JP2003308588A - ワイヤレスセンサ付き転動装置 - Google Patents

ワイヤレスセンサ付き転動装置

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JP2003308588A
JP2003308588A JP2002113554A JP2002113554A JP2003308588A JP 2003308588 A JP2003308588 A JP 2003308588A JP 2002113554 A JP2002113554 A JP 2002113554A JP 2002113554 A JP2002113554 A JP 2002113554A JP 2003308588 A JP2003308588 A JP 2003308588A
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wireless sensor
rolling device
receiver
computer
wireless
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English (en)
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Shigeru Endo
茂 遠藤
Ikunori Sakatani
郁紀 坂谷
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NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転動装置におけるセンサの検出信号を外部へ
伝送するためのケーブルを不要にできるワイヤレスセン
サ付き転動装置を提供すること。 【解決手段】 ワイヤレスセンサ(1)は、転動装置
(100)の運転状態を検出するための検出器(22)
を有し、該検出器(22)から出力された検出信号を無
線送信する。ワイヤレスセンサ(1)から無線送信され
た検出信号は受信機(2)により受信される。受信機
(2)のメモリー(22)には、受信機(2)が受信し
た検出信号が受信データとして蓄積される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、転がり軸受装置、
直動装置、等の転動装置の運転状態をワイヤレスで検知
および監視できるワイヤレスセンサ付き転動装置に関
し、特に、機械装置等の予防保全や、鉄道車両、自動
車、搬送車、等の移動体の軸受装置の予防保全、あるい
は電気情報機器等の軸受の異常検知等に使用できるワイ
ヤレスセンサ付き転動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6に示されるように、転動装置500
は、温度センサ等、回転軸504の軸受部506の状態
を検出するためのセンサを備えており、このセンサはサ
ーミスタ(または熱電対)等の温度検出素子501を収
納したセンサ本体502を有している。センサ本体50
2は、軸受部506が内部に設けられたハウジング50
3の取付け穴に挿入され且つ、ボルト等で固定される。
また、温度検出素子501から出力される検出信号はケ
ーブル505によって、センサ本体502外部の受信装
置へ伝送される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の転動装置5
00では、ケーブル505により検出信号を外部へ伝送
するため、センサ本体502にはケーブル505が必要
不可欠であり、当該センサ本体502を移動体等には使
用できないといった課題がある。
【0004】本発明は、前述した課題に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、転動装置におけるセンサの検
出信号を外部へ伝送するためのケーブルを不要にし、軸
受装置、直動装置、等の転動装置の異常検知、保守管理
および予防保全業務を効率的に実施できるワイヤレスセ
ンサ付き転動装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のワイヤレスセンサ付き転動装置は、請
求項1に記載したように、転動装置と、前記転動装置の
運転状態を検出するための検出器を有し、該検出器から
出力された検出信号を無線送信するワイヤレスセンサ
と、前記ワイヤレスセンサから無線送信された検出信号
を受信する受信機と、前記受信機に設けられ、前記受信
機が受信した前記検出信号が受信データとして蓄積され
るメモリーと、を備えていることを特徴としている。
【0006】請求項1に記載の発明によれば、転動装置
の運転状態を示す検出信号がワイヤレスセンサから無線
送信され、該無線送信された検出信号を受信機が受信
し、そして当該受信された検出信号が受信機内のメモリ
ーに蓄積されるので、ケーブルが不要となる。
【0007】また、本発明のワイヤレスセンサ付き転動
装置は、請求項2に記載したように、前記受信機が、コ
ンピュータと通信可能な通信機能を有しており、前記メ
モリーに蓄積された受信データを前記コンピュータに送
信することを特徴としている。
【0008】請求項2に記載の発明によれば、受信機は
蓄積したデータをコンピュータに送信可能となる。
【0009】また、本発明のワイヤレスセンサ付き転動
装置は、請求項3に記載したように、前記受信機が、内
蔵電源を持ち、持ち運び可能であることを特徴としてい
る。
【0010】請求項3に記載の発明によれば、受信機は
内蔵電源を持っているので持運び可能であるため、巡回
監視時にオペレータが携帯でき、且つ監視したい転動装
置の近くで受信データの収集が可能となる。
【0011】また、本発明のワイヤレスセンサ付き転動
装置は、請求項4に記載したように、前記ワイヤレスセ
ンサから無線送信される信号が、該ワイヤレスセンサを
識別するための識別信号を少なくとも含むことを特徴と
している。
【0012】請求項4に記載の発明によれば、ワイヤレ
スセンサから無線送信される信号が他のワイヤレスセン
サと識別できる識別信号を含むので、オペレータが受信
機を持ち歩いて、転動装置のワイヤレスセンサから無線
送信される信号をメモリーに蓄積する場合に、それぞれ
のワイヤレスセンサを識別して蓄積することができる。
また、蓄積した信号をコンピュータで取込む場合も、そ
れぞれのワイヤレスセンサを識別してデータを収集およ
び管理することができる。
【0013】また、本発明のワイヤレスセンサ付き転動
装置は、請求項5に記載したように、前記受信機は、受
信した信号が規定値を超えた際に異常警告音を発するこ
とを特徴としている。
【0014】請求項5に記載の発明によれば、ワイヤレ
スセンサから無線送信された信号がある規定値を超えた
場合には、それに応じて異常警告音を発することができ
るので、巡回監視時に即座に異常を検知できる。
【0015】また、本発明のワイヤレスセンサ付き転動
装置は、請求項6に記載したように、前記ワイヤレスセ
ンサの検出器が、少なくとも振動検出素子を有すること
を特徴としている。
【0016】請求項6に記載の発明によれば、ワイヤレ
スセンサの検出器が少なくとも振動検出素子を有し、該
振動検出素子が異常振動を検出できるので、軸受の異常
等を検知できる。
【0017】また、本発明のワイヤレスセンサ付き転動
装置は、請求項7に記載したように、前記ワイヤレスセ
ンサの検出器が、少なくとも温度検出素子を有すること
を特徴としている。
【0018】請求項7に記載の発明によれば、ワイヤレ
スセンサの検出器が少なくとも温度検出素子を有し、該
温度検出素子が異常発熱を検出できるので、潤滑不良等
の軸受装置の異常を検知できる。
【0019】また、本発明のワイヤレスセンサ付き転動
装置は、請求項8に記載したように、前記ワイヤレスセ
ンサが、発電機を内蔵していることを特徴としている。
【0020】請求項8に記載の発明によれば、ワイヤレ
スセンサが発電機を内蔵しているので、該ワイヤレスセ
ンサは外部から電源供給を受けなくても自身の発電機に
よる電源供給により信号を発信できる。
【0021】また、本発明のワイヤレスセンサ付き転動
装置は、請求項9に記載したように、前記転動装置が、
転がり軸受装置を含むことを特徴としている。
【0022】請求項9に記載の発明によれば、転動装置
である転がり軸受装置の異常を検出して監視することが
できる。
【0023】また、本発明のワイヤレスセンサ付き転動
装置は、請求項10に記載したように、前記転動装置
が、直線運動するボールねじ又はリニアガイドを含むこ
とを特徴としている。
【0024】請求項10に記載の発明によれば、ボール
ねじやリニアガイドのような直動装置の異常を検出して
監視することができる。
【0025】また、本発明のワイヤレスセンサ付き転動
装置は、請求項11に記載したように、前記受信機が、
前記メモリーに蓄積された受信データを所定のタイミン
グで前記コンピュータへ送信することを特徴としてい
る。また、本発明のワイヤレスセンサ付き転動装置は、
請求項12に記載したように、前記所定のタイミング
は、前記受信機が移動される巡回監視時に前記メモリー
に蓄積された受信データが巡回監視終了時に前記コンピ
ュータへ送信されるタイミングであることを特徴として
いる。このようなワイヤレスセンサ付き転動装置におい
ては、コンピュータによって各ワイヤレスセンサの検出
データを集中管理することができる。
【0026】以上、本発明について簡潔に説明した。更
に、以下に説明される発明の実施の形態を添付の図面を
参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確
化されるであろう。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る複数の好適な
実施形態を図面に基づき詳細に説明する。図1は本発明
の第1実施形態であるワイヤレスセンサ付き転動装置1
00の構成を示す図である。図2は図1に示される受信
機2からコンピュータ6へのデータ伝送を示す図であ
る。図3は図2に示される受信機2とコンピュータ6の
ネットワークを示す図である。
【0028】図1に示されるように、ワイヤレスセンサ
付き転動装置100は、回転軸5を回転自在に支持する
軸受部4を有する軸受装置3を備えており、この軸受装
置3のハウジング9上にワイヤレスセンサ1を取り付け
た構造を有している。軸受装置3は転がり軸受であり、
軸受装置3の軸受部4は外輪4a、内輪4bおよび玉
(または、ころ)4cを有している。ワイヤレスセンサ
1は検出器11(図2参照)を有しており、この検出器
11が、回転軸5を回転自在に支持する軸受装置3の温
度および振動の少なくとも一方を測定し、その測定結果
から得られた検出値を示す検出信号を出力する。検出器
11から出力された検出信号は、ワイヤレスセンサ1か
ら電波、音波、光、等により無線送信される。ワイヤレ
スセンサ1から無線送信された検出信号は受信機2によ
り受信され、当該検出信号が、該受信機2に内蔵された
メモリー22(図2参照)に受信データとして蓄積され
る。
【0029】ワイヤレスセンサ1は、温度検出素子(即
ち、温度センサ)として働くサーミスタ(又は熱電対
等)および振動検出素子(即ち、振動センサ)として働
く圧電型の振動センサ等の少なくとも一方を有する。
尚、ワイヤレスセンサ1から無線送信される信号は、ア
ナログ信号でもよいが、ワイヤレスセンサ1にA/D変
換器を設けて該A/D変換器によりデジタル信号とした
方がノイズに対して強いので望ましい。また、ワイヤレ
スセンサ1から無線送信される検出信号には、温度や振
動の測定結果のデータと共に、ワイヤレスセンサ毎に付
与されている識別信号(固有コード)が含まれている。
この識別信号によって、どのワイヤレスセンサから発信
された信号かを受信機2に容易に識別させることができ
る。
【0030】受信機2は、一次電池や充電可能な二次電
池等の内蔵電源23を有しており、持運び自在である。
例えば、受信機2を持ち歩くオペレータの巡回監視時
に、オペレータがワイヤレスセンサ1の無線送信信号の
届く範囲を歩くことで、受信機2がワイヤレスセンサ1
からの信号を受信してタイムスタンプと共に受信機2本
体内のメモリー22に蓄積する。この場合の通信方式
は、ワイヤレスセンサ1が或る時間間隔(例えば、スキ
ャンタイム毎等)で検出信号を無線送信して受信機2が
該検出信号を取込む方式でもよいし、受信機2が自らリ
クエスト信号を無線送信してそれに応じるワイヤレスセ
ンサ1からの信号を受信するポーリング方式などでもよ
く、いずれにしても、その時選択されたプロトコルに基
づく。尚、LCD(即ち、液晶ディスプレイ)等の表示
装置24を受信機2に設けてもよく、表示装置24を設
けることにより、巡回監視中であってもワイヤレスセン
サ1から無線送信された信号に含まれるデータを該表示
装置24から随時確認できる。
【0031】図2は、メモリー22に蓄積されていた検
出データを受信機2から制御用のコンピュータ6に送信
する状態を示している。即ち、受信機2のメモリー22
に蓄積されたデータをオペレータの巡回監視終了後にコ
ンピュータ6に取込めるので、コンピュータ6によって
各ワイヤレスセンサ個々のデータを集中管理できる。こ
の場合の通信方式は、RS232C、GPIB、イーサ
ネット(登録商標)、等の通信方式が適用できる。ま
た、無線LANにより、例えば、無線LANカードを用
いて、2.4GHzの無線通信によりアクセスポイント
を介しLAN、インターネットに接続して、ワイヤレス
で広帯域のデータ転送も可能である。この場合、コンピ
ュータ6は、イーサネットと無線LANを区別なく同一
LANとして対応できるので、処理が容易である。
【0032】重点的に監視あるいは長期間監視したいワ
イヤレスセンサ1が特にある場合等は、受信機2とコン
ピュータ6を接続したまま、少なくとも受信機2をワイ
ヤレスセンサ1の近傍に設置すれば、受信機2のメモリ
ー量に依存せずに大量のデータ収集ができる。尚、FA
(即ち、ファクトリーオートメーション)環境等では、
受信機2を携帯して巡回監視を行いワイヤレスセンサ1
からの送信データを蓄積して、RS232C、イーサネ
ット、等の信号線、ケーブル、無線LAN等のネットワ
ークによりコンピュータ6へデータ伝送を行う。従っ
て、受信機2の好ましい設置形態例としては、受信機2
を、先ず、施設内の決められた複数の要所に固定設置
し、受信機2の一部を携帯機として受信機2の固定器か
ら取り外し自在に構成して、巡回時は携帯し、巡回監視
が終了してデータの蓄積が完了したら受信機2の固定器
に再セットしネットワークへ接続してデータ伝送を行
う、といった形態が挙げられる。この場合、無線LAN
を使用すれば、前記携帯機を持ち運びながらコンピュー
タ6へのデータ伝送が可能となる。従って、固定LA
N、無線LANの両用可能に受信機2を構成することが
好ましい。
【0033】このようなFA環境での機械における転動
装置の監視等が目的の場合、受信機2を設置する施設内
の決められた場所は、任意に選択すればよいが、例え
ば、既設の各プログラマブルコントローラなどを利用し
て、その通信モジュールのラック等に受信機2を取り外
し自在に構成する等の方法も、好ましい。また、鉄道車
両、自動車、搬送車、等の転動装置の監視が目的の場合
は、転動装置を監視しやすい場所に受信機2を設置し
て、保守管理用コンピュータへ監視データを伝送しやす
いように配置すればよい。この場合、受信機2は他の転
動装置をチェックするために携帯巡回も併せて可能なよ
うに構成する。また、電気情報機器の軸受監視などに使
用する場合は、受信機2を携帯チェックメータのように
使用して、必要に応じて監視データを収集するようにし
てもよい。このように受信機2とワイヤレスセンサ1に
よる各種データ収集が実施できることによって、単な
る、システムの定期的な異常監視業務のみではなく、事
故予防業務として無線による効率的な予防保全システム
を構築できる。
【0034】従って、受信機2の移動される巡回監視時
にメモリー22に蓄積された受信データが巡回監視終了
時といった所定のタイミングで、コンピュータ6へ送信
されるので、コンピュータ6によって各ワイヤレスセン
サの検出データを集中管理することができる。
【0035】図3は受信機2とコンピュータ6をインタ
ーネット等のネットワーク7を介して接続した状態を示
している。受信機2a,2b,・・・,2nをそれぞれ
施設1内の複数の要所に設置し、ネットワーク7を介し
てコンピュータ6にデータを送ることでワイヤレスセン
サ個々のデータを集中管理できる。更に、インターネッ
ト、イントラネット、等の施設間回線を利用すること
で、離れた施設2などに設置された受信機2d,2e,
・・・,2nのデータもゲートウェイ8を介してネット
ワーク間接続を行ってコンピュータ6に収集できる。
【0036】次に、図4を参照してワイヤレスセンサ1
の変形例を説明する。図4は軸受組込み型のワイヤレス
センサ10の構造を示したものであり、ワイヤレスセン
サ10は、温度センサ10aと、振動センサ10bと、
回転軸50の回転速度を検出する速度検出部10cとを
備え、温度、振動、回転速度を検出できる軸受装置30
を構成している。図4の軸受装置30は、ワイヤレスセ
ンサ10(温度センサ10a、振動センサ10b、速度
検出部10c)と、その付随回路および部品が、密封型
の軸受部40のシール部材40aにより分離されて軸受
部40の密閉空間外(即ち、軸受部40の内部空間の
外)に配置されているので、軸受部40の内部構造を変
更すること無くワイヤレスセンサ10を軸受部40に組
み付けることができる。また、軸受部40の密閉空間内
に封入された潤滑剤によるワイヤレスセンサ10の回路
及び部品の膨潤等の悪影響を防止することができるの
で、ワイヤレスセンサ10の信頼性を向上できる。尚、
図4ではワイヤレスセンサ10を組み付けるスペースを
確保するために、軸受部40の内輪40bおよび外輪4
0cに段差を設け、円筒状部材41および凹凸を有する
ギヤ42を固定することで内輪40bおよび外輪40c
を延長するような形(図4では外輪40cおよび内輪4
0bにストッパーが設けられている)になっているが、
軸受部40の内輪40bとギヤ42および外輪40cと
円筒状部材41とを一体に形成し、それにより形成され
た空間にワイヤレスセンサ10を組込む形にしてもよ
い。
【0037】前述のようにワイヤレスセンサ10の速度
検出部10cは、回転軸50の回転速度を検出する装置
ではあるが、発電機としても働く。軸受部40には、玉
(または、ころ)40dと内輪40b、場合によっては
外輪40cといった回転部があるので、その回転部と協
働して速度検出部10cは回転速度検出器や発電機とし
て働くことができる。具体的には、図4に示すように、
コイル45側のヨーク43に磁石44を設けて、ロータ
側に凹凸を有するギヤ42を設け、回転軸50の回転に
よりギヤ42が回転してコイルに回転数に比例した周波
数と振幅を有するパルス状または正弦波状の電圧を発生
させる。この電圧を整流することで直流電力が得られ
る。また、この電圧をコンパレータ等を用いて回転角度
に同期したパルス状の信号を発生させ、その信号をカウ
ントしたり、振幅を検出して予め計測された回転数と振
幅の関係式から回転速度を得ることで、回転速度を知る
ことができる。この発電機で発生した電力でワイヤレス
センサ10を駆動することができるので、電池等が不要
になる。尚、充電可能な二次電池をワイヤレスセンサ1
0に内蔵して、当該発電機により発電された電力を蓄電
してもよい。尚、凹凸を有するギヤ42の代わりに、多
極磁石を設けてもよい。この場合、磁石44は無くても
よい。
【0038】次に、ワイヤレスセンサの動作について説
明する。ここでは、ワイヤレスセンサの各センサ出力を
A/D変換して、ワイヤレスセンサの識別コードを付け
たデジタル信号を生成して合成し、コード化して発信す
る例について説明するが、この方式に限定されるもので
はない。
【0039】例えば、図4に示すような、温度センサ1
0aと、振動センサ10bと、速度検出部10cと、を
備えたワイヤレスセンサ10は、温度センサ10a、振
動センサ10b、速度検出部10cの検出データを増幅
して、A/D変換し、コード化して、予めワイヤレスセ
ンサ10に付与されているセンサ識別コード(例えば、
“010”)と、スキャンタイムS(ms〜分)毎の温
度センサデータ(S1°C:“1110”=X1)と、
同じく振動センサデータ(“0010”=Y1)と、同
じく回転速度データ(“0110“=Z1)、とを合成
して、「識別コード、X1・Y1・Z1」=“0101
11000100110”というシリアル出力を、無線
により発信する機能を備えている。
【0040】受信機2は、ワイヤレスセンサ10の発信
信号をスキャンタイムS毎に(又は、ポーリング方式に
より)受信してタイムスタンプを付けてメモリーに蓄積
する。その際に、温度データ、振動データ、等を設定し
きい値と比較する。温度データがしきい値より高い場合
は、潤滑不良、荷重過大による摩擦発熱状態と判断し
て、表示装置24等で異常警告表示を行うか、またはブ
ザー25等で異常警告音を発する。また、振動データが
しきい値より大きい場合、即ち、例えば、軸受部の外輪
異常、内輪異常、玉(または、ころ)異常、保持器異
常、歯車劣化、等が発生していると振動値が大きくなる
ので、表示装置24等で異常警告表示を行うか、または
ブザー25等で異常警告音を発する。同様に、速度検出
部10cの回転速度値が高い場合は、駆動モータ、ドラ
イバ、等の異常として表示装置24等で異常警告表示す
るか、またはブザー25等で異常警告音を発する。
【0041】受信機2のメモリー22に巡回監視業務な
どにより蓄積されたセンサデータは、RS232C、イ
ーサネット(あるいは、無線LAN)により伝送され
る。例えば、RS232Cのシリアル通信では、スター
トビットとストップビットの間に上の合成信号“識別コ
ード、X1、Y1、Z1”の1バイトずつを挿入して伝
送するプロトコルによりコンピュータ6との間の通信が
行われる。こうして、巡回監視終了毎などのタイミング
で受信機2からメモリーデータを収集して、コンピュー
タ6はデコード処理してセンサ識別コードより各ワイヤ
レスセンサを識別し、時系列の履歴データとして保持お
よび管理し、収集した各センサ・データを、履歴データ
を基準に比較して保守および監視を行い、定期的検査デ
ータと合わせた予防保全システムを構築する。
【0042】次に、本発明の第2実施形態について説明
する。図5は本発明の第2実施形態であるワイヤレスセ
ンサ付き転動装置200の構成を示す図である。第1実
施形態では回転タイプの転がり軸受について説明した
が、図5に示すように、ボールねじや、リニアガイド等
の直動装置にも適用できる。図5は、CNC工作機械等
のボールねじのナット部201にワイヤレスセンサ1を
取付けた構造を例示している。
【0043】この場合もボールねじのナット201にワ
イヤレスセンサ1を取付け、データを受信機2で監視す
ることで、ボールねじのナット部201の剥離等の異常
を検知することができる。また、受信機2からコンピュ
ータ6へ蓄積データを伝送して、コンピュータ6による
保守管理や予防保全等が行われる。なお、ワイヤレスセ
ンサ1の取付け部はボールねじのナット201に限ら
ず、雄ねじを単純支持側でサポートしているサポートユ
ニット部210や固定側でサポートしているサポートユ
ニット部220の軸受等に取付けても有効である。
【0044】また、図示はしていないが、リニアガイド
の場合も、リニアガイドの可動部やレールにワイヤレス
センサ1を取付けることで、受信機2を用いた監視によ
り、剥離などの異常を検知でき、コンピュータ6による
保守、管理、予防保全、等が可能になる。尚、これら直
動装置にも発電機を設けて電源自給型にすることができ
る。ワイヤレスセンサ1を可動部に設ける場合はワイヤ
レスセンサ10のように発電機構も可動部に設けるとよ
い。この場合、静止部(ステータ)に多極磁石を取付
け、ロータにコイルを設けるといった、リニアモータの
構成で、発電機として動作させて電力を得ればよい。ま
た、コイル側のヨークに磁石を設け、静止側の多極磁石
の代りに凹凸を有するギヤを設けてもよい。尚、図5に
おいて、符号230はロックナット、符号240はカッ
プリング、符号250は駆動モータ、そして符号260
はモータ取付け金具である。
【0045】尚、本発明は、前述した各実施形態に限定
されるものではなく、適宜、変形,改良,等が可能であ
る。その他、前述した各実施形態における各構成要素の
材質,形状,寸法,形態,数,配置個所,等は本発明を
達成できるものであれば任意であり、限定されない。ま
た、ワイヤレスセンサ1と受信機2の間で行なわれるデ
ィジタル無線通信は、電波を使用する形態に限らず、赤
外線に代表される光通信を使用する形態を採ってもよ
い。
【0046】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、転動装置の運転状態を示す検出信号がワイヤレスセ
ンサから無線送信され、該無線送信された検出信号を受
信機が受信し、そして当該受信された検出信号が受信機
内のメモリーに蓄積されるので、ケーブルが不要とな
る。
【0047】また、本発明によれば、受信機は蓄積した
データをコンピュータに送信可能である。
【0048】また、本発明によれば、受信機は内蔵電源
を持っているので持運び可能であるため、巡回監視時に
オペレータが携帯でき、且つ監視したい転動装置の近く
で受信データの収集が可能となる。
【0049】また、本発明によれば、ワイヤレスセンサ
から無線送信される信号が他のワイヤレスセンサと識別
できる識別信号を含むので、オペレータが受信機を持ち
歩いて、転動装置のワイヤレスセンサから無線送信され
る信号をメモリーに蓄積する場合に、それぞれのワイヤ
レスセンサを識別して蓄積することができる。また、蓄
積した信号をコンピュータで取込む場合も、それぞれの
ワイヤレスセンサを識別してデータを収集および管理す
ることができる。
【0050】また、本発明によれば、ワイヤレスセンサ
から無線送信された信号がある規定値を超えた場合に
は、それに応じて異常警告音を発することができるの
で、巡回監視時に即座に異常を検知できる。
【0051】また、本発明によれば、ワイヤレスセンサ
の検出器が少なくとも振動検出素子を有し、該振動検出
素子が異常振動を検出できるので、軸受の異常等を検知
できる。
【0052】また、本発明によれば、ワイヤレスセンサ
の検出器が少なくとも温度検出素子を有し、該温度検出
素子が異常発熱を検出できるので、潤滑不良等の軸受装
置の異常を検知できる。
【0053】また、本発明によれば、ワイヤレスセンサ
が発電機を内蔵しているので、該ワイヤレスセンサは外
部から電源供給を受けなくても自身の発電機による電源
供給により信号を発信できる。
【0054】また、本発明によれば、転動装置である転
がり軸受装置の異常を検出して監視することができる。
【0055】また、本発明によれば、ボールねじやリニ
アガイドのような直動装置の異常を検出して監視するこ
とができる。
【0056】また、本発明によれば、コンピュータによ
って各ワイヤレスセンサの検出データを集中管理するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態であるワイヤレスセンサ
付き転動装置100の構成を示す図である。
【図2】図1に示される受信機2からコンピュータ6へ
のデータ伝送を示す図である。
【図3】図2に示される受信機2とコンピュータ6のネ
ットワークを示す図である。
【図4】ワイヤレスセンサ1の変形例として軸受組込み
型のワイヤレスセンサ10の構造を示す図である。
【図5】本発明の第2実施形態であるワイヤレスセンサ
付き転動装置200の構成を示す図である。
【図6】従来の温度センサ付き転動装置500を示す図
である。
【符号の説明】
1 ワイヤレスセンサ 2 受信機 3 軸受装置 4 軸受 5 回転軸 6 コンピュータ 7 ネットワーク 8 ゲートウェイ 9 ハウジング 10 検出器 100 転動装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F073 AA31 AA35 AB02 AB03 AB12 BB01 BC02 CC01 CC20 EE11 GG01 GG04

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転動装置と、前記転動装置の運転状態を
    検出するための検出器を有し、該検出器から出力された
    検出信号を無線送信するワイヤレスセンサと、 前記ワイヤレスセンサから無線送信された検出信号を受
    信する受信機と、 前記受信機に設けられ、前記受信機が受信した前記検出
    信号が受信データとして蓄積されるメモリーと、 を備えていることを特徴とするワイヤレスセンサ付き転
    動装置。
  2. 【請求項2】 前記受信機が、コンピュータと通信可能
    な通信機能を有しており、前記メモリーに蓄積された受
    信データを前記コンピュータに送信することを特徴とす
    る請求項1に記載したワイヤレスセンサ付き転動装置。
  3. 【請求項3】 前記受信機が、内蔵電源を持ち、持ち運
    び可能であることを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載したワイヤレスセンサ付き転動装置。
  4. 【請求項4】 前記ワイヤレスセンサから無線送信され
    る信号が、該ワイヤレスセンサを識別するための識別信
    号を少なくとも含むことを特徴とする請求項1から請求
    項3のいずれか一つに記載したワイヤレスセンサ付き転
    動装置。
  5. 【請求項5】 前記受信機は、受信した信号が規定値を
    超えた際に異常警告音を発することを特徴とする請求項
    1から請求項4のいずれか一つに記載したワイヤレスセ
    ンサ付き転動装置。
  6. 【請求項6】 前記ワイヤレスセンサの検出器が、少な
    くとも振動検出素子を有することを特徴とする請求項1
    から請求項5のいずれか一つに記載したワイヤレスセン
    サ付き転動装置。
  7. 【請求項7】 前記ワイヤレスセンサの検出器が、少な
    くとも温度検出素子を有することを特徴とする請求項1
    から請求項5のいずれか一つに記載したワイヤレスセン
    サ付き転動装置。
  8. 【請求項8】 前記ワイヤレスセンサが、発電機を内蔵
    していることを特徴とする請求項1から請求項7のいず
    れか一つに記載したワイヤレスセンサ付き転動装置。
  9. 【請求項9】 前記転動装置が、転がり軸受装置を含む
    ことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一つ
    に記載したワイヤレスセンサ付き転動装置。
  10. 【請求項10】 前記転動装置が、直線運動するボール
    ねじ又はリニアガイドを含むことを特徴とする請求項1
    から請求項9のいずれか一つに記載したワイヤレスセン
    サ付き転動装置。
  11. 【請求項11】 前記受信機が、前記メモリーに蓄積さ
    れた受信データを所定のタイミングで前記コンピュータ
    へ送信することを特徴とする請求項2から請求項9のい
    ずれか一つに記載したワイヤレスセンサ付き転動装置。
  12. 【請求項12】 前記所定のタイミングは、前記受信機
    が移動される巡回監視時に前記メモリーに蓄積された受
    信データが巡回監視終了時に前記コンピュータへ送信さ
    れるタイミングであることを特徴とする請求項11に記
    載したワイヤレスセンサ付き転動装置。
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