JP2003309178A - 半導体装置のレイアウト構造およびレイアウト設計方法 - Google Patents

半導体装置のレイアウト構造およびレイアウト設計方法

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JP2003309178A
JP2003309178A JP2003107878A JP2003107878A JP2003309178A JP 2003309178 A JP2003309178 A JP 2003309178A JP 2003107878 A JP2003107878 A JP 2003107878A JP 2003107878 A JP2003107878 A JP 2003107878A JP 2003309178 A JP2003309178 A JP 2003309178A
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Masaki Tamaru
雅規 田丸
Toshiyuki Moriwaki
俊幸 森脇
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板またはウェル電位を電源電位と独立に給
電可能なレイアウト構造において、レイアウト面積の増
大を抑えつつ、基板またはウェル電位や電源電位の電位
降下を抑える。 【解決手段】 電源電位と異なる基板またはウェル電位
を給電するための不純物拡散領域を有するセルを複数個
直列に配置してレイアウトを構成する際に、セル同士の
間に、補強給電を行うための補強給電用セルを配置す
る。不純物拡散領域103、104はそれぞれ連続して
接続される。補強給電用セルの給電用配線305からは
正の電位NWVDDが、給電用配線306からは負の電
位PWVSSが、基板またはウェル電位の補強のために、
それぞれ給電される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路の
レイアウト構造に関するものであり、特に、基板または
ウェル電位を電源電位と独立に給電可能なレイアウト構
造と、このような構造のレイアウト設計方法に関する技
術に属する。
【0002】
【従来の技術】近年、MOS(Metal Oxide Semiconduc
tor )トランジスタを用いたLSIにおいて、スタンバ
イ電流を低減させることが重要になっている。しかしな
がら、プロセスの微細化やLSIの低電圧化に伴う閾値
電圧の低下によって、トランジスタのオフ状態における
リーク電流は、無視できない程度にまで増大している。
【0003】このような問題に対し、基板またはウェル
電位をソース電位と異なる値に設定し、閾値電圧を見か
け上高く設定することによって、トランジスタのリーク
電流を低減させる方法が知られている。この方法では、
N型トランジスタについては基板電位をソース電位より
も低く設定し、P型トランジスタについては基板電位を
ソース電位よりも高く設定する。また、この方法を用い
るためには、自動配置配線を用いたLSI設計におい
て、スタンダードセルライブラリに含まれるセルデータ
について、基板またはウェル電位をソース電位と異なる
値に設定可能にする必要がある。
【0004】図10は従来のセルレイアウト構造の一例
を示す図である。図10に示すレイアウト構造では、P
型MOSトランジスタ(以下「PMOS」と記す)TP
7の基板またはウェルはNウェル上高濃度N型不純物拡
散領域703からコンタクトホールを介し、正の電源電
位VDDが給電されるVDD配線705に接続されてい
る。また、PMOS TP7のソース701はコンタク
トホールを介しVDD配線705に接続されている。一
方、NMOSトランジスタ(以下「NMOS」と記す)
TN7の基板またはウェルはPウェル上高濃度P型不純
物拡散領域704からコンタクトホールを介し、負の電
源電位VSSが給電されるVSS配線706に接続され
ている。また、NMOS TN7のソース702はコン
タクトホールを介しVSS配線706に接続されてい
る。このため、図10に示す構造では、基板またはウェ
ル電位とソース電位とは共有されており、基板またはウ
ェル電位をソース電位すなわち電源電位と異なる電位に
設定することができない。
【0005】図11は従来のセルレイアウト構造の一例
を示す図であり、基板またはウェル電位と電源電位とが
分離して給電可能に構成された構造を示す図である。す
なわち、図11の構造では、PMOS TP8の基板ま
たはウェル電位はVDD配線805とは分離した配線8
07から給電することができ、NMOS TN8の基板
またはウェル電位はVSS配線806とは分離した配線
808から給電することができる。このため、図11に
示す構造では、基板またはウェル電位として、ソース電
位とは異なる電位を給電することができる。
【0006】図12は従来のセルレイアウト構造の一例
を示す図であり、基板またはウェル電位と電源電位とが
分離して給電可能に構成された構造を示す図である(特
開平10−154756号公報参照)。図12におい
て、VDD配線901およびVSS配線902はセル内
配線のための第1の配線層の上層に形成された第2の配
線層に設けられている。PMOS TP9の基板または
ウェル電位はPMOS基板またはNウェル上の高濃度N
型不純物拡散領域904から給電され、VDD配線90
1からは給電されない。また、NMOS TN9の基板
またはウェル電位はNMOS基板またはPウェル上の高
濃度P型不純物拡散領域903から給電され、VSS配
線902からは給電されない。基板またはウェル電位を
給電する配線は、電源配線や信号線に用いられない配線
層に設けられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
レイアウト構造には、以下のような問題がある。
【0008】まず、図11に示すレイアウト構造では、
図10の構造と比べて、各電源配線805〜808の配
線幅が狭くなる。このため、電源配線のシート抵抗が増
加し、給電経路において電位降下が生じやすくなる。例
えばソース電位が下がると、トランジスタの能力が低下
し、ひいてはLSIの性能が劣化する。一方、電源配線
の配線幅を広く保とうとすると、その分、セルを高くす
る必要が生じ、セル面積が増大する。さらに、電源配線
の配線幅が狭くなると、駆動能力の高いトランジスタが
接続されたときにEM(Electro-Migration )等の現象
が生じやすくなり、配線の信頼性が低下する。このた
め、トランジスタサイズを制限する等の対処が必要にな
る。
【0009】また、図12のセルレイアウト構造では、
電源配線を第2の配線層にのみ形成している。このた
め、自動配置配線等を用いたLSI設計において、第2
の配線層における配線レイアウトの自由度を上げたい場
合には、電源配線の配線幅を狭めざるを得ず、これによ
り、配線抵抗によって電源電位が降下する。このため、
ソース電位が下がり、トランジスタの能力が低下し、ひ
いてはLSIの性能が劣化する。
【0010】また、図12のセルレイアウト構造では、
基板またはウェル電位の給電が不純物拡散領域によって
行われている。不純物拡散領域は配線層に比べて1桁以
上シート抵抗が高いため、電位降下が生じやすい。この
ため、基板またはウェル電位が安定せず、トランジスタ
の閾値変動等が生じ、LSI動作の信頼性が低下した
り、スタンバイリーク電流が十分抑制できない、といっ
た問題が生じる。また、電位降下を防ぐために、補強配
線を所定間隔で挿入する方法も考えらるが、この場合で
も、配線層を用いた場合に比べて補強配線の本数を大幅
に増やす必要があるので、チップ面積の増大が懸念され
る。
【0011】前記の問題に鑑み、本発明は、基板または
ウェル電位を電源電位と独立に給電可能なレイアウト構
造において、レイアウト面積の増大を抑えつつ、基板ま
たはウェル電位や電源電位の電位降下を抑えることを課
題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、請求項1の発明が講じた解決手段は、半導体装置
のレイアウト構造として、複数のセルが直列に配置され
たセル行と、前記セル行において前記セル同士の間のい
ずれかに配置された補強給電用セルとを備え、前記各セ
ルは、電源電位と異なる基板またはウェル電位を給電す
るための不純物拡散領域を有し、この不純物拡散領域は
隣接するセル同士で電気的に接続されるものであり、前
記補強給電用セルは、隣接するセルが有する前記不純物
拡散領域を電気的に接続する給電用不純物拡散領域と、
前記給電用不純物拡散領域の上層に形成された配線層に
設けられ、前記給電用不純物拡散領域と電気的に接続さ
れた給電用配線とを備えたものである。
【0013】請求項1の発明によると、補強給電用セル
の給電用配線から基板またはウェル電位を補強給電する
ことができるので、基板またはウェル電位の給電経路に
おける電位降下を防ぐことができ、基板またはウェル電
位をより安定させることができる。
【0014】そして、請求項2の発明では、前記請求項
1の半導体装置のレイアウト構造における補強給電用セ
ルは、前記セル行においてほぼ一定間隔で配置されてい
るものとする。
【0015】また、請求項3の発明では、前記請求項1
の半導体装置のレイアウト構造において、前記セル行は
複数個設けられており、前記補強給電用セルは、セル行
に直交する方向においてほぼ直線状になるように前記各
セル行に配置されているものとする。
【0016】また、請求項4の発明が講じた解決手段
は、レイアウト設計方法として、複数のセルを直列に配
置しセル行を形成する第1のステップと、前記セル行に
おいて前記セル同士の間のいずれかに補強給電用セルを
配置する第2のステップとを備え、前記各セルは、電源
電位と異なる基板またはウェル電位を給電するための不
純物拡散領域を有し、この不純物拡散領域は隣接するセ
ル同士で電気的に接続されるものであり、前記補強給電
用セルは、隣接するセルが有する前記不純物拡散領域と
電気的に接続される給電用不純物拡散領域と、前記補強
給電用不純物拡散領域の上層に形成された配線層に設け
られ、前記給電用不純物拡散領域と電気的に接続された
給電用配線とを備えたものである。
【0017】請求項4の発明によると、給電用配線から
基板またはウェル電位を補強給電できる補強給電用セル
が挿入されたレイアウト構造を、設計することができ
る。
【0018】そして、請求項5の発明では、前記請求項
4のレイアウト設計方法における第2のステップは、前
記補強給電用セルを前記セル行においてほぼ一定間隔で
配置するものとする。
【0019】また、請求項6の発明では、前記請求項4
のレイアウト設計方法において、前記第1のステップ
は、前記セル行を複数個設けるものとし、前記第2のス
テップは、前記補強給電用セルをセル行に直交する方向
においてほぼ直線状になるように前記各セル行に配置す
るものとする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0021】(第1の実施形態)図1は本発明の第1の
実施形態に係る半導体装置のレイアウト構造を示す図で
ある。同図中、(a)は基板またはウェル電位と電源電
位とが分離されたセルのレイアウト構造を示す平面図、
(b)は図1(a)のA−A断面図、(c)は図1
(a)のB−B断面図である。
【0022】図1(a)において、TP1はNウェル上
の高濃度P型不純物拡散領域101によって形成された
ソース・ドレインとゲート電極とからなるP型MOSト
ランジスタ(以下「PMOS」と記す)であり、TN1
はPウェル上の高濃度N型不純物拡散領域102によっ
て形成されたソース・ドレインとゲート電極とからなる
N型MOSトランジスタ(以下NMOSと記す)であ
る。
【0023】103はNウェル上に高濃度P型不純物拡
散領域101と分離して形成され、PMOS TP1の
基板またはウェル電位を給電するための高濃度N型不純
物拡散領域であり、104はPウェル上に高濃度N型不
純物拡散領域102と分離して形成され、NMOS T
N1の基板またはウェル電位を給電するための高濃度P
型不純物拡散領域である。
【0024】また、基板上層には第1および第2の配線
層が形成されている。第1の配線層において、高濃度N
型不純物拡散領域103の上方には正の電位NWVDD
が給電された配線(以下「NWVDD配線」と記す)1
05が設けられ、高濃度P型不純物拡散領域104の上
方には負の電位PWVSSが給電された配線(以下「P
WVSS配線」と記す)106が設けられている。また
第2の配線層において、NWVDD配線105の上方に
は正の電源電位VDDが給電された配線(以下「VDD
配線」と記す)107が設けられ、PWVSS配線10
6の上方には負の電源電位VSSが給電された配線(以
下「VSS配線」と記す)108が設けられている。な
お、図示の都合上、図1(a)において、高濃度N型不
純物拡散領域103およびNWVDD配線105をVD
D配線107よりも優先して示し、高濃度P型不純物拡
散領域104およびPWVSS配線106をVSS配線
108よりも優先して示している。
【0025】NWVDD配線105とN型不純物拡散領
域103とはコンタクトホールによって接続されてお
り、これにより、PMOS TP1には基板またはウェ
ル電位として正の電位NWVDDが給電される。また、
VDD配線107とP型不純物拡散領域101とはコン
タクトホールおよび第1の配線層に設けられた配線11
1を介して接続されており、これにより、PMOS T
P1のソース電位として電源電位VDDが給電される。
【0026】一方、PWVSS配線106とP型不純物
拡散領域104とはコンタクトホールによって接続され
ており、これにより、NMOS TN1には基板または
ウェル電位として負の電位PWVSSが給電される。ま
た、VSS配線108とN型不純物拡散領域102とは
コンタクトホールおよび第1の配線層に設けられた配線
112を介して接続されており、これにより、NMOS
TN1のソース電位として電源電位VSSが給電され
る。
【0027】図1(b)において、Pウェル上高濃度P
型不純物拡散領域104はサリサイド層109を有して
いる。ここで、「サリサイド」とは自己整合的に形成し
た高融点金属シリサイドのことをいい、不純物拡散領域
とタングステン、チタン、コバルト等の高融点金属層と
の合金を熱処理等により形成することによって、低抵抗
化したものである。なお、PWVSS配線106と電気
的に接続されれば、サリサイド層109は必ずしも必要
ではない。
【0028】図1(c)において、NMOS TN1の
ソースを形成する第1の不純物拡散領域としての不純物
拡散領域102と基板またはウェル電位を給電する第2
の不純物拡散領域としての不純物拡散領域104とは素
子分離領域110によって電気的に絶縁されている。素
子分離領域110はSTI(Shallow-Trench-Isolatio
n)構造等からなり、SiO2 等の絶縁膜によって形成
される。
【0029】ソースを形成する不純物拡散領域102
は、第1の配線層に設けられた第1の配線としての配線
112を介して、第2の配線層に設けられた第2の配線
としてのVSS配線108に電気的に接続されている。
基板またはウェル電位を給電する不純物拡散領域104
はコンタクトホールを介し、補強用配線としてのPWV
SS配線106と電気的に接続されている。VSS配線
108は、不純物拡散領域104と基板面垂直方向から
みて重なりを有するように設けられており、PWVSS
配線106は、第1の配線層の,基板面垂直方向からみ
て不純物拡散領域104およびVSS配線108と重な
る部分に、配線112と分離して設けられている。
【0030】このように、図1に示すレイアウト構造で
は、基板またはウェル電位を、電源電位とは分離した独
立の電位として給電することができる。また、不純物拡
散領域に比して1桁以上シート抵抗の低い配線層の配線
106を基板またはウェル電位を給電する不純物拡散領
域104に接続しているため、基板またはウェル電位の
供給経路における電位降下を防ぐことができ、基板また
はウェル電位をより安定させることができる。しかも、
配線106は不純物領域104およびVSS配線108
と重なる部分に設けられているので、この配線106を
設けたことによってセル面積は増大しない。すなわち、
セル面積の増大を招くことなく、基板またはウェル電位
を安定させることができ、これにより、LSI動作の信
頼性を向上させることができる。
【0031】なお、図1(b),(c)ではNMOS
TN1の断面構造のみを示しているが、PMOS TP
1の断面構造もこれと同様であり、給電される電位が異
なるのみである。
【0032】また、第1の配線層は、タングステン等の
導電性高融点材料によって形成するのが好ましい。この
場合、配線幅と配線膜厚が同一であれば、アルミ配線や
銅配線と比べて3桁程度EM等に強くなる。このため、
配線膜厚を薄くしてセル内配線容量を低減できるので、
LSIの性能を大きく向上させることができる。ところ
が、配線膜厚を薄くしたとき、シート抵抗がアルミ配線
等に比べて2桁程度高くなるので、セル同士またはブロ
ック同士を接続するグローバル配線としては適さない。
このため、第1の配線層は、セル内配線用とするのが好
ましい。
【0033】このように第1の実施形態によると、基板
またはウェル電位を電源電位と独立に給電可能なレイア
ウト構造において、基板またはウェル電位を給電する不
純物拡散領域と電源電位を供給する配線とが重なった部
分に、基板またはウェル電位の電位降下を防ぐための補
強用配線を設けたので、レイアウト面積の増大を抑えつ
つ、基板またはウェル電位の電位降下を抑えることがで
きる。これにより、基板またはウェル電位が安定し、ト
ランジスタの閾値変動等が生じず、LSI動作の信頼性
が高まり、スタンバイリーク電流を効果的に抑制するこ
とができる。
【0034】(第2の実施形態)図2は本発明の第2の
実施形態に係る半導体装置のレイアウト構造を示す図で
ある。同図中、(a)は基板またはウェル電位と電源電
位とが分離されたセルのレイアウト構造を示す平面図、
(b)は図1(a)のC−C断面図、(c)は図1
(a)のD−D断面図である。
【0035】図2(a)において、TP2はNウェル上
の高濃度P型不純物拡散領域201によって形成された
ソース・ドレインとゲート電極とからなるPMOSであ
り、TN2はPウェル上の高濃度N型不純物拡散領域2
02によって形成されたソース・ドレインとゲート電極
とからなるNMOSである。
【0036】203はNウェル上に高濃度P型不純物拡
散領域201と分離して形成され、PMOS TP2の
基板またはウェル電位を給電するための高濃度N型不純
物拡散領域であり、204はPウェル上に高濃度N型不
純物拡散領域202と分離して形成され、NMOS T
N2の基板またはウェル電位を給電するための高濃度P
型不純物拡散領域である。
【0037】また、基板上層には第1および第2の配線
層が形成されている。第2の配線層において、高濃度N
型不純物拡散領域203の上方にはVDD配線207が
設けられ、高濃度P型不純物拡散領域204の上方には
VSS配線208が設けられている。また第1の配線層
において、VDD配線207とコンタクトホールによっ
て電気的に接続された配線205、およびVSS配線2
08とコンタクトホールによって電気的に接続された配
線206が設けられている。なお、図示の都合上、図2
(a)において、高濃度N型不純物拡散領域203およ
び配線205をVDD配線207よりも優先して示し、
高濃度P型不純物拡散領域204および配線206をV
SS配線208よりも優先して示している。
【0038】PMOS TP2には基板またはウェル電
位として、N型不純物拡散領域203から正の電位NW
VDDが給電される。また、VDD配線207とP型不
純物拡散領域201とはコンタクトホールおよび第1の
配線層に設けられた配線205を介して接続されてお
り、これにより、PMOS TP2のソース電位として
電源電位VDDが給電される。
【0039】一方、NMOS TN2には基板またはウ
ェル電位として、P型不純物拡散領域204から負の電
位PWVSSが給電されている。また、VSS配線20
8とN型不純物拡散領域202とはコンタクトホールお
よび第1の配線層に設けられた配線206を介して接続
されており、これにより、NMOS TN2のソース電
位として電源電位VSSが給電される。
【0040】図2(b)において、Pウェル上高濃度P
型不純物拡散領域204はサリサイド層209を有して
いる。
【0041】図3(c)において、NMOS TN2の
ソースを形成する第1の不純物拡散領域としての不純物
拡散領域202と基板またはウェル電位を給電する第2
の不純物拡散領域としての不純物拡散領域204とは素
子分離領域210によって電気的に絶縁されている。素
子分離領域210はSTI構造等からなり、SiO2
の絶縁膜によって形成される。
【0042】ソースを形成する不純物拡散領域202
は、第1の配線層に設けられた第1の配線としての配線
206を介して、第2の配線層に設けられた第2の配線
としてのVSS配線208に電気的に接続されている。
基板またはウェル電位を給電する不純物拡散領域204
は負の電位PWVSSが給電されている。VSS配線2
08は、不純物拡散領域204と基板面垂直方向からみ
て重なりを有するように設けられており、配線206
は、第1の配線層の,基板面垂直方向からみて不純物領
域204およびVSS配線208と重なる部分まで、延
びるように設けられている。
【0043】このように、図2に示すレイアウト構造で
は、基板またはウェル電位を、電源電位とは分離した独
立の電位として給電することができる。また、VSS配
線208とソースを形成する不純物拡散領域202とを
接続する第1の配線層の配線206を不純物領域204
およびVSS配線208と重なる部分まで延ばしている
ため、VSS配線208の配線幅を広げなくても、電源
電位の供給経路における電位降下を防ぐことができ、電
源電位をより安定させることができる。これにより、第
2の配線層における配線レイアウトの自由度が向上す
る。しかも、配線206は不純物領域104およびVS
S配線108と重なる部分に延ばされているので、配線
206の配線幅の拡張によってセル面積は増大しない。
【0044】なお、図2(b),(c)ではNMOS
TN2の断面構造のみを示しているが、PMOS TN
2の断面構造もこれと同様であり、給電される電位が異
なるのみである。
【0045】このように第2の実施形態によると、基板
またはウェル電位を電源電位と独立に給電可能なレイア
ウト構造において、基板またはウェル電位を給電する不
純物拡散領域と電源電位を供給する配線とが重なった部
分まで、これらを接続する配線を延ばして設けたので、
レイアウト面積の増大を抑えつつ、電源電位の電位降下
を抑制することがせきる。これにより、第2の配線層に
おける配線レイアウトの自由度が増し、セルの敷詰め率
を向上させることができる。
【0046】(第3の実施形態)図1または図2に示す
ようなレイアウト構造を有するセルデータを、スタンダ
ードセルライブラリに含めることによって、半導体装置
のレイアウト設計の工数を大幅に削減することができ
る。すなわち、図1または図2に示すレイアウト構造で
は、基板またはウェル電位を電源電位とは独立して給電
することができるが、この構造に、コンタクトホールを
さらに設けるだけで、基板またはウェル電位と電源電位
とを共有するレイアウト構造を容易に生成することがで
きる。
【0047】図3は本実施形態に係るレイアウト設計方
法を説明するための図であり、基板またはウェル電位と
電源電位とが分離したレイアウト構造から基板またはウ
ェル電位と電源電位とを共有するレイアウト構造に変化
させた結果を示す図である。同図中、(a)は図1のレ
イアウト構造から変化させたもの、(b)は図2のレイ
アウト構造から変化させたものである。
【0048】図3(a)では、第2の配線層に設けられ
たVSS配線108と第1の配線層に設けられた配線1
06との間に、これらを電気的に接続するためのコンタ
クトホール121が設けられている。これにより、NM
OS TN1の基板またはウェル電位として負の電源電
位VSSが給電される。また図3(b)では、第1の配
線層に設けられ、VSS配線208と接続された配線2
06とPウェル上高濃度P型不純物拡散領域204との
間に、これらを電気的に接続するためのコンタクトホー
ル221が設けられている。これにより、NMOS T
N2の基板またはウェル電位として負の電源電位VSS
が給電される。
【0049】図1または図2のようなレイアウト構造を
有するセルデータを用いてレイアウト設計を行う場合に
は、コンタクトホール121または221を設けること
によって、極めて容易に、基板またはウェル電位と電源
電位とを共有させることができる。したがって、例えば
MOSトランジスタの閾値電圧を制御する必要がなく、
基板またはウェル電位と電源電位とを共有させて電源配
線や電源ピンの個数の削減等LSI設計の容易化を実現
するときは、図3に示すようにコンタクトホール121
または221を設ければよい。一方、MOSトランジス
タの閾値電圧を制御するために基板またはウェル電位を
電源電位と分離させたいときは、コンタクトホール12
1または221を設けないで、配線106とVSS配線
108または配線206と不純物拡散領域204とを電
気的に非接続にすればよい。
【0050】また、セルライブラリの多数のセルデータ
が図1または図2のようなレイアウト構造である場合に
は、基板またはウェル電位と電源電位とを共有させるた
めの修正が、マスク処理等の簡単な処理によって容易に
行うことができる。このため、セルライブラリの新規作
成や修正にかかるTATや工数の増大を回避することが
できる。
【0051】なお、図1のPMOS TP1について
も、VDD配線107とNWVDD配線105との間に
コンタクトホールを設けることによって、基板またはウ
ェル電位として正の電源電位VDDを給電させることが
できる。また 図2のPMOSTP2についても、VD
D配線207と接続された第1の配線層の配線205と
Nウェル上高濃度N型不純物拡散領域203との間にコ
ンタクトホールを設けることによって、基板またはウェ
ル電位として正の電源電位VDDを給電させることがで
きる。
【0052】このように本実施形態によると、第2の配
線層に設けられた電源電位を給電する配線と基板または
ウェル電位を給電する不純物拡散領域とが重なりを有す
る構造において、その間の第1の配線層に配線を設けた
セルデータを用いて、レイアウト設計を行う。このセル
データでは、コンタクトホールの有無によって、基板ま
たはウェル電位と電源電位とを共有させる構造と、分離
させる構造とが、ともに容易に生成可能になり、設計効
率が格段に向上する。
【0053】(第4の実施形態)本発明の第4の実施形
態は、電源電位と異なる基板またはウェル電位を給電す
るための不純物拡散領域を有するセルを複数個直列に配
置してレイアウトを構成する際に、セル同士の間に、補
強給電を行うための補強給電用セルを配置するものであ
る。これにより、基板またはウェル電位の給電経路にお
ける電位降下を防ぐことができ、基板またはウェル電位
をより安定させることができる。
【0054】図4は本実施形態に係る補強給電用セルの
レイアウト構造の一例を示す図である。同図中、(a)
は平面図、(b)は図4(a)のE−E断面図、(c)
は図4(a)のF−F断面図である。図4に示す補強給
電用セルは、第1の実施形態に係る図1のレイアウト構
造を有するセルに対応したものである。
【0055】図4(a)において、Nウェル上には給電
用不純物拡散領域としての高濃度N型不純物拡散領域3
01が設けられている。この給電用不純物拡散領域30
1は、図1に示すセルがこの補強給電用セルに隣接した
とき、隣接したセルが有する,基板またはウェル電位が
給電される不純物拡散領域103と電気的に接続される
ように、構成されている。また、給電用不純物拡散領域
301の上方の第2の配線層にはVDD配線303が設
けられており、このVDD配線303は、図1に示すセ
ルがこの補強給電用セルに隣接したとき、隣接したセル
が有するVDD配線107と電気的に接続されるよう
に、構成されている。さらに、給電用不純物拡散領域3
01はVDD配線303と重ならない領域まで引き出さ
れており、給電用配線305と接続されている。
【0056】また同様に、Pウェル上には給電用不純物
拡散領域としての高濃度P型不純物拡散領域302が設
けられている。この給電用不純物拡散領域302は、図
1に示すセルがこの補強給電用セルに隣接したとき、隣
接したセルが有する,基板またはウェル電位が給電され
る不純物拡散領域104と電気的に接続されるように、
構成されている。また、給電用不純物拡散領域302の
上方の第2の配線層にはVSS配線304が設けられて
おり、このVSS配線304は、図1に示すセルがこの
補強給電用セルに隣接したとき、隣接したセルが有する
VSS配線108と電気的に接続されるように、構成さ
れている。さらに、給電用不純物拡散領域302はVS
S配線304と重ならない領域まで引き出されており、
給電用配線306と接続されている。
【0057】図4(b)において、給電用不純物拡散領
域302は第1の配線層に設けられた配線307および
第2の配線層に設けられた給電用配線306とコンタク
トホールを介して接続されている。また給電用不純物拡
散層302のVSS配線304の下方から引き出された
部分は、STI等の素子分離領域308によって隣接セ
ルから離されており、これに接続された配線306,3
07もセル境界から離されている。309は給電用不純
物拡散領域302上に形成されたサリサイド層である。
【0058】また図4(c)から分かるように、VSS
配線304と給電用配線306とは電気的に絶縁されて
いる。したがって、給電用配線306には電源電位VS
Sとは異なる負の電位NWVSSを給電することができ
る。
【0059】図4に示すような補強給電用セルを、図1
に示すレイアウト構造のセルからなるセル行に適宜挿入
し、給電用配線305,306に電位を給電することに
よって、基板またはウェル電位の電位降下を回避するこ
とができる。
【0060】図5(a)は図1に示すセルを直列に配置
したセル行に図4に示す補強給電用セルを挿入したレイ
アウト構造を示す平面図である。図5(a)では、図5
(b)の回路図に示すようにインバータが直列に3段接
続されており、第2段と第3段のインバータの間に補強
給電用セルが配置されている。
【0061】図1に示すレイアウト構造では、基板また
はウェル電位を給電するための不純物拡散領域103,
104およびこれらに接続された第1の配線層の補強用
配線105,106は、セルの両端まで延びている。こ
のため、図1のセルを直列に配置した場合には、図5に
示すように、不純物拡散領域103,104および補強
用配線105,106はそれぞれ連続して接続される。
また同様に、VDD配線107およびVSS配線108
もセルの両端まで延びているので、セルを並べて配置し
た場合には、VDD配線107およびVSS配線108
が連続して接続される。
【0062】ここで、図4に示す補強給電用セルをセル
間に配置することによって、給電用配線305からは正
の電位NWVDDを、給電用配線306からは負の電位
PWVSSを、基板またはウェル電位の補強のためにそ
れぞれ給電することができる。そして、図4に示す補強
給電用セルをセル間に配置しても、セル行における、不
純物拡散領域103,104、補強用配線105,10
6、VDD配線107およびVSS配線108の連続性
は損なわれない。
【0063】なお、図4の構造では、給電用不純物拡散
領域301,302自体をVDD配線303またはVS
S配線304の下方から引き出しているが、この代わり
に、またはこれとともに、第1の配線層における配線を
引き出してもよい。
【0064】図6は本実施形態に係る補強給電用セルの
レイアウト構造の他の例を示す図である。同図中、
(a)は平面図、(b)は図6(a)のG−G断面図、
(c)は図6(a)のH−H断面図である。図6に示す
補強給電用セルは、第2の実施形態に係る図2のレイア
ウト構造を有するセルに対応したものである。
【0065】図6(a)において、Nウェル上には給電
用不純物拡散領域としての高濃度N型不純物拡散領域4
01が設けられている。この給電用不純物拡散領域40
1は、図2に示すセルがこの補強給電用セルに隣接した
とき、隣接したセルが有する,基板またはウェル電位が
給電される不純物拡散領域203と電気的に接続される
ように、構成されている。また、給電用不純物拡散領域
401の上方の第2の配線層にはVDD配線403が設
けられており、このVDD配線403は、図2に示すセ
ルがこの補強給電用セルに隣接したとき、隣接したセル
が有するVDD配線207と電気的に接続されるよう
に、構成されている。さらに、給電用不純物拡散領域4
01はVDD配線403と重ならない領域まで引き出さ
れており、給電用配線405と接続されている。
【0066】また同様に、Pウェル上には給電用不純物
拡散領域としての高濃度P型不純物拡散領域402が設
けられている。この給電用不純物拡散領域402は、図
2に示すセルがこの補強給電用セルに隣接したとき、隣
接したセルが有する,基板またはウェル電位が給電され
る不純物拡散領域204と電気的に接続されるように、
構成されている。また、給電用不純物拡散領域402の
上方の第2の配線層にはVSS配線404が設けられて
おり、このVSS配線404は、図2に示すセルがこの
補強給電用セルに隣接したとき、隣接したセルが有する
VSS配線208と電気的に接続されるように、構成さ
れている。さらに、給電用不純物拡散領域342はVS
S配線404と重ならない領域まで引き出されており、
給電用配線406と接続されている。
【0067】図6(b)において、給電用不純物拡散領
域402は第1の配線層に設けられた配線407および
第2の配線層に設けられた給電用配線406とコンタク
トホールを介して接続されている。また給電用不純物拡
散層402のVSS配線404の下方から引き出された
部分は、STI等の素子分離領域408によって隣接セ
ルから離されており、これに接続された配線406,4
07もセル境界から離されている。409は給電用不純
物拡散領域402上に形成されたサリサイド層である。
【0068】また図6(c)から分かるように、VSS
配線404と給電用配線406とは電気的に絶縁されて
いる。したがって、給電用配線406には電源電位VS
Sとは異なる負の電位NWVSSを給電することができ
る。
【0069】図6に示すような補強給電用セルを、図2
に示すレイアウト構造のセルからなるセル行に適宜挿入
し、給電用配線405,406に電位を給電することに
よって、基板またはウェル電位の電位降下を回避するこ
とができる。図2に示すレイアウト構造では、図1に示
すレイアウト構造に比べて基板またはウェル電位の電位
降下が生じやすいが、図6に示すような補強給電用セル
を用いることによって、これを回避することができる。
【0070】図7は図2に示すセルを直列に配置したセ
ル行に図6に示す補強給電用セルを挿入したレイアウト
構造を示す平面図である。図7では図5(a)と同様
に、図5(b)の回路図に示すようにインバータが直列
に3段接続されており、第2段と第3段のインバータの
間に補強給電用セルが配置されている。
【0071】図2に示すレイアウト構造では、基板また
はウェル電位を給電するための不純物拡散領域203,
204はセルの両端まで延びている。このため、図2の
セルを直列に配置した場合には、図7に示すように、不
純物拡散領域203,204はそれぞれ連続して接続さ
れる。また同様に、VDD配線207およびVSS配線
208並びにこれらに接続された第1の配線層の配線2
05,206もセルの両端まで延びているので、セルを
並べて配置した場合には、VDD配線207およびVS
S配線208並びに配線205,206がそれぞれ連続
して接続される。
【0072】ここで、図6に示す補強給電用セルをセル
間に配置することによって、給電用配線405からは正
の電位NWVDDを、給電用配線406からは負の電位
PWVSSを、基板またはウェル電位の補強のためにそ
れぞれ給電することができる。そして、図6に示す補強
給電用セルをセル間に配置しても、セル行における、不
純物拡散領域203,204、配線205,206、V
DD配線207およびVSS配線208の連続性は損な
われない。
【0073】図8は図4または図6に示すような補強給
電用セルを配置したレイアウト構造の一例を示す図であ
る。図8において、321はセル、322は補強給電用
セル、323は電位補強配線である。各セル行は、複数
のセル321が直列に配置されて構成されており、補強
給電用セル322は各セル行において、ほぼ一定間隔で
配置されている。さらに、レイアウト構造の上層におい
て、セル行に直交する方向に配置された電位補強配線3
23に沿うように、補強給電用セル322はセル行に直
交する方向においてほぼ直線状になるように、各セル行
に配置されている。
【0074】なお、近年のLSIでは、チップサイズは
配線が占める面積に応じて決定される傾向にあるのに加
え、図8に示すように補強給電用セル322は電位補強
配線323の下に配置されるので、レイアウト面積は補
強給電用セルの挿入によってはほとんど増加しない。
【0075】図9は補強給電用セルを配置したレイアウ
ト構造の他の例を示す図である。図9に示すように、補
強給電用セル322は必ずしも電位補強配線323の下
に配置する必要はない。電位補強配線323の近傍に配
置すれば、電位補強配線323を延ばして接続すること
が可能である。このように、補強給電用セル322の配
置に対する制約を緩和することによって、セル幅が互い
に異なるセル321の配置の自由度が向上する。これに
より、結果的にレイアウト面積が縮小されるという効果
が得られる。
【0076】
【発明の効果】以上のように本発明によると、補強給電
用セルの給電用配線から基板またはウェル電位を補強給
電することができるので、基板またはウェル電位の給電
経路における電位降下を防ぐことができ、基板またはウ
ェル電位をより安定させることができる。また、給電用
配線から基板またはウェル電位を補強給電できる補強給
電用セルが挿入されたレイアウト構造を、設計すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る半導体装置のレ
イアウト構造を示す図であり、(a)はレイアウト平面
図、(b),(c)は断面図である。
【図2】本発明の第2の実施形態に係る半導体装置のレ
イアウト構造を示す図であり、(a)はレイアウト平面
図、(b),(c)は断面図である。
【図3】本発明の第3の実施形態に係るレイアウト設計
方法を説明するための図であり、(a)は図1のレイア
ウト構造にコンタクトホールを設けた図、(b)は図2
のレイアウト構造にコンタクトホールを設けた図であ
る。
【図4】本発明の第4の実施形態に係る補強給電用セル
のレイアウト構造の一例を示す図であり、(a)はレイ
アウト平面図、(b),(c)は断面図である。
【図5】(a)は図4の補強給電用セルを挿入したレイ
アウト構造を示す平面図、(b)は(a)の構造を表す
回路図である。
【図6】本発明の第4の実施形態に係る補強給電用セル
のレイアウト構造の他の例を示す図であり、(a)はレ
イアウト平面図、(b),(c)は断面図である。
【図7】図6の補強給電用セルを挿入したレイアウト構
造を示す平面図である。
【図8】補強給電用セルを配置したレイアウト構造の一
例を示す図である。
【図9】補強給電用セルを配置したレイアウト構造の一
例を示す図である。
【図10】従来のセルレイアウト構造の一例を示す図で
ある。
【図11】従来のセルレイアウト構造の一例を示す図で
あり、基板またはウェル電位と電源電位とが分離して給
電可能に構成された構造を示す図である。
【図12】従来のセルレイアウト構造の一例を示す図で
あり、基板またはウェル電位と電源電位とが分離して給
電可能に構成された構造を示す図である。
【符号の説明】
VDD 正の電源電位 VSS 負の電源電位 NWVDD 正の電位(基板またはウェル電位) PWVSS 負の電位(基板またはウェル電位) 101,201 高濃度P型不純物拡散領域(第1の不
純物拡散領域) 102,202 高濃度N型不純物拡散領域(第1の不
純物拡散領域) 103,203 高濃度N型不純物拡散領域(第2の不
純物拡散領域) 104,204 高濃度P型不純物拡散領域(第2の不
純物拡散領域) 105 NWVDD配線(補強用配線) 106 PWVSS配線(補強用配線) 107,207 VDD配線(第2の配線) 108,208 VSS配線(第2の配線) 111 配線(第1の配線) 112 配線(第1の配線) 206 配線(第1の配線) 109,209 サリサイド層 121,221 コンタクトホール 301,302,401,402 給電用不純物拡散領
域 305,306,405,406 給電用配線 321 セル 322 補強給電用セル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F038 CD02 CD04 DF08 EZ20 5F064 AA04 AA05 CC12 DD05 DD19 EE09 EE23 EE26 EE27 EE42 EE52

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のセルが直列に配置されたセル行
    と、 前記セル行において、前記セル同士の間のいずれかに配
    置された補強給電用セルとを備え、 前記各セルは、電源電位と異なる基板またはウェル電位
    を給電するための不純物拡散領域を有し、この不純物拡
    散領域は隣接するセル同士で電気的に接続されるもので
    あり、 前記補強給電用セルは、 隣接するセルが有する前記不純物拡散領域を電気的に接
    続する給電用不純物拡散領域と、 前記給電用不純物拡散領域の上層に形成された配線層に
    設けられ、前記給電用不純物拡散領域と電気的に接続さ
    れた給電用配線とを備えたものであることを特徴とする
    半導体装置のレイアウト構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置のレイアウト
    構造において、 前記補強給電用セルは、前記セル行において、ほぼ一定
    間隔で配置されていることを特徴とする半導体装置のレ
    イアウト構造。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の半導体装置のレイアウト
    構造において、 前記セル行は、複数個設けられており、 前記補強給電用セルは、セル行に直交する方向において
    ほぼ直線状になるように、前記各セル行に配置されてい
    ることを特徴とする半導体装置のレイアウト構造。
  4. 【請求項4】 複数のセルを直列に配置し、セル行を形
    成する第1のステップと、 前記セル行において、前記セル同士の間のいずれかに補
    強給電用セルを配置する第2のステップとを備え、 前記各セルは、電源電位と異なる基板またはウェル電位
    を給電するための不純物拡散領域を有し、この不純物拡
    散領域は隣接するセル同士で電気的に接続されるもので
    あり、 前記補強給電用セルは、 隣接するセルが有する前記不純物拡散領域と電気的に接
    続される給電用不純物拡散領域と、 前記補強給電用不純物拡散領域の上層に形成された配線
    層に設けられ、前記給電用不純物拡散領域と電気的に接
    続された給電用配線とを備えたものであることを特徴と
    するレイアウト設計方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のレイアウト設計方法にお
    いて、 前記第2のステップは、前記補強給電用セルを、前記セ
    ル行において、ほぼ一定間隔で配置するものであること
    を特徴とするレイアウト設計方法。
  6. 【請求項6】 請求項4記載のレイアウト設計方法にお
    いて、 前記第1のステップは、前記セル行を、複数個設けるも
    のであり、 前記第2のステップは、前記補強給電用セルを、セル行
    に直交する方向においてほぼ直線状になるように、前記
    各セル行に配置するものであることを特徴とするレイア
    ウト設計方法。
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