JP2003311727A - 合成セグメントの製造方法および装置 - Google Patents

合成セグメントの製造方法および装置

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JP2003311727A
JP2003311727A JP2002116643A JP2002116643A JP2003311727A JP 2003311727 A JP2003311727 A JP 2003311727A JP 2002116643 A JP2002116643 A JP 2002116643A JP 2002116643 A JP2002116643 A JP 2002116643A JP 2003311727 A JP2003311727 A JP 2003311727A
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frame
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gantry
air
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JP2002116643A
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English (en)
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Hiroaki Kato
裕章 加藤
Yasuro Oka
康郎 岡
Hidenori Hoshi
英徳 星
Hiroshi Masuda
博 増田
Ryusaburo Otsuka
隆三郎 大塚
Ichiro Takayanagi
一郎 高柳
Kiyoshi Nakada
仲田  清
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Ishikawajima Kenzai Kogyo Co Ltd
Ishikawajima Construction Materials Co Ltd
Kanto Segment Co Ltd
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Ishikawajima Kenzai Kogyo Co Ltd
Ishikawajima Construction Materials Co Ltd
Kanto Segment Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 合成セグメントの鋼枠の凸面側を閉じてコン
クリートを打設できるようにし、凹面のコンクリート面
をきれいに仕上げることができるようにする。 【解決手段】 鋼枠2を、セグメントの内周面を形成す
る型枠面3aを備えた架台3に、凸面を上に向けて配置
する。架台3には、コンクリート注入管4が接続された
コンクリート注入孔3bと、摺動孔3dを通じて摺動可
能に挿入され型枠内部の最上部に延ばされた空気抜きパ
イプ7が設けられている。開閉弁6を開けてコンクリー
ト注入管4からコンクリート9を充填するとともに、空
気抜きパイプ7から切欠き7a・管路7bを介して型枠
内部の空気を外に排出する。コンクリート9の充填が終
了したときに空気抜きパイプ7と開閉弁6を下降させて
それぞれの開口を閉鎖する。コンクリート9が固化した
ら脱型する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成セグメントの
製造方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トンネル覆工などに用いられるセ
グメントにおいて、鋼枠にコンクリートを打設した合成
セグメントが知られている。合成セグメントは、鋼枠と
コンクリートを組合せることにより高強度が得られ、鋼
枠によって種々の継手形状を設けることが容易となると
いった利点を備えるため、様々な構造およびその製造方
法が提案されてきた。
【0003】鋼枠の構造としては、セグメントの外周面
(凸面)・内周面(凹面)・接合面のすべてが鋼板で形
成された閉構造の鋼枠内にコンクリートを打設したもの
や、トンネル覆工の内周面がコンクリート面となるよう
に、少なくとも内周面側を開放面とした構造のものなど
がある。またコンクリートを打設する際の鋼枠の配置に
は、湾曲の凸面を上側に向けて配置する凸型と、湾曲の
凹面を上側に向けて配置する凹型があった。
【0004】閉構造の鋼枠を用いる場合、凹型の配置で
は、鋼枠の凹面(上面)または側面(接合面)にコンク
リートを注入するための開口部を設けてコンクリートを
打設していた。また凸型の配置では、コンクリート注入
と空気抜きのための開口部を鋼枠の凸面(上面)に設
け、コンクリート打設後、開口部に鋼板などを溶接する
などして開口部を塞いでいた。また内周面側が開放面と
された鋼枠を用いる場合、開放面の型枠面を形成する架
台に鋼枠を載せて固定し、凸型の配置でコンクリートを
打設していた。この場合、コンクリート注入と空気抜き
のための開口部を鋼枠の凸面(上面)に設け、コンクリ
ート打設後、鋼板を溶接するなどして開口部を塞いでい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の合成セグメントの製造方法および装置で
は、下記のような問題があった。まず凹型によりコンク
リートの打設を行う場合、流動性が高く軟らかいコンク
リートを用いるとコンクリートが自立しないため押え蓋
などの治具が必要となり、また凹面側の打設面がきれい
に仕上がりにくいため打設面の仕上げ工程が必要となる
場合があり、いずれも手間のかかる作業が発生するとい
う問題があった。次に凸型によりコンクリートの打設を
行う場合、開口部を塞ぐために鋼枠の後加工が必要にな
り、その際に溶接などの熱を加える作業が必要となるた
め、充填されたコンクリートに影響を及ぼすという問題
があった。また、セグメントの内周面は、施工工数を削
減するために2次覆工を施工しなくとも覆工内面として
使用できる仕上りを備えることが強く求められている
が、従来技術では、コンクリートを上側から打設するた
め、セグメントの内周面となる下側の凹面の仕上りや、
コンクリートの充填状態が劣りがちであった。そのため
合成セグメントの内周面を補修仕上げするなどの手間が
かかるという問題があった。
【0006】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、凸面側を閉じたままコンクリートを打
設することができ、凹面のコンクリート面をきれいに仕
上げることができる合成セグメントの製造方法および装
置を提案することを目的とする。またそのことを通じて
合成セグメントの製造効率を向上できる合成セグメント
の製造方法および装置を提案することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、トンネル覆工の内周
面と外周面とを形成する弓なりの湾曲を有する断面が一
方向に延ばされ、トンネル覆工の延設方向および周方向
でそれぞれ他のセグメントと接合する接合面を備え、少
なくとも該接合面が枠体で形成され、該枠体にコンクリ
ートが打設されてなる合成セグメントの製造方法であっ
て、前記湾曲の凸面を形成する型枠面を上側に設けた前
記枠体を、前記湾曲の凹面にコンクリート面を形成する
ための型枠面を備えた架台に配置する第1の工程と、前
記枠体および前記それぞれの型枠面に囲まれた型枠内部
に、前記架台の型枠面に設けられたコンクリート注入孔
を通してコンクリートを充填するとともに、前記型枠内
部の空気を前記架台の型枠面に設けられた開口を通して
排出する第2の工程と、前記架台の型枠面に設けられ
た、コンクリート注入孔および前記空気を排出する開口
を前記架台の型枠面に沿って閉鎖する第3の工程と、前
記充填されたコンクリートが所定強度を発現するのを待
って、前記コンクリートが充填された枠体を前記架台か
ら脱型する第4の工程とを備えることを特徴とする合成
セグメントの製造方法を用いる。そのため、湾曲の凹面
を形成する架台の型枠面に設けられた下側のコンクリー
ト注入孔からコンクリートを充填するので、湾曲の凹面
から徐々にコンクリートが充填され、充填が終わった状
態でコンクリート注入孔および空気を排出する開口を架
台の型枠面に沿って閉鎖するので、湾曲の凹面の仕上り
が良好となる。また、空気を排出する開口を架台の型枠
面に設けるので、湾曲の凸面を閉じた形状とすることが
できる。ここで、型枠面に沿って閉鎖するとは、型枠面
に完全に整列して閉鎖することを意味するものではな
く、実質的にコンクリート面の後加工が不要な程度の段
差やバリが生じることは許容できるものとする。
【0008】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の合成セグメント製造方法において、前記第2の工程
では、前記コンクリートの充填に先立って、両端部にそ
れぞれ開口を備える空気抜き手段を前記架台の型枠面か
ら挿入して、前記空気を排出する開口を形成し、前記第
3の工程では、前記型枠内部に挿入された前記空気抜き
手段の一方の開口を、前記架台の型枠面の位置まで下降
させるとともに、前記一方の開口を閉鎖することによ
り、前記空気を排出する開口を閉鎖することを特徴とす
る合成セグメントの製造方法を用いる。そのため、空気
抜き手段によって確実に型枠内部の空気を排出でき、空
気の排出が終了したあと、空気抜き手段の端部の一方の
開口を架台の型枠面まで下降させて、架台の型枠面に沿
って閉鎖するので、コンクリートの充填や湾曲の凹面の
仕上げに影響することなく空気抜き手段を型枠内部から
退避させることができる。
【0009】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は2に記載の合成セグメントの製造方法において、前記
湾曲の凸面を形成する型枠面が、前記枠体に一体に設け
られたことを特徴とする合成セグメントの製造方法を用
いる。そのため、空気抜きの開口を、凸面を形成する型
枠面に設けることなく合成セグメントを製造することが
できる。
【0010】請求項4に記載の発明では、請求項1〜3
のいずれかに記載の合成セグメントの製造方法におい
て、前記枠体が、前記湾曲の凸面を形成する型枠面から
前記架台の型枠面に向かう方向に仕切り部材が延設され
て複数の区画を備える構成とされ、前記第2および第3
の工程を前記複数の区画ごとに行うことを特徴とする合
成セグメントの製造方法を用いる。そのため、それぞれ
の区画ごとに空気を架台の型枠面側から排出するので、
湾曲の凸面を閉じた形状とすることができる。
【0011】請求項5に記載の発明では、請求項1〜4
のいずれかに記載の合成セグメントの製造方法におい
て、前記コンクリートが高流動性を備えたコンクリート
であることを特徴とする合成セグメントの製造方法を用
いる。そのため、高流動性を備えたコンクリートによ
り、コンクリートを迅速に充填できるとともに、コンク
リート面の表面性を向上することができる。ここで高流
動性を備えたコンクリートとは、いわゆる高流動コンク
リートが該当することはいうまでもないが、それに限る
ものではなく、例えば軟練りコンクリート、流動化コン
クリートなどの流動性が向上されたコンクリートをすべ
て含む。
【0012】請求項6に記載の発明では、トンネル覆工
の内周面と外周面とを形成する弓なりの湾曲を有する断
面が一方向に延ばされ、トンネル覆工の延設方向および
周方向でそれぞれ他のセグメントと接合する接合面を備
え、少なくとも該接合面が枠体で形成され、該枠体にコ
ンクリートが打設されてなる合成セグメントの製造装置
であって、前記湾曲の凸面を形成するための型枠面を上
側に設けた前記枠体を載せて、前記湾曲の凹面にコンク
リート面を形成するための型枠面を構成する架台と、該
架台の型枠面上に開閉可能に設けられたコンクリート注
入孔と、該コンクリート注入孔に接続して、コンクリー
トを供給するコンクリート注入管と、前記枠体および前
記それぞれの型枠面に囲まれた型枠内部の最上部まで移
動可能な状態で前記架台の型枠面から挿入された空気抜
き部材によって、前記型枠内部の空気を外部に排出する
管路が形成され、前記空気抜き部材が前記架台の型枠面
まで移動されたときに前記管路が閉鎖される構成とされ
た空気抜き手段とを備える構成を用いる。そのため、請
求項1〜4に記載の発明を実施するのに好適な合成セグ
メントの製造装置となる。
【0013】請求項7に記載の発明では、請求項6に記
載の合成セグメントの製造装置において、前記開閉可能
なコンクリート注入孔が、前記架台の型枠面上に貫通孔
を形成する弁座と、該弁座に前記型枠内部側から離接す
る構成とされ、上面が架台の型枠面に沿う形状とされた
弁本体とからなる構成を用いる。そのため、弁本体は、
弁座から離れてコンクリート注入孔が開状態にあるとき
は、型枠内部に退避するので、コンクリート注入孔から
流入するコンクリートの妨げとならずに円滑なコンクリ
ート充填が可能となり、弁座に当接して閉状態にあると
きは、弁本体の上面が架台の型枠面に沿う位置に置かれ
てその下側が型枠内部の外側に配置される。
【0014】弁座は、例えば傾斜面が上側に開いた貫通
孔を採用することができる。弁本体は、例えば上面に前
記架台の型枠面に沿う曲面や平面を設け、下側に前記弁
座と嵌合する下側に凸に開いた傾斜面を有する蓋部材と
し、さらにその下側に前記弁本体を前記コンクリート注
入孔の開閉方向に駆動する棒状の駆動ロッドを設けた構
成を採用することができる。その際、前記コンクリート
注入管の一部に、前記駆動ロッドと同軸となる管路を形
成し、該管路の終端部に、シール手段を備えて前記駆動
ロッドが密着して摺動可能な摺動孔を設け、該摺動孔に
前記駆動ロッドを貫通させて構成し、該駆動ロッドを前
記コンクリート注入管の外部から駆動する構成を採用で
きる。
【0015】請求項8に記載の発明では、請求項6また
は7に記載の合成セグメントの製造装置において、前記
枠体が、前記湾曲の凸面を形成する型枠面から前記架台
の型枠面に向かう方向に仕切り部材が延設されて複数の
区画を備える構成とされ、該区画ごとに前記空気抜き手
段を備えた構成を用いる。そのため、請求項4に記載の
発明実施するのに好適な合成セグメントの製造装置とな
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下では、本発明の実施の形態
を、添付図面を参照して説明する。なおすべての図面を
通して、同一または相当する部材は、同一の符号を付し
ている。まず本発明に係る合成セグメントの製造装置の
実施の形態について説明する。図1(a)は、本発明に
係る合成セグメントの製造装置上に合成セグメントの鋼
枠を載せてコンクリートを打設している様子を示す概略
断面図である。図1(b)は、図1(a)におけるA−
A断面図である。図2は、図1(b)におけるB部の詳
細を示す拡大図である。
【0017】本発明に係る合成セグメント製造装置1
は、鋼材を溶接するなどして構成された鋼枠2(枠体)
にコンクリートを打設してトンネル覆工などに用いられ
る合成セグメントを製造する装置であり、大きくは不図
示の基台上に設けられた架台3とコンクリート注入管4
とを備える。そして、架台3上に鋼枠2を脱着可能に固
定できるように構成されている。符号9は打設中のコン
クリートであり、符号8は空気層である。
【0018】鋼枠2は、図1(a)に示したように、ト
ンネル覆工の外周面を構成する、例えば円弧状など、上
側に凸の弓なりの湾曲を備える断面を紙面奥行き方向に
延ばしてなる鋼枠上面2a(湾曲の凸面)と、その端部
から、湾曲の曲率中心方向の下側に延ばされた4面の鋼
枠側面2b…(接合面)とを備え、下側に開放面が形成
された箱型の枠体である。
【0019】鋼枠上面2aおよび鋼枠側面2b…は、開
口を有しないか、有するとしても本発明による製造工程
中は閉じられている。また鋼枠側面2b…は、他の合成
セグメントの鋼枠側面2b…とトンネル覆工の延設方向
および周方向にそれぞれ接合する接合面をなしており、
他の合成セグメントと接合する機構が備えられていても
よいことは言うまでもないが、本発明の説明には関係し
ないため図示は省略する。
【0020】架台3は、上側に凸の弓なりの湾曲面を備
え、鋼枠2の鋼枠側面2b…の端部に密着して当接し、
鋼枠2の開放面を覆う型枠面3a(架台の型枠面)を備
えた受け台である。鋼枠2は、架台3上に押え手段11
…によって位置決めされた上で固定される。型枠面3a
の凸の湾曲の一番高い位置には、摺動孔3d、3dが上
下方向に設けられている。したがって、鋼枠2を架台3
に載せたとき、摺動孔3d、3dの鉛直上方にある鋼枠
上面2aの部分は、鋼枠2と架台3で囲まれる型枠内部
の最上部をなしている。
【0021】押え手段11…は、例えば形鋼などからな
る押え部材11a…を鋼枠上面2a上に、湾曲面とほぼ
直交する方向に渡して配置し、例えばボルト・ナットな
どからなる固定部材11b…によって、鋼枠2を架台3
との間に挟んで固定する構成が採用できる。なお、押え
手段11…は、鋼枠2を架台3に固定して、コンクリー
トを打設したあとに外すことができればどのような手段
を用いてもよいことは言うまでもない。
【0022】それぞれの摺動孔3dには、例えば鋼管な
どからなり上下に貫通する管路7bを備える空気抜きパ
イプ7(空気抜き部材)が摺動移動可能に嵌合されてい
る。摺動移動可能な嵌合はどのように構成してもよい
が、高流動性のコンクリートのもれを防止するため、種
々のシール部材、例えばOリングなどを摺動孔3dに内
蔵させる構成を採用できる。
【0023】空気抜きパイプ7の上端部の側面には切欠
き7a…が設けられている。したがって、空気抜きパイ
プ7の上端部が鋼枠上面2aの内面に当接した状態で
は、切欠き7a…によって型枠内部の最上部に通じる開
口が形成されているものである。一方、空気抜きパイプ
7の下端部の開口は、上端部が鋼枠上面2aと当接する
位置にあっても、少なくとも架台3の下部に突出して、
管路7bが型枠内部の外と連通するように構成されてい
る。
【0024】また、図が繁雑になるのを避けるため図示
していないが、空気抜きパイプ7もしくは型枠面3aに
は、少なくとも上端部がほぼ型枠面3aの高さまで下降
したときに、型枠面3aに沿って上端部の開口の閉鎖手
段を備えている。具体的には、例えば型枠面3aに平行
に設けられた水平方向の可動シャッタでもよいし、管路
7b内を移動可能なピストン状の蓋部材でもよい。
【0025】また、型枠面3aには、開閉可能なコンク
リート注入孔3bが設けられている。コンクリート注入
孔3bは、型枠面3aの範囲内であればどこにあっても
よいが、より好ましくは、型枠面3aの湾曲の最上部か
その近傍に設けるのがよい。その構成は、例えば上方に
向けて開口が大きくなる傾斜面を有する円孔などからな
る弁座3cの下部に、コンクリート注入管4が接続さ
れ、弁座3cの上側から上下に移動して弁座3cに当接
する開閉弁6が設けられている。
【0026】開閉弁6は、弁座3cに嵌合する上側に広
がる円錐体などからなる弁本体6bと、弁本体6bの下
端に接続する棒状の駆動ロッド6cとが備えられ、駆動
ロッド6cを上下方向に駆動することにより、弁座3c
と弁本体6bとの離接を行う構成とされている。
【0027】コンクリート注入管4は、鉛直下側に延ば
された垂直管路4aが、垂直管路4aの上端に設けられ
た取付フランジ4dを介してボルト10…で架台3の下
側から着脱可能に取り付けられ、垂直管路4aから水平
方向に延びる水平管路4bに分岐するように構成されて
いる。そのため、コンクリート打設後に、架台3から取
り外すことができる。
【0028】垂直管路4aの下端部には、シール部材5
が固定されたロッド摺動孔4cが設けられており、垂直
管路4a内に配置された駆動ロッド6cが上下方向に移
動可能に通されている。シール部材5は、コンクリート
の漏れを防ぐためのもので、例えばOリングやゴムパッ
キンなどが採用できる。
【0029】次に、本発明に係る合成セグメント製造装
置1の作用を説明することにより、本発明に係る合成セ
グメントの製造方法について説明する。図3は、本発明
に係る合成セグメントの製造方法の工程を説明するため
の概略断面図である。
【0030】本発明は、大きくは4つの工程からなる。
第1の工程は、押え手段11…によって架台3上の所定
位置に鋼枠2を配置して固定する工程である。鋼枠2
を、鋼枠側面2bの端部が型枠面3aに密着するように
配置し、押え手段11…によって必要に応じて架台3側
に押圧した状態で固定する。
【0031】続く第2の工程は、型枠内部にコンクリー
トを充填するとともに、型枠内部の空気を排出する工程
である。まず、図3(a)に示したように、空気抜きパ
イプ7、7を上昇させて、その上端部を鋼枠上面2aの
内面の近接させるか、または当接させる。近接させた場
合は空気抜きパイプ7、7の上端部開口が、また当接さ
せた場合は切欠き7a…がそれぞれ管路7b、7bに通
じる開口となる。いずれの場合も、それぞれの開口は型
枠内部の最上部に位置する。
【0032】一方、開閉弁6は、弁本体6bと弁座3c
が離されように上方向に移動され、コンクリート注入孔
3bの開状態が形成する。弁本体6bは上側の型枠内部
に退避するので、コンクリート9の流入の妨げとはなら
ない。開閉弁6の上下移動は、垂直管路4aから下側の
ロッド摺動孔4cから飛び出した駆動ロッド6cを適宜
手段により上下させることによって行う。例えばレバー
操作などによって手動で行ってもよいし、アクチュエー
タなどの駆動手段によって駆動してもよい。
【0033】そして、この状態でコンクリート注入管4
から、コンクリート注入孔3bを通じて型枠内部にコン
クリート9を充填していく。すると、コンクリート9は
重力により型枠面3aの凸面を下って下部から充填さ
れ、まず型枠面3aを覆い、それから徐々に上方に向か
って充填が進行する。
【0034】このとき同時に、コンクリート9の上方に
ある空気層8は、徐々にコンクリート9により上方に押
しやられ、空気抜きパイプ7の上端部で形成された開口
から管路7b、7b内に押し出される。空気抜きパイプ
7、7の下端部から型枠内部の外に排出される。図3
(b)は、コンクリート9が型枠内部の最上部まで充填
され、空気層8が消滅した様子を示している。
【0035】このように、架台3に設けられたコンクリ
ート注入孔3bから型枠面3aに沿ってコンクリート9
が充填されるので、上方から落下させて充填する場合と
は異なり、気泡が巻き込まれることがほとんどなくな
る。したがってコンクリート9として、例えば、高流動
コンクリート・軟練りコンクリート・流動化コンクリー
トなどの高流動性を備えたものを使用しても、気泡が混
入してコンクリート面の外観に影響を与えることがなく
なる。したがって高流動性のコンクリートを使用してコ
ンクリートの打設効率の向上を図ることができる。
【0036】続く第3の工程は、コンクリート注入孔3
bおよび空気抜きパイプ7、7による空気を排出する開
口を閉鎖する工程である。まず、コンクリート注入管4
からコンクリート9を供給して型枠内部の圧力をほぼ一
定に保ちながら、空気抜きパイプ7、7を下降させる。
したがって空気抜きパイプ7、7が下降した分の容積
は、その分のコンクリート9が供給されてバランスが保
たれる。そして、空気抜きパイプ7、7の上端部が型枠
面3aの高さまで下降したときに、空気抜きパイプ7、
7の開口を閉鎖し、続いて開閉弁6を下降させて、弁本
体6bを弁座3cに当接させて、コンクリート注入孔3
bを閉鎖する(図3(c))。いずれの開口の閉鎖も、
型枠面3aに沿った状態で閉鎖される。なおこの状態で
は、不要となったコンクリート注入管4は、ボルト10
…を外して架台3から取り外してもよい。
【0037】続く第4の工程は、コンクリート9が固化
して所定強度を発現するのを待ち、鋼枠2と架台3の固
定を解き、充填されたコンクリート9とともに鋼枠2を
架台から脱型する工程である。脱型されたコンクリート
面は型枠面3aが転写されるので、段差やバリは後仕上
げなどを要しない程度に抑えられてきれいな仕上りとな
る。したがって、この工程によって、所定の強度と外観
を備えた合成セグメントが完成する。
【0038】このように、本発明では、型枠面3aに設
けられたコンクリート注入孔3bからコンクリート9を
充填し、型枠内部の最上部に空気を排出する開口を設け
て型枠内部の空気層8を確実に排出し、充填が終わって
から、型枠面3aに沿って開口を閉鎖するので、型枠内
部へコンクリート9を確実に充填することができる。し
かも、型枠面3aに沿った後仕上げを要しない程度のき
れいなコンクリート面を得ることができる。
【0039】その際、コンクリート注入孔3bが型枠面
3aの範囲のどこにあっても、空気層8は常に型枠内部
の最上部に集まるから、コンクリート注入孔3bの配置
位置の制約が少ないという利点がある。一方、図示のよ
うに、コンクリート注入孔3bが型枠面3aの凸面の最
上部に近い位置にあれば、コンクリート9が凸面の傾斜
に沿って最も自然に流れ、充填の偏りも少なくなるか
ら、型枠面3aに沿った一層円滑な充填が可能となると
いう利点がある。
【0040】なお、空気を排出する開口は型枠内部の最
上部にあればよいので、鋼枠2の配置は、図1の配置に
限るものではない。例えば、図4に示したように、鋼枠
2の湾曲の端部に空気抜きパイプ7が位置するように、
鋼枠2を片側に傾斜して配置してもよい。また、架台3
自体を傾斜させて型枠面3aの傾斜の大きさを変えた
り、型枠内部の最上部の位置を適宜位置に変えたりして
もよい。このようにすれば、コンクリート9が流動しや
すい傾斜を得たり、より空気を排出しやすい型枠内部の
最上部を設けたりすることができるという利点がある。
【0041】なお上記の説明では、空気抜きパイプ7の
開口に閉鎖手段を設ける例で説明したが、図2におい
て、空気抜きパイプ7の上端を鋼板を溶接するなどして
塞ぎ、空気抜きのための開口を側部の切欠き7a…のみ
としてもよい。このように構成すれば、空気抜きパイプ
7を型枠面3aの高さまで下降させたとき、上端には上
記の鋼板が露出して摺動孔3dを塞ぎ、切欠き7aは摺
動孔3d内に隠れるので、空気を排出する開口を閉鎖す
ることができる。したがって、水平方向の可動シャッタ
やピストン状の蓋部材などの可動部材を省略して簡素化
できるという利点がある。
【0042】なお上記の説明では、開閉弁6を、上下方
向に駆動する弁機構として説明したが、型枠面3a側に
水平に駆動されて、型枠面3aに沿って開口を閉鎖する
水平シャッタ機構を用いてもよいことは言うまでもな
い。
【0043】なお上記の説明では、コンクリート注入孔
3bを1個、空気抜きパイプ7を2本備える例を図示し
ているが、これは1例であって、それぞれ少なくとも1
つあればよい。また、上記の説明では、鋼枠側面2b…
を平面として図示しているが、採用する合成セグメント
の接合機構によっては凹凸を備えていてもよい。
【0044】なお上記の説明では、型枠内部に特に仕切
り部材がない場合で説明したが、例えば、図5に斜視部
分断面図で示したように、鋼枠20として、鋼枠上面2
0aから型枠面3aに向かう方向に板状の仕切り部材1
2…が延ばされ、型枠内部が複数の区画13…に分かれ
た構成のものを用いてもよい。その際には、それぞれの
区画13ごとに少なくとも上記に説明した空気抜き手段
を備えるようにする。仕切り部材12が架台3に当接し
て、区画13が密閉区画として形成される場合には、上
記に説明したコンクリート注入孔3bなどもそれぞれの
区画ごとに設けることは言うまでもない。そのように構
成すれば、個々の区画13についてそれぞれ上記の合成
セグメントの製造方法が実施できるので同様の効果を奏
する。
【0045】なお、上記の説明では空気抜き部材とし
て、空気抜きパイプ7を用いるとして説明したが、空気
抜き部材は、両端に開口を備えてその端部から端部に空
気を連通させることができれば、どのような形状でもよ
く、パイプ部材に限定するものではない。例えばチュー
ブでもよいし、板状部材の内部に貫通孔を備えるものな
どでもよい。
【0046】なお、上記の説明では、空気抜きパイプ7
を摺動孔3dを通して上下させることにより、架台の型
枠面に設けられた開口を通して空気を排出した例で説明
した。しかし、それ以外にも、例えば、型枠面3aに開
閉可能な貫通孔を設け、その貫通孔と同径で、先端が空
気抜きパイプ7と同様のパイプ部材をその上に配置し、
架台3と鋼枠上面2aの間に保持した構成としてもよ
い。
【0047】このような構成によれば、コンクリート9
の充填とともに、パイプ部材を通して空気を型枠内部か
ら排出できる。そして、パイプ部材内部にもコンクリー
ト9を充填し、型枠内部の充填を完了させてからその開
口を型枠面3aに沿って閉鎖し、パイプ部材を合成セグ
メント内に残して脱型することができる。その際、パイ
プ部材を薄肉の鋼管とすれば、コンクリート面にのぞく
パイプ部材端面もほとんど目立つことがなく、さらにプ
レキャストコンクリートパイプを採用すればパイプ部材
端面がコンクリート面から見えなくなるので一層好まし
い。
【0048】
【発明の効果】以上に述べたように、請求項1に記載の
発明では、湾曲の凹面から徐々にコンクリートが充填さ
れ、充填が終わった状態でコンクリート注入孔および空
気を排出する開口を架台の型枠面に沿って閉鎖するの
で、湾曲の凹面の仕上りが良好となり、コンクリート面
の後仕上げなどの手間が省けるから、製造効率を向上で
きるという効果を奏する。さらに、空気を排出する開口
を架台の型枠面に設けるので、湾曲の凸面を閉じた形状
とすることができるから、湾曲の凸面を構成する枠体に
孔を設けたり、塞いだりしなくても合成セグメントが製
造でき、その結果、製造効率が向上できるという効果を
奏する。
【0049】請求項2に記載の発明では、コンクリート
の充填や湾曲の凹面の仕上げに影響することなく空気抜
き手段を型枠内部から退避させることができるから、型
枠内部から確実に空気を抜き、コンクリートの充填状態
や凹面の仕上げを損なうことのなく合成セグメントが製
造できるという効果を奏する。
【0050】請求項3に記載の発明では、空気抜きの開
口を、凸面を形成する型枠面に形成することなく合成セ
グメントを製造することができるから、凸面を傷つける
ことなく製造でき、補修仕上げなども省くことができる
という効果を奏する。
【0051】請求項4に記載の発明では、それぞれの区
画ごとに空気を架台の型枠面側から排出するので、湾曲
の凸面を閉じた形状とすることができるから、型枠内部
に区画が設けられた形状の枠体にも容易に対応すること
ができるという効果を奏する。
【0052】請求項5に記載の発明では、高流動性を備
えたコンクリートにより、コンクリートを迅速に充填で
きるとともに、コンクリート面の表面性を向上すること
ができるという効果を奏する。
【0053】請求項6に記載の発明は、請求項1〜3に
記載の発明を実施するのに好適な合成セグメントの製造
装置を提供できるので、請求項1〜3と同様な効果を奏
する。
【0054】請求項7に記載の発明では、コンクリート
注入孔の上下方向に移動する弁本体を用いるので、コン
クリートの流れを妨げずコンクリートの充填が円滑に行
えるという効果を奏する。
【0055】請求項8に記載の発明では、請求項4に記
載の発明を実施するのに好適な合成セグメントの製造装
置を提供できるので、請求項4と同様な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る合成セグメントの製造装置上に
合成セグメントの鋼枠を載せてコンクリートを打設して
いる様子を示す概略断面図である。
【図2】 図1(b)におけるB部の詳細を示す拡大図
である。
【図3】 本発明に係る合成セグメントの製造方法の工
程を説明するための概略断面図である。
【図4】 本発明に係る合成セグメントの製造装置への
鋼枠の配置の変形例を説明するための概略断面図であ
る。
【図5】 本発明によって製造することができる別の鋼
枠の一例を示す斜視部分断面図である。
【符号の説明】
1 合成セグメント製造装置 2、20 鋼枠(枠体) 2a、20a 鋼枠上面(湾曲の凸面) 2b 鋼枠側面(接合面) 3 架台 3a 型枠面(架台の型枠面) 3b コンクリート注入孔 3c 弁座 4 コンクリート注入管 4a 垂直管路 4c ロッド摺動孔 5 シール部材 6 開閉弁 6a 弁上面 6b 弁本体 6c 駆動ロッド 7 空気抜きパイプ(空気抜き部材) 7a 切欠き 9 コンクリート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡 康郎 東京都千代田区有楽町一丁目12番1号 石 川島建材工業株式会社内 (72)発明者 星 英徳 東京都千代田区有楽町一丁目12番1号 石 川島建材工業株式会社内 (72)発明者 増田 博 東京都千代田区有楽町一丁目12番1号 石 川島建材工業株式会社内 (72)発明者 大塚 隆三郎 茨城県行方郡麻生町大字麻生3347番地の1 関東セグメント株式会社内 (72)発明者 高柳 一郎 茨城県行方郡麻生町大字麻生3347番地の1 関東セグメント株式会社内 (72)発明者 仲田 清 茨城県行方郡麻生町大字麻生3347番地の1 関東セグメント株式会社内 Fターム(参考) 2D055 KA00 KB04 KB07 4G053 AA19 BB19 BE03 DA01 EA17 EB02 EB16 4G055 AA01 CA01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トンネル覆工の内周面と外周面とを形成
    する弓なりの湾曲を有する断面が一方向に延ばされ、ト
    ンネル覆工の延設方向および周方向でそれぞれ他のセグ
    メントと接合する接合面を備え、少なくとも該接合面が
    枠体で形成され、該枠体にコンクリートが打設されてな
    る合成セグメントの製造方法であって、 前記湾曲の凸面を形成する型枠面を上側に設けた前記枠
    体を、前記湾曲の凹面にコンクリート面を形成するため
    の型枠面を備えた架台に配置する第1の工程と、 前記枠体および前記それぞれの型枠面に囲まれた型枠内
    部に、前記架台の型枠面に設けられたコンクリート注入
    孔を通してコンクリートを充填するとともに、前記型枠
    内部の空気を前記架台の型枠面に設けられた開口を通し
    て排出する第2の工程と、 前記架台の型枠面に設けられた、コンクリート注入孔お
    よび前記空気を排出する開口を前記架台の型枠面に沿っ
    て閉鎖する第3の工程と、 前記充填されたコンクリートが所定強度を発現するのを
    待って、前記コンクリートが充填された枠体を前記架台
    から脱型する第4の工程とを備えることを特徴とする合
    成セグメントの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の合成セグメント製造方
    法において、 前記第2の工程では、 前記コンクリートの充填に先立って、両端部にそれぞれ
    開口を備える空気抜き手段を前記架台の型枠面から挿入
    して、前記空気を排出する開口を形成し、 前記第3の工程では、 前記型枠内部に挿入された前記空気抜き手段の一方の開
    口を、前記架台の型枠面の位置まで下降させるととも
    に、前記一方の開口を閉鎖することにより、前記空気を
    排出する開口を閉鎖することを特徴とする合成セグメン
    トの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の合成セグメン
    トの製造方法において、 前記湾曲の凸面を形成する型枠面が、前記枠体に一体に
    設けられたことを特徴とする合成セグメントの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の合成セ
    グメントの製造方法において、 前記枠体が、前記湾曲の凸面を形成する型枠面から前記
    架台の型枠面に向かう方向に仕切り部材が延設されて複
    数の区画を備える構成とされ、 前記第2および第3の工程を前記複数の区画ごとに行う
    ことを特徴とする合成セグメントの製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の合成セ
    グメントの製造方法において、 前記コンクリートが高流動性を備えたコンクリートであ
    ることを特徴とする合成セグメントの製造方法。
  6. 【請求項6】 トンネル覆工の内周面と外周面とを形成
    する弓なりの湾曲を有する断面が一方向に延ばされ、ト
    ンネル覆工の延設方向および周方向でそれぞれ他のセグ
    メントと接合する接合面を備え、少なくとも該接合面が
    枠体で形成され、該枠体にコンクリートが打設されてな
    る合成セグメントの製造装置であって、 前記湾曲の凸面を形成するための型枠面を上側に設けた
    前記枠体を載せて、前記湾曲の凹面にコンクリート面を
    形成するための型枠面を構成する架台と、 該架台の型枠面上に開閉可能に設けられたコンクリート
    注入孔と、 該コンクリート注入孔に接続して、コンクリートを供給
    するコンクリート注入管と、 前記枠体および前記それぞれの型枠面に囲まれた型枠内
    部の最上部まで移動可能な状態で前記架台の型枠面から
    挿入された空気抜き部材によって、前記型枠内部の空気
    を外部に排出する管路が形成され、前記空気抜き部材が
    前記架台の型枠面まで移動されたときに前記管路が閉鎖
    される構成とされた空気抜き手段とを備えることを特徴
    とする合成セグメントの製造装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の合成セグメントの製造
    装置において、 前記開閉可能なコンクリート注入孔が、前記架台の型枠
    面上に貫通孔を形成する弁座と、該弁座に前記型枠内部
    側から離接する構成とされ、上面が架台の型枠面に沿う
    形状とされた弁本体とからなることを特徴とする合成セ
    グメントの製造装置。
  8. 【請求項8】 請求項6または7に記載の合成セグメン
    トの製造装置において、 前記枠体が、前記湾曲の凸面を形成する型枠面から前記
    架台の型枠面に向かう方向に仕切り部材が延設されて複
    数の区画を備える構成とされ、 該区画ごとに前記空気抜き手段を備えたことを特徴とす
    る合成セグメントの製造装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014205953A (ja) * 2013-04-10 2014-10-30 芦森工業株式会社 充填材の充填方法
JP2017014682A (ja) * 2015-06-26 2017-01-19 株式会社安藤・間 合成セグメントのコンクリート充填方法
JP2017198003A (ja) * 2016-04-28 2017-11-02 日立造船株式会社 充填方法
JP7473037B2 (ja) 2018-08-20 2024-04-23 株式会社大林組 構造体の構築方法

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