JP2003317127A - 硬貨識別装置および硬貨識別方法 - Google Patents

硬貨識別装置および硬貨識別方法

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JP2003317127A
JP2003317127A JP2002122350A JP2002122350A JP2003317127A JP 2003317127 A JP2003317127 A JP 2003317127A JP 2002122350 A JP2002122350 A JP 2002122350A JP 2002122350 A JP2002122350 A JP 2002122350A JP 2003317127 A JP2003317127 A JP 2003317127A
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Masanori Sugata
正徳 菅田
Hideya Itako
英冶 潮来
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Nippon Conlux Co Ltd
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Nippon Conlux Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つのセンサで硬貨の到来と照射タイミング
とを検知することで、装置全体の小型化と信頼性の高い
識別を可能にする硬貨識別装置および硬貨識別方法を提
供する。 【解決手段】 硬貨通路1を進行方向に落下している硬
貨Cが磁気センサ2を通過すると、磁気センサ2の出力
信号のレベルが変化を始め、硬貨到来検知部4が硬貨C
の到来を検知すると、エリアセンサ15が撮像準備を開
始し、金種識別部8が出力信号のピークレベルに基づい
て硬貨Cの金種を識別し、メモリ9から読み出した硬貨
Cの金種の照射タイミングレベルと磁気センサ2の出力
信号のレベルとが一致する時(照射タイミング)、光源
12から光13を硬貨Cの表面に照射し、エリアセンサ
15が硬貨Cの表面で反射した反射光14を取得し、画
像処理・判定部16がエリアセンサ15で取得した硬貨
Cの表面の画像に基づいて硬貨Cの真偽の判定を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、硬貨識別装置およ
び硬貨識別方法に関し、特に、硬貨通路を転動若しくは
落下する硬貨(メダル、トークンおよびICコイン等を
含む)の表面に形成されている模様および形状に基づい
て硬貨の識別を行う硬貨識別装置および硬貨識別方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、硬貨を使用する自動販売機、両
替機等においては、投入された硬貨の種別、真偽を識別
する必要がある。
【0003】従来、この種の硬貨識別装置は、硬貨投入
口から投入された硬貨が通過する通路に、1または複数
の磁気センサを配置し、硬貨の材質、材厚、大きさ等を
判別し、判別結果に基づき硬貨の種類および真偽を識別
するように構成され、更に撮像素子等の光学センサを用
いて硬貨の材厚、大きさ等を検出する構成も提案されて
きた。
【0004】しかし、近年、国内の正貨と材質および形
状が類似した外国通貨を、国内の正貨で得られる光学的
センサ若しくは磁気センサのパターンと一致するように
加工した変造硬貨が出回り、変造硬貨の加工精度が高ま
るにつれて、従来の磁気センサ若しくは光学的センサで
の真偽の判定が困難になる問題が発生してきた。特に、
500円硬貨は高額貨幣であることから外国通貨の不正
使用等で大きな問題となっている。
【0005】そこで、この種の変造硬貨を判別するため
に、更に高精度に硬貨を識別することの必要性が生じて
おり、CCDセンサ等の撮像センサを使用して硬貨の表
面の2次元画像を取得し、取得した2次元画像に基づい
て硬貨の識別を行う方法が提案されている。
【0006】このような方法では、硬貨表面の2次元画
像を極短時間の光照射により撮像することで取得するた
め、硬貨の到来をセンサ等で検知して光照射の前に予め
撮像センサの撮像準備を行う必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、硬貨表面に光
照射する撮像位置の前段に、硬貨の到来を検知するセン
サ等を配設すると、装置全体や制御回路等の規模が大き
くなり、更に、センサ等が増えることで、センサ等の故
障や汚れ等による不具合の影響が大きくなるという問題
がある。
【0008】そこで、本発明は、1つのセンサで硬貨の
到来と照射タイミングとを検知することで、装置全体の
小型化と信頼性の高い識別を可能にする硬貨識別装置お
よび硬貨識別方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、硬貨通路内を転動若しくは落下
する硬貨を識別する硬貨識別装置において、前記硬貨の
表面に光を照射する照射手段と、前記硬貨の表面からの
反射光に基づいて前記硬貨の表面画像を取得する撮像セ
ンサと、前記硬貨の到来を検知して前記撮像センサに撮
像準備を開始させる撮像準備開始手段と、前記硬貨の金
種を判別し、該判別した金種に基づいて前記照射手段に
よる前記硬貨の照射タイミングを決定する照射タイミン
グ決定手段と、前記撮像センサで取得した前記硬貨の表
面画像に基づいて前記硬貨の模様および形状を識別する
表面画像識別手段とを具備することを特徴とする。
【0010】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
において、前記硬貨通路における前記撮像センサの配設
位置の上流側に磁気センサを配設し、前記撮像準備開始
手段は、前記磁気センサの出力信号に基づいて前記硬貨
の到来を検知し、前記照射タイミング決定手段は、前記
磁気センサの出力信号に基づいて前記硬貨の金種を判別
することを特徴とする。
【0011】また、請求項3の発明は、請求項2の発明
において、前記撮像準備開始手段は、前記硬貨が未到来
の状態における前記出力信号のレベルを待機レベルと
し、前記待機レベルに対して予め設定した増加分を加え
たレベルを硬貨到来検知レベルとし、前記出力信号のレ
ベルと前記硬貨到来検知レベルとが一致した時を前記硬
貨の到来とすることを特徴とする。
【0012】また、請求項4の発明は、請求項3の発明
において、前記撮像準備開始手段は、前記硬貨が未到来
の状態の際に、前記出力信号のレベルを一定周期でサン
プリングするサンプリング手段と、前記サンプリング手
段でサンプリングした複数の出力信号のレベルから最大
値および最小値を検出し、該検出した最大値と最小値と
の差および前記複数の出力信号のレベルの平均値を算出
し、該算出した最大値と最小値との差および平均値が規
定範囲内の場合、前記平均値を前記待機レベルの新たな
値として補正する補正手段とを具備することを特徴とす
る。
【0013】また、請求項5の発明は、硬貨通路内を転
動若しくは落下する硬貨を識別する硬貨識別方法におい
て、前記硬貨の到来を検知して撮像準備を開始し、前記
硬貨の金種を判別し、該判別した金種に基づいて前記硬
貨の照射タイミングを決定し、該決定した照射タイミン
グで前記硬貨の表面に光を照射し、前記硬貨の表面から
の反射光に基づいて前記硬貨の表面画像を取得し、該取
得した前記硬貨の表面画像に基づいて前記硬貨の模様お
よび形状を識別することを特徴とする。
【0014】また、請求項6の発明は、請求項5の発明
において、前記硬貨通路における前記硬貨の表面に光を
照射する位置の上流側に磁気センサを配設し、前記磁気
センサの出力信号に基づいて前記硬貨の到来を検知し、
前記磁気センサの出力信号に基づいて前記硬貨の金種を
判別することを特徴とする。
【0015】また、請求項7の発明は、請求項6の発明
において、前記硬貨が未到来の状態における前記出力信
号のレベルを待機レベルとし、前記待機レベルに対して
予め設定した増加分を加えたレベルを硬貨到来検知レベ
ルとし、前記出力信号のレベルと前記硬貨到来検知レベ
ルとが一致した時を前記硬貨の到来とすることを特徴と
する。
【0016】また、請求項8の発明は、請求項7の発明
において、前記硬貨が未到来の状態の際に、前記出力信
号のレベルを一定周期でサンプリングし、該サンプリン
グした複数の出力信号のレベルから最大値および最小値
を検出し、該検出した最大値と最小値との差および前記
複数の出力信号のレベルの平均値を算出し、該算出した
最大値と最小値との差および平均値が規定範囲内の場
合、前記平均値を前記待機レベルの新たな値として補正
することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる硬貨識別装
置および硬貨識別方法の実施の形態について添付図面を
参照して詳細に説明する。
【0018】図1は、本発明に係わる硬貨識別装置の概
略構成を示す図である。
【0019】図1に示すように、本発明に係わる硬貨識
別装置は被検硬貨C(以下、硬貨Cという)を図示矢印
方向に落下させる硬貨通路1、硬貨Cの通過に伴って出
力が変化する磁気センサ2、磁気センサ2から出力され
る出力信号をディジタル信号に変換するA/D変換部
3、磁気センサ2から出力される出力信号のレベルが硬
貨到来検知レベルに達することで硬貨到来を検知する硬
貨到来検知部4、硬貨到来検知部4が硬貨到来を検知す
ると、エリアセンサ15に撮像準備の指示を出す撮像準
備制御部5、硬貨Cが磁気センサ2に到来しない間の出
力信号のレベルをサンプリングするレベルサンプリング
部6、レベルサンプリング部6でサンプリングした複数
のレベルに基づいて待機レベルおよび硬貨到来検知レベ
ルを補正する補正部7、磁気センサ2が出力する出力信
号に基づいて硬貨Cの金種を識別する金種識別部8、予
め算出した金種毎照射タイミングデータを蓄積している
メモリ9、金種識別部8で識別した硬貨Cの金種の照射
タイミングレベルと磁気センサ2から出力される出力信
号のレベルとを比較するレベル比較部10、照射タイミ
ングレベルと出力信号のレベルとが一致すると、光源1
2に照射の指示を出す光源駆動回路11、硬貨Cの表面
に光13を極短時間照射する光源12、硬貨Cの表面で
反射された反射光14を入力して硬貨Cの表面の画像を
取得するMOS型イメージセンサ等のエリアセンサ1
5、取得した硬貨Cの表面の画像を処理するとともに硬
貨Cの真偽の判定を行う画像処理・判定部16を備えて
構成されている。
【0020】次に、硬貨Cが磁気センサ2を通過する際
に、磁気センサ2から出力される出力信号のレベルの変
化に基づく硬貨Cの金種の識別や照射タイミングの決定
について説明する。
【0021】図2は、硬貨Cが磁気センサ2を通過する
際に、磁気センサ2から出力される出力信号のレベルの
変化の一例を示すグラフ201である。なお、グラフの
縦軸は出力信号のレベルを示す軸で、横軸は時間を示す
軸である。
【0022】図2に示すように、硬貨Cが磁気センサ2
に到来しない間は、磁気センサ2から出力される出力信
号は一定のレベルで安定し、このレベルを待機レベルと
する。
【0023】そして、自由落下する硬貨Cの下方先端が
磁気センサ2に到来すると、グラフ中の(a)に示すよ
うに出力信号のレベルが上昇を開始し、出力信号のレベ
ルが硬貨到来検知レベルに到達すると、硬貨到来検知部
4は硬貨Cが到来したことを検知して撮像準備制御部5
に出力し、撮像準備制御部5からエリアセンサ15に撮
像準備の指示が出る。撮像準備の指示を受け取ったエリ
アセンサ15は、一種のシフトレジスタである水平走査
回路および垂直走査回路によって制御される直交する
X、Yアドレス線で画素を選択することにより、画素ア
レイを構成する個々の画素の撮像準備を行う。ここで、
各画素の撮像準備動作は、全画素同時に開始されるので
はなく、X、Yアドレス線によって次々に選択される画
素毎に開始される。
【0024】なお、最初の画素が撮像準備動作を開始し
てから最終の画素が撮像準備動作を終了するまでの時間
(撮像準備時間)は、水平走査回路および垂直走査回路
の動作クロック(蓄積クロック)と画素アレイの総画素
数によって決定される。
【0025】硬貨Cが更に自由落下するとともに出力信
号のレベルも上昇し、硬貨Cの中心部が磁気センサ2に
到来すると、グラフ中の(b)に示すように出力信号の
レベルがピークになり、金種識別部8は出力信号のピー
クのレベルに基づいて硬貨Cの金種を識別し、メモリ9
に蓄積された金種毎の照射タイミングデータに基づいて
硬貨Cの照射タイミングレベルを決定する。
【0026】硬貨Cの中心部が磁気センサ2を通過して
更に自由落下すると、出力信号のレベルもピークレベル
を境に下降を開始し、グラフ中の(c)に示すように出
力信号のレベルと照射タイミングレベルとが一致する
と、レベル比較部10は照射タイミングであることを光
源駆動回路11に出力し、光源駆動回路11から光源1
2に照射の指示が出る。そして、光源12は光13を照
射し、照射した光13が硬貨Cの表面によって反射され
た反射光14をエリアセンサ15が入力することで硬貨
Cの表面を撮像し、撮像した硬貨Cの表面の画像を画像
処理・判定部16に転送する。
【0027】硬貨Cの上方先端が磁気センサ2を通過す
ると、グラフ中の(d)に示すように再び出力信号は待
機レベルで安定する。
【0028】次に、本発明に係わる硬貨識別装置が行う
硬貨識別の処理手順について図3に示すフローチャート
を参照して説明する。
【0029】図1に示す概略構成において、硬貨Cが本
発明に係わる硬貨識別装置に投入され、硬貨通路を下方
に自由落下すると図3に示すフローチャートの処理手順
が開始する。
【0030】硬貨到来検知部は、磁気センサから出力さ
れる出力信号のレベルを監視し(ステップS301)、
硬貨Cの先端が磁気センサに到達すると、出力信号のレ
ベルが変化を開始し、出力信号のレベルが硬貨到来検知
レベルに到達したことを検知すると(ステップS302
でYES)、エリアセンサは撮像準備を開始する(ステ
ップS303)。
【0031】金種識別部は、出力信号のレベルを監視し
(ステップS304)、出力信号のレベルがピークレベ
ルに到達したことを検知すると(ステップS305でY
ES)、出力信号のピークレベルに基づいて硬貨Cの金
種を識別し(ステップS306)、メモリに蓄積された
金種毎の照射タイミングデータに基づいて硬貨Cの金種
の照射タイミングを決定する(ステップS307)。
【0032】レベル比較部は、硬貨Cの金種の照射タイ
ミングに対応するレベルと出力信号のレベルとを比較す
るために出力信号のレベルを監視し(ステップS30
8)、出力信号のレベルが照射タイミングに対応するレ
ベルに一致することを検知すると(ステップS309で
YES)、光源は硬貨Cに光を照射する(ステップS3
10)。
【0033】エリアセンサは、光源が照射した光が硬貨
Cの表面によって反射された反射光を入力することで硬
貨Cの表面を撮像し、撮像した硬貨Cの表面の画像を画
像処理・判定部に転送し(ステップS311)、処理手
順を終了する。
【0034】また、ステップS302において、出力信
号のレベルが硬貨到来検知レベルに到達したことを検知
しない場合(ステップS302でNO)、待機レベルの
補正を行い(ステップS312)、ステップS301に
戻る。
【0035】次に、レベルサンプリング部6と補正部7
とが行う待機レベルおよび硬貨到来検知レベルの補正に
ついて説明する。
【0036】図4は、図2に示すグラフ中の(a)を拡
大した一例を示すグラフ401である。なお、グラフの
縦軸および横軸は図2と同様である。
【0037】図4のグラフ401に示すように、硬貨C
が磁気センサ2に到来しない間は、磁気センサ2から出
力される出力信号は一定のレベルで安定しているもの
の、周辺の温度の変動等により出力信号のレベルは微小
変動する。
【0038】ここで、レベルサンプリング部6は絶えず
出力信号のレベルを監視し、監視したレベルのうち、一
定間隔毎のレベルをサンプリングする。そして、補正部
7がレベルサンプリング部6でサンプリングした一定間
隔毎のレベルを規定数個集め、その規定数個のレベルか
ら最大値および最小値を検出するとともに、最大値と最
小値との差および平均値を算出する。そして、当該平均
値が予め設定した規定範囲内であり、且つ当該最大値と
最小値との差が予め設定した規定値以内である場合、当
該平均値を新たな待機レベルとして補正し、出力信号の
レベルの微小変動を考慮して当該待機レベルにマージン
量を加えたレベルを硬貨到来検知レベルとして補正し、
硬貨到来検知部4が補正部7で補正した硬貨到来検知レ
ベルに基づいて硬貨Cの到来を検知する。
【0039】ここで、レベルサンプリング部6と補正部
7とが行う待機レベルおよび硬貨到来検知レベルの補正
について、図4のグラフ401に示すような0.5秒間
隔のレベルを10回サンプリングすることを一例にして
詳細に説明する。
【0040】ある出力信号のレベルを第1のサンプリン
グレベル402とし、第1のサンプリングレベル402
から0.5秒経過した出力信号のレベルを第2のサンプ
リングレベル403とし、以後引き続き0.5秒間隔で
第3、4、…のサンプリングレベルをサンプリングす
る。そして、第10のサンプリングレベル404をサン
プリングすると、第1〜10のサンプリングレベルから
最大値および最小値を検出し、最大値と最小値との差お
よび平均値を算出する。そして、当該平均値が予め設定
した規定範囲内であり、且つ当該最大値と最小値との差
が予め設定した規定値以内である場合、当該平均値を待
機レベル405とし、出力信号のレベルの微小変動を考
慮して当該待機レベル405にマージン量(X)を加え
たレベルを硬貨到来検知レベル406とする。そして、
第10のサンプリングレベル404から0.5秒経過す
ると、次のサンプリングを行う。
【0041】ここで、硬貨Cが磁気センサ2に到来する
と、出力信号のレベルは上昇を開始し、グラフ中の
(e)に示すように上昇する出力信号のレベルと硬貨到
来検知レベル406とが一致する時を硬貨到来としてサ
ンプリングを終了し、図3に示すフローチャートの処理
手順を開始する。
【0042】次に、レベルサンプリング部6と補正部7
とが行う待機レベルおよび硬貨到来検知レベルの補正の
処理手順について図5に示すフローチャートを参照して
説明する。
【0043】なお、図5に示すフローチャートは、図3
に示すフローチャートのステップS312で行われる処
理の詳細であり、図3に示すフローチャートのステップ
S302において、出力信号のレベルが硬貨到来検知レ
ベルに到達したことを検知しない場合(ステップS30
2でNO)、図5に示すフローチャートの処理手順が開
始される。また、図5に示すフローチャートでは、0.
5秒間隔で10回行うサンプリングを一例にする。
【0044】前サンプリングから0.5秒経過している
と(ステップS501でYES)、出力信号のレベルを
サンプリングする(ステップS502)。なお、前サン
プリングから0.5秒経過していないと(ステップS5
01でNO)、処理手順を終了する。次に、サンプリン
グの回数が10に達している場合(ステップS503で
YES)、10個のサンプリングから平均値、MAX
(最大値)およびMIN(最小値)を求める(ステップ
S504)。なお、サンプリングの回数が10に達して
いない場合(ステップS503でNO)、処理手順を終
了する。
【0045】次に、「MAX−MIN」が予め設定した
規定値以内か否か確認し(ステップS505)、「MA
X−MIN」が規定値内の場合(ステップS505でY
ES)、「|平均値−基準値(予め定められたねらいの
値)|」が規定範囲内か否か確認し(ステップS50
6)、「|平均値−基準値|」が規定範囲内の場合(ス
テップS506でYES)、平均値を待機レベルとし
(ステップS507)、待機レベルに予め設定したマー
ジン量を加えたレベルを硬貨到来検知レベルと決定し
(ステップS508)。処理手順を終了する。なお、
「MAX−MIN」が規定値外の場合(ステップS50
5でNO)および「|平均値−基準値|」が規定範囲外
の場合(ステップS506でNO)、処理手順を終了す
る。
【0046】そして、図5に示すフローチャートの処理
手順を終了すると、図3に示すフローチャートのステッ
プS301に進む。
【0047】なお、硬貨Cの全領域(表面の外周部およ
び中心部、側面等)を撮像エリアとする構成にして良
く、その際には、各領域を撮像することができる照射タ
イミングレベルを設定すれば良い。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、硬
貨の到来を検知する磁気センサで照射タイミングを検知
するように構成することで、装置全体の小型化と信頼性
の高い識別を可能にするという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる硬貨識別装置の概略構成を示す
図である。
【図2】硬貨Cが磁気センサ2を通過する際に、磁気セ
ンサ2から出力される出力信号のレベルの変化の一例を
示すグラフ201である。
【図3】本発明に係わる硬貨識別装置が行う硬貨識別の
処理手順を示すフローチャートである。
【図4】図2に示すグラフ中の(a)を拡大した一例を
示すグラフ401である。
【図5】レベルサンプリング部6と補正部7とが行う待
機レベルおよび硬貨到来検知レベルの補正の処理手順を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
C 硬貨 1 硬貨通路 2 磁気センサ 3 A/D変換部 4 硬貨到来検知部 5 撮像準備制御部 6 レベルサンプリング部 7 補正部 8 金種識別部 9 メモリ 10 レベル比較部 11 光源駆動回路 12 光源 13 光 14 反射光 15 エリアセンサ 16 画像処理・判定部 201 出力信号のレベルの変化を示すグラフ 401 図2に示すグラフ中の(a)を拡大したグラ
フ 402 第1のサンプリングレベル 403 第2のサンプリングレベル 404 第10のサンプリングレベル 405 待機レベル 406 硬貨到来検知レベル
フロントページの続き Fターム(参考) 3E002 AA06 BD01 BD05 DA06 EA03 5B047 AA30 AB02 CA19 CB18 DC02 5B057 AA17 BA02 BA28 DA12 DB02 DB09

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬貨通路内を転動若しくは落下する硬貨
    を識別する硬貨識別装置において、 前記硬貨の表面に光を照射する照射手段と、 前記硬貨の表面からの反射光に基づいて前記硬貨の表面
    画像を取得する撮像センサと、 前記硬貨の到来を検知して前記撮像センサに撮像準備を
    開始させる撮像準備開始手段と、 前記硬貨の金種を判別し、該判別した金種に基づいて前
    記照射手段による前記硬貨の照射タイミングを決定する
    照射タイミング決定手段と、 前記撮像センサで取得した前記硬貨の表面画像に基づい
    て前記硬貨の模様および形状を識別する表面画像識別手
    段とを具備することを特徴とする硬貨識別装置。
  2. 【請求項2】 前記硬貨通路における前記撮像センサの
    配設位置の上流側に磁気センサを配設し、 前記撮像準備開始手段は、 前記磁気センサの出力信号に基づいて前記硬貨の到来を
    検知し、 前記照射タイミング決定手段は、 前記磁気センサの出力信号に基づいて前記硬貨の金種を
    判別することを特徴とする請求項1記載の硬貨識別装
    置。
  3. 【請求項3】 前記撮像準備開始手段は、 前記硬貨が未到来の状態における前記出力信号のレベル
    を待機レベルとし、前記待機レベルに対して予め設定し
    た増加分を加えたレベルを硬貨到来検知レベルとし、前
    記出力信号のレベルと前記硬貨到来検知レベルとが一致
    した時を前記硬貨の到来とすることを特徴とする請求項
    2記載の硬貨識別装置。
  4. 【請求項4】 前記撮像準備開始手段は、 前記硬貨が未到来の状態の際に、前記出力信号のレベル
    を一定周期でサンプリングするサンプリング手段と、 前記サンプリング手段でサンプリングした複数の出力信
    号のレベルから最大値および最小値を検出し、該検出し
    た最大値と最小値との差および前記複数の出力信号のレ
    ベルの平均値を算出し、該算出した最大値と最小値との
    差および平均値が規定範囲内の場合、前記平均値を前記
    待機レベルの新たな値として補正する補正手段とを具備
    することを特徴とする請求項3記載の硬貨識別装置。
  5. 【請求項5】 硬貨通路内を転動若しくは落下する硬貨
    を識別する硬貨識別方法において、 前記硬貨の到来を検知して撮像準備を開始し、 前記硬貨の金種を判別し、該判別した金種に基づいて前
    記硬貨の照射タイミングを決定し、 該決定した照射タイミングで前記硬貨の表面に光を照射
    し、 前記硬貨の表面からの反射光に基づいて前記硬貨の表面
    画像を取得し、 該取得した前記硬貨の表面画像に基づいて前記硬貨の模
    様および形状を識別することを特徴とする硬貨識別方
    法。
  6. 【請求項6】 前記硬貨通路における前記硬貨の表面に
    光を照射する位置の上流側に磁気センサを配設し、 前記磁気センサの出力信号に基づいて前記硬貨の到来を
    検知し、 前記磁気センサの出力信号に基づいて前記硬貨の金種を
    判別することを特徴とする請求項5記載の硬貨識別方
    法。
  7. 【請求項7】 前記硬貨が未到来の状態における前記出
    力信号のレベルを待機レベルとし、前記待機レベルに対
    して予め設定した増加分を加えたレベルを硬貨到来検知
    レベルとし、前記出力信号のレベルと前記硬貨到来検知
    レベルとが一致した時を前記硬貨の到来とすることを特
    徴とする請求項6記載の硬貨識別方法。
  8. 【請求項8】 前記硬貨が未到来の状態の際に、前記出
    力信号のレベルを一定周期でサンプリングし、 該サンプリングした複数の出力信号のレベルから最大値
    および最小値を検出し、該検出した最大値と最小値との
    差および前記複数の出力信号のレベルの平均値を算出
    し、該算出した最大値と最小値との差および平均値が規
    定範囲内の場合、前記平均値を前記待機レベルの新たな
    値として補正することを特徴とする請求項7記載の硬貨
    識別方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017207991A (ja) * 2016-05-20 2017-11-24 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 媒体識別装置、媒体識別方法

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