JP2003311178A - 土砂の分級における固液分離方法と装置 - Google Patents

土砂の分級における固液分離方法と装置

Info

Publication number
JP2003311178A
JP2003311178A JP2002117318A JP2002117318A JP2003311178A JP 2003311178 A JP2003311178 A JP 2003311178A JP 2002117318 A JP2002117318 A JP 2002117318A JP 2002117318 A JP2002117318 A JP 2002117318A JP 2003311178 A JP2003311178 A JP 2003311178A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sand
water
hopper
earth
solid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002117318A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsukazu Okada
哲一 岡田
Ken Kato
謙 加藤
Yoshio Ishibashi
由雄 石橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toa Corp
Original Assignee
Toa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toa Corp filed Critical Toa Corp
Priority to JP2002117318A priority Critical patent/JP2003311178A/ja
Publication of JP2003311178A publication Critical patent/JP2003311178A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Separation Of Solids By Using Liquids Or Pneumatic Power (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 分級された後の水分等を含む土砂から、その
中に含まれる砂材を容易に、かつ高い回収率で分離し、
建設材料として有効に使用すると共に、埋立用として処
分される浚渫土砂の減量化をはかりうる土砂の分級にお
ける固液分離方法と装置を提供する。 【解決手段】 求心型分離機またはサイクロンで分級さ
れ排出された砂と水と、水に含まれるシルトおよび粘土
から、脱水コンベア2により砂Sを回収する際に、脱水
コンベア2から漏れ出た砂分主体の泥水7をホッパー8
で受け、泥水7をホッパー8内から求心型分離機1内へ
サンドポンプで再圧送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、求心型分離機や液
体サイクロンによって分級された後の砂に含まれる水
分、シルトおよび粘土を砂から分離する土砂の分級にお
ける固液分離方法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、求心型分離機、例えば商品名ラバ
ル式分離機や液体サイクロンによって土砂を分級する際
には、スラリー化した土砂を供給するために、分級され
た砂に水が含まれると共に、水に混じってシルトおよび
粘土も含まれてしまうという問題があった。
【0003】一方近年、自然保護の立場から砂材の採取
を規制する場所が増えてきていることや、大量の浚渫土
砂の埋立場所が限られてきたことにより、浚渫土砂から
砂分を分離し、それを建設材料等にリサイクルするとい
うことが要望されている。
【0004】図2は、砂分を含む浚渫土砂から砂を分離
するために求心型分離機1と脱水コンベア2とを連動し
た現行のシステムの概略説明図を示しており、この求心
型分離機1の入口10に圧送された砂・シルト・粘土か
らなる泥水(100%)は、砂分が濃縮された泥水(1
0〜20%)が吐出部3から排出され、脱水コンベア2
の入口に供給され、脱水コンベア2を通過してきた砂分
は、含水率20%、シルト・粘土含有率5%未満で図中
Sのごとく回収される。
【0005】上記の求心型分離機1としてはサイクロン
などを使用してもよく、砂分を主体とした重量の重い固
形物は遠心力により分離筒の内壁に当りながらゆっくり
沈降し、下部の断水コンベア2の入口に排出するが、回
転渦となって下降してきた液体は、下部案内羽根機構に
より固液分離(2次分離)され、固形物を含まない流体
は中心の渦によって急上昇し、吐出口17から外部に
(吐出割合90〜80%の)シルト・粘土泥水として吐
出される。
【0006】しかしながら、図2に示す脱水コンベア2
は、モータMで駆動するベルトコンベア5の下部にバイ
ブレータ4が付いており、傾斜したベルトコンベア5の
上部からシャワー6をかけるようになっているので、脱
水コンベア2の入口のベルト噛み合わせ部より、求心型
分離機1やサイクロンなどからの砂分主体の泥水7が漏
れ、砂分回収率が低下してしまうことがある。
【0007】すなわち、脱水コンベア2の入口部は、ベ
ルトが回転する可動構造になっているから、上記の漏水
は避けられない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、分級された
後の水分等を含む土砂から、その中に含まれる砂材を容
易に、かつ高い回収率で分離し、建設材料として有効に
使用すると共に、埋立用として処分される浚渫土砂の減
量化をはかりうる土砂の分級における固液分離方法と装
置を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、求心型分離機
またはサイクロンで分級され排出された砂と水と、水に
含まれるシルトおよび粘土から、脱水コンベアにより砂
分を回収の際に、脱水コンベアから漏れ出た砂分主体の
泥水をホッパーで受け、その泥水をホッパー内から上記
求心型分離機またはサイクロン内へサンドポンプで再圧
送する土砂の分級における固液分離方法からなり、また
本発明の土砂の分級における固液分離装置は、求心型分
離機またはサイクロンで分級され排出された砂と水と、
水に含まれるシルトおよび粘土から砂分を分離する脱水
コンベアと、その脱水コンベアから漏れた砂分主体の泥
水を受けるホッパーと、そのホッパー内から上記砂分主
体の泥水を求心型分離機またはサイクロン内へ再圧送す
るサンドポンプとからなる。
【0010】さらに本発明は、上記の固液分離装置のホ
ッパー内に泥水の攪拌手段を設け、サンドポンプが閉塞
しないようにすることからなる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態につき説明するが、図1はその一実施形態の土砂
の分級における固液分離方法を適用する固液分離装置の
概略説明図であり、この実施形態においては適宜な手段
により運搬されてきた浚渫土砂を振動ふるいにより大き
な異物を除去した後、調泥槽内で加水して、その泥水の
単位体積重量を、適宜に調整した後、図1に示す求心型
分離機1などによって、浚渫土砂を分級するものであ
る。
【0012】この求心型分離機1は、図2で説明したの
と同様な機能を有するものであり、この求心型分離機1
で分級され、吐出口3から排出された砂と水と、水に含
まれるシルトおよび粘土から、図2で説明したのと同様
な機能を有する脱水コンベア2によりSで示す砂が回収
されるが、この脱水コンベア2のベルトコンベア5の入
口のベルト噛み合わせ部などから漏れ出た砂分主体の泥
水7をホッパ8で受け、その泥水7は、ホッパー8内か
らホッパー8の下部のサンドポンプ9により求心型分離
機1内へその入口10を経由して圧送される。
【0013】すなわち、本発明の固液分離装置は、上記
の求心型分離機1またはサイクロンと、そこで分級され
て排出された砂と水と、水に含まれるシルトおよび粘土
から砂S分を分離回収する脱水コンベア2と、その脱水
コンベア2から漏れた砂分主体の泥水7を受けるホッパ
ー8と、そのホッパー8内から砂分主体の泥水を求心型
分離機1またはサイクロン内へ再圧送するサンドポンプ
9とから構成されている。
【0014】このホッパー8内から泥水を再圧送する
時、この泥水は濃縮された泥水であることから、ホッパ
ー8内の濃度が高くなり過ぎる可能性がある。
【0015】そこでこの実施形態においては、水Wをポ
ンプ14によりホッパー8内へ適宜補給してサンドポン
プ9が閉塞しないようにしている。
【0016】また、ホッパー8内で沈澱してサンドポン
プ9が閉塞しないように、攪拌ポンプをホッパー8内に
挿入したり、または上記水(例えば海水)Wのポンプ1
4を利用してホッパー8内を攪拌するようなノズルを数
個ホッパー8内に取付けて、そこからホッパー8内に水
Wを噴射させるなどの泥水の攪拌手段を設けている。
【0017】なお、上記のごとくホッパー8内の泥水を
求心型分離機1内へ再圧送するため、管路Aの圧力より
も高い圧力が必要となるので、その管路には圧力計11
と圧力調整バルブ12を設け、また求心型分離機1の入
口10近くも圧力計13を設けて圧力を調整する。
【0018】上記本発明においては、適用される求心型
分離機1として例えば、ラバル式分離機や、さらには液
体サイクロン等を用いても良い。
【0019】なお、この実施形態にて示した脱水コンベ
ア2は既存のものであり、バイブレータ4で砂を転圧し
て浮き上がった比重の小さい泥や水を傾斜したベルトコ
ンベア5上でリバース(元へ逆流)させ、残った比重の
大きいきれいな砂Sだけが回収されるものであり、これ
により洗浄脱水性の高い砂材が得られる。
【0020】
【発明の効果】以上に説明した本発明の土砂の分級にお
ける固液分離方法と装置によれば、求心型分離機やサイ
クロンによって分級された後の水分等を含む土砂を、水
とシルトおよび粘土と洗浄脱水性の高い砂材とを容易に
分離し、その砂材を建設材料として有効に使用すると共
に、埋立用として処分される浚渫土砂の減量化をはかる
ことができる。
【0021】特に本発明では、分級された後の水分等を
含む土砂に含まれている砂材を、きれいな状態で、かつ
洗浄脱水性の高い回収率で分離回収できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の固液分離装置の概略説明
図である。
【図2】従来使われていた求心型分離機と脱水コンベア
を連動した固液分離装置の概略説明図である。
【符号の説明】
1 求心型分離機 2 脱水コンベア 7 泥水 8 ホッパー 9 サンドポンプ
フロントページの続き (72)発明者 石橋 由雄 東京都千代田区四番町5 東亜建設工業株 式会社内 Fターム(参考) 4D071 AA52 AA53 AB06 AB23 AB49 CA01 CA05 DA03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 求心型分離機またはサイクロンで分級さ
    れ排出された砂と水と、水に含まれるシルトおよび粘土
    から、脱水コンベアにより砂分を回収の際に、脱水コン
    ベアから漏れ出た砂分主体の泥水をホッパーで受け、そ
    の泥水をホッパー内から上記求心型分離機またはサイク
    ロン内へサンドポンプで再圧送する土砂の分級における
    固液分離方法。
  2. 【請求項2】 求心型分離機またはサイクロンで分級さ
    れ排出された砂と水と、水に含まれるシルトおよび粘土
    から砂分を分離する脱水コンベアと、その脱水コンベア
    から漏れた砂分主体の泥水を受けるホッパーと、そのホ
    ッパー内から上記砂分主体の泥水を求心型分離機または
    サイクロン内へ再圧送するサンドポンプとからなる土砂
    の分級における固液分離装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のホッパー内に泥水の攪拌
    手段を設け、サンドポンプが閉塞しないようにした土砂
    の分級における固液分離装置。
JP2002117318A 2002-04-19 2002-04-19 土砂の分級における固液分離方法と装置 Pending JP2003311178A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002117318A JP2003311178A (ja) 2002-04-19 2002-04-19 土砂の分級における固液分離方法と装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002117318A JP2003311178A (ja) 2002-04-19 2002-04-19 土砂の分級における固液分離方法と装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003311178A true JP2003311178A (ja) 2003-11-05

Family

ID=29534564

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002117318A Pending JP2003311178A (ja) 2002-04-19 2002-04-19 土砂の分級における固液分離方法と装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003311178A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011255261A (ja) * 2010-06-07 2011-12-22 Taihei Sangyo Co Ltd 建設汚泥の処理方法及び建設汚泥からの再生砂
CN114712907A (zh) * 2022-03-23 2022-07-08 湖南中先智能科技有限公司 一种离心式固液连续分离机

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011255261A (ja) * 2010-06-07 2011-12-22 Taihei Sangyo Co Ltd 建設汚泥の処理方法及び建設汚泥からの再生砂
CN114712907A (zh) * 2022-03-23 2022-07-08 湖南中先智能科技有限公司 一种离心式固液连续分离机
CN114712907B (zh) * 2022-03-23 2024-05-28 湖南中先智能科技有限公司 一种离心式固液连续分离机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5361998A (en) Plant for treating drill cuttings
US6073709A (en) Selective apparatus and method for removing an undesirable cut from drilling fluid
JP4256505B2 (ja) 浚渫土砂の処理方法
KR101729262B1 (ko) 쐐기 봉 스크린을 활용한 협잡물처리기
AU2010324537B2 (en) Cuttings wash apparatus and method
CN106890504A (zh) 超细砂回收装置和砂水分离系统及其处理工艺
WO2015168743A2 (en) Apparatus and process for fines recovery
KR101431161B1 (ko) 모래 및 협잡물 여과, 탈수 장치
US4347130A (en) Placer mineral concentrator and process
JP5912525B2 (ja) 放射性物質汚染土砂の洗浄、減容化方法
CN208087329U (zh) 一种气浮机
EA012709B1 (ru) Установка и способ для фрагментации твердых частиц
JP6207025B2 (ja) 地中掘削用掘進機における機内排土処理システム
CN106830594B (zh) 污泥处理系统
JP4697719B2 (ja) 汚染土壌の浄化方法及びそれに用いる分離装置
RU2330734C1 (ru) Установка для переработки нефтезагрязненных почв, грунтов и нефтешламов
JP2010089016A (ja) 浚渫土の処理方法および装置
JP2003311178A (ja) 土砂の分級における固液分離方法と装置
KR100616525B1 (ko) 골재 세척장치
CN208104190U (zh) 应用于修井作业的污泥处理系统
KR20030005769A (ko) 준설퇴적물의 분류시스템과 그 분류방법
KR20200090409A (ko) 건설폐기물을 이용한 재생골재의 제조 장치
CN219050637U (zh) 一种泥水分离装置
RU2027472C1 (ru) Устройство для очистки растворов
CN208944359U (zh) 一种搅拌车清洗处理线

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20050308

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20080610

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081014