JP2003318590A - 電磁波吸収機能を有する住宅 - Google Patents

電磁波吸収機能を有する住宅

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JP2003318590A
JP2003318590A JP2002121178A JP2002121178A JP2003318590A JP 2003318590 A JP2003318590 A JP 2003318590A JP 2002121178 A JP2002121178 A JP 2002121178A JP 2002121178 A JP2002121178 A JP 2002121178A JP 2003318590 A JP2003318590 A JP 2003318590A
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JP
Japan
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house
electromagnetic wave
electromagnetic waves
electromagnetic
living room
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JP2002121178A
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English (en)
Inventor
Masahiko Hirako
雅彦 平子
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】住宅内の電磁波を低減しつつ、電磁波通信を有
効に行う。 【解決手段】住宅11では、天井12、壁13、床1
4、屋根15、窓ガラス、及び扉で電磁波を吸収もしく
は遮蔽している。これにより、住宅11の各居室21,
22,23内の電子機器等から発生した電磁波が吸収も
しくは遮蔽され、外部の高圧線等から発生した電磁波が
住宅11内に侵入する前に阻止される。住宅11の各居
室21,22,23には、各居室用受信アンテナ31,
32,33及び各居室用送信アンテナ34,35,36
を設置している。また、住宅11の外部には、外部用受
信アンテナ37及び外部用送信アンテナ38を設置して
いる。電磁波送受信装置41は、各居室21,22,2
3間での電磁波通信や、住宅11の内外間での電磁波通
信を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁波の影響を抑
えるための電磁波吸収機能を有する住宅に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電磁調理器、電気毛布、携帯電話
機、パーソナルコンピュータ、コードレス電話機、無線
LAN等の多様な電子機器から発生した電磁波の影響が
懸念されている。例えば、電磁波が人体に直接悪影響を
与えて、健康を阻害するという報告がある。また、電磁
波が心臓のペースメーカー等に悪影響を与えることもあ
る。更に、電磁波が電子機器の誤動作を招くこともあ
る。
【0003】一般の住宅においては、人が最も長く暮ら
し、かつ憩うことから、その様な電磁波の影響が非常に
懸念され、電磁波の低減が要求されている。このため、
住宅用の内外壁材やシート材等として、電磁波を吸収し
たり遮蔽するものが提案されている。例えば、特開平6
−209180号公報には、電磁波損失性材料を含有
し、電磁波を吸収する住宅用の内壁材が開示されてい
る。また、特開2000−244177号公報には、マ
イクロコイル状カーボン繊維を含有し、電磁波を吸収す
る電磁波吸収シートが開示されている。更に、特開20
01−308582号公報には、広帯域の電磁波吸収塗
料材が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の各公報においては、電磁波を住宅の壁で吸収したり
遮蔽することから、通信に用いられる電磁波、例えば放
送用の電磁波や携帯電話機の電磁波等も当然低減させる
ものの、その対策が全くなされておらず、このために電
磁波通信が阻害された。
【0005】そこで、本発明は、上記従来の問題点に鑑
みてなされたものであり、住宅内の電磁波を低減しつ
つ、電磁波通信を有効に行うことが可能な電磁波吸収機
能を有する住宅を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、住宅内で発生した電磁波を吸収し、外部
から住宅内への電磁波の侵入を阻止する電磁波吸収機能
を有する住宅において、住宅内の電子機器により送受さ
れる電磁波を住宅内で中継すると共に住宅外部に対して
中継する電磁波中継手段を備えている。
【0007】この様な構成の本発明によれば、住宅内で
発生した電磁波を吸収し、外部から住宅内への電磁波の
侵入を阻止して、住宅内の電磁波を低減させている。そ
の一方で、電磁波中継手段は、住宅内の電子機器により
送受される電磁波を住宅内で中継すると共に住宅外部に
対して中継する。例えば、コードレス電話機の電磁波を
住宅内で中継したり、放送用の電磁波を外部から住宅内
へと中継したり、携帯電話機の電磁波を住宅外部に対し
て中継する。このため、住宅内では、悪影響を及ぼす電
磁波、例えば住宅外部からの高圧線の電磁波や住宅内の
電子機器の電磁波ノイズ等を低減させながらも、電磁波
通信を有効に行うことができる。
【0008】また、本発明においては、住宅内の電磁波
の強度を検出して報知する検出手段を備えている。
【0009】この様に住宅内の電磁波の強度を検出して
報知すれば、電磁波の低減を図ったり、電磁波に対する
住人の認識を高めることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照して詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明の電磁波吸収機能を有する
住宅の一実施形態を示す図である。本実施形態の住宅1
1では、天井12、壁13、床14、屋根15、窓ガラ
ス(図示せず)、及び扉(図示せず)で電磁波を吸収も
しくは遮蔽している。例えば、天井12や壁13に壁紙
を貼るための接着材として、電磁波を吸収する粉末を含
有するものを適用し、この接着剤を天井12や壁13の
全面に塗布してから壁紙を貼ることにより、天井12や
壁13での電磁波の吸収もしくは遮蔽を可能にしてい
る。また、床14、屋根15、扉等に電磁波を吸収する
シートを貼り付けることにより、床14、屋根15、扉
等での電磁波の吸収もしくは遮蔽を可能にしている。更
に、窓ガラスに透光性を有しかつ電磁波を吸収するシー
トや薄膜を重ねることにより、窓ガラスでの電磁波の吸
収もしくは遮蔽を可能にしている。
【0012】これにより、住宅11の各居室21,2
2,23内の電子機器等から発生した電磁波が吸収もし
くは遮蔽されたり、外部の高圧線等から発生した電磁波
が住宅11内に侵入する前に阻止され、住宅11内の住
人や電子機器に対する電磁波の影響が軽減される。
【0013】一方、住宅11の各居室21,22,23
には、各居室用受信アンテナ31,32,33及び各居
室用送信アンテナ34,35,36を設置している。ま
た、住宅11の外部には、外部用受信アンテナ37及び
外部用送信アンテナ38を設置している。更に、住宅1
1の適宜の位置に、電磁波送受信装置41を設置してい
る。電磁波送受信装置41は、バンドパスフィルタ4
2、受発信器43、切替え器44、電磁波強度測定器4
5、表示器46、及び警報器47を備えている。
【0014】各居室用受信アンテナ31〜33は、それ
ぞれの居室21,22,23内の電磁波を受信して、そ
れぞれの受信信号をバンドパスフィルタ42に出力す
る。バンドパスフィルタ42は、これらの受信信号を入
力すると、電磁波通信に有効な予め設定された周波数帯
域の通信信号のみを通過させ、この周波数帯域の通信信
号を受発信器43に出力する。受発信器43は、この周
波数帯域の通信信号に適宜のゲインを付与し、この周波
数帯域の通信信号を切替え器47に出力する。切替え器
47は、この周波数帯域の通信信号を各種の通信に用い
られるそれぞれの周波数帯域に分けて、これらの周波数
帯域の通信信号を各居室用送信アンテナ31〜33及び
外部用送信アンテナ38に振り分けて出力する。各居室
用送信アンテナ31〜33及び外部用送信アンテナ38
は、各種の通信に用いられるそれぞれの周波数帯域の通
信信号を送信する。
【0015】例えば、コードレス電話機の通信信号は、
各居室用受信アンテナ31〜33のいずれかで電磁波と
して受信され、バンドパスフィルタ42を通過し、受発
信器43により適宜のゲインを付与され、切替え器47
によりコードレス電話機に用いられる周波数帯域のもの
として各居室用送信アンテナ34〜36に出力され、各
居室用送信アンテナ34〜36から電磁波として送信さ
れ、他のコードレス電話機で受信される。これにより、
各居室21〜23内で発生した電磁波を吸収もしくは遮
蔽していても、各コードレス電話機間で通信信号を送受
することができる。また、携帯電話機からの通信信号
は、各居室用受信アンテナ31〜33のいずれかで電磁
波として受信され、バンドパスフィルタ42を通過し、
受発信器43により適宜のゲインを付与され、切替え器
47により携帯電話機に用いられる周波数帯域のものと
して外部用送信アンテナ38に出力され、外部用送信ア
ンテナ38から出力される。これにより、各居室21〜
23内で発生した電磁波を吸収もしくは遮蔽していて
も、携帯電話機からの通信信号を住宅11内から外部へ
と送信することができる。
【0016】外部用受信アンテナ37は、外部の電磁波
を受信して、受信信号をバンドパスフィルタ42に出力
する。バンドパスフィルタ42は、この受信信号を入力
すると、電磁波通信に有効な周波数帯域の通信信号のみ
を通過させ、この周波数帯域の通信信号を受発信器43
に出力する。受発信器43は、この周波数帯域の通信信
号に適宜のゲインを付与し、この周波数帯域の通信信号
を出力する。この周波数帯域の通信信号は、切替え器4
7を介して各居室用送信アンテナ31〜33に加えら
れ、各居室用送信アンテナ31〜33から出力される。
【0017】例えば、携帯電話機の通信を中継する無線
基地局からの通信信号は、外部用受信アンテナ37で電
磁波として受信され、バンドパスフィルタ42を通過
し、受発信器43により適宜のゲインを付与され、切替
え器47を介して各居室用送信アンテナ34〜36に加
えられ、各居室用送信アンテナ34〜36から電磁波と
して送信される。これにより、外部から住宅11内への
電磁波の侵入を阻止していても、住宅11内の携帯電話
機で通信信号を受信することが可能となる。また、ラジ
オ放送局からの通信信号も、外部用受信アンテナ37、
バンドパスフィルタ42、受発信器43、及び切替え器
47を通じて各居室用送信アンテナ34〜36に加えら
れ、各居室用送信アンテナ34〜36から電磁波として
送信される。これにより、外部から住宅11内への電磁
波の侵入を阻止していても、住宅11内のラジオ受信機
でラジオ放送局からの通信信号を受信することが可能と
なる。
【0018】また、電磁波強度測定器45は、各居室用
受信アンテナ31〜33からのそれぞれの受信信号を入
力し、これらの受信信号のレベル、つまり各居室21〜
23内の電磁波の強度を表示器46に表示させる。更
に、電磁波強度測定器45は、各受信信号のレベルを予
め設定された閾値と比較し、各受信信号のレベルのいず
れかが閾値よりも高くなると、つまり各居室21〜23
内で発生した電磁波の強度が規定値よりも高くなると、
警報を警報器47から発生させる。これにより、電磁波
の低減を図ったり、電磁波に対する住人の認識を高める
ことができる。
【0019】この様に本実施形態では、住宅11の各居
室21,22,23内で発生した電磁波を吸収もしくは
遮蔽したり、外部から住宅11内への電磁波の侵入を阻
止するだけではなく、各居室21,22,23間での電
磁波通信や、住宅11の外部に対する電磁波通信を可能
にしている。
【0020】また、壁紙を貼る接着剤として、電磁波を
吸収する粉末を含有するものを適用し、この接着剤を天
井12や壁13の全面に塗布しているので、コストの上
昇や工数の増加を最小限に抑えることができる。更に、
適宜な量の電磁波の吸収粉末を必要な量の接着剤に混入
すれば良いので、電磁波の吸収粉末及び接着剤のロスを
抑えることができる。仮に、電磁波を吸収する粉末を壁
紙そのものに含有させると、意匠の多様性の上に電磁波
の吸収機能の有無を付加することになって、壁紙の種類
が膨れ上がり、在庫量やコストの増大を招く。また、電
磁波を吸収する粉末を壁紙やシートに含有させると、端
材が発生するので、電磁波の吸収粉末の歩留まりが悪く
なる。
【0021】また、各居室21〜23内の電磁波の強度
を表示したり、電磁波の強度が規定値よりも高くなる
と、警報を発生しているので、電磁波の低減を図った
り、電磁波に対する住人の認識を高めることができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、住宅
内で発生した電磁波を吸収し、外部から住宅内への電磁
波の侵入を阻止して、住宅内の電磁波を低減し、その一
方で、住宅内の電子機器により送受される電磁波を住宅
内で中継すると共に住宅外部に対して中継している。こ
のため、住宅内では、悪影響を及ぼす電磁波、例えば住
宅外部からの高圧線の電磁波や住宅内の電子機器の電磁
波ノイズ等を低減させながらも、電磁波通信を有効に行
うことができる。
【0023】また、本発明によれば、住宅内の電磁波の
強度を検出して報知しているので、電磁波の低減を図っ
たり、電磁波に対する住人の認識を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電磁波吸収機能を有する住宅の一実施
形態を示す図である。
【符号の説明】 11 住宅 12 天井 13 壁 14 床 15 屋根 21,22,23 居室 31,32,33 居室用受信アンテナ 34,35,36 居室用送信アンテナ 37 外部用受信アンテナ 38 外部用送信アンテナ 41 電磁波送受信装置 42 バンドパスフィルタ 43 受発信器 44 切替え器 45 電磁波強度測定器 46 表示器 47 警報器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 住宅内で発生した電磁波を吸収し、外部
    から住宅内への電磁波の侵入を阻止する電磁波吸収機能
    を有する住宅において、 住宅内の電子機器により送受される電磁波を住宅内で中
    継すると共に住宅外部に対して中継する電磁波中継手段
    を備えることを特徴とする電磁波吸収機能を有する住
    宅。
  2. 【請求項2】 住宅内の電磁波の強度を検出して報知す
    る検出手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の
    電磁波吸収機能を有する住宅。
JP2002121178A 2002-04-23 2002-04-23 電磁波吸収機能を有する住宅 Pending JP2003318590A (ja)

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