JP2003308365A - 生産管理方法及び生産管理プログラム - Google Patents

生産管理方法及び生産管理プログラム

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JP2003308365A
JP2003308365A JP2002112007A JP2002112007A JP2003308365A JP 2003308365 A JP2003308365 A JP 2003308365A JP 2002112007 A JP2002112007 A JP 2002112007A JP 2002112007 A JP2002112007 A JP 2002112007A JP 2003308365 A JP2003308365 A JP 2003308365A
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JP2002112007A
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Takashi Kobayashi
貴司 小林
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

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  • General Factory Administration (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 要求度の高い製品の在庫を用意して効率的に
製品を供給できる生産管理方法及び生産管理プログラム
を提供する。 【解決手段】 管理コンピュータ21は、顧客端末31
からのアンケート結果データに基づいて、製品識別子、
顧客識別子、概算要求量等からなるアンケート情報を記
録する。そして、管理コンピュータ21は、発注予定製
品と同一の製品グループの製品について、顧客別数量情
報の実績受注量の合計を概算要求量の合計で除算した値
を補正値として算出する。そして、管理コンピュータ2
1は、アンケート情報の概算要求量と補正値との積を顧
客別期待値として算出する。さらに、管理コンピュータ
21は、製品識別子毎に顧客別期待値の合計を算出し、
発注予定製品の製品グループにおいて顧客別期待値の合
計が上位の製品を標準製品とし、標準製品について顧客
別期待値が上位の顧客を優先顧客とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生産量及び在庫量
の調整を行う生産管理方法及び生産管理プログラムに関
する。
【0002】
【従来の技術】通常、顧客に製品を提供する場合、顧客
からの受注に基づいて生産したり、既に生産した在庫を
利用したりする。この在庫は需要予測に基づいて準備さ
れており、顧客に対して迅速な製品提供を行うことがで
きる。特に、実際の受注に先立って早い段階で概算の要
求量に関する情報を顧客から入手できる場合、リードタ
イムを短縮しながら、適切量の在庫を準備することがで
きる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、早い段階で要
求量を得ようとすると、実際の受注量との誤差が生じや
すく、無駄な生産や在庫が生じやすい。また、ある基準
となる製品の在庫を予め用意しておき、実際に受注した
後に、その製品を加工して受注した製品を生産する場合
もあるが、実際に受注した後に加工を開始するため、顧
客への製品の供給までに長期間を要する。一方、予めす
べての製品の在庫を用意しておくとすると、多くの不動
在庫を発生させる可能性がある。
【0004】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、その目的は、要求度の高い製品の在
庫を用意して効率的に製品を供給できる生産管理方法及
び生産管理プログラムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、製品毎に概算要求量
と、実際に受注した実績受注量とを関連づけて記憶した
受注実績記憶手段と、これを制御するコンピュータとを
用いて、製品の生産量の管理を行う生産管理方法であっ
て、前記コンピュータが、将来の発注可能性に関して、
顧客から受けた発注予定製品と概算要求量とを記憶する
段階と、前記受注実績記憶手段から、前記発注予定製品
に関連する製品の概算要求量と実績受注量とを抽出し、
これらを用いて補正値を算出する段階と、前記発注予定
製品についての概算要求量と、前記算出した補正値とに
基づいて受注期待値を算出する段階とを備えたことを要
旨とする。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の生産管理方法において、前記受注実績記憶手段に記憶
された概算要求量と実績受注量とは、さらに顧客識別子
に関連づけられて記憶され、前記補正値を算出する段階
は、前記発注予定製品を受けた前記顧客の顧客識別子に
関連づけられた概算要求量と実績受注量とを用いて補正
値を算出することを要旨とする。
【0007】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の生産管理方法において、前記コンピュータが、
前記受注期待値に基づいて順位付けを行い、優先対象を
決定する段階をさらに備えたことを要旨とする。
【0008】請求項4に記載の発明は、製品毎に概算要
求量と、実際に受注した実績受注量とを関連づけて記憶
した受注実績記憶手段と、これを制御するコンピュータ
とを用いて、製品の生産量の管理を行うための生産管理
プログラムであって、前記コンピュータを、将来の発注
可能性に関して、顧客から受けた発注予定製品と概算要
求量とを記憶する発注可能性情報記憶手段、前記受注実
績記憶手段から、前記発注予定製品に関連する製品の概
算要求量と実績受注量とを抽出し、これらを用いて補正
値を算出する補正値算出手段、及び、前記発注予定製品
についての概算要求量と、前記算出した補正値とに基づ
いて受注期待値を算出する受注期待値算出手段として機
能させることを要旨とする。
【0009】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の生産管理プログラムにおいて、前記受注実績記憶手段
に記憶された概算要求量と実績受注量とは、さらに顧客
識別子に関連づけられて記憶され、前記補正値算出手段
を、前記発注予定製品を受けた前記顧客の顧客識別子に
関連づけられた概算要求量と実績受注量とを用いて補正
値を算出する手段として機能させることを要旨とする。
【0010】請求項6に記載の発明は、請求項4又は5
に記載の生産管理プログラムにおいて、前記コンピュー
タを、さらに、前記受注期待値に基づいて順位付けを行
い、優先対象を決定する優先対象決定手段として機能さ
せることを要旨とする。
【0011】(作用)請求項1又は4に記載の発明によ
れば、前記コンピュータは、将来の発注可能性に関し
て、顧客から受けた発注予定製品と概算要求量とを記憶
する。そして、前記コンピュータは、発注予定製品に関
連する製品の概算要求量と実績受注量とを用いて補正値
を算出する。そして、前記コンピュータは、発注予定製
品についての概算要求量と、算出した補正値とに基づい
て受注期待値を算出する。このため、将来の発注可能性
に関する概算要求量を、発注予定製品に関連する製品の
概算要求量と実績受注量とに基づいて補正して、受注期
待値を算出できる。従って、その受注期待値により、よ
り適確に生産量の管理を行うことができる。
【0012】請求項2又は5に記載の発明によれば、概
算要求量と実績受注量とは、さらに顧客識別子に関連づ
けられて記憶される。そして、前記コンピュータは、発
注予定製品を受けた顧客の顧客識別子に関連づけられた
概算要求量と実績受注量とを用いて補正値を算出する。
このため、顧客毎に補正値を求めることができ、顧客に
よって概算要求量と実績受注量との乖離の程度が異なっ
ていても、顧客毎に、より適切な受注期待値を求めるこ
とができる。
【0013】請求項3又は6に記載の発明によれば、前
記コンピュータは、受注期待値に基づいて順位付けを行
い、優先対象を決定する。このため、受注期待値に基づ
いて決定された優先対象を特別扱いとして生産量の管理
を行うことが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図5に従って説明する。本実施形態では、
顧客の発注予定製品について概算要求量を補正した値を
用いて生産量及び在庫量の調整を行う生産管理方法及び
生産管理プログラムとして説明する。
【0015】図1に示すように、事業者システム20
は、インターネット30を介して、顧客端末31に接続
されている。顧客端末31は、顧客が事業者システム2
0が提供するウェブページ上で製品の概算要求に関する
アンケートの入力を行う場合等に用いる。このため、こ
の顧客端末31は、データの入力、事業者システム20
との間でのデータの送受信、データの表示を行なう。こ
のため、顧客端末31は、図示しない制御手段(CP
U)、記憶手段(RAM、ROM、ハードディスク
等)、通信手段、表示制御手段(例えば、モニタ)、入
力手段(例えば、キーボードやマウス)を備えている。
【0016】事業者システム20は、図1に示すよう
に、管理コンピュータ21を備えている。管理コンピュ
ータ21は、図示しない制御手段(CPU)、記憶手段
(RAM、ROM、ハードディスク等)、通信手段等を
有するコンピュータである。この管理コンピュータ21
は、生産管理プログラムを実行することにより、生産量
及び在庫量の決定のための処理を行う。なお、この生産
管理プログラムは、各種プログラムにより構成されてお
り、これらの各種プログラムを実行することにより、デ
ータの送受信、後述するデータの処理等を行う。すなわ
ち、本実施形態では、この管理コンピュータ21が、補
正値算出手段、期待値算出手段、優先対象決定手段等と
して機能する。
【0017】管理コンピュータ21には、製品情報記憶
部22、発注可能性情報記憶手段としてのアンケート情
報記憶部23及び受注実績記憶手段としての顧客別数量
情報記憶部24が、それぞれ接続されている。
【0018】製品情報記憶部22には、図2に示すよう
に、製品毎に製品情報220が記憶されている。本実施
形態では、製品情報220は、製品グループa1、製品
識別子a2、仕様a3及び標準製品フラグa4により構
成されている。製品グループa1は、製品識別子a2に
より識別される製品が属する製品グループである。製品
識別子a2は、製品の機種を識別するための識別子であ
る。仕様a3は、製品識別子a2により識別される製品
の機能及び性能に関する仕様である。標準製品フラグa
4は、その製品が標準製品か否かを示す。ここで、標準
製品は、他の製品よりも大量の在庫を確保しておく製品
とする。なお、製品情報220は、本実施形態の処理に
先立って予め記憶されている。そして、標準製品フラグ
a4については、本実施形態の処理の実行により、標準
製品が変更される度に更新される。つまり、標準製品と
して決定された製品については、標準製品フラグa4に
フラグが設定され、標準製品であった製品が標準製品で
なくなった場合は、その製品についての標準製品フラグ
a4のフラグの設定が削除される。
【0019】アンケート情報記憶部23には、図3に示
すように、顧客識別子及び製品識別子毎にアンケート情
報230が記憶されている。本実施形態では、アンケー
ト情報230は、顧客識別子b1、製品識別子a2、概
算要求量b2、適用市場b3、優先顧客フラグb4及び
受注済フラグb5により構成されている。顧客識別子b
1は、顧客を識別するための識別子であって、本実施形
態では顧客の氏名及び顧客番号である。製品識別子a2
は、顧客の発注予定製品を識別するための識別子であ
る。概算要求量b2は、顧客の発注予定製品についての
概算要求量である。適用市場b3は、発注予定製品の用
途に関する情報である。優先顧客フラグb4は、その顧
客が優先顧客か否かを示し、その顧客が優先顧客である
場合にフラグが設定される。ここで、優先顧客は、その
製品について、優先的に出荷をし、また、特別料金等の
戦略的対応を行う対象の顧客とする。本実施形態では、
製品が標準製品である場合に、その製品における優先顧
客を決定する。受注済フラグb5は、そのアンケート情
報230に対応する実際の受注がされたか否かを示し、
受注済である場合にフラグが設定される。
【0020】アンケート情報230は、管理コンピュー
タ21が顧客端末31からのアンケート情報を受信した
場合に記録される。そして、優先顧客フラグb4は、優
先顧客が変更される度に更新される。つまり、その製品
に関して優先顧客として決定された顧客については、優
先顧客フラグb4にフラグが設定され、優先顧客であっ
た顧客が優先顧客でなくなった場合は、優先顧客フラグ
b4のフラグの設定が削除される。一方、受注済フラグ
b5には、そのアンケート情報230に対応する顧客及
び製品について実際の受注がされた場合にフラグが設定
される。
【0021】顧客別数量情報記憶部24には、図4に示
すように、顧客識別子b1、製品グループa1及び製品
識別子a2毎に顧客別数量情報240が記憶されてい
る。本実施形態では、顧客別数量情報240は、顧客識
別子b1、製品グループa1、製品識別子a2、概算要
求量b2、実績受注量c1により構成されている。顧客
識別子b1は、顧客を識別するための識別子である。製
品グループa1は、製品識別子a2により識別される製
品が属する製品グループである。製品識別子a2は、過
去に、顧客により概算要求量b2が示され、かつ、実際
に受注を受け付けた第2の製品としての製品を識別する
ための識別子である。概算要求量b2は、顧客による製
品の受注予定についての概算要求量である。実績受注量
c1は、顧客からの実際の受注量である。顧客別数量情
報240は、顧客から実際に製品を受注し、実績受注量
c1が管理コンピュータ21に入力された場合に記録さ
れる。このとき、概算要求量b2は、アンケート情報記
憶部23の概算要求量b2が顧客識別子b1及び製品識
別子a2により検索され、記録される。なお、本実施形
態では、顧客別数量情報240は予め記録されている。
【0022】次に、上記のように構成されたシステムに
おいて、管理コンピュータ21が、顧客へのアンケート
結果と、その顧客からの過去の受注実績とに基づいて標
準製品及び優先顧客を決定する場合の処理手順を図5に
従って説明する。
【0023】まず、顧客は、顧客端末31を用いて、イ
ンターネット30を介して、製品情報開示画面の表示要
求を管理コンピュータ21に送信する。これを受信する
と、管理コンピュータ21は、製品の情報を開示する製
品情報開示画面を表示させるための製品情報開示画面表
示データを顧客端末31に送信する(S1−1)。この
製品情報開示画面は、製品情報記憶部22の製品識別子
a2及び仕様a3を有する。この製品情報開示画面表示
データを受信すると、顧客端末31に、製品情報開示画
面が表示される。
【0024】この製品情報開示画面において、表示され
ている製品について、顧客が将来発注する意思がある旨
を入力すると、顧客端末31は、アンケート送信要求を
管理コンピュータ21に送信する。これを受信すると、
管理コンピュータ21は、顧客へのアンケートを行うア
ンケート入力画面を表示するためのアンケート入力画面
表示データを顧客端末31に送信する(S1−2)。
【0025】このアンケート入力画面表示データを受信
すると、顧客端末31に、アンケート入力画面が表示さ
れる。顧客は、このアンケート入力画面にて、発注予定
製品の製品識別子a2及び概算要求量b2と顧客識別子
b1及び適用市場b3とを入力する。顧客端末31は、
製品識別子a2、概算要求量b2、顧客識別子b1及び
適用市場b3とを有するアンケート結果データを管理コ
ンピュータ21に送信する。
【0026】管理コンピュータ21は、このアンケート
結果データを受信すると、これに基づいて顧客識別子b
1、製品識別子a2、概算要求量b2及び適用市場b3
をアンケート情報記憶部23に記録する(S1−3)。
【0027】管理コンピュータ21は、顧客端末31か
らのアンケート結果データを受信する度に、このように
して、顧客識別子b1、製品識別子a2、概算要求量b
2及び適用市場b3をアンケート情報記憶部23に記録
する。
【0028】次に、管理コンピュータ21は、優先対象
としての標準製品及び同じく優先対象としての優先顧客
を決定する処理を行う。まず、管理コンピュータ21
は、アンケート情報230の顧客識別子b1で識別され
る顧客について、過去の受注実績が存在するかどうかを
顧客別数量情報記憶部24に記録された顧客別数量情報
240に基づいて判断する(S1−4)。具体的には、
管理コンピュータ21は、アンケート情報230の製品
識別子a2により製品情報記憶部22から製品グループ
a1を抽出する。そして、管理コンピュータ21は、そ
の製品グループa1とアンケート情報230の顧客識別
子b1とにより、顧客別数量情報記憶部24を検索す
る。ここでは、過去に受注があった場合に、顧客別数量
情報240が抽出される。過去に受注があった場合(S
1−4でYESの場合)、管理コンピュータ21は、製
品グループa1と顧客識別子b1とにより顧客別数量情
報記憶部24から概算要求量b2及び実績受注量c1を
抽出する(S1−5)。なお、同一顧客から同一の製品
グループa1に属する複数の種類の製品を受注している
場合もある。この場合、その顧客について、複数の製品
識別子a2に対応して複数の顧客別数量情報240が抽
出されることとなる。
【0029】次に、アンケート情報230の製品識別子
a2の製品が属する製品グループa1について、管理コ
ンピュータ21は、その顧客の過去の概算要求量b2と
過去の実績受注量c1とを用いて補正値を算出する(S
1−6)。具体的には、管理コンピュータ21は、抽出
した顧客別数量情報240の概算要求量b2の合計と実
績受注量c1の合計とをそれぞれ算出する。そして、管
理コンピュータ21は、実績受注量c1の合計を概算要
求量b2の合計で除算した補正値を算出する。そして、
管理コンピュータ21は、顧客による概算要求量b2に
基づいて、受注量の予測値である受注期待値としての顧
客別期待値を算出する(S1−7)。具体的には、管理
コンピュータ21は、アンケート情報230の概算要求
量b2と算出した補正値との積を算出することにより、
顧客別期待値を算出する。
【0030】なお、ステップS1−4において、過去に
受注がなかった場合(S1−4でYESの場合)、管理
コンピュータ21は、アンケート情報230の概算要求
量b2を顧客別期待値とする(S1−8)。
【0031】なお、管理コンピュータ21は、発注予定
製品が属する製品グループa1に属するすべての製品に
ついて、ステップS1−4〜S1−8の処理を実行し、
顧客別期待値を算出する。
【0032】次に、管理コンピュータ21は、発注予定
製品が属する製品グループa1に属する製品について、
製品毎、つまり、製品識別子a2毎に顧客別期待値の合
計を算出する(S1−9)。そして、管理コンピュータ
21は、製品識別子a2毎の顧客別期待値の合計に基づ
いて標準製品を決定する(S1−10)。具体的には、
管理コンピュータ21は、その製品グループa1毎に属
する製品識別子a2毎の顧客別期待値の合計に基づいて
順位付けをし、上位に属する製品をその製品グループa
1における標準製品として決定する。そして、管理コン
ピュータ21は、標準製品として決定された製品の製品
識別子a2により製品情報220を検索し、その製品情
報220について、標準製品フラグa4にフラグを設定
する。
【0033】次に、管理コンピュータ21は、標準製品
について優先顧客を決定する(S1−11)。具体的に
は、管理コンピュータ21は、標準製品フラグa4にフ
ラグが設定されている製品情報220の製品識別子a2
を抽出する。そして、管理コンピュータ21は、製品識
別子a2毎に顧客別期待値に基づいて順位付けをし、上
位に属する顧客を優先顧客として決定する。そして、管
理コンピュータ21は、優先顧客として決定された顧客
の当該製品についてのアンケート情報230を顧客識別
子b1及び製品識別子a2により検索し、そのアンケー
ト情報230の優先顧客フラグb4にフラグを設定す
る。
【0034】そして、実際に受注が行われた場合、実際
の受注量が管理コンピュータ21に入力される。この受
注量の入力を受け入れると、管理コンピュータ21は、
アンケート情報230の受注済フラグb5にフラグを設
定する。そして、管理コンピュータ21は、受注された
製品について顧客別数量情報240を記録する。ここ
で、管理コンピュータ21は、顧客識別子b1及び製品
識別子a2によりアンケート情報230の概算要求量b
2を抽出し、その概算要求量b2を顧客別数量情報24
0の概算要求量b2に設定する。また、管理コンピュー
タ21は、入力された実際の受注量を実績受注量c1に
設定する。そして、事業者は、実際の受注に対応して、
製品の生産及び出荷を行うこととなる。このとき、製品
の出荷は、優先顧客以外については受注した順番に行
い、優先顧客については受注の順番に関わらず優先的に
行う。具体的には、管理コンピュータ21は、実際の受
注の順番で製品を出荷するように生産、出荷の管理を行
い、アンケート情報230の優先顧客フラグb4にフラ
グが設定されている場合、優先顧客として、製品の出荷
を優先させる。
【0035】さらに、標準製品については、製品識別子
a2毎の顧客別期待値の合計が大きい、つまり要求度が
高い製品として、その製品が属する製品グループa1に
おいて、特別に、予め在庫を確保しておく製品とする。
具体的には、管理コンピュータ21は、製品情報220
の標準製品フラグa4にフラグが設定されている場合、
在庫を確保するように生産管理及び在庫管理を行う。ま
た、優先顧客については、優先的な製品の出荷や戦略的
価格の対応等のサービスの対象とする。具体的には、管
理コンピュータ21は、アンケート情報230の優先顧
客フラグb4にフラグが設定されている場合、優先顧客
として、前述のように製品の出荷を優先させる。また、
管理コンピュータ21は、その表示手段にて優先顧客で
ある旨の表示を行い、事業者は、それに基づいて、優先
顧客として戦略的価格対応等を行う。
【0036】さらに、管理コンピュータ21は、標準製
品及び優先顧客に関する情報を図示しない生産管理シス
テムや顧客データベースに出力する。以上、本実施形態
によれば、以下に示す効果を得ることができる。
【0037】・ 上記の実施形態では、管理コンピュー
タ21は、顧客別数量情報240の概算要求量b2及び
実績受注量c1により補正値を算出する。そして、管理
コンピュータ21は、顧客のアンケート結果に基づくア
ンケート情報230の概算要求量b2と算出した補正値
とにより、顧客別期待値を算出する。このため、アンケ
ート結果により、早期に概算要求量b2を得ることがで
きる。また、アンケート結果による概算要求量b2と実
際の受注量とが乖離していても、概算要求量b2を過去
の実績に基づいて補正した値を用いて受注量を予測する
ため、より信頼性の高い予測受注量を用いることができ
る。
【0038】・ 上記の実施形態では、管理コンピュー
タ21は、アンケート結果の概算要求量b2を補正する
ための補正値を過去の受注についての概算要求量b2及
び実績受注量c1に基づいて算出する。このため、アン
ケート結果の概算要求量b2を過去の受注実績により補
正して受注量を予測することができる。
【0039】・ 上記の実施形態では、製品識別子a2
は製品グループa1と関連付けられており、アンケート
結果の概算要求量b2を補正するための補正値の算出で
は、発注予定製品が属する製品グループa1の製品を対
象とする。このため、発注予定製品について過去に受注
実績がなくても、同一の製品グループa1に属する、そ
の発注予定製品に関連する製品の過去の受注実績から補
正値を算出し、受注量を予測することができる。
【0040】・ 上記の実施形態では、補正値は、発注
予定についての入力を行った顧客についての過去の概算
要求量b2及び実績受注量c1を用いて算出した。この
ため、顧客毎に補正値を求めることができ、顧客によっ
て概算要求量b2と実績受注量c1との乖離の程度が異
なっていても、顧客毎に、より適切な顧客別期待値を求
めることができる。
【0041】・ 上記の実施形態では、管理コンピュー
タ21は、発注予定製品の製品グループa1に属する製
品について、製品毎に、概算要求量b2を過去の実績に
基づいて補正した顧客別期待値の合計を算出する。そし
て、管理コンピュータ21は、その製品グループa1に
おける製品毎の顧客別期待値の合計に基づいて順位付け
をし、上位に属する製品をその製品グループa1におけ
る標準製品として決定する。このため、アンケート結果
の概算要求量b2を過去の実績に基づいて補正した顧客
別期待値に基づいて標準製品を決定できる。従って、要
求度が高い製品を標準製品とすることができるととも
に、その要求度を信頼性の高いものとすることができ
る。
【0042】・ 上記の実施形態では、管理コンピュー
タ21は、標準製品について顧客別期待値に基づいて順
位付けをし、上位に属する顧客をその標準製品について
の優先顧客として決定する。このため、アンケート結果
の概算要求量b2を過去の実績に基づいて補正した顧客
別期待値に基づいて優先顧客を決定でき、概算要求量b
2が多く、かつ、その信頼性が高い顧客を優先顧客とし
て決定できる。
【0043】・ 上記の実施形態では、管理コンピュー
タ21は、アンケート結果データを受信する度に顧客別
期待値を算出し、それに基づいて標準製品及び優先顧客
を決定する。このため、顧客からのアンケート結果を直
ちに生産量及び在庫量に反映させることができる。
【0044】・ 上記の実施形態では、管理コンピュー
タ21は、顧客からのアンケート結果データに基づいて
適用市場b3を記録した。このため、優先顧客につい
て、その適用市場b3に基づいて市場分析を行うことが
でき、優先顧客の適用市場b3と同様の市場内での顧客
発掘等を行うことが可能となる。
【0045】なお、上記実施形態は、以下の態様に変更
してもよい。 ・ 上記の実施形態では、製品グループa1毎に、顧客
別数量情報240の概算要求量b2の合計と実績受注量
c1の合計とを算出し、実績受注量c1の合計を概算要
求量b2の合計で除した値を補正値とした。本発明の補
正値の算出方法は、これに限定されるものではなく、例
えば、同一製品グループa1の製品のうち、最近の製品
のみを補正値の算出の対象としてもよく、また、製品毎
に重み付けを行って補正値を算出してもよい。また、補
正値の算出の対象とする製品は同一製品グループa1の
製品に限られない。例えば、製品を電子機器、消耗品等
に分類し、アンケート結果の製品が属する製品の分類に
属する製品の過去の実績に基づいて補正値を算出しても
よい。
【0046】・ 上記の実施形態では、同一の製品グル
ープa1において、製品識別子a2毎の顧客別期待値の
合計に基づいて順位付けをし、上位に属する製品をその
製品グループa1における標準製品とした。本発明にお
いて、製品識別子a2毎の顧客別期待値の合計に基づい
て標準製品を決定する条件はこれに限られない。例え
ば、同一の製品グループa1においては、単一の製品を
標準製品としてもよい。また、製品識別子a2毎の顧客
別期待値の合計が所定数以上であるものを標準製品とし
てもよい。
【0047】・ 上記の実施形態では、標準製品におい
て顧客別期待値に基づいて順位付けをし、上位に属する
顧客をその標準製品における優先顧客とした。本発明に
おいて、顧客別期待値に基づいて優先顧客を決定する条
件はこれに限られない。例えば、顧客毎に同一の製品グ
ループa1におけるすべての製品の顧客別期待値の合計
を算出し、その値が大きい顧客を優先顧客としてもよ
い。このようにすることで、複数の製品について発注し
ていて、全体として多くの発注を行っている顧客を優先
顧客として優先的に対応できる。また、顧客別期待値が
所定数以上である顧客を優先顧客としてもよい。
【0048】・ 上記の実施形態では、管理コンピュー
タ21が顧客端末31からのアンケート結果データを受
信した際に、その都度、顧客別期待値を算出し、それに
基づいて標準製品及び優先顧客を決定した。これに代え
て、標準製品及び優先顧客の決定は、所定のタイミング
で(例えば、1週間毎、又は、標準製品等を決定する旨
の入力があった際)、行ってもよい。
【0049】・ 上記の実施形態では、事業者システム
20と顧客端末31とをインターネット30で接続した
が、専用線、公衆回線、イントラネットやエクストラネ
ット(広域エリアネットワーク)を用いてもよい。
【0050】・ 上記の実施形態では、事業者システム
20に記憶部22〜24を設定したが、各記憶部22〜
24は、分けて別の場所に設定してもよい。
【0051】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
要求度の高い製品の在庫を用意して効率的に製品を供給
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態のシステム概略図。
【図2】 製品情報記憶部に記憶されたデータの説明
図。
【図3】 アンケート情報記憶部に記憶されたデータの
説明図。
【図4】 顧客別数量情報記憶部に記憶されたデータの
説明図。
【図5】 本発明の一実施形態の処理手順の説明図。
【符号の説明】
21…コンピュータとしての管理コンピュータ、23…
発注可能性情報記憶手段としてのアンケート情報記憶
部、24…受注実績記憶手段としての顧客別数量情報記
憶部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製品毎に概算要求量と、実際に受注した
    実績受注量とを関連づけて記憶した受注実績記憶手段
    と、これを制御するコンピュータとを用いて、製品の生
    産量の管理を行う生産管理方法であって、 前記コンピュータが、 将来の発注可能性に関して、顧客から受けた発注予定製
    品と概算要求量とを記憶する段階と、 前記受注実績記憶手段から、前記発注予定製品に関連す
    る製品の概算要求量と実績受注量とを抽出し、これらを
    用いて補正値を算出する段階と、 前記発注予定製品についての概算要求量と、前記算出し
    た補正値とに基づいて受注期待値を算出する段階とを備
    えたことを特徴とする生産管理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の生産管理方法におい
    て、 前記受注実績記憶手段に記憶された概算要求量と実績受
    注量とは、さらに顧客識別子に関連づけられて記憶さ
    れ、 前記補正値を算出する段階は、前記発注予定製品を受け
    た前記顧客の顧客識別子に関連づけられた概算要求量と
    実績受注量とを用いて補正値を算出することを特徴とす
    る生産管理方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の生産管理方法に
    おいて、 前記コンピュータが、前記受注期待値に基づいて順位付
    けを行い、優先対象を決定する段階をさらに備えたこと
    を特徴とする生産管理方法。
  4. 【請求項4】 製品毎に概算要求量と、実際に受注した
    実績受注量とを関連づけて記憶した受注実績記憶手段
    と、これを制御するコンピュータとを用いて、製品の生
    産量の管理を行うための生産管理プログラムであって、 前記コンピュータを、 将来の発注可能性に関して、顧客から受けた発注予定製
    品と概算要求量とを記憶する発注可能性情報記憶手段、 前記受注実績記憶手段から、前記発注予定製品に関連す
    る製品の概算要求量と実績受注量とを抽出し、これらを
    用いて補正値を算出する補正値算出手段、及び、 前記発注予定製品についての概算要求量と、前記算出し
    た補正値とに基づいて受注期待値を算出する受注期待値
    算出手段として機能させるための生産管理プログラム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の生産管理プログラムに
    おいて、 前記受注実績記憶手段に記憶された概算要求量と実績受
    注量とは、さらに顧客識別子に関連づけられて記憶さ
    れ、 前記補正値算出手段を、 前記発注予定製品を受けた前記顧客の顧客識別子に関連
    づけられた概算要求量と実績受注量とを用いて補正値を
    算出する手段として機能させるための生産管理プログラ
    ム。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5に記載の生産管理プログ
    ラムにおいて、 前記コンピュータを、さらに、 前記受注期待値に基づいて順位付けを行い、優先対象を
    決定する優先対象決定手段として機能させるための生産
    管理プログラム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005309770A (ja) * 2004-04-21 2005-11-04 Canon System Solutions Inc 在庫管理プログラム及び在庫管理装置並びにその方法
JP2008065488A (ja) * 2006-09-05 2008-03-21 Toshiba Tec Corp 商品発注数提案装置
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CN113454549A (zh) * 2019-03-28 2021-09-28 株式会社富士 元件管理系统

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