JP2003314526A - 茄子環及び茄子環付き締紐 - Google Patents

茄子環及び茄子環付き締紐

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JP2003314526A
JP2003314526A JP2002122679A JP2002122679A JP2003314526A JP 2003314526 A JP2003314526 A JP 2003314526A JP 2002122679 A JP2002122679 A JP 2002122679A JP 2002122679 A JP2002122679 A JP 2002122679A JP 2003314526 A JP2003314526 A JP 2003314526A
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Tatsuya Kobayashi
達哉 小林
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Morito Co Ltd
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Morito Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、端部の垂れ下がりを防止して安全
性を確保できる締紐及び締紐係止機構を提供することを
課題とする。 【解決手段】 連結用筒体(10)とフック部材(11)とから
なり、連結用筒体(10)は、先端に紐抜止口(19)、後端に
嵌合口(18)を有し、連結用筒体(10)の内部に締紐(2)端
部の拡幅部を収納する収納空間(16)を、嵌合口(18)の内
周面(12)に雌係合部(15)を設け、フック部材(11)は、基
部(110)から突出するフック(111)、抜止片(112)を備
え、基部上端には、雄係合部(14)を備え、連結用筒体(1
0)の雌係合部(15)とフック部材(11)の雄係合部(14)とが
係合し、連結用筒体(10)とフック部材(11)とが相互に回
動不能となる茄子環等を、解決手段とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、パーカーなどの衣
服におけるフードや腰部に使用される締紐、リュックサ
ック背面のネットを形成する締紐等といった締紐の改
良、及び改良手段に使用する茄子環に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、図10に示すように、パーカ
ー等のフード(93)の内縁部に形成された通路(94)に通し
て、フード開口幅を調節するための締紐(91)(以下、先
行例1という。)が公知である。そして締紐(91)の両端
部は、フード(93)から当該締紐(91)が抜け外れないよう
に、フード(93)に形成される紐通し孔の径よりサイズの
大きい摘みを設けたり、前記紐通し孔の径より大きな結
び目(92)を形成することが一般的に行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような締紐は、フ
ードの開口幅を大きくする場合でも両端がフード内に引
き込まれてはならないことから、十分な長さが必要であ
り、その結果、フードを被らずに背中側へ配置させた場
合、締紐はフードから垂れ下がることとなり、このよう
な状態で走ったり、運動を行ったりすると、締紐の端部
が大きく振れ、当該端部に設けた摘みや結び目が眼や口
等に当たる事態が招来し、単に動作中に支障となるだけ
ではなく、安全面においても問題である。
【0004】また、近年、リュックサック等において
は、図11に示すように、リュックサック(95)の袋状と
なる通常の収納部とは別に、その背面に鳩目や鈎ホック
等(以下、単に鳩目という。)を二列配置して、弾力性
を有する締紐(91)を靴紐を掛けるように前記鳩目に通し
て張り巡らせ、リュックサック(95)の背面に当該紐で押
さえつけて手荷物を保持する手段を備えたもの(以下、
先行例2という。)が公知である。
【0005】当該リュックサック(95)の荷物保持手段に
おいては、締紐(91)の両端は、前記したフードの場合と
同様に、紐通し孔の径よりサイズの大きい紐止具(90)を
設けたり、結び目(92)を形成する等の手段を有する構成
であることから、当該締紐(91)の先端部分が垂れ下がる
こととなる。従って、リュックサック(95)の着用者の目
の届かない位置で、着用時や運動時等に、締紐(91)の端
部が大きく振れることから、他人の迷惑となったり、或
いは、ドアや機械、その他の物に引っ掛ったりする虞が
あり、非常に危険である。
【0006】上記したパーカーのフードやリュックサッ
ク等に限られず、例えば、衣服のウエスト部や、袋物の
開口部等、締縛やサイズ調節を目的として締紐を使用す
る場合には、締紐の端部が長く垂れ下がった状態である
現状が認められる。
【0007】一方、現在において、種々の合成樹脂製の
茄子環が知られており、例えば、特開平6−20091
7に係る発明、即ち、平ベルトが連結される大柄のベル
ト連結部材(リング部材14)と、フック部材とが、相
互に回動する構成を有するもの(以下、先行例3とい
う。)が公知であり、当該茄子環を、締紐の端部に当該
茄子環を使用する場合には、紐が一回転以上捩れた状態
では、紐の捩れを直すべく茄子環を回転させてから掛け
なければならない上、フックを掛ける際にベルト連結部
材を持つと、前後及び回動方向にフック部材が動くこと
となるから、非常に扱い難いものであった。
【0008】また、ベルト連結部材(リング部材14)
に対して断面円形となる丸紐を使用する場合には、結び
目が外部に露出することから、体裁が極めて悪いばかり
でなく、結び目はベルト連結部材に巻付けて形成される
ものであることから、外部からの接触により結び目が非
常に解けやすくなり、丸紐を使用するには、適さなかっ
た。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、操作性に優れ、締紐の端部の垂れ下がり
を防止することができる茄子環及び該茄子環を備えた茄
子環付き締紐を提供することを、解決しようと課題とす
るものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】締紐端部を収納保持する
ための連結用筒体と、フック部材とから構成され、連結
用筒体は、先端に紐抜止口を、後端には嵌合口を形成す
るように、連結用筒体の内部に締紐端部の拡幅部を収納
保持するための収納空間を形成し、更に、嵌合口の内周
面には、フック部材と連結するための雌係合部を設けた
構成を有し、フック部材は、基部の一部から鈎状に突出
するフックを備え、他方、基部からフック先端に向け
て、弾性を有する抜止片を備えるとともに、基部の上端
には、前記連結用筒体の雌係合部と係合する雄係合部を
備えたものとし、連結用筒体の嵌合口からフック部材の
雄係合部を挿入し、連結用筒体の雌係合部とフック部材
の雄係合部とが係合し、連結用筒体とフック部材とが相
互に回動不能となることを特徴とする茄子環と、該茄子
環を締紐の一端若しくは両端に備えた茄子環付き締紐
を、課題を解決するための手段とする。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、上記構成とした茄子環
によって、予め衣服等にフックを掛けることができる部
分がある場合には当該部分に、また、衣服にフックを掛
けることができない場合には、別途、衣服等に対する縫
着手段を備えた環体に掛止させることにより、締紐の端
部が垂れ下がる状態となることを防止することができ
る。
【0012】また、締紐の端部を連結用筒体に挿入した
状態において、前記締紐の端部に紐抜止口の幅よりも大
きい拡幅部を形成し、嵌合口へフック部材を係合するこ
とにより、茄子環と締紐とが、同一軸線を基準として相
互に回動可能となる構成としたことによって、紐を指で
摘んで回動させるだけで紐の捩れを簡単に戻すことがで
きるとともに、茄子環を把持した際にも、フック部材の
みが回動することもなく、簡単に取付けを行うことがで
きる。
【0013】更に、同構成によって、締紐が丸紐である
と、短手断面矩形となるいわゆる平紐であるとを問わ
ず、相互に回動可能として使用することができる。
【0014】
【発明の実施の形態及び実施例】図1は本発明の実施例
1に係る茄子環を使用した実施態様1に係る茄子環付き
締紐を示す全体図、図2は同茄子環付き締紐における一
部拡大断面図、図3は本発明の実施例1に係る茄子環に
おける連結用筒体を示す底面図及びA−A断面図、図4
は同実施例1に係る茄子環におけるフック部材の平面図
及びB−B断面図、図5は同実施例1に係る茄子環を使
用した実施態様1に係る茄子環付き締紐を示す説明図、
図6は同実施態様1に係る茄子環付き締紐をリュックサ
ックに使用した状態を示す説明図、図7は本発明の実施
例1に茄子環を使用した実施態様2に係る茄子環付き締
紐を示す全体図、図8は同実施態様2に係る茄子環付き
締紐をリュックサックに使用した状態を示す説明図、図
9は本発明の実施例2に係る茄子環の断面図、図10は
従来のフードにおける締紐の使用状態を示す説明図、図
11は従来のリュックサックにおける締紐の使用態様を
示す説明図である。
【0015】本発明の実施例1に係る茄子環(1)及び実
施態様1に係る茄子環付き締紐は、図1乃至図4に示す
ように、締紐(2)の両端に、貫通孔(16)及び茄子環取付
手段である雌係合部(15)を形成した合成樹脂製の連結用
筒体(10)を夫々介して、弾力性を有する抜止片(112)を
備えた合成樹脂製のフック部材(11)を設けてなるもので
ある。
【0016】ここで、連結用筒体(10)は、図3にその底
面図及びA−A断面図を示すように、長さ17mm、最
大幅9mm程度で、先端がテーパー状に形成されてお
り、収納空間(16)における嵌合口(18)の幅に対して、紐
抜止口(19)の幅が小径として形成され、更に、フック取
付側の内周面(12)には、合成樹脂製のフック部材(11)の
係合爪(14a)と連結固定するための雌係合部(15)が二箇
所に形成されている。また、嵌合口(18)には、前記雌係
合部(15)と同軸方向として、フック部材(11)の係合爪(1
4a)を収納空間(16)へ案内するためのガイド溝(17)が形
成されている。
【0017】また、フック部材(11)は、合成樹脂製の一
体成形品であり、図4にその平面図及びB−B断面図を
示すように、基部(110)の上端に前記連結用筒体(10)の
雌係合部(15)と係合するための係合爪(14a)を端部に有
する2本の係合脚(13)をニ叉状に形成するとともに、前
記基部(110)の下方には、鈎状に突出するフック(111)を
備え、他方、基部(110)からフック(111)の先端に向け
て、弾性を有する抜止片(112)を備えた、長さ29mm
程度の形態を有するものである。
【0018】抜止片(112)の端部は、フック端部に対し
て内側から重なるように位置することによって、フック
部材(11)が取付対象物から不用意に離脱しないものとし
ているが、前記したように、フック部材(11)は一体成形
で形成されており、且つ、フック(111)から独立して、
抜止片(112)が弾性変形できるものとするため、フック
(111)と抜止片(112)の端部相互間には僅かに隙間が形成
されている。
【0019】(実施態様1に係る茄子環付き締紐の組立
方法)当該茄子環付き締紐の組立過程においては、先
ず、締紐(2)を、連結用筒体(10)における嵌合口(18)か
ら挿入し、当該挿入した締紐(2)の端部に、拡幅部とし
て、結び目(20)を形成する。
【0020】次に、連結用筒体(10)の嵌合口(18)に、フ
ック部材(11)の係合脚(13)を、前記ガイド溝(17)に沿わ
せ、前記係合脚(13)が弾性変形によって内側へ湾曲する
ことによって挿入し、雌係合部(15)及び係合爪(14a)
を、相互に離脱不能な状態で、係合固着することにより
完成する。
【0021】本願発明の実施例1に係る茄子環及び実施
態様1に係る茄子環付き締紐は、連結用筒体(10)と締紐
(2)の相互の摩擦抵抗が小さくなるようにするととも
に、拡幅部として機能する結び目(20)の外径を連結用筒
体(10)内の紐抜止口(19)の径より大きくし、かつ、締紐
(2)の径を前記紐抜止口(19)よりやや小さくすることに
より、締紐(2)と連結用筒体(10)とが同一軸を基準とし
て、相互に回動する構成としている。これによって、連
結用筒体(10)とフック部材(11)は係着一体であるもの
の、締紐(2)の不用意な捩れを防止することができる。
【0022】以上のように、本発明に係る茄子環におい
ては、前記したように、連結用筒体(10)とフック部材(1
1)が係着一体であり、当該連結用筒体(10)とフック部材
(11)とが相互に回動しない構成であることから、締紐
(2)との関係において回動機能を有するにも関わらず、
取付対象物にフックを掛ける際には、フック自体が不用
意に回動せず、操作を極めて容易とすることができる。
【0023】次に、図1に示した、前記実施態様1に係
る茄子環付き締紐を、パーカーにおけるフードの締紐に
使用する場合の締紐端部係止機構について、使用方法1
を図5に示すとともに、説明する。
【0024】当該茄子環付き締紐は、一般的なフード
(5)に使用される場合と同様に、フード縁部内に形成さ
れる紐通し通路(50)内に伸縮性素材からなる締紐(2)を
通し、該締紐(2)の両端が前記紐通し通路(50)から外部
に露出するものである。前記したように、茄子環付き締
紐の両端には連結用筒体(10)を介してフック部材(11)が
取付けられている。
【0025】そして、着用者の胸部左右位置となるパー
カーの生地の二箇所には、縫着用生地(40)及び該縫着用
生地(40)と環体(4)とを連結する連結用帯(41)とを、衣
服に対する縫着手段として、合成樹脂製の環体(4)を縫
着し、前記フック部材(11)を、合成樹脂製の環体(4)に
掛けるものである。尚、環体(4)の向き及び縫着位置
は、締紐(2)の長さや、衣服のデザイン等に合わせて、
自由に定めることができる。
【0026】更に、当該実施態様1に係る茄子環付き締
紐の使用方法2として、図6に示すように、リュックサ
ック(6)において、その背面に鳩目(60)を二列配置し
て、弾力性を有する締紐(2)を靴紐を掛けるように前記
鳩目(60)に通して張り巡らせ、リュックサック(6)の背
面に当該締紐(2)で手荷物を押さえつけて保持する手段
として、使用することができる。この場合、締紐(2)を
リュックサック(6)の鳩目(60)に全て通した後、前記締
紐(2)の両端部に連結用筒体(10)及びフック部材(11)を
取付けて形成される。
【0027】また、図7及び図8に示すように、実施例
1に係る茄子環を使用した実施態様2に係る茄子環付き
締紐として、締紐(2)の両端が紐止具(3)を挿通した状態
で、前記両端に貫通孔(16)及び茄子環取付手段を形成し
た連結用筒体(10)を介して、抜止片(112)を備えた合成
樹脂製のフック部材(11)を設けてなる茄子環付き締紐と
して使用することもできる。
【0028】次に、本発明の実施例2に係る茄子環及び
該茄子環を備えた茄子環付き締紐を、図9に示す。当該
実施例2に係る茄子環は、連結用筒体(10)とフック部材
(11)との雌雄係合部である雄螺子(14b)及び雌螺子(15b)
を螺着する構成を有するものである。
【0029】本実施例2に係る茄子環によれば、前記し
た実施例1と比較し、連結用筒体(10)の外周面に係合孔
等が形成されず、意匠上より優れたものとすることがで
きることや、製造過程における係合脚の折損等を招来す
ることがない点、更には、雌雄螺子を取外すことによ
り、締紐のみの交換が可能な点において、優れるもので
ある。
【0030】また、本実施例2に係る茄子環において
も、実施例1と同様に実施態様2等の茄子環付き締紐と
して使用することができる。
【0031】尚、本発明は、上記実施例1、2に限られ
るものではなく、例えば、連結用筒体(10)とフック部材
(11)との取付手段は、上記した二叉の係合脚や雌雄の螺
合手段以外の固着手段、具体的には、雄係合部は、三叉
以上の係合脚や、接着手段等を使用することもできる
し、雌係合部(15)についても、上記実施例1のような係
合孔に代えて凹部を形成することもできる。尚、雌係合
部を当該凹部とした場合、実施例2と同様に連結用筒体
(10)の外周面に係合部を形成せず、外観を良好とするこ
とができる。
【0032】また、本発明における締紐(2)は、上記し
た実施例1及び2に係る締紐(2)のような伸縮性を有す
るものに限られず、伸縮性を有しないものを使用するこ
ともでき、また締紐(2)についても丸紐のみならず、平
紐を使用することもでき、いずれの形状の締紐を使用し
た場合にも、茄子環(1)と、締紐(2)は相互に同一軸を基
準として回動することができる。
【0033】更に、締紐(2)の一端側のみに連結用筒体
(10)を介してフック部材(11)を取付けることもできる。
この場合、図示省略するが、例えば、弾力性を有する締
紐の一端に輪を形成し、他端に連結用筒体(10)を介して
フック部材(11)を取付けることにより、自転車の荷台等
に荷物を固定するための締紐と同様な態様とすることが
できる。
【0034】また、実施態様2に係る茄子環付き締紐に
おいても、リュックサック(6)のみならず、フード(5)等
に使用することができ、縫着手段を備えた合成樹脂製の
環体を衣服等に縫着して使用することができ、また、当
該合成樹脂製の環体を使用せず、鞄等における任意の引
掛け可能な部位がある場合には、当該引掛け可能な部位
に対して取付けることができる。
【0035】尚、本発明において、環体(4)は、合成樹
脂製のみならず、金属製材料を使用することもでき、形
状も茄子環を引掛けるためのループ状として形成されて
いればよい趣旨である。
【0036】また、環体(4)の生地に対する縫着手段
は、実施例に開示するものに限られず、例えば、縫着用
生地を直接環体(4)に通して縫着する等、一般的な環体
の取付けにおいて使用される種々の公知手段を使用する
ことができる。
【0037】更に、本発明の実施例1及び2によれば、
締紐(2)の端部は拡幅部として結び目(20)を形成するも
のとしているが、当該拡幅部は、図示省略するが、紐抜
止口(19)よりも幅の大きいカシメ金具を締紐の端部に取
付けることによっても形成することができる。しかしな
がら、本発明の実施例のように、結び目を形成する場合
には、構成部品数を少なくする事ができ、製造コストの
低廉化を図ることができる点において優れるものであ
る。尚、本実施例における結び目は、先行例3における
外部に露出する結び目、即ち、ベルト連結部材に巻付け
て形成されるものとは異なり、締紐のみで形成される結
び目であることから、結び目が解けることもない。
【0038】また、締紐(2)を伸縮性を備えたものを使
用することにより、衣服等に対する縫着手段を備えた合
成樹脂製の環体(4)に係止することにより、従来の紐止
具を使用しなくても、締紐(2)を締め込むことなく強く
締めることができ、リュックサック(6)の背面で荷物を
保持する場合等に非常に便利である。
【0039】更に、締紐(2)の両端が挿通される紐止具
(3)を備えた構成とした場合には、締紐(2)に伸縮性を持
たさずに、紐止具(3)により調節した上で、端部の垂れ
下がり状態を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る茄子環を使用した実施
態様1に係る茄子環付き締紐を示す全体図。
【図2】本発明の実施例1に係る茄子環を使用した茄子
環付き締紐における一部拡大断面図。
【図3】本発明の実施例1に係る茄子環における連結用
筒体を示す底面図及びA−A断面図。
【図4】本発明の実施例1に係る茄子環におけるフック
部材の平面図及びB−B断面図。
【図5】本発明の実施例1に係る茄子環を使用した実施
態様1に係る茄子環付き締紐を示す説明図。
【図6】本発明の実施例1の茄子環を使用した実施態様
1に係る茄子環付き締紐をリュックサックに使用した状
態を示す説明図。
【図7】本発明の実施例1に茄子環を使用した実施態様
2に係る茄子環付き締紐を示す全体図。
【図8】本発明の実施例1に係る茄子環を使用した実施
態様2に係る茄子環付き締紐をリュックサックに使用し
た状態を示す説明図。
【図9】本発明の実施例2に係る茄子環の断面図。
【図10】従来のフードにおける締紐の使用状態を示す
説明図。
【図11】従来のリュックサックにおける締紐の使用態
様を示す説明図。
【符号の説明】
(1) 茄子環 (10) 連結用筒体 (11) フック部材 (110) 基部 (111) フック (112) 抜止片 (12) 側周面 (13) 係合脚 (14) 雄係合部 (14a) 係合爪 (14b) 雄螺子 (15) 雌係合部 (15b) 雌螺子 (16) 収納空間 (17) ガイド溝 (18) 嵌合口 (19) 紐抜止口 (2) 締紐 (20) 結び目 (3) 紐止具 (30) ケース (31) 操作体 (32) コイルバネ (4) 環体 (40) 縫着用生地 (41) 連結用帯 (5) フード (50) 紐通し用通路 (6) リュックサック (60) 鳩目 (90) 紐止具 (91) 締紐 (92) 結び目 (93) フード(先行例1) (94) 紐通し用通路 (95) リュックサック(先行例2)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 締紐端部を収納保持するための連結用筒
    体(10)と、フック部材(11)とから構成され、 連結用筒体(10)は、先端に紐抜止口(19)を、後端には嵌
    合口(18)を形成するように、連結用筒体(10)の内部に締
    紐(2)端部の拡幅部を収納保持するための収納空間(16)
    を形成し、更に、嵌合口(18)の内周面(12)には、フック
    部材(11)と連結するための雌係合部(15)を設けた構成を
    有し、 フック部材(11)は、基部(110)から一方には鈎状に突出
    するフック(111)を備え、他方にはフック先端に向け
    て、弾性を有する抜止片(112)を備えるとともに、基部
    (110)の上端には、前記連結用筒体(10)の雌係合部(15)
    と係合する雄係合部(14)を備えたものとし、 連結用筒体(10)の嵌合口(18)からフック部材(11)の係合
    脚(13)を挿入し、連結用筒体(10)の雌係合部(15)とフッ
    ク部材(11)の雄係合部(14)とが係合し、連結用筒体(10)
    とフック部材(11)とが相互に回動不能となることを特徴
    とする茄子環。
  2. 【請求項2】 締紐(2)の一端若しくは両端に、茄子環
    (1)を取付けた茄子環付き締紐であって、前記茄子環(1)
    は、連結用筒体(10)とフック部材(11)とから構成され、 連結用筒体(10)は、先端に紐抜止口(19)を、後端には嵌
    合口(18)を形成して、連結用筒体(10)の内部に締紐(2)
    端部の拡幅部を収納保持するための収納空間(16)を形成
    し、更に、嵌合口(18)の内周面(12)には、フック部材(1
    1)と連結するための雌係合部(15)を設けた構成を有し、 フック部材(11)は、基部(110)から一方には鈎状に突出
    するフック(111)を備え、他方には、フック先端に向け
    て、弾性を有する抜止片(112)を備えるとともに、基部
    (110)の上端には、前記連結用筒体(10)の雌係合部(15)
    と係合する雄係合部(14)を備えたものとし、 連結用筒体(10)の嵌合口(18)から締紐(2)を挿入して、
    該締紐(2)の収納側端部に抜止用の拡幅部を形成し、締
    紐(2)と連結用筒体(10)が同一中心軸を基準として相互
    に回動可能とし、 連結用筒体(10)の嵌合口(18)から雌係合部(15)に対して
    フック部材(11)の雄係合部(14)を挿入し、雌係合部(15)
    とフック部材(11)の雄係合部(14)とが係合し、連結用筒
    体(10)とフック部材(11)とが相互に回動不能となること
    を特徴とする茄子環付き締紐。
  3. 【請求項3】 フック部材における基部(110)上端に設
    けた雄係合部(14)は、連結用筒体(10)の雌係合部(15)と
    係合する係合爪(14a)を備えたことを特徴とする請求項
    1記載の茄子環又は請求項2記載の茄子環付き締紐。
  4. 【請求項4】 締紐端部を収納保持するための連結用筒
    体(10)と、フック部材(11)とから構成され、 連結用筒体(10)は、先端に紐抜止口(19)を、後端には嵌
    合口(18)を形成するように、連結用筒体(10)の内部に締
    紐(2)端部の拡幅部を収納保持するための収納空間(16)
    を形成し、更に、嵌合口(18)の内周面(12)には、フック
    部材(11)と連結するための雌螺子(15b)を設けた構成を
    有し、 フック部材(11)は、基部(110)から一方には鈎状に突出
    するフック(111)を備え、他方にはフック先端に向け
    て、弾性を有する抜止片(112)を備えるとともに、基部
    (110)の上端には、前記連結用筒体(10)の雌係合部(15)
    と係合する雄螺子(14b)を備えたものとし、 連結用筒体(10)の雌螺子(15b)とフック部材(11)の雄螺
    子(14b)とを螺着したことを特徴とする茄子環。
  5. 【請求項5】 締紐(2)の一端若しくは両端に、茄子環
    (1)を取付けた茄子環付き締紐であって、前記茄子環(1)
    は、連結用筒体(10)とフック部材(11)とから構成され、 連結用筒体(10)は、先端に紐抜止口(19)を、後端には嵌
    合口(18)を形成して、連結用筒体(10)の内部に締紐(2)
    端部の拡幅部を収納保持するための収納空間(16)を形成
    し、更に、嵌合口(18)の内周面(12)には、フック部材(1
    1)と連結するための雌螺子(15b)を設けた構成を有し、 フック部材(11)は、基部(110)から一方には鈎状に突出
    するフック(111)を備え、他方には、フック先端に向け
    て、弾性を有する抜止片(112)を備えるとともに、基部
    (110)の上端には、前記連結用筒体(10)の雌螺子(15b)と
    係合する雄螺子(14b)を備えたものとし、 連結用筒体(10)の嵌合口(18)から締紐(2)を挿入して、
    該締紐(2)の収納側端部に抜止用の拡幅部を形成し、締
    紐(2)と連結用筒体(10)が同一中心軸を基準として相互
    に回動可能とし、 連結用筒体(10)の雌螺子(15b)とフック部材(11)の雄螺
    子(14b)とを螺着したことを特徴とする茄子環付き締
    紐。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP3263261A1 (de) * 2016-06-27 2018-01-03 Ovalo GmbH Zahnrad, verfahren zum herstellen der verzahnung eines zahnrades, sowie werkzeugzahnrad zum herstellen der verzahnung eines zahnrades

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EP3263261A1 (de) * 2016-06-27 2018-01-03 Ovalo GmbH Zahnrad, verfahren zum herstellen der verzahnung eines zahnrades, sowie werkzeugzahnrad zum herstellen der verzahnung eines zahnrades

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