JP2003315279A - 建築用板外観検査方法 - Google Patents

建築用板外観検査方法

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JP2003315279A
JP2003315279A JP2002116775A JP2002116775A JP2003315279A JP 2003315279 A JP2003315279 A JP 2003315279A JP 2002116775 A JP2002116775 A JP 2002116775A JP 2002116775 A JP2002116775 A JP 2002116775A JP 2003315279 A JP2003315279 A JP 2003315279A
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JP2002116775A
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Norio Kanetani
範男 金谷
Eiichi Taniguchi
衛一 谷口
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建築用板の塗装印刷パターンの色違い、位置
ずれ、抜け、塗りむら等の塗装印刷の不良を高い精度で
検出する新しい建築用板外観検査方法を提供する。 【解決手段】 表面が塗装印刷された建築用板を分光カ
メラにより撮影し、撮影された分光画像から指定色の領
域のみを抽出した指定色領域画像と、予め用意された基
準領域画像とを、表色系におけるa*値、b*値、また
は、L*値について一画素ごとに比較し、a*値、b*
値、または、L*値のうちのいずれかの値が、予め定め
られた閾値以上異なる場合には、その画素に塗装印刷不
良があるものと判別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願の発明は、建築用板
外観検査方法に関するものである。さらに詳しくは、こ
の出願の発明は、塗装印刷された建築用板の色違い、位
置ずれ、抜け、塗りむら等の塗装不良を検出する建築用
板外観検査方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェットによる塗装印刷などの各
種の塗装印刷技術の発展に伴い、多様な色や塗装パター
ンを備えた外装材等の建築用板が製造されるようになっ
てきている。パターン塗装印刷またはレイアウト塗装印
刷がなされた建築用板においては、その製造工程におい
て、印刷の品質を検査するための外観検査が広く行われ
ている。
【0003】図3は、従来の建築用板外観検査方法を実
施するための装置の構成を示した概要図である。建築用
板(31)は、ベルトコンベア(32)により矢印方向
に運搬される。ベルトコンベア(32)上方の定位置に
は、一定の照明環境を構築するための照明装置(33)
と建築用板(31)を撮像するための分光カメラ(3
4)が設置されている。分光カメラ(34)で取得され
た画像は、画像処理装置(35)へ入力され、各種の画
像処理手法が施され、塗装印刷の品質検査が行われる。
【0004】画像処理装置(35)において実施される
外観検査のための画像処理手法としては、一般に、取得
画像の色彩情報に関して、画像全体の平均値、画像の特
定部分の平均値、または、画像を長手方向あるいは短手
方向に分割した領域ごとの平均値を求め、この平均値を
用いて塗装印刷の品質の判定を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の通り、
最近のパターン塗装印刷またはレイアウト塗装印刷にお
いては、用いられる色数が多く、また、塗装印刷パター
ンも複雑であるため、従来方法では、塗装印刷の濃淡、
塗り面積による微妙な色味の判定に基づく外観検査は困
難である。特に、下地色が濃く、上塗り色が薄い場合に
は、外観検査の精度が低下する傾向にあることが知られ
ている。また、色彩情報の空間平均を用いることから、
細かい塗装印刷パターンの位置ずれの発見が難しいとい
った問題も残されているそこで、この出願の発明は、以
上の通りの事情に鑑みてなされたものであり、建築用板
の塗装印刷パターンの色違い、位置ずれ、抜け、塗りむ
ら等の塗装印刷の不良を高い精度で検出する新しい建築
用板外観検査方法を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この出願の発明は、上記
の課題を解決するものとして、第1には、表面が塗装印
刷された建築用板を分光カメラにより撮影し、撮影され
た分光画像から指定色の領域のみを抽出した指定色領域
画像と、予め用意された基準領域画像とを、表色系にお
けるa*値、b*値、または、L*値について一画素ご
とに比較し、a*値、b*値、または、L*値のうちの
いずれかの値が、予め定められた閾値以上異なる場合に
は、その画素に塗装印刷不良があるものと判別すること
を特徴とする建築用板外観検査方法を提供する。
【0007】以上の建築用板外観検査方法は、第2の発
明の態様として、a*値、b*値、または、L*値に関
する予め定められた閾値が、±0.8であることを、第
3の発明の態様として、建築用板を撮影するための分光
カメラの色分解能が、1mm/画素以下であることを、
さらに、第4の発明の態様として、分光カメラにより撮
影された分光画像から指定色の領域のみを抽出した指定
色領域画像が2〜16階調であることを、それぞれ特徴
とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】この出願の発明は、上記のとおり
の特徴をもつものであるが、以下に、その実施の形態に
ついて説明する。
【0009】この出願の発明である建築用板外観検査方
法においては、従来の建築用板外観検査方法と同様の装
置構成で実現される。塗装印刷がなされた建築用板は、
ベルトコンベアなどの搬送手段により運搬され、搬送手
段の上方の定位置に設置された一定の照明環境を構築す
るための照明装置により照明される。照明装置と同様に
搬送手段の上方の定位置に設置された分光カメラによ
り、建築用板の撮像がなされ、この分光カメラにより撮
影された分画像は、画像処理装置へ入力され、各種の画
像処理手法が施され、建築用板表面になされた塗装印刷
の品質検査が行われる。
【0010】具体的には、まず、図1に示すように、撮
影された建築用板(1)の原画像を構成する分光画像か
ら指定色の領域(2)のみの抽出を行い、指定色領域画
像を生成する。そして、生成された指定色領域画像と予
め用意された基準領域画像とを、例えば、LAB表色系
におけるa*値、b*値、または、L*値について一画
素ごとに比較する。このとき、それぞれの画像の間で、
a*値、b*値、または、L*値のうちのいずれかの値
が、予め定められた閾値以上異なる場合には、その画素
に塗装印刷不良があるものと判別する。
【0011】上記のa*値、b*値、または、L*値に
関して予め定められた閾値は、経験的に求められるもの
であるが、建築用板においては、±0.8とすることが
好ましい。
【0012】また、この出願の発明である建築用板外観
検査方法において、指定色領域画像と基準領域画像との
比較に用いる表色系は、LAB表色系に限定されるもの
ではなく、RGB表色系などの各種の表色系を用いるこ
とが考慮されるべきである。
【0013】以上の通りに、指定色領域画像と基準領域
画像との比較を行うことにより、図2に示すように、塗
装印刷の抜け(21)や位置ずれ(22)を検出するこ
とが可能である。また、同様の原理に基づき塗りむらや
色違いの検出も可能であることはいうまでもない。
【0014】この出願の発明である建築用板外観検査方
法においては、塗装印刷不良を高い精度で検出するため
に、建築用板を撮影するための分光カメラの色分解能
は、1mm/画素以下であることが好適である。
【0015】さらに、この出願の発明である建築用板外
観検査方法においては、分光カメラにより撮影された分
光画像から指定色の領域のみを抽出した指定色領域画像
の階調数を2〜16階調程度とすることで、指定色領域
画像と基準領域画像との比較を行うための処理時間を短
縮することが好ましく、特に、階調数を8階調程度とす
ることで、塗装印刷不良の検知と比較処理時間とのバラ
ンスが最も良好となる。
【0016】この出願の発明である建築用板外観検査方
法においては、1つの建築用板に関して生成される指定
色領域画像は、1通りである必要はなく、何種類かの指
定色に関して指定色領域画像が生成されてもよく、その
際には、指定色領域画像と同数の基準領域画像が予め生
成される。指定色の指定に関しては、塗装印刷面におけ
る目地色に対応する領域を構成する色よりも、トップ色
を指定することが好適である。これは、目地色よりトッ
プ色の方が、色味に対する影響が大きいためである。
【0017】また、この出願の発明である建築用板外観
検査方法においては、分光カメラは、建築用板の表面
(塗装印刷面)の正面に対向する配置(すなわち、分光
カメラのレンズの光軸と塗装印刷面が直交する配置)と
なるように設定されることが好ましく、このように配置
することで、建築用板表面の凹凸により生じる陰影など
の悪影響を減じることが可能となる。
【0018】以上の実施形態は、この出願の発明である
建築用板外観検査方法の態様の一例であり、以上で示し
た実施形態に限定されることはなく、その細部につい
て、様々な実施形態をとりうることが考慮されるべきで
あることは言うまでもない。
【0019】
【発明の効果】この出願の発明によって、以上詳しく説
明したとおり、建築用板の塗装印刷パターンの色違い、
位置ずれ、抜け、塗りむら等の塗装印刷の不良を高い精
度で検出する新しい建築用板外観検査方法が提供され
る。
【0020】インクジェットによる塗装印刷などの各種
の塗装印刷技術の発展に伴い、多様な色や塗装パターン
を備えた建築用板が製造されるようになってきている最
近、建築用板の外観検査の精度向上は重要な課題であ
り、僅かな塗装印刷パターン不良が検知可能であるこの
出願の発明は、建築用板の塗装不良品の出荷を減ずるこ
とに貢献することから、その実用化が強く期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明の建築用板外観検査方法におけ
る指定色領域画像の生成状態を示した概要図である。
【図2】この出願の発明の建築用板外観検査方法におけ
る塗装印刷不良の検出状態を示した概要図である。
【図3】従来の建築用板外観検査方法を実施するための
装置の構成について示した概要図である。
【符号の説明】
1 建築用板 2 指定色の領域 21 抜け 22 位置ずれ 31 建築用板 32 ベルトコンベア 33 照明装置 34 分光カメラ 35 画像処理装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G020 AA08 DA02 DA03 DA04 DA05 DA12 DA22 DA31 DA34 DA43 DA45 2G051 AA01 AA90 AB07 AC21 CA20 CB01 DA06 EA11 EA17 ED11 5B057 AA01 BA12 CA01 CA08 CA12 CA16 DA03 DB02 DB06 DB09 DC22 5L096 AA02 AA06 BA03 CA02 FA15 GA38 GA51 HA07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面が塗装印刷された建築用板を分光カ
    メラにより撮影し、撮影された分光画像から指定色の領
    域のみを抽出した指定色領域画像と、予め用意された基
    準領域画像とを、表色系におけるa*値、b*値、また
    は、L*値について一画素ごとに比較し、a*値、b*
    値、または、L*値のうちのいずれかの値が、予め定め
    られた閾値以上異なる場合には、その画素に塗装印刷不
    良があるものと判別することを特徴とする建築用板外観
    検査方法。
  2. 【請求項2】 a*値、b*値、または、L*値に関す
    る予め定められた閾値が、±0.8であることを特徴と
    する請求項1記載の建築用板外観検査方法。
  3. 【請求項3】 建築用板を撮影するための分光カメラの
    色分解能が、1mm/画素以下であることを特徴とする
    請求項1または2記載の建築用板外観検査方法。
  4. 【請求項4】 分光カメラにより撮影された分光画像か
    ら指定色の領域のみを抽出した指定色領域画像が2〜1
    6階調であることを特徴とする請求項1乃至3いずれか
    に記載の建築用板外観検査方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006078301A (ja) * 2004-09-09 2006-03-23 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 物体のカラー画像による欠陥検出
JP2012215546A (ja) * 2011-03-29 2012-11-08 Kmew Co Ltd 化粧材の塗装色検出方法
JP2018189562A (ja) * 2017-05-09 2018-11-29 株式会社キーエンス 画像検査装置

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