JP2003310074A - 竹皮による代用藁 - Google Patents

竹皮による代用藁

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JP2003310074A
JP2003310074A JP2002160728A JP2002160728A JP2003310074A JP 2003310074 A JP2003310074 A JP 2003310074A JP 2002160728 A JP2002160728 A JP 2002160728A JP 2002160728 A JP2002160728 A JP 2002160728A JP 2003310074 A JP2003310074 A JP 2003310074A
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horse
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straw
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JP2002160728A
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Tomoji Tanaka
友爾 田中
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】馬の飼育に於いて厩舎の床に敷き詰める従来の
藁床の使用が農薬汚染によって馬の飼育に影響を及ぼし
馬の健康を保つ為の対策を要求されていた。 【解決手段】藁の代用品として竹皮やトウモロコシの実
の外皮を原料として、これを消毒殺菌としてグライコー
ルの入った熱水で加熱し、これに馬が嫌がる忌避剤を加
えて加熱し含浸せしめたものを瀘別し、乾燥したものを
切断機にかけて細紐状に細長く切断し、さらに直角方向
に切断して小片チップを作り、これをクリエートな代用
藁材に加工したものを使用する事を特徴としたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】馬の飼育に使われていた藁の多く
は農薬の影響によって次第に使われなくなり、主として
中国東南アジアから輸入していたが、これらの地方でも
次第に農薬の使用が多くなり農薬による法定の許容範囲
を超えるに至り、藁使用が出来なくなった。その為に藁
の代用として木材チップが使用されていたが馬の寝床も
散布したチップは硬く寝こごちが悪い為に安眠ができ
ず、特に排泄する糞尿の吸収性が悪い欠点があった。そ
こで代用品として東南アジア中国に於いて多量に産する
竹皮をチップ状に裁断しこれを煮沸消毒し、馬が食べて
しまうのを防ぐ為に、ラベンダー香料やピネン樹脂を投
入して芳香性を加味せしめるものを瀘別乾燥した細長い
繊維やチップ片に加工したものを代用藁として使用する
時は、含有テルペングリコシド多糖類の竹皮本来の殺菌
性を利用して有害性を改善し、これにトウモロコシ実の
外皮を竹皮と共に煮沸加工したものは、クッション性を
高めソフト感がある。この竹皮やトウモロコシ実外皮は
天然産品であり無害で土壌中に埋没すると発酵分解して
有機肥料となるので、二次公害はない。煮沸した廃液は
土壌活性剤として農業用に利用される。この様に藁材の
代用として使用する事によって病気の発生率も少なく、
竹皮を馬が食べる事も予防されるので、藁材の代用とし
て今後の発展に寄与するものである。 【0002】 【従来の技術】従来競争馬の多くは過去3年間で9,1
78頭が血統登録されている。繁殖登録数は平成12年
度でサラブレット1,383頭サラブレット以外の馬は
53頭となっている。これらに使用する馬床に敷く藁材
は数百万トンと言われている。しかし、これらの藁は農
業の関係から国内産藁が減退され、農業使用量の少ない
東南アジア中国より輸入されていたが、これらの国々も
次第に農薬の使用量が多くなり、有害許容値を超えるに
至り木材チップを使用する事になったが、木材チップは
クッション性が少なく体着性が高く糞尿の吸収性が悪い
欠点があり、その廃材の発酵処理にも時間がかかる為、
土壌の脱窒現象を発生する欠点もあり、それに代わる新
商品の開発が要求されていた。 【0003】 【本発明が解決しようとする課題】竹皮をそのまま藁材
の代用として馬の飼育室の馬床に利用できない。その一
つは竹皮が硬質でソフトな藁としての感覚がないのでこ
れを改善する必要があった、次に竹皮の殺菌消毒が必要
であった。竹皮を馬床として敷き詰める時に、馬が食べ
てしまうことのない様にあるいは嫌な匂香りをつけて食
べるのを防ぐ必要があった。竹皮にはシーズンがあり5
月頃が竹筍の最盛期であり、5月以外は他の代用を考え
る必要があった。 【0004】 【課題を解決する為の手段】竹皮を藁材の代用として馬
床に敷詰めるには、竹皮を加熱殺菌して軟化する必要が
あった。そして、馬が藁材を食べるくせがあるため、竹
皮を同様に食べると胃腸障害を起すので、馬が食べるの
を嫌がる方法としてロジン臭やβ−ピネン臭や松根油臭
を煮沸時に付与せしめる。そして、竹皮を裁断してチッ
プ片に加工したり藁材の様に細長い紐状に切断加工する
機械的切断法の開発を行う必要があった。竹皮の採集が
竹筍の最盛期に於いて多量に産する5月頃をシーズンと
するが、これ以外に利用出来るものとして、トウモロコ
シ実の外皮を煮沸殺菌利用する必要がある。 【0005】 【作用】竹皮の成分は繊維素45.72%半繊維素2
0.35%木質素29.72% 灰分1%Sio0.17%揮発性成分5.96%低温
水溶出物3.28% Na OH30.98化学的成分は蛋白質1.5〜6% 脂肪油脂 青竹2.18% 気化物0.2% 竹粉末5.18% ペントザン多糖類2% その他3.
55% 竹皮の灰分 53.3% Al 1470PPM Ba 15.3PPM Ca 14140PPM Cu
47.5PPM Fe 1666PPM P 4888PPM K
2190PPM Sr 65.4PPM Mg 5604PPM S
19948PPM Mn 228PPM Na 374PPM N
14.4PPM である。馬の寝床に敷き詰める藁材の代用品の竹皮は、
テルペングリコシド多糖やサポニン、蛋白質を含有し殺
菌性で硅酸植物でもあり、その為に撥水性でもある。竹
皮は比較的腰が強く硬質である為にそのままの使用は困
難であった。そして、殺菌消毒を行う必要があった。そ
こで、竹皮をまず熱湯で処理しペントザンや他の多糖類
の可溶性成分を取り去りやわらかくした後、松油、松根
油、ヒマシ油、ラベンダーを加えて煮沸し、その香料を
浸透せしめたものを遠心分離機で脱水乾燥した竹皮を挟
着ロールで挟着した竹皮を縦割りにしてうどん状に切断
し、これを更に横割りに切断してチップを作る。これを
袋詰めして代用藁材を作る。この代用藁材の竹皮は藁よ
りやや硬質であるがクッション性は充分にあり、寝床に
敷き詰める時に馬の分尿に対して吸湿性が熱処理によっ
て改善されるが、藁の様に直ちに発酵が起らないので耐
久性が高く抗菌性を持っている。この竹皮にトウモロコ
シ実の表面をカバーする外皮は厚みが薄く農薬の含有量
は少ないので、この外皮を竹皮と同様に水で煮沸すると
殺菌消毒が出来、グリコールを少量入れて煮沸すると強
度が増大する。このトウモロコシ実の外皮は竹皮と異な
りソフト化して出来上がり、これを混合して寝床に敷き
詰める時は、柔らかな寝床を形成し竹皮の資源の限界を
拡大する。そして、このトウモロコシ実の外皮に香料を
付着したものは馬の忌避剤として有用である。 【0006】 【本発明の実施例】以下図面に示す如く、実施例により
本発明を詳細に説明すると次の如くである。 【図1】は竹皮やトウモロコシ実の外皮を煮沸加工する
工程図を示す。竹皮及びトウモロコシ外皮を採集したも
のを水洗いタンク(1)に入れて水で洗滌したものを脱
水した後、オートクレーブ(2)の上蓋(3)を蝶番
(4)の回転により上下に回転して開閉し、オートクレ
ーブ中に網篭(5)に竹皮やトウモロコシ実外皮を投入
し、蝶番(4’)で結着して密封する。ホッパー(7)
から松脂、松根油、ヒマシ油をオートクレーブに投入密
封し、100〜120℃で煮沸し、上蓋を回転してオー
トクレーブ内の篭を取り出し脱水した後、竹皮やトウモ
ロコシ実外皮を取り出し、乾燥したものをコンベアー
(3a)に積載搬送して裁断機(1a)のホッパー(2
a)に投入してロール(3a)で挟着しながら下方向に
以降せしめ切断−ロール(4a)で切断して 【図2】の竹皮や 【図7】や 【図8】のトウモロコシの外皮を切断して、まず 【図4】の如くうどん状に切断する。これを横にスライ
スして 【図5】 【図6】に加工する。加工した外皮は袋詰めにして発送
して厩舎の敷き藁の代用として使用する。従来の稲藁は
既に述べた通り、農薬の散布で汚染し東南アジア産稲藁
も農薬を使い始めてから使用が困難となっていた。竹皮
は元々肉やオニギリの包装材として防腐用として使用さ
れていたが、馬の床敷きとして使用すると馬が食べてし
まうので、馬が体調を崩しその為に忌避剤として松脂や
松根油、ラベンダー油等の芳香剤を予め含浸せしめて馬
が食べるのを予防した。又、トウモロコシ実の外皮も同
様に処理して食べるのを予防する。この外皮は竹皮を煮
沸した糖成分液で煮沸すると殺菌と乾燥後の崩壊性を防
止し農薬は煮沸によって除去される。使用した馬床の竹
皮やトウモロコシ外皮は馬の糞尿によって汚染されてい
るのでアスペルギリウス菌を投入し発酵すれば堆肥化さ
れ、土壌に埋没すれば土壌菌によって分解され土に返る
が毒性はない。貯蔵期間は3年間は使用に耐え、稲葉よ
り丈夫であり、清掃が簡単である。このほか、竹皮やト
ウモロコシ実外皮は接着剤のシエラックやアルギニン酸
ソーダーで接着、半乾燥せしめたものをプレスして食器
や舟や納豆容器に発泡スチロール容器の様に分解性が悪
い欠点がないので公害性が改善される。竹皮の廃液は果
実の鮮度保持剤に利用され捨てるところがない。 【0007】 【本発明の効果】竹皮の大半は竹林の堆肥として放棄さ
れてきたが、稲藁を多く使用してきた馬の厩舎の敷き物
が農薬の影響で使えなくなった為にそれに代わる代用品
として、竹皮やトウモロコシ実の外皮を利用した。一般
に藁は馬の糞尿によって汚染されるので毎日新しい藁と
交換されるが、発酵性が高くアンモニアガスの発生が少
し長時間の使用によって発生する為に酸液で中和して堆
肥化していたが、竹皮はアンモニアガスの発生が少な
く、使用時間が稲藁の2倍も強いので経済的性が高い
が、竹皮をそのまま使用すると食べてしまって胃腸障害
になっていたものを煮沸によって改善し、更に忌避剤を
使用する事によって馬が食べてしまうのを防いで病気に
かかる事がなく、特に発泡スチールの成型品の代用品と
して容器を作る時に出来る竹皮屑の利用が出来る様にな
り生産性が向上した。又、発泡スチロールの容器の様に
使用後の焼却する時に出るスチレンモノマーの悪臭の発
生がなく、黒煙の発生もなく二次公害はなく又土壌改良
材として堆肥化が出来るので産廃物の処理が容易であ
る。生肉の容器に使用すると本来の竹皮の防腐性によっ
て鮮度保持が2〜3日は延長される。
【図面の簡単な説明】 【図1】 竹皮とトウモロコシ実の外皮を使った馬床敷
材の工程図 【図2】 竹皮の表面図 【図3】 竹皮の表面のA−B切断側面図 【図4】 竹皮の細長い繊維紐の正面図 【図5】 竹皮の切断小片の正面図 【図6】 竹皮の切断小紐片の正面図 【図7】 トウモロコシの実の正面図 【図8】 トウモロコシ実の外皮の正面図 【図9】 竹皮積合体の肉舟の斜正面図 【図10】 竹皮積合成型皿の正面図 【図11】 鮮度保持の特性

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 馬 牛 豚 鶏などの畜産に於いて、多量に消費する藁
    の農薬汚染による障害性を防ぐ為に、竹皮及びトウモロ
    コシ実外皮葉を利用して煮沸加工し乾燥して無害の忌避
    剤香料を含浸せしめて食べてしまうことを抑える事を特
    徴とした馬床や牛床や豚床、鶏床の敷物。
JP2002160728A 2002-04-23 2002-04-23 竹皮による代用藁 Pending JP2003310074A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7066110B2 (en) * 2002-10-28 2006-06-27 Peparlet Co., Ltd. Method of manufacturing granulated body for absorbing excrement of animals

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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