JP2003317262A - データ検出回路及び、データ変調方法、ディスク記録媒体 - Google Patents
データ検出回路及び、データ変調方法、ディスク記録媒体Info
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- JP2003317262A JP2003317262A JP2002111474A JP2002111474A JP2003317262A JP 2003317262 A JP2003317262 A JP 2003317262A JP 2002111474 A JP2002111474 A JP 2002111474A JP 2002111474 A JP2002111474 A JP 2002111474A JP 2003317262 A JP2003317262 A JP 2003317262A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ウォブル位相変調フォーマットの光ディスクに
対し、簡素な回路構成でアドレス情報他各変調情報の検
出を行うこと。また位相変調部分の少ないウォブル位相
変調フォーマットを提供する。 【解決手段】ウォブル位相変調方式の光ディスクからの
再生ウォブル信号において、データ1またはデータ0の
一方のみの判定手段を設け、ワードシンクの検出からデ
ータビットのバッファリング開始前までに、データバッ
ファ内のデータを0または1に初期化するデータ検出回
路を構成する。またアドレス情報等を含むデータ構造内
の0データ、1データに対し、データ1またはデータ0
のどちらか一方のみをウォブル位相変調するデータ変調
方法及び、ディスク記録媒体により実現される。
対し、簡素な回路構成でアドレス情報他各変調情報の検
出を行うこと。また位相変調部分の少ないウォブル位相
変調フォーマットを提供する。 【解決手段】ウォブル位相変調方式の光ディスクからの
再生ウォブル信号において、データ1またはデータ0の
一方のみの判定手段を設け、ワードシンクの検出からデ
ータビットのバッファリング開始前までに、データバッ
ファ内のデータを0または1に初期化するデータ検出回
路を構成する。またアドレス情報等を含むデータ構造内
の0データ、1データに対し、データ1またはデータ0
のどちらか一方のみをウォブル位相変調するデータ変調
方法及び、ディスク記録媒体により実現される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ検出回路及
び、データ変調方法、ディスク記録装置に関し、特にウ
ォブル位相変調方式の光ディスク記録媒体に対し情報の
追記、書換えを行う際に必要となるアドレス検出方法、
該アドレスデータ等の変調方法及び、ディスク記録装置
に関する。
び、データ変調方法、ディスク記録装置に関し、特にウ
ォブル位相変調方式の光ディスク記録媒体に対し情報の
追記、書換えを行う際に必要となるアドレス検出方法、
該アドレスデータ等の変調方法及び、ディスク記録装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】大容量のディスク記録媒体としてDVD(D
igital Versatile Disc)が挙げられ、情報の記録が可
能な記録媒体として追記型のDVD−R、DVD+R、書換え型
のDVD-RW、DVD+RWが近年開発された。これらディスク
は、ディスク上の記録トラック側面に形成されるうねり
(ウォブル)や、ランドプリピットに、未記録状態であ
ってもディスク上の記録位置(トラック)を特定した
り、追記、書換え時のリンキング位置を特定する目的
で、アドレス情報、付加情報、同期信号が変調されてい
る。
igital Versatile Disc)が挙げられ、情報の記録が可
能な記録媒体として追記型のDVD−R、DVD+R、書換え型
のDVD-RW、DVD+RWが近年開発された。これらディスク
は、ディスク上の記録トラック側面に形成されるうねり
(ウォブル)や、ランドプリピットに、未記録状態であ
ってもディスク上の記録位置(トラック)を特定した
り、追記、書換え時のリンキング位置を特定する目的
で、アドレス情報、付加情報、同期信号が変調されてい
る。
【0003】上記アドレス情報、付加情報の変調方法に
ついては、例えば特開2001−110061号公報に
示されるようにLPP(ランドプリピット)フォーマット
とPM(ウォブル位相変調)フォーマットが挙げられ、LP
PフォーマットはDVD-R、DVD-RWディスクに、PMフォーマ
ットはDVD+R、DVD+RWに採用されている。DVD+R、DVD+RW
においては、上記PMフォーマットは、ADIP(ADdress In
Pregroove)方式と呼ばれる。
ついては、例えば特開2001−110061号公報に
示されるようにLPP(ランドプリピット)フォーマット
とPM(ウォブル位相変調)フォーマットが挙げられ、LP
PフォーマットはDVD-R、DVD-RWディスクに、PMフォーマ
ットはDVD+R、DVD+RWに採用されている。DVD+R、DVD+RW
においては、上記PMフォーマットは、ADIP(ADdress In
Pregroove)方式と呼ばれる。
【0004】ここでDVD+R、DVD+RWディスクで採用され
ているADIP方式について図2を用いて説明する。図2に
おいて(a)は同期信号、0データ、1データ(ウォブ
ル上における「0」または「1」を示すデータ)に対す
るウォブル位相変調方法、(b)は位相変調されるデー
タ構成の単位であるADIPワードを示し、ワードシンクユ
ニット、データユニットの配列と、ウォブル位置との関
係を示している。(c)はADIPワードにおけるアドレス
情報、付加情報、ECC訂正符号のデータ構成を示す。
ているADIP方式について図2を用いて説明する。図2に
おいて(a)は同期信号、0データ、1データ(ウォブ
ル上における「0」または「1」を示すデータ)に対す
るウォブル位相変調方法、(b)は位相変調されるデー
タ構成の単位であるADIPワードを示し、ワードシンクユ
ニット、データユニットの配列と、ウォブル位置との関
係を示している。(c)はADIPワードにおけるアドレス
情報、付加情報、ECC訂正符号のデータ構成を示す。
【0005】(a)においてウォブル位相変調部分は位
相が180度反転する部分であり、その位相変調部の出現
間隔で、ADIPワード先頭に当たり、4ウォブル幅の
ワードシンク、各データビットの先頭に当たり1ウォ
ブル幅のビットシンク、ビットシンクから次の位相変調
部までの出現間隔の違いで識別され、2ウォブル幅のデ
ータビットとしてデータ0、データ1それぞれを識
別する(「データ0」、「データ1」は、前述の「0デ
ータ」、「1データ」に対応する実際の「0」または
「1」を示すデータである)。ワードシンク或いは、ビ
ットシンクの出現周期は93ウォブルであり、位相変調
部分が含まれる先頭8個のウォブルと、残りの85個の単
一ウォブルから構成される。
相が180度反転する部分であり、その位相変調部の出現
間隔で、ADIPワード先頭に当たり、4ウォブル幅の
ワードシンク、各データビットの先頭に当たり1ウォ
ブル幅のビットシンク、ビットシンクから次の位相変調
部までの出現間隔の違いで識別され、2ウォブル幅のデ
ータビットとしてデータ0、データ1それぞれを識
別する(「データ0」、「データ1」は、前述の「0デ
ータ」、「1データ」に対応する実際の「0」または
「1」を示すデータである)。ワードシンク或いは、ビ
ットシンクの出現周期は93ウォブルであり、位相変調
部分が含まれる先頭8個のウォブルと、残りの85個の単
一ウォブルから構成される。
【0006】(b)において、ADIPワードはシンクユニ
ットを含む52個の情報量から構成され、1ADIPワード内
のワードアドレスとして、ワードシンクからの出現順に
0から51までが与えられる。
ットを含む52個の情報量から構成され、1ADIPワード内
のワードアドレスとして、ワードシンクからの出現順に
0から51までが与えられる。
【0007】(c)において、ADIPワードに対するデー
タ構造について説明する。データは52ビットで構成さ
れ、ワードシンクに対するbit0(0に予約)から、ADI
Pワード最終のbit51までの計52ビットからなり、bi
t1〜bit23の3バイトで構成されるADIPアドレ
ス、bit24〜bit31の1バイトで構成されるAUX(a
uxiliary)データ、bit32〜bit51の2.5バイトで
構成され、ADIPアドレス、AUXデータに含まれる誤りを
訂正する誤り訂正符号からなる。
タ構造について説明する。データは52ビットで構成さ
れ、ワードシンクに対するbit0(0に予約)から、ADI
Pワード最終のbit51までの計52ビットからなり、bi
t1〜bit23の3バイトで構成されるADIPアドレ
ス、bit24〜bit31の1バイトで構成されるAUX(a
uxiliary)データ、bit32〜bit51の2.5バイトで
構成され、ADIPアドレス、AUXデータに含まれる誤りを
訂正する誤り訂正符号からなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したデータ構造、
ウォブル変調方法が適用されるディスクからウォブルを
再生しADIPアドレス、AUXデータを得る為には、再生ウ
ォブル信号から位相変調部の検出、ワードシンクの検出
からADIPワード先頭を特定、データビットの出現位置か
ら、データ0とデータ1の検出し、判定を行う。更にデ
ータビットの検出順にデータ0、1をバッファリングす
ることで図2(c)のデータ構造を復元、誤り訂正符号
の復号によりデータビット51個中に発生した誤りを訂
正する。これら一連の処理は、ADIPワード毎に順次行わ
れる。
ウォブル変調方法が適用されるディスクからウォブルを
再生しADIPアドレス、AUXデータを得る為には、再生ウ
ォブル信号から位相変調部の検出、ワードシンクの検出
からADIPワード先頭を特定、データビットの出現位置か
ら、データ0とデータ1の検出し、判定を行う。更にデ
ータビットの検出順にデータ0、1をバッファリングす
ることで図2(c)のデータ構造を復元、誤り訂正符号
の復号によりデータビット51個中に発生した誤りを訂
正する。これら一連の処理は、ADIPワード毎に順次行わ
れる。
【0009】図2(a)の位相変調方法に対するデータ
0,1の検出、判定については、ワードシンク或いはビ
ットシンクから2ウォブル幅のデータビットの出現ウォ
ブル位置により別々に検出する必要があり、判定回路が
別個に必要となる。従ってより簡素な回路構成でデータ
構造の復元を行いADIPアドレス他情報の検出を行うこと
が本発明の第1の目的である。
0,1の検出、判定については、ワードシンク或いはビ
ットシンクから2ウォブル幅のデータビットの出現ウォ
ブル位置により別々に検出する必要があり、判定回路が
別個に必要となる。従ってより簡素な回路構成でデータ
構造の復元を行いADIPアドレス他情報の検出を行うこと
が本発明の第1の目的である。
【0010】図2で説明した位相変調方式は、ウォブル
が180度位相反転している位相変調部分を検出、その出
現周期ワードシンク、データビットを区別し、93ウォ
ブルにおけるデータビットの出現位置によりデータ0、
データ1を区別する。この位相変調部分が少ないほど、
再生ウォブルに対するビットクロック(1ウォブルにつ
き32チャネルビット)を生成するPLL回路はより安定
し、更に位相反転部の誤った検出、判定確率が低下す
る。従って安定したアドレス検出、ディスク記録を行う
ことが可能となる。
が180度位相反転している位相変調部分を検出、その出
現周期ワードシンク、データビットを区別し、93ウォ
ブルにおけるデータビットの出現位置によりデータ0、
データ1を区別する。この位相変調部分が少ないほど、
再生ウォブルに対するビットクロック(1ウォブルにつ
き32チャネルビット)を生成するPLL回路はより安定
し、更に位相反転部の誤った検出、判定確率が低下す
る。従って安定したアドレス検出、ディスク記録を行う
ことが可能となる。
【0011】従ってこれらの課題を解決するデータ検出
回路及び、データ変調方法、ディスク記録媒体を提供す
ることが本発明の第2の目的である。
回路及び、データ変調方法、ディスク記録媒体を提供す
ることが本発明の第2の目的である。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記第1の課題は、ウォ
ブル位相変調方式の光ディスクからの再生ウォブル信号
において、データ1またはデータ0の一方のみの判定手
段を設け、ワードシンクの検出からデータビットのバッ
ファリング開始前までに、データバッファ内のデータを
0または1に初期化するアドレス検出回路により実現さ
れる。
ブル位相変調方式の光ディスクからの再生ウォブル信号
において、データ1またはデータ0の一方のみの判定手
段を設け、ワードシンクの検出からデータビットのバッ
ファリング開始前までに、データバッファ内のデータを
0または1に初期化するアドレス検出回路により実現さ
れる。
【0013】上記第2の課題は、アドレス情報等を含む
データ構造内の0データ、1データに対し、データ1ま
たはデータ0のどちらか一方のみをウォブル位相変調す
るデータ変調方法及び、そのデータ変調方法で生成した
ウォブルをディスク上の記録トラック側面に刻んだディ
スク記録媒体により実現される。
データ構造内の0データ、1データに対し、データ1ま
たはデータ0のどちらか一方のみをウォブル位相変調す
るデータ変調方法及び、そのデータ変調方法で生成した
ウォブルをディスク上の記録トラック側面に刻んだディ
スク記録媒体により実現される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を用い
て説明する。
て説明する。
【0015】図1は、本発明の第一の実施例であるアド
レス検出回路を示す図である。本実施例では、データ0
の検出は行わず、データ1のみを検出することで、回路
構成を簡素化する構成とした。図中、1はウォブル位相
変調フォーマットの光ディスク、2はディスク記録対応
の光ヘッド、3は光ヘッドのフォトディテクタから差信
号を生成、ディスク上のトラック側面に刻まれたウォブ
ル信号を再生するAFE(アナログ フロント エンド)、
4は再生ウォブル信号から位相変調部分の検出、2値化
することで、位相反転区間をパルス(ADIP信号)として
再生する位相変調部検出回路、5はADIP信号に含まれる
4ウォブル幅のワードシンクを検出し、その出現周期保
護を行うシンク検出保護回路、6はワードシンク検出か
らの内挿タイミングにより、データ1に対する2ウォブ
ル幅のデータビット出現位置を予測、データ1の検出窓
を生成するデータ1検出窓生成、7はADIP信号に含まれ
る2ウォブル幅のパルスとデータ1検出窓からデータ1
を判定するデータ判定回路、8は1ADIPワード先頭を示
すワードシンク検出からデータラッチ回路9の初期化タ
イミング、データラッチ回路9に対し、検出されたデー
タ1を順次バッファリングするためのワードアドレスを
生成すると共に、誤り訂正回路10に対する訂正符号復
号開始(ECC開始)タイミング、終了(ECC終了)タイミ
ングを生成するタイミング生成回路、9はデータ判定回
路によって検出されたデータ1を、ワードアドレスに従
い順次バッファリングするデータラッチ回路、10はデ
ータラッチ回路9に復元されたデータ構造に対して、EC
C開始タイミングに従い訂正符号の復号、誤り訂正処理
を行う誤り訂正回路、11は誤り訂正後のバッファリン
グデータに対するADIPアドレスとAUXデータを、ECC終了
タイミングに従いラッチ出力するアドレスラッチ回路を
示す。
レス検出回路を示す図である。本実施例では、データ0
の検出は行わず、データ1のみを検出することで、回路
構成を簡素化する構成とした。図中、1はウォブル位相
変調フォーマットの光ディスク、2はディスク記録対応
の光ヘッド、3は光ヘッドのフォトディテクタから差信
号を生成、ディスク上のトラック側面に刻まれたウォブ
ル信号を再生するAFE(アナログ フロント エンド)、
4は再生ウォブル信号から位相変調部分の検出、2値化
することで、位相反転区間をパルス(ADIP信号)として
再生する位相変調部検出回路、5はADIP信号に含まれる
4ウォブル幅のワードシンクを検出し、その出現周期保
護を行うシンク検出保護回路、6はワードシンク検出か
らの内挿タイミングにより、データ1に対する2ウォブ
ル幅のデータビット出現位置を予測、データ1の検出窓
を生成するデータ1検出窓生成、7はADIP信号に含まれ
る2ウォブル幅のパルスとデータ1検出窓からデータ1
を判定するデータ判定回路、8は1ADIPワード先頭を示
すワードシンク検出からデータラッチ回路9の初期化タ
イミング、データラッチ回路9に対し、検出されたデー
タ1を順次バッファリングするためのワードアドレスを
生成すると共に、誤り訂正回路10に対する訂正符号復
号開始(ECC開始)タイミング、終了(ECC終了)タイミ
ングを生成するタイミング生成回路、9はデータ判定回
路によって検出されたデータ1を、ワードアドレスに従
い順次バッファリングするデータラッチ回路、10はデ
ータラッチ回路9に復元されたデータ構造に対して、EC
C開始タイミングに従い訂正符号の復号、誤り訂正処理
を行う誤り訂正回路、11は誤り訂正後のバッファリン
グデータに対するADIPアドレスとAUXデータを、ECC終了
タイミングに従いラッチ出力するアドレスラッチ回路を
示す。
【0016】次に、本実施例におけるADIPアドレス及び
AUXデータ検出までの処理について、図1と共に図3、
図4を用いて説明する。
AUXデータ検出までの処理について、図1と共に図3、
図4を用いて説明する。
【0017】図3は、位相変調部検出回路4、シンク検
出保護回路5、データ1検出窓生成回路6、及びデータ
判定回路7における動作タイミングを示したものであ
る。(a)は位相変調部分に対するADIP検出信号、
(b)は4ウォブル幅のワードシンク検出、(c)は2
ウォブル幅のデータビット検出、(d)はデータ1検出
窓、(e)はデータ1判定結果、(f)はADIP信号(a)
に対するウォブル位置を示したwobbleカウンタ、(g)
はデータラッチ回路9に対するラッチアドレスを示すウ
ォブルカウンタである。
出保護回路5、データ1検出窓生成回路6、及びデータ
判定回路7における動作タイミングを示したものであ
る。(a)は位相変調部分に対するADIP検出信号、
(b)は4ウォブル幅のワードシンク検出、(c)は2
ウォブル幅のデータビット検出、(d)はデータ1検出
窓、(e)はデータ1判定結果、(f)はADIP信号(a)
に対するウォブル位置を示したwobbleカウンタ、(g)
はデータラッチ回路9に対するラッチアドレスを示すウ
ォブルカウンタである。
【0018】位相変調部検出回路4は、再生ウォブル信
号に対する位相反転部を検出し、図3(a)いおいて位
相反転区間は1、それ以外のウォブル区間は0のパルス
信号をあらわしている。ワードシンクは1の区間が4ウ
ォブル幅、データビットは2ウォブル幅であり、シンク
検出保護回路5において4ウォブル幅のワードシンクが
検出され、1ADIPワード周期に対する保護を行い、タイ
ミング制御回路8においてウォブルカウンタ、ワードカ
ウンタを初期化(同期化)する。ウォブルカウンタは9
3分周であり、その値0〜92は再生ウォブル信号に対
するウォブル位置を示す。ワードカウンタは52分周で
あり、その値はウォブルカウンタが1周するとインクリ
メントされ、ADIPワード1周期分をカウントつまりラッ
チアドレス0〜51を生成する。更にデータ1検出窓生
成回路6においては、ワードカウンタ値が1〜51まで
の区間でかつウォブルカウンタが4〜5の区間の際にデ
ータ1検出窓を生成する。データ判定回路7において
は、2ウォブル幅のデータビット検出を行うと共に、そ
の出現位置がウォブル4〜5である場合にはデータ1検
出窓によりデータ1と判定される。一方で2ウォブル幅
出現がウォブル6〜7の位置である場合にはデータ1の
検出は行われない。
号に対する位相反転部を検出し、図3(a)いおいて位
相反転区間は1、それ以外のウォブル区間は0のパルス
信号をあらわしている。ワードシンクは1の区間が4ウ
ォブル幅、データビットは2ウォブル幅であり、シンク
検出保護回路5において4ウォブル幅のワードシンクが
検出され、1ADIPワード周期に対する保護を行い、タイ
ミング制御回路8においてウォブルカウンタ、ワードカ
ウンタを初期化(同期化)する。ウォブルカウンタは9
3分周であり、その値0〜92は再生ウォブル信号に対
するウォブル位置を示す。ワードカウンタは52分周で
あり、その値はウォブルカウンタが1周するとインクリ
メントされ、ADIPワード1周期分をカウントつまりラッ
チアドレス0〜51を生成する。更にデータ1検出窓生
成回路6においては、ワードカウンタ値が1〜51まで
の区間でかつウォブルカウンタが4〜5の区間の際にデ
ータ1検出窓を生成する。データ判定回路7において
は、2ウォブル幅のデータビット検出を行うと共に、そ
の出現位置がウォブル4〜5である場合にはデータ1検
出窓によりデータ1と判定される。一方で2ウォブル幅
出現がウォブル6〜7の位置である場合にはデータ1の
検出は行われない。
【0019】図4は、タイミング生成回路8、データラ
ッチ回路9、誤り訂正回路10、アドレスラッチ回路1
1における一連の処理動作を示したものである。(a)
は位相変調部検出信号、(b)はワードシンク検出、
(c)はデータ1検出、(d)はワードカウンタ、(e)
はデータラッチ動作(bit1〜bit51)、(f)はアド
レス検出回路で行われる一連の処理シーケンスを示す。
ッチ回路9、誤り訂正回路10、アドレスラッチ回路1
1における一連の処理動作を示したものである。(a)
は位相変調部検出信号、(b)はワードシンク検出、
(c)はデータ1検出、(d)はワードカウンタ、(e)
はデータラッチ動作(bit1〜bit51)、(f)はアド
レス検出回路で行われる一連の処理シーケンスを示す。
【0020】図4において、ワードシンク検出から最初
のデータビット検出までの期間内、つまりワードカウン
タ値が0の区間でデータラッチ回路9内のラッチビット
1〜51全てを0に初期化する。更にデータ1が検出さ
れればその時のワードカウンタ値に対するラッチビット
にデータ1が順次格納される。各ワードカウンタ期間内
でデータ1が検出されなかった場合は、初期化された値
0がそのまま残る。更にADIPワードを構成する最後
のデータビットのラッチ期間が終了後(ワードカウンタ
値=51)、タイミング生成回路8はECC開始タイミ
ング、ECC終了タイミングを生成、誤り訂正回路10
はこの期間内に訂正符号の復号、データラッチ回路9内
に復元されたADIPデータ構造における誤り訂正処理
を行い、アドレスラッチ回路11はECC終了タイミン
グに従いADIPデータ構造に対するADIPアドレ
ス、AUXデータをラッチ、出力する。
のデータビット検出までの期間内、つまりワードカウン
タ値が0の区間でデータラッチ回路9内のラッチビット
1〜51全てを0に初期化する。更にデータ1が検出さ
れればその時のワードカウンタ値に対するラッチビット
にデータ1が順次格納される。各ワードカウンタ期間内
でデータ1が検出されなかった場合は、初期化された値
0がそのまま残る。更にADIPワードを構成する最後
のデータビットのラッチ期間が終了後(ワードカウンタ
値=51)、タイミング生成回路8はECC開始タイミ
ング、ECC終了タイミングを生成、誤り訂正回路10
はこの期間内に訂正符号の復号、データラッチ回路9内
に復元されたADIPデータ構造における誤り訂正処理
を行い、アドレスラッチ回路11はECC終了タイミン
グに従いADIPデータ構造に対するADIPアドレ
ス、AUXデータをラッチ、出力する。
【0021】以上のように、本実施例では光ディスクに
ウォブル位相変調されているワードシンクの検出から最
初のデータビット検出までの期間でデータラッチ回路を
初期化、データ1のみを検出しながらバッファリングす
ることで、バッファリングデータの上書きが行われない
ことによるエラー伝播を防止すると共に、回路構成要素
の簡素化を図ることが可能となる。
ウォブル位相変調されているワードシンクの検出から最
初のデータビット検出までの期間でデータラッチ回路を
初期化、データ1のみを検出しながらバッファリングす
ることで、バッファリングデータの上書きが行われない
ことによるエラー伝播を防止すると共に、回路構成要素
の簡素化を図ることが可能となる。
【0022】なお第1の実施例はデータ1のみを検出
し、データラッチ回路は0に初期化する場合を説明した
が、データ0のみを検出、判定し、データラッチ回路は
1に初期化する場合も考えられ、同様の効果を得られ
る。
し、データラッチ回路は0に初期化する場合を説明した
が、データ0のみを検出、判定し、データラッチ回路は
1に初期化する場合も考えられ、同様の効果を得られ
る。
【0023】図5は、本発明の第二の実施例であるデー
タ変調方式を示す図である。図5はADIPワードの先頭
を示すワードシンク、はデータ0、はデータ1それ
ぞれの位相変調方法を示す。、においてはデータビ
ットを表現する2ウォブル幅の位相反転区間の有無によ
りデータ0,データ1を区別している。変調データのデ
ータ構造は図2(c)の構成が適用され、そのデータ構
造内のデータ0、データ1に対して位相変調を行う際
に、上記ワードシンク、データビットの位相変調方法が
適用され、ディスク上のトラック側面のウォブルとして
刻まれる。このような変調方法が適用されたディスクか
らウォブルを再生し、変調されているアドレス情報、付
加情報等を検出する際には、第1の実施例図1で説明し
たアドレス検出回路の構成、図3,4で説明した動作が
適用される。
タ変調方式を示す図である。図5はADIPワードの先頭
を示すワードシンク、はデータ0、はデータ1それ
ぞれの位相変調方法を示す。、においてはデータビ
ットを表現する2ウォブル幅の位相反転区間の有無によ
りデータ0,データ1を区別している。変調データのデ
ータ構造は図2(c)の構成が適用され、そのデータ構
造内のデータ0、データ1に対して位相変調を行う際
に、上記ワードシンク、データビットの位相変調方法が
適用され、ディスク上のトラック側面のウォブルとして
刻まれる。このような変調方法が適用されたディスクか
らウォブルを再生し、変調されているアドレス情報、付
加情報等を検出する際には、第1の実施例図1で説明し
たアドレス検出回路の構成、図3,4で説明した動作が
適用される。
【0024】図5、では1ウォブル幅のビットシン
クが位相変調される方法を示しているが、この位相変調
は行われない場合も考えられる。また本実施例ではデー
タビットの位相変調はデータ1のみを意味するため、ウ
ォブル位置に対するデータ1判定窓を広げることが可能
となる。図2の変調方法ではデータ0、データ1に対す
る位相反転区間が隣接している為、最大2ウォブル幅ま
でしか検出範囲を広げられなかった。従ってデータビッ
トの検出率が向上し、結果アドレス情報等の検出確率の
向上が期待できる。
クが位相変調される方法を示しているが、この位相変調
は行われない場合も考えられる。また本実施例ではデー
タビットの位相変調はデータ1のみを意味するため、ウ
ォブル位置に対するデータ1判定窓を広げることが可能
となる。図2の変調方法ではデータ0、データ1に対す
る位相反転区間が隣接している為、最大2ウォブル幅ま
でしか検出範囲を広げられなかった。従ってデータビッ
トの検出率が向上し、結果アドレス情報等の検出確率の
向上が期待できる。
【0025】また、第2の実施例においてはデータ1の
みが位相変調されるが、データ0のみを位相変調しても
構わない。この場合図1のアドレス検出回路は、データ
0のみを検出、判定し、データラッチ回路は1に初期化
され、ADIPアドレス他検出が行われる。
みが位相変調されるが、データ0のみを位相変調しても
構わない。この場合図1のアドレス検出回路は、データ
0のみを検出、判定し、データラッチ回路は1に初期化
され、ADIPアドレス他検出が行われる。
【0026】また変調方法についてはウォブル位相反転
方式に限定されない。変調するデータが0のみ、1のみ
が変調される変調方法、ディスク記録媒体全てに適用さ
れる。
方式に限定されない。変調するデータが0のみ、1のみ
が変調される変調方法、ディスク記録媒体全てに適用さ
れる。
【0027】以上により、ディスク上のトラック側面に
刻まれたウォブルに対する再生信号は位相反転部分がよ
り少なくなり、再生ウォブルに対するビットクロックを
生成するPLL回路はより安定し、安定したアドレス検
出、ディスク記録を行うことが可能となる。また再生ウ
ォブル信号から位相変調部を検出後、データ1またはデ
ータ0の一方のみの判定手段を設け、ワードシンクの検
出からデータビットのバッファリング開始前までに、デ
ータバッファ内のデータを0または1に初期化するアド
レス検出回路がそのまま適用される。
刻まれたウォブルに対する再生信号は位相反転部分がよ
り少なくなり、再生ウォブルに対するビットクロックを
生成するPLL回路はより安定し、安定したアドレス検
出、ディスク記録を行うことが可能となる。また再生ウ
ォブル信号から位相変調部を検出後、データ1またはデ
ータ0の一方のみの判定手段を設け、ワードシンクの検
出からデータビットのバッファリング開始前までに、デ
ータバッファ内のデータを0または1に初期化するアド
レス検出回路がそのまま適用される。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によると、バ
ッファリングデータの上書きが行われないことによるエ
ラー伝播を防止すると共に、回路構成要素の簡素化を図
ることが可能となる。
ッファリングデータの上書きが行われないことによるエ
ラー伝播を防止すると共に、回路構成要素の簡素化を図
ることが可能となる。
【図1】 本発明によるアドレス検出回路の実施例を示
す図。
す図。
【図2】 ウォブル位相変調方式の一例を示す図。
【図3】 アドレス検出回路における同期信号の検出、
データ判定動作を示す図。
データ判定動作を示す図。
【図4】 アドレス検出回路における処理シーケンスを
示す図。
示す図。
【図5】 本発明によるデータ変調方法の実施例を示す
図。
図。
1…光ディスク、2…光ヘッド、3…アナログフロント
エンド、4…位相変調部検出回路、5…シンク検出保護
回路、6…データ1検出窓生成回路、7…データ判定回
路、8…タイミング生成回路、9…データラッチ回路、
10…誤り訂正回路、11…アドレスラッチ回路。
エンド、4…位相変調部検出回路、5…シンク検出保護
回路、6…データ1検出窓生成回路、7…データ判定回
路、8…タイミング生成回路、9…データラッチ回路、
10…誤り訂正回路、11…アドレスラッチ回路。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 平山 洋志
神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株
式会社日立製作所デジタルメディア開発本
部内
Fターム(参考) 5D044 BC04 BC05 CC04 DE32 DE38
DE48
5D090 AA01 BB03 BB04 CC04 DD03
EE20 GG03 GG36
Claims (4)
- 【請求項1】光ディスク上のウォブリングに、データ構
造の先頭を示す同期信号と、データ構造を構成するnビ
ット(nは正の整数)のデータを一単位として変調さ
れ、0データ、1データが同期信号からデータの相対位
置の違いで区別される光ディスクに対し、ウォブル信号
を再生しデータ構造を復元するデータ検出回路であっ
て、 同期信号の検出、周期保護を行う検出手段と、 同期信号の検出からnビットの1データの変調位置を予
測する手段と、 予測手段と、データ検出結果から1データを判定する手
段と、 同期信号の検出からnビットデータのラッチアドレスを
生成する手段と、ラッチアドレスに従いデータを順次格
納するラッチ手段を設け、上記ラッチ手段は、同期信号
の検出からnビット最初のデータ検出期間で全て0に初
期化され、判定手段からの1データのみをラッチアドレ
スに従い格納することを特徴とするデータ検出回路。 - 【請求項2】光ディスク上のウォブリングに、データ構
造の先頭を示す同期信号と、データ構造を構成するnビ
ット(nは正の整数)のデータを一単位として変調さ
れ、0データ、1データが同期信号からデータの相対位
置の違いで区別される光ディスクに対し、ウォブル信号
を再生しデータ構造を復元するデータ検出回路であっ
て、同期信号の検出、周期保護を行う検出手段と、 同期信号の検出からnビットの0データの変調位置を予
測する手段と、 予測手段と、データ検出結果から0データを判定する手
段と、 同期信号の検出からnビットデータのラッチアドレスを
生成する手段と、 ラッチアドレスに従いデータを順次格納するラッチ手段
を設け、 上記ラッチ手段は、同期信号の検出からnビット最初の
データ検出期間で全て1に初期化され、判定手段からの
0データのみをラッチアドレスに従い格納することを特
徴とするデータ検出回路。 - 【請求項3】光ディスク上のウォブリングに、データ構
造の先頭を示す同期信号と、データ構造を構成するデー
タに対する0データ、1データを変調する方法であっ
て、 同期信号と、0データ或いは1データいづれか一方のみ
に対しウォブル変調が行われることを特徴とするディス
ク記録媒体。 - 【請求項4】請求項3における変調方法を用いて、光デ
ィスク上のウォブリングを形成したことを特徴とするデ
ィスク記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002111474A JP2003317262A (ja) | 2002-04-15 | 2002-04-15 | データ検出回路及び、データ変調方法、ディスク記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002111474A JP2003317262A (ja) | 2002-04-15 | 2002-04-15 | データ検出回路及び、データ変調方法、ディスク記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003317262A true JP2003317262A (ja) | 2003-11-07 |
Family
ID=29533406
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002111474A Pending JP2003317262A (ja) | 2002-04-15 | 2002-04-15 | データ検出回路及び、データ変調方法、ディスク記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003317262A (ja) |
-
2002
- 2002-04-15 JP JP2002111474A patent/JP2003317262A/ja active Pending
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