JP2003311372A - 水平割金型による金型鋳造の上金型操作方法及びその装置 - Google Patents
水平割金型による金型鋳造の上金型操作方法及びその装置Info
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- JP2003311372A JP2003311372A JP2002122031A JP2002122031A JP2003311372A JP 2003311372 A JP2003311372 A JP 2003311372A JP 2002122031 A JP2002122031 A JP 2002122031A JP 2002122031 A JP2002122031 A JP 2002122031A JP 2003311372 A JP2003311372 A JP 2003311372A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 搬送が簡単且つコンパクトな装置にすること
ができると共に、上金型を昇降させる際に該上金型を水
平に保ち、型締め、型開き等の際に発生する不具合を解
消することができる水平割金型による金型鋳造の上金型
操作方法及びその装置を提供する。 【解決手段】 水平割金型による金型鋳造において複数
の上金型昇降シリンダにより型締めする工程中又は/及
び型開きする工程中の上金型操作方法であって、該上金
型の変位を複数位置で検出する工程と、該複数位置で検
出された変位のうちの一つの位置の変位を基準として、
その他の位置との変位差を算出する工程と、該算出され
た変位差を無くすように前記複数の上金型昇降シリンダ
のうちの所望の上金型昇降シリンダの動作を補正して前
記上金型の複数位置の変位を一致させる工程と、を有す
る。
ができると共に、上金型を昇降させる際に該上金型を水
平に保ち、型締め、型開き等の際に発生する不具合を解
消することができる水平割金型による金型鋳造の上金型
操作方法及びその装置を提供する。 【解決手段】 水平割金型による金型鋳造において複数
の上金型昇降シリンダにより型締めする工程中又は/及
び型開きする工程中の上金型操作方法であって、該上金
型の変位を複数位置で検出する工程と、該複数位置で検
出された変位のうちの一つの位置の変位を基準として、
その他の位置との変位差を算出する工程と、該算出され
た変位差を無くすように前記複数の上金型昇降シリンダ
のうちの所望の上金型昇降シリンダの動作を補正して前
記上金型の複数位置の変位を一致させる工程と、を有す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、保持炉内の溶湯を
型締めされた水平割上下金型のキャビティ内に注湯して
鋳造品を得る金型鋳造の上金型操作方法及びその装置に
関する。
型締めされた水平割上下金型のキャビティ内に注湯して
鋳造品を得る金型鋳造の上金型操作方法及びその装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、保持炉を用いた金型鋳造装置は、
例えば、特開昭63−273561号公報に開示されて
いる。しかし、この公報の金型鋳造装置は、全体の高さ
が高くて運搬に不便であると共に部品点数が多くて装置
が高価かつ複雑になるという問題があった。さらに一本
の昇降シリンダで上金型を昇降させているため、上金型
を昇降させる際に該上金型を水平に保つことが難しい場
合があると共に上金型を水平に調整することもできな
い。このため、型締め不良により注湯時に湯漏れが発生
するという問題がある。また型開きの際に、型が製品に
引っ掛かって上金型昇降シリンダが止まってしまった
り、製品に傷がついてしまうという問題がある。
例えば、特開昭63−273561号公報に開示されて
いる。しかし、この公報の金型鋳造装置は、全体の高さ
が高くて運搬に不便であると共に部品点数が多くて装置
が高価かつ複雑になるという問題があった。さらに一本
の昇降シリンダで上金型を昇降させているため、上金型
を昇降させる際に該上金型を水平に保つことが難しい場
合があると共に上金型を水平に調整することもできな
い。このため、型締め不良により注湯時に湯漏れが発生
するという問題がある。また型開きの際に、型が製品に
引っ掛かって上金型昇降シリンダが止まってしまった
り、製品に傷がついてしまうという問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題に
鑑みてなされたもので、搬送が簡単且つコンパクトな装
置にすることができると共に、上金型を昇降させる際に
該上金型を水平に保ち、型締め、型開き等の際に発生す
る不具合を解消することができる水平割金型による金型
鋳造の上金型操作方法及びその装置を提供することを目
的とする。
鑑みてなされたもので、搬送が簡単且つコンパクトな装
置にすることができると共に、上金型を昇降させる際に
該上金型を水平に保ち、型締め、型開き等の際に発生す
る不具合を解消することができる水平割金型による金型
鋳造の上金型操作方法及びその装置を提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するのための手段】上記の目的を達成する
ために本発明における水平割金型による金型鋳造の上金
型操作方法は、水平割金型による金型鋳造において複数
の上金型昇降シリンダにより型締めする工程中又は/及
び型開きする工程中の上金型操作方法であって、該上金
型の変位を複数位置で検出する工程と、該複数位置で検
出された変位のうちの一つの位置の変位を基準として、
その他の位置との変位差を算出する工程と、該算出され
た変位差を無くすように前記複数の上金型昇降シリンダ
のうちの所望の上金型昇降シリンダの動作を補正して前
記上金型の複数位置の変位を一致させる工程と、を有す
ることを特徴とする。
ために本発明における水平割金型による金型鋳造の上金
型操作方法は、水平割金型による金型鋳造において複数
の上金型昇降シリンダにより型締めする工程中又は/及
び型開きする工程中の上金型操作方法であって、該上金
型の変位を複数位置で検出する工程と、該複数位置で検
出された変位のうちの一つの位置の変位を基準として、
その他の位置との変位差を算出する工程と、該算出され
た変位差を無くすように前記複数の上金型昇降シリンダ
のうちの所望の上金型昇降シリンダの動作を補正して前
記上金型の複数位置の変位を一致させる工程と、を有す
ることを特徴とする。
【0005】また本発明における水平割金型による金型
鋳造の上金型操作方法は、水平割金型による金型鋳造に
おいて複数の上金型昇降シリンダにより型締めする工程
中又は/及び型開きする工程中の上金型操作方法であっ
て、該上金型の変位を複数位置で検出する工程と、該複
数位置で検出された変位と予め設定された設定パタ−ン
の変位との変位差を各々算出する工程と、該各々算出さ
れた変位差を無くすように前記複数の上金型昇降シリン
ダの動作を各々補正して前記上金型の複数位置の変位を
一致させる工程と、を有することを特徴とする。
鋳造の上金型操作方法は、水平割金型による金型鋳造に
おいて複数の上金型昇降シリンダにより型締めする工程
中又は/及び型開きする工程中の上金型操作方法であっ
て、該上金型の変位を複数位置で検出する工程と、該複
数位置で検出された変位と予め設定された設定パタ−ン
の変位との変位差を各々算出する工程と、該各々算出さ
れた変位差を無くすように前記複数の上金型昇降シリン
ダの動作を各々補正して前記上金型の複数位置の変位を
一致させる工程と、を有することを特徴とする。
【0006】また上記の目的を達成するために本発明に
おける水平割金型による金型鋳造の上金型操作装置は、
水平割金型による金型鋳造において複数の上金型昇降シ
リンダにより型締め又は/及び型開きする上金型操作装
置であって、上ダイベ−スを介して上金型に連結された
前記複数の上金型昇降シリンダと、前記上金型近傍に配
設されて、該上金型の変位を検出する複数の上金型変位
検出手段と、該上金型変位検出手段に電気的に接続され
た演算手段と、を具備することを特徴とする。
おける水平割金型による金型鋳造の上金型操作装置は、
水平割金型による金型鋳造において複数の上金型昇降シ
リンダにより型締め又は/及び型開きする上金型操作装
置であって、上ダイベ−スを介して上金型に連結された
前記複数の上金型昇降シリンダと、前記上金型近傍に配
設されて、該上金型の変位を検出する複数の上金型変位
検出手段と、該上金型変位検出手段に電気的に接続され
た演算手段と、を具備することを特徴とする。
【0007】また本発明における水平割金型による金型
鋳造の上金型操作装置は、前記上金型昇降シリンダが油
圧シリンダであることを特徴とする。
鋳造の上金型操作装置は、前記上金型昇降シリンダが油
圧シリンダであることを特徴とする。
【0008】さらに本発明における水平割金型による金
型鋳造の上金型操作装置は、前記上金型昇降シリンダが
電動シリンダであることを特徴とする。
型鋳造の上金型操作装置は、前記上金型昇降シリンダが
電動シリンダであることを特徴とする。
【0009】ここで、本発明において金型鋳造とは、低
圧鋳造、吸引鋳造、差圧鋳造など、保持炉を用いて金型
に圧力をもって注湯する鋳造の総称である。
圧鋳造、吸引鋳造、差圧鋳造など、保持炉を用いて金型
に圧力をもって注湯する鋳造の総称である。
【0010】また本発明において上金型昇降シリンダ
は、油圧シリンダ、空圧シリンダ、電動シリンダである
かは問わない。ただし、電動シリンダを用いると構造が
簡単になる利点がある。なぜなら、油圧シリンダの場合
は配管や油圧ポンプなどが不可欠であり、空圧シリンダ
の場合は制御が複雑になるからである。
は、油圧シリンダ、空圧シリンダ、電動シリンダである
かは問わない。ただし、電動シリンダを用いると構造が
簡単になる利点がある。なぜなら、油圧シリンダの場合
は配管や油圧ポンプなどが不可欠であり、空圧シリンダ
の場合は制御が複雑になるからである。
【0011】さらに本発明において設定パタ−ンとは、
型締め工程又は/及び型開き工程における工程時間の経
過に伴う上金型の目標となる変位をパタ−ン化して設定
したもののことをいう。
型締め工程又は/及び型開き工程における工程時間の経
過に伴う上金型の目標となる変位をパタ−ン化して設定
したもののことをいう。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例を低圧
鋳造装置を例にとり図1に基づいて詳しく説明する。図
1において、金型1は上金型1a及び下金型1bからな
っており、これらの上金型1a及び下金型1bは、それ
ぞれ上ダイベース2、下ダイベース3にボルトなどによ
り着脱可能にして固定されている。また下ダイベース3
の下側には昇降可能な保持炉4が図示されないストーク
を介して下金型1bに連通可能にして設けられている。
鋳造装置を例にとり図1に基づいて詳しく説明する。図
1において、金型1は上金型1a及び下金型1bからな
っており、これらの上金型1a及び下金型1bは、それ
ぞれ上ダイベース2、下ダイベース3にボルトなどによ
り着脱可能にして固定されている。また下ダイベース3
の下側には昇降可能な保持炉4が図示されないストーク
を介して下金型1bに連通可能にして設けられている。
【0013】さらに前記上ダイベース2の平面四隅の対
角位置下部には上金型昇降シリンダ6、6が連結されて
おり、該上金型昇降シリンダ6、6は基盤5上に立設さ
れている。この上金型昇降シリンダ6は、シリンダチュ
ーブ6a及び中空状のピストンロッド6bで構成される
と共に、該ピストンロッド6b内部と摺動運動を可能に
構成した内筒ガイド6cからなっている。
角位置下部には上金型昇降シリンダ6、6が連結されて
おり、該上金型昇降シリンダ6、6は基盤5上に立設さ
れている。この上金型昇降シリンダ6は、シリンダチュ
ーブ6a及び中空状のピストンロッド6bで構成される
と共に、該ピストンロッド6b内部と摺動運動を可能に
構成した内筒ガイド6cからなっている。
【0014】また前記上金型1aの平面四隅の対角位置
と前記上金型昇降シリンダ6、6との間位置における上
金型1a近傍には上金型変位検出手段としてのリニアエ
ンコーダ7、7が配設されており、該リニアエンコーダ
7、7は位置カウンタ8、8を介して演算手段としての
マイクロコンピュ−タ9に電気的に接続されている。
と前記上金型昇降シリンダ6、6との間位置における上
金型1a近傍には上金型変位検出手段としてのリニアエ
ンコーダ7、7が配設されており、該リニアエンコーダ
7、7は位置カウンタ8、8を介して演算手段としての
マイクロコンピュ−タ9に電気的に接続されている。
【0015】さらに該マイクロコンピュ−タ9はサ−ボ
アンプ10を介してサ−ボモ−タ11に電気的に接続さ
れており、該サ−ボモ−タ11はエンコ−ダ12及び油
圧ポンプ13に電気的に接続されている。また油圧ポン
プ13は配管、ホ−ス等で前記上金型昇降シリンダ6、
6のうちの一方(図1において左側)に接続されてい
る。なお他方の上金型昇降シリンダ6(図1において右
側)は図示されない別の油圧ポンプに接続されている。
アンプ10を介してサ−ボモ−タ11に電気的に接続さ
れており、該サ−ボモ−タ11はエンコ−ダ12及び油
圧ポンプ13に電気的に接続されている。また油圧ポン
プ13は配管、ホ−ス等で前記上金型昇降シリンダ6、
6のうちの一方(図1において左側)に接続されてい
る。なお他方の上金型昇降シリンダ6(図1において右
側)は図示されない別の油圧ポンプに接続されている。
【0016】このように構成されたものの作動について
説明する。図1の状態において、上金型昇降シリンダ
6、6の下降油圧室6e、6eに油圧圧力を加えること
により、ピストンロッド6b、6bが下方に作動して上
ダイベース2が下降し、上金型1aが下金型1bに密着
し型締めが成される。
説明する。図1の状態において、上金型昇降シリンダ
6、6の下降油圧室6e、6eに油圧圧力を加えること
により、ピストンロッド6b、6bが下方に作動して上
ダイベース2が下降し、上金型1aが下金型1bに密着
し型締めが成される。
【0017】この型締め工程中において、まず前記リニ
アエンコーダ7、7により上金型1aの変位を2位置で
検出する。この際、検出された変位は前記位置カウンタ
8、8に表示される。次に該2位置で検出された変位の
うちの一方(図1において右側)の変位を基準として、
他方(図1において左側)の変位との変位差を前記マイ
クロコンピュ−タ9により算出する。
アエンコーダ7、7により上金型1aの変位を2位置で
検出する。この際、検出された変位は前記位置カウンタ
8、8に表示される。次に該2位置で検出された変位の
うちの一方(図1において右側)の変位を基準として、
他方(図1において左側)の変位との変位差を前記マイ
クロコンピュ−タ9により算出する。
【0018】次に該算出された前記変位差を無くすよう
に前記上金型昇降シリンダ6、6のうちの一方(図1に
おいて左側)の動作を補正して前記上金型1aの2位置
の変位を一致させる。この方法について詳述すると、前
記マイクロコンピュ−タ9から前記変位差に対応した信
号を前記サ−ボアンプ10を介してサ−ボモ−タ11に
送り、該サ−ボモ−タ11の回転数を変更する。これに
より前記油圧ポンプ13の吐出量を制御して前記上金型
昇降シリンダ6、6のうちの一方(図1において左側)
の動作を補正し、前記上金型1aの2位置の変位を一致
させる。なお前記サ−ボモ−タ11の回転数は前記エン
コ−ダ12により計測されるようになっている。
に前記上金型昇降シリンダ6、6のうちの一方(図1に
おいて左側)の動作を補正して前記上金型1aの2位置
の変位を一致させる。この方法について詳述すると、前
記マイクロコンピュ−タ9から前記変位差に対応した信
号を前記サ−ボアンプ10を介してサ−ボモ−タ11に
送り、該サ−ボモ−タ11の回転数を変更する。これに
より前記油圧ポンプ13の吐出量を制御して前記上金型
昇降シリンダ6、6のうちの一方(図1において左側)
の動作を補正し、前記上金型1aの2位置の変位を一致
させる。なお前記サ−ボモ−タ11の回転数は前記エン
コ−ダ12により計測されるようになっている。
【0019】このようにして型締め工程中において前記
上金型1aを水平に保つ。また型締め後、加圧注湯及び
冷却工程を経た後、上金型昇降シリンダ6、6の上昇油
圧室6d、6dに油圧圧力を加えることにより、ピスト
ンロッド6d、6dが上方に作動して上ダイベース2が
上昇し、上金型1aを下金型1bから分離して型開きを
する。この型開き工程中においても型締め工程中と同じ
ように上述の作動をさせ、前記上金型1aを水平に保
つ。
上金型1aを水平に保つ。また型締め後、加圧注湯及び
冷却工程を経た後、上金型昇降シリンダ6、6の上昇油
圧室6d、6dに油圧圧力を加えることにより、ピスト
ンロッド6d、6dが上方に作動して上ダイベース2が
上昇し、上金型1aを下金型1bから分離して型開きを
する。この型開き工程中においても型締め工程中と同じ
ように上述の作動をさせ、前記上金型1aを水平に保
つ。
【0020】次に本発明の第2実施例を、第1実施例同
様、低圧鋳造装置を例にとり図2に基づいて説明する。
該第2実施例は、前記サ−ボモ−タ11、エンコ−ダ1
2及び油圧ポンプ13が前記上金型昇降シリンダ6、6
の各々に対して設けられている点を除いて、第1実施例
と同じ構成である。
様、低圧鋳造装置を例にとり図2に基づいて説明する。
該第2実施例は、前記サ−ボモ−タ11、エンコ−ダ1
2及び油圧ポンプ13が前記上金型昇降シリンダ6、6
の各々に対して設けられている点を除いて、第1実施例
と同じ構成である。
【0021】このように構成されたものの作動について
説明する。型締め工程中において、前記リニアエンコー
ダ7、7により上金型1aの変位を2位置で検出すると
ころまでは第1実施例と同じである。次に該2位置で検
出された変位と予め設定された設定パタ−ン(図3参
照。ここでは型締めパタ−ン。)の変位との変位差を前
記マイクロコンピュ−タ9により各々算出する。
説明する。型締め工程中において、前記リニアエンコー
ダ7、7により上金型1aの変位を2位置で検出すると
ころまでは第1実施例と同じである。次に該2位置で検
出された変位と予め設定された設定パタ−ン(図3参
照。ここでは型締めパタ−ン。)の変位との変位差を前
記マイクロコンピュ−タ9により各々算出する。
【0022】次に該各々算出された前記変位差を無くす
ように前記上金型昇降シリンダ6、6の動作を各々補正
して前記上金型1aの2位置の変位を一致させる。この
方法については第1実施例と同じであるが、第2実施例
の場合、各々の油圧ポンプ13、13の吐出量を制御し
て前記上金型昇降シリンダ6、6の動作を各々補正し、
前記上金型1aの2位置の変位を一致させる。
ように前記上金型昇降シリンダ6、6の動作を各々補正
して前記上金型1aの2位置の変位を一致させる。この
方法については第1実施例と同じであるが、第2実施例
の場合、各々の油圧ポンプ13、13の吐出量を制御し
て前記上金型昇降シリンダ6、6の動作を各々補正し、
前記上金型1aの2位置の変位を一致させる。
【0023】また第2実施例においても、第1実施例同
様、型締め後、加圧注湯及び冷却工程を経た後、型開き
をする。この型開き工程中においても型締め工程中と同
じように上述の作動をさせる。なお型開き工程における
前記設定パタ−ンは図3に示す。
様、型締め後、加圧注湯及び冷却工程を経た後、型開き
をする。この型開き工程中においても型締め工程中と同
じように上述の作動をさせる。なお型開き工程における
前記設定パタ−ンは図3に示す。
【0024】なお本発明の実施形態では、型締め工程中
及び型開き工程中において前記上金型1aを水平に保つ
ように対応したが、型締め工程中又は型開き工程中のど
ちらか一方のみに対応するようにしてもよい。
及び型開き工程中において前記上金型1aを水平に保つ
ように対応したが、型締め工程中又は型開き工程中のど
ちらか一方のみに対応するようにしてもよい。
【0025】また本発明において、前記上金型1aの変
位の検出から前記上金型昇降シリンダ6の動作の補正ま
での一連の作動は、型締め工程中又は/及び型開き工程
中、常時行われることが好ましいが、所望のタイミング
で数回行われるようにしてもよい。
位の検出から前記上金型昇降シリンダ6の動作の補正ま
での一連の作動は、型締め工程中又は/及び型開き工程
中、常時行われることが好ましいが、所望のタイミング
で数回行われるようにしてもよい。
【0026】さらに本発明の実施形態では、前記上金型
昇降シリンダ6及びリニアエンコーダ7は各々二つ設け
たが、これらの数は特に限定されるものではなく、複数
であればよい。例えば、前記上金型昇降シリンダ6及び
リニアエンコーダ7を各々四つ設ければ、前記上金型1
aの変位を4位置で検出することになり、より精度の高
い上金型操作が可能になる。
昇降シリンダ6及びリニアエンコーダ7は各々二つ設け
たが、これらの数は特に限定されるものではなく、複数
であればよい。例えば、前記上金型昇降シリンダ6及び
リニアエンコーダ7を各々四つ設ければ、前記上金型1
aの変位を4位置で検出することになり、より精度の高
い上金型操作が可能になる。
【0027】さらに本発明の実施形態では、前記サ−ボ
モ−タ11の回転数を変更することにより前記油圧ポン
プ13の吐出量を制御して前記上金型昇降シリンダ6の
動作を補正するようにしたが、その他の方法として、例
えば、比例制御弁又は流量調整弁を用いる方法が挙げら
れる。この場合、前記マイクロコンピュ−タ9から前記
変位差に対応した信号を比例制御弁又は流量調整弁に電
気的に接続されたコントロ−ラに送る。そして、該コン
トロ−ラにより比例制御弁又は流量調整弁を介して上金
型昇降シリンダ6内を流れる油の量を制御して該上金型
昇降シリンダ6の動作を補正する。
モ−タ11の回転数を変更することにより前記油圧ポン
プ13の吐出量を制御して前記上金型昇降シリンダ6の
動作を補正するようにしたが、その他の方法として、例
えば、比例制御弁又は流量調整弁を用いる方法が挙げら
れる。この場合、前記マイクロコンピュ−タ9から前記
変位差に対応した信号を比例制御弁又は流量調整弁に電
気的に接続されたコントロ−ラに送る。そして、該コン
トロ−ラにより比例制御弁又は流量調整弁を介して上金
型昇降シリンダ6内を流れる油の量を制御して該上金型
昇降シリンダ6の動作を補正する。
【0028】さらに本発明の実施形態では、上金型昇降
シリンダ6として油圧シリンダを用いたが、該上金型昇
降シリンダ6は電動シリンダであってもよい。この場
合、電動シリンダが具備するサ−ボモ−タの回転数を変
更することにより、上金型昇降シリンダ6の動作を補正
する。
シリンダ6として油圧シリンダを用いたが、該上金型昇
降シリンダ6は電動シリンダであってもよい。この場
合、電動シリンダが具備するサ−ボモ−タの回転数を変
更することにより、上金型昇降シリンダ6の動作を補正
する。
【0029】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように本発明
は、水平割金型による金型鋳造において複数の上金型昇
降シリンダにより型締めする工程中又は/及び型開きす
る工程中の上金型操作方法であって、該上金型の変位を
複数位置で検出する工程と、該複数位置で検出された変
位のうちの一つの位置の変位を基準として、その他の位
置との変位差を算出する工程と、該算出された変位差を
無くすように前記複数の上金型昇降シリンダのうちの所
望の上金型昇降シリンダの動作を補正して前記上金型の
複数位置の変位を一致させる工程と、を有する方法とし
たから、また、水平割金型による金型鋳造において複数
の上金型昇降シリンダにより型締め又は/及び型開きす
る上金型操作装置であって、上ダイベ−スを介して上金
型に連結された前記複数の上金型昇降シリンダと、前記
上金型近傍に配設されて、該上金型の変位を検出する複
数の上金型変位検出手段と、該上金型変位検出手段に電
気的に接続された演算手段と、を具備する装置としたか
ら、搬送が簡単且つコンパクトな装置にすることができ
る。また上金型を昇降させる際に該上金型を水平に保つ
ことができるため、型締め不良による注湯時の湯漏れ等
の不具合を大幅に減らすことができると共に、型開きの
際に、型が製品に引っ掛かって上金型昇降シリンダが止
まってしまったり、製品に傷がついてしまうのを防止す
ることができる等種々の効果がある。
は、水平割金型による金型鋳造において複数の上金型昇
降シリンダにより型締めする工程中又は/及び型開きす
る工程中の上金型操作方法であって、該上金型の変位を
複数位置で検出する工程と、該複数位置で検出された変
位のうちの一つの位置の変位を基準として、その他の位
置との変位差を算出する工程と、該算出された変位差を
無くすように前記複数の上金型昇降シリンダのうちの所
望の上金型昇降シリンダの動作を補正して前記上金型の
複数位置の変位を一致させる工程と、を有する方法とし
たから、また、水平割金型による金型鋳造において複数
の上金型昇降シリンダにより型締め又は/及び型開きす
る上金型操作装置であって、上ダイベ−スを介して上金
型に連結された前記複数の上金型昇降シリンダと、前記
上金型近傍に配設されて、該上金型の変位を検出する複
数の上金型変位検出手段と、該上金型変位検出手段に電
気的に接続された演算手段と、を具備する装置としたか
ら、搬送が簡単且つコンパクトな装置にすることができ
る。また上金型を昇降させる際に該上金型を水平に保つ
ことができるため、型締め不良による注湯時の湯漏れ等
の不具合を大幅に減らすことができると共に、型開きの
際に、型が製品に引っ掛かって上金型昇降シリンダが止
まってしまったり、製品に傷がついてしまうのを防止す
ることができる等種々の効果がある。
【図1】本発明の第1実施例を示す概要構成正面図(一
部断面)である。
部断面)である。
【図2】本発明の第2実施例を示す概要構成正面図(一
部断面)である。
部断面)である。
【図3】本発明における設定パタ−ンの一例を示すグラ
フ図である。
フ図である。
1a 上金型
2 上ダイベ−ス
6 上金型昇降シリンダ
7 上金型変位検出手段
9 演算手段
Claims (5)
- 【請求項1】 水平割金型による金型鋳造において複数
の上金型昇降シリンダにより型締めする工程中又は/及
び型開きする工程中の上金型操作方法であって、該上金
型の変位を複数位置で検出する工程と、該複数位置で検
出された変位のうちの一つの位置の変位を基準として、
その他の位置との変位差を算出する工程と、該算出され
た変位差を無くすように前記複数の上金型昇降シリンダ
のうちの所望の上金型昇降シリンダの動作を補正して前
記上金型の複数位置の変位を一致させる工程と、を有す
ることを特徴とする水平割金型による金型鋳造の上金型
操作方法。 - 【請求項2】 水平割金型による金型鋳造において複数
の上金型昇降シリンダにより型締めする工程中又は/及
び型開きする工程中の上金型操作方法であって、該上金
型の変位を複数位置で検出する工程と、該複数位置で検
出された変位と予め設定された設定パタ−ンの変位との
変位差を各々算出する工程と、該各々算出された変位差
を無くすように前記複数の上金型昇降シリンダの動作を
各々補正して前記上金型の複数位置の変位を一致させる
工程と、を有することを特徴とする水平割金型による金
型鋳造の上金型操作方法。 - 【請求項3】 水平割金型による金型鋳造において複数
の上金型昇降シリンダにより型締め又は/及び型開きす
る上金型操作装置であって、上ダイベ−スを介して上金
型に連結された前記複数の上金型昇降シリンダと、前記
上金型近傍に配設されて、該上金型の変位を検出する複
数の上金型変位検出手段と、該上金型変位検出手段に電
気的に接続された演算手段と、を具備することを特徴と
する水平割金型による金型鋳造の上金型操作装置。 - 【請求項4】 前記上金型昇降シリンダが油圧シリンダ
であることを特徴とする請求項3記載の水平割金型によ
る金型鋳造の上金型操作装置。 - 【請求項5】 前記上金型昇降シリンダが電動シリンダ
であることを特徴とする請求項3記載の水平割金型によ
る金型鋳造の上金型操作装置。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002122031A JP2003311372A (ja) | 2002-04-24 | 2002-04-24 | 水平割金型による金型鋳造の上金型操作方法及びその装置 |
AT02013535T ATE291515T1 (de) | 2001-06-20 | 2002-06-18 | Vorrichtung und verfahren zum giessen unter verwendung horizontal geteilter metallischer giessformen |
DE60203346T DE60203346T2 (de) | 2001-06-20 | 2002-06-18 | Vorrichtung und Verfahren zum Giessen unter Verwendung horizontal geteilter metallischer Giessformen |
EP02013535A EP1270116B1 (en) | 2001-06-20 | 2002-06-18 | Casting machine and method using horizontally split type metal molds |
MXPA02006074A MXPA02006074A (es) | 2001-06-20 | 2002-06-19 | Maquina de moldeo y metodo que utiliza moldes metalicos del tipo divididos horizontalmente. |
US10/173,845 US6772819B2 (en) | 2001-06-20 | 2002-06-19 | Casting machine and method using horizontally split type metal molds |
CNB021443858A CN1254333C (zh) | 2001-06-20 | 2002-06-20 | 采用水平拼合式金属模的铸造设备 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2002122031A JP2003311372A (ja) | 2002-04-24 | 2002-04-24 | 水平割金型による金型鋳造の上金型操作方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003311372A true JP2003311372A (ja) | 2003-11-05 |
Family
ID=29537757
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002122031A Pending JP2003311372A (ja) | 2001-06-20 | 2002-04-24 | 水平割金型による金型鋳造の上金型操作方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003311372A (ja) |
-
2002
- 2002-04-24 JP JP2002122031A patent/JP2003311372A/ja active Pending
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