JP2003315479A - ステージ装置及びその制御方法並びに露光装置 - Google Patents

ステージ装置及びその制御方法並びに露光装置

Info

Publication number
JP2003315479A
JP2003315479A JP2002122786A JP2002122786A JP2003315479A JP 2003315479 A JP2003315479 A JP 2003315479A JP 2002122786 A JP2002122786 A JP 2002122786A JP 2002122786 A JP2002122786 A JP 2002122786A JP 2003315479 A JP2003315479 A JP 2003315479A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stage
driving
movable range
stages
deviation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002122786A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3919592B2 (ja
Inventor
Hiroaki Takeishi
洋明 武石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2002122786A priority Critical patent/JP3919592B2/ja
Priority to US10/414,472 priority patent/US6859265B2/en
Publication of JP2003315479A publication Critical patent/JP2003315479A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3919592B2 publication Critical patent/JP3919592B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70691Handling of masks or workpieces
    • G03F7/70716Stages

Abstract

(57)【要約】 【課題】微動ステージのストローク範囲を拡大すること
なく、且つ、粗動ステージと微動ステージに要求される
機械的精度を緩和しつつ、粗動ステージと微動ステージ
との相対距離を一定に保つことが可能なステージ装置を
提供する。 【解決手段】微動ステージ1はXYスライダー上に搭載
され、XY方向に微小範囲を移動可能である。XYスラ
イダー4はYガイドバー6によってX方向へ移動する
が、Xガイドバー5によってX方向への移動が規定され
る。Xガイドバー5の方向と微動ステージ1のバーミラ
ー2の面との相対角度がαである場合、Yガイドバー6
によってXYスライダー4をxだけX方向に移動したと
き、αxだけXガイドバーを移動する。こうして、微動
ステージ1の位置決め後における微動ステージ1とXY
スライダー4との相対的な位置関係を一定に保つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体リソグラフ
ィ工程等の高精度な加工に好適なステージ装置とその制
御方法、及びこのステージ装置を備える露光装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体デバイス等の製造に用いら
れる露光装置としては、基板(ウエハやガラス基板)を
ステップ移動させながら、基板上の複数の露光領域に原
版(レチクルやマスク)のパターンを、投影光学系を介
して順次露光するステップ・アンド・リピート型の露光
装置(ステッパと称することもある)や、ステップ移動
と走査露光とを繰り返すことにより、基板上の複数の領
域に露光転写を繰り返すステップ・アンド・スキャン型
の露光装置(スキャナと称することもある)が代表的で
ある。特にステップ・アンド・スキャン型は、スリット
により制限して投影光学系の比較的光軸に近い部分のみ
を使用しているため、より高精度且つ広画角な微細パタ
ーンの露光が可能となっている。
【0003】これら露光装置はウエハやレチクルを高速
で移動させて位置決めするステージ装置(ウエハステー
ジ、レチクルステージ)を有しているが、より高精度な
露光を行うためにはこれらのステージの動特性を高める
ことが必要である。ステージの目標位置に対する偏差
(誤差)の発生は、露光したパターンのずれとなって現
れてしまうためである。なお、動特性としては、代表的
には周波数特性等が挙げられる。周波数特性においてゼ
ロクロス周波数すなわち制御帯域が広いほど、良い動特
性が得られる。
【0004】ステージの動特性を向上させるための一つ
の手法として、ステージを粗微動構成にする手法があ
る。概念的には、大出力・大ストロークの粗動ステージ
上に、小出力・小ストロークの微動ステージを搭載した
形態と言える。一般的に、制御対象であるステージが大
型化すれば、ステージ構造物自体の共振周波数を高める
ことは困難となり、結果としてステージの制御帯域は低
く制限されてしまう。微小駆動のみに特化した微動ステ
ージはステージ及びアクチュエータの小型化が可能であ
り、制御帯域を高くしやすい。従って、大出力・大スト
ロークのステージ上に微動ステージを構成すれば、ステ
ージにおける制御帯域を高くしやすい。なお、制御帯域
とは、開ループゲインが0dBとなる周波数であり、例
えば、サーボ制御を考えたときに、計測・制御のサイク
ルの周波数が有効な範囲のことである。
【0005】上述のような粗微動構成のステージにおい
ては、粗動ステージと微動ステージの位置を何らかの手
法で計測し、これを用いてフィードバックループを構成
して各ステージを制御するのが一般的である。位置計測
のための手段としては、通常レーザ干渉計が用いられ
る。このようなステージについては、本出願人による特
許出願である特願2002−0007981号において
提案されている。また微動部と粗動部の位置を計測する
ことについては、例えば、特開2000−106344
号公報に開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような粗微動構成
のステージにおいて、微動ステージはその本来の目的か
ら微小ストロークをカバーするよう構成される。このた
め、微動ステージの移動を案内するガイドバーとレーザ
干渉計で微動ステージの位置を計測するために微動ステ
ージに設けられるバーミラーとの平行度のずれが所定値
以上となった場合には、粗動ステージと微動ステージの
間の相対距離の変化が微動ステージの微小な可動ストロ
ーク範囲を超えてしまうことがある。この場合には、微
動ステージが正しく制御できないことになる。
【0007】上述の問題を回避するためには、粗動ステ
ージの駆動方向とバーミラーの面とを厳密に平行となる
よう調整するか、あるいは微動ステージのストロークを
大きめに確保することが必要となる。前者については、
組み立て工数が増大するばかりでなく、バーミラーの着
脱により平行度が変化してしまう可能性があり、再現性
が期待できない。また後者については、微動ステージの
本来の目的から逸脱することになるわけで、制御帯域の
拡大が困難となってしまう。
【0008】本発明は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、動特性の高い、または高精度な位置決めを可能
とするステージ装置及びその制御方法を提供することを
目的とする。また、本発明の他の目的は、上記ステージ
装置を適用することにより、パターンの露光精度を向上
した露光装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明によるステージ装置は以下の構成を備える。
即ち、平面上をXY移動方向に移動可能な第1ステージ
と、該第1のステージに対して該第1のステージの移動
方向と略平行な微小範囲を移動可能な第2ステージと、
前記第1及び第2ステージの位置をそれぞれ独立に計測
する第1及び第2計測手段と、前記第1及び第2計測手
段により得られる計測値を用いて、前記第1及び第2ス
テージを駆動する駆動手段と、前記第2計測手段によっ
て規定されるXY方向と前記第1ステージのXY移動方
向とのずれと、前記第2ステージの位置とに基づいて、
前記第1及び第2ステージの相対位置を一定に保つよう
に前記駆動手段による該第1ステージの駆動を補正する
補正手段とを備える。
【0010】また、上記の目的を達成するための本発明
によるステージ装置の制御方法は、平面上をXY移動方
向に移動可能な第1ステージと、該第1のステージに対
して該第1のステージの移動方向と略平行な微小範囲を
移動可能な第2ステージと、前記第1及び第2ステージ
の位置をそれぞれ独立に計測する第1及び第2計測手段
とを備えたステージ装置の制御方法であって、前記該第
1及び第2計測手段により得られる計測値を用いて、前
記第1及び第2ステージを駆動する駆動工程と、前記第
2計測手段によって規定されるXY方向と前記第1ステ
ージのXY移動方向とのずれと、前記第2ステージの位
置とに基づいて、前記第1及び第2ステージの相対位置
を一定に保つように前記駆動工程による該第1ステージ
の駆動を補正する補正工程とを備える。
【0011】また、本発明によれば、上記ステージ装置
を用いた露光装置が提供される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明の実施形態を説明する。
【0013】<第1の実施形態>図1は、本発明が適用
される粗微動構成のステージの概略平面図を示すもの
で、微動ステージ1には位置計測用のバーミラー2,3
が設けられ、レーザ干渉計11、12からの計測光を反
射する。微動ステージ1は、下部に設けられたXYスラ
イダー4から非接触で浮上しており、さらにXYスライ
ダー4上に設けられたボイスコイルタイプのリニアモー
タによって微小ストローク駆動される。XYスライダー
4は、エアーベアリング(静圧軸受け)により、Xガイ
ドバー5とYガイドバー6にガイドされている。また、
XYスライダー4は、Z方向に関して、エアーベアリン
グ(静圧軸受け)により基準構造体7上面にガイドされ
ている。
【0014】Xガイドバー5とYガイドバー6の両端部
付近にはリニアモータの可動子(マグネット)8、9が
取り付けられていて、XY各2個のリニアモータ固定子
(コイル)8、9に電流を流すことによりローレンツ力
を発生させ、Xガイドバー5をY方向に、Yガイドバー
6をX方向に駆動できる構成になっている。つまりXガ
イドバー5とYガイドバー6、XYスライダー4が、全
体として粗動ステージになっているわけである。Xガイ
ドバー5とYガイドバー6は微動ステージ1と同様にレ
ーザ干渉計13、14によってそれぞれの位置が計測さ
れる。
【0015】微動ステージ1の位置はバーミラー2、3
により計測される。従って、バーミラー2,3の面がス
テージ1の走り方向を決定することになる。仮に、図2
に示すように、レーザ干渉計の光軸とバーミラー2が垂
直ではない状態であったとする。この状態でXYスライ
ダ4がX方向に平行移動した場合(即ちYガイドバー6
のみがX方向に移動した場合)、バーミラー2の傾きに
従ってY方向の計測値が変化することになる(図2では
ε)。通常、レーザ干渉計の計測値によりステージの位
置が制御されるので、Y方向にもεだけ移動することに
なる。このため、結果としてXYスライダ4はバーミラ
ーの傾きと平行に、即ちレーザ干渉計光軸に対して斜め
に駆動されることになる(図3)。
【0016】また、仮にバーミラー2がレーザ干渉計光
軸に対して完全に垂直であったとする。Xガイドバー5
あるいはYガイドバー6も同様にレーザ干渉計で計測さ
れた位置をもとに制御されている。このため、もし各ガ
イドバーの駆動する方向とバーミラーの面とが平行でな
ければ、ガイドバー(5、6)と微動ステージ1が目標
位置へ移動した後のXYスライダー4と微動ステージ1
との相対距離は、ステージのXY方向の位置により変化
することになる。この様子を図4に示す。図4におい
て、微動ステージ1をX方向に平行移動した場合、Yス
ライダー6の移動と微動ステージ1のアクチュエータに
より破線で示す位置に移動することになるが、その結
果、Xガイドバー5(即ちXYスライダー4)と微動ス
テージ1の相対的な位置関係が変化する。
【0017】これらのことを、より詳細に説明する。図
5は、粗動ステージ(Xガイドバー5とYガイドバー
6、XYスライダー4)のX駆動方向(即ちXガイド5
の方向)と微動ステージ1のX駆動方向(即ちYバーミ
ラー2の面)とが、平行から角度αだけずれている場合
を示している。即ち、微動ステージの計測系によって規
定されるXY方向と粗動ステージが移動するXY方向に
ずれがあり、微動ステージの計測系のX方向と粗動ステ
ージの移動のX方向との間の相対角度がαの場合を示し
ている。
【0018】今、粗動ステージと共に微動ステージ1が
xだけX方向に駆動したと仮定すると、粗動ステージと
微動ステージとの相対距離は、α×xだけY方向に変化
することになる。従って、ステージをxだけX方向に移
動した場合は、粗動ステージの位置をY方向にα×xだ
け移動すれば、粗動ステージと微動ステージとの相対距
離は一定に保たれる。
【0019】なお、図5によりX方向に関する相対角度
αを説明したが、微動ステージの計測系のY方向と粗動
ステージの移動のY方向との相対角度も同様に求めるこ
とができ、以下の説明ではこの相対角度をβとする。
【0020】本実施形態のステージ駆動装置は上記のよ
うな制御を実現するものであり、そのための制御系のブ
ロック図を図6に示す。図6は微動ステージ1のX方向
への駆動と、粗動ステージのY方向への駆動の補正を実
現するための制御構成である。図6では、粗動ステージ
及び微動ステージの補償器61、62が、粗動ステージ
及び微動ステージの開ループ特性63,64に前置さ
れ、ステージの位置をフィードバックする構成になって
いる。開ループ特性63はXガイドバー5の駆動部とレ
ーザ干渉計13を含み、補償器61からの出力に応じて
Xガイドバー5を移動して、その位置を表すレーザ干渉
計13からの信号をYとして出力する。同様に、開ルー
プ特性64は微動ステージ1をX方向へ微小移動するア
クチュエータとレーザ干渉計12を含み、補償器62か
らの出力に応じて微動ステージ1を移動して、その位置
を表すレーザ干渉計12からの信号をxとして出力す
る。なお、補償器61、62の例としては、PID補償
器等が挙げられる。
【0021】また、RYは粗動ステージのY方向目標位
置、rxは微動ステージ1の目標位置を示す。上述のよ
うにYはレーザ干渉計13で検出された粗動ステージの
Y方向位置座標、xはレーザ干渉計12で検出された微
動ステージ1のX方向座標を表している。
【0022】また、図6において、115は位置補正部
であり、図5により前述したような粗動ステージ位置の
補正を実現する。すなわち、レーザ干渉計13による粗
動ステージのY方向の位置計測値Yを、α及び微動ステ
ージ1のX方向位置xにより補正し、これをフィードバ
ックしてXガイドバーの制御系を構成することにより、
角度αによる相対距離の変化を自動的に修正することが
可能となる。
【0023】また、図6においてはさらにΔYを導入し
ている。これは、粗動ステージおよび微動ステージがそ
れぞれ同一目標位置へ移動した時点で、微動ステージの
位置がちょうどストローク中心になるような補正量に相
当する。すなわち、微動ステージ1とX、Yガイド
(5、6)を原点座標位置に移動したときの、微動ステ
ージ1の原点位置と当該微動ステージの可動範囲の中心
位置とのX、Y方向のずれ量をΔX、ΔYとする。図6
においてはこれらのうちのΔY(Y方向のずれ量)が導
入されている。ΔX、ΔYの決定方法は図8のフローチ
ャートにより後述する。
【0024】同様の制御構成を、微動ステージ1のY方
向への駆動及び粗動ステージのX方向への駆動について
も採用する。図7はそのような制御構成を示すブロック
図である。補償器71、72は図6の補償器61、62に
準ずるものである。また、開ループ特性73はYガイド
バー6の駆動部とレーザ干渉計14を含み、開ループ特
性74は微動ステージ1をY方向へ微小駆動するアクチ
ュエータとレーザ干渉計11を含む構成となる。また、
図7ではβが角度のずれに相当し、位置補正部116
は、レーザ干渉計14による粗動ステージのX方向の位
置計測値Xを、β及び微動ステージ1のY方向位置yに
より補正し、これをフィードバックして制御系を構成す
ることにより、角度βによる相対距離の変化を自動的に
修正することが可能となる。なお、図7の位置補正部1
16においても、上述のΔXを導入している。
【0025】上記の構成により、Xガイドバー5及びY
ガイドバー6の駆動を、目標位置座標(RX、RY)と
検出位置座標(X、Y)が以下の式を満足するように制
御することになる。
【0026】RY=Y+αx+ΔY RX=X+βy+ΔX ここで、 X、Y:粗動ステージにおけるXガイドバー5とYガイ
ドバー6の検出位置座標、 x、y:微動ステージ1の検出位置座標、 ΔX、ΔY:粗動ステージ及び微動ステージを原点座標
位置に移動したときの、微動ステージ1の原点位置と当
該微動ステージ1の可動範囲の中心位置とのずれ量、 α:粗動ステージのX移動方向と微動ステージ1の計測
系(レーザ干渉計12)によって規定されるX方向との
相対角度、 β:粗動ステージのY移動方向と微動ステージ1の計測
系(レーザ干渉計11)によって規定されるY方向との
相対角度。
【0027】以上の図6、図7に示す制御系を用いたス
テージ装置の制御構成について更に説明する。
【0028】図10は本実施形態によるステージ装置の
制御構成を示すブロック図である。図10において、レ
ーザ干渉計11、12は図1に示したとおりであり、そ
れぞれ微動ステージ1のY位置、X位置を計測する。ま
た、101は微動ステージXアクチュエータであり、微
動ステージ1をX方向へ微小駆動する。102は微動ス
テージYアクチュエータであり、微動ステージ1をY方
向へ微小駆動する。微動ステージXアクチュエータ10
1、微動ステージYアクチュエータ102としては、例
えばボイスコイルタイプのリニアモータが好適である。
また、図10において105はXガイドバー5をY方向
へ移動するための駆動部、106はYガイドバー6をX
方向へ移動するための駆動部である。
【0029】120は駆動コントローラであり、上述の
微動ステージX、Yアクチュエータ(101、102)
やX、Yガイドバー駆動部(105、106)の駆動を
制御する。111はXアクチュエータ制御部であり、与
えられた目標位置(rx)とレーザ干渉計12の信号に
基づいて微動ステージXアクチュエータ101を駆動す
る。Xアクチュエータ制御部111は図6における、目
標位置rxを入力して補償器62によって駆動信号を生
成する構成、レーザ干渉計12からの位置信号xをフィ
ードバックする構成に相当する。なお、開ループ特性6
4は微動ステージXアクチュエータ101とレーザ干渉
計12を含む構成となる。
【0030】112はYアクチュエータ制御部であり、
与えられた目標位置(ry)とレーザ干渉計11の信号
に基づいて微動ステージYアクチュエータ102を駆動
する。Yアクチュエータ制御部112は図7における、
目標位置ryを入力して補償器72によって駆動信号を
生成する構成、レーザ干渉計11からの位置信号yをフ
ィードバックする構成に相当する。なお、開ループ特性
74は微動ステージYアクチュエータ102とレーザ干
渉計11を含む構成となる。
【0031】113はXガイドバー制御部であり、与え
られた目標位置(RY)と、図6で説明した位置補正部
115からの補正量と、レーザ干渉計13からの信号に
基づいて、Xガイドバー駆動部105によるXガイドバ
ー5の移動を制御する。Xガイドバー制御部113は図
6における、目標位置RYを入力して補償器61によっ
て駆動信号を生成する構成、レーザ干渉計13からの位
置信号Yに位置補正部115からの補正値を加えてフィ
ードバックする構成に相当する。なお、開ループ特性6
3はXガイドバー駆動部105とレーザ干渉計13を含
む構成となる。
【0032】114はYガイドバー制御部であり、与え
られた目標位置と、後述の位置補正部116からの補正
量と、レーザ干渉計14からの信号に基づいて、Yガイ
ドバー駆動部106によるYガイドバー6の移動を制御
する。Yガイドバー制御部114は図7における、目標
位置RXを入力して補償器71によって駆動信号を生成
する構成、レーザ干渉計14からの位置信号Xに位置補
正部116からの補正値を加えてフィードバックする構
成に相当する。なお、開ループ特性73はYガイドバー
駆動部106とレーザ干渉計14を含む構成となる。
【0033】なお、各制御部111〜114に与えられ
る目標位置(rx、ry、RX、RY)は後述のステー
ジコントローラ130より与えられる。
【0034】117は係数メモリであり、位置補正部1
15、116で用いられるパラメータα、β、ΔY、Δ
Xを記憶する。
【0035】130はステージコントローラであり、C
PU、メモリ等(不図示)を具備して、当該ステージ装
置の全体の制御を行なう。なお、ステージコントローラ
130は、例えば当該ステージ装置を露光装置に適用し
た場合に、露光装置全体の制御を司る露光装置コントロ
ーラによって実現されてもよい。
【0036】なお、パラメータα、β、ΔY、ΔXは予
め係数メモリ117に格納されて、ステージ駆動時に利
用されるが、これらパラメータをステージコントローラ
130が算出して係数メモリ117に格納するよう構成
することもできる。これらパラメータα、β、ΔX、Δ
Yは、図8のフローチャートに従って算出することがで
きる。なお、図8のフローチャートはステージコントロ
ーラ130によって実行されるものとする。
【0037】ステップ1:まず、ステップS11におい
て粗動ステージ、微動ステージをともに座標P(0)=
(0,0)に移動する。
【0038】ステップ2:次に、微動ステージ1のみを
X方向に、微動ステージのノミナルストロークより大き
い量dxだけ正負の方向へ駆動し、操作量が飽和しない
ストローク範囲を求め、その中点をストローク中心とす
る。まず、ステップS12において微動ステージ1を
(−dx,0)へと駆動させ、次いでステップS13で
(+dx,0)に駆動する。このときの微動ステージ位
置と微動ステージ操作量を逐次計測し、微動ステージの
操作量が飽和しないストローク範囲(可動範囲)を求め
て、その中点をmx(0)とする(ステップS14)。微
動ステージと粗動ステージとの相対距離がストローク範
囲を超えた場合、両者が干渉する状態となるので微動ス
テージへの操作量が飽和することになるので、これをも
ってストローク範囲とするわけである。
【0039】この様子を図9に示す。操作量が飽和しな
いストローク範囲が位置91と位置92のように求まる
ので、その中点93をもって微動ステージ1のX方向の
ストローク中心とする。
【0040】ステップ3:ステップ2と同様の動作を、
微動ステージY方向の駆動により行い、my(0)を求め
る(ステップS15〜S16)。
【0041】ステップ4:粗動ステージ、微動ステージ
とも座標P(1)=(L,0)に移動する(ステップS1
8、S19、S20)。そして、ステップ2とステップ
3の動作を同様に行って、mx(1)、my(1)を求める。
【0042】ステップ5〜7:ステップ2、ステップ3
の動作を、さらに座標P(2)=(−L,0)、P(3)=
(0,L)、P(4)=(0,−L)について行い、それ
ぞれ操作量が飽和しないストローク範囲の中点mx(2)
〜mx(4)、my(2)〜my(4)を求める。
【0043】ステップ8:以上のステップ7までで得ら
れた微動ステージの駆動範囲中点の計測結果を用いて、
以下の式、 ΔX=mx(0) ΔY=my(0) α=(my(1)−my(2))/(2×L) β=(mx(3)−mx(4))/(2×L) によりα、β、ΔX、ΔYを算出する。
【0044】これらのステップは、ステージ位置(0,
0)を基準として、X方向に移動してY方向の中点を、
Y方向に移動してX方向の中点をそれぞれ求め、それら
の傾き成分としてα及びβを算出することに相当する。
得られた結果は係数メモリ117に格納されることによ
り、図6及び図7のブロック図にただちに反映される。
この結果、粗動ステージと微動ステージの相対位置はス
テージの全ストローク範囲内で一定に保たれることにな
る。
【0045】<第2の実施形態>第1の実施形態におい
ては、粗動ステージと微動ステージとの相対角度αない
しβをパラメータとして粗動ステージ位置を補正する方
法について示したが、相対角度がステージ位置により変
化する可能性もあり得る。この場合には、α、βにかわ
って微動ステージ位置の有理関数表現f(x)、g
(y)を用いて近似して適用することが可能である。有
理関数f(x)、g(y)は、図8のフローチャートに
おいて、mx(n)、my(n)をn(≧3)個求め、この
3つ以上の各mx(n)及び/または各my(n)の値を最
小自乗法等で統計処理して求めればよい。
【0046】この場合、Xガイドバー5及びYガイドバ
ー6の駆動を、目標位置座標(RX、RY)と検出位置
座標(X、Y)が以下の式を満足するように制御するこ
とになる。
【0047】RY=Y+f(x)+ΔY RX=X+g(y)+ΔX ここで、 X、Y:粗動ステージにおけるXガイドバー5とYガイ
ドバー6の検出位置座標、 x、y:微動ステージ1の検出位置座標、 ΔX、ΔY:粗動ステージ及び微動ステージを原点座標
位置に移動したときの、微動ステージ1の原点位置と当
該微動ステージ1の可動範囲の中心位置とのずれ量、 f(x):粗動ステージのX移動方向と微動ステージ1
の計測系(レーザ干渉計12)によって規定されるX方
向とのずれに起因した、位置xにおけるY方向のずれ量
を規定する有理関数 g(y):粗動ステージのY移動方向と微動ステージ1
の計測系(レーザ干渉計11)によって規定されるY方
向とのずれに起因した、位置yにおけるX方向のずれ量
を規定する有理関数。
【0048】なお、f(x),g(y)は微動ステージ
位置による参照テーブル形式で与えても良い。このよう
な参照テーブルは係数メモリ117に格納しておけばよ
いことは明らかである。また、この場合に、位置補正部
115、116において、微動ステージ1の位置に応じ
てメモリ117の参照テーブルから対応する係数を読み
出す構成が必要となるが、そのようなメモリ読み出し回
路の構成は当業者には自明であろう。
【0049】以上述べたように、上記各実施形態によれ
ば、粗微動構成のステージにおいて、ステージの位置に
よらず両者の相対距離を一定に保つことができる。よっ
て、ステージ組み立てが容易になるばかりでなく、微動
ステージのストロークを必要最小限とすることが可能と
なり、微動ステージ動特性の向上に寄与でき、より高性
能なステージを提供することができる。
【0050】<第3の実施形態>図11は上記第1ある
いは第2の実施形態による移動ステージを適用可能な露
光装置の要部構成例を示す図である。図11において、
露光光源1101は露光光によりレチクルステージ11
02上のレチクル1110を照射する。レチクルを透過
した露光光は投影光学系1103を経てウエハ1111
上に縮小されて結像される。これにより、レチクル11
10上のパターンがウエハ1111上に焼きつけられ
る。
【0051】1104は露光装置定盤であり、定盤11
04上に第1あるいは第2の実施形態で説明したステー
ジ装置が設置される。上述したように、微動ステージ1
はXYスライダ4上を微小範囲で移動可能であり、微小
ステージ1上には露光対象のウエハ1が装着される。
【0052】以上のような構成の露光装置は、第1ある
いは第2の実施形態で説明したステージ装置によってウ
エハ1111を所定位置に移動して露光を繰り返す、所
謂ステップ・アンド・リピート方式のものである。な
お、レチクルステージ1102を移動可能とし、ウエハ
のステップ移動と走査露光とを繰り返すステップ・アン
ド・スキャン方式とすることもできる。この場合、レチ
クルステージ1102にも上記第1あるいは第2実施形
態で説明したステージ装置を適用することができる。
【0053】<第4の実施形態>次に上記説明した露光
装置を利用した半導体デバイスの製造プロセスを説明す
る。図12は半導体デバイスの全体的な製造プロセスの
フローを示す。ステップS101(回路設計)では半導
体デバイスの回路設計を行う。ステップS102(マス
ク製作)では設計した回路パターンを形成したマスクを
製作する。一方、ステップS103(ウエハ製造)では
シリコン等の材料を用いてウエハを製造する。
【0054】ステップS104(ウエハプロセス)は前
工程と呼ばれ、上記用意したマスクとウエハを用いて、
リソグラフィ技術によってウエハ上に実際の回路を形成
する。次のステップS105(組み立て)は後工程と呼
ばれ、ステップS104によって作製されたウエハを用
いて半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程
(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程
(チップ封入)等の組立て工程を含む。ステップS10
6(検査)ではステップS105で作製された半導体デ
バイスの動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を行
う。こうした工程を経て半導体デバイスが完成し、これ
を出荷(ステップS107)する。
【0055】前工程と後工程はそれぞれ専用の別の工場
で行い、これらの工場毎に上記説明した遠隔保守システ
ムによって保守がなされる。また前工程工場と後工程工
場との間でも、インターネットまたは専用線ネットワー
クを介して生産管理や装置保守のための情報がデータ通
信される。
【0056】図13は上記ウエハプロセスの詳細なフロ
ーを示す。ステップS111(酸化)ではウエハの表面
を酸化させる。ステップS112(CVD)ではウエハ
表面に絶縁膜を成膜する。ステップS113(電極形
成)ではウエハ上に電極を蒸着によって形成する。ステ
ップS114(イオン打込み)ではウエハにイオンを打
ち込む。ステップS115(レジスト処理)ではウエハ
に感光剤を塗布する。ステップS116(露光)では上
記説明したX線露光装置によってマスクの回路パターン
をウエハに焼付露光する。ステップS117(現像)で
は露光したウエハを現像する。ステップS118(エッ
チング)では現像したレジスト像以外の部分を削り取
る。ステップS119(レジスト剥離)ではエッチング
が済んで不要となったレジストを取り除く。
【0057】これらのステップを繰り返し行うことによ
って、ウエハ上に多重に回路パターンを形成する。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
動特性の高い、または高精度な位置決めの可能なステー
ジ装置の提供が可能となる。また、本発明によれば、上
記ステージ装置を露光装置に適用したので、パターンの
露光精度を向上した露光装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】粗微動構成のステージの概略を示す平面図であ
る。
【図2】レーザ干渉計の光軸とバーミラーが垂直でない
状態におけるステージ駆動の問題点を説明する図であ
る。
【図3】レーザ干渉計の光軸とバーミラーが垂直でない
状態におけるステージ駆動の問題点を説明する図であ
る。
【図4】ガイドバーの駆動する方向とバーミラーの面と
が平行でない場合のステージ駆動の問題点を説明する図
である。
【図5】実施形態による、粗動ステージのX駆動方向と
微動ステージのX駆動方向とが、平行から角度αずれて
いる場合の補正動作を説明する図である。
【図6】実施形態のステージ駆動装置によるステージ駆
動制御系の構成を示すブロック図である。
【図7】実施形態のステージ駆動装置によるステージ駆
動制御系の構成を示すブロック図である。
【図8】位置補正部で用いるパラメータの設定処理を説
明するフローチャートである。
【図9】微動ステージの移動量と操作量の関係からスト
ローク中心を決定する様子を説明する図である。
【図10】実施形態によるステージ装置のための制御構
成を示す図である。
【図11】本発明に係るステージ装置を適用可能な露光
装置の要部の概略構成を説明する図である。
【図12】半導体デバイスの全体的な製造プロセスのフ
ローを示す図である。
【図13】図12に示したウエハプロセスの詳細なフロ
ーを示す図である。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面上をXY移動方向に移動可能な第1
    ステージと、 該第1のステージに対して該第1のステージの移動方向
    と略平行な微小範囲を移動可能な第2ステージと、 前記第1及び第2ステージの位置をそれぞれ独立に計測
    する第1及び第2計測手段と、 前記第1及び第2計測手段により得られる計測値を用い
    て前記第1及び第2ステージを駆動する駆動手段と、 前記第2計測手段によって規定されるXY方向と前記第
    1ステージのXY移動方向とのずれと、前記第2ステー
    ジの位置とに基づいて、前記第1及び第2ステージの相
    対位置を一定に保つように前記駆動手段による該第1ス
    テージの駆動を補正する補正手段とを備えることを特徴
    とするステージ装置。
  2. 【請求項2】 前記補正手段は、前記第2ステージの可
    動範囲の中心が目標位置にくるように前記第1ステージ
    の駆動を補正することにより、該第1及び第2ステージ
    の相対位置を一定に保つことを特徴とする請求項1に記
    載のステージ装置。
  3. 【請求項3】 前記補正手段は、前記第1のステージの
    位置の駆動が、X方向の目標位置をRX、Y方向の目標
    位置をRYとした場合に、 RY=Y+αx+ΔY RX=X+βy+ΔX ここで、 X、Y:前記第1ステージの検出位置座標、 x、y:前記第2ステージの検出位置座標、 ΔX、ΔY:前記第1及び第2ステージを原点座標位置
    に移動したときの、該第2ステージの原点位置と該第2
    ステージの可動範囲の中心位置とのずれ量、 α:前記第1ステージのX移動方向と前記第2計測手段
    によって規定されるX方向との相対角度、 β:前記第1ステージのY移動方向と前記第2計測手段
    によって規定されるY方向との相対角度、を満たすよう
    に前記駆動手段による前記第1ステージの駆動を補正す
    ることを特徴とする請求項2に記載のステージ装置。
  4. 【請求項4】 前記第1ステージの可動範囲における複
    数の位置において、前記第2ステージのみを駆動して該
    第2ステージの可動範囲の中心位置を求め、得られた複
    数の中心位置に基づいて前記定数α、β、ΔX、ΔYを
    決定する決定手段を更に備えることを特徴とする請求項
    3に記載のステージ装置。
  5. 【請求項5】 前記補正手段は、前記第1のステージの
    位置の駆動が、X方向の目標位置をRX、Y方向の目標
    位置をRYとした場合に、 RY=Y+f(x)+ΔY RX=X+g(y)+ΔX X、Y:前記第1ステージの検出位置座標、 x、y:前記第2ステージの検出位置座標、 ΔX、ΔY:前記第1及び第2ステージを原点座標位置
    に移動したときの、該第2ステージの原点位置と該第2
    ステージの可動範囲の中心位置とのずれ量、 f(x):前記第1ステージのX移動方向と前記第2計
    測手段によって規定されるX方向とのずれに起因した、
    位置xにおけるY方向のずれ量を規定する有理関数 g(y):前記第2ステージのY移動方向と前記第2計
    測手段によって規定されるY方向とのずれに起因した、
    位置yにおけるX方向のずれ量を規定する有理関数、を
    満たすように前記駆動手段による前記第1ステージの駆
    動を補正することを特徴とする請求項2に記載のステー
    ジ装置。
  6. 【請求項6】 前記補正手段は、前記f(x)及びg
    (y)をテーブル形式でメモリに保持し、前記第2ステ
    ージの位置(x、y)に基づいて対応するf(x),g
    (y)の値を取得することを特徴とする請求項5に記載
    のステージ装置。
  7. 【請求項7】 前記第1ステージの可動範囲における複
    数の位置において、前記第2ステージのみを駆動して該
    第2ステージの可動範囲の中心位置を求め、得られた複
    数の中心位置に基づいて前記定数ΔX、ΔY及び前記有
    理関数f(x)及びg(y)を求めることを特徴とする
    請求項5に記載のステージ装置。
  8. 【請求項8】 前記第1及び第2の計測手段が、レーザ
    干渉計であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれ
    かに記載のステージ装置。
  9. 【請求項9】 原版のパターンの一部を、投影光学系を
    介して基板上に投影し、前記原版パターンの所定の露光
    領域を前記基板上に露光する露光手段と、前記露光のた
    めに前記原版及び/または基板を移動させる請求項1乃
    至8のいずれかに記載のステージ装置を備えていること
    を特徴とする露光装置。
  10. 【請求項10】 前記露光手段が、前記投影光学系に対
    して前記原版と基板を移動させて共に走査することによ
    り前記原版のパターンの所定領域を前記基板上転写する
    走査露光を行なうことを特徴とする請求項9に記載の露
    光装置。
  11. 【請求項11】 平面上をXY移動方向に移動可能な第
    1ステージと、 該第1のステージに対して該第1のステージの移動方向
    と略平行な微小範囲を移動可能な第2ステージと、 前記第1及び第2ステージの位置をそれぞれ独立に計測
    する第1及び第2計測手段とを備えたステージ装置の制
    御方法であって、 前記該第1及び第2計測手段により得られる計測値を用
    いて、前記第1及び第2ステージを駆動する駆動工程
    と、 前記第2計測手段によって規定されるXY方向と前記第
    1ステージのXY移動方向とのずれと、前記第2ステー
    ジの位置とに基づいて、前記第1及び第2ステージの相
    対位置を一定に保つように前記駆動工程による該第1ス
    テージの駆動を補正する補正工程とを備えることを特徴
    とするステージ装置の制御方法。
  12. 【請求項12】 前記補正工程は、前記第2ステージの
    可動範囲の中心が目標位置にくるように前記第1ステー
    ジの駆動を補正することにより、該第1及び第2ステー
    ジの相対位置を一定に保つことを特徴とする請求項11
    に記載のステージ装置の制御方法。
  13. 【請求項13】 前記補正工程は、前記第1のステージ
    の位置の駆動が、X方向の目標位置をRX、Y方向の目
    標位置をRYとした場合に、 RY=Y+αx+ΔY RX=X+βy+ΔX ここで、 X、Y:前記第1ステージの検出位置座標、 x、y:前記第2ステージの検出位置座標、 ΔX、ΔY:前記第1及び第2ステージを原点座標位置
    に移動したときの、該第2ステージの原点位置と該第2
    ステージの可動範囲の中心位置とのずれ量、 α:前記第1ステージのX移動方向と前記第2計測手段
    によって規定されるX方向との相対角度、 β:前記第1ステージのY移動方向と前記第2計測手段
    によって規定されるY方向との相対角度、を満たすよう
    に前記駆動工程による前記第1ステージの駆動を補正す
    ることを特徴とする請求項12に記載のステージ装置の
    制御方法。
  14. 【請求項14】 前記第1ステージの可動範囲における
    複数の位置において、前記第2ステージのみを駆動して
    該第2ステージの可動範囲の中心位置を求め、得られた
    複数の中心位置に基づいて前記定数α、β、ΔX、ΔY
    を決定する決定工程を更に備えることを特徴とする請求
    項13に記載のステージ装置の制御方法。
  15. 【請求項15】 前記補正工程は、前記第1のステージ
    の位置の駆動が、X方向の目標位置をRX、Y方向の目
    標位置をRYとした場合に、 RY=Y+f(x)+ΔY RX=X+g(y)+ΔX X、Y:前記第1ステージの検出位置座標、 x、y:前記第2ステージの検出位置座標、 ΔX、ΔY:前記第1及び第2ステージを原点座標位置
    に移動したときの、該第2ステージの原点位置と該第2
    ステージの可動範囲の中心位置とのずれ量、 f(x):前記第1ステージのX移動方向と前記第2計
    測手段によって規定されるX方向とのずれに起因した、
    位置xにおけるY方向のずれ量を規定する有理関数 g(y):前記第2ステージのY移動方向と前記第2計
    測手段によって規定されるY方向とのずれに起因した、
    位置yにおけるX方向のずれ量を規定する有理関数、を
    満たすように前記駆動工程による前記第1ステージの駆
    動を補正することを特徴とする請求項12に記載のステ
    ージ装置の制御方法。
  16. 【請求項16】 前記補正工程は、前記f(x)及びg
    (y)をテーブル形式でメモリに保持し、前記第2ステ
    ージの位置(x、y)に基づいて対応するf(x),g
    (y)の値を取得することを特徴とする請求項15に記
    載のステージ装置の制御方法。
  17. 【請求項17】 前記第1ステージの可動範囲における
    複数の位置において、前記第2ステージのみを駆動して
    該第2ステージの可動範囲の中心位置を求め、得られた
    複数の中心位置に基づいて前記定数ΔX、ΔY及び前記
    有理関数f(x)及びg(y)を決定する決定工程を更
    に備えることを特徴とする請求項15に記載のステージ
    装置の制御方法。
JP2002122786A 2002-04-24 2002-04-24 ステージ装置及びその制御方法並びに露光装置 Expired - Fee Related JP3919592B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002122786A JP3919592B2 (ja) 2002-04-24 2002-04-24 ステージ装置及びその制御方法並びに露光装置
US10/414,472 US6859265B2 (en) 2002-04-24 2003-04-16 Stage device, method of controlling same, and exposure apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002122786A JP3919592B2 (ja) 2002-04-24 2002-04-24 ステージ装置及びその制御方法並びに露光装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003315479A true JP2003315479A (ja) 2003-11-06
JP3919592B2 JP3919592B2 (ja) 2007-05-30

Family

ID=29243641

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002122786A Expired - Fee Related JP3919592B2 (ja) 2002-04-24 2002-04-24 ステージ装置及びその制御方法並びに露光装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6859265B2 (ja)
JP (1) JP3919592B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011066412A (ja) * 2009-09-21 2011-03-31 Asml Netherlands Bv リソグラフィ装置、カバープレート、およびデバイス製造方法
JP2011091298A (ja) * 2009-10-26 2011-05-06 Canon Inc ステージ装置

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4793748B2 (ja) * 2005-02-22 2011-10-12 コニカミノルタオプト株式会社 スピンドル装置
NL1036028A1 (nl) * 2007-10-09 2009-04-15 Asml Netherlands Bv Servo control system, lithographic apparatus and control method.
JP5242218B2 (ja) * 2008-03-31 2013-07-24 住友重機械工業株式会社 Xyステージ装置
KR101374401B1 (ko) * 2010-10-07 2014-03-17 포항공과대학교 산학협력단 전기장 보조 로보틱 노즐 프린터 및 이를 이용한 정렬된 유기 와이어 패턴의 제조 방법
JP6456149B2 (ja) * 2015-01-13 2019-01-23 株式会社トプコン 測量機器
CN108493294B (zh) * 2018-03-13 2020-01-14 中南大学 应用于光电子封装的冗余驱动平面运动平台
CN112563104B (zh) * 2021-02-19 2021-05-14 上海隐冠半导体技术有限公司 一种xy运动装置及电子束检测设备

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6151100A (en) * 1996-12-12 2000-11-21 Canon Kabushiki Kaisha Positioning system
JPH10270535A (ja) * 1997-03-25 1998-10-09 Nikon Corp 移動ステージ装置、及び該ステージ装置を用いた回路デバイス製造方法
JP3745167B2 (ja) 1998-07-29 2006-02-15 キヤノン株式会社 ステージ装置、露光装置およびデバイス製造方法ならびにステージ駆動方法
JP2000228355A (ja) * 1998-12-04 2000-08-15 Canon Inc 半導体露光装置およびデバイス製造方法
JP2002007981A (ja) 2000-06-20 2002-01-11 Sony Corp 情報記録媒体及びこれを用いる情報再生装置
JP4011919B2 (ja) 2002-01-16 2007-11-21 キヤノン株式会社 移動装置及び露光装置並びに半導体デバイスの製造方法
JP3977086B2 (ja) * 2002-01-18 2007-09-19 キヤノン株式会社 ステージシステム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011066412A (ja) * 2009-09-21 2011-03-31 Asml Netherlands Bv リソグラフィ装置、カバープレート、およびデバイス製造方法
US8553206B2 (en) 2009-09-21 2013-10-08 Asml Netherlands B.V. Lithographic apparatus, coverplate and device manufacturing method
JP2011091298A (ja) * 2009-10-26 2011-05-06 Canon Inc ステージ装置

Also Published As

Publication number Publication date
US6859265B2 (en) 2005-02-22
US20030202166A1 (en) 2003-10-30
JP3919592B2 (ja) 2007-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101022680B1 (ko) 최적위치 검출식 검출방법, 위치정합방법, 노광방법,디바이스 제조방법 및 디바이스
US5917580A (en) Scan exposure method and apparatus
US7119879B2 (en) Stage alignment apparatus and its control method, exposure apparatus, and semiconductor device manufacturing method
US20060028630A1 (en) Liquid immersion exposure apparatus, method of controlling the same, and device manufacturing method
US6523695B1 (en) Method and apparatus for operating a vibration isolation system having electronic and pneumatic control systems
JP2002222760A (ja) 露光方法及び露光装置並びにデバイスの製造方法
WO2005053007A1 (ja) 露光方法及びデバイス製造方法、露光装置、並びにプログラム
US7319283B2 (en) Moving apparatus, exposure apparatus, and device manufacturing method
US20050231706A1 (en) Feedforward control with reduced learning time for lithographic system to improve throughput and accuracy
US6504162B1 (en) Stage device, control system, and method for stabilizing wafer stage and wafer table
JP3919592B2 (ja) ステージ装置及びその制御方法並びに露光装置
US6069683A (en) Scanning exposure method and apparatus
US7084958B2 (en) Lithographic apparatus, control system and device manufacturing method
JP3907275B2 (ja) 露光装置およびデバイス製造方法
JP2001338860A (ja) 露光方法及びデバイス製造方法
JP2009088018A (ja) ステージ制御方法、ステージ制御装置、露光方法及び露光装置並びにデバイス製造方法
JP7389597B2 (ja) ステージ装置、リソグラフィ装置、および物品製造方法
JP2001135559A (ja) 位置計測方法及び露光方法
JP2005322720A (ja) ステージ制御装置及び方法、露光装置及び方法、並びにデバイス製造方法
US9243969B2 (en) Method for calibrating a force constant of a motorized stage used for supporting and moving a workpiece
KR20080057167A (ko) 이동장치
JP4677180B2 (ja) 半導体製造装置およびデバイス製造方法
JPH11265844A (ja) 露光装置及びそれを用いたデバイスの製造方法
JPWO2002047133A1 (ja) 基板、位置計測方法、位置計測装置、露光方法および露光装置並びにデバイス製造方法
JP2010062368A (ja) 変形計測用基板、露光装置及び露光方法並びにデバイス製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070213

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3919592

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100223

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110223

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120223

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130223

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140223

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees