JP2003318155A - ガス導入装置及びその生産方法、並びに、アッシング装置及びその運転方法 - Google Patents

ガス導入装置及びその生産方法、並びに、アッシング装置及びその運転方法

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JP2003318155A
JP2003318155A JP2002110839A JP2002110839A JP2003318155A JP 2003318155 A JP2003318155 A JP 2003318155A JP 2002110839 A JP2002110839 A JP 2002110839A JP 2002110839 A JP2002110839 A JP 2002110839A JP 2003318155 A JP2003318155 A JP 2003318155A
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稔 高橋
Katsuhiko Hoshino
勝彦 星野
Akihiro Endo
秋広 遠藤
Yukinobu Noda
幸信 野田
Yohei Kawase
羊平 川瀬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウェハ上のフォトレジストに対するアッシン
グ効率の低下を抑えることができ、スループットの低下
を防止できるガス導入装置、アッシング装置等を提供す
る。 【解決手段】 アッシング装置10は、チャンバ11内
のサセプタ1に対向するように配置されたGDPキット
20が設けられたものである。GDPキット20は、チ
ャンバ11上壁に一方端が接合されたチューブ21の他
方端にトッププレート22が接合され、更にその下方に
アッパープレート23及びローワープレート24が、チ
ューブ21及びトッププレート22と同軸状に配置され
たものである。そして、アッパープレート23及びロー
ワープレート24の表面全体の平均的な表面粗さが0.
25μm以下とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス導入装置及び
その生産方法、並びに、アッシング装置及びその運転方
法に関し、詳しくは、半導体基板等の基体が収容される
チャンバ内に設けられたガス導入装置、それを生産する
方法、そのガス導入装置を備えるアッシング装置、及び
そのアッシング装置の運転方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウェハ上に形成された金属膜や酸
化膜を所定のパターンにエッチングするエッチング工程
では、パターニング後のフォトレジスト(マスク)に高
周波やマイクロ波プラズマ等によって活性化させた酸素
の活性種等を供給し、有機物である残留レジストをCO
XやH2O等に分解して除去するアッシング(Ashing)が
多用されている。
【0003】このようなアッシングを行う装置として
は、一般に、アッシング用の反応ガスをチャンバ内に導
入するためのガス導入装置を備えるアッシング装置が使
用される。図9は、従来のアッシング装置の一例を示す
模式断面図(一部構成図)である。アッシング装置10
0は、ウェハWが載置されるサセプタ101を有するチ
ャンバ110内に、ガス導入装置であるGDPキット1
20が設けられたものである。GDPキット120は、
チューブ121の下端にトッププレート122が接合さ
れ、更にその下方にアッパープレート123及びローワ
ープレート124が、チューブ121等と同軸状に配置
されたものである。また、チャンバ110の上壁には配
管を介してアッシングガスGのガス供給系130が接続
されている。
【0004】また、GDPキット120を構成する各部
材121〜124は石英から成っており、チューブ12
1の側壁には、マイクロ波Mを導波する導波管140が
接続されている。さらに、チャンバ110の下方にはサ
セプタ101上のウェハWを加熱するための加熱装置1
02が設けられている。
【0005】このアッシング装置100を用いてウェハ
W上のフォトレジストをアッシングする際には、サセプ
タ101上のウェハWを所定温度に加熱した状態で、ガ
ス供給系130からアッシングガスGをチャンバ110
内へ流通させ、チューブ121内へ供給する。それと共
に、チューブ121内を流下するアッシングガスGへマ
イクロ波Mを照射する。これによりアッシングガスGが
電離等され、O*等の活性種が生じる。活性種は、トッ
ププレート122を通過し、アッパープレート123及
びローワープレート124によって分散された後、ウェ
ハW上面に達する。ウェハW上に残存するフォトレジス
トは、O*等と反応してガス化し、チャンバ110に接
続された図示しない排気系によって外部へ排気される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようなアッシング
装置100を用いたウェハW上のフォトレジストのアッ
シングに関し、本発明者らは詳細な検討を行ったとこ
ろ、以下に示す問題点を見出した。すなわち、同一のチ
ャンバ110内で複数のウェハWのアッシング処理を実
施していくと、フォトレジストの種類によっては、その
アッシング速度(レート)が徐々に低下してしまい、場
合によっては、数千枚のウェハ処理でアッシング速度が
1/3〜1/2程度に低下し得ることが判明した。一般
に、LSI等の半導体デバイスの製造を完了するまでに
は、数十回に及ぶアッシング工程が必要であり、かかる
アッシング速度の低下は、個々のアッシング処理効率の
悪化のみならず、デバイス製造全体のスループットの低
下を招くおそれがある。
【0007】そこで、本発明は、かかる事情に鑑みてな
されたものであり、ウェハ等の基体上のフォトレジスト
を除去するアッシング処理において、同一のチャンバを
用いて複数の基体を処理する際に(特に枚葉式処理にお
いて)、アッシング処理効率の低下を抑えることがで
き、スループットの低下を防止することが可能なアッシ
ング装置及びその運転方法、並びに、そのアッシング装
置に用いられるガス導入装置及びその生産方法を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】先に述べたアッシング速
度の低下が有意なものであることが確認された当初、本
発明者らは、アッシングガスの供給系を含めアッシング
装置100を構成する部材について種々の監察及び検討
を行った。しかし、計装類の指示値や個々の部材の目視
観察では、全く異常が認められず、その原因究明は困難
を極めた。そこで、試行錯誤の結果、アッシング速度が
ウェハWの処理を重ねるごとに徐々に低下する点に着目
し、アッシングに寄与するO*等の活性種の作用、その
エネルギー分布、或いはその濃度等が、アッシング性能
を低下させるように変化しているのではないかと推定し
た。
【0009】さらに、活性種は、チューブ121内で生
じた後、各プレート122〜124(図9参照)を通し
てウェハW等の基体上に導入される点に鑑み、これら部
材について一層詳細な観察等を行った。まず、アッシン
グに供する前のGDPキット120(使用前キット)
と、アッシング速度が顕著に低下した時点でのGDPキ
ット120(使用後キット)を目視により直接対比観察
したが、外観上の差異は全く認められなかった。また、
アッパープレート123及びローワープレート124
は、複数の孔を有しているが、これらの孔が閉塞される
といった状況も確認できなかった。
【0010】次に、念のため、X線光電子分光分析(X
PS,ESCA)により、アッパープレート123、ロ
ーワープレート124等の表面分析を実施した。その結
果、使用後のものは、材料(石英)組成に含まれないT
i及びAl原子が有意量観測されたのに対し、使用前の
ものでは、それらの金属原子は検出限界値以下であっ
た。このときのアッシングは、ウェハW上に順じ積層さ
れたSiO2層、TiN/Ti層、Ai−Cu層、Ti
N/Ti層及びSiON層の上に形成されたフォトレジ
ストを除去する処理であった。よって、フォトレジスト
下層の金属膜に由来する金属を含む成分が、使用後のロ
ーワープレート124等の表面に付着したものと考えら
れる。なお、かかる視認できない付着物の有無以外に、
使用前キットと使用後キットとの有意な差異は認められ
なかった。
【0011】そこで、使用後キットを新規品のGDPキ
ット120に交換したところ、アッシング速度が初期値
と同程度まで回復した。このことから、本発明者らは、
上述の金属を含む付着物がアッシング速度の低下を引き
起こす可能性が高いと考え、そのメカニズムについて検
討を行ってきたが、その詳細は未だ不明な点が多い。
【0012】一方、GDPキット120が石英製である
ことを考慮すれば、付着物は、GDPキット120に化
学結合しているというよりは、物理吸着等によってキッ
ト表面に堆積している可能性が高いと推定される。そこ
で、使用後のGDPキット120の表面に機械的な洗浄
を試み、そのGDPキット120をチャンバに再装備し
てアッシングを実施した。ところが、予想に反し、アッ
シング速度の十分な回復は認められなかった。
【0013】以上の知見に基づき、本発明者らは、GD
Pキット120の構成部材の表面性状が、付着物の堆積
形態に影響を及ぼしている可能性があると考え、次に、
GDPキット120表面の顕微鏡観察及び表面粗さ測定
を実施した。その結果、微細な凹凸形状を成し一定の表
面粗さを有していることが確認された。これより、付着
物は、表面の微細な凹部等に例えば吸蔵されるような状
態で付着(吸着)しているおそれがあり、また、凹凸部
によって表面積が増大し、単なる機械的な洗浄では容易
に除去できない状態にあるのではないかと考えられる。
【0014】しかし、その一方で、アッパープレート1
23及びローワープレート124の周辺には活性種を含
むアッシングガスGが流通するため、ウェハWから脱離
した金属成分はその流れによって掃引され、分子間力等
によってローワープレート124等に吸着するのは容易
ではないとも考えられる。但し、表面の凹凸の度合いに
よっては、微視的にみた場合にガス流の滞留が生じた
り、表面への衝突頻度が高まって分子運動の運動量(速
度)を失う機会が増大したりといった現象も想定され
る。さらに、この場合には、ローワープレート124等
の表面極近傍において、例えばTi,Al等の金属とア
ッシングガス中のO*等とが反応し易くなり、その反応
生成物である金属酸化物(Tixy,Alxy等)が付
着する可能性もあり得る。
【0015】そして、上記課題を解決するために、本発
明者らは以上の知見に基づいて更に研究を重ね、本発明
を完成するに至った。すなわち、本発明によるガス導入
装置は、基体が収容されるチャンバ内に設けられてお
り、その基体上の被処理物を基体上から除去するための
反応ガスが供給されるものであって、反応ガス由来の活
性種が流通する複数の孔が設けられ且つ基体に対向する
ように配置される分散部を有しており、例えば板状を成
す分散部の少なくとも一部の平気表面粗さ(Ra)が
0.25μm以下、好ましくは0.01〜0.1μm、
より好ましくは0.02〜0.05μm、特に好ましく
は0.02〜0.03μmであることを特徴とする。
【0016】このような構成のガス導入装置において
も、基体上の被除去物(フォトレジスト等)のアッシン
グ時に、その被除去物の下に積層された例えば金属膜等
の組成原子が基体から脱離して基体に対向設置されたガ
ス導入装置の分散部側へ移動し得る。上述の如く、従来
のガス導入装置では、その金属の含有成分が表面に付着
し得る。これに対し、本発明における分散部は、少なく
ともその一部(好ましくは、分散部表面の50%以上、
特に好ましくは分散部表面の略全部)の平均表面粗さが
0.25μm以下とされているので、表面積が十分に低
減され、付着物の吸着面積が減少する。また、分散部表
面の凹凸が低減されることにより、分散部の表面近傍に
おける反応ガスの流通が阻害され難くなる。よって、こ
れらの作用により、金属含有成分の分散部への付着が有
効に防止され得る。
【0017】また、本発明によるガス導入装置の生産方
法は、本発明のガス導入装置を有効に生産(製造)する
方法であって、分散部の材料部材を、その分散部の少な
くとも一部の平均表面粗さが0.25μm以下となるよ
うに研磨する研磨工程を備えることを特徴とする。
【0018】ガス導入装置に用いられる部材(例えば、
上述したGDPキットであれば石英部材)は、無垢材料
を切り出し等により加工し、必要に応じて、更に表面加
工や洗浄処理が施されてから、装置の組み立てに供され
る。これは、生産加工上又は基板処理における異物混入
防止上、等の理由によるものである。これに対し、本発
明においては、上記研磨工程で、例えば機械的な研磨加
工を施すことにより、上記平均表面粗さが達成される。
【0019】或いは、本発明によるガス導入装置の生産
方法は、分散部の材料部材の表面に、分散部の少なくと
も一部の平均表面粗さが0.25μm以下となるよう
に、その分散部の少なくとも一部を被覆する被覆工程を
備える方法であってもよい。
【0020】このような被覆の方法、つまりコーティン
グ方法としては、例えば、アッシングガスである反応ガ
スの活性種に対する耐性を有する膜が得られる材料を用
い、かかる膜を分散部の被覆部位に付与する方法が挙げ
られる。具体的には、分散部が石英製であり、反応ガス
がO2ガスを含むものであれば、層間絶縁膜の平坦化材
料として多用されるスピンオングラス(SOG)膜等
を、スピンコート法により板状の分散部上に塗布して形
成させるといった手法を適用できる。
【0021】また、本発明によるアッシング装置は、基
体が収容されるチャンバと、そのチャンバ内に設けられ
ており且つ基体上の被処理物を基体上から除去するため
の反応ガスが供給されるガス導入装置とを備えるもので
あって、ガス導入装置に接続されており且つフッ素系ガ
スを有するガス供給部と、ガス導入装置に供給される又
は供給されたフッ素系ガスにマイクロ波を照射するマイ
クロ波照射部とを更に備えるものである。
【0022】前述したように、従来の問題点であるアッ
シング速度の低下には、ガス導入装置への金属含有成分
の付着が関係していると想定されるところ、使用後のガ
ス導入装置の表面等を単に機械的に洗浄しただけでは、
アッシング速度を十分に回復させることができなかっ
た。これに対し、上記構成のアッシング装置では、マイ
クロ波が照射されたフッ素系ガスがガス導入部に供給さ
れ、マイクロ波照射で生じたF*等のフッ素原子を含む
活性種がガス導入装置の表面に接触し得る。
【0023】これにより、ガス導入装置の表面が微細な
凹凸状を成しており金属含有成分がその表面に付着して
いる場合にも、活性種が凹部内等へ進入し、該付着物質
が還元される等してドライクリーニングされる。なお、
本発明における「フッ素系ガス」とは、分子内にフッ素
原子を含有する化合物ガスを示し、特に限定されない
が、NF3ガス、CF4ガス、C26ガス、C38ガス、
410ガス、CHF3ガス、SF6ガス等が挙げられ、
これらは単独で或いは二種以上混合して用いることがで
きる。
【0024】さらに、本発明によるアッシング装置の運
転方法は、本発明のアッシング装置を用いた基体処理を
有効に実施するための方法であり、基体が収容されるチ
ャンバと、そのチャンバ内に設けられており基体上の被
処理物を基体上から除去するための反応ガスが供給され
るガス導入装置とを備えるアッシング装置を運転する方
法であって、被処理物のアッシング速度が所定の値を下
回る又は下回ったときに、ガス導入装置を、マイクロ波
が照射されたフッ素系ガスで洗浄する洗浄工程を備える
ことを特徴とする。
【0025】具体的には、洗浄工程が、洗浄ガスにマイ
クロ波を照射する第1ステップと、そのマイクロ波が照
射された洗浄ガスとガス導入装置の少なくとも一部とを
接触させる第2ステップとを有すると好ましい。
【0026】ここで、洗浄の行使を判断する際のアッシ
ング速度の所定値は、例えば、生産ラインの実稼動前や
試運転時等に、アッシング速度の変化データをマラソン
試験等により取得しておき、基体処理のスループット、
COO(Cost Of Ownership)、デバイス特性への影響
の有無等の観点から予め設定できる。そして、アッシン
グ速度がこの所定値まで低下する基体処理枚数を決定し
ておき、その枚数の処理が終了した時点で、ガス導入装
置の洗浄を行うといった方法が考えられる。また、この
所定値は、アッシング条件(レシピ)、それに先立つフ
ォトレジスト下層のエッチング条件、フォトレジストの
種類、等の諸条件に応じて設定することが好ましい。
【0027】或いは、本発明によるアッシング装置の運
転方法は、基体が収容されるチャンバと、そのチャンバ
内に設けられており基体上の被処理物を基体上から除去
するための反応ガスが供給されるガス導入装置とを備え
るアッシング装置を運転する方法であって、被処理物の
アッシング速度が所定の値を下回る又は下回ったとき
に、ガス導入装置を交換する交換工程を備えることを特
徴とする。こうすれば、アッシング速度が低下する要因
の一つと考えられる金属含有成分が不都合な程度に付着
してしまったガス導入装置を、かかる付着物を有しない
新規なガス導入装置へ交換することにより、その付着物
の影響を回避できる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
詳細に説明する。なお、同一の要素には同一の符号を付
し、重複する説明を省略する。また、上下左右等の位置
関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づ
くものとする。さらに、図面の寸法比率は、図示の比率
に限られるものではない。
【0029】図1は、本発明によるガス導入装置を備え
るアッシング装置の一実施形態を模式的に示す断面図
(一部構成図)である。アッシング装置10は、チャン
バ11内に基体としてのウェハWが載置されるサセプタ
1を有しており、ウェハWの被処理面に対向する位置に
GDPキット20(ガス導入装置)が設けられたもので
ある。GDPキット20は、チャンバ11の上壁に一方
端が接合されたチューブ21の他方端にトッププレート
22が接合され、更にその下方にアッパープレート23
及びローワープレート24(分散部)が、チューブ21
及びトッププレート22と同軸状に配置されたものであ
る。
【0030】ここで、図2(A)及び(B)は、それぞ
れアッパープレート23の平面図及び正面図を示し、図
3(A)及び(B)は、それぞれローワープレート24
の平面図及び正面図を示す。アッパープレート23及び
ローワープレート24は、石英製であって略円板状を成
しており、それぞれ複数の孔23a,24aを有してい
る。また、アッパープレート23及びローワープレート
24は、図示上面23u,24u及び図示下面23l,
24lの少なくとも一部、例えば好ましくは面積の50
%、より好ましくは全面の平均表面粗さ(Ra)が0.
25μm以下、好ましくは0.01〜0.1μm、より
好ましくは0.02〜0.05μm、特に好ましくは
0.02〜0.03μmとされている。この表面粗さが
0.25μmを上回ると、アッシング速度の低下を十分
に抑えることが困難となる傾向にある。また、表面粗さ
が0.01μmを下回ると、加工方法によっては、手間
が甚大となるおそれがある。
【0031】なお、本発明における表面粗さ(Ra)と
は、JIS B0601(1994)に準拠して測定さ
れる値を示す。また、アッパープレート23は、平均表
面粗さが、0.25μm以下でなくても構わない。さら
に、チューブ21及びトッププレート22も石英から成
っており、その平均表面粗さは、特に限定されないが、
アッパープレート23及びローワープレート24と同様
に一定の値以下であっても好ましい。
【0032】一方、チャンバ11の上壁には配管Pを介
してアッシングガスG(反応ガス)のガス供給系30
(ガス供給部)が接続されている(図1参照)。ガス供
給系30は、配管PにそれぞれMFC(質量流量調整
器)31f,32fを介して接続されたO2ガス供給源
31及びN2ガス供給源32を有している。また、GD
Pキット20を構成するチューブ121の側壁には、マ
イクロ波Mが導波される導波管140を介してマイクロ
波発生器41が接続されている。さらに、チャンバ11
下方におけるサセプタ1に対向する位置には、複数の加
熱ランプ2aを有する加熱装置2が装備されている。
【0033】このように構成されたアッシング装置10
を用いてウェハW上のフォトレジストマスクをアッシン
グするには、例えば以下の手順が挙げられる。なお、こ
こでは、フォトレジスト下層の金属膜等のエッチング処
理が終了した後の手順について説明する。まず、加熱装
置2を運転してウェハWを一定の温度に保持し、且つ、
チャンバ11に接続された図示しない排気系によりチャ
ンバ11内を一定の減圧状態に保持する。次いで、MF
C31f,32fを調節して所定の流量でO2ガス及び
2ガスの混合ガスであるアッシングガスGをチャンバ
11内のチューブ21上端側へ供給する。それと共に、
マイクロ波発生器41を運転し、導波管40を通してマ
イクロ波Mをチューブ21側壁からその内部へ導入し、
アッシングガスGに照射する。
【0034】このときの処理条件としては、以下の条件
を例示できる。 ・ウェハW温度(処理温度):250〜300℃ ・チャンバ11内圧力:1.0〜2.0Torr ・O2ガス流量:2000〜4000sccm ・N2ガス流量:100〜300sccm ・マイクロ波M:周波数2.45GHz、出力800〜
1400W
【0035】アッシングガスGは、チューブ21内で励
起・電離され、O*等の酸素原子を含む化学種の活性種
が生じる。活性種を含むアッシングガスGは、アッパー
プレート23でブロックされた後、孔23aを通過して
ローワープレート24へ達し、十分に分散される。それ
から、ローワープレート24の孔24aを通してウェハ
W上へ導入され、ウェハW上の被処理物であるフォトレ
ジストと反応する。有機物であるフォトレジストはO*
等により酸化・分解され、低分子化されて気化し、上記
図示しない排気系によりチャンバ11外へ排出される。
【0036】この際、ウェハW上から金属成分が、揮発
等により脱離又は遊離してローワープレート24側へ移
動し、ローワープレート24の表面近傍に到達し得ると
考えられるが、その平均表面粗さが0.25μm以下と
されているので、かかる金属又はその化合物(酸化物
等)といった金属含有成分の付着が抑止される。
【0037】前述の如く、かかる付着物の存在によって
アッシング速度の低下が引き起こされるメカニズムの詳
細は未だ不明であるが、図9のアッシング装置100を
例にとると、トッププレート122とアッパープレート
123との間の空間、及び/又は、アッパープレート1
23とローワープレート124との間の空間において、
付着物とO*等の活性種との何らかの相互作用により活
性種密度等が変化することが原因の一つと推定される。
そして、図1に示すアッシング装置10では、ローワー
プレート24等への付着物の堆積が十分に抑制されるた
め、かかる活性種との相互作用が生じ難くなり、その結
果、活性種の状態変動が抑止され得ると考えられる。但
し、作用はこれらに限定されない。
【0038】ここで、図4及び5は、それぞれ、平均表
面粗さが0.5μmである従来のローワープレート12
4の部位、及び、平均表面粗さが0.03μmである本
発明におけるローワープレート24の部位の顕微鏡写真
(倍率160倍)を示す。前者は微細な凹凸形状が認め
られたのに対し、後者の平坦性は顕著に改善されている
ことが確認された。
【0039】また、前者のローワープレート124を有
するGDPキット120を備えるアッシング装置100
と、後者のローワープレート24を有するGDPキット
20を備えるアッシング装置10とをそれぞれ用い、同
種のウェハWを複数枚処理したときに、フォトレジスト
のアッシング速度が20〜30%低下するまで(例え
ば、初期値が60000Å/minであれば、5000
0Å/min程度となるまで)のウェハWの枚数を測定
したところ、以下に示す結果が得られた。 ・前者のGDPキット120:2000〜3000枚 ・後者のGDPキット20:8000〜10000枚 これより、GDPキット20を備えるアッシング装置1
0によれば、アッシング速度の低下率を従来に比して格
段に小さく抑え得ることが確認された。よって、アッシ
ング効率すなわちプロセス効率を向上できる。
【0040】さらに、一般に、アッシング速度が低下し
た場合には、GDPキット以外にもチャンバ11内壁
面、他のチャンバ11内部材等に同様な付着物が堆積し
ており、ウェハWの膜特性ひいてはデバイス特性への悪
影響を避けるため、チャンバ11内の全体洗浄が必要と
なる。特に、エッチング装置又はそのチャンバが、アッ
シング装置又はそのチャンバを兼ねる場合には、アッシ
ング及びそれに先立つエッチング時の副生物が付着物と
なり得る。
【0041】すなわち、従来のGDPキット120を用
いた場合には、2000〜3000枚のウェハW処理後
にチャンバ11内洗浄が必要となる。一方、本発明のG
DPキット20を用いた場合には、8000〜1000
0枚のウェハW処理後にチャンバ11内洗浄を行えばよ
いこととなる。その結果、この例では、装置の停止時間
(ダウンタイム)を約3割短縮することができ、また、
後述するように、GDPキット120を新規品に交換す
る頻度に比して、GDPキット20を新規品に交換する
頻度が格段に減少し、部材コストを約8割低減できるこ
とが確認された。
【0042】次に、図6(A)〜(C)及び図7(A)
〜(C)を参照し、本発明のガス導入装置を構成する分
散部の生産方法の例について説明する。図6(A)〜
(C)は、図1及び3に示すローワープレート24を生
産する手順の一部を例示する工程図(いずれも正面図)
である。まず、完成状態のローワープレート24と略同
径且つより厚い材料部材51を、石英の無垢材から切り
出し等によって形成する(図6(A))。次いで、この
材料部材51における、孔24aに対応する位置に同径
の孔52aを穿設し、加工部材52を得る(図6
(B))。そして、加工部材52の図示上面52u側及
び図示下面52l側の所定量を機械的に研磨し、ローワ
ープレート24を得る(図6(C))。
【0043】なお、材料部材51の厚さは、目的とする
表面粗さ及び完成品のローワープレート24に要求され
る寸法に応じて適宜決定することができる。また、先に
図5に示した顕微鏡写真は、このようにして平均表面粗
さが0.03μmとなるように加工したローワープレー
ト24の一部表面写真である。
【0044】一方、図7(A)〜(C)は、本発明のガ
ス導入装置に好適な他のローワープレートを生産する手
順の一部を例示する工程図(いずれも正面図)である。
この例では、まず、完成状態のローワープレート25
(分散部)と略同径且つやや薄い材料部材61を、石英
の無垢材から切り出し等によって形成する(図7
(A))。次いで、この材料部材61の図示上面61u
及び図示下面61lに、スピンコート法によりシロキサ
ン骨格を有するSOG膜62cを成膜し、加工部材62
を得る(図7(B))。
【0045】より具体的には、シロキサン成分と溶媒
(アルコール等)から成るSOG液を面61u又は面6
1l上にスピンコート法で塗布し、溶媒を加熱蒸発させ
た後、塗布膜を硬化させる。次いで、同じ操作を他方の
面に施す。ここで、SOG膜としては、シリカガラス、
アルキルシロキサンポリマー、アルキルシルセスキオキ
サンポリマー(MSQ)、水素化シルセスキオキサンポ
リマー(HSQ)、水素化アルキルシルセスキオキサン
ポリマー(HOSP)等を例示できる。それから、この
加工部材62に孔25aを穿設し、ローワープレート2
4と同様に複数の孔25aを有するローワープレート2
5を得る(図6(C))。
【0046】スピンコート法等によって成膜されたSO
G膜62cは、元来、絶縁膜の平坦化に使用されること
が多く、極めて平坦性に優れており、ローワープレート
25の平均表面粗さを簡易且つ確実に0.25μm以下
とすることが可能である。なお、SOG膜62cの代わ
りに、O*等のラジカルに対して耐性を有する他の酸化
膜、酸窒化膜、炭窒化膜、酸炭化膜等を適宜の方法で加
工部材52上に付与してもよい。また、孔25aを設け
てから、被覆しても構わない。
【0047】図8は、本発明によるガス導入装置を備え
るアッシング装置の他の実施形態を模式的に示す断面図
(一部構成図)である。アッシング装置60は、ガス供
給系30が、配管PにMFC33fを介して接続された
CF4ガス供給源33を有すること、及び、GDPキッ
ト20の代わりに従来のGDPキット120を備えるこ
と以外は、図1に示すアッシング装置10と同様に構成
されたものである。このアッシング装置60において
も、アッシング装置10の説明で言及したのと同様なア
ッシングが行われる。
【0048】但し、ガス導入装置としてGDPキット1
20を用いるので、GDPキット20を装備するアッシ
ング装置10に比して、フォトレジストに対するアッシ
ング速度の低下率が大きい傾向にある。そこで、本発明
によるアッシング装置60及びその運転方法において
は、アッシング速度が一定の閾値を下回った場合に、C
4ガスによるGDPキット120のドライクリーニン
グを実施する。具体的には、以下の手順が例示される。
【0049】まず、アッシング装置60の実運転に先立
って、ドライクリーニングを行うべきアッシング速度の
閾値を決定する。この閾値は、ウェハWに対する一連の
プロセスのスループット等を考慮して任意に定めること
ができ、例えば、先述したように、初期値の20〜30
%以下となる値を設定できる。この場合、先の試験結果
に従えば、ウェハWを2000〜3000枚処理した時
点が、ドライクリーニングを行うタイミングであり、こ
のようにウェハWの累積処理枚数をアッシング速度低下
の指標の一つとすることも可能である。或いは、経過時
間によって定期的に、例えば、1回/日といった頻度を
設定しても構わない。
【0050】そして、ウェハW処理枚数が所定値(上例
で言えば、2000〜3000枚)に達した時点で、ウ
ェハWをチャンバ11外へ搬出後、アッシング処理を一
旦中断する。次に、チャンバ11内の圧力及びウェハW
の温度を一定値に保持した状態で、CF4ガスから成る
洗浄ガスFをGDPキット120のチューブ121内に
供給する。なお、これに先立ち、必要に応じてチャンバ
11内をArガス等でパージしてもよい。また、洗浄ガ
スFの供給と共に、マイクロ波発生器41を運転し、導
波管40を通してマイクロ波Mをチューブ121側壁か
らその内部へ導入し、洗浄ガスFに照射する(第1ステ
ップ)。
【0051】このときの処理条件としては、以下の条件
を例示できる。 ・ウェハW温度(処理温度):250〜300℃ ・チャンバ11内圧力:1.0〜2.0Torr ・CF4ガス流量:10〜50sccm ・マイクロ波M:周波数2.45GHz、出力800〜
1400W
【0052】洗浄ガスFは、チューブ121内で励起・
電離され、F*等のフッ素原子を含む化学種の活性種が
生じる。活性種を含む洗浄ガスFは、アッパープレート
123でブロックされた後ローワープレート124へ達
し、十分に分散され、ローワープレート124を通して
サセプタ1上方のチャンバ11内空間へ導入される。こ
のとき、F*等の活性種を含む洗浄ガスFが、GDPキ
ット120のローワープレート124、アッパープレー
ト123等の構成部材の表面と接触する(第2ステッ
プ)。
【0053】これにより、それらの表面上の付着物とF
*等との反応が生じ、付着物が還元・分解等されて脱離
し、図示しない排気系によりチャンバ11外へ排出され
る。このように第1ステップ及び第2ステップから洗浄
工程が構成される。こうしてGDPキット120のドラ
イクリーニングを実施したところ、アッシング速度が初
期値と同等に回復することが確認された。よって、ドラ
イクリーニングを行わない従来に比して、平均的なアッ
シング速度つまりアッシング効率の低下を抑えることが
できる。また、上述したのと同程度の装置ダウンタイム
の短縮、及び部材コストの低減を図ることができる。な
お、本実施形態においては、GDPキット120の代わ
りに、本発明のGDPキット20を用いてももちろんよ
く、この場合には、更なる装置ダウンタイムの短縮、及
び部材コストの低減を実現することができる。
【0054】また、本発明によるアッシング装置の他の
運転方法として、図9に示す従来構成のアッシング装置
100の運転方法を挙げることができる。すなわち、上
述したのと同様に、アッシング速度が一定の値を下回っ
たときに、GDPキット120を新規品に交換してもよ
い(交換工程)。このようにしても、GDPキット12
0を交換せずに引き続き使用する場合に比して、平均的
なアッシング速度つまりアッシング効率の低下を抑える
ことができる。また、上述したのと同程度の装置ダウン
タイムの短縮を図ることが可能となる。
【0055】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によるガス導
入装置、その生産方法、アッシング装置、及びその運転
方法によれば、ウェハ等の基体上に残存するフォトレジ
ストといった被処理物を除去するアッシング処理におい
て、同一のチャンバを用いて複数の基体を処理する際
に、アッシング処理効率の低下を抑えることができ、ス
ループットの低下を防止できる。また、装置のダウンタ
イム及び部材コストの低減を図ることも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるガス導入装置を備えるアッシング
装置の一実施形態を模式的に示す断面図(一部構成図)
である。
【図2】図2(A)及び(B)は、アッパープレートの
平面図及び正面図を示す。
【図3】図3(A)及び(B)は、ローワープレートの
平面図及び正面図を示す。
【図4】表面粗さが0.5μmである従来のローワープ
レートの部位の顕微鏡写真を示す。
【図5】表面粗さが0.03μmである本発明における
ローワープレートの部位の顕微鏡写真を示す。
【図6】図6(A)〜(C)は、図1及び3に示すロー
ワープレートを生産する手順の一部を例示する工程図で
ある。
【図7】図7(A)〜(C)は、本発明のガス導入装置
に好適な他のローワープレートを生産する手順の一部を
例示する工程図である。
【図8】本発明によるガス導入装置を備えるアッシング
装置の他の実施形態を模式的に示す断面図(一部構成
図)である。
【図9】従来のアッシング装置の一例を示す模式断面図
(一部構成図)である。
【符号の説明】
1…サセプタ、2…加熱装置、10,60…アッシング
装置、11…チャンバ、20…GDPキット(ガス導入
装置)、21…チューブ、22…トッププレート、23
…アッパープレート、24,25…ローワープレート
(分散部)、30…ガス供給系(ガス供給部)、40…
導波管(マイクロ波照射部)、41…マイクロ波発生器
(マイクロ波照射部)、51,61…材料部材、62c
…SOG膜、F…洗浄ガス、G…アッシングガス(反応
ガス)、M…マイクロ波、W…ウェハ(基体)。
フロントページの続き (72)発明者 高橋 稔 千葉県成田市新泉14ー3 野毛平工業団地 内 アプライド マテリアルズ ジャパン 株式会社内 (72)発明者 星野 勝彦 千葉県成田市新泉14ー3 野毛平工業団地 内 アプライド マテリアルズ ジャパン 株式会社内 (72)発明者 遠藤 秋広 千葉県成田市新泉14ー3 野毛平工業団地 内 アプライド マテリアルズ ジャパン 株式会社内 (72)発明者 野田 幸信 千葉県成田市新泉14ー3 野毛平工業団地 内 アプライド マテリアルズ ジャパン 株式会社内 (72)発明者 川瀬 羊平 千葉県成田市新泉14ー3 野毛平工業団地 内 アプライド マテリアルズ ジャパン 株式会社内 Fターム(参考) 5F004 AA13 AA16 BA03 BB14 BB18 BB26 BB28 BB29 BC03 BD01 DA01 DA25 DA26 DB26

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体が収容されるチャンバ内に設けられ
    ており、該基体上の被処理物を該基体上から除去するた
    めの反応ガスが供給されるガス導入装置であって、 前記反応ガス由来の活性種が流通する複数の孔が設けら
    れ且つ前記基体に対向するように配置される分散部を有
    しており、 前記分散部の少なくとも一部の表面粗さが0.25μm
    以下である、ことを特徴とするガス導入装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のガス導入装置を生産する
    方法であって、 前記分散部の材料部材を、該分散部の少なくとも一部の
    平均表面粗さが0.25μm以下となるように研磨する
    研磨工程を備える、ことを特徴とするガス導入装置の生
    産方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のガス導入装置を生産する
    方法であって、 前記分散部の材料部材の表面に、該分散部の少なくとも
    一部の平均表面粗さが0.25μm以下となるように、
    該分散部の少なくとも一部を被覆する被覆工程を備え
    る、ことを特徴とするガス導入装置の生産方法。
  4. 【請求項4】 基体が収容されるチャンバと、該チャン
    バ内に設けられており、該基体上の被処理物を該基体上
    から除去するための反応ガスが供給されるガス導入装置
    と、を備えるアッシング装置であって、 前記ガス導入装置に接続されており且つフッ素系ガスを
    有するガス供給部と、 前記ガス導入装置に供給される又は供給された前記フッ
    素系ガスにマイクロ波を照射するマイクロ波照射部と、
    を更に備えるアッシング装置。
  5. 【請求項5】 基体が収容されるチャンバと、該チャン
    バ内に設けられており該基体上の被処理物を該基体上か
    ら除去するための反応ガスが供給されるガス導入装置と
    を備えるアッシング装置を運転する方法であって、 前記被処理物のアッシング速度が所定の値を下回る又は
    下回ったときに、前記ガス導入装置を、マイクロ波が照
    射されたフッ素系ガスで洗浄する洗浄工程を備えるアッ
    シング装置の運転方法。
  6. 【請求項6】 前記洗浄工程が、 前記洗浄ガスにマイクロ波を照射する第1ステップと、 前記マイクロ波が照射された洗浄ガスと前記ガス導入装
    置の少なくとも一部とを接触させる第2ステップと、を
    有することを特徴とする請求項5記載のアッシング装置
    の運転方法。
  7. 【請求項7】 基体が収容されるチャンバと、該チャン
    バ内に設けられており該基体上の被処理物を該基体上か
    ら除去するための反応ガスが供給されるガス導入装置と
    を備えるアッシング装置を運転する方法であって、 前記被処理物のアッシング速度が所定の値を下回る又は
    下回ったときに、前記ガス導入装置を交換する交換工程
    を備えるアッシング装置の運転方法。
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