JP2003308542A - 仮想3次元空間画像管理システム及び方法、並びにコンピュータ・プログラム - Google Patents

仮想3次元空間画像管理システム及び方法、並びにコンピュータ・プログラム

Info

Publication number
JP2003308542A
JP2003308542A JP2002111487A JP2002111487A JP2003308542A JP 2003308542 A JP2003308542 A JP 2003308542A JP 2002111487 A JP2002111487 A JP 2002111487A JP 2002111487 A JP2002111487 A JP 2002111487A JP 2003308542 A JP2003308542 A JP 2003308542A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
cell
virtual
cell boundary
boundary surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002111487A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003308542A5 (ja
JP4114385B2 (ja
Inventor
Yasunori Oto
康紀 大戸
Akihiro Komori
顕博 小森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2002111487A priority Critical patent/JP4114385B2/ja
Publication of JP2003308542A publication Critical patent/JP2003308542A/ja
Publication of JP2003308542A5 publication Critical patent/JP2003308542A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4114385B2 publication Critical patent/JP4114385B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Image Generation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 詳細な遠景画像を有する仮想3次元空間画像
を高速に得る。 【解決手段】 仮想3次元空間を無数のセルに分割し
て、セル内に存在する建物などのオブジェクトをセル外
から眺めたときの画像をセル境界面毎にレンダリングし
て、オブジェクトのテクスチャがセル境界面に貼り付け
られた平面オブジェクトを得る。表示要求が発生したと
き、カメラ位置を収容するセル内に存在するオブジェク
トをレンダリングすることによって、近景画像を得る。
また、視野に含まれる各セル境界面についての平面オブ
ジェクトをデータベースから取得して、遠近関係に従っ
て順次貼り合わせていくことで遠景画像をレンダリング
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大量のポリゴンか
らなる広大な3次元仮想空間を表示するための画像デー
タを管理する仮想3次元空間画像管理システム及び方
法、並びにコンピュータ・プログラムに係り、特に、仮
想3次元空間に記述されたオブジェクトのレンダリング
を行なうためのデータを保存してデータベースを構築す
る仮想3次元空間画像管理システム及び方法、並びにコ
ンピュータ・プログラムに関する。
【0002】さらに詳しくは、本発明は、仮想3次元空
間に記述されたオブジェクト間を移動するカメラ映像の
視点と方向に応じてレンダリングを行なうためのデータ
を保存してデータベースを構築する仮想3次元空間画像
管理システム及び方法、並びにコンピュータ・プログラ
ムに係り、特に、表示要求となる視点と方向に応じてレ
ンダリングを行なうために必要な対象オブジェクトを削
減する仮想3次元空間画像管理システム及び方法、並び
にコンピュータ・プログラムに関する。
【0003】
【従来の技術】昨今のコンピュータ・システムにおける
演算速度の向上や描画機能の強化とも相俟って、コンピ
ュータ資源を用いて図形や画像の作成や処理を行なう、
いわゆる「コンピュータ・グラフィックス」(CG)技
術が盛んに研究・開発され、さらに実用化されている。
【0004】例えば、3次元グラフィックスは、3次元
オブジェクトが所定の光源によって照らされたときの光
学現象を数学モデルで表現して、該モデルに基づいてオ
ブジェクト表面に陰影や濃淡を付けたり、さらには模様
を貼り付けたりして、よりリアルで3次元的な2次元高
精彩画像を生成するものである。コンピュータ・グラフ
ィックスは、科学、工学、製造などの応用分野でのCA
D/CAM、その他の各種分野においてますます盛んに
利用されるようになってきている。最近では、ナビゲー
ション・システムなどにおいて、地形の起伏や景観など
を考慮して、立体的、3次元的な地図画像を表示するこ
とにより、高品位な地図情報表示サービスを提供するこ
とができる。あるいは、このような3次元的な地図情報
を、治水シミュレーションなどの公共サービス、 仮想
空間を利用したシステムへ適用することもできる。
【0005】ところで、3次元グラフィックスは、一般
には、フロントエンドとして位置付けられるジオメトリ
処理と、バックエンドとして位置付けられるレンダリン
グとで構成される。
【0006】ジオメトリ処理では、ディスプレイ・スク
リーン上に表示する3次元オブジェクトの位置や姿勢な
どの幾何学的な演算処理を行なう過程のことである。ジ
オメトリ処理では、一般に、オブジェクトは多数のポリ
ゴンの集合体として扱われ、ポリゴン単位で、「座標変
換」、「クリッピング」、「光源計算」などの幾何学的
な演算処理が行なわれる。
【0007】一方、レンダリングでは、オブジェクトを
構成する各ピクセル(pixel)を塗りつぶす過程のこと
である。ラスタライズ処理は、例えば、ポリゴンの頂点
毎に求められた画像パラメータを基にして、ポリゴン内
部のすべてのピクセルの画像パラメータを補間すること
によって実現される。ここで言う画像パラメータには、
RGB形式などで表される色(描画色)データ、奥行き
方向の距離を表すZ値などがある。また、最近の高精彩
な3次元グラフィックス処理では、遠近感を醸し出すた
めのf(fog:霧)や、物体表面の素材感や模様を表
現してリアリティを与えるテクスチャt(textur
e)なども、画像パラメータの1つとして含まれてい
る。
【0008】3次元オブジェクトを配した仮想3次元空
間をレンダリングするためには、カメラ位置と視線方向
にあるオブジェクトをデータベースから取得して、 こ
れに対してレンダリングを行なう。例えば、複数の建物
が配置された空間を描画する場合には、建物を構成する
描画オブジェクトをレンダリングして視線方向に対して
陰面処理や光源計算を行なって、所望の風景画像を得る
ことができる。
【0009】しかしながら、視線方向に無数のオブジェ
クトが配設されている場合(例えば無数の建物が密集し
ているような市街地の風景など)には、レンダリング対
象が多くなるため、これらをすべて描画するためには相
当の処理時間を要するとともに、計算機負荷が重くな
る。また、より詳細な遠景画像をまでレンダリングしよ
うとすると、計算コストはますます増大してしまう。
【0010】レンダリング要求からその結果を得るまで
のターンアラウンドを短くするために、 適当にレンダ
リング対象となる領域を区切ることによって対象オブジ
ェクト数を減らしたり、対象オブジェクトに対して複数
の表現を持たせて、カメラからの距離に応じてポリゴン
数を減らしたオブジェクトを選択して表示するなどの方
法が用いられる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、仮想
3次元空間に記述されたオブジェクトのレンダリングを
行なうためのデータを保存して好適なデータベースを構
築することができる、優れた仮想3次元空間画像管理シ
ステム及び方法、並びにコンピュータ・プログラムを提
供することにある。
【0012】本発明のさらなる目的は、仮想3次元空間
に記述されたオブジェクト間を移動するカメラ映像の視
点と方向に応じてレンダリングを行なうためのデータを
保存して好適なデータベースを構築することができる、
優れた仮想3次元空間画像管理システム及び方法、並び
にコンピュータ・プログラムを提供することにある。
【0013】本発明のさらなる目的は、表示要求となる
視点と方向に応じてレンダリングを行なうために必要な
対象オブジェクトを削減することができる、優れた仮想
3次元空間画像管理システム及び方法、並びにコンピュ
ータ・プログラムを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、上記
課題を参酌してなされたものであり、その第1の側面
は、無数のレンダリング対象が配置された3次元空間に
おいて所定のカメラ位置及び視線方向からの風景画像を
レンダリングするための画像データを管理する仮想3次
元空間画像管理システムであって、前記3次元空間を複
数のセルに分割する分割手段又はステップと、セル内に
存在するオブジェクトをセル境界面の外側から眺めたと
きの画像をレンダリングして、オブジェクトのテクスチ
ャが該セル境界面に貼り付けられた平面オブジェクトを
取得する平面オブジェクト生成手段又はステップと、平
面オブジェクトをセル境界面に対応付けて保管する画像
データ管理手段又はステップと、を具備することを特徴
とする仮想3次元空間画像管理システムである。
【0015】但し、ここで言う「システム」とは、複数
の装置(又は特定の機能を実現する機能モジュール)が
論理的に集合した物のことを言い、各装置や機能モジュ
ールが単一の筐体内にあるか否かは特に問わない。
【0016】本発明の第1の側面に係る仮想3次元空間
画像管理システム及び方法によれば、仮想3次元空間を
無数のセルに分割する。そして、セル内に存在する建物
などのオブジェクトをセル外から眺めたときの画像をセ
ル境界面毎にレンダリングして、オブジェクトのテクス
チャがセル境界面に貼り付けられた平面オブジェクトを
得る。セル内に複数の建物が存在する場合には、境界面
のレンダリング過程において陰面処理を施しておく。
【0017】そして、各セルのセル境界面毎に得られた
平面オブジェクトを、セル外からセル内のオブジェクト
を眺めた映像すなわちレンダリング対象となるオブジェ
クトとしてデータベース管理しておく。以後、セルは、
セル内のオブジェクトの個数に拘わらず、セル外から
は、セル境界面にこれらのテクスチャが貼り付けられた
平面オブジェクトがレンダリング対象として扱われる。
言い換えれば、各セル(若しくは仮想3次元空間)に含
まれる建物などのオブジェクトの総数に拘わらず、レン
ダリング対象となる総オブジェクト数は増えることはな
い。
【0018】また、あるカメラ位置と視線方向に従って
表示要求が発生したときには、カメラ位置を収容するセ
ル内に存在する建物などのオブジェクトを前記視線方向
から眺めた画像レンダリングすることによって、近景画
像を得る。また、視野に含まれる各セルについてのセル
外から眺めた映像を遠近関係に従って順次貼り合わせて
いくことによって、遠景画像を得る。
【0019】ここで、セル内のオブジェクトをセル境界
面の外側から眺めたときのレンダリング画像がテクスチ
ャとしてセル境界面に貼り付けられた平面オブジェクト
が、レンダリング対象としてあらかじめデータベース管
理されている。遠景画像をレンダリングするときには、
視野に含まれる各セル境界面についての平面オブジェク
トをデータベースから取得して、遠近関係に従って順次
貼り合わせていけばよい。したがって、視野に含まれる
建物などのオブジェクトの総数に拘わらず、レンダリン
グ対象となる総オブジェクト数は増えることはない。
【0020】本発明によれば、ある視点とその方向を与
え、シーンをレンダリングするときに、既に個々にレン
ダリングした結果であるセル境界面を用いることによっ
て、レンダリング対象となる総オブジェクト数を少なく
することができることから、データベース構築に必要な
時間を節約することができる。
【0021】また、本発明によれば、あらかじめセル境
界面毎にセル内オブジェクトのテクスチャが貼り付けて
ある平面オブジェクトをデータベースに対する要求によ
り取得して、これらをレンダリング対象として用いて遠
景のレンダリングを行なうことによって、詳細な遠景画
像を有する仮想3次元空間のレンダリング画像を高速に
得ることができる。
【0022】上記では、カメラ位置を収容するセル内に
存在するオブジェクトを視線方向から眺めた画像をレン
ダリングすることによって近景画像を生成するようにし
ているが、視点の近傍に含まれているオブジェクトに関
しては平面オブジェクトを使用すると、仮想3次元画像
の歪みが大きくなる。そこで、カメラ位置を収容するセ
ルだけでなく、視点近傍に位置するセルのオブジェクト
に関しても、セル境界面の平面オブジェクトではなく、
セル内のオブジェクトをレンダリングして得たテクスチ
ャを用いて近景画像を生成するようにしてもよい。
【0023】また、カメラの視野に含まれる視野に含ま
れる各セル境界面についての平面オブジェクトをデータ
ベースから取得して、遠近関係に従って順次貼り合わせ
ていくことによって遠景画像を生成する際において、同
じセルの2以上のセル境界面が視界に含まれることもあ
る。このような場合、視線方向と各セル境界面とのなす
角度を求めて、この値の大きい方のセル境界面を選択す
ることにより、より歪みの少ない仮想3次元画像をレン
ダリングすることができる。
【0024】また、セル境界面毎に2通り以上の視線方
向から眺めた画像をレンダリングして、1つのセル境界
面につき2種類以上の平面オブジェクトを用意するよう
にしてもよい。このような場合、視野内のセル境界面に
対応付けられた複数の平面オブジェクトの中から、表示
要求されたカメラ位置に最も近い視線方向のものを選択
的に使用してレンダリングすることによって、より歪み
の少ない仮想3次元画像を生成することができる。
【0025】また、このように1つのセル境界面につき
視線方向に応じて2種類以上の平面オブジェクトをあら
かじめ用意している場合には、仮想3次元画像をレンダ
リングする際には、視野内のセル境界面に対応付けられ
た複数の平面オブジェクトを表示要求されたカメラ位置
及び視線方向に応じて合成して、レンダリングに使用す
るための最適な画像を得ることができる。この結果、レ
ンダリング部11においては、より歪みの少ない仮想3
次元画像をレンダリングすることができる。
【0026】また、本発明の第2の側面は、無数のレン
ダリング対象が配置された3次元空間における画像デー
タを管理するための処理をコンピュータ・システム上で
実行するようにコンピュータ可読形式で記述されたコン
ピュータ・プログラムであって、前記3次元空間を複数
のセルに分割する分割ステップと、セル内に存在するオ
ブジェクトをセル境界面の外側から眺めたときの画像を
レンダリングして、オブジェクトのテクスチャが該セル
境界面に貼り付けられた平面オブジェクトを取得する平
面オブジェクト生成ステップと、平面オブジェクトをセ
ル境界面に対応付けて保管する画像データ管理ステップ
と、を具備することを特徴とするコンピュータ・プログ
ラムである。
【0027】本発明の第2の側面に係るコンピュータ・
プログラムは、コンピュータ・システム上で所定の処理
を実現するようにコンピュータ可読形式で記述されたコ
ンピュータ・プログラムを定義したものである。換言す
れば、本発明の第2の側面に係るコンピュータ・プログ
ラムをコンピュータ・システムにインストールすること
によって、コンピュータ・システム上では協働的作用が
発揮され、本発明の第1の側面に係る仮想3次元空間画
像管理システム及び方法と同様の作用効果を得ることが
できる。
【0028】本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、
後述する本発明の実施形態や添付する図面に基づくより
詳細な説明によって明らかになるであろう。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態について詳解する。
【0030】図1には、本発明の一実施形態に係る仮想
3次元空間画像管理システムの機能構成を模式的に示し
ている。
【0031】この仮想3次元空間画像管理システム内で
は、CPU(Central Processing Unit)4が、オペレ
ーティング・システム(OS)が提供する実行環境下
で、さまざまなアプリケーション・プログラムを起動す
る。CPU4は、バス13経由でシステム内の各部と相
互接続している。
【0032】RAM(Random Access Memory)5は、揮
発性の半導体メモリ装置であり、CPU4において実行
されるプログラム・コードを記録部3(後述)などの外
部記憶装置からロードしたり、実行プログラムが処理中
の作業データを一時格納したりするために使用される。
【0033】CPU4が実行するプログラムには、仮想
3次元空間に記述されたオブジェクト間を移動するカメ
ラ映像の視点と方向に応じてレンダリングを行なうため
のデータを保存して好適なデータベースを構築する仮想
3次元空間画像管理アプリケーションなどが含まれる。
また、作業データとしては、仮想3次元空間を分割した
セル情報、建物など仮想3次元空間上の各オブジェクト
についてのテクスチャ画像、セル内に存在する建物など
のオブジェクトをセル外から眺めたときの画像をセル境
界面毎にレンダリングしてそのテクスチャがセル境界面
に貼り付けられた平面オブジェクトなどが含まれる。
【0034】ROM(Read Only Memory)6は、不揮発
性の半導体記憶装置であり、所定のプログラム・コード
やデータを恒久的に保存するために使用される。例え
ば、システム起動時の初期化・自己診断プログラム(P
OST)やシステム内の各部をハードウェア操作するた
めの基本入出力ソフトウェア(BIOS)などがROM
1上に格納されている。
【0035】入力部1は、例えばキーボードやマウスな
どのユーザ入力装置からなり、仮想3次元空間のセル分
割(空間分割数)や、セル境界面毎のレンダリング画像
の生成やそのデーダース管理に関連するユーザ・コマン
ドを入力するために使用される。
【0036】表示部2は、ディスプレイやプリンタな
ど、CPU4による演算結果を可視化してユーザに出力
する装置で構成される。例えば、セル境界面をレンダリ
ングするための作業画面や、生成されたセル境界面のレ
ンダリング画像、視線方向にある各セル境界面のレンダ
リング画像を用いて生成された仮想3次元空間画像など
を表示出力する。
【0037】記録部3は、例えばハード・ディスク装置
(HDD)などの固定型の大容量外部記憶装置や、CD
(DVD)−ROMドライブのような可搬型の記録メデ
ィアを装填する記録再生装置などで構成されている。
【0038】ハード・ディスク装置は、記憶担体として
の磁気ディスクを固定的に搭載した外部記憶装置であり
(周知)、記憶容量やデータ転送速度などの点で他の外
部記憶装置よりも優れている。ソフトウェア・プログラ
ムを実行可能な状態でHDD上に置くことをプログラム
のシステムへの「インストール」と呼ぶ。通常、HDD
には、CPU4が実行すべきオペレーティング・システ
ムのプログラム・コードや、アプリケーション・プログラ
ム、デバイス・ドライバなどが不揮発的に格納されてい
る。例えば、仮想3次元空間に記述されたオブジェクト
間を移動するカメラ映像の視点と方向に応じてレンダリ
ングを行なうためのデータを保存して好適なデータベー
スを構築する仮想3次元空間画像管理アプリケーション
を、HDD上にインストールすることができる。また、
仮想3次元空間を分割したセル情報、建物など仮想3次
元空間上の各オブジェクトについてのテクスチャ画像
や、セル内に存在する建物などのオブジェクトをセル外
から眺めたときの画像をセル境界面毎にレンダリングし
てそのテクスチャがセル境界面に貼り付けられた平面オ
ブジェクトなどの仮想3次元空間画像アプリケーション
の処理データ、平面オブジェクトをセル境界面に対応付
けて管理する3次元仮想空間に対するデータベース、該
データベースを利用して平面オブジェクトを順次貼り合
わせて作成された仮想3次元空間画像、その他のライブ
ラリをHDD上に保存することもできる。
【0039】また、可搬型の記録メディアは、主とし
て、ソフトウェア・プログラムやデータ・ファイルなどを
コンピュータ可読形式のデータとしてバックアップする
ことや、これらをシステム間で移動(すなわち販売・流
通・配布を含む)する目的で使用される。例えば、仮想
3次元空間に記述されたオブジェクト間を移動するカメ
ラ映像の視点と方向に応じてレンダリングを行なうため
のデータを保存して好適なデータベースを構築する仮想
3次元空間画像管理アプリケーションを、これら可搬型
メディアを利用して複数の機器間で物理的に流通・配布
することができる。また、仮想3次元空間を分割したセ
ル情報、建物など仮想3次元空間上の各オブジェクトに
ついてのテクスチャ画像や、セル内に存在する建物など
のオブジェクトをセル外から眺めたときの画像をセル境
界面毎にレンダリングしてそのテクスチャがセル境界面
に貼り付けられた平面オブジェクトなどの仮想3次元空
間画像アプリケーションの処理データ、平面オブジェク
トをセル境界面に対応付けて管理する3次元仮想空間に
対するデータベース、その他のライブラリの供給を受け
たり、平面オブジェクトをセル境界面に対応付けて管理
するデータベースや該データベースを利用して平面オブ
ジェクトを順次貼り合わせて作成された仮想3次元空間
画像をシステム外部に提供するために、これら可搬型記
録メディアが利用される。
【0040】通信部7は、Ethernet(登録商
標)などの所定の通信プロトコルに従って、本システム
をLAN(Local Area Network)などの局所的ネットワ
ーク、さらにはインターネットのような広域ネットワー
クに接続することができる。ネットワーク上では、複数
のホスト端末(図示しない)がトランスペアレントな状
態で接続され、分散コンピューティング環境が構築され
ている。ネットワーク上では、ソフトウェア・プログラ
ムやデータ・コンテンツなどの配信サービスを行うこと
ができる。
【0041】例えば、仮想3次元空間に記述されたオブ
ジェクト間を移動するカメラ映像の視点と方向に応じて
レンダリングを行なうためのデータを保存して好適なデ
ータベースを構築する仮想3次元空間画像管理アプリケ
ーションを、ネットワーク経由でダウンロードすること
ができる。また、仮想3次元空間を分割したセル情報、
建物など仮想3次元空間上の各オブジェクトについての
テクスチャ画像や、セル内に存在する建物などのオブジ
ェクトをセル外から眺めたときの画像をセル境界面毎に
レンダリングしてそのテクスチャがセル境界面に貼り付
けられた平面オブジェクトなどの仮想3次元空間画像ア
プリケーションの処理データ、平面オブジェクトをセル
境界面に対応付けて管理する3次元仮想空間に対するデ
ータベース、その他のライブラリの供給を受けたり、平
面オブジェクトをセル境界面に対応付けて管理するデー
タベースや該データベースを利用して平面オブジェクト
を順次貼り合わせて作成された仮想3次元空間画像をシ
ステム外部に提供するために、ネットワークが利用され
る。
【0042】セル分解部9、セル境界生成部10、レン
ダリング部11、並びにレンダリング対象取得部12
は、CPU4と協働的に動作して、無数のレンダリング
対象が配置された3次元空間において所定のカメラ位置
及び視線方向からの風景画像をレンダリングするための
画像データ(平面オブジェクト)の生成並びにデータベ
ース管理、並びに、このデータベースを利用した仮想3
次元空間画像の生成処理を実現する。
【0043】セル分解部9は、入力部3を介して指示さ
れた空間分割数に従って、仮想3次元空間をセルに分割
する。
【0044】レンダリング部11は、レンダリング対象
となるオブジェクトについての幾何情報並びにテクスチ
ャ情報を得て、所定の視線方向から眺めたときの画像を
レンダリングする。
【0045】セル境界生成部10は、セル内に存在する
建物などのオブジェクトをセル境界の外側から眺めたと
きの画像をレンダリング部11から得て、オブジェクト
のテクスチャをセル境界面に貼り付けて、セル境界を構
成する平面オブジェクトを生成する。これらの平面オブ
ジェクトは、セル境界面と対応付けて3次元仮想空間に
対するデータベースとして保存される。この3次元仮想
空間に対するデータベースは、記録部3内で構築され、
あるいは通信部8を介してネットワーク接続されるデー
タベース・サーバ上で管理される。
【0046】本実施形態に係る仮想3次元画像管理シス
テムによれば、ある視点とその方向を与え、シーンをレ
ンダリングするときに、既に個々にレンダリングした結
果であるセル境界面を用いることによって、レンダリン
グ対象となる総オブジェクト数を少なくすることができ
ることから、データベース構築に必要な時間を節約する
ことができる。
【0047】また、本実施形態に係る仮想3次元画像管
理システムを利用することにより、あるカメラ位置と視
線方向に従って表示要求に応答して、近景画像と遠景画
像からなる仮想3次元画像を生成することができる。こ
こで、カメラ位置を収容するセル内に存在するオブジェ
クトを前記視線方向から眺めた画像をレンダリングする
ことによって近景画像を生成することができる。また、
視野に含まれる各セル境界面についての平面オブジェク
トをデータベースから取得して、遠近関係に従って順次
貼り合わせていくことによって遠景画像をレンダリング
することができる。
【0048】レンダリング対象取得部12は、カメラ位
置を収容するセル内のオブジェクトを近景画像並びに遠
景画像のレンダリング対象となる平面オブジェクトを、
記録部3内又はネットワーク上のデータベースから取得
する。そして、レンダリング部11は、レンダリング対
象取得部12によって得られたオブジェクトを用いて、
近景画像並びに遠景画像をレンダリングして、さらにこ
れらを貼り合わせて所望の仮想3次元画像を生成する。
【0049】したがって、本実施形態に係る仮想3次元
画像管理システムによれば、あらかじめセル境界面毎に
セル内オブジェクトのテクスチャが貼り付けてある平面
オブジェクトをデータベースに対する要求により取得し
て、これらをレンダリング対象として用いて遠景のレン
ダリングを行なうことによって、詳細な遠景画像を有す
る仮想3次元空間のレンダリング画像を高速に得ること
ができる。
【0050】図2には、3次元仮想空間に対するデータ
ベースを作成するための処理手順をフローチャートの形
式で示している。この処理手順は、実際には、仮想3次
元空間画像管理アプリケーションを実行するCPU4
と、セル分解部9と、セル境界生成部10と、レンダリ
ング部11との協働的動作により実現される。
【0051】まず、3次元仮想空間を入力する(ステッ
プS1)。3次元仮想空間は、例えばCD−ROMなど
の可搬型メディアを介して記録部3にインストールされ
たり、あるいは、ネットワーク上の情報提供サーバなど
から通信部8を介して本システムにダウンロードされ
る。
【0052】次いで、ユーザが入力部1などからこの3
次元仮想空間を分割するセルの数を入力する(ステップ
S2)。本実施形態では、対象となる3次元仮想空間を
メッシュ状に分割するため、縦横の分割数を入力する。
【0053】セル分解部9は、入力されたセル分割数に
従って、3次元仮想空間をセルに分割する(ステップS
3)。
【0054】次いで、レンダリング部11は、セル内に
存在する建物などのオブジェクトをセル境界の外側から
眺めたときの画像をレンダリングする(ステップS
4)。そして、セル境界生成部10は、レンダリング部
11から得たオブジェクトのテクスチャをセル境界面に
貼り付けて、セル境界を構成する平面オブジェクトを生
成する。
【0055】この後、これらの平面オブジェクトを、セ
ル境界面と対応付けて3次元仮想空間に対するデータベ
ースとして保存する(ステップS5)。この3次元仮想
空間に対するデータベースは、記録部3内で構築され、
あるいは通信部8を介してネットワーク接続されるデー
タベース・サーバ上で管理される。
【0056】このように、ある視点とその方向を与え、
シーンをレンダリングするときに、既に個々にレンダリ
ングした結果であるセル境界面を用いることによって、
レンダリング対象となる総オブジェクト数を少なくする
ことができることから、データベース構築に必要な時間
を節約することができる。
【0057】また、3次元仮想空間に対するデータベー
スを利用することにより、あるカメラ位置と視線方向に
従って表示要求に応答して、近景画像と遠景画像からな
る仮想3次元画像を生成することができる。図3には、
表示要求に応答して仮想3次元画像をレンダリングする
ための処理手順をフローチャートの形式で示している。
この処理手順は、実際には、仮想3次元空間画像管理ア
プリケーションを実行するCPU4と、レンダリング部
11と、レンダリング対象取得部12との協働的動作に
より実現される。
【0058】まず、例えばユーザが入力部1を介してカ
メラ位置と視線方向を入力して、仮想3次元画像の表示
を要求する(ステップS11)。
【0059】レンダリング対象取得部12は、この表示
要求に応答して、カメラ位置を収容するセル内のオブジ
ェクトを近景画像のレンダリング対象として取得すると
ともに、視野内の各セル境界の平面オブジェクトを遠景
画像のレンダリング対象として取得する(ステップS1
2)。
【0060】レンダリング部11は、レンダリング対象
取得部12によって得られたレンダリング対象オブジェ
クトを用いて、近景画像並びに遠景画像をレンダリング
して、さらにこれらを貼り合わせることによって所望の
仮想3次元画像を生成する(ステップS13)。
【0061】そして、レンダリングされた仮想3次元画
像は、表示部2によって外部に出力される(ステップS
14)。
【0062】図4には、レンダリング対象となる複数の
オブジェクトが配置された3次元仮想空間をセルに分割
した様子を示している。
【0063】3次元仮想空間401は、図示の通り、格
子状に複数のセルに分割されている。ここで、参照番号
411で示されるセルにカメラ位置が設定され、また、
参照番号404で示すセルの方向に向かって視野が設定
されて、表示要求されているとする。
【0064】このような場合、カメラ位置があるセル4
11を囲む領域412にあって、カメラの視野内のセル
404に配置されているオブジェクトと、さらにその外
周を囲む視界内のセル405のセル境界に対応付けられ
ている平面オブジェクトのうち、 視線方向に対して4
5度以上の角度を持つものが、当該表示要求に対するレ
ンダリング対象オブジェクトとなる。 45度未満の角
度を持つ平面オブジェクトを利用すると、仮想3次元画
像のひずみが大きくなり現実性が失われるので、本実施
形態ではレンダリング対象としない。
【0065】図4に示す例では、カメラ位置を収容する
セル411内で視野内にあるオブジェクト441と、当
該セル以外で視野内に存在するセル境界に対応付けられ
ている各平面オブジェクト421〜424などがレンダ
リング対象として取得している。
【0066】例えば、参照番号451で示されるオブジ
ェクトは、レンダリングされたテクスチャとして、セル
境界422にあらかじめ貼り付けられているので、 最
終レンダリング結果にはそれが表示されることになる。
【0067】図5には、セル内に存在する建物などのオ
ブジェクトをセル外から眺めたときの画像をセル境界面
毎にレンダリングする方法を示している。
【0068】セル505を隣接セル511からにあるオ
ブジェクトを矢印521で示す方向に平行投影すること
によって、 セル505の内側のオブジェクトを見たと
きのテクスチャをレンダリングして、これを該当するセ
ル境界501に対応付けている。
【0069】同様にして、セル505を囲う他の隣接セ
ルからセル505の内側のオブジェクトを見たときのテ
クスチャをレンダリングして、これらをそれぞれのセル
境界502〜504に対応付ける。
【0070】なお、セル511側からセル505とのセ
ル境界501を眺めたときの平面オブジェクトはセル5
01内のオブジェクトに存在するレンダリング結果がマ
ッピングされているのに対して、セル505側からセル
511とのセル境界501を眺めたときの平面オブジェ
クトはセル511内に存在するオブジェクトのレンダリ
ング結果がマッピングされており、それぞれ異なったも
のとなっている。
【0071】カメラ位置を収容するセル内に存在する建
物などのオブジェクトを視線方向から眺めた画像をレン
ダリングすることによって、近景画像を得ることができ
る。また、視野に含まれる各セル境界面に対応付けられ
ている平面オブジェクトを遠近関係に従って順次貼り合
わせていくことによって、詳細な遠景画像を得ることが
できる。
【0072】図6には、セル境界に貼るテクスチャのレ
ンダリング結果の一例を示している。同図に示すよう
に、セル内にある各オブジェクトをセル境界側から眺め
た画像のレンダリング結果がセル境界に貼り付けられて
平面オブジェクトを構成している。また、セル内のオブ
ジェクトのテクスチャが貼り付けられていない領域は、
さらに後方のセル境界を表示できるようにするために、
透明のまま残しておく。
【0073】また、図7には、図4に示すような3次元
仮想空間においてカメラの視野に含まれる各セル境界面
に対応付けられている複数の平面オブジェクトを遠近関
係に従って順次貼り合わせていくことによって詳細な仮
想3次元画像を得る様子を図解している。
【0074】同図において、参照番号701並びに70
2はそれぞれ、図4においてカメラの社内に存在する各
セル境界面424並びに422に対応付けられた平面オ
ブジェクトを表わしている。レンダリング部11は、レ
ンダリング対象取得部12を介して記録部3又はネット
ワーク上のデータベースからこれら平面オブジェクトを
取り出すことができる。
【0075】これら平面オブジェクト701及び702
のうち、それぞれ参照番号711及び721で示されて
いる領域がカメラの視野内に入っている部分である。そ
の視界は、図4に示すように、セル404と405の間
でパースがかかっている。したがって、仮想3次元画像
上では、後方の平面オブジェクト702のテクスチャ7
23は、手前側の平面オブジェクト701のテクスチャ
713よりも後ろ側に貼り付けられるとともに、より小
さく見えるようにレンダリングされる。
【0076】上述した実施形態では、カメラ位置を収容
するセル内に存在するオブジェクトを視線方向から眺め
た画像をレンダリングすることによって近景画像を生成
するようにしているが、視点の近傍に含まれているオブ
ジェクトに関しては平面オブジェクトを使用すると、仮
想3次元画像の歪みが大きくなる。そこで、カメラ位置
を収容するセルだけでなく、視点近傍のオブジェクトに
関しても、セル境界面の平面オブジェクトではなく、セ
ル内のオブジェクトをレンダリングして得たテクスチャ
を用いて近景画像を生成するようにしてもよい。
【0077】視点近傍に位置するオブジェクトを直接レ
ンダリングして近景画像を生成する手順について、図8
及び図9を参照しながら以下に説明する。
【0078】図8において、参照番号801は仮想3次
元空間全体を示しており、また、参照番号802はこの
仮想3次元空間を分割した1つのセルを示している。
【0079】図示の仮想3次元空間において、参照番号
803で示される場所に視点を設置し、このときの視野
を参照番号840で示す。
【0080】このとき、参照番号830で示される各セ
ルは視点803の近傍領域として扱われる。同図に示す
例では、視点803を収容するセルと、このセルを取り
囲む8個のセルが近傍領域として設定されている。な
お、近傍領域として位置付けるセルの範囲は、仮想3次
元画像用データベースの運用において自由に変更するこ
とができる。
【0081】また、視野840には複数のオブジェクト
が含まれるが、これらのうちオブジェクト840〜84
3は近傍領域に設定されているセル内に含まれるが、他
のオブジェクト851〜853は近傍領域に含まれてい
ない。
【0082】図9には、レンダリング対象となるオブジ
ェクトとセル境界を示している。レンダリング対象は、
視野840内にあって、近傍領域に含まれている各オブ
ジェクト841〜843と、それ以外のセル集合86
1,862,864のセル境界面に割り当てられている
平面オブジェクトとなる。そして、実際にレンダリング
されるセル境界は、811、821、831、841と
なる。セル境界面のどれをレンダリング対象とするかに
ついては、図10に示している(後述)。
【0083】上述した実施形態では、カメラの視野に含
まれる視野に含まれる各セル境界面についての平面オブ
ジェクトをデータベースから取得して、遠近関係に従っ
て順次貼り合わせていくことによって遠景画像を生成す
るが、同じセルの2以上のセル境界面が視界に含まれる
こともある。このような場合、視線方向と各セル境界面
とのなす角度を求めて、この値の大きい方のセル境界面
を選択することにより、より歪みの少ない仮想3次元画
像をレンダリングすることができる。
【0084】同じセルの2以上のセル境界面が視界に含
まれる場合にセル境界面を選択するための手順につい
て、図10を参照しながら以下に説明する。
【0085】同図において、参照番号1001は、処理
対象となるセルを示している。セル1001の一面のみ
が視野840から見える場合には、その面をレンダリン
グ対象とする。
【0086】しかしながら、図10で示すように、2つ
のセル境界面1011及び1021が視野840に入っ
ているときには、それぞれのセル境界面1011及び1
021が視線方向と境界面とのなす角度θ1及びθ2を求
めて、これらの値のうち大きい方のセル境界面を選択す
る。
【0087】図10に示す例では、角度θ2の方がθ1
示す角度よりも大きいことから、レンダリング対象とし
て、表示要求されているカメラの視線方向により近いセ
ル境界面1021が選択されることになる。なお、この
角度が同じ場合、どちらか一方のセル境界面をレンダリ
ングに用いるようにすればよい。
【0088】また、上述した実施形態では、セル内に存
在するオブジェクトをセル境界面の外側から眺めたとき
の画像をレンダリングしてオブジェクトのテクスチャが
該セル境界面に貼り付けることによって、レンダリング
対象としての平面オブジェクトを取得するようになって
いる。図5に示す例では、セル境界面に直交する視線方
向からセル内のオブジェクトを眺めたときの画像をレン
ダリングして、セル境界面毎に1種類の平面オブジェク
トを用意するようにしている。これに対し、セル境界面
毎に2通り以上の視線方向から眺めた画像をレンダリン
グして、1つのセル境界面につき2種類以上の平面オブ
ジェクトを用意するようにしてもよい。このような場
合、視野内のセル境界面に対応付けられた複数の平面オ
ブジェクトの中から、表示要求されたカメラ位置に最も
近い視線方向のものを選択的に使用してレンダリングす
ることによって、より歪みの少ない仮想3次元画像を生
成することができる。
【0089】セル境界面毎に2通り以上の視線方向から
眺めた画像をレンダリングして、1つのセル境界面につ
き2種類以上の平面オブジェクトを取得するための手順
について、図11を参照しながら以下に説明する。
【0090】まず、セル1101の1つのセル境界面1
120には、セル境界面1120を共有する隣接セル
(以下、「観測セル」とも呼ぶ)1102側から当該セ
ル1101内に存在する各オブジェクト1111〜11
14を見たときの画像を設定しておく。
【0091】カメラすなわちセル1101のセル境界面
上の平面オブジェクトをレンダリングするための視点
は、参照番号1103で示すように、セル1101の中
心を中心とし、観測セル1102の中心をとする円弧上
を離散的又は連続的に移動する。そして、この円弧上の
所定数の観測場所からセル1101内の各オブジェクト
1111〜1114を見たときの画像をそれぞれ取得
(レンダリング)しておく。
【0092】図11に示す例では、参照番号1121、
1122、並びに1123で示される3箇所のカメラ位
置からながめたときの画像をレンダリングして、セル境
界面1120に対応付けて保存(データベース管理)し
ている。
【0093】勿論、このような離散的な視点からのレン
ダリング画像ではなく、視点が円弧1103を移動する
ときの連続的な画像をあらかじめ用意しておくようにし
てもよい。また、図11に示す例では、各カメラ位置1
121〜1123においてセル1101内の各オブジェ
クト1111〜1114を透視投影した画像のレンダリ
ングを行っているが、他の投影方法例えば平行投影によ
る画像をレンダリングするようにしてもよい。
【0094】また、上述したように1つのセル境界面に
つき視線方向に応じて2種類以上の平面オブジェクトを
あらかじめ用意している場合には、仮想3次元画像をレ
ンダリングする際には、視野内のセル境界面に対応付け
られた複数の平面オブジェクトを表示要求されたカメラ
位置及び視線方向に応じて合成することによって、レン
ダリングに使用するための最適な画像を得ることができ
る。この結果、レンダリング部11においては、より歪
みの少ない仮想3次元画像をレンダリングすることがで
きる。
【0095】視野内のセル境界面に対応付けられた複数
の平面オブジェクトを表示要求されたカメラ位置及び視
線方向に応じて合成するための処理手順について、図1
2を参照しながら以下に説明する。
【0096】同図において、参照番号1221〜122
3には、図11において、各カメラ位置1121〜11
23をそれぞれ設定することによって取得されたレンダ
リング画像を示している。これらが、観測セル1102
側からセル1101を眺めたときの仮想3次元画像を生
成する際におけるレンダリング対象となる平面オブジェ
クトを構成する。
【0097】ここで、視点が円弧1103上で参照番号
1121及び1122で示される地点の間にあるとき、
レンダリング対象とする画像を、例えば2つの平面オブ
ジェクト1221及び1222を合成することによって
作成する。
【0098】参照番号1224は、これら平面オブジェ
クト1221及び1222を合成することによって得ら
れた平面オブジェクトを示している。この平面オブジェ
クト1224内では、円弧1103上で参照番号112
1及び1122で示される地点の間に設定された視点か
ら見える向きで、セル1101内の各オブジェクト11
11〜1114のテクスチャが貼り付けられている。参
照番号1211〜1213で示されている各オブジェク
トは、図11で示したセル1101内の各オブジェクト
1111〜1113に該当する。より一般的には、イメ
ージベースド・レンダリングの手法を用いてもよい。
【0099】図13には、図8〜図12で説明した方法
により得られた仮想3次元空間のレンダリング対象オブ
ジェクトを用いて、ある視点から見た仮想3次元画像を
生成するための処理手順をフローチャートの形式で示し
ている。
【0100】まず、例えばユーザが入力部1を介してカ
メラ位置と視線方向を入力して、仮想3次元画像の表示
を要求する(ステップS21)。
【0101】次いで、視野内の近傍領域内にあるオブジ
ェクトの集合を取得する(ステップS22)。
【0102】次いで、近傍領域外で、視野内にかかって
いるセルの集合を取得する(ステップS23)。
【0103】次いで、レンダリングに用いるセル境界面
の選択を行なう (ステップS24)。このとき、同じセ
ルの2以上のセル境界面が視界に含まれる場合には、視
線方向と各セル境界面とのなす角度を求めて、この値の
大きい方のセル境界面を選択することにより、より歪み
の少ない仮想3次元画像をレンダリングすることができ
る。
【0104】次いで、ステップS21により設定された
カメラ位置及び視線方向から見た画像をレンダリングす
る(ステップS25)。上述したように、1つのセル境
界面につき視線方向に応じて2種類以上の平面オブジェ
クトがあらかじめ3次元仮想空間のデータベースとして
用意されている。視野内のセル境界面に対応付けられた
複数の平面オブジェクトを表示要求されたカメラ位置及
び視線方向に応じて合成して、レンダリングに使用する
ための最適な画像を得ることができる。
【0105】そして、このようにして得られたオブジェ
クトとセル境界面を仮想空間上に配置して(ステップS
26)、これらを遠近関係に従って張り合わせていくこ
とにより、設定されたカメラ位置及び視線方向から仮想
3次元空間を眺めたときの画像をレンダリングすること
ができる(ステップS27)。
【0106】このようにして生成された画像データを、
表示部2を介して外部出力する(ステップS28)。
【0107】なお、上記のステップS25まで得られた
オブジェクトとセル境界面を、要求元のシステムに対す
る戻り値としてもよい。このような場合、後続のステッ
プS26〜S28の工程は、要求元すなわちクライアン
ト側システムにおいて実行される。すなわち、クライア
ント側において、レンダリング対象オブジェクトを利用
して、設定されたカメラ位置及び視線方向から仮想3次
元空間を眺めたときの画像をレンダリングするようにす
ればよい。
【0108】[追補]以上、特定の実施形態を参照しな
がら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本
発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施形態の修
正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示
という形態で本発明を開示してきたのであり、本明細書
の記載内容を限定的に解釈するべきではない。本発明の
要旨を判断するためには、冒頭に記載した特許請求の範
囲の欄を参酌すべきである。
【0109】
【発明の効果】以上詳記したように、本発明によれば、
仮想3次元空間に記述されたオブジェクト間を移動する
カメラ映像の視点と方向に応じてレンダリングを行なう
ためのデータを保存して好適なデータベースを構築する
ことができる、優れた仮想3次元空間画像管理システム
及び方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供する
ことができる。
【0110】また、本発明によれば、表示要求となる視
点と方向に応じてレンダリングを行なうために必要な対
象オブジェクトを削減することができる、優れた仮想3
次元空間画像管理システム及び方法、並びにコンピュー
タ・プログラムを提供することができる。
【0111】本発明に係る仮想3次元空間画像管理シス
テム及び方法によれば、セル内に存在する建物などのオ
ブジェクトをセル外から眺めたときの画像をセル境界面
毎にレンダリングして、オブジェクトのテクスチャがセ
ル境界面に貼り付けられた平面オブジェクトを得て、こ
れらをセル外からセル内のオブジェクトを眺めたときの
映像すなわちレンダリング対象となるオブジェクトとし
てデータベース管理する。
【0112】したがって、本発明によれば、ある視点と
その方向を与え、シーンをレンダリングするときに、既
に個々にレンダリングした結果であるセル境界面を用い
ることによって、レンダリング対象となる総オブジェク
ト数を少なくすることができることから、データベース
構築に必要な時間を節約することができる。すなわち、
無数のレンダリング対象が配置された3次元空間におい
て所定のカメラ位置及び視線方向からの風景画像をレン
ダリングするための画像データを管理することができ
る。
【0113】また、本発明によれば、あるカメラ位置と
視線方向に従って表示要求が発生したときには、カメラ
位置を収容するセル内に存在する建物などのオブジェク
トをレンダリングすることによって近景画像を得る。ま
た、視野に含まれる各セル境界面についての平面オブジ
ェクトをデータベースから取得して、遠近関係に従って
順次貼り合わせていくことによって、遠景画像をレンダ
リングする。
【0114】したがって、あらかじめセル境界面毎にセ
ル内オブジェクトのテクスチャが貼り付けてある平面オ
ブジェクトを用いて遠景のレンダリングを行なうことに
よって、詳細な遠景画像を有する仮想3次元空間のレン
ダリング画像を高速に得ることができる。また、視野に
含まれる建物などのオブジェクトの総数に拘わらず、レ
ンダリング対象となる総オブジェクト数は増えることは
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る仮想3次元空間画像
システムの機能構成を模式的に示した図である。
【図2】3次元仮想空間に対するデータベースを作成す
るための処理手順を示したフローチャートである。
【図3】表示要求に応答して仮想3次元画像をレンダリ
ングするための処理手順を示したフローチャートであ
る。
【図4】レンダリング対象となる複数のオブジェクトが
配置された3次元仮想空間をセルに分割した様子を示し
た図である。
【図5】セル内に存在する建物などのオブジェクトをセ
ル外から眺めたときの画像をセル境界面毎にレンダリン
グする方法を示した図である。
【図6】セル境界に貼るテクスチャのレンダリング結果
の一例を示した図である。
【図7】視野に含まれる各セル境界面に対応付けられて
いる複数の平面オブジェクトを遠近関係に従って順次貼
り合わせていくことによって仮想3次元画像を得る様子
を示した図である。
【図8】視点近傍に位置するオブジェクトを直接レンダ
リングして近景画像を生成する手順を説明するための図
である。
【図9】視点近傍に位置するオブジェクトを直接レンダ
リングして近景画像を生成する手順を説明するための図
である。
【図10】同じセルの2以上のセル境界面が視界に含ま
れる場合にセル境界面を選択するための手順を説明する
ための図である。
【図11】セル境界面毎に2通り以上の視線方向から眺
めた画像をレンダリングして、1つのセル境界面につき
2種類以上の平面オブジェクトを取得するための手順を
説明するための図である。
【図12】視野内のセル境界面に対応付けられた複数の
平面オブジェクトを表示要求されたカメラ位置及び視線
方向に応じて合成するための処理手順を説明するための
図である。
【図13】図8〜図12で説明した方法により得られた
仮想3次元空間のレンダリング対象オブジェクトを用い
て、ある視点から見た仮想3次元画像を生成するための
処理手順を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1…入力部,2…表示部 3…記録部,4…CPU 5…RAM,6…ROM 8…通信部,9…セル分解部 10…セル境界生成部 11…レンダリング部 12…レンダリング対象取得部,13…バス
フロントページの続き Fターム(参考) 5B050 BA06 BA07 BA09 BA10 CA07 EA03 EA27 EA28 GA08 5B080 AA17 BA02 BA04 GA22

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無数のレンダリング対象が配置された3次
    元空間における画像データを管理する仮想3次元空間画
    像管理システムであって、 前記3次元空間を複数のセルに分割する分割手段と、 セル内に存在するオブジェクトをセル境界面の外側から
    眺めたときの画像をレンダリングして、オブジェクトの
    テクスチャが該セル境界面に貼り付けられた平面オブジ
    ェクトを取得する平面オブジェクト生成手段と、 平面オブジェクトをセル境界面に対応付けて保管する画
    像データ管理手段と、を具備することを特徴とする仮想
    3次元空間画像管理システム。
  2. 【請求項2】前記平面オブジェクト生成手段は、セル内
    に複数のオブジェクトが存在するときには、セル境界面
    側からの遠近関係に従って各オブジェクト間で陰面処理
    を施して平面オブジェクトを得る、ことを特徴とする請
    求項1に記載の仮想3次元空間画像管理システム。
  3. 【請求項3】あるカメラ位置と視線方向に従って表示要
    求に応答して近景画像と遠景画像からなる表示画像を生
    成する3次元空間画像生成手段をさらに備える、ことを
    特徴とする請求項1に記載の仮想3次元空間画像管理シ
    ステム。
  4. 【請求項4】前記3次元空間画像生成手段は、前記カメ
    ラ位置を収容するセル及び/又は視点近傍のセル内に存
    在するオブジェクトを前記視線方向から眺めた画像をレ
    ンダリングすることによって近景画像を生成する、こと
    を特徴とする請求項3に記載の仮想3次元空間画像管理
    システム。
  5. 【請求項5】前記3次元空間画像生成手段は、視野に含
    まれる各セル境界面についての平面オブジェクトをデー
    タベースから取得して、遠近関係に従って順次貼り合わ
    せていくことによって遠景画像を生成する、ことを特徴
    とする請求項3に記載の仮想3次元空間画像管理システ
    ム。
  6. 【請求項6】前記3次元空間画像生成手段は、同じセル
    の2以上のセル境界面が視界に含まれる場合には、視線
    方向と各セル境界面とのなす角度を求めて、この値の大
    きい方のセル境界面を選択する、ことを特徴とする請求
    項5に記載の仮想3次元空間画像管理システム。
  7. 【請求項7】前記平面オブジェクト生成手段は、セル境
    界面毎に2通り以上の視線方向から眺めた画像をレンダ
    リングして、1つのセル境界面につき2種類以上の平面
    オブジェクトを取得して、 前記画像データ管理手段は、視線方向が異なるこれら2
    種類以上の平面オブジェクトをセル境界面に対応付けて
    保管する、ことを特徴とする請求項1に記載の仮想3次
    元空間画像管理システム。
  8. 【請求項8】前記3次元空間画像生成手段は、視野内の
    セル境界面に対応付けられた複数の平面オブジェクトを
    表示要求されたカメラ位置及び視線方向に応じて合成し
    て得られた平面オブジェクトを用いて仮想3次元画像を
    レンダリングする、ことを特徴とする請求項7に記載の
    仮想3次元空間画像管理システム。
  9. 【請求項9】無数のレンダリング対象が配置された3次
    元空間における画像データを管理する仮想3次元空間画
    像管理方法であって、 前記3次元空間を複数のセルに分割する分割ステップ
    と、 セル内に存在するオブジェクトをセル境界面の外側から
    眺めたときの画像をレンダリングして、オブジェクトの
    テクスチャが該セル境界面に貼り付けられた平面オブジ
    ェクトを取得する平面オブジェクト生成ステップと、 平面オブジェクトをセル境界面に対応付けて保管する画
    像データ管理ステップと、 を具備することを特徴とする仮想3次元空間画像管理方
    法。
  10. 【請求項10】前記平面オブジェクト生成ステップで
    は、セル内に複数のオブジェクトが存在するときには、
    セル境界面側からの遠近関係に従って各オブジェクト間
    で陰面処理を施して平面オブジェクトを得る、ことを特
    徴とする請求項9に記載の仮想3次元空間画像管理方
    法。
  11. 【請求項11】あるカメラ位置と視線方向に従って表示
    要求に応答して近景画像と遠景画像からなる表示画像を
    生成する3次元空間画像生成ステップをさらに備える、
    ことを特徴とする請求項9に記載の仮想3次元空間画像
    管理方法。
  12. 【請求項12】前記3次元空間画像生成ステップでは、
    前記カメラ位置を収容するセル及び/又は視点近傍のセ
    ル内に存在するオブジェクトを前記視線方向から眺めた
    画像をレンダリングすることによって近景画像を生成す
    る、ことを特徴とする請求項11に記載の仮想3次元空
    間画像管理方法。
  13. 【請求項13】前記3次元空間画像生成ステップでは、
    視野に含まれる各セル境界面についての平面オブジェク
    トをデータベースから取得して、遠近関係に従って順次
    貼り合わせていくことによって遠景画像を生成する、こ
    とを特徴とする請求項11に記載の仮想3次元空間画像
    管理方法。
  14. 【請求項14】前記3次元空間画像生成ステップでは、
    同じセルの2以上のセル境界面が視界に含まれる場合に
    は、視線方向と各セル境界面とのなす角度を求めて、こ
    の値の大きい方のセル境界面を選択する、ことを特徴と
    する請求項13に記載の仮想3次元空間画像管理方法。
  15. 【請求項15】前記平面オブジェクト生成ステップは、
    セル境界面毎に2通り以上の視線方向から眺めた画像を
    レンダリングして、1つのセル境界面につき2種類以上
    の平面オブジェクトを取得して、 前記画像データ管理ステップでは、視線方向が異なるこ
    れら2種類以上の平面オブジェクトをセル境界面に対応
    付けて保管する、ことを特徴とする請求項9に記載の仮
    想3次元空間画像管理方法。
  16. 【請求項16】前記3次元空間画像生成ステップでは、
    視野内のセル境界面に対応付けられた複数の平面オブジ
    ェクトを表示要求されたカメラ位置及び視線方向に応じ
    て合成して得られた平面オブジェクトを用いて仮想3次
    元画像をレンダリングする、ことを特徴とする請求項1
    5に記載の仮想3次元空間画像管理方法。
  17. 【請求項17】無数のレンダリング対象が配置された3
    次元空間における画像データを管理するための処理をコ
    ンピュータ・システム上で実行するようにコンピュータ
    可読形式で記述されたコンピュータ・プログラムであっ
    て、 前記3次元空間を複数のセルに分割する分割ステップ
    と、 セル内に存在するオブジェクトをセル境界面の外側から
    眺めたときの画像をレンダリングして、オブジェクトの
    テクスチャが該セル境界面に貼り付けられた平面オブジ
    ェクトを取得する平面オブジェクト生成ステップと、 平面オブジェクトをセル境界面に対応付けて保管する画
    像データ管理ステップと、を具備することを特徴とする
    コンピュータ・プログラム。
JP2002111487A 2002-04-15 2002-04-15 仮想3次元空間画像管理システム及び方法、並びにコンピュータ・プログラム Expired - Fee Related JP4114385B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002111487A JP4114385B2 (ja) 2002-04-15 2002-04-15 仮想3次元空間画像管理システム及び方法、並びにコンピュータ・プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002111487A JP4114385B2 (ja) 2002-04-15 2002-04-15 仮想3次元空間画像管理システム及び方法、並びにコンピュータ・プログラム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2003308542A true JP2003308542A (ja) 2003-10-31
JP2003308542A5 JP2003308542A5 (ja) 2005-09-08
JP4114385B2 JP4114385B2 (ja) 2008-07-09

Family

ID=29394260

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002111487A Expired - Fee Related JP4114385B2 (ja) 2002-04-15 2002-04-15 仮想3次元空間画像管理システム及び方法、並びにコンピュータ・プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4114385B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006195902A (ja) * 2005-01-17 2006-07-27 Namco Bandai Games Inc プログラム、情報記憶媒体及び画像生成システム
JP2007133489A (ja) * 2005-11-08 2007-05-31 Sony Corp 仮想空間画像表示方法、装置、仮想空間画像表示プログラム及び記録媒体
JP2010165100A (ja) * 2009-01-14 2010-07-29 Cellius Inc 画像生成システム、プログラム及び情報記憶媒体
JP2010191607A (ja) * 2009-02-17 2010-09-02 Hitachi Ltd 画像生成表示方法、画像生成表示システム、サーバ装置および画像表示端末

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006195902A (ja) * 2005-01-17 2006-07-27 Namco Bandai Games Inc プログラム、情報記憶媒体及び画像生成システム
JP4632796B2 (ja) * 2005-01-17 2011-02-16 株式会社バンダイナムコゲームス プログラム、情報記憶媒体及び画像生成システム
JP2007133489A (ja) * 2005-11-08 2007-05-31 Sony Corp 仮想空間画像表示方法、装置、仮想空間画像表示プログラム及び記録媒体
JP2010165100A (ja) * 2009-01-14 2010-07-29 Cellius Inc 画像生成システム、プログラム及び情報記憶媒体
JP2010191607A (ja) * 2009-02-17 2010-09-02 Hitachi Ltd 画像生成表示方法、画像生成表示システム、サーバ装置および画像表示端末

Also Published As

Publication number Publication date
JP4114385B2 (ja) 2008-07-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7671862B1 (en) Systems and methods for providing an enhanced graphics pipeline
JP4467267B2 (ja) 画像処理方法、画像処理装置、および画像処理システム
US5736990A (en) System for designing a virtual environment utilizing locales
CN108648269A (zh) 三维建筑物模型的单体化方法和系统
JPH0757117A (ja) テクスチャマップへの索引を生成する方法及びコンピュータ制御表示システム
US20050243094A1 (en) Systems and methods for providing an enhanced graphics pipeline
US8072456B2 (en) System and method for image-based rendering with object proxies
US10325403B2 (en) Image based rendering techniques for virtual reality
EP3501012B1 (en) System and method for procedurally generated object distribution in regions of a three-dimensional virtual environment
CN108154553A (zh) 一种三维模型与监控视频的无缝融合方法及装置
US20160049001A1 (en) Curvature-Driven Normal Interpolation for Shading Applications
CN113593027B (zh) 一种三维航电显控界面装置
JP2012089121A (ja) 仮想環境のポイントにおいて受光された光の量の推定方法
US9401044B1 (en) Method for conformal visualization
JPH09330423A (ja) 三次元形状データ変換装置
JP4114385B2 (ja) 仮想3次元空間画像管理システム及び方法、並びにコンピュータ・プログラム
US10754498B2 (en) Hybrid image rendering system
JP2003168130A (ja) リアルタイムで合成シーンのフォトリアルなレンダリングをプレビューするための方法
CN115512089A (zh) 一种bim模型的快速浏览方法
JP4896237B2 (ja) 画像処理方法、画像処理装置、および画像処理システム
JP2023510164A (ja) ハイブリッドビニング
US20040181373A1 (en) Visual simulation of dynamic moving bodies
JP2003281558A (ja) 最適なタイリング性能のためにグラフィックスをラスタライズするための方法
JP2004013510A (ja) 描画処理プログラム,描画処理プログラムを記憶させた記憶媒体,描画処理装置、及び描画処理方法
CN113592996B (zh) 空间电磁环境的多gpu并行渲染系统及方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050310

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050310

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070928

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071016

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071211

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080115

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080325

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080407

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110425

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110425

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120425

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130425

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees