JP2003318659A - 高周波電力増幅器および半導体集積回路装置 - Google Patents

高周波電力増幅器および半導体集積回路装置

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JP2003318659A
JP2003318659A JP2002124526A JP2002124526A JP2003318659A JP 2003318659 A JP2003318659 A JP 2003318659A JP 2002124526 A JP2002124526 A JP 2002124526A JP 2002124526 A JP2002124526 A JP 2002124526A JP 2003318659 A JP2003318659 A JP 2003318659A
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JP
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frequency power
resistor
high frequency
power amplifier
transistors
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Masami Onishi
正己 大西
Hitoshi Akamine
均 赤嶺
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 HBTなどを用いて増幅する際に発生する自
己バイアス現象による電力利得の増加を抑制し、効率よ
く高周波増幅を行う。 【解決手段】 マルチフィンガトランジスタを用いた電
力増幅モジュールにおいて、高周波電力増幅部には、自
己バイアス抑制回路BCが設けられている。自己バイア
ス抑制回路BCは、N個の抵抗Rc1〜RcXが並列接
続された構成からなり、ベース抵抗である抵抗Rb1〜
RbNに共通接続されている。これら抵抗Rc1〜Rc
Xによって高周波信号の増幅時に、出力信号RFout
の電力が増加するのに伴ってベース電流が増加する自己
バイアス現象を抑制することができ、高線形性の増幅器
を実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波電力増幅器
および半導体集積回路装置に関し、特に、高周波信号の
高出力増幅技術に適用して有効な技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、移動体通信の1つとして、携帯電
話が広く普及しており、その機能に対しても多様性が求
められている。たとえば、携帯電話に用いられる高周波
電力増幅モジュールに対しては、通信時間の伸張や画像
情報のやり取りなど、短時間により多くの情報を送信す
るために高効率、高線形性などが要求される。
【0003】そのため、高周波電力増幅モジュールに使
用される電力増幅器に対して求められる仕様も厳しいも
のになっており、電力利得の出力依存性についても減少
させ、かつ動作電流を低減させる必要がある。
【0004】この高効率、高線形性の特性を得るため
に、複数のGaAs HBT(Heterojunct
ion Bipolar Transistor)を並
列接続した、いわゆるマルチフィンガ構成の電力増幅器
が用いられた高周波電力増幅モジュールが多く使用され
ている。
【0005】本発明者が検討したところによれば、Ga
As HBTを用いた高周波電力増幅モジュールでは、
単位フィンガあたりのデバイスのばらつきや温度特性の
変換などにより、各フィンガ間から出力される増幅信号
の増減などが生じてしまい、ループ発振、および熱暴走
などの発生を防止するために各々のHBTのベース側に
抵抗素子が設けられている。
【0006】また、抵抗素子は、たとえば、高周波電力
増幅モジュールの入力端子とHBTのベースとの間、お
よび該高周波電力増幅モジュールの制御端子と該HBT
のベースとの間にそれぞれ接続された構成となってい
る。
【0007】なお、この種の高周波電力増幅モジュール
について詳しく述べてある例としては、特開2001−
196865号公報があり、この文献には、トランジス
タを複数個接続した高周波電力増幅器における発振、熱
暴走の防止技術について記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な高周波電力増幅モジュールにおける利得変化の低減技
術では、次のような問題点があることが本発明者により
見い出された。
【0009】すなわち、GaAs HBTを用いた高周
波電力増幅モジュールにおいては、出力電力の増加にと
もなってベース電流が増加してしまう自己バイアス現象
が発生し、電力利得が出力電圧とともに増加してしまう
という問題がある。
【0010】また、自己バイアス現象による利得変化を
低減するには、たとえば、HBTのベース側に約5Ω程
度以上の抵抗を設ける必要があるが、このような大きな
抵抗値の抵抗を接続した場合、各々のフィンガ間におけ
る安定性が保たれなくなり、発振などの現象を引き起こ
してしまい、電力利得の低下につながる恐れがある。
【0011】本発明の目的は、HBTなどを用いて高周
波信号を増幅する際に発生する自己バイアス現象による
電力利得の増加を抑制し、効率よく高周波増幅を行うこ
とのできる高周波電力増幅器および半導体集積回路装置
を提供することにある。
【0012】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。 1.高周波電力増幅器であって、ベース端子に入力され
る制御信号に基づいて電流増幅を行うトランジスタが複
数並列に接続され、該複数のトランジスタのベース端子
毎にベース抵抗の一方の接続部がそれぞれ接続された高
出力増幅器と、ベース抵抗の他方の接続部に共通接続さ
れたバイアス電流抑制抵抗とを備えたものである。
【0014】また、本願のその他の発明の概要を簡単に
示す。 2.前記第1項において、前記バイアス電流抑制抵抗が
2つ以上の抵抗が並列接続された構成からなるものであ
る。 3.前記第2項において、前記バイアス電流抑制抵抗の
合成抵抗値が、10Ω程度から1kΩ程度の間よりなる
ものである。 4.前記第1項〜第3項のいずれかにおいて、前記高出
力増幅器が2つ以上直列接続された構成よりなるもので
ある。 5.ベース端子に入力される制御信号に基づいて電流増
幅を行うトランジスタが複数並列に接続され、前記複数
のトランジスタのベース端子毎にベース抵抗の一方の接
続部がそれぞれ接続された構成からなる高出力増幅器
と、前記ベース抵抗の他方の接続部に共通接続されたバ
イアス電流抑制抵抗とを設けた高周波電力増幅器を備え
た半導体集積回路装置である。 6.前記第5項において、前記バイアス電流抑制抵抗が
2つ以上の抵抗が並列接続された構成よりなるものであ
る。 7.前記第6項において、前記バイアス電流抑制抵抗の
合成抵抗値が、10Ω程度から1kΩ程度の間よりなる
ものである。 8.前記第5項〜第7項のいずれかにおいて、前記高出
力増幅器が2つ以上直列接続された構成よりなるもので
ある。 9.前記第5項〜第8項のいずれかにおいて、前記バイ
アス電流抑制抵抗は、半導体チップの配線層以外の層に
形成されたものである。 10.互いに並列に接続され、そのベース端子に入力さ
れる信号を増幅する複数のトランジスタと、それら複数
のトランジスタのベース端子毎に、その一端が接続され
た複数の第1抵抗素子とを有する出力増幅器と、それら
複数の第1抵抗素子の他端に共通接続された第2抵抗素
子とを備え、複数のトランジスタのそれぞれは、第2抵
抗素子、および第1抵抗素子を介してバイアスされるも
のである。 11.前記第10項において、前記第2抵抗素子は、互
いに並列接続された複数の抵抗素子を有するものであ
る。 12.前記第11項において、前記第2抵抗素子の合成
抵抗値は、10Ωから1kΩの間よりなるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明の一実施の形態による移動
体通信機器の概略を示すブロック図、図2は、図1の移
動体通信機器に設けられた電力増幅モジュールのブロッ
ク図、図3は、図2の電力増幅モジュールに設けられた
初段増幅器の構成を示すブロック図、図4は、図3の電
力増幅モジュールに設けられた高周波電力増幅部の回路
図、図5は、図4の自己バイアス抑制回路に設けられた
抵抗の断面図、図6は、図4の高周波増幅部における半
導体チップのレイアウト図である。
【0017】本実施の形態において、携帯電話などの移
動体通信機器1は、図1に示すように、アンテナ2、分
波器3、低雑音増幅器4、および電力増幅モジュール5
などから構成されている。
【0018】アンテナ2は、通信電波の授受を行う。こ
のアンテナ2には分波器3が接続されており、該分波器
3には、低雑音増幅器4、ならびに電力増幅モジュール
5がそれぞれ接続されている。
【0019】分波器3は、アンテナ2から送受信される
送信側信号と受信側信号とを分派するフィルタである。
低雑音増幅器4は受信信号の増幅を行い、電力増幅モジ
ュール5は送信信号の増幅を行う。
【0020】アンテナ2で受信された受信信号は、分波
器3を介して低雑音増幅器4によって増幅され、その
後、後段の周波数変換回路などに出力される。また、変
調された送信信号は、電力増幅モジュール5によって基
地局まで到達可能な電力まで増幅された後、分波器2を
通りアンテナ2から送信される。
【0021】さらに、電力増幅モジュール5の構成につ
いて説明する。
【0022】電力増幅モジュール5は、図2に示すよう
に、高周波増幅部(半導体集積回路装置)6、およびバ
イアスコントロール回路7から構成されている。高周波
増幅部6は、初段増幅器(高出力増幅器)8と後段増幅
器(高出力増幅器)9とが直列接続された構成からな
る。
【0023】初段増幅器8の入力部は高周波増幅部6の
信号入力部となり、後段増幅器9の出力部は高周波増幅
部6の信号出力部となる。初段増幅器8は分波器3を介
して入力された入力信号を増幅し、後段増幅器9は、該
初段増幅器8から出力された信号を増幅する。
【0024】バイアスコントロール回路7は、高周波増
幅部6が温度などによって電力増幅率や出力電力などが
変化した際のバイアス補正制御を行う。
【0025】また、電力増幅モジュール5の初段増幅器
8は、図3に示すように、入力整合回路INS、高周波
電力増幅部(高周波電力増幅器)HF、チョークコイル
CC、および出力整合回路OTSから構成されている。
【0026】入力整合回路INSは、高周波の入力信号
RFinのインピーダンス整合をとる。高周波電力増幅
部HFは、入力信号RFinを増幅して出力する。チョ
ークコイルCCは、高周波電力増幅部HFが増幅した高
周波信号の漏れを抑止する。
【0027】出力整合回路OTSは、高周波電力増幅部
HFが増幅した信号のインピーダンス整合を行い、出力
信号RFoutとして出力する。
【0028】入力整合回路INSを介して入力された入
力信号RFinは、高周波電力増幅部HFによって増幅
され、出力整合回路OTSを介して出力信号RFout
として出力される。
【0029】さらに、高周波電力増幅部HFは、図4に
示すように、電力増幅部AP、および自己バイアス抑制
回路BCから構成されている。電力増幅部APは、トラ
ンジスタHBT1〜HBTN、抵抗Ra1〜RaN,R
b1〜RbN、ならびに接合容量であるコンデンサCa
1〜CaNから構成されている。
【0030】トランジスタHBT1〜HBTNは、ヘテ
ロ接合バイポーラトランジスタによって構成されてい
る。抵抗Ra1〜RaNはバラスト抵抗であり、抵抗R
b1〜RbNは電圧降下発生用抵抗である。
【0031】これら抵抗Rb1〜RbNは、温度上昇な
どによってトランジスタHBT1〜HBTnに流れる電
流が増大した際に電圧降下を起こさせることにより、該
トランジスタHBT1〜HBTnの熱暴走を抑制する。
【0032】トランジスタHBT1〜HBTNにおい
て、コレクタは共通にそれぞれ接続されており、これら
共通接続されたコレクタには、チョークコイルCCの一
方の接続部、および出力整合回路OTSの入力部がそれ
ぞれ接続されている。チョークコイルCCの他方の接続
部には、直流バイアスとしてコレクタバイアスCBが供
給されている。
【0033】トランジスタHBT1〜HBTNのエミッ
タも共通接続されて基準電位(グランド電位VSS)に
接続されている。このように、トランジスタHBT1〜
HBTNは、並列接続された、いわゆるマルチフィンガ
トランジスタからなり、高出力増幅器を構成している。
【0034】トランジスタHBT1〜HBTNのベース
(ベース端子)には、抵抗Ra1〜RaNの一方の接続
部がそれぞれ接続されており、抵抗Ra1〜RaNの他
方の接続部には、抵抗Rb1〜RbNの一方の接続部、
およびコンデンサCa1〜CaNの一方の接続部がそれ
ぞれ接続されている。
【0035】そして、コンデンサCa1〜CaNの他方
の接続部には、電力増幅モジュール5から入力された入
力信号RFinがそれぞれ入力されるように接続されて
いる。
【0036】ここでは、初段増幅器8の回路構成につい
て説明したが、後段増幅器9における回路構成も該初段
増幅器8と同じであり、異なる点は増幅率の違いによる
フィンガ数の増減である。
【0037】さらに、自己バイアス抑制回路BCは、N
個の抵抗(バイアス電流抑制抵抗)Rc1〜RcXが並
列接続された構成からなる。これら抵抗Rc1〜RcX
も電圧降下発生用の抵抗である。抵抗Rb1〜RbNの
他方の接続部には、共通接続された抵抗Rc1〜RcX
の一方の接続部がそれぞれ接続されている。
【0038】共通接続された抵抗Rc1〜RcXの他方
の接続部にはバイアスコントロール回路7から出力され
るバイアスコントロール信号(制御信号)BSが入力さ
れるように接続されている。よって、抵抗Rc1〜Rc
Xは、トランジスタHBT1〜HBTNのベースに共通
して接続された構成となる。また、バイアスコントロー
ル信号BSは、バイアス信号、またはバイアス電圧であ
る。
【0039】次に、本実施の形態による高周波電力増幅
部HFに設けられた自己バイアス抑制回路BCの作用に
ついて説明する。
【0040】入力整合回路INSを介して入力された入
力信号RFinは、高周波電力増幅部HFにおける各フ
ィンガのトランジスタHBT1〜HBTnによって増幅
された高出力信号となり、出力整合回路OTSを介して
出力信号RFoutとして出力される。
【0041】また、トランジスタHBT1〜HBTnの
ベースには、直流バイアスとしてベースバイアスBCが
抵抗Rc,抵抗Rb,抵抗Raを介してそれぞれ供給さ
れている。トランジスタHBT1〜HBTnのコレクタ
には、チョークコイルCCを介してコレクタバイアスC
Bがそれぞれ供給されている。
【0042】このマルチフィンガトランジスタにおける
高周波信号の増幅では、出力信号RFoutの電力が増
加するに伴ってベース電流が増加する自己バイアス現象
が発生するが、該ベース電流は、自己バイアス抑制回路
BCの抵抗Rc1〜RcXによって抑制される。これに
より、高線形性の増幅器を実現することができる。
【0043】また、自己バイアス抑制回路BCにおける
抵抗Rc1〜RcXの合成抵抗値は、レーザなどによっ
て任意の抵抗を切断することにより、たとえば、約5Ω
程度〜1KΩ程度にまで可変できることが望ましい。
【0044】自己バイアス抑制回路BCの合成抵抗値
は、トランジスタHBT1〜HBTnの電流増幅率hf
eに見合った最適な抵抗値に設定するものとする。
【0045】さらに、図5は、半導体チップCHに形成
された抵抗Rc1(〜RcX)の断面図である。図示す
るように、抵抗Rc1(〜RcX)は、最上層に形成さ
れた配線層よりも下層の抵抗層に形成されており、抵抗
Rc1(〜RcX)は、スルーホールTHを介して配線
層HLに形成された配線HPに接続されている。抵抗R
c1(〜RcX)は、たとえば、半導体抵抗、または金
属薄膜抵抗などを用いて構成する。
【0046】また、図6は、半導体チップCHに形成さ
れた高周波増幅部6におけるレイアウト図である。
【0047】図6において、右側には初段増幅器8がレ
イアウトされており、左側には後段増幅器9がレイアウ
トされている。
【0048】図の右側中央部近傍には、初段増幅器8の
トランジスタHBT1〜HBTn、および抵抗Ra1〜
RaN,Rb1〜RbNがレイアウトされており、その
下方には抵抗Rc1〜RcXがレイアウトされている。
【0049】さらに、図の左側の上方から下方にかけて
は、後段幅器9のトランジスタHBT1〜HBTn、な
らびに抵抗Ra1〜RaN,Rb1〜RbNがレイアウ
トされている。後段増幅器9の抵抗Rc1〜RcXは、
初段増幅器8の抵抗Rc1〜RcXの下方にレイアウト
されている。
【0050】それにより、本実施の形態においては、抵
抗Rc1〜RcXが、トランジスタHBT1〜HBTn
の自己バイアス現象を抑制するので、電力増幅モジュー
ル5の電力利得の線形性を向上させることができる。
【0051】また、抵抗Rc1〜RcXを並列接続する
ことにより、初段増幅器8,および後段増幅器9の特性
ばらつきを高精度に補正することができる。
【0052】さらに、本実施の形態では、電力増幅部A
Pにおいて、各々のトランジスタHBT1〜HBTnに
ベース抵抗として抵抗Ra1〜RaN,Rb1〜RbN
をそれぞれ接続した構成としたが、図7に示すように、
ベース抵抗は、抵抗Ra1〜RaNを設けずに抵抗Rb
1〜RbNだけを接続する構成としてもよい。これによ
り、半導体チップのレイアウト面積を縮小することがで
き、かつ製造コストを小さくすることができる。
【0053】さらに、電力増幅部APは、図8示すよう
に、個々の抵抗Ra1〜RaNにコンデンサCb1〜C
bNを並列接続した構成としてもよい。
【0054】この場合、抵抗Ra1〜RaNに並列接続
したコンデンサCb1〜CbNは、高周波成分信号を通
すバイパス用の静電容量となる。これにより、抵抗Ra
1〜CaNの抵抗値、およびコンデンサCa1〜CaN
の静電容量値を小さくすることができるので、半導体チ
ップのレイアウト面積を縮小することができるとともに
製造コストの削減を実現することができる。
【0055】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでも
ない。
【0056】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでも
ない。
【0057】また、前記実施の形態において、自己バイ
アス抑制回路は複数の抵抗を並列接続した構成とした
が、この自己バイアス抑制回路は、たとえば、1つの抵
抗により構成するようにしてもよい。
【0058】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0059】(1)バイアス電流抑制抵抗を設けること
により、出力電力の増加に伴うトランジスタのベース電
流の増加を抑制することができる。
【0060】(2)また、上記(1)により、高周波電
力増幅器における電力利得の線形性を大幅に向上させる
ことができる。
【0061】(3)さらに、バイアス電流抑制抵抗を複
数の抵抗を並列接続した構成とすることにより、高周波
電力増幅器毎の特性ばらつきを高精度に補正することが
可能となり、製造歩留を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による移動体通信機器の
概略を示すブロック図である。
【図2】図1の移動体通信機器に設けられた電力増幅モ
ジュールのブロック図である。
【図3】図2の電力増幅モジュールに設けられた初段増
幅器の構成を示すブロック図である。
【図4】図3の電力増幅モジュールに設けられた高周波
電力増幅部の回路図である。
【図5】図4の自己バイアス抑制回路に設けられた抵抗
の断面図である。
【図6】図4の高周波増幅部における半導体チップのレ
イアウト図である。
【図7】本発明の他の実施の形態による高周波電力増幅
部の一例を示す回路図である。
【図8】本発明の他の実施の形態による高周波電力増幅
部の他の例を示す回路図である。
【符号の説明】
1 移動体通信機器 2 アンテナ 3 分波器 4 低雑音増幅器 5 電力増幅モジュール 6 高周波増幅部(半導体集積回路装置) 7 バイアスコントロール回路 8 初段増幅器(高出力増幅器) 9 後段増幅器(高出力増幅器) INS 入力整合回路 HF 高周波電力増幅部(高周波電力増幅器) CC チョークコイル OTS 出力整合回路 AP 電力増幅部 BC 自己バイアス抑制回路 HBT1〜HBTN トランジスタ Ra1〜RaN,Rb1〜RbN 抵抗 Ca1〜CaN コンデンサ Rc1〜RcX 抵抗(バイアス電流抑制抵抗) CH 半導体チップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J092 AA01 AA21 AA41 CA21 CA36 CA87 FA10 FA15 HA06 HA25 HA29 HA32 HA33 KA12 KA29 KA68 MA19 QA04 SA14 TA01 5J500 AA01 AA21 AA41 AC21 AC36 AC87 AF10 AF15 AH06 AH25 AH29 AH32 AH33 AK12 AK29 AK68 AM19 AQ04 AS14 AT01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース端子に入力される制御信号に基づ
    いて電流増幅を行うトランジスタが複数並列に接続さ
    れ、前記複数のトランジスタのベース端子毎にベース抵
    抗の一方の接続部がそれぞれ接続された構成からなる高
    出力増幅器と、 前記ベース抵抗の他方の接続部に共通接続されたバイア
    ス電流抑制抵抗とを備え、 前記制御信号が、前記バイアス電流抑制抵抗、および前
    記ベース抵抗を介して前記複数のトランジスタのベース
    端子に入力されることを特徴とする高周波電力増幅器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の高周波電力増幅器におい
    て、前記バイアス電流抑制抵抗が2つ以上の抵抗が並列
    接続された構成からなることを特徴とする高周波電力増
    幅器。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の高周波電力増幅器におい
    て、前記バイアス電流抑制抵抗の合成抵抗値が、10Ω
    程度から1kΩ程度の間であることを特徴とする高周波
    電力増幅器。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の高
    周波電力増幅器において、前記バイアス電流抑制抵抗を
    設けた前記高出力増幅器が2つ以上直列接続された構成
    からなることを特徴とする高周波電力増幅器。
  5. 【請求項5】 ベース端子に入力される制御信号に基づ
    いて電流増幅を行うトランジスタが複数並列に接続さ
    れ、前記複数のトランジスタのベース端子毎にベース抵
    抗の一方の接続部がそれぞれ接続された構成からなる高
    出力増幅器と、前記ベース抵抗の他方の接続部に共通接
    続されたバイアス電流抑制抵抗とを設けた高周波電力増
    幅器を備えたことを特徴とする半導体集積回路装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の半導体集積回路装置にお
    いて、前記バイアス電流抑制抵抗が2つ以上の抵抗が並
    列接続された構成からなることを特徴とする半導体集積
    回路装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の半導体集積回路装置にお
    いて、前記バイアス電流抑制抵抗の合成抵抗値が、10
    Ω程度から1kΩ程度の間であることを特徴とする半導
    体集積回路装置。
  8. 【請求項8】 請求項5〜7のいずれか1項に記載の半
    導体集積回路装置において、前記バイアス電流抑制抵抗
    を設けた前記高出力増幅器が2つ以上直列接続された構
    成からなることを特徴とする半導体集積回路装置。
  9. 【請求項9】 請求項5〜8のいずれか1項に記載の半
    導体集積回路装置において、前記バイアス電流抑制抵抗
    が、半導体チップの配線層以外の層に形成されたことを
    特徴とする半導体集積回路装置。
  10. 【請求項10】 互いに並列に接続され、そのベース端
    子に入力される信号を増幅する複数のトランジスタと、
    前記複数のトランジスタのベース端子毎に、その一端が
    接続された複数の第1抵抗素子とを有する出力増幅器
    と、 前記複数の第1抵抗素子の他端に共通接続された第2抵
    抗素子とを備え、 前記複数のトランジスタのそれぞれは、前記第2抵抗素
    子、および前記第1抵抗素子を介してバイアスされるこ
    とを特徴とする高周波電力増幅器。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の高周波電力増幅器に
    おいて、前記第2抵抗素子は、互いに並列接続された複
    数の抵抗素子を有することを特徴とする高周波電力増幅
    器。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の高周波電力増幅器に
    おいて、前記第2抵抗素子の合成抵抗値は、10Ωから
    1kΩの間であることを特徴とする高周波電力増幅器。
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CN106124968A (zh) * 2016-08-22 2016-11-16 中国计量科学研究院 一种功率放大器并联调试装置及方法

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