JP2003316300A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP2003316300A
JP2003316300A JP2002123523A JP2002123523A JP2003316300A JP 2003316300 A JP2003316300 A JP 2003316300A JP 2002123523 A JP2002123523 A JP 2002123523A JP 2002123523 A JP2002123523 A JP 2002123523A JP 2003316300 A JP2003316300 A JP 2003316300A
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博 寺田
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隆三 谷川
Masashi Tamura
正史 田村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 残像現象により二次元像を形成する表示装置
において、回転する発光素子アレイの点灯制御をスリッ
プリングなしで行い、防水対策の容易化と、装置のコン
パクト化を図る。また二次元像を観察者に対し常に一定
の角度に保つ。 【解決手段】 支持手段10に支持されて旋回する回転
体20を設け、回転体20の表示部22に収納した発光
素子アレイ30の発光素子32を点灯制御して空間内に
二次元像を形成する。支持手段10に対し回転体20を
相対回転させる回転駆動部40、発光素子32の点灯制
御部52、及び電源部60はすべて回転体20の側に配
置されている。回転体20には支持手段10との相対位
置を検出する位置検出手段54と、加速度センサ57と
を配置する。位置検出手段54がもたらす回転体20の
相対位置情報及び加速度センサ57がもたらす回転体2
0の姿勢情報を発光素子点灯制御の調整因子とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、目の残像現象を利
用して空間内に文字や図形等の二次元像を形成する表示
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】多数の発光素子を直線的に並べた発光素
子アレイを観察者に対し高速で相対移動させつつ、所定
の発光素子を所定のタイミングで点灯し、目の残像現象
により空間内に二次元像を形成する表示装置がある。こ
の方式の表示装置は、発光素子を二次元的に配列するこ
となく、比較的少数の発光素子で二次元像の形成を行う
ことができるという特徴を有する。特公平1−3299
2号公報、特開平2−213892号公報、特開平8−
179712号公報等に装置例を見ることができる。
【0003】これまでの表示装置では、発光素子アレイ
のみ回転体に配置し、この回転体を回転させる回転駆動
部や発光素子の点灯制御部は、回転体を支持する支持手
段に配置していた。これは回転体と支持手段とが実質上
一体不可分であることを意味する。ところでこの種の表
示装置は、遠くから文字や図形を認識させるため、一定
以上の旋回半径を持った回転体を用いる必要がある。そ
のため表示装置として組み立てた場合、全体が非常に大
きなものとなり、車に載せて運搬するにしても、人力で
移動させるにしても、不便且つ労力を要するものであっ
た。
【0004】また従来の表示装置では、点灯制御部と発
光素子アレイを電気的に接続するのにスリップリングと
ブラシを用いる必要がある。スリップリングとブラシは
当然のことながら消耗し、使用が長期にわたれば交換の
必要が生じる。その上、スリップリングに設けることの
できるリング数が発光素子アレイの発光素子数を定める
うえでの制約となっていた。
【0005】加えて、このタイプの表示装置は屋外で使
用されることが多く、防水対策が必須である。従来の構
成では、回転部分と非回転部分との間に配線が露出しな
いような配線の工夫と、スリップリングとブラシの接触
部分に水のかかることがない、厳重な防水構造が必要で
あり、設計製作に困難をもたらしていた。
【0006】さらに、これまでの表示装置では、発光素
子アレイの形成する二次元像の支持手段に対する相対位
置は不変のこととされていた。そのため、支持手段を設
置する面が水平であれば二次元像も正しい角度で現れる
が、支持手段を設置する面が傾斜していると二次元像も
傾き、視認性を損なうという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
事情に鑑みてなされたものであり、徒に大型の装置とす
ることを要さず、スリップリングを用いることなく発光
素子アレイの点灯制御を行える表示装置を提供すること
を目的とする。また防水対策の容易な表示装置を提供す
ることを目的とする。さらに、発光素子アレイを支持す
る支持手段の傾きにかかわらず、発光素子アレイの形成
する二次元像を観察者に対し常に一定の角度に保ち得る
表示装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明表示装置は次の構
成を備える。
【0009】(1)多数の発光素子を備えた回転体を旋
回させつつ前記発光素子を個々に点灯制御し、残像現象
により空間内に像を形成する表示装置において、支持手
段に前記回転体を支持させるとともに、この支持手段に
対し回転体を相対回転させる回転駆動部、前記発光素子
の点灯制御部、及びこれらの電源部を、すべて回転体側
に配置した。
【0010】この構成によれば、点灯制御部及び電源部
が発光素子アレイと共に回転するので、回転体と支持手
段を一体不可分のものとする必要がない。従って両者を
分離した、コンパクトな形での保管・運搬が可能とな
る。またスリップリング及びブラシを用いて発光素子ア
レイの点灯制御を行う必要がない。回転駆動部、点灯制
御部、及び電源部がすべて回転体側に配置されているの
で防水対策も容易である。
【0011】(2)上記のような表示装置において、前
記回転駆動部は、回転開始時、所定の加速パターンに従
って速度制御されるものとした。
【0012】この構成によれば、回転体の回転速度を自
然加速にまかせるのでなく所定の加速パターンとなるよ
うに制御するから、使用者にとって危険の少ない形で回
転体の回転速度を上げて行くことが可能になる。
【0013】(3)上記のような表示装置において、前
記回転体に前記支持手段との相対位置を検出する位置検
出手段を配置し、この位置検出手段がもたらす回転体の
位置情報を前記発光素子点灯制御の調整因子とすること
とした。
【0014】この構成によれば、支持手段に対する回転
体の相対位置を点灯制御に反映することができる。
【0015】(4)上記のような表示装置において、前
記回転体に加速度センサを配置し、この加速度センサが
もたらす回転体の姿勢情報を前記発光素子点灯制御の調
整因子とすることとした。
【0016】この構成によれば、回転体の姿勢を点灯制
御に反映することができる。
【0017】(5)上記のような表示装置において、前
記回転体に、前記支持手段との間の相対位置を検出する
位置検出手段と、加速度センサとを配置し、前記位置検
出手段がもたらす回転体の位置情報及び前記加速度セン
サがもたらす回転体の姿勢情報を前記発光素子点灯制御
の調整因子とすることとした。
【0018】この構成によれば、支持手段に対する回転
体の相対位置及び回転体の姿勢を点灯制御に反映するこ
とができる。
【0019】(6)上記のような表示装置において、前
記回転体に衝撃検知手段を配置し、この衝撃検知手段の
出力に基づき前記回転駆動部への通電を制御することと
した。
【0020】この構成によれば、回転体に衝撃を与える
ことにより回転駆動部への通電を制御することができ
る。
【0021】(7)上記のような表示装置において、前
記回転体の回転中心に、前記回転駆動部への通電を制御
する手動スイッチを配置したこととした。
【0022】この構成によれば、回転体が回転している
ときでも手動スイッチを操作して回転駆動部への通電を
制御することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図に
基づき説明する。
【0024】表示装置1は次の構成要素を備える。すな
わち支持手段10とこれに回転可能に支持される回転体
20である。通常の使用状態では、回転体20は垂直面
内で旋回する。
【0025】支持手段10は、カメラ用三脚と同様、三
脚11に垂直なポール12を組み合わせた構造になって
いる(図3参照)。ポール12は上端に回転体20の取
付具13を有する(図1参照)。取付具13は高さ可変
であることが望ましい。そのため、三脚11の脚を伸縮
可能とする、ポール12自身を伸縮可能とする、三脚1
1にポール12の上下機構を設ける等の構造を採用す
る。
【0026】回転体20は、直方体形状のケース21
と、ケース21の一方の端から突出する表示部22を備
える。表示部22は透明な合成樹脂により形成される細
長いシェル23を有し、シェル23の中に発光素子アレ
イ30を収納している。シェル23の長手方向の軸線は
ケース21の長手方向の軸線と平行である。シェル23
の長手方向の軸線を回転体20の軸線とする。
【0027】発光素子アレイ30は細長い基板31に複
数の発光素子32を、その発光部が支持手段10のある
側と反対側を向くよう等間隔で一列に並べたものであ
る。本実施形態では発光素子としてLED(発光ダイオ
ード)を採用し、その個数は32個としている。基板3
1のケース21に近い方の端にはLEDドライバ33が
搭載されている。
【0028】ケース21の内部にはシャーシ24があ
り、これに回転駆動部40が取り付けられている。回転
駆動部40はモータ41と減速装置42により構成され
る。モータ41は直流モータである。減速装置42の出
力軸43はシャーシ24の透孔25を通ってケース21
の外側へと突き抜ける。ケース21と出力軸43の間に
は防水シール26が設けられている。出力軸43のケー
ス21の外に突出した部分には連結具44が回転不能に
固定される。
【0029】連結具44は出力軸43と直交する方向に
延びる連結軸45を備える。支持手段10の取付具13
には連結軸45を受け入れる受入孔14が形設されてい
る。連結軸45を受入孔14に差し込み、取付具13に
設けられたロックねじ15を締め付ければ、連結具44
と取付具13は相互に固定される。
【0030】回転駆動部30を中にして、シャーシ24
の一方の側には表示部22が取り付けられ、他方の側に
は制御部50が取り付けられる。制御部50には二次電
池を内蔵した電源部60が着脱自在に取り付けられる。
電源部60はケース21の一部を開けて取り出し、充電
するか、充電済みのものと交換することができる。制御
部50と電源部60は表示部22に対するカウンターバ
ランスの役割も果たす。
【0031】制御部50はマイクロプロセッサと記憶装
置を備え、表示装置1全体の制御を司る。図4に見られ
るように、制御部50は複数の二次元像のデータを格納
する二次元像テーブル51を備える。制御部50にはモ
ータ41及び電源部60の他、以下に述べる構成要素が
接続される。
【0032】52は制御部50に付属する、あるいは制
御部50の一部をなす点灯制御部で、LEDドライバ3
3がこれに含まれる。点灯制御部52は発光素子アレイ
30の発光素子32を個々に点灯制御する。
【0033】53は手動スイッチで、これは回転駆動部
40への通電、すなわちモータ41への通電を制御する
ためのものである。手動スイッチ53は回転体20の回
転中心に配置される。モータ41の側面の、出力軸43
の軸線に一致する箇所がその配置個所ということになる
(図1参照)。手動スイッチ53はプッシュ/プッシュ
タイプのものであり、その押釦はケース21に取り付け
たゴムや軟質合成樹脂からなる防水カバー27の外から
押される。
【0034】54は支持手段10と回転体20との相対
位置を検出する位置検出手段である。本実施形態では、
制御部50の横に配置した磁気センサ55(図1参照)
により位置検出手段54を構成する。磁気センサ55は
連結具44に埋め込んだ磁石56の磁束を検出するもの
であり、ホール素子を用いることができる。
【0035】57は加速度センサである。加速度センサ
57も制御部50の横に配置される(図1参照)。加速
度センサ57は回転体20の空間内における姿勢を検知
するのに用いる。加速度センサ57は衝撃検知手段とし
ての役割も果たす(詳細は後述)。
【0036】58は選択スイッチである。選択スイッチ
58は、二次元像テーブル51に格納された複数の二次
元像データのうち、どれを表示するかを選択するのに用
いる。本実施形態ではケース21の電源部60に隣接す
る位置に選択スイッチ58が取り付けられ、回転体20
が回転していないときにつまみを切り替えて選択を行え
るようになっている。
【0037】次に、表示装置1の使い方及び機能を説明
する。
【0038】表示装置1は支持手段10と回転体20を
分離して保管し、また運搬することができる。分離時の
支持手段10は、縮められる部分は縮め、ポール12が
三脚11に対し下げられるのであれば下げて、できるだ
けかさばらないようにしておく。
【0039】使用にあたっては、まず支持手段10を現
地の地面、あるいは床の上にセットする。その上で取付
具12の受入孔14に連結具44の連結軸45を差し込
み、ロックねじ15を締め付けて連結具44を固定す
る。これにより、回転駆動部40の出力軸43がそれ自
身は回転することのないよう水平に保持され、この出力
軸43のまわりを回転体20が垂直面内で旋回する態勢
が整ったことになる。
【0040】ここで手動スイッチ53を押す。これによ
り、回転駆動部40に通電することが可能になる。この
段階では回転駆動部40はまだ動作を開始しない。
【0041】続いて支持手段10に衝撃を与える。すな
わち支持手段10を適度な力でたたく(ポール12をた
たくのがよい)。すると加速度センサ57が衝撃検知手
段として機能し、信号を出力する。この出力信号を受
け、制御部50はモータ41への通電を開始する。モー
タ41が回転を始めると、減速装置42が所定の減速比
で出力軸43のまわりを回り始める。これにより、回転
体20が旋回を開始する。
【0042】回転駆動部40が不用意に回転を始めるこ
とを避けるため、ただ1度の衝撃ではモータ41への通
電が開始されないようになっている。モータ41への通
電を開始させるためには加速度センサ57が所定パター
ンで複数の衝撃を検知する必要がある。「所定パター
ン」は、例えば「連続して3度衝撃を加える」のように
設定することができる。
【0043】通常の設計であれば、回転駆動部40は、
回転開始時にモータ41の動力特性に合わせて回転速度
を上げて行く。しかしながらここでは、回転駆動部40
の加速を自然加速にまかせるのではなく、制御部50で
所定の加速パターンに制御することとした。具体的に
は、当初はゆっくりと回転させて使用者に回転体20が
動き出したことを認識させる。それから回転速度を上
げ、表示に必要な回転数へと立ち上げるものである。
【0044】回転体20が旋回を始めると、点灯制御部
52は選択スイッチ58により選択した二次元像データ
に基づく二次元像が得られるように発光素子32の点灯
を制御する。前述のように、発光素子32は32個並ん
でいる。この32個の発光素子32の各々を、一回転を
所定数に分割した各割出角度位置で点灯又は消灯させ
る。図5に示すように、本実施形態では1回転(360
゜)を512等分した角度が割出角度の1単位となって
いる。図5において、「0」は発光素子32が消灯した
状態、「1」は発光素子32が点灯した状態を示す。こ
のような32×512のマトリックスで構成される二次
元像データが複数個、二次元像テーブル51に格納され
ている。
【0045】回転体20を所定速度で旋回させつつ発光
素子アレイ30の点灯制御を行うと、人間の目に生じる
残像現象により、図6に例示するような二次元像が空間
内に浮かび上がる。電源部60が電力を供給し続けるか
ぎり、表示を継続することができる。
【0046】回転体20の旋回を停止させるときは、支
持手段10にもう一度衝撃を与える。この時の衝撃は一
度で良いものとする。するとモータ41への通電が断た
れ、回転体20は次第に回転を落とし、最終的には停止
する。
【0047】モータ41への通電を開始させるためには
所定パターンで複数の衝撃を与える必要があるが、通電
を断つときにはただ一度の衝撃で良いこととしたのは次
の理由による。すなわち回転体20の回転を開始すると
きときより回転を停止させるときの方が緊急性が高い場
合が多い。そのため、できるだけ単純な衝撃パターンで
モータ41への通電が断たれるようにする必要がある。
【0048】また、ただ一度の衝撃でモータ41への通
電が断たれることとしておけば、旋回中の回転体20に
物が当たった場合、その衝撃を加速度センサ57が検知
してモータ41が停止する。すなわち加速度センサ57
に安全スイッチとしての機能も果たさせることができ
る。
【0049】上記のように、支持手段10に一度衝撃を
与えれば回転体20は旋回を停止する筈であるが、加速
度センサ57又は制御部50の不具合によりそれでは止
まらないといったケースも考えられる。そのような場合
には手動スイッチ53を押す。するとモータ41への通
電が断たれ、回転体20は停止する。前述の通り、手動
スイッチ53は回転体20の回転中心に配置されている
ので、回転体20が旋回中であったとしても、手動スイ
ッチ53を押すことに困難はない。
【0050】さて、回転体20が旋回している間、位置
検出手段54には磁気センサ55が磁石の磁束を横切る
度に図8に示すようなパルス状の出力が生じる。本実施
形態の場合、回転体20の表示部22が下を向き、支持
手段10のポール12と重なったときに位置検出手段5
4が出力パルスを発する。
【0051】加速度センサ57には重力加速度により同
図に示すような正弦波状の出力が生じる。加速度センサ
57は、回転体20の軸線が鉛直方向に対して平行にな
ったとき、言い換えれば表示部22が真下又は真上を向
いたときに、プラス側あるいはマイナス側のピーク出力
を発する。ただし、表示部22の向きに対する加速度セ
ンサ57の出力はセンサの取り付け方や信号処理等によ
り適宜変更可能である。
【0052】点灯制御部52は、位置検出手段54の出
力に基づき、回転体20が支持手段10に対し所定の角
度をなした時点を図5に示す割出角度の原点、すなわち
二次元像形成の原点として点灯制御を行う。前述のよう
に、位置検出手段54は回転体20の表示部22が下を
向き、支持手段10のポール12と重なったときに出力
パルスを発する。この出力パルスのグラフ上の立ち下が
り点を前記原点とする。もちろん、この出力パルスから
ずれた点に前記原点を設定したとしても、なんら支障は
ない。
【0053】ところで、二次元像形成の原点を支持手段
10に対し一定の角度で固定しておくと、支持手段10
が傾けば二次元像も傾くということになる。常に一定の
視認性を保つためには、図7に示すように支持手段10
は傾いても二次元像は傾かないでいるのが望ましい。
【0054】そこで本発明では、加速度センサ57を利
用して二次元像の鉛直方向に対する角度の一定化を図
る。具体的には、加速度センサ57がもたらす回転体2
0の姿勢情報を発光素子点灯制御の調整因子とする。あ
るいは、位置検出手段54がもたらす回転体20の位置
情報及び加速度センサ57がもたらす回転体20の姿勢
情報を発光素子点灯制御の調整因子とする。
【0055】まず、加速度センサ57を用いて二次元像
の鉛直方向に対する角度の一定化を図る手法につき説明
する。当初加速度センサ57は、図9の(a)に示すよ
うに、回転体20の旋回に同期して規則正しい正弦波出
力を行っている。前述のように、回転体20の軸線が鉛
直方向に対して平行になったとき、言い換えれば表示部
22が真下又は真上を向いたときに、加速度センサ57
はプラス側あるいはマイナス側のピーク出力を発する。
ピーク出力時点を知れば、回転体20が今どのような姿
勢にあるかがわかることになる。そこで、加速度センサ
57のピーク出力を基準として二次元像形成の原点を定
める。
【0056】支持手段10が傾いていたとしても、加速
度センサ57は支持手段10の傾きに関係なく、鉛直方
向に対してなす角度だけを基準とする、規則正しい正弦
波出力を生じる。従って、この正弦波出力のピーク出力
を二次元形成の原点とすれば、常に重力加速度の方向、
すなわち鉛直方向を基準として二次元像形成の原点が定
められることになる。なお二次元像形成の原点は必ずし
も正弦波出力のピーク出力に一致させる必要はない。そ
こからずれた点に原点を設定したとしても、なんら支障
はない。
【0057】さて、支持手段10が当初は真っ直ぐに立
っており、途中で正面から見て左右どちらかに傾いた場
合は、傾いた方向により、(b)のように重力加速度の
影響が一時的に促進される形で現れるか、(c)のよう
に重力加速度の影響が一時的に遅延される形で現れる。
また回転体20に外部から動きが加えられることによ
り、出力値も一時的に増幅される。上記促進又は遅延は
支持手段10に動きが生じている間だけ現れ、支持手段
10が静止すれば再び回転体20の旋回に同期した正弦
波出力となる。
【0058】回転体20の旋回に同期した規則正しい正
弦波出力を所定回数、加速度センサ57から受け取った
時点で、制御部50は支持手段10の角度が安定したも
のと判断し、重力加速度方向、言い換えれば鉛直方向と
所定の角度をなす時点を二次元像形成の原点とする点灯
制御を点灯制御部52に行わせる。
【0059】位置検出手段54による二次元像形成の原
点調整と、加速度センサ57による二次元像形成の原点
調整とは、これを併用することにより、調整精度を一層
高めることができる。
【0060】前述のとおり位置検出手段54は、回転体
20の表示部22が下を向き、支持手段10のポール1
2と重なったときに出力パルスを発する。加速度センサ
57は、回転体20の軸線が鉛直方向に対して平行にな
ったとき、言い換えれば表示部22が真下又は真上を向
いたときにピーク出力を発する。位置検出手段54がパ
ルス出力を発生するタイミングと加速度センサ57がピ
ーク出力を発生するタイミングとの間にずれが生じた場
合は、支持手段10が傾いたものと判断し、位置検出手
段54のパルス出力時より、前記タイミングのずれの分
だけ二次元像の形成を早く行わせたり、遅く行わせたり
する。
【0061】上記いずれの場合においても、加速度セン
サ57の出力は、回転体20を数回転あるいは数十回転
させたときの平均値を使用するようにすることにより、
振動等の影響が排除された、精度の高い出力値を得るこ
とができる。
【0062】本発明は次のような形で実施することも可
能である。すなわち衝撃検知手段として、加速度センサ
57に代え振動センサやショックセンサを用いることが
できる。
【0063】選択スイッチ58をケース21内のディッ
プスイッチにより構成し、ケース21を開けて選択操作
を行うようにすることもできる。また、ケース21の外
面に液晶等の表示装置を設け、選択した二次元像を表示
して確認を行わせるようにすることもできる。
【0064】表示部22を複数本設けることもできる。
すなわち180゜間隔で2本設けたり、120゜間隔で
3本設けたりすることができる。
【0065】発光色の異なる発光素子を所定パターンで
並べ、カラー表示を行うこともできる。あるいは、単独
で複数の色の光を発することのできる発光素子を並べて
カラー表示を行うこともできる。
【0066】この他、発明の主旨を逸脱しない範囲で様
々な変更を加えて実施することが可能である。
【0067】
【発明の効果】本発明により、次に掲げるような効果が
奏される。
【0068】(1)多数の発光素子を備えた回転体を旋
回させつつ前記発光素子を個々に点灯制御し、残像現象
により空間内に像を形成する表示装置において、支持手
段に前記回転体を支持させるとともに、この支持手段に
対し回転体を相対回転させる回転駆動部、前記発光素子
の点灯制御部、及びこれらの電源部を、すべて回転体側
に配置したから、回転体と支持手段とを一体不可分のも
のとする必要がなく、両者を分離可能に構成することが
できる。これにより、回転体と支持手段を一体型構造と
した大型装置に比べ、保管にスペースをとらず、運搬に
も便利なものとなる。
【0069】また、上記のような一体型構造と異なり、
スリップリング及びブラシを用いて発光素子アレイの点
灯制御を行う必要がない。従ってスリップリング及びブ
ラシの交換が不要となるうえ、きわめて多数の発光素子
の点灯制御を行うことも可能となる。防水対策にして
も、回転体のみを包み込んで防水を行えばよいため、技
術的に簡単なものとなる。
【0070】さらに、回転体を支持することができさえ
すれば支持手段はどのような構造のものであっても構わ
ないところから、次のような使い方が可能となる。すな
わち車両にポールを取り付けておき、このポールに必要
なときに回転体を取り付けて表示を行うのである。車両
の例としては、緊急車両(警察のパトロールカー、白バ
イ、消防車、救急車、ガス会社のガス事故対策車等)や
高速道路の道路パトロールカー、あるいは自動車の故障
時に駆けつけるロードサービスカーといったものが考え
られる。この場合のポールは普段は車両のボディ内に格
納しておき、必要に応じて引き出せる構造になっている
のが望ましい。また交通検問を行う際、手持ち式のポー
ルに取り付けて用いることもできる。
【0071】(2)上記のような表示装置において、前
記回転駆動部は、回転開始時、所定の加速パターンに従
って速度制御されるものであることとしたから、回転体
の回転速度を自然加速にまかせるのでなく所定の加速パ
ターンとなるように制御し、使用者にとって危険の少な
い形で回転体の回転速度を上げて行くことが可能にな
る。従って回転体がいきなり高速で動き出して人や物に
当たる危険を減少できる。
【0072】(3)上記のような表示装置において、前
記回転体に前記支持手段との相対位置を検出する位置検
出手段を配置し、この位置検出手段がもたらす回転体の
位置情報を前記発光素子点灯制御の調整因子とすること
としたから、支持手段に対する回転体の相対位置を点灯
制御に反映することができる。
【0073】(4)上記のような表示装置において、前
記回転体に加速度センサを配置し、この加速度センサが
もたらす回転体の姿勢情報を前記発光素子点灯制御の調
整因子とすることとしたから、回転体の姿勢を点灯制御
に反映させ、回転体を支持する支持手段の角度とは無関
係に、二次元像の角度を鉛直方向に対し一定に保つこと
ができる。従って、支持手段を不整地に設置する場合と
か、支持手段が車両に取り付けたポール、あるいは手持
ちのポールにより構成され、ポールの角度がその時々で
変わるような場合でも、常に鉛直方向に対し一定の角度
をなす二次元像を表示して、視認性を保つことができ
る。
【0074】(5)上記のような表示装置において、前
記回転体に、前記支持手段との間の相対位置を検出する
位置検出手段と、加速度センサとを配置し、前記位置検
出手段がもたらす回転体の位置情報及び前記加速度セン
サがもたらす回転体の姿勢情報及びを前記発光素子点灯
制御の調整因子とすることとしたから、回転体の姿勢、
及び支持手段に対する回転体の相対位置を点灯制御に反
映することができる。従って、位置検出手段による、支
持手段の角度を織り込んだ点灯制御と、加速度センサに
よる、鉛直方向に対し二次元像の角度を一定化する点灯
制御とを合わせて、観察者が常に一定角度の二次元像を
視認するように制御することができる。
【0075】(6)上記のような表示装置において、前
記回転体に衝撃検知手段を配置し、この衝撃検知手段の
出力に基づき前記回転駆動部への通電を制御することと
したから、スイッチ操作によらず、衝撃でもって回転駆
動部への通電を制御することができる。従って、回転中
の回転体に手を出すことなく、回転体の支持手段に衝撃
を加えて回転体の回転を止めることができる。回転体自
身が何かに当たったときもこの衝撃検知手段が作動して
回転体の回転が止まるようにし、安全装置としての機能
を果たさせることができる。
【0076】(7)上記のような表示装置において、前
記回転体の回転中心に、前記回転駆動部への通電を制御
する手動スイッチを配置するようにしたから、回転体が
回転しているときでも手動スイッチを操作して回転駆動
部への通電を制御することができる。従って、回転体に
衝撃検知手段を配置してこの衝撃検知手段の出力に基づ
き回転駆動部への通電を制御する構成としたとき、制御
系が不調をきたして衝撃では回転体の回転を止められな
くなったとしても、安全確実に回転体を停止させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 表示装置を側面方向から見た要部断面図
【図2】 回転体の正面図にして、ケースを除去した状
態のもの
【図3】 使用状況を示す表示装置全体の正面図
【図4】 表示装置の回路ブロック図
【図5】 発光素子の点灯制御について説明する表
【図6】 二次元像の第1の表示例
【図7】 二次元像の第2の表示例
【図8】 加速度センサ及び位置検出手段の出力を点灯
制御の調整因子とする状況を説明するグラフ
【図9】 加速度センサの出力状況を示すグラフ
【符号の説明】
1 表示装置 10 支持手段 11 三脚 12 ポール 13 取付具 20 回転体 22 表示部 30 発光素子アレイ 32 発光素子 40 回転駆動部 41 モータ 42 減速装置 43 出力軸 44 連結具 45 連結軸 50 制御部 51 二次元像テーブル 52 点灯制御部 53 手動スイッチ 54 位置検出手段 57 加速度センサ 58 選択スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田村 正史 兵庫県姫路市下手野一丁目3番1号 グロ ーリー工業株式会社内 Fターム(参考) 5C094 AA02 AA15 AA38 AA41 AA56 BA15 BA23 BA63 BA71 BA72 BA83 BA91 CA18 DB10 HA01 5C096 AA01 AA17 AA22 AA24 AA28 BA04 BB22 BB45 BC02 BC15 BC18 CA06 CA12 CA17 CA18 CA32 CC01 CC06 DA08 DB06 DB09 DB10 DB13 DB18 DB26 DC02 DC04 DC06 DC07 DC10 DC14 DC19 DC29 DD04 FA03 FA07

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の発光素子を備えた回転体を旋回さ
    せつつ前記発光素子を個々に点灯制御し、残像現象によ
    り空間内に像を形成する表示装置において、 支持手段に前記回転体を支持させるとともに、この支持
    手段に対し回転体を相対回転させる回転駆動部、前記発
    光素子の点灯制御部、及びこれらの電源部を、すべて回
    転体側に配置したことを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 前記回転駆動部は、回転開始時、所定の
    加速パターンに従って速度制御されるものであることを
    特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 【請求項3】 前記回転体に前記支持手段との相対位置
    を検出する位置検出手段を配置し、この位置検出手段が
    もたらす回転体の位置情報を前記発光素子点灯制御の調
    整因子とすることを特徴とする請求項1に記載の表示装
    置。
  4. 【請求項4】 前記回転体に加速度センサを配置し、こ
    の加速度センサがもたらす回転体の姿勢情報を前記発光
    素子点灯制御の調整因子とすることを特徴とする請求項
    1に記載の表示装置。
  5. 【請求項5】 前記回転体に、前記支持手段との相対位
    置を検出する位置検出手段と、加速度センサとを配置
    し、前記位置検出手段がもたらす回転体の位置情報及び
    前記加速度センサがもたらす回転体の姿勢情報を前記発
    光素子点灯制御の調整因子とすることを特徴とする請求
    項1に記載の表示装置。
  6. 【請求項6】 前記回転体に衝撃検知手段を配置し、こ
    の衝撃検知手段の出力に基づき前記回転駆動部への通電
    を制御することを特徴とする請求項1に記載の表示装
    置。
  7. 【請求項7】 前記回転体の回転中心に、前記回転駆動
    部への通電を制御する手動スイッチを配置したことを特
    徴とする請求項1に記載の表示装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006271631A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2006271621A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2006271625A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2006271626A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2006271635A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2017054108A (ja) * 2015-08-18 2017-03-16 トヨタ モーター エンジニアリング アンド マニュファクチャリング ノース アメリカ,インコーポレイティド 可搬式ディスプレイ装置

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