JP2003315790A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2003315790A
JP2003315790A JP2002117924A JP2002117924A JP2003315790A JP 2003315790 A JP2003315790 A JP 2003315790A JP 2002117924 A JP2002117924 A JP 2002117924A JP 2002117924 A JP2002117924 A JP 2002117924A JP 2003315790 A JP2003315790 A JP 2003315790A
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JP
Japan
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liquid crystal
crystal display
light emitting
light
emitting body
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JP2002117924A
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Takayasu Sado
貴康 佐土
Isamu Hashizume
勇 橋詰
Hisaharu Igari
久治 猪狩
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Seiko Instruments Inc
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Seiko Instruments Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 EL発光体の発光面(PET)に蓄積した静
電気がEL発光体を発光させる電圧によるクーロン力、
液晶表示信号の交流電圧によってクーロン力を受け、E
L発光体が振動することによって発生するノイズを防止
すること。 【解決手段】 EL発光体発光面に静電気防止層を設
け、静電気の蓄積を抑制することによってクーロン力を
抑え、EL発光体の振動を防止し、ノイズを防止するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はEL(エレクトロル
ミネセンス)発光体が用いられている電子機器に関する
もので、特に携帯型通話装置に用いられる液晶表示装置
など直接耳に近づける電子機器において、静電気、液晶
表示信号、EL発光体によるノイズが防止できる構成の
電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】EL素子を用いて自己発光するEL発光
体は面状発光体として、ELディスプレイとして直接表
示するために用いられ、また携帯型通話装置などの電子
機器においては、液晶表示装置のバックライトとして用
いられている。バックライトにEL発光体を用いた液晶
表示装置の従来の概略構成を図3に示す。図示するよう
に、液晶表示素子1とEL発光体2が密着するように、
両面テープ6で貼り付けられている。貼り付けられた液
晶表示素子1とEL発光体2はホルダー3で固定する。
EL発光体2は裏面に両面テープ5を貼り付けホルダー
3に固定する。液晶表示信号はドライバICからFPC
4(フレキシブルプリント基板)を伝わって液晶表示素
子に送られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】EL発光体には点灯、
非点灯時にかかわらずノイズが発生するという問題があ
る。点灯時のノイズとは、EL発光体の発光面(PE
T)に静電気が蓄積し、EL発光体を点灯させる交流電
圧によってクーロン力を受け振動し発生するノイズであ
る。非点灯時のノイズとは、EL発光体の発光面(PE
T)に静電気が貯まり、液晶表示素子と密着しているた
めに、液晶表示信号の交流電圧によってクーロン力を受
け振動し発生するノイズである。ノイズはEL発光体単
体では発生せず、EL発光体の振動が液晶表示素子、ホ
ルダーに伝わるために発生すると考えられる。携帯型通
話装置のように直接耳に近づけて使用する電子機器でノ
イズは通話の妨げになり、非常に煩わしい。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、EL
発光体を用いた電子機器のノイズを防止するために、液
晶表示素子裏面とEL発光体の発光面との間に静電気防
止層を設けることとする。このような構成によって静電
気の蓄積を抑制することができ、点灯ノイズに対して
は、EL発光体を点灯させる交流電圧によるクーロン力
を抑えることができ、非点灯ノイズに対しては、液晶表
示信号の交流電圧によるクーロン力を抑えることができ
る。つまり、EL発光体の振動を防止できるので、ノイ
ズの発生を防止することができる。
【0005】なお、上記EL発光体とは、液晶表示装置
のバックライトとして用いられるような面状発光体等の
ことであり、EL発光体を用いる電子機器に対して有効
である。特に携帯型通話装置など直接耳に近づけ、スピ
ーカ等で音を聞くような電子機器に対して効果は大き
い。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明のEL発光体を用いた液晶
表示装置は、液晶表示素子とEL発光体の発行面との間
に静電気防止層を設ける構成とした。
【0007】静電気防止層は、液晶表示素子の裏面やE
L発光体の発光面に静電気防止剤を塗布すること、液晶
表示素子の裏面やEL発光体の発光面に界面活性剤を塗
布すること、あるいは、液晶表示素子とEL発光体の発
光面との間に静電気防止シートを挟むことによって形成
することができる。
【0008】また、液晶表示素子裏面やEL発光体の発
光面に両方に導電性の膜を設け、導電性の膜をグランド
することによって静電気防止層を設けることもできる。
【0009】上述した構成によって、静電気の蓄積を防
止することができ、点灯時ノイズに対しては、EL発光
体を点灯させる電圧によるクーロン力を抑えることがで
き、非点灯ノイズに対しては、液晶表示信号の交流電圧
によってクーロン力を抑えることができる。つまりEL
発光体は振動しなくなるので、ノイズの発生を防止する
ことができる。
【0010】液晶表示素子裏面、EL発光体発光面の間
に静電防止層を設けるだけなので、点灯ノイズに対して
は、従来の3層EL発光体のように輝度が低下すること
もなく、コストが増大することもない。非点灯ノイズに
対しては、液晶表示信号の交流電圧の変更によって画質
を低下させずに済み、液晶表示素子とEL発光体との密
着を維持することができるため、輝度が低下しない。さ
らに液晶表示素子、EL発光体を完全に固定するような
工程を省略することができ、手間もかからず、コストが
増大することもない。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。 (実施例1)本実施例による液晶表示装置の構成を図1
に概略的に示す。本実施例では、静電気防止剤をEL発
光体発光面に塗布している。EL発光体発光面に静電気
防止剤を塗布することによって静電気防止層を設けるこ
ととなる。図示するように、液晶表示素子1のバックラ
イトとしてEL発光体2が設けられている。EL発光体
2の液晶表示素子側の表面、すなわち、EL発光体発光
面には、静電気防止層である静電気防止剤8が形成され
ている。液晶表示素子1とEL発光体2は両面テープ6
で貼り付けられ、ホルダー3で固定される。また、EL
発光体2の裏面に両面テープ5を貼り付けホルダー3に
固定する。液晶表示信号はドライバICからFPC4
(フレキシブルプリント基板)を伝わって液晶表示素子
1に送られる。
【0012】ここで、静電気防止剤は静電気防止機能が
あればどんなものでもよい。組み立てられた液晶表示装
置においては、液晶表示素子やEL発光体はほとんど手
に触れることがなく、また、水分などが付着することも
ないので、静電気防止剤が剥離することがないので、静
電気防止剤は一度塗布すれば、効果は十分である。本実
施例では、静電気防止剤はEL発光体発光面に塗布した
が、液晶表示素子裏面に塗布しても一定の効果が得られ
る。液晶発光素子、EL発光体発光面の両方に塗布する
ことが最も効果がある。静電気防止剤を塗布することに
よるノイズ防止効果以外の影響はない。 (実施例2)本実施例では、静電気防止層として界面活
性剤を用いた。基本的な構成は図1と同様なので、詳細
は省略する。界面活性剤は、実施例1と同様に、液晶表
示素子裏面とEL発光体発光面の両方に塗布するのが最
も効果があるが、液晶表示素子の裏面とEL発光体発行
面のどちらかに塗布しても一定の効果が得られる。
【0013】また、静電気防止剤、界面活性剤と同等の
機能を有した材料を液晶表示素子裏面、EL発光体発光
面に塗布することによって静電気防止層を形成してもよ
い。 (実施例3)本実施例では、静電気防止層として静電気
防止シートを液晶表示素子とEL発光部品との間に挟ん
だ構成とした。液晶表示素子の裏面とEL発光体の発光
面との間に静電気防止シートを挟むことによって静電気
防止層を設けることと同様の効果が生じる。一般的なシ
ールド剤は導電性のものであり、グランドすることによ
って電磁波防止の効果があるが、本実施例で使用する静
電気防止剤、界面活性剤は導電性でなく、塗布するだけ
で帯電防止効果があり、グランドする必要もない。 (実施例4)本実施例による液晶表示装置の構成を図2
に概略的に示す。本実施例では、EL発光体2の発光面
と液晶表示素子1の裏面にそれぞれ導電性の膜9、10
を設け、これらの導電性の膜をグランドする。また、導
電性のシールド剤を塗布することで導電性の膜を設ける
ことでも同様の効果が得られる。他の基本的な構成は図
1と同様なので説明は省略する。導電性膜は液晶表示素
子、EL発光体発光面両方に設けることが最も効果があ
るが、液晶表示素子、EL発光体発光面のどちらかに設
けることでも一定の効果が得られる。
【0014】
【発明の効果】本発明では、液晶表示素子とEL発光体
の間に静電気防止層を設ける構成としたので、静電気の
蓄積を抑制することができ、点灯時に対しては、EL発
光体を点灯させる電圧によるクーロン力を抑えることが
でき、非点灯時に対しては、液晶表示信号の交流電圧に
よるクーロン力を抑えることができる。つまり、EL発
光体の振動を防止できるので、ノイズの発生を防止する
ことができる。
【0015】液晶表示素子裏面、EL発光体発光面の間
に静電防止層を設けるだけなので、点灯ノイズに対して
は、3層EL発光体のように輝度が低下することもな
く、コストが増大することもない。非点灯時ノイズに対
しては、液晶表示信号の交流電圧の変更によって画質を
低下させずに済み、液晶表示素子とEL発光体との密着
を維持することができるため、輝度が低下しない。さら
に液晶表示素子、EL発光体を完全に固定するような工
程を省略することができ、手間もかからず、コストが増
大することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】静電気防止剤を設置した液晶表示装置の概略構
成を示す模式断面図である。
【図2】導電性膜を設置した液晶表示装置の概略構成を
示す模式断面図である。
【図3】従来のEL発光体を有する液晶表示装置の模式
断面図である。
【符号の説明】
1 液晶表示素子 2 EL発光体 3 フレーム 4 FPC(フレキシブルプリント基板) 5 粘着両面テープ 6 粘着両面テープ 7 EL発光体端子 8 静電気防止層 9 導電性膜 10 導電性膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 猪狩 久治 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコーインスツルメンツ株式会社内 Fターム(参考) 2H089 HA40 JA10 KA19 QA10 QA16 TA02 TA07 TA18 UA09 2H091 FA44Z FD06 GA03 GA11 LA08 LA30 MA10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶表示素子と、 前記液晶表示素子を照明するEL発光体と、 前記液晶表示素子と前記EL発光体の発光面との間に設
    けられた静電気防止層と、を備えることを特徴とする液
    晶表示装置。
  2. 【請求項2】 液晶表示素子と、 前記液晶表示素子を照明するEL発光体と、 前記液晶表示素子と前記EL発光体の発光面の間に設け
    られた導電性の膜と、を備え、前記導電性の膜をグラン
    ドすることを特徴とする液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記液晶表示素子の裏面と前記EL発光
    体の発光面に静電気防止剤を塗布することによって前記
    静電気防止層を形成することを特徴とする請求項1に記
    載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 前記液晶表示素子の裏面と前記EL発光
    体の発光面に界面活性剤を塗布することによって前記静
    電気防止層を形成することを特徴とする請求項1に記載
    の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 前記液晶表示素子の裏面と前記EL発光
    体の発光面に静電気の蓄積を防止する材料を塗布するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 前記液晶表示素子の裏面と前記EL発光
    体の発光面との間に静電防止シートを挟むことによって
    前記静電気防止層を形成することを特徴とする請求項1
    記載の液晶表示装置。
JP2002117924A 2002-04-19 2002-04-19 液晶表示装置 Pending JP2003315790A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102095126A (zh) * 2009-11-24 2011-06-15 乐金显示有限公司 背光单元和液晶显示器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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