JP2003310100A - 集魚装置 - Google Patents

集魚装置

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JP2003310100A
JP2003310100A JP2002164950A JP2002164950A JP2003310100A JP 2003310100 A JP2003310100 A JP 2003310100A JP 2002164950 A JP2002164950 A JP 2002164950A JP 2002164950 A JP2002164950 A JP 2002164950A JP 2003310100 A JP2003310100 A JP 2003310100A
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JP
Japan
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light
optical fiber
fish
sea
fishing
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JP2002164950A
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Inventor
Hiroyuki Watanabe
広幸 渡邊
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 船上で発光させた光を、光ファイバーで海面
近く又は海中に導くことにより、光が空中に散乱する無
駄を防いでほとんどを集魚するために有効な光とし、発
電機の小型化、燃費の軽減を図る。 【構成】 船上に設けられている発光源から発した光
を、光ファイバーの一端に導き、この中を通過した光が
海面近く又は海中に置かれた光ファイバーの他端を発光
させ、これが集魚する役割を果たす。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、魚やイカ等を漁船
又は釣船近くに集める集魚装置に関する。 【0002】 【従来の技術】漁業にたずさわる者のほとんどは、漠然
と網を張ったり、釣を行っているのではない。漁船は高
価であり、魚網も安くはない。多くの人が乗り込んでい
れば多額の人権費も懸かる。このほか船を動かす燃料も
必要である。このようなことから漁民は、短時間にいか
に多くの魚等を捕獲するかについて工夫をしているので
ある。魚の性質を調べたり、季節を考慮して魚等の回遊
を予測したり、漁船の近くに魚がいるかどうかを調査す
るために魚群探知機を備えたりする。 【0003】これら工夫の一つとして集魚灯を備えてい
る漁船がある。これは夜間に漁船に備えてあるランプを
点灯すると、この光が海中に届き、魚やイカが漁船近く
に集まるのである。魚やイカが集まったところで網を入
れたり、釣をすれば効率よく魚やイカを捕獲することが
できる。イカ釣漁を行っているシーズンは、日本海にこ
のランプが光っているのが人工衛星から見ることができ
る程輝いているのである。昔はランプの変りに木を燃や
したのであることからこの明かりは、漁り火と呼ばれて
いる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】これら集魚灯は、船の
乗組員が動くのを邪魔しないよう身長より高い所に釣り
下げられているのが普通である。これら集魚灯が発した
光は四方八方に進み、空に進んだ光が人工衛星で感知で
きるのである。勿論この光は海も照らすが、海面により
反射される。海を照らす光の内、海面により反射されな
い光のみが海中に進行するのである。この様に考えると
少なくとも集魚灯から発する光の半分以上、おそらく
7、80%は無駄となっていることが推測される。遠く
で見る漁り火は何か郷愁を誘うものではあるが、この光
は無駄なものであり集魚する本来の役割を果たしていな
いのである。集魚灯は1〜2kWの水銀灯やハロゲンラ
ンプが何十個かで構成され、点灯させるため運転をする
発電機に消費される燃料代も相当な額となる。 【0005】 【課題を達成するための手段】本発明は前記課題を達成
するものであって、集魚灯で発したほとんどの光を集魚
するために海面近く又は海中に照射する集魚装置を提供
し、このために使用する発電機の小型化を図り、燃費を
軽減し、集魚効率を高めることを目的とている。 【0006】前記目的のため、本発明は漁船又は釣船に
備えられた発光部と、この光を一端から取り込んで海面
近く又は海中に導くと共に他端が光る光ファイバーとが
備えられ、この光る他端が魚やイカ等の集魚灯としての
役割を果たす集魚装置としている。 【0006】 【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づき詳
細に説明をする。図1には魚やイカを捕獲する漁船1が
海2に浮かんでいる状態が示されており、この船縁から
は3本の光ファイバーケーブル3が海面近くに、4が中
位の海中に、5が海中深くに垂れ下げられている。 【0007】図1に示されている漁船1には図2で示さ
れているように、光を発する発光部としてランプ(この
実施例ではハロゲンランプ)6と、このランプ6が発し
た光を集光する凸レンズ7及びこの光を海面近く又は海
中に導く光ファイバーケーブル8の一端20が設置され
ている。光ファイバーケーブル8は、図3に示されてい
る直径1mm位の光ファイバー10が束となったもので
ある。 【0008】以上のように構成された集魚装置の動作に
ついて説明する。ランプ6の電源をオンにすると、ラン
プ6から光が発しこれがレンズ7方向へと向かう。レン
ズ7に到達した光はここで屈折し、焦点方向に向かう。
このレンズ7の焦点位置には、光ファイバー10が束と
なっている光ファイバーケーブル8の一端20が配置さ
れているから、この一端20から光ファイバー10の中
に進行する。光ファイバーケーブル8は、光ファイバー
10が束になっているものであるから、これを分けるこ
とができる。図2では光ファイバーケーブル8が3本の
光ファイバーケーブル3、4、5に分けられている。何
本に分けるかは自由に行うことができ、最終的には光フ
ァイバー10の数まで分けることが可能であり、目的に
応じて分けるべきである。光ファイバー10内を進行し
た光は、三方向に分けられ、船縁から垂れ下げられた光
ファイバーケーブル3、4、5へと進行し、これらの他
端11、12、13に到達する。 【0009】分岐された光ファイバーケーブル3、4、
5の他端11、12、13に到達した光は、ここから外
部に放出される。このために外部からは他端11、1
2、13が光るからランプのように見える。一番短い光
ファイバーケーブル3の他端11は海面近くであるか
ら、ここから放出された光は海面を照らし、その一部は
海面で反射されるがほとんどは海中に進行する。この他
の光ファイバーケーブル4、5の他端12、13は海中
にあるから、光はこれらから海中に放出される。 【0010】光ファイバーケーブルの他端11、12、
13は、図4から図6に示すような形状となっている。
図4は光ファイバーケーブルの中の光ファイバー10と
保護膜15とが同一の長さで切断されている。このため
に光ファイバーケーブル3等の他端11等まで到達した
光は、周囲にあまり散乱せず図面下方向へと進む。図5
は光ファイバーケーブルの中の光ファイバー10が保護
膜15より飛び出した状態で切断されている。そして飛
び出した部分には不純物が含まれているため、他端11
等に到達した光はここで散乱し、この周辺を照らすこと
となる。図6は光ファイバーケーブル3等の他端部11
等の切断部に凹レンズ16が取り付けられている。この
ために他端11等に到達した光はここで屈折し、図面下
方向全般を照らすこととなる。光ファイバーケーブル3
等の他端11等をどのような形状の切断面とするかは、
その用途により適宜選択すればよい。 【0011】例えば、イカの場合夜間には大体水深70
メートル位の所を泳いでいる。従来の船上に設置したあ
る集魚灯であっても、海水の透明度が高い場合には水深
70でも光が充分に届くから、集魚灯としての役割を果
たす。しかしながら海水は常に透明であるとは限らず、
濁っている場合もあり、イカも水温等の影響で水深70
メートルより深い場所で泳ぐことがある。このような
時、船上に設けた集魚灯では、空中に散乱したり海面で
反射したりする無駄な光が多いため、魚群探知機で確認
した群れをなしている魚やイカが泳いでいる場所には届
かない場合がある。光が届かなければイカ等は集まら
ず、大量に捕獲することができなかった。 【0012】本実施例によれば光ファイバーケーブル3
等の長さを充分に確保しておけば、イカ等が水深70メ
ートルより深い所を泳いでいる場合であっても、集魚灯
としての役割を果たす光ファイバーケーブル4等の他端
12等をイカ等の群れの近くに接近させ、集魚すること
ができる。集魚した場所に網を入れたり釣りの仕掛けを
投入すれば大量に捕獲することができる。海の水が多少
濁っている場合であっても、光が海中で輝いているので
無駄が無く、魚群探知機で探したイカ等の群れ近くに光
ファイバーケーブル4等を落とせば、光を発する他端1
2等が集魚灯としての役割を果たし、この近くにイカ等
は集まるのである。 【0013】前記実施例では発光部としてハロゲンラン
プ6を使用しているが、光を発するものであれば他の
物、例えば発光ダイオードとしてもよい。発光ダイオー
ドの光量が少ない場合は、この数を多くし光量を多くす
ればよい。 【0014】 【発明の効果】本発明は前記した実施例に示したように
構成することにより、船上に積載する発電機を小型とし
て燃料の消費量を少なくしても魚やイカを確実に集める
集魚装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】は漁船から光ファイバーケーブルを海面又は海
中に垂れ下げた時を示した図である。 【図2】はランプから光を光ファイバーに取り入れる時
の原理図である。 【図3】は光ファイバーを示した図である。 【図4】、 【図5】、 【図6】は光ファイバーの海中における端部を示した図
である。 【符号の説明】 1・・漁船 2・・海 3、4、5・・分岐した光ファ
イバーケーブル 11、12、13・・海面又は海中における光ファイバ
ーケーブルの端部 6・・ランプ 7・・レンズ 8・・光ファイバーケー
ブル 15・・保護膜 16・・凹レンズ
フロントページの続き (72)発明者 渡邊 広幸 東京都江東区木場6−10−6 TKYビル 6F Fターム(参考) 2B105 LA16

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】漁船又は釣船に備えられている発光部と、
    この光を一端から取り込んで海面近く又は海中に導くと
    共に他端が光る光ファイバーが備えられ、この光る他端
    が魚やイカ等の集魚灯としての役割を果たすことを特徴
    とする集魚装置。
JP2002164950A 2002-04-30 2002-04-30 集魚装置 Pending JP2003310100A (ja)

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JP2002164950A JP2003310100A (ja) 2002-04-30 2002-04-30 集魚装置

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ID=29545798

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006149241A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Nippon Data Service Kk 漁獲方法および集魚装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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