に対応しているため、SSC用相関器31bは入力信号
210とN1チップのサブコードとのSCを構成してい
る。
【0054】スロットタイミングからNチップ分すなわ
ち1シンボル分受信信号を入力するために、図7におけ
るスイッチ47をONする。このスイッチ47は、Nチ
ップ分入力された後に、OFFされることにより、受信
を遮断する。Nチップ分入力されると同時に、相関出力
信号210は、SSC用相関器31bに入力され、N1
チップのシフトレジスタ65に蓄積されたSSC用の第
2の参照符号構造223と乗算及びN1チップ積分が実
行されることにより、SSCの相関結果212が得られ
る。この相関出力212は、符号系列Cで規定された一
つのSSCに対する相関出力である。
【0055】全てのSSCに対する相関を検出するた
め、制御部70からの制御信号220により、SSC用
のmチップから成る符号系列Cの他の参照符号構造を生
成するREFコード発生器12bを制御し、そのSSC
用共通参照符号構造221を蓄積するmチップのレジス
タ45に設定し、入力が遮断されているシフトレジスタ
48の状態をN1段シフトする。シフトレジスタ43は
フィードバックライン48により状態は循環することに
なる。このように共通相関器11bとSSC相関器31
bを用い、シフトレジスタ48のN1段シフトとN1チ
ップのSSC相関器31bを同期して動作させることに
より、シフトレジスタ48がN1チップシフトする毎
に、Nチップから成る一つSCCに対する相関出力21
2がSSC相関器31bから得られる。
【0056】このように、符号系列Cの参照符号構造の
変更、受信信号入力が遮断されているシフトレジスタ4
8の状態のN1段シフト、を順次実行することにより、
全てのロングコードグループコード(SC1,SC2,
SC3・・・・)に対する相関が実行される。SSCは
1シンボル長でNチップから成るコードのため、1シン
ボル長の間にm種のSSC相関を検出できる。この相関
出力212は制御部70で平均化及び各SSCによる相
関値の比較が行われ、目的のSSCが決定される。
【0057】<第3の実施形態>本発明の第3の実施形
態を説明する。第2の実施形態において、SCC用相関
器31bは図9のようにSCで実現したが、図8に示す
PSC用MF21bをSSCに対しても共通に利用でき
る。すなわち、制御部70からの制御信号212により
SSC用のN1チップの差異参照符号を生成するため
に、REFコード発生器22bを制御することで実現で
きる。一般にPSCの相関とSSCの相関は同時に実行
することはないので、共通に利用する事により回路規模
の削減が可能となる。
【0058】本発明では、PSCに関する相関ピーク値
により有効な受信信号の有無、スロットタイミングの判
定、SSC同定及びロングコード同定等のプロセスが作
動するため、相関ピーク値の測定には高精度が要求され
る。高精度な相関ピーク測定のためには、十分な平均化
処理を行い、また、閾値を設ける事により有効信号の有
無の判定を行えば、誤って上記複雑なプロセスが開始さ
れることが防止できる。
【0059】図2に示した共通制御用チャネル96は、
報知情報等の制御信号シンボルを伝送する部分92と無
信号部であるマスクシンボル部101から構成されてお
り、また、CDMAセルラーシステムでは、共通パイロ
ットシンボルのみを送信する共通パイロットチャネルが
ある。これらのチャネルは上述したように同一基地局で
は、ロングコードは共通であるが、既知の異なるショー
トコードで区別されている。上記した発明では、ロング
コード同定は共通制御チャネル96または共通パイロッ
トチャネル97の何れかを利用して実行する。
【0060】ロングコードの同定をロングコードタイミ
ングが同期している共通制御チャネル96と共通パイロ
ットチャネル97の両チャネルを利用し、合成すること
によりロングコード同定の精度が向上する。ロングコー
ド同定のための逆拡散は、図9の積分器66においてシ
ョートコード周期であるシンボル単位で積分することに
より、共通制御チャネル96と共通パイロットチャネル
97で異なるショートコードの効果及び異なるシンボル
情報の効果を排除できる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明によれ
ば、ロングコードサーチを復調部で実行することによ
り、Rake合成機能が実行され、また、Rake合成
後のロングコード信号レベルの測定が制御部で実行でき
るため、高機能なロングコードサーチが実現できる。さ
らに、復調部に必要とされるフィンガー数は、Rake
合成すべきパス数、受信すべき制御用チャネル及び情報
チャネル数に依存するため、高機能受信機では非常に多
くのフィンガー数となるが、常時全てのフィンガーが動
作するにはほとんど無いので、ロングコードサーチを復
調部で行うことにより、制御用シンボル及び情報シンボ
ル復調と共用できるため、回路規模の増大を回避でき
る。
【0062】第2及び第3の発明によれば、サブコード
構造に対する相関器が、サブコードの特質を利用したM
F又はSCで実現できるため、簡易な構成で相関器の機
能を実現できるため、低消費電力化が可能となる。
【0063】第4の発明によれば、ショートコード相関
器ブロックを1つで第1及び第2のショートコードの相
関を検出するので、回路規模の削減が可能となる。
【0064】第5の発明によれば、第1のショートコー
ドに対する相関値による複数シンボル分の平均化を行
い、その相関値のピークがあらかじめ規定された閾値以
上の場合に、ロングコードグループ同定を行うので、高
精度な相関ピーク測定を行うことができ、有効信号の有
無の判定を正確に行うことができ、誤って上記複雑なプ
ロセスが開始されることが防止できる。
【0065】第6の発明によれば、ロングコードの同定
をロングコードタイミングが同期している共通制御チャ
ネルと共通パイロットチャネルの両チャネルを利用し、
合成するので、ロングコード同定の精度が向上する。
【0066】第7及び第8の発明によれば、サブコード
の符号長毎にタップしたシフトレジスタを備えているの
で、シフトレジスタの状態のシフトを順次実行すること
により、全てのロングコードグループコードに対する相
関が実行される。
【0067】第9の発明によれば、第2のショートコー
ドのサブコードに対するスライディング相関器の積分時
間は、ショートコード周期長と同一かそれ以下であるの
で、相関値を同相で加算できるため、ロングコード同定
精度が向上する。〜。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の直接拡散方式を利用したCDMAシス
テムの受信部のブロック図を示している。
【図2】基地局から送信されるCDMA信号の構成を示
す説明図である。
【図3】シンボル長の拡散符号長を持っているショート
コードの構成を示す説明図である。
【図4】第1の実施の形態における共通相関器ブロック
を示すブロック図である。
【図5】第1の実施形態におけるPSC用相関ブロック
を示すブロック図である。
【図6】第1の実施形態におけるSSC用相関ブロック
を示すブロック図である。
【図7】第2の実施形態における共通相関器ブロックを
示すブロック図である。
【図8】第2の実施形態におけるPSC用相関器を示す
ブロック図である。
【図9】第2の実施形態におけるSSC用相関器ブロッ
クを示すブロック図である。
【図10】従来のある一つの基地局の制御チャネル構成
を示している説明図である。
【図11】従来のコードに対するセルサーチ法を実行す
るCDMA受信装置のブロック図である。
【図12】従来の3段階セルサーチ法における制御チャ
ネルの拡散符号の構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1 サーチャー部 10 共通相関器ブロック 11 共通相関器 12,22,32 REFコード発生器 13,23,33,43 シフトレジスタ 14,24,34,44 乗算ブロック 15,25,35,45 レジスタ 16,26,36,46 加算器 20 PSC用相関ブロック 21 PSC用MF 30 SSC用相関ブロック 31 SSC用相関器 37,47 スイッチ 40パスサーチ部 50 DLL部 60 Rake合成部 70 制御部 80 同期/復調部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 7/28 H04Q 7/04 J Fターム(参考) 5K022 EE02 EE13 EE33 EE36 5K047 AA02 BB01 GG34 HH15 HH42 JJ06 MM12 MM27 5K059 CC03 DD35 EE02 5K067 AA14 AA42 CC10 DD25 EE02 EE10 GG11 HH21

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直接拡散CDMA方式を利用したセルラ
    ーシステムにおけるCDMA送信信号は、拡散符号に対
    する初期同期を行うためのセルサーチ用制御チャネル
    と、共通制御シンボルを含む共通制御用チャネルと、共
    通パイロットシンボルを含む共通パイロットチャネル
    と、情報シンボルを含む情報チャネルとを備え、 前記セルサーチ用制御チャネルは、各基地局で共通な拡
    散符号であり、シンボル長の符号長を持ち、規定された
    タイミングでバースト的で周期的な第1のショートコー
    ドと、シンボル周期よりも長い繰返し周期を持ち、基地
    局毎に異なるロングコードと、基地局毎に異なる複数の
    ロングコードを複数のロングコードグループにグループ
    化することにより割当てたロングコードグループ用拡散
    符号であり、シンボル長の符号長を持ち、前記第1のシ
    ョートコードと同一の規定されたタイミングでバースト
    的で、周期的な第2のショートコードとを有し、 前記共通制御用チャネル、共通パイロットチャネル及び
    情報チャネルが、それぞれ規定されたチャネル用ショー
    トコードと前記ロングコードで2重に拡散されており、 前記CDMA送信信号に基づいてセルサーチを行うCD
    MA受信装置において、 前記ロングコードを同定するための前記CDMA送信信
    号との相関出力を得るサーチャー部と、 前記CDMA送信信号に基づいて、基地局からの伝搬路
    のマルチパス成分を識別してRAKE合成するための有
    効パスを規定するパスサーチ部と、 共通制御用シンボル及び情報シンボルの逆拡散、同期、
    復調、Rake合成を行う復調部と、 各部の制御を行う制御部とを備え、 前記サーチャー部は、 前記第1のショートコードと前記第2のショートコード
    の共通符号構造部を有する共通参照符号構造と、前記C
    DMA送信信号との相関を検出する共通相関器ブロック
    と、 前記第2のショートコードに対する前記第1のショート
    コードの差異符号構造部を有する第1の差異参照符号構
    造と、前記共通相関器ブロックからの相関出力との相関
    を検出する第1のショートコード用相関器ブロックと、 前記第1のショートコードに対する前記第2のショート
    コードの差異符号構造部を有する第2の差異参照符号構
    造と、前記共通相関器ブロックからの相関出力との相関
    を検出する第2のショートコード用相関ブロックと、を
    備え、 前記制御部は、前記第2のショートコード用相関ブロッ
    クからの相関出力に基づいて、ロングコードグループ同
    定を行い前記復調部は、前記ロングコードグループ同定
    に基づいてロングコード同定を行うことを特徴とするC
    DMA受信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のCDMA受信装置におい
    て、 前記共通相関器ブロックは、第1のショートコードと第
    2のショートコードのサブコードに対するマッチトフィ
    ルタを備え、 前記第1のショートコード用相関器ブロックは、前記第
    1のショートコードのサブコードの符号系列に対するマ
    ッチトフィルタを備え、 前記第2のショートコード用相関器ブロックは、前記第
    2のショートコードのサブコードの符号系列に対するマ
    ッチトフィルタを備え、 前記制御部は、第1のショートコードの同期タイミング
    から1シンボル長だけ受信信号が入力された時点で、入
    力を遮断する機構を有し、その遮断された期間におい
    て、前記第2のショートコードのサブコードの符号系列
    を可変することによりロングコードグループ同定を行う
    ことを特徴とするCDMA受信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のCDMA受信装置におい
    て、 前記共通相関器ブロックは、第1のショートコードと第
    2のショートコードの符号系列に対するマッチトフィル
    タを備え、前記ショートコードの符号長のシフトレジス
    タを保有する前記マッチトフィルタは、そのシフトレジ
    スタへの入力を遮断する機構と、その遮断した場合にシ
    フトレジスタの状態を循環するフィードバックラインが
    設けられており、 前記第1のショートコード用相関器ブロックは、前記第
    1のショートコードのサブコードに対するマッチトフィ
    ルタを備え、 前記第2のショートコード用相関器ブロックは、前記第
    2のショートコードのサブコードに対するスライディン
    グ相関器を備え、 前記制御部は、第1のショートコードの同期タイミング
    から1シンボル長だけ受信信号が入力された時点で、入
    力を遮断し、その遮断された期間において、前記第2の
    ショートコードの符号系列を、前記第2のサブコートの
    チップ数だけ前記共通相関器のシフトレジスタを循環シ
    フトする毎に、可変することによりロングコードグルー
    プ同定を行うことを特徴とするCDMA受信装置。
  4. 【請求項4】 直接拡散CDMA方式を利用したセル
    ラーシステムにおけるCDMA送信信号は、拡散符号に
    対する初期同期を行うためのセルサーチ用制御チャネル
    と、共通制御シンボルを含む共通制御用チャネルと、共
    通パイロットシンボルを含む共通パイロットチャネル
    と、情報シンボルを含む情報チャネルとを備え、 前記セルサーチ用制御チャネルは、各基地局で共通な拡
    散符号であり、シンボル長の符号長を持ち、規定された
    タイミングでバースト的で周期的な第1のショートコー
    ドと、シンボル周期よりも長い繰返し周期を持ち、基地
    局毎に異なるロングコードと、基地局毎に異なる複数の
    ロングコードを複数のロングコードグループにグループ
    化することにより割り当てたロングコードグループ用拡
    散符号であり、シンボル長の符号長を持ち、前記第1の
    ショートコードと同一の規定されたタイミングでバース
    ト的で、周期的な第2のショートコードとを有し、 前記共通制御用チャネル、共通パイロットチャネル及び
    情報チャネルが、それぞれ規定されたチャネル用ショー
    トコードと前記ロングコードで2重に拡散されており、 前記CDMA送信信号に基づいてセルサーチを行うCD
    MA受信装置において、 前記ロングコードを同定するための前記CDMA送信信
    号との相関信号を得るサーチャー部と、 前記CDMA送信信号に基づいて、基地局からの伝搬路
    のマルチパス成分を識別してRAKE合成するための有
    効パスを規定するパスサーチ部と、 共通制御用シンボル及び情報シンボルの逆拡散、同期、
    復調、Rake合成を行う復調部と、 各部の制御を行う制御部とを備え、 前記サーチャー部は、 前記第1のショートコードと前記第2のショートコード
    の共通符号構造部を有する共通参照符号構造と、前記C
    DMA送信信号との相関を検出する共通相関器ブロック
    と、 前記第1のショートコードと前記第2のショートコード
    のそれぞれの差異符号構造部を有する差異参照符号構造
    と、前記共通相関器ブロックの相関出力との相関を検出
    するショートコード用相関器ブロックと、を備え、 前記制御部は、前記第1あるいは第2のショートコード
    の差異符合構造に切り換えて相関をショートコード用相
    関器ブロックに検出させるとともに、前記第2のショー
    トコード用相関ブロックの相関に基いて、ロングコード
    グループ同定を行い、前記復調部は、ロングコードグル
    ープ同定に基いてロングコード同定を行うことを特徴と
    する。
  5. 【請求項5】 請求項2から4のいずれかに記載のCD
    MA受信装置において、 前記制御部は、第1のショートコードに対する相関値に
    よる複数シンボル分の平均化を行い、その相関値のピー
    クがあらかじめ規定された閾値以上の場合に、ロングコ
    ードグループ同定を行うことを特徴とするCDMA受信
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項2から4のいずれかに記載のCD
    MA受信装置において、 前記復号部は、前記通制御用チャネルと前記共通パイロ
    ットチャネルをシンボル単位で逆拡散し、それら逆拡散
    信号を合成することによりロングコード同定を行うこと
    を特徴とするCDMA受信装置。
  7. 【請求項7】 請求項2記載のCDMA受信装置におい
    て、 第1のショートコードのサブコードの符号系列に対する
    マッチトフィルタは、前記サブコードの符号長毎にタッ
    プしたシフトレジスタから構成されていることを特徴と
    するCDMA受信装置。
  8. 【請求項8】 請求項3記載のCDMA受信装置におい
    て、 第1のショートコード及び第2のショートコードの符号
    系列に対するマッチトフィルタは、サブコードの符号長
    毎にタップしたシフトレジスタを備えることを特徴とす
    るCDMA受信装置。
  9. 【請求項9】 請求項3記載のCDMA受信装置におい
    て、 第2のショートコードのサブコードに対するスライディ
    ング相関器の積分時間は、ショートコードの周期長と同
    一かそれ以下であることを特徴とするCDMA受信装
    置。
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