JP2003311412A - 自動溶接装置 - Google Patents

自動溶接装置

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JP2003311412A
JP2003311412A JP2002119364A JP2002119364A JP2003311412A JP 2003311412 A JP2003311412 A JP 2003311412A JP 2002119364 A JP2002119364 A JP 2002119364A JP 2002119364 A JP2002119364 A JP 2002119364A JP 2003311412 A JP2003311412 A JP 2003311412A
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JP2002119364A
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Shinichi Matsuzaki
晋一 松崎
Osamu Baba
脩 馬場
Etsuji Sato
悦司 佐藤
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Taiko KK
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IHI Corp
Taiko KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 縦板部材の水平部材に対する角度が変化した
ときに溶接トーチの角度及び位置を自動的に調節するよ
うにした自動溶接装置を提供する。 【解決手段】 水平部材Hと縦板部材Vとの当接部Pを
溶接する自動溶接装置1において、縦板部材Vの水平部
材Hに対する角度θを検出するための角度検出手段4
と、当接部Pを溶接する溶接トーチ3と、溶接トーチ3
を左右方向へ移動させる左右位置調節手段5と、溶接ト
ーチ3を上下方向に移動させる上下位置調節手段6と、
溶接トーチ3の角度を調節する角度調節手段7とを備え
たものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ほぼ水平に配置さ
れた水平部材と、その水平部材に対して角度を有して当
接された縦板部材との当接部を連続的に溶接する自動溶
接装置に係り、特に、縦板部材の水平部材に対する角度
が変化したときに溶接トーチの角度及び位置を自動的に
調節するようにした自動溶接装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8に従来の自動溶接装置の概略を示
す。
【0003】図示するように、自動溶接装置42は、ほ
ぼ水平に配置された水平部材Hとその水平部材Hに対し
て角度θ(図では90°)で当接された縦板部材Vとの
当接部Pに沿って移動する走行台車40と、走行台車4
0上に搭載された溶接トーチ41とを備えている。溶接
トーチ41は、その角度及び上下左右位置が手動により
調節できるようになっている。
【0004】この自動溶接装置42で溶接を行う場合、
まず自動溶接装置42を溶接開始位置にセットし、作業
者が溶接トーチ41の角度及び位置を調節する。その後
は、走行台車40が当接部Pに沿って移動しつつ溶接ト
ーチ41によって当接部Pを連続的に溶接する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、縦板部材V
の水平部材Hに対する角度θは常に90°とは限らず、
様々な角度で溶接を行うことがあるが、この角度θが異
なると、当然、溶接トーチ41の最適な角度も異なる。
また、溶接トーチ41の角度が変化すると、溶接トーチ
41による溶接点が変化するため、それに伴って溶接ト
ーチ41の位置(上下及び左右方向)も調節して溶接点
が当接部Pからずれないように調節する必要がある。要
するに、溶接トーチ41の最適な角度及び位置は、縦板
部材Vの水平部材Hに対する角度θによって異なるので
ある。
【0006】しかしながら、従来の自動溶接装置42で
は、縦板部材Vの水平部材Hに対する角度θが途中で変
化した場合には対応できず、連続的に溶接することがで
きなかった。即ち、角度θが途中で変化した場合、溶接
作業を中断して作業者が溶接トーチ41の角度及び位置
を調節する必要があったのである。その結果、作業者は
常に自動溶接装置42を監視していなければならず、完
全な無人運転を行うことができなかった。
【0007】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、縦板部材の水平部材に対する角度が変化したときに
溶接トーチの角度及び位置を自動的に調節するようにし
た自動溶接装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、略水平に配置された水平部材と、その水平
部材に対して角度を有して当接された縦板部材との当接
部に沿って移動してその当接部を溶接する自動溶接装置
において、上記縦板部材の上記水平部材に対する角度を
検出するための角度検出手段と、上記当接部を溶接する
溶接トーチと、上記溶接トーチを上記当接部と垂直な左
右方向へ移動させる左右位置調節手段と、上記溶接トー
チを上下方向に移動させる上下位置調節手段と、上記溶
接トーチの角度を調節する角度調節手段とを備えたもの
である。
【0009】この構成によれば、縦板部材の水平部材に
対する角度を常に検出し、その結果に応じて溶接トーチ
の角度及び位置を自動的に調節することができ、縦板部
材と水平部材との角度が途中で変化しても連続的・自動
的に溶接を行うことができる。
【0010】ここで、上記角度検出手段からの検出値に
応じて、上記溶接トーチによる溶接点が上記当接部から
ずれないように上記左右位置調節手段、上下位置調節手
段及び角度調節手段とを制御する制御装置を備えること
が好ましい。
【0011】また、上記制御装置は、上記角度検出手段
により検出された上記縦板部材の上記水平部材に対する
角度に対して上記溶接トーチが最適な角度になるように
上記角度調節手段を制御し、かつ、溶接トーチの角度調
整に伴う溶接点のずれを補正すべく上記左右位置調節手
段及び上下位置調節手段を制御することが好ましい。
【0012】また、上記角度検出手段が、上記縦板部材
に当接される固定スタイラスと、その固定スタイラスよ
りも上方で上記縦板部材に当接され、縦板部材の上記水
平部材に対する角度変化に伴って伸縮する伸縮スタイラ
スと、その伸縮スタイラスの伸縮量を検出するセンサー
とを備え、上記制御装置は、上記センサーの検出値に基
づいて上記縦板部材の上記水平部材に対する角度を算出
するようにしても良い。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な一実施形態
を添付図面に基づいて詳述する。
【0014】図1は本実施形態に係る自動溶接装置の平
面図であり、図2は図1の自動溶接装置の正面図であ
り、縦板部材の水平部材に対する角度が90°の状態を
示している。図3は図1の自動溶接装置の正面図であ
り、縦板部材の水平部材に対する角度が図2の状態から
鋭角側に傾斜した状態を示している。
【0015】図示するように、自動溶接装置1は、ほぼ
水平に配置された水平部材Hとその水平部材Hに対して
角度θで当接された縦板部材Vとの当接部Pに沿って移
動する走行台車2と、その走行台車2上に搭載され、当
接部Pを溶接する溶接トーチ3と、縦板部材Vの水平部
材Hに対する角度θ(以下、縦板部材角度という)を検
出するための角度検出手段4と、溶接トーチ3を当接部
Pと垂直な左右方向(矢印A方向)へ移動させる左右位
置調節手段5と、溶接トーチ3を上下方向(矢印B方
向)へ移動させる上下位置調節手段6と、溶接トーチ3
の角度を調節する角度調節手段7(図1参照)と、上記
角度検出手段4の検出値に応じて、溶接トーチ3による
溶接点が当接部Pからずれないように左右位置調節手段
5、上下位置調節手段6及び角度調節手段7を制御する
制御装置8とを備えている。なお、図3では明瞭化の目
的から、溶接トーチ3は省略されている。
【0016】走行台車2は車輪2aを有しており、図示
しないモータによって車輪2aが駆動されることによっ
てほぼ直線状の当接部Pに沿って自動的に走行する。
【0017】角度検出手段4は、一端が走行台車2に固
定され、他端が縦板部材Vの下部に当接される固定スタ
イラス9と、その固定スタイラス9よりも上方で縦板部
材Vに当接され、縦板部材角度θの変化に応じて伸縮す
る伸縮スタイラス10とを備えている。
【0018】固定スタイラス9はアーム11と、アーム
11の先端部に設けられたガイド12とを備えている。
走行台車2は、固定スタイラス9のガイド12が常に縦
板部材Vと当接するように運転・走行される。従って、
縦板部材Vから走行台車2までの距離は常に一定に確保
される。
【0019】一方、伸縮スタイラス10は、走行台車2
上に固定されたシリンダー13と、シリンダー13のロ
ッド14の先端部に回転自在に設けられたガイドローラ
15とを備えている。またシリンダー13は、ガイドロ
ーラ15及びロッド14を縦板部材V側へ付勢するスプ
リング(図示せず)を備えている。従って、ガイドロー
ラ15は常に縦板部材Vに当接され、縦板部材角度θの
変化に伴ってロッド14が伸縮する。より具体的には、
図3に示すように縦板部材角度θが鋭角側に変化すると
ロッド14は縮退し、逆に鈍角側に変化すると伸張す
る。
【0020】また伸縮スタイラス10は、ロッド14の
伸縮量を検出するストロークセンサー(図示せず)を備
えており、そのストロークセンサーによる検出値が常に
制御装置8へと送信される。ロッド14の伸縮量は、伸
縮スタイラス10のガイドローラ15が固定スタイラス
9のガイド12の垂直上方に位置したとき、即ち、縦板
部材角度θが90°であるときを基準とする。従って、
ロッド14が基準値よりも縮退した場合は、縦板部材V
が鋭角側に傾斜したと判定し、伸張した場合には鈍角側
に傾斜したと判定する。
【0021】なお図1に示すように、本実施形態では角
度検出手段4が走行台車2の前後二カ所に設けられてい
るが、これは走行台車2が前方又は後方のどちら側に走
行する場合であっても対応できるようにしたものであ
り、必ずしも二つ設ける必要はない。例えば、走行台車
2の進行方向前方側(少なくとも、溶接トーチ3よりも
前)に角度検出手段4を一つだけ設けても良い。
【0022】次に、左右位置調節手段5は、走行台車2
上に固設されたブラケット16に対して左右方向にスラ
イド可能に取り付けられたスライドユニット17と、モ
ータ18とを備えている。スライドユニット17は、モ
ータ18の回転軸に接続されたネジ34と螺合してお
り、モータ18によってネジ34が回転されるとブラケ
ット16に対して左右方向に移動する。モータ18は、
制御装置8からの信号に応じてスライドユニット17を
左右方向に移動させる。
【0023】上下位置調節手段6は、左右位置調節手段
5のスライドユニット17に対して上下方向にスライド
可能に取り付けられたスライドユニット19と、モータ
20とを備えている。スライドユニット19は、モータ
20の回転軸に接続された図示しないネジと螺合してお
り、モータ20によってネジが回転されるとスライドユ
ニット19がスライドユニット17に対して上下方向に
移動する。モータ20は、制御装置8からの信号に応じ
てスライドユニット17を上下に移動させる。溶接トー
チ3は、角度調節手段7を介して上下位置調節手段6の
スライドユニット19に取り付けられている。従って、
溶接トーチ3は、スライドユニット17のスライドに伴
って左右方向に移動し、スライドユニット19のスライ
ドに伴って上下方向に移動する。
【0024】角度調節手段7は、溶接トーチ3を軸C周
りに回転させてトーチ角度を変化させるモータ21を備
えており、モータ21は制御装置8からの信号に応じて
溶接トーチ3の角度を変化させる。
【0025】制御装置8は、角度検出手段4からの検出
値(より詳しくは、伸縮スタイラス10のストロークセ
ンサーの検出値)に基づいて縦板部材角度θを算出し、
その結果に応じて、左右位置調節手段5、上下位置調節
手段6及び角度調節手段7を制御して溶接トーチ3の角
度及び上下左右位置を自動的に調節する。
【0026】図4を用いて、縦板部材角度θの算出方法
を説明する。
【0027】図4は、縦板部材Vが水平部材Hに対して
鋭角側に傾斜した状態を示しており、図中、点aは固定
スタイラス9のガイド12と縦板部材Vとの当接点であ
り、点bは伸縮スタイラス10のガイドローラ15と縦
板部材Vとの当接点である。また、距離xは固定スタイ
ラス9と伸縮スタイラス10間の距離であり、予め制御
装置8内に入力されている。
【0028】ここで、縦板部材Vの垂直線に対する角度
をθ’とし、縦板部材Vの傾斜に伴う伸縮スタイラス1
0のロッド14の縮退量をyとすると、θ’=tan-1 (y
/x)となり、縦板部材角度θは、θ=90°−θ’の式
から算出できる。なお、ロッド14が伸張した場合に
は、縦板部材Vが鈍角側に傾斜したことを意味している
ので、θ=90°+θ’の式に基づいて縦板部材角度θ
を算出する。このように、制御装置8は、角度検出手段
4から入力された検出値yと、予め入力されたデータx
とを用いて縦板部材角度θを算出する。
【0029】次に、縦板部材角度θに対する溶接トーチ
3の最適な角度及び位置について図5を用いて説明す
る。図5(a)は、縦板部材角度θが90°である状態
を示しており、図5(b)は、縦板部材角度θが90°
よりも小さい鋭角である状態を示している。図示するよ
うに、溶接トーチ3の最適角度αは、縦板部材角度θが
減少すると小さくなり、逆に縦板部材角度θが増加すれ
ば大きくなる。つまり、溶接トーチ3の最適角度αは縦
板部材角度θと同方向に変化させることが好ましい。
【0030】縦板部材角度θに対する溶接トーチ3の最
適角度αの一例を挙げると、例えば、縦板部材角度θが
90°でトーチ角度αを40°、縦板部材角度θが85
°〜89°でトーチ角度αを39°、縦板部材角度θが
80°〜84°でトーチ角度αを38°、縦板部材角度
θが75°〜79°でトーチ角度αを37°、縦板部材
角度θが70°〜74°でトーチ角度αを36°、縦板
部材角度θが65°〜69°でトーチ角度αを35°に
制御することが好ましい。
【0031】しかしながら、本発明はこの点において制
約はなく、溶接トーチ3の径など、様々な要素を考慮し
て最適な値に設定すれば良い。また、上記例のようにト
ーチ角度αをステップ的(段階的)に変化させるのでは
なく、縦板部材角度θの変化に対してリニア(直線的)
に変化させるようにしても良い。例えば、トーチ角度α
が常に縦板部材角度θの半分となるように制御しても良
い。
【0032】さて、溶接トーチ3の角度を調節した場
合、当然、溶接トーチ3による溶接点も変化するため、
制御装置8は溶接トーチ3の角度調整に伴う溶接点のず
れを補正すべく左右位置調節手段5及び上下位置調節手
段6を制御する。即ち、溶接トーチ3の中心線Ctが当
接部Pに位置するように、溶接トーチ3の左右及び上下
位置を調整する。
【0033】更に、制御装置8は、溶接トーチ3の先端
部が縦板部材V及び水平部材Hと接触することのない範
囲で、当接部Pから溶接トーチ3の先端部までの距離E
が最適となるように左右位置調節手段5及び上下位置調
節手段7を制御する。
【0034】図1〜図3を再び参照して、本発明の作用
を述べる。
【0035】まず自動溶接装置1を当接部Pの近傍に配
置し、固定スタイラス9のガイド12と伸縮スタイラス
10のガイドローラ15とを縦板部材Vに当接する。こ
のとき、伸縮スタイラス10のロッド14の伸縮量がス
トロークセンサーによって検出され検出値が制御装置8
に送られる。制御装置8はその検出値に基づいて溶接開
始時の縦板部材角度θを算出し、溶接トーチ3の角度及
び位置が最適になるように左右位置調節手段5、上下位
置調節手段6及び角度調節手段7を制御する。
【0036】その後、走行台車2が当接部Pに沿って移
動しつつ溶接トーチ3によって当接部Pが連続的・自動
的に溶接される。
【0037】この間、伸縮スタイラス10のロッド14
の伸縮量が常に制御装置8に送信され、縦板部材角度θ
が常に算出される。そして、縦板部材角度θが変化した
ならば、溶接作業を自動的に一時中断し、溶接トーチ3
の角度をその新たな縦板部材角度θに合わせて調節し、
かつ、溶接トーチ3の角度調整に伴う溶接点のずれを補
正すべく左右位置調節手段5及び上下位置調節手段6を
制御する。溶接トーチ3の角度・位置調節が終了したら
再び溶接作業を開始する。
【0038】このように、本発明の自動溶接装置1によ
れば、縦板部材角度θを常に検出して、その検出値に応
じて溶接トーチ3を自動的に調節することができるた
め、縦板部材角度θが途中で変わる場合であっても作業
者による監視及び手動調整を必要とせず、完全な無人運
転が可能となる。
【0039】次に図6及び図7を用いて他の実施形態を
説明する。
【0040】図6に示す自動溶接装置は、伸縮スタイラ
スの構成のみが図1の自動溶接装置1と異なるものであ
り、その他の部分については図示及び説明を省略する。
【0041】この自動溶接装置の伸縮スタイラス10’
は、走行台車2の左右方向において複数の位置に取り付
けることを可能にしたものである。伸縮スタイラス1
0’のシリンダ13’はスライドブラケット22を介し
て走行台車2に固定される。スライドブラケット22
は、走行台車2の左右方向に延びる二本のレール23に
沿ってスライド可能であり、そのレール23上にボルト
24によって固定できるようになっている。更にスライ
ドブラケット22には、位置決め穴26が形成されてお
り、走行台車2にはその位置決め穴と整合する穴25が
複数(図6では3個)形成されている。スライドブラケ
ット22の位置決め穴26を走行台車2の穴25のうち
いずれか一つと整合させて、ボルトやピン等を挿入する
ことによりシリンダ13’を所定位置に固定できる。
【0042】この構成によれば、伸縮スタイラス10’
の伸縮量を大きくすることなく、様々な縦板部材角度θ
に対応できる。即ち、縦板部材角度θが鈍角である場合
には、より縦板部材Vに近い位置へシリンダ13’を取
り付け、鋭角側である場合には、縦板部材Vから離れた
位置へシリンダ13’を取り付ければ良い。
【0043】次に、図7の実施形態を説明する。
【0044】この形態では、走行台車2上に上下位置調
節手段6’が固設される。上下位置調節手段6’は、モ
ータ20’と、本体30と、本体30に沿って上下に昇
降可能な昇降ブラケット31とを備えている。昇降ブラ
ケット31はモータ20’の回転軸に接続されたネジ1
8’と螺合しており、モータ20’によってネジ18’
が回転されると本体30に対して上下にスライドする。
そして、昇降ブラケット31上に左右位置調節手段5’
が設けられている。左右位置調節手段5’は昇降ブラケ
ット31に対して左右方向にスライド可能に取り付けら
れたスライドユニット17’と、モータ18’とを備え
ている。スライドユニット17’は、モータ18’の回
転軸に接続された図示しないネジと螺合しており、モー
タ18’によってネジが回転されるとスライドユニット
17’が左右方向に移動する。
【0045】角度調節手段7’は、モータ21’とモー
タ21’の回転軸に接続された伸縮ロッド33とからな
り、スライドユニット17’上にピン結合されている。
溶接トーチ3’は、その上部が角度調節手段7’の伸縮
ロッド33の先端部にピン結合されると共に、その略中
央部がスライドユニット17’に固定されたブラケット
32にピン結合されている。モータ21’によって伸縮
ロッド33が回転・伸縮されると、溶接トーチ3’が軸
C’周りに回動してトーチ角度が変化する。
【0046】このように、左右位置調節手段、上下位置
調節手段及び角度調節手段は図示したものに限定され
ず、様々な構成とすることができる。
【0047】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、縦板部材
の水平部材に対する角度が変化したときに溶接トーチの
角度及び位置を自動的に調節でき、連続溶接が可能とな
るといった優れた効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る自動溶接装置の平面
図である。
【図2】図1の自動溶接装置の正面図であり、縦板部材
の水平部材に対する角度が90°の状態を示している。
【図3】図1の自動溶接装置の正面図であり、縦板部材
の水平部材に対する角度が図2の状態から鋭角側に傾斜
した状態を示している。
【図4】縦板部材角度の算出方法を説明する説明図であ
る。
【図5】(a)は、縦板部材角度とトーチ角度との関係
を示す図であり、縦板部材角度が90°である状態を示
している。(b)は、縦板部材角度とトーチ角度との関
係を示す図であり、縦板部材角度が90°よりも小さい
鋭角である状態を示している。
【図6】伸縮スタイラスの他の実施形態を示す正面図で
ある。
【図7】左右位置調節手段、上下位置調節手段及び角度
調節手段の他の実施形態を示す正面図である。
【図8】従来の自動溶接装置の概略斜視図である。
【符号の説明】
1 自動溶接装置 2 走行台車 3 溶接トーチ 4 角度検出手段 5 左右位置調節手段 6 上下位置調節手段 7 角度調節手段 8 制御装置 9 固定スタイラス 10 伸縮スタイラス H 水平部材 P 当接部 V 縦板部材
フロントページの続き (72)発明者 馬場 脩 広島県呉市昭和町2番1号 石川島播磨重 工業株式会社呉総合事務所内 (72)発明者 佐藤 悦司 広島県福山市新涯町5丁目22番20号 有限 会社 泰興内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略水平に配置された水平部材と、該水平
    部材に対して角度を有して当接された縦板部材との当接
    部に沿って移動してその当接部を溶接する自動溶接装置
    において、 上記縦板部材の上記水平部材に対する角度を検出するた
    めの角度検出手段と、上記当接部を溶接する溶接トーチ
    と、 上記溶接トーチを上記当接部と垂直な左右方向へ移動さ
    せる左右位置調節手段と、 上記溶接トーチを上下方向に移動させる上下位置調節手
    段と、 上記溶接トーチの角度を調節する角度調節手段とを備え
    たことを特徴とする自動溶接装置。
  2. 【請求項2】 上記角度検出手段からの検出値に応じ
    て、上記溶接トーチによる溶接点が上記当接部からずれ
    ないように上記左右位置調節手段、上下位置調節手段及
    び角度調節手段を制御する制御装置を備えたことを特徴
    とする請求項1記載の自動溶接装置。
  3. 【請求項3】 上記制御装置は、上記角度検出手段によ
    り検出された上記縦板部材の上記水平部材に対する角度
    に対して上記溶接トーチが最適な角度になるように上記
    角度調節手段を制御し、かつ、溶接トーチの角度調整に
    伴う溶接点のずれを補正すべく上記左右位置調節手段及
    び上下位置調節手段を制御する請求項2記載の自動溶接
    装置。
  4. 【請求項4】 上記角度検出手段が、上記縦板部材に当
    接される固定スタイラスと、その固定スタイラスよりも
    上方で上記縦板部材に当接され、縦板部材の上記水平部
    材に対する角度変化に伴って伸縮する伸縮スタイラス
    と、その伸縮スタイラスの伸縮量を検出するセンサーと
    を備え、 上記制御装置は、上記センサーの検出値に基づいて上記
    縦板部材の上記水平部材に対する角度を算出する請求項
    2又は3に記載の自動溶接装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101409365B1 (ko) 2012-12-07 2014-06-20 대우조선해양 주식회사 T-이음 용접용 캐리지

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101409365B1 (ko) 2012-12-07 2014-06-20 대우조선해양 주식회사 T-이음 용접용 캐리지

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