JP2003314694A - 水密防火シール装置 - Google Patents

水密防火シール装置

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JP2003314694A
JP2003314694A JP2002123664A JP2002123664A JP2003314694A JP 2003314694 A JP2003314694 A JP 2003314694A JP 2002123664 A JP2002123664 A JP 2002123664A JP 2002123664 A JP2002123664 A JP 2002123664A JP 2003314694 A JP2003314694 A JP 2003314694A
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JP
Japan
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packing
watertight
seal device
gas
tight packing
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JP2002123664A
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Takuya Nakayama
卓也 中山
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MacGregor Kayaba Ltd
Original Assignee
MacGregor Kayaba Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 船舶のハッチカバー、船外ランプ、船内ラン
プ、隔壁ドア等に適した水密防火シール装置を提供す
る。 【解決手段】 カウンタプレート(相手側部材)4に押
し当てられる水密パッキン1と、この水密パッキン1が
収められるパッキン溝(パッキン収容部)3と、熱膨張
性耐火材からなるガス密パッキン2とを備える水密防火
シール装置において、ガス密パッキン2を水密パッキン
1と共通のパッキン溝3に収めるものとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、船舶のハッチカバ
ー、船外ランプ、船内ランプ、隔壁ドア等に設けられる
水密防火シール装置の改良に関するものである。
【従来の技術】船舶のシール装置には、水密性が要求さ
れるとともに、火災時に高温下でガスを密封し、延焼を
防止することが要求される。従来、この種の水密防火シ
ール装置として、例えば図7に示すものがある。これに
ついて説明すると、ハッチカバー8に設けられる水密防
火シール装置は、甲板5の開口縁部に設けられるカウン
タプレート4と、ハッチカバー8側に形成されるパッキ
ン溝3と、このパッキン溝3に収められる水密パッキン
1とを備え、この水密パッキン1によりハッチカバー8
と甲板5間の水密がはかられる。ハッチカバー8にはパ
ッキン溝3と並んで取付プレート9が設けられ、この取
付プレート9にガス密パッキン2が取付けられる。この
ガス密パッキン2は熱膨張性耐火材からなり、火災時の
熱によって膨張することによりハッチカバー8と甲板5
間を塞ぎ、両者の間を密封し延焼を防止する。熱膨張性
耐火材については、例えば、特開2002−07020
7号公報に開示ざている。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の水密防火シール装置にあっては、ハッチカバ
ー8にガス密パッキン2を取付ける専用の取付プレート
9を設ける必要があり、構造が複雑化し、製品のコスト
アップを招くという問題点があった。また、ガス密パッ
キン2が暴露されているため、損傷を受ける可能性があ
り、ガス密パッキン2のメンテナンスを必要とした。本
発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、船舶
のハッチカバー、船外ランプ、船内ランプ、隔壁ドア等
に適した水密防火シール装置を提供することを目的とす
る。
【課題を解決するための手段】第1の発明は、相手側部
材に押し当てられる水密パッキンと、この水密パッキン
が収められるパッキン収容部と、熱膨張性耐火材からな
るガス密パッキンとを備える水密防火シール装置に適用
する。そして、ガス密パッキンを水密パッキンと共通の
パッキン収容部に収めたことを特徴とするものとした。
第2の発明は、第1の発明において、ガス密パッキンを
前記水密パッキンの内部に収めたことを特徴とするもの
とした。
【発明の作用および効果】第1の発明によると、ガス密
パッキンが水密パッキンと共通のパッキン収容部に収め
られることにより、ガス密パッキンを取付ける専用の部
材を設ける必要が無く、構造を簡素化して製品のコスト
ダウンがはかれる。通常、ガス密パッキンが水密パッキ
ンによって保護されるため、火災以外の要因で損傷を受
けることが防止され、ガス密パッキンのメンテナンスが
不要になる。第2の発明によると、ガス密パッキンが水
密パッキンに一体化して設けられ、これらの組み付けが
容易になる。
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図1の(a),(b)図に示
すように、船体7の甲板5上にはハッチカバー8が設け
られ、ハッチカバー8を移動して甲板5の開口が開閉さ
れる。ハッチカバー8はその閉位置で図示しないクリー
トが作動することにより船体に固縛される。閉位置にあ
るハッチカバー8と船体7の間には図2に示す本発明の
水密防火シール装置が設けられ、両者の間を密封するよ
うになっている。船体7の舷側には船外ランプ11が設
けられ、このランプ11が展開して岸壁等に架け渡され
ることにより車両が自走して積み降ろされる。このラン
プ11が展開、格納されることにより船腹の開口が開閉
される。ランプ11はその閉位置で図示しないクリート
が作動することにより船体に固縛される。閉位置にある
ランプ11と船体7の間には図示しない本発明の水密防
火シール装置が設けられ、両者の間を密封するようにな
っている。船内は隔壁12及び甲板15を介して複数の
船倉に仕切られ、この隔壁12の出入口を開閉するドア
13が設けられ、この甲板15の開口部を開閉し上下の
船倉間を結ぶ船内ランプ14が設けられる。閉位置にあ
るドア13と隔壁12の間、閉位置にあるランプ14と
甲板15の間には図示しない本発明の水密防火シール装
置が設けられ、両者の間を密封するようになっている。
図2に示すように、ハッチカバー8に設けられる水密防
火シール装置は、甲板5の開口縁部に設けられるカウン
タプレート(相手側部材)4と、ハッチカバー8側に形
成されるパッキン溝3と、このパッキン溝3に収められ
る水密パッキン1とを備え、この水密パッキン1により
ハッチカバー8と甲板5間の水密がはかられる。水密パ
ッキン1はゴム等の樹脂材によって形成され、カウンタ
プレート4に押し付けられることによって弾性変形し、
カウンタプレート4に密着する。図2において、2は熱
膨張性耐火材からなるガス密パッキンであり、加熱によ
って最大で40倍程度に体積膨張し、耐火性能に優れた
不燃性材料によって形成される。このガス密パッキン2
は、火災時の熱によって膨張することによりハッチカバ
ー8と甲板5間を塞ぎ、両者の間を密封し延焼を防止す
る。そして本発明の要旨とするところであるが、ガス密
パッキン2は水密パッキン1と共通のパッキン溝(パッ
キン収容部)3に収められる。本実施の形態では、ガス
密パッキン2は帯状に形成され、パッキン溝3の底部と
水密パッキン1の間に介装される。以上のように構成さ
れて、次に作用について説明する。通常、閉位置にある
ハッチカバー8が図示しないクリートが作動することに
より船体に固縛され、水密パッキン1がカウンタプレー
ト4に押し付けられ、ハッチカバー8と甲板5の間を密
封している。火災時に樹脂製の水密パッキン1が焼失す
る場合、ガス密パッキン2が水密パッキン1の燃焼熱に
よって確実に膨張し、ハッチカバー8と甲板5間を水密
パッキン1に代わって密封し延焼を防止する。ガス密パ
ッキン2が水密パッキン1と共通のパッキン溝3に収め
られることにより、ハッチカバー8にガス密パッキン2
を取付ける専用の部材を設ける必要が無く、構造の簡素
化がはかれる。通常、ガス密パッキン2が暴露されてお
らず、水密パッキン1によって保護されているため、火
災以外の要因で損傷を受けることが防止され、ガス密パ
ッキン2のメンテナンスが不要になる。次に図3に示す
他の実施の形態は、帯状のガス密パッキン2をパッキン
溝3の側部と水密パッキン1の間に介装したものであ
る。この場合、ガス密パッキン2の一部が水密パッキン
1とパッキン溝3の間から外部に露出して設けられてい
る。次に図4に示す他の実施の形態は、帯状のガス密パ
ッキン2を水密パッキン1の内部に収められるものであ
る。この場合、ガス密パッキン2を水密パッキン1に一
体化して設けられ、これらの組み付けが容易になる。次
に図5に示す他の実施の形態は、丸棒時状のガス密パッ
キン2を水密パッキン1の中心部に収められているもの
である。次に図6に示す他の実施の形態は、パッキン収
容部として、断面L字形の取付プレート18が設けら
れ、この取付プレート18に水密パッキン1が締結され
るものである。水密パッキン1は中空のシール部21と
帯状のフランジ部22を有し、このフランジ部22が取
付プレート18と押さえプレート19の間に挟持され、
複数のボルト20を介して締結される。帯状のガス密パ
ッキン2を取付プレート18とシール部21の背面との
間に介装されている。本発明は上記の実施の形態に限定
されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変
更がなしうることは明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す船舶の平面図及び側
面図。
【図2】同じく水密防火シール装置の断面図。
【図3】他の実施の形態を示す水密防火シール装置の断
面図。
【図4】さらに他の実施の形態を示す水密防火シール装
置の断面図。
【図5】さらに他の実施の形態を示す水密防火シール装
置の断面図。
【図6】さらに他の実施の形態を示す水密防火シール装
置の断面図。
【図7】従来例を示す水密防火シール装置の断面図。
【符号の説明】
1 水密パッキン 2 ガス密パッキン 3 パッキン溝(パッキン収容部) 4 カウンタプレート(相手側部材)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相手側部材に押し当てられる水密パッキン
    と、この水密パッキンが収められるパッキン収容部と、
    熱膨張性耐火材からなるガス密パッキンとを備える水密
    防火シール装置において、 前記ガス密パッキンを前記水密パッキンと共通の前記パ
    ッキン収容部に収めたことを特徴とする水密防火シール
    装置。
  2. 【請求項2】前記ガス密パッキンを前記水密パッキンの
    内部に収めたことを特徴とする請求項1に記載の水密防
    火シール装置。
JP2002123664A 2002-04-25 2002-04-25 水密防火シール装置 Pending JP2003314694A (ja)

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