JP2003308637A - 違法複製防止手段が施された光ディスク及びこの光ディスクを用いた再生システム - Google Patents

違法複製防止手段が施された光ディスク及びこの光ディスクを用いた再生システム

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JP2003308637A
JP2003308637A JP2002107531A JP2002107531A JP2003308637A JP 2003308637 A JP2003308637 A JP 2003308637A JP 2002107531 A JP2002107531 A JP 2002107531A JP 2002107531 A JP2002107531 A JP 2002107531A JP 2003308637 A JP2003308637 A JP 2003308637A
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Japan
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optical disc
capacitive
optical disk
preventing means
area
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Application number
JP2002107531A
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English (en)
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Koichi Awano
好一 粟野
Takae Oiwa
孝栄 大岩
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Tokyo Mechatronics Co Ltd
Funai Information Systems Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Mechatronics Co Ltd
Funai Information Systems Co Ltd
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Publication date
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  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 金型を使用した射出成形で製造される光ディ
スクであっても、この光ディスクを識別することができ
る固有情報を簡単、かつ低コストで管理することがで
き、しかも、この固有情報は簡単に偽造することが非常
に難しいため、簡単な再生システムで有効に違法複製を
防止することができる違法複製防止手段が施された光デ
ィスク及びこの光ディスクを用いた再生システムを提供
する。 【解決手段】 違法複製防止手段が施された光ディスク
を、光線により再生される情報が予め固定的に記録され
た再生専用領域を有する光ディスクに、キャパシティブ
暗号領域部を形成し、該キャパシティブ暗号領域には、
静電誘導的に読取り可能な当該光ディスク固有の識別情
報が暗号化して記録した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、物理的手段を用
いた違法複製防止手段が施された光ディスク及びこの違
法複製防止手段が施された光ディスクを用いた再生シス
テムに関する。
【0002】
【従来技術とその課題】周知のように、大容量の情報を
迅速に記録し再生できる記録媒体として、光ディスクが
実用化されており、例えば、音楽用CD(Compact Dis
k)やパソコン用CD−ROM、ゲーム機用ソフト、映
像と音声を記録したDVD等がある。
【0003】このような光ディスクは、光線(光レー
ザ)の入射方向に対して凹形状のピットにより情報が予
め固定的に記録されており、このピットを光線により読
み取ることで、情報を再生することができるように構成
されている。
【0004】この光ディスクは、金型を使用した射出成
形によって同一構造に大量生産されるので、同一の情報
を大量に供給することができる、という利点を有しては
いるが、違法な複製(コピー)を防止し管理するために
は、この光ディスクに、識別情報やシリアルナンバー等
のような製品毎に異なる固有情報を追記するのが望まし
い。
【0005】しかしながら、このような固有情報は、金
型を使用した射出成形では、全ての製品が同一構造に形
成されるので、光ディスクに固有情報を追記できないの
が現状である。
【0006】特に、音楽用CDは、国際レコード産業連
盟(IFPI)によれば、違法なコピーによって売上が
10%減少しているとされ、特に、アジア地域で流通す
るCDの60%以上がコピー品であるという調査報告も
ある。
【0007】にも拘わらず、これまでに音楽用CDにコ
ピー防止手段が講じられなかったのは、コンテンツにC
Dの規格外の要素を盛り込むことで、音質が悪くなった
り再生できないプレーヤが出てくる危険性がある他、費
用的にも正規なCDほどプロテクトをかけた分がアドオ
ンされて高くなるため、正規に購入した人ほど損をす
る、という現象が発生する。
【0008】このため、現状では、バーコードラベルを
光ディスク自体或は収納ケースに貼着して管理している
が、このバーコードラベルは簡単にコピーできるため、
偽造防止手段として機能していないという問題を有して
いた。
【0009】この発明は、かかる現状に鑑み創案された
ものであって、その目的とするところは、金型を使用し
た射出成形で製造される光ディスクであっても、この光
ディスクを識別することができる固有情報を簡単、かつ
低コストで管理することができ、しかも、この固有情報
は簡単に偽造することが非常に難しい光ディスクとこの
違法複製防止手段が施された光ディスクを用いた再生シ
ステムを提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る違法複製防止手段が施された光ディ
スクにあっては、請求項1に記載したように、光線によ
り再生される情報が予め固定的に記録された再生専用領
域を有する光ディスクに、キャパシティブ暗号領域部を
形成し、該キャパシティブ暗号領域には、静電誘導的に
読取り可能な当該光ディスク固有の識別情報が暗号化さ
れて記録されていることを特徴とするものである。
【0011】そして、この発明にあっては、上記キャパ
シティブ暗号領域部を、請求項2に記載したように、光
ディスクの表裏側のいずれか一方に形成し、或は、請求
項3に記載したように、光ディスクの外周縁部に形成
し、または、請求項4に記載したように、光ディスクの
内側に形成された穴部の周縁部に形成することができ
る。即ち、この発明にあっては、上記キャパシティブ暗
号領域部を光ディスクのいずれかの箇所に形成すればよ
く、これら各キャパシティブ暗号領域部には、電気誘導
的に読み取り可能な情報が蒸着手段により、或は、印刷
により形成される。
【0012】この場合、上記キャパシティブ暗号領域部
の表面を、請求項5に記載したように、不導電性の保護
フィルムで被覆することで、外部からキャパシティブ暗
号領域部に記録されている光ディスクの固有の識別情報
が視認できないように構成するのが望ましい。
【0013】また、上記キャパシティブ暗号領域部に記
録される識別情報は、請求項6に記載したように、順不
同な複数のビット配列、好ましくは、音楽用CD等のよ
うに膨大な供給量をカバーできるように、請求項7に記
載したように、16〜32ビット配列で形成するのが望
ましい。
【0014】さらに、この発明にあっては、上記キャパ
シティブ暗号領域部に記録される光ディスク固有の識別
情報を、請求項8に記載したように、光ディスク1枚毎
に異ならしめ、或は、請求項9に記載したように、一定
ロット数毎に異ならしめ、又は、請求項10に記載した
ように、ミュージシャン毎やソフト製作者毎や作品毎等
の著作権毎に異ならしめ、或は、請求項11に記載した
ように、製造販売会社毎に異ならしめて付すのが望まし
い。勿論、この発明にあっては、上記光ディスク固有の
各識別情報を、請求項12に記載したように、2以上適
宜組み合わされて形成してもよい。
【0015】また、この発明にあっては、上記違法複製
防止手段が施された光ディスクに記録された前記再生専
用領域の情報を再生するためのシステムとして、請求項
13に記載したように、読取り装置に配設されたキャパ
シティブ暗号読み取り装置で読み込まれた情報が正規の
ものである、と判定された後でなければ、光線による再
生が行われないように構成したことを特徴とするもので
ある。
【0016】このように構成することで、請求項13に
記載された前記違法複製防止手段が施された光ディスク
を用いた再生システムにあっては、確実にコピー光ディ
スクであるか正規の光ディスクであるかを判別すること
ができる。
【0017】具体的には、請求項14に記載したよう
に、上記キャパシティブ暗号読取り装置は、光ディスク
を再生専用領域読取り装置にセットしたときに、該光デ
ィスクをクランプし、前記キャパシティブ暗号領域部を
キャパシティブ暗号読取り装置の読取り部に圧着して静
電誘導的に暗号を読み取るように構成したことを特徴と
するものである。
【0018】この場合、上記光ディスクのクランプ手段
は、請求項15に記載したように、上記判定手段が、当
該光ディスクが正規のものではないと判定したときに、
光ディスクのクランプ状態を解除しないように構成する
ことで、違法複製された光ディスクを使用不能とするこ
とができる。
【0019】勿論、上記クランプ手段は、請求項16に
記載したように、当該光ディスクが正規のものと判定し
た後は、該クランプ状態を解除し、光ディスクの回転に
干渉しないよう作動するように構成されていることを特
徴とするものである。
【0020】そして、この発明にあっては、請求項17
に記載したように、上記判定手段は、当該光ディスクが
正規のものではないと判定したときに、その旨を表示し
及び/または警報を発するように構成することで、違法
複製を心理的にもしにくくしたことを特徴とするもので
ある。
【0021】さらに、この発明にあっては、キャパシテ
ィブ暗号読取り装置の構造をより簡略化するために、請
求項18に記載したように、光ディスクに記録された前
記再生専用領域の情報を読み取る光線で固有の暗号識別
情報を読み取るように構成したことを特徴とするもので
ある。
【0022】この場合、上記光線を照射する光源は、請
求項19に記載したように、光ディスクが回転する前に
光ディスクのキャパシティブ暗号領域部に接近し、この
後、光ディスクを回転させて該キャパシティブ暗号領域
部に記録されている識別情報を読み取り、該識別情報が
正規のものであると判定した後、上記光ディスクを再生
可能な回転速度で回転させ、該光ディスクに記録された
前記再生専用領域の情報を読み取るように構成したこと
を特徴とするものである。
【0023】また、この発明にあっては、請求項20に
記載したように、上記光ディスクの暗号化されたキャパ
シティブ識別情報を、通信手段を介して管理センターへ
と送り管理することで、セキュリティー性能をより高め
ることもできる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の一形
態例に基いて、この発明を詳細に説明する。
【0025】図1に示すように、この形態例に係る光デ
ィスク1は、従来のディスクと同様に、再生専用領域で
あるROM部2とこのROM部2の内側に形成されたキ
ャパシティブ暗号領域部3との両方を有して構成されて
おり、これらの各部2,3の積層構造は部分的に相違し
て構成されている。
【0026】ROM部2は、図2に示すように、ポリカ
ーボネイト等の透明な樹脂からなるディスク基板4に、
Au,Ag,Al等の金属からなる反射層6と、樹脂か
らなる保護層7とが順番に積層されている。
【0027】上記ROM部2には、光線により再生され
る情報が予め固定的に記録されており、これは前記ディ
スク基板4に深い凹形状のプリピットで形成されてい
る。また、このROM部2は、図4に示すように、リー
ドインエリア11、プログラムエリア12、リードアウ
トエリア13、を有している。前記プログラムエリア1
2は、通常の情報が記録されており、補助領域である前
記エリア11,13は、トラック位置などを示すTOC
等の情報が記録されている。さらに、上記ROM部2よ
り外周に形成されたPMA(Program Memory Area)
17,18には、前記ROM部2に記録されたプログラ
ムエリア12の先頭ポインタのリストが記録されてい
る。
【0028】また、上記キャパシティブ暗号領域部3に
は、電気誘導的に読み取り可能な情報が蒸着手段によ
り、或は、印刷により当該光ディスク固有の識別情報が
暗号化されて記録されている。尚、上記形態例では、キ
ャパシティブ暗号領域部3をROM部2の内側に形成し
た場合を例にとり説明したが、この発明にあってはこれ
に限定されるものではなく、上記キャパシティブ暗号領
域部3を、光ディスク1の表裏側のいずれか一方に形成
し、或は、光ディスク1の外周縁部に形成し、または、
光ディスク1の内側に形成された穴部19の周縁部に形
成することができる。
【0029】このキャパシティブ暗号領域部3に形成さ
れる上記固有の識別情報は、図4に示すように、この形
態例では、1列の「0」と「1」が順不同で配列された
複数のヒューズ回路で形成されている。そして、このキ
ャパシティブ暗号領域部3に形成されたヒューズ回路部
は、ポリカーボネイト等の透明な樹脂からなるディスク
基板4上に、導電材料で形成されたキャパシティブ暗号
層15と、不導電性の保護フィルム16が順に積層され
て形成され、視覚的に隠蔽されている。尚、この発明に
あっては、上記キャパシティブ暗号領域部3に記録され
る識別情報を、順不同な1列のビット配列で構成した場
合を例にとり説明したが、音楽用CD等のように膨大な
供給量をカバーできるように、複数のビット配列で構成
し、好ましくは、16〜32ビット配列で形成するのが
望ましい。
【0030】尚、このキャパシティブ暗号領域部3に形
成されるヒューズ回路(電気的に導通部と不導通部とを
順不同で列状に配列して形成されたものをいう。)とこ
のヒューズ回路で形成された読取原理は、基本的には、
特許第3092012号の原理を適用できるので、その
詳細な説明をここでは省略する。
【0031】また、上記キャパシティブ暗号領域部3に
記録される光ディスク固有の識別情報は、この形態例で
は光ディスク1枚毎に異なるように構成した場合を例に
とり説明しているが、この発明にあってはこれに限定さ
れるものではなく、例えば、光ディスク1の一定ロット
数毎に異ならしめ、又は、ミュージシャン毎やソフト製
作者毎や作品毎等の著作権毎に異ならしめ、或は、製造
販売会社毎に異ならしめて付すことができ、さらに、こ
れらの上記光ディスク固有の各識別情報を、2種類以上
適宜組み合わされて形成してもよい。
【0032】そして、このヒューズ回路を静電誘導的に
読み取るキャパシティブ暗号情報読取装置は、図5と図
6に示すように、この形態例では、公知の光ディスク再
生装置と同様に構成された光ディスク再生専用領域読み
取り装置(全体の図示は省略する。)のスピンドルモー
タ20に配設されてなるクランプ部21に取り付けられ
たセンサー部22によって静電誘導的に読み取られ、該
読み取られた固有識別情報は、上記センサー部22に形
成された接点23と、該接点23に着脱自在に装着され
る接点24を介して図7に示すコンピュータCPUのデ
ータ解析回路25へと送られる。
【0033】尚、この形態例では、光ディスク1を再生
専用領域読取り装置にセットしたときに、図5に示すよ
うに、該光ディスク1を上記クランプ部21でクランプ
し、キャパシティブ暗号領域部3をキャパシティブ暗号
読取り装置であるセンサー部22に圧着して静電誘導的
に暗号を読み取るように構成されていると共に、上記判
定手段であるデータ解析回路25が、当該光ディスク1
が正規のものではないと判定したときに、スピンドルモ
ータ20の回転をさせないように制御する。勿論、これ
に加えて、光ディスク1のクランプ状態を解除しないよ
うに構成してもよい。これにより、違法複製された光デ
ィスクを使用不能とすることができる。
【0034】また、上記データ解析回路25は、当該光
ディスク1が正規のものと判定した後は、上記クランプ
部21によるクランプ状態を、図6に示すように、解除
して接点23,24を切り離し、光ディスク1の回転に
干渉しないよう構成されている。尚、上記接点23,2
4の接合及び切り離し作業は、図示しない接点24の進
退装置によって行なわれる。
【0035】さらに、上記データ解析回路25は、当該
光ディスク1が正規のものではないと判定したときに
は、その旨を光ディスク再生専用領域読み取り装置の液
晶に表示し、または警報を発するように構成されてい
る。このように構成することで、心理的に違法複製しに
くくすることができる。
【0036】このように構成された光ディスク1は、金
型を使用した射出成形により同一構造に大量生産される
ので、前記ROM部2には、大量生産される光ディスク
1の各々で同一の情報が記録されているが、前記キャパ
シティブ暗号領域部3には、大量生産される光ディスク
1で個々に相違する固有情報として識別情報がヒューズ
回路として蒸着・印刷により記録されている。このキャ
パシティブ暗号領域部3は、物理的に破壊された情報で
あるため、バーコードリーダのように簡単に判別し偽造
することが非常に困難となる。
【0037】ここで、上記光ディスク1の製造例を、図
8に基づいて以下に説明する。まず、金型製作工程31
において、上記光ディスク1の金型を作成する。この金
型は、前述したピット8,10やグルーブ9を形状的に
転写するものであり、この時点でROM部2の記録情報
が形成される。
【0038】次に、キャパシティブ暗号領域部3のヒュ
ーズ回路が印刷手段や蒸着手段により記録情報は形成さ
れる。
【0039】つぎに、基板成形工程32において、金型
によりディスク基板4が成形され、基板成膜工程33に
おいて、ディスク基板4に各層5,6が成膜されると共
に、キャパシティブ暗号領域部3のヒューズ回路が印刷
手段や蒸着手段により形成される。
【0040】次に、保護膜生成工程34において、上記
各層5,6とキャパシティブ暗号領域部3に保護膜7,
16が被覆される。尚、レーベル層は、特に図示はしな
いが、上記保護膜7,16の表面側に形成される。
【0041】また、この発明にあっては、キャパシティ
ブ暗号領域3に形成されるヒューズ回路の生成作業を所
定波長のレーザで行なうため、これを光学的に読み取る
ことも可能であり、この場合には、前記キャパシティブ
暗号読取り装置の構造をより簡略化するために、光ディ
スク1に記録された前記再生専用領域2の情報を読み取
る光線(光レーザ)で固有の暗号識別情報を読み取るよ
うに構成することもできる。
【0042】この場合、上記光線を照射する光源は、光
ディスク1が回転する前に光ディスク1のキャパシティ
ブ暗号領域部3に接近し、この後、光ディスク1を回転
させて該キャパシティブ暗号領域部3に記録されている
識別情報を読み取り、該識別情報が正規のものであると
判定した後、上記光ディスク1を再生可能な回転速度で
回転させ、該光ディスク1に記録された前記再生専用領
域のROM情報を読み取るように構成するのが望まし
い。
【0043】また、この発明にあっては、上記光ディス
クの暗号化されたキャパシティブ暗号情報を、通信手段
を介して管理センターへと送り、これを保管している光
ディスク管理番号と照合させるようにすることで、セキ
ュリティー性能をより高めることができる。
【0044】
【発明の効果】この発明に係る違法複製防止手段が施さ
れた光ディスク及びこの光ディスクを用いた再生システ
ムは、以上説明したように構成されているので、金型を
使用した射出成形で製造される光ディスクであっても、
この光ディスクを識別することができる固有情報を簡
単、かつ低コストで管理することができ、しかも、この
固有情報は簡単に偽造することが非常に難しいため、簡
単な再生システムで有効に違法複製を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態例に係る光ディスクの
斜視図である。
【図2】同光ディスクの拡大断面図である。
【図3】同光ディスクの再生専用領域部とキャパシティ
ブ暗号領域部の構成を示す説明図である。
【図4】キャパシティブ暗号領域部の暗号配列例を示す
説明図である。
【図5】キャパシティブ暗号領域部の暗号読み取り装置
の概略的構成を示す説明図である。
【図6】キャパシティブ暗号領域部の暗号読み取り装置
の非作動状態を示す説明図である。
【図7】同キャパシティブ暗号領域部の暗号解析フロー
を示すブロック図である。
【図8】光ディスクの製造工程を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 光ディスク 2 ROM部(再生専用領域部) 3 キャパシティブ暗号領域部 4 ディスク基板 6 反射層 7 保護層 15 キャパシティブ暗号層 16 保護フィルム 20 スピンドルモータ 21 クランプ部 22 センサー部 23,24 接点 25 データ解析回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 9/04 G11B 9/04 20/10 20/10 H (72)発明者 粟野 好一 東京都新宿区四谷2丁目14番4号 ミツヤ 四谷ビル5階 株式会社東京メカトロニク ス内 (72)発明者 大岩 孝栄 東京都港区芝3丁目4番11号 株式会社船 井情報システムズ内 Fターム(参考) 5D029 MA31 PA01 5D044 AB05 BC03 CC06 DE49 DE50 FG18 GK12 GK17 HL08 5D090 BB02 CC14 DD05 FF09 GG17 GG32 LL10

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光線により再生される情報が予め固定的
    に記録された再生専用領域を有する光ディスクに、キャ
    パシティブ暗号領域部を形成し、該キャパシティブ暗号
    領域には、静電誘導的に読取り可能な当該光ディスクの
    固有の識別情報が暗号化されて記録されていることを特
    徴とする違法複製防止手段が施された光ディスク。
  2. 【請求項2】 前記キャパシティブ暗号領域部は、光デ
    ィスクの表裏側のいずれか一方に形成されていることを
    特徴とする請求項1に記載の違法複製防止手段が施され
    た光ディスク。
  3. 【請求項3】 前記キャパシティブ暗号領域部は、光デ
    ィスクの外周縁部に形成されていることを特徴とする請
    求項1に記載の違法複製防止手段が施された光ディス
    ク。
  4. 【請求項4】 前記キャパシティブ暗号領域部は、光デ
    ィスクの内側に形成された穴部の周縁部に形成されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の違法複製防止手段
    が施された光ディスク。
  5. 【請求項5】 前記キャパシティブ暗号領域部の表面に
    は、不導電性の保護フィルムが被覆されていることを特
    徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の違法
    複製防止手段が施された光ディスク。
  6. 【請求項6】 前記キャパシティブ暗号領域部に記録さ
    れる識別情報は、順不同な複数のビット配列で構成され
    ていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれ
    かに記載の違法複製防止手段が施された光ディスク。
  7. 【請求項7】 前記ビット配列は、16〜32ビット配
    列であることを特徴とする請求項6に記載の違法複製防
    止手段が施された光ディスク。
  8. 【請求項8】 前記キャパシティブ暗号領域部に記録さ
    れる識別情報は、光ディスク1枚毎に異なるものである
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記
    載の違法複製防止手段が施された光ディスク。
  9. 【請求項9】 前記キャパシティブ暗号領域部に記録さ
    れる識別情報は、一定ロット数毎に異なるものであるこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載
    の違法複製防止手段が施された光ディスク。
  10. 【請求項10】 前記キャパシティブ暗号領域部に記録
    される識別情報は、著作権毎に異なるものであることを
    特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の違
    法複製防止手段が施された光ディスク。
  11. 【請求項11】 前記キャパシティブ暗号領域部に記録
    される識別情報は、販売会社毎に異なるものであること
    を特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の
    違法複製防止手段が施された光ディスク。
  12. 【請求項12】 請求項8乃至請求項11に記載の光デ
    ィスクの各識別情報は、適宜組み合わされて形成される
    ことを特徴とする違法複製防止手段が施された光ディス
    ク。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至請求項12のいずれか記
    載の違法複製防止手段が施された光ディスクに記録され
    た前記再生専用領域の情報は、読取り装置に配設された
    キャパシティブ暗号読み取り装置で読み込まれた情報が
    正規のものである、と判定された後でなければ、光線に
    よる再生が行われないように構成されていることを特徴
    とする前記違法複製防止手段が施された光ディスクを用
    いた再生システム。
  14. 【請求項14】 前記キャパシティブ暗号読取り装置
    は、光ディスクを再生専用領域読取り装置にセットした
    ときに、該光ディスクをクランプし、前記キャパシティ
    ブ暗号領域部をキャパシティブ暗号読取り装置の読取り
    部に圧着して静電誘導的に暗号を読み取ることを特徴と
    する請求項13に記載の前記違法複製防止手段が施され
    た光ディスクを用いた再生システム。
  15. 【請求項15】 前記光ディスクのクランプ手段は、前
    記判定手段が、当該光ディスクが正規のものではないと
    判定したときに、光ディスクのクランプ状態を解除しな
    いことを特徴とする請求項14に記載の前記違法複製防
    止手段が施された光ディスクを用いた再生システム。
  16. 【請求項16】 前記クランプ手段は、当該光ディスク
    が正規のものと判定した後は、該クランプ状態を解除
    し、光ディスクの回転に干渉しないよう作動することを
    特徴とする請求項14または請求項15のいずれかに記
    載の前記違法複製防止手段が施された光ディスクを用い
    た再生システム。
  17. 【請求項17】 前記判定手段は、当該光ディスクが正
    規のものではないと判定したときに、その旨を表示し、
    或は、警報を発することを特徴とする請求項13乃至請
    求項16のいずれかに記載の前記違法複製防止手段が施
    された光ディスクを用いた再生システム。
  18. 【請求項18】 前記キャパシティブ暗号読取り装置
    は、光ディスクに記録された前記再生専用領域の情報を
    読み取る光線を利用して構成されていることを特徴とす
    る請求項13に記載の前記違法複製防止手段が施された
    光ディスクを用いた再生システム。
  19. 【請求項19】 前記光線を照射する光源は、光ディス
    クが回転する前に光ディスクのキャパシティブ暗号領域
    部に接近し、この後、光ディスクを回転させて該キャパ
    シティブ暗号領域部に記録されている識別情報を読み取
    り、該識別情報が正規のものであると判定した後、上記
    光ディスクを再生可能な回転速度で回転させ、該光ディ
    スクに記録された前記再生専用領域の情報を読み取るこ
    とを特徴とする請求項18に記載の前記違法複製防止手
    段が施された光ディスクを用いた再生システム。
  20. 【請求項20】 前記光ディスクの暗号化されたキャパ
    シティブ識別情報は、通信手段を介して管理センターへ
    と送られ管理されることを特徴とする請求項13乃至請
    求項19のいずれかに記載の前記違法複製防止手段が施
    された光ディスクを用いた再生システム。
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