JP2003308253A - 情報処理装置 - Google Patents
情報処理装置Info
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- JP2003308253A JP2003308253A JP2002111675A JP2002111675A JP2003308253A JP 2003308253 A JP2003308253 A JP 2003308253A JP 2002111675 A JP2002111675 A JP 2002111675A JP 2002111675 A JP2002111675 A JP 2002111675A JP 2003308253 A JP2003308253 A JP 2003308253A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 フラッシュメモリに記憶したプログラム等の
書換中の電源OFF等によるデータ消失をバックアップす
るためのメモリ領域を装置内蔵メモリ等を用いず、小型
の装置に適した形で用意し、装置の高パフォーマンス化
を図る。 【解決手段】 記録媒体8側にフラッシュメモリ4の書
換に必要なプログラム(書換データへのポインタ、フラ
ッシュメモリの各セクタ構成情報、データの書換範囲の
指示データ)、書換データ及び書換操作時に書換不要デ
ータを含むセクタデータのバックアップ用領域を用意す
る。書換処理の際、セクタ単位でセクタの消去を行う時
に、記録媒体8で書換不要データをバックアップし、電
源OFFがあっても中断後に記録媒体8からのデータによ
り復帰処理を可能にする。記録媒体8をSDカード等とし
て小型の携帯情報端末等に適応させる。
書換中の電源OFF等によるデータ消失をバックアップす
るためのメモリ領域を装置内蔵メモリ等を用いず、小型
の装置に適した形で用意し、装置の高パフォーマンス化
を図る。 【解決手段】 記録媒体8側にフラッシュメモリ4の書
換に必要なプログラム(書換データへのポインタ、フラ
ッシュメモリの各セクタ構成情報、データの書換範囲の
指示データ)、書換データ及び書換操作時に書換不要デ
ータを含むセクタデータのバックアップ用領域を用意す
る。書換処理の際、セクタ単位でセクタの消去を行う時
に、記録媒体8で書換不要データをバックアップし、電
源OFFがあっても中断後に記録媒体8からのデータによ
り復帰処理を可能にする。記録媒体8をSDカード等とし
て小型の携帯情報端末等に適応させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体が保持す
る書き換え用情報によってフラッシュメモリに記憶され
たプログラム等のデータの書き換えを可能とした情報処
理装置に関し、より詳細には、書き換え処理中の電源O
FFにより起こり得る、フラッシュメモリからRAMに
移動させた書き換え不要データの消失を防ぐようにした
前記情報処理装置に関する。
る書き換え用情報によってフラッシュメモリに記憶され
たプログラム等のデータの書き換えを可能とした情報処
理装置に関し、より詳細には、書き換え処理中の電源O
FFにより起こり得る、フラッシュメモリからRAMに
移動させた書き換え不要データの消失を防ぐようにした
前記情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、対象情報の処理システムを有
した情報処理装置では、処理システムの動作を制御する
ために用いるプログラム等、消失すると困るデータを記
憶するための記憶手段として、普通、フラッシュメモリ
を用いる。このような情報処理装置においてシステムを
変更する場合、フラッシュメモリのデータの書き換えを
行うが、現在では記録媒体に格納した書き換えデータを
インタフェースを介して、装置本体側に取り込んで書き
換え処理を行うというやり方が、通常、採用されるとこ
ろである。ところで、フラッシュメモリ上のデータの書
き換えはフラッシュメモリの最小消去単位がセクタ毎と
いう制限があるため、データの書き換えは、実際上セク
タ毎にセクタ消去を行い、その後にセクタ内のデータを
書き込むという方法を採るものである。消去がセクタ単
位に制限されるために、書き換え対象セクタに複数のデ
ータが存在し、その中に書き換えを予定していない(書
き換え不要の)データが含まれるといった場合に、一時
的にこのセクタデータをRAMに退避させておき、セク
タ内のデータを消去するが、そのときに電源OFFが起
きるとRAMに退避させた書き換え不要データの消失が
起きる可能性がある。これを防ぐために、フラッシュメ
モリへの書き込みデータは、データ毎にフラッシュメモ
リのセクタ毎の先頭アドレスから書き込む制約をつけ、
データの書き換えを管理するようにしている。図4は、
この管理方法を採用した場合のフラッシュメモリの記憶
状態を示す。
した情報処理装置では、処理システムの動作を制御する
ために用いるプログラム等、消失すると困るデータを記
憶するための記憶手段として、普通、フラッシュメモリ
を用いる。このような情報処理装置においてシステムを
変更する場合、フラッシュメモリのデータの書き換えを
行うが、現在では記録媒体に格納した書き換えデータを
インタフェースを介して、装置本体側に取り込んで書き
換え処理を行うというやり方が、通常、採用されるとこ
ろである。ところで、フラッシュメモリ上のデータの書
き換えはフラッシュメモリの最小消去単位がセクタ毎と
いう制限があるため、データの書き換えは、実際上セク
タ毎にセクタ消去を行い、その後にセクタ内のデータを
書き込むという方法を採るものである。消去がセクタ単
位に制限されるために、書き換え対象セクタに複数のデ
ータが存在し、その中に書き換えを予定していない(書
き換え不要の)データが含まれるといった場合に、一時
的にこのセクタデータをRAMに退避させておき、セク
タ内のデータを消去するが、そのときに電源OFFが起
きるとRAMに退避させた書き換え不要データの消失が
起きる可能性がある。これを防ぐために、フラッシュメ
モリへの書き込みデータは、データ毎にフラッシュメモ
リのセクタ毎の先頭アドレスから書き込む制約をつけ、
データの書き換えを管理するようにしている。図4は、
この管理方法を採用した場合のフラッシュメモリの記憶
状態を示す。
【0003】ところが、各データをセクタの先頭アドレ
スから書き込んでいくこの管理方法では、セクタ長に対
する書き込むデータ長の調整を行うのは困難であり、図
4に参照されるように、各データ間に空き領域が生じる
ので、メモリ領域の利用効率を低下させる要因となる。
これに対し、フラッシュメモリの空き領域のムダをなく
すためにセクタ長に関係なくデータを敷き詰めてしまう
管理方法が知られている。図5は、この管理方法を採用
した場合のフラッシュメモリの記憶状態を示す。この管
理方法(図5)を実施する場合、データの内容を書き換
えるときには、書き換え対象セクタの内容を一時的にバ
ッファに読み込み、バッファ上で変更領域を対象に新規
の書き換えデータを配置し、セクタを消去した後、バッ
ファの内容を当該セクタに書き込む、いわゆるセクタ・
リード・モディファイ・ライトにより、フラッシュメモ
リの容量を有効に使用する方法を採用することが提案さ
れている。
スから書き込んでいくこの管理方法では、セクタ長に対
する書き込むデータ長の調整を行うのは困難であり、図
4に参照されるように、各データ間に空き領域が生じる
ので、メモリ領域の利用効率を低下させる要因となる。
これに対し、フラッシュメモリの空き領域のムダをなく
すためにセクタ長に関係なくデータを敷き詰めてしまう
管理方法が知られている。図5は、この管理方法を採用
した場合のフラッシュメモリの記憶状態を示す。この管
理方法(図5)を実施する場合、データの内容を書き換
えるときには、書き換え対象セクタの内容を一時的にバ
ッファに読み込み、バッファ上で変更領域を対象に新規
の書き換えデータを配置し、セクタを消去した後、バッ
ファの内容を当該セクタに書き込む、いわゆるセクタ・
リード・モディファイ・ライトにより、フラッシュメモ
リの容量を有効に使用する方法を採用することが提案さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このセ
クタ・リード・モディファイ・ライトでは、書き換え対
象セクタの内容を一時的に読み込むバッファはRAMで
あり、新規書き換えデータの書き込み中に電源OFF等
による中断が起こった場合は、RAMバッファ上にしか
ない当該セクタ内の修正不要なデータは消失してしま
い、再度、セクタデータの読み込み・修正・消去・書き
込みを行っても、修正予定の書き換えデータのみが書き
込まれるため、セクタ書き換えは正常終了したことにな
らない。また、セクタ・リード・モディファイ・ライト
におけるデータの消失を回避するために、フラッシュメ
モリ上にバックアップセクタを用意する(図5、参照)
必要があったり、情報処理装置内部に存在する第2次記
憶媒体にバックアップデータを保持する機構をさらに必
要とした。そのため、前者では実際上フラッシュメモリ
の容量を全て使用することを想定したシステムの設計が
出来ず、他方、フラッシュメモリの容量を全て使用する
ことを想定した後者では、第2次記憶媒体のコスト増と
なってしまう。また、両者いずれの解決手段について
も、装置規模の拡大を伴うものであり、小型の情報処理
装置に適用するには不向きである。
クタ・リード・モディファイ・ライトでは、書き換え対
象セクタの内容を一時的に読み込むバッファはRAMで
あり、新規書き換えデータの書き込み中に電源OFF等
による中断が起こった場合は、RAMバッファ上にしか
ない当該セクタ内の修正不要なデータは消失してしま
い、再度、セクタデータの読み込み・修正・消去・書き
込みを行っても、修正予定の書き換えデータのみが書き
込まれるため、セクタ書き換えは正常終了したことにな
らない。また、セクタ・リード・モディファイ・ライト
におけるデータの消失を回避するために、フラッシュメ
モリ上にバックアップセクタを用意する(図5、参照)
必要があったり、情報処理装置内部に存在する第2次記
憶媒体にバックアップデータを保持する機構をさらに必
要とした。そのため、前者では実際上フラッシュメモリ
の容量を全て使用することを想定したシステムの設計が
出来ず、他方、フラッシュメモリの容量を全て使用する
ことを想定した後者では、第2次記憶媒体のコスト増と
なってしまう。また、両者いずれの解決手段について
も、装置規模の拡大を伴うものであり、小型の情報処理
装置に適用するには不向きである。
【0005】本発明は、記録媒体が保持するデータによ
ってフラッシュメモリに記憶されたプログラム等のデー
タの書き換えを可能とした情報処理装置における上述の
従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、その目的
は、フラッシュメモリ上にバックアップセクタを用意す
ることなく、フラッシュメモリの容量をさらに有効に使
用でき、かつバックアップデータを保持する第2次記憶
媒体を用意せずに、高パフォーマンス化を図ることが可
能な前記情報処理装置を提供することにある。また、上
記した情報処理装置を小型の情報処理装置に適した形で
提供することをさらなる目的とする。
ってフラッシュメモリに記憶されたプログラム等のデー
タの書き換えを可能とした情報処理装置における上述の
従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、その目的
は、フラッシュメモリ上にバックアップセクタを用意す
ることなく、フラッシュメモリの容量をさらに有効に使
用でき、かつバックアップデータを保持する第2次記憶
媒体を用意せずに、高パフォーマンス化を図ることが可
能な前記情報処理装置を提供することにある。また、上
記した情報処理装置を小型の情報処理装置に適した形で
提供することをさらなる目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、対象
情報の処理システムと、該処理システムの動作を制御す
るために用いるプログラムを含むデータを記憶するフラ
ッシュメモリと、該フラッシュメモリに記憶されたデー
タを記録媒体が保持する書き換え用情報によって書き換
えるメモリ書き換え手段を有する情報処理装置であり、
前記メモリ書き換え手段は、フラッシュメモリの書き換
え対象セクタに書き換え不要のデータが存在するとき
に、書き換えを行う前に、当該対象セクタに存在するデ
ータを前記記録媒体にコピーするようにしたことを特徴
とする情報処理装置である。
情報の処理システムと、該処理システムの動作を制御す
るために用いるプログラムを含むデータを記憶するフラ
ッシュメモリと、該フラッシュメモリに記憶されたデー
タを記録媒体が保持する書き換え用情報によって書き換
えるメモリ書き換え手段を有する情報処理装置であり、
前記メモリ書き換え手段は、フラッシュメモリの書き換
え対象セクタに書き換え不要のデータが存在するとき
に、書き換えを行う前に、当該対象セクタに存在するデ
ータを前記記録媒体にコピーするようにしたことを特徴
とする情報処理装置である。
【0007】請求項2の発明は、請求項1に記載された
情報処理装置において、前記記録媒体が保持する書き換
え用情報がフラッシュメモリの書き換えデータと、書き
換えデータへのポインタ、フラッシュメモリの各セクタ
構成情報、データの書き換え範囲の指示データよりなる
書き換えプログラムであることを特徴とするものであ
る。
情報処理装置において、前記記録媒体が保持する書き換
え用情報がフラッシュメモリの書き換えデータと、書き
換えデータへのポインタ、フラッシュメモリの各セクタ
構成情報、データの書き換え範囲の指示データよりなる
書き換えプログラムであることを特徴とするものであ
る。
【0008】請求項3の発明は、請求項1に記載された
情報処理装置において、前記記録媒体が保持する書き換
え用情報がフラッシュメモリの書き換えデータと、書き
換えデータへのポインタ、データの書き換え範囲の指示
データよりなる書き換えプログラムであり、前記フラッ
シュメモリが各セクタ構成情報を保持するようにしたこ
とを特徴とするものである。
情報処理装置において、前記記録媒体が保持する書き換
え用情報がフラッシュメモリの書き換えデータと、書き
換えデータへのポインタ、データの書き換え範囲の指示
データよりなる書き換えプログラムであり、前記フラッ
シュメモリが各セクタ構成情報を保持するようにしたこ
とを特徴とするものである。
【0009】請求項4の発明は、請求項1乃至3のいず
れかに記載された情報処理装置において、前記記録媒体
が小型の携帯メディアであることを特徴とするものであ
る。
れかに記載された情報処理装置において、前記記録媒体
が小型の携帯メディアであることを特徴とするものであ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係わる情報処理装置を添
付する図面とともに示す以下の実施形態に基づき説明す
る。図1は、本実施形態の情報処理装置における処理シ
ステムの概略構成を示す。図1を参照すると、本実施形
態の処理システムは、システムの制御を行うCPU1を
有し、CPU1にシステムバスを介して、制御動作等を
実行するためのプログラムや該プログラムに従って動作
する以下の各構成要素部で用いる諸種のデータが格納さ
れたフラッシュメモリ4、情報を処理する際にワーク領
域として使用されるRAM2、オペレータの操作により
指令等を入力する入力部6、オペレータに装置の状態や
処理結果を示す表示部5、システムとして常時保持して
おきたい情報を格納するSRAM3、記録媒体8とデー
タの授受を行うための外部I/F7を接続し、構成す
る。なお、フラッシュメモリ4に対して、実行プログラ
ムの動作拡張のためのデータの追加、或いは本発明が目
的とするデータの書き換えを行う場合には、追加や書き
換えに用いるデータを予め書き込んだ記録媒体8を用意
し、用意された記録媒体8と装置本体側との間の外部I
/F7を介して行うデータのやりとりによって、その手
順が進行する。
付する図面とともに示す以下の実施形態に基づき説明す
る。図1は、本実施形態の情報処理装置における処理シ
ステムの概略構成を示す。図1を参照すると、本実施形
態の処理システムは、システムの制御を行うCPU1を
有し、CPU1にシステムバスを介して、制御動作等を
実行するためのプログラムや該プログラムに従って動作
する以下の各構成要素部で用いる諸種のデータが格納さ
れたフラッシュメモリ4、情報を処理する際にワーク領
域として使用されるRAM2、オペレータの操作により
指令等を入力する入力部6、オペレータに装置の状態や
処理結果を示す表示部5、システムとして常時保持して
おきたい情報を格納するSRAM3、記録媒体8とデー
タの授受を行うための外部I/F7を接続し、構成す
る。なお、フラッシュメモリ4に対して、実行プログラ
ムの動作拡張のためのデータの追加、或いは本発明が目
的とするデータの書き換えを行う場合には、追加や書き
換えに用いるデータを予め書き込んだ記録媒体8を用意
し、用意された記録媒体8と装置本体側との間の外部I
/F7を介して行うデータのやりとりによって、その手
順が進行する。
【0011】ここで、本発明の情報処理装置が備えるフ
ラッシュメモリ4上のデータの書き換え手段に係わる実
施形態を説明する。本実施形態の書き換え手段は、フラ
ッシュメモリ4上にバックアップセクタを用意したり
(図5、参照)、バックアップセクタ不要の格納方式と
したり(図4、参照)、或いは装置本体側にバックアッ
プデータを保持する二次記憶媒体を用意するといった従
来方式によらずに、フラッシュメモリ4の容量をより有
効に使用し得、装置のローコスト化(高パフォーマンス
化)を図ることを意図するものである。このために、本
実施形態では、フラッシュメモリ4のデータ管理方法と
して、セクタの構造に無関係に(即ち、図4にて参照さ
れる従来技術に示した、セクタの先頭からデータを格納
するといった制限をせずに)データを敷き詰める方法
(図5参照)を採用する。従って、上述したセクタ・リ
ード・モディファイ・ライトによる動作を行うが、この
動作よる場合に起きる可能性があるデータの消失を回避
するためのデータのバックアップを、本実施形態ではフ
ラッシュメモリ4を用いないで行うようにし、その結
果、セクタ全体を本来の実行プログラム等のデータの格
納に用いることを可能にする。そのため、本実施形態で
は、後述するように、書き換えに用いる情報を書き込ん
だ記録媒体8にバックアップデータを保持することによ
り、データの消失を回避する。
ラッシュメモリ4上のデータの書き換え手段に係わる実
施形態を説明する。本実施形態の書き換え手段は、フラ
ッシュメモリ4上にバックアップセクタを用意したり
(図5、参照)、バックアップセクタ不要の格納方式と
したり(図4、参照)、或いは装置本体側にバックアッ
プデータを保持する二次記憶媒体を用意するといった従
来方式によらずに、フラッシュメモリ4の容量をより有
効に使用し得、装置のローコスト化(高パフォーマンス
化)を図ることを意図するものである。このために、本
実施形態では、フラッシュメモリ4のデータ管理方法と
して、セクタの構造に無関係に(即ち、図4にて参照さ
れる従来技術に示した、セクタの先頭からデータを格納
するといった制限をせずに)データを敷き詰める方法
(図5参照)を採用する。従って、上述したセクタ・リ
ード・モディファイ・ライトによる動作を行うが、この
動作よる場合に起きる可能性があるデータの消失を回避
するためのデータのバックアップを、本実施形態ではフ
ラッシュメモリ4を用いないで行うようにし、その結
果、セクタ全体を本来の実行プログラム等のデータの格
納に用いることを可能にする。そのため、本実施形態で
は、後述するように、書き換えに用いる情報を書き込ん
だ記録媒体8にバックアップデータを保持することによ
り、データの消失を回避する。
【0012】次に、本発明の情報処理装置が用いる記録
媒体8に係わる実施形態について説明する。本発明で
は、記録媒体8に対して、書き換え用情報を保持するこ
とと、上述したセクタ・リード・モディファイ・ライト
に基づく動作を行う際のバックアップデータを保持する
領域を用意しておくことが要件となる。ここで用いる書
き換え用情報は、フラッシュメモリ4の書き換えデータ
と書き換えプログラムを含み、書き換えプログラムは、
書き換えデータへのポインタ、フラッシュメモリ4の各
セクタ構成情報(即ち、各セクタのメモリ領域を特定す
る情報で、各セクタのセクタ長・対応アドレスデータよ
りなる)、データの書き換え範囲(即ち、書き換え予定
データ部を示すアドレス情報)を指示するデータよりな
る。なお、書き換え用情報の中、少なくとも書き換えデ
ータは記録媒体8に予め書き込まれて用意されるが、書
き換えデータへのポインタを除く他の書き換えプログラ
ムのデータについては、例えばセクタ構成情報を本体の
フラッシュメモリ4に保持させること(後述の実施形
態、参照)やデータの書き換え範囲を指示するデータの
場合、オペレータの操作により入力部6から与えるよう
にすることも可能である。
媒体8に係わる実施形態について説明する。本発明で
は、記録媒体8に対して、書き換え用情報を保持するこ
とと、上述したセクタ・リード・モディファイ・ライト
に基づく動作を行う際のバックアップデータを保持する
領域を用意しておくことが要件となる。ここで用いる書
き換え用情報は、フラッシュメモリ4の書き換えデータ
と書き換えプログラムを含み、書き換えプログラムは、
書き換えデータへのポインタ、フラッシュメモリ4の各
セクタ構成情報(即ち、各セクタのメモリ領域を特定す
る情報で、各セクタのセクタ長・対応アドレスデータよ
りなる)、データの書き換え範囲(即ち、書き換え予定
データ部を示すアドレス情報)を指示するデータよりな
る。なお、書き換え用情報の中、少なくとも書き換えデ
ータは記録媒体8に予め書き込まれて用意されるが、書
き換えデータへのポインタを除く他の書き換えプログラ
ムのデータについては、例えばセクタ構成情報を本体の
フラッシュメモリ4に保持させること(後述の実施形
態、参照)やデータの書き換え範囲を指示するデータの
場合、オペレータの操作により入力部6から与えるよう
にすることも可能である。
【0013】下記に例示する一実施形態では、記録媒体
8側が、書き換え時におけるフラッシュメモリ4におけ
るデータの記憶状態を知っており、記録媒体8側で書き
換えプログラムを作成し得る条件が整っているという前
提を置いている。つまり、フラッシュメモリ4の各セク
タ構成情報、データの書き換え範囲の指示データを記録
媒体8上に用意できるという条件(即ち本体側のメモリ
や書き換え操作上の負担をできる限り小さくする設計)
を想定したものである。従って、記録媒体8には、書き
換えプログラムとして、書き換えデータへのポインタ、
フラッシュメモリ4の各セクタ構成情報、データの書き
換え範囲の指示データが書き込まれ、この記録媒体8を
用いることにより、フラッシュメモリ4の書き換えが可
能になる。なお、記録媒体8には、上記したフラッシュ
メモリ4の書き換え用情報(書き換えデータと書き換え
プログラムを含む)以外に書き換え操作時に書き換え不
要データを含むセクタデータをバックアップするための
空き領域を必要とする。この空き領域のサイズは、書き
換え条件によって異なるが、書き換え後に対象データが
使用するメモリ領域のサイズが以前より増加しない場合
には、フラッシュメモリ4のセクタ1つ分を保持できる
だけの空き領域があればよく、これ以外の場合でもセク
タ2つ分あれば足りる。また、この空き領域を上述の書
き換え用情報に対して影響を与えない領域に用意するこ
とは当然のことである。
8側が、書き換え時におけるフラッシュメモリ4におけ
るデータの記憶状態を知っており、記録媒体8側で書き
換えプログラムを作成し得る条件が整っているという前
提を置いている。つまり、フラッシュメモリ4の各セク
タ構成情報、データの書き換え範囲の指示データを記録
媒体8上に用意できるという条件(即ち本体側のメモリ
や書き換え操作上の負担をできる限り小さくする設計)
を想定したものである。従って、記録媒体8には、書き
換えプログラムとして、書き換えデータへのポインタ、
フラッシュメモリ4の各セクタ構成情報、データの書き
換え範囲の指示データが書き込まれ、この記録媒体8を
用いることにより、フラッシュメモリ4の書き換えが可
能になる。なお、記録媒体8には、上記したフラッシュ
メモリ4の書き換え用情報(書き換えデータと書き換え
プログラムを含む)以外に書き換え操作時に書き換え不
要データを含むセクタデータをバックアップするための
空き領域を必要とする。この空き領域のサイズは、書き
換え条件によって異なるが、書き換え後に対象データが
使用するメモリ領域のサイズが以前より増加しない場合
には、フラッシュメモリ4のセクタ1つ分を保持できる
だけの空き領域があればよく、これ以外の場合でもセク
タ2つ分あれば足りる。また、この空き領域を上述の書
き換え用情報に対して影響を与えない領域に用意するこ
とは当然のことである。
【0014】次に、本実施形態の情報処理装置における
フラッシュメモリ4の書き換え動作に関係する当該装置
の起動手順について説明する。情報処理装置のフラッシ
ュメモリ4内には書き換え不可のブート領域をもってお
り、ブート領域内にブートプログラムを書き込んでおく
ものとする。ブートプログラムは、起動方法を切り換え
るためのものである。この切り替えは、本装置における
情報の処理システムの動作とフラッシュメモリ4の書き
換え動作のどちらを起動させるかを、起動時の装置状態
によって判断し、選択された方を起動するために行う。
図2は、本実施形態の情報処理装置の起動手順を示すフ
ローチャートである。図2に示すように、情報処理装置
の起動手順を記したブートプログラムでは、まず、外部
I/F7に記録媒体8が装着されているか否かをチェッ
クする(S11)。
フラッシュメモリ4の書き換え動作に関係する当該装置
の起動手順について説明する。情報処理装置のフラッシ
ュメモリ4内には書き換え不可のブート領域をもってお
り、ブート領域内にブートプログラムを書き込んでおく
ものとする。ブートプログラムは、起動方法を切り換え
るためのものである。この切り替えは、本装置における
情報の処理システムの動作とフラッシュメモリ4の書き
換え動作のどちらを起動させるかを、起動時の装置状態
によって判断し、選択された方を起動するために行う。
図2は、本実施形態の情報処理装置の起動手順を示すフ
ローチャートである。図2に示すように、情報処理装置
の起動手順を記したブートプログラムでは、まず、外部
I/F7に記録媒体8が装着されているか否かをチェッ
クする(S11)。
【0015】このチェックの結果、記録媒体8が装着さ
れている場合に、次いでその記録媒体内にフラッシュメ
モリの書き換えプログラムが存在するか否かを調べ(S
12)、存在するときには書き換え動作を起動する(S
13)。なお、書き換え動作を起動するために、記録媒
体8に書き込まれている書き換えプログラムをそこから
読み出してRAM2に保持させ、後述する書き換え動作
を実行する。また、ステップS12で書き換えプログラ
ムが存在しないときには、情報処理システムの動作プロ
グラムが書き換えられることがないので、直ちにその処
理システムを起動する(S14)。他方、ステップS1
1のチェックの結果、記録媒体8が装着されていない場
合に、次いでSRAM3に書き換え中フラグ(書き換え
処理の開始時にセットし、終了時にクリアする、後述す
る図3のS21,S32、参照)が存在しているか否か
を調べ(S15)、存在するときには、以前に行ってい
た記録媒体8によるフラッシュメモリ4の書き換えが中
断したままの状態にあり、記録媒体8によるフラッシュ
メモリ4の書き換えが終了していないため、オペレータ
に対して中断時に使用していた記録媒体8の装着を指示
する旨のメッセージを表示部5に表示し(S16)、そ
の後、エラー停止状態に移行させる(S17)。また、
ステップS15で、SRAM3に書き換え中フラグが存
在していないときには(S15-NO)、通常の起動であ
るから、直ちに情報処理システムを起動する(S1
4)。
れている場合に、次いでその記録媒体内にフラッシュメ
モリの書き換えプログラムが存在するか否かを調べ(S
12)、存在するときには書き換え動作を起動する(S
13)。なお、書き換え動作を起動するために、記録媒
体8に書き込まれている書き換えプログラムをそこから
読み出してRAM2に保持させ、後述する書き換え動作
を実行する。また、ステップS12で書き換えプログラ
ムが存在しないときには、情報処理システムの動作プロ
グラムが書き換えられることがないので、直ちにその処
理システムを起動する(S14)。他方、ステップS1
1のチェックの結果、記録媒体8が装着されていない場
合に、次いでSRAM3に書き換え中フラグ(書き換え
処理の開始時にセットし、終了時にクリアする、後述す
る図3のS21,S32、参照)が存在しているか否か
を調べ(S15)、存在するときには、以前に行ってい
た記録媒体8によるフラッシュメモリ4の書き換えが中
断したままの状態にあり、記録媒体8によるフラッシュ
メモリ4の書き換えが終了していないため、オペレータ
に対して中断時に使用していた記録媒体8の装着を指示
する旨のメッセージを表示部5に表示し(S16)、そ
の後、エラー停止状態に移行させる(S17)。また、
ステップS15で、SRAM3に書き換え中フラグが存
在していないときには(S15-NO)、通常の起動であ
るから、直ちに情報処理システムを起動する(S1
4)。
【0016】次に、本実施形態の情報処理装置における
フラッシュメモリの書き換え動作について説明する。本
実施形態では、書き換え用情報を保持する領域に加え
て、バックアップデータを保持する領域を記録媒体8に
用意するとしたこの発明の特徴に従う書き換え動作を実
行する。図3は、本実施形態の情報処理装置のフラッシ
ュメモリの書き換え動作手順を示すフローチャートであ
る。図3に示すフローは、図2の起動手順を行い、書き
換えプログラムが起動されたとき(図2のS13)に実
行する。なお、このフローチャートによる実施形態で
は、書き換えを予定したデータの範囲(メモリ領域)が
書き換えた後でも変わらない(つまり、予定したデータ
の書き換え範囲を含むセクタ以外のセクタは、書き換え
動作に関係しない)ようにした条件に従って動作する例
を示す。この書き換え動作プログラムによると、図3に
参照されるように、まず、SRAM3に書き換え中フラ
グ(このフラグは終了時にクリアされるもので、上述の
図2に示した起動手順に用いる)をセットする(S2
1)。その後、現在起動させている動作が、以前行って
いた書き換え動作を中断した後の再開時の動作であるか
否かにより処理手順を分岐するので、そのチェックをS
RAM3にバックアップ情報が存在するか否かを調べる
ことにより行う(S22)。
フラッシュメモリの書き換え動作について説明する。本
実施形態では、書き換え用情報を保持する領域に加え
て、バックアップデータを保持する領域を記録媒体8に
用意するとしたこの発明の特徴に従う書き換え動作を実
行する。図3は、本実施形態の情報処理装置のフラッシ
ュメモリの書き換え動作手順を示すフローチャートであ
る。図3に示すフローは、図2の起動手順を行い、書き
換えプログラムが起動されたとき(図2のS13)に実
行する。なお、このフローチャートによる実施形態で
は、書き換えを予定したデータの範囲(メモリ領域)が
書き換えた後でも変わらない(つまり、予定したデータ
の書き換え範囲を含むセクタ以外のセクタは、書き換え
動作に関係しない)ようにした条件に従って動作する例
を示す。この書き換え動作プログラムによると、図3に
参照されるように、まず、SRAM3に書き換え中フラ
グ(このフラグは終了時にクリアされるもので、上述の
図2に示した起動手順に用いる)をセットする(S2
1)。その後、現在起動させている動作が、以前行って
いた書き換え動作を中断した後の再開時の動作であるか
否かにより処理手順を分岐するので、そのチェックをS
RAM3にバックアップ情報が存在するか否かを調べる
ことにより行う(S22)。
【0017】このバックアップ情報は、書き替え処理の
過程で記録媒体へ書き替え範囲のセクタデータを書き込
むことでデータのバックアップを行ったときに、SRA
M3にセットされる情報であり(該当セクタ番号を記載
することによりセット)、書き換え処理が実際に行われ
た後にクリアされる情報である(後述のステップS4
4,S49、参照)。バックアップ情報のチェックの結
果、バックアップ情報が存在する場合に(S22-YE
S)、中断していた処理を再開する時の復帰処理を行う
(S23〜28)。即ち、復帰処理手順として、バック
アップ情報により中断している実行対象のセクタをセク
タ番号により特定し(S23)、そのセクタに対して中
断していた処理を再開する。ここでは、中断前にバック
アップしておいたデータを用いるので、バックアップ情
報に示されるセクタ番号のデータを記録媒体8より読み
出し、そのデータをバッファ(RAM2)に書き込む
(S24)。このステップで、中断をしないで処理が進
行した状態に戻るので、この後のステップS25〜28
は、セクタ単位に対して通常行うと同様の手順で書き換
え処理(後記のステップS46〜49に相当し、その説
明にて詳述)を続行し、中断していたセクタについての
復帰処理を終え、その後は、正常時に行うステップS2
9以降のフローにより処理を行うようにする。
過程で記録媒体へ書き替え範囲のセクタデータを書き込
むことでデータのバックアップを行ったときに、SRA
M3にセットされる情報であり(該当セクタ番号を記載
することによりセット)、書き換え処理が実際に行われ
た後にクリアされる情報である(後述のステップS4
4,S49、参照)。バックアップ情報のチェックの結
果、バックアップ情報が存在する場合に(S22-YE
S)、中断していた処理を再開する時の復帰処理を行う
(S23〜28)。即ち、復帰処理手順として、バック
アップ情報により中断している実行対象のセクタをセク
タ番号により特定し(S23)、そのセクタに対して中
断していた処理を再開する。ここでは、中断前にバック
アップしておいたデータを用いるので、バックアップ情
報に示されるセクタ番号のデータを記録媒体8より読み
出し、そのデータをバッファ(RAM2)に書き込む
(S24)。このステップで、中断をしないで処理が進
行した状態に戻るので、この後のステップS25〜28
は、セクタ単位に対して通常行うと同様の手順で書き換
え処理(後記のステップS46〜49に相当し、その説
明にて詳述)を続行し、中断していたセクタについての
復帰処理を終え、その後は、正常時に行うステップS2
9以降のフローにより処理を行うようにする。
【0018】ステップS22のチェックでSRAM3に
バックアップ情報が存在しない場合(S22-NO)、或
いは上述の中断後の復帰処理(S23〜28)を終えた
場合に、通常時にセクタ単位で行う書き換え処理を行う
ので、初めに書き換え予定のセクタを設定するために、
その開始セクタと終了セクタを求め、書き換え処理の操
作対象となるセクタを決定する(S29)。開始セクタ
と終了セクタの求め方は、記録媒体8に保持されている
書き換え用情報からフラッシュメモリ4の各セクタ構成
情報(各セクタのセクタ長・対応アドレスデータ)、デ
ータの書き換え範囲を指示するアドレスデータを読み出
し、これらのデータをもとに、書き換え予定となるセク
タの開始セクタ及び最終セクタを算出することによる。
なお、復帰処理(S23〜28)を抜けてきたジョブに
ついては、復帰後に処理した後のセクタを開始セクタと
して決定する。次いで、決定した開始セクタを実行対象
セクタとして設定する(S30)。この後、複数書き換
えが必要となる場合に対応して、開始セクタよりセクタ
番号順に最終セクタまで順次セクタ単位で書き換えをル
ープ処理で行うので、設定した実行対象セクタが書き換
え予定の最終セクタをオーバーするか否かをチェックし
(S31)、最終セクタをオーバーしていない場合(S
31-NO)、書き換え処理のループに入る。
バックアップ情報が存在しない場合(S22-NO)、或
いは上述の中断後の復帰処理(S23〜28)を終えた
場合に、通常時にセクタ単位で行う書き換え処理を行う
ので、初めに書き換え予定のセクタを設定するために、
その開始セクタと終了セクタを求め、書き換え処理の操
作対象となるセクタを決定する(S29)。開始セクタ
と終了セクタの求め方は、記録媒体8に保持されている
書き換え用情報からフラッシュメモリ4の各セクタ構成
情報(各セクタのセクタ長・対応アドレスデータ)、デ
ータの書き換え範囲を指示するアドレスデータを読み出
し、これらのデータをもとに、書き換え予定となるセク
タの開始セクタ及び最終セクタを算出することによる。
なお、復帰処理(S23〜28)を抜けてきたジョブに
ついては、復帰後に処理した後のセクタを開始セクタと
して決定する。次いで、決定した開始セクタを実行対象
セクタとして設定する(S30)。この後、複数書き換
えが必要となる場合に対応して、開始セクタよりセクタ
番号順に最終セクタまで順次セクタ単位で書き換えをル
ープ処理で行うので、設定した実行対象セクタが書き換
え予定の最終セクタをオーバーするか否かをチェックし
(S31)、最終セクタをオーバーしていない場合(S
31-NO)、書き換え処理のループに入る。
【0019】書き換え処理のループに入った場合には
(S31-NO)、まず、実行対象セクタ内における書き
換え領域を算出する(S41)。この算出は、記録媒体
8に保持されている書き換え用情報(各セクタのセクタ
長・対応アドレスデータ及びデータの書き換え範囲を指
示するアドレスデータ)をもとにして、実行対象セクタ
における書き換え範囲を指示する開始アドレスと最終ア
ドレスを導き出す処理を行う。次いで、実行対象セクタ
内における書き換え領域を求めた前ステップの結果によ
って、実行対象セクタ内に書き換え不要なデータが存在
するか否かを判定し、判定結果により処理を分岐する
(S42)。つまり、実行対象セクタにおける書き換え
範囲を指示する開始アドレスが当該セクタの先頭アドレ
スであり、かつ当該セクタにおける書き換え範囲を指示
する最終アドレスが当該セクタの最終アドレスである
(即ち、書き換え不要データが存在しない)場合は(S
42-NO)、当該セクタを書き換えるときにセクタデー
タのバックアップは必要がない。他方、書き換え領域
が、当該セクタ一部であり、書き換え不要データが存在
すると判定された場合は(S42-YES)、当該セクタを
書き換えるときにセクタデータのバックアップが必要に
なる。
(S31-NO)、まず、実行対象セクタ内における書き
換え領域を算出する(S41)。この算出は、記録媒体
8に保持されている書き換え用情報(各セクタのセクタ
長・対応アドレスデータ及びデータの書き換え範囲を指
示するアドレスデータ)をもとにして、実行対象セクタ
における書き換え範囲を指示する開始アドレスと最終ア
ドレスを導き出す処理を行う。次いで、実行対象セクタ
内における書き換え領域を求めた前ステップの結果によ
って、実行対象セクタ内に書き換え不要なデータが存在
するか否かを判定し、判定結果により処理を分岐する
(S42)。つまり、実行対象セクタにおける書き換え
範囲を指示する開始アドレスが当該セクタの先頭アドレ
スであり、かつ当該セクタにおける書き換え範囲を指示
する最終アドレスが当該セクタの最終アドレスである
(即ち、書き換え不要データが存在しない)場合は(S
42-NO)、当該セクタを書き換えるときにセクタデー
タのバックアップは必要がない。他方、書き換え領域
が、当該セクタ一部であり、書き換え不要データが存在
すると判定された場合は(S42-YES)、当該セクタを
書き換えるときにセクタデータのバックアップが必要に
なる。
【0020】セクタデータのバックアップを必要としな
い場合には(S42-NO)、当該セクタのデータを全て
消去してもかまわないため、セクタ消去を行い(S5
1)、その後、データのバックアップなしで、直ちに記
録媒体8に用意されている書き換えデータにより、消去
したセクタ領域への書き込みを行う(S52)。こうし
た書き換え動作が可能であるのは、セクタ書き換えの最
中に電源OFFが起きたとしても、再度電源ONにより消失
したデータは元々消去予定であったため、書き換え不要
データの消失という問題は生じることなく、リカバリが
可能になるからである。もう一方の書き換え不要データ
が存在し、セクタデータのバックアップを必要とする場
合には(S42-YES)、書き換え操作のために実行対象
セクタからのデータをRAM2に読み出した後、セクタ
データを消去するという一連の手順を行う前に、当該セ
クタの消去前のデータをバックアップデータとして外部
I/F7を介して転送して、記録媒体8に確保しておい
た空き領域に保持させるようにする(S43)。このと
き、実行対象セクタに対する書き換え処理中に消失の危
険がある書き換え不要データ含んでいるために、バック
アップデータを保持したことが認識できるように、SR
AM3上にバックアップデータが存在するということを
示すバックアップ情報(当該セクタを特定するセクタ番
号)をセットする(S44)。
い場合には(S42-NO)、当該セクタのデータを全て
消去してもかまわないため、セクタ消去を行い(S5
1)、その後、データのバックアップなしで、直ちに記
録媒体8に用意されている書き換えデータにより、消去
したセクタ領域への書き込みを行う(S52)。こうし
た書き換え動作が可能であるのは、セクタ書き換えの最
中に電源OFFが起きたとしても、再度電源ONにより消失
したデータは元々消去予定であったため、書き換え不要
データの消失という問題は生じることなく、リカバリが
可能になるからである。もう一方の書き換え不要データ
が存在し、セクタデータのバックアップを必要とする場
合には(S42-YES)、書き換え操作のために実行対象
セクタからのデータをRAM2に読み出した後、セクタ
データを消去するという一連の手順を行う前に、当該セ
クタの消去前のデータをバックアップデータとして外部
I/F7を介して転送して、記録媒体8に確保しておい
た空き領域に保持させるようにする(S43)。このと
き、実行対象セクタに対する書き換え処理中に消失の危
険がある書き換え不要データ含んでいるために、バック
アップデータを保持したことが認識できるように、SR
AM3上にバックアップデータが存在するということを
示すバックアップ情報(当該セクタを特定するセクタ番
号)をセットする(S44)。
【0021】次に、書き換え処理を実行するために、実
行対象セクタからのセクタデータをフラッシュメモリ4
から読み出し、バッファであるRAM2に書き込む(S
45)。その後、書き換え不要のデータを含んだセクタ
データが書き込まれたバッファ(RAM2)上における
書き換えが必要な領域へ書き換えデータを置く(S4
6)。この処理は、記録媒体8に予め用意されていた書
き換えデータを用いるので、記録媒体8から読み出した
データをバッファ(RAM2)の該当領域に書き込み、
こうすることにより実行対象セクタに書き込む完全なデ
ータをバッファ(RAM2)上に作成する。この後、フ
ラッシュメモリ4の実行対象セクタのデータを消去し
(S47)、消去したセクタ領域に、先のステップS4
6でバッファ(RAM2)上に生成した、書き換え後の
完全な形のセクタデータをフラッシュメモリ4の該当セ
クタに書き込む(S48)。フラッシュメモリ4への書
き込みが済んだところで、この実行対象セクタの書き換
えが実質上終了するので、ステップS44でSRAM3
上にセットしたバックアップデータが存在するというこ
とを示すバックアップ情報をクリアする(S49)。
行対象セクタからのセクタデータをフラッシュメモリ4
から読み出し、バッファであるRAM2に書き込む(S
45)。その後、書き換え不要のデータを含んだセクタ
データが書き込まれたバッファ(RAM2)上における
書き換えが必要な領域へ書き換えデータを置く(S4
6)。この処理は、記録媒体8に予め用意されていた書
き換えデータを用いるので、記録媒体8から読み出した
データをバッファ(RAM2)の該当領域に書き込み、
こうすることにより実行対象セクタに書き込む完全なデ
ータをバッファ(RAM2)上に作成する。この後、フ
ラッシュメモリ4の実行対象セクタのデータを消去し
(S47)、消去したセクタ領域に、先のステップS4
6でバッファ(RAM2)上に生成した、書き換え後の
完全な形のセクタデータをフラッシュメモリ4の該当セ
クタに書き込む(S48)。フラッシュメモリ4への書
き込みが済んだところで、この実行対象セクタの書き換
えが実質上終了するので、ステップS44でSRAM3
上にセットしたバックアップデータが存在するというこ
とを示すバックアップ情報をクリアする(S49)。
【0022】本実施形態では、書き換え処理はセクタ単
位で繰り返すようにするので、書き換え不要データが存
在しない場合、或いは存在する場合、いずれの場合も、
対象としたセクタ単位の書き換えが終了(S52,S4
9それぞれの終了)した後、実行対象セクタを次の順番
のセクタに設定して(S53)、ステップS31に戻
し、書き換え処理ループに入るか、又はループを抜ける
かを判定する。ここで、書き換え処理ループに入る場合
は(S31-NO)、上述したと同様に書き換え処理を実
行するが、他方、ステップS31のチェックで最終セク
タをオーバーする場合(S31-YES)、書き換え処理ル
ープを抜ける。書き換え処理ループを抜ける時には、実
際には書き換え処理が済んでいるので、SRAM3に開
始時にセットした(ステップS21、参照)書き換え中
フラグをクリアする(S32)。その後、オペレータに
書き換え処理が正常に終了したことを知らせるために、
表示部5に書き換え終了のメッセージ等を表示して、フ
ラッシュメモリの書き換え動作手順を実行するフローを
終了する。
位で繰り返すようにするので、書き換え不要データが存
在しない場合、或いは存在する場合、いずれの場合も、
対象としたセクタ単位の書き換えが終了(S52,S4
9それぞれの終了)した後、実行対象セクタを次の順番
のセクタに設定して(S53)、ステップS31に戻
し、書き換え処理ループに入るか、又はループを抜ける
かを判定する。ここで、書き換え処理ループに入る場合
は(S31-NO)、上述したと同様に書き換え処理を実
行するが、他方、ステップS31のチェックで最終セク
タをオーバーする場合(S31-YES)、書き換え処理ル
ープを抜ける。書き換え処理ループを抜ける時には、実
際には書き換え処理が済んでいるので、SRAM3に開
始時にセットした(ステップS21、参照)書き換え中
フラグをクリアする(S32)。その後、オペレータに
書き換え処理が正常に終了したことを知らせるために、
表示部5に書き換え終了のメッセージ等を表示して、フ
ラッシュメモリの書き換え動作手順を実行するフローを
終了する。
【0023】次に示す実施形態は、書き換え用情報の在
り様を上記した実施形態と変えたものである。上記した
実施形態では、書き換え用情報に使用する領域とバック
アップデータ用の空き領域をフラッシュメモリ4側に用
意しないで、これら全てを記録媒体8側で賄うことによ
り、フラッシュメモリ4のメモリ容量増大の抑制を図る
ことを意図したが、本実施形態では書き換え用情報の中
のセクタ構成情報を本体のフラッシュメモリ4に保持さ
せるようにし、記録媒体8側では記録媒体毎にセクタ構
成情報を持たないようにするものである。従って、本実
施形態では、フラッシュメモリ4の各セクタ構成情報
(即ち、各セクタのメモリ領域を特定するための、各セ
クタのセクタ長・対応アドレスデータよりなる情報)を
自身のメモリ領域内に保持させるようにする。なお、フ
ラッシュメモリ4の各セクタ構成情報以外の書き換えプ
ログラム、即ち書き換えデータへのポインタ、データの
書き換え範囲等については、上記実施形態と同様に記録
媒体側に保持する。本実施形態によると、上記実施形態
のように記録媒体8側でセクタ構成情報を持つようにし
た場合に、記録媒体毎にセクタ構成情報という共通の情
報をそれぞれ持つことになって、全体としてメモリ領域
の利用効率が低下するという問題が生じるが、このよう
な問題が起きることがない。
り様を上記した実施形態と変えたものである。上記した
実施形態では、書き換え用情報に使用する領域とバック
アップデータ用の空き領域をフラッシュメモリ4側に用
意しないで、これら全てを記録媒体8側で賄うことによ
り、フラッシュメモリ4のメモリ容量増大の抑制を図る
ことを意図したが、本実施形態では書き換え用情報の中
のセクタ構成情報を本体のフラッシュメモリ4に保持さ
せるようにし、記録媒体8側では記録媒体毎にセクタ構
成情報を持たないようにするものである。従って、本実
施形態では、フラッシュメモリ4の各セクタ構成情報
(即ち、各セクタのメモリ領域を特定するための、各セ
クタのセクタ長・対応アドレスデータよりなる情報)を
自身のメモリ領域内に保持させるようにする。なお、フ
ラッシュメモリ4の各セクタ構成情報以外の書き換えプ
ログラム、即ち書き換えデータへのポインタ、データの
書き換え範囲等については、上記実施形態と同様に記録
媒体側に保持する。本実施形態によると、上記実施形態
のように記録媒体8側でセクタ構成情報を持つようにし
た場合に、記録媒体毎にセクタ構成情報という共通の情
報をそれぞれ持つことになって、全体としてメモリ領域
の利用効率が低下するという問題が生じるが、このよう
な問題が起きることがない。
【0024】次に示す実施形態は、書き換え用情報を保
持するために用いる記録媒体8に関するものである。情
報処理装置本体が小型の機器である場合、記録媒体8と
してHD、フラッシュメモリカード、FD等と、このよ
うな記録媒体をドライブするための外部I/F7として
のドライバを用意することは重装備に過ぎ、不向きであ
るから、例えば、携帯型情報端末といった小型の情報処
理装置に適した形で提供することを目的としている。本
実施形態では、記録媒体8として小型の携帯メディアを
用いることにより、この目的に応えるものである。小型
の携帯メディアとしては、指先大の例えばSD(Secure
Digital)カードやメモリスティック(登録商標)といっ
た読み書き可能な小型携帯メディアを使用することによ
り、小型の情報処理装置に適応するものである。
持するために用いる記録媒体8に関するものである。情
報処理装置本体が小型の機器である場合、記録媒体8と
してHD、フラッシュメモリカード、FD等と、このよ
うな記録媒体をドライブするための外部I/F7として
のドライバを用意することは重装備に過ぎ、不向きであ
るから、例えば、携帯型情報端末といった小型の情報処
理装置に適した形で提供することを目的としている。本
実施形態では、記録媒体8として小型の携帯メディアを
用いることにより、この目的に応えるものである。小型
の携帯メディアとしては、指先大の例えばSD(Secure
Digital)カードやメモリスティック(登録商標)といっ
た読み書き可能な小型携帯メディアを使用することによ
り、小型の情報処理装置に適応するものである。
【0025】
【発明の効果】(1) 請求項1の発明に対応する効果
情報処理装置内のフラッシュメモリ上のデータを書き換
えるための書き換え用情報を保持した記録媒体の記憶領
域上に、フラッシュメモリの書き換え対象セクタに書き
換え不要データがある場合に当該セクタデータをバック
アップする(セクタ書き換えが完了する前に電源OFF
により起こり得る書き換え不要データの消失を防ぐこと
を目的とする)ための記憶領域を用意したので、バック
アップ用の記憶領域を情報処理装置内に持つ必要がない
ため、情報処理装置内のフラッシュメモリの容量の多く
を情報処理システムのために使用することが可能にな
り、また、情報処理装置を安価に提供し得る。
えるための書き換え用情報を保持した記録媒体の記憶領
域上に、フラッシュメモリの書き換え対象セクタに書き
換え不要データがある場合に当該セクタデータをバック
アップする(セクタ書き換えが完了する前に電源OFF
により起こり得る書き換え不要データの消失を防ぐこと
を目的とする)ための記憶領域を用意したので、バック
アップ用の記憶領域を情報処理装置内に持つ必要がない
ため、情報処理装置内のフラッシュメモリの容量の多く
を情報処理システムのために使用することが可能にな
り、また、情報処理装置を安価に提供し得る。
【0026】(2) 請求項2の発明に対応する効果
上記(1)の効果に加えて、記録媒体が保持する書き換
え用情報をフラッシュメモリの書き換えデータと、書き
換えデータへのポインタ、フラッシュメモリの各セクタ
構成情報、データの書き換え範囲の指示データよりなる
書き換えプログラムとしたので、書き換え用情報用の領
域とバックアップデータ用の空き領域をフラッシュメモ
リ側に用意しないで、これら全てを記録媒体側で賄うこ
とにより、情報処理装置内のフラッシュメモリの容量全
てを情報処理システムのために使用することができ、ま
たフラッシュメモリのメモリ容量の増大を抑制し、情報
処理装置が安価に提供可能になる。
え用情報をフラッシュメモリの書き換えデータと、書き
換えデータへのポインタ、フラッシュメモリの各セクタ
構成情報、データの書き換え範囲の指示データよりなる
書き換えプログラムとしたので、書き換え用情報用の領
域とバックアップデータ用の空き領域をフラッシュメモ
リ側に用意しないで、これら全てを記録媒体側で賄うこ
とにより、情報処理装置内のフラッシュメモリの容量全
てを情報処理システムのために使用することができ、ま
たフラッシュメモリのメモリ容量の増大を抑制し、情報
処理装置が安価に提供可能になる。
【0027】(3) 請求項3の発明に対応する効果
上記(1)の効果に加えて、記録媒体が保持する書き換
え用情報をフラッシュメモリの書き換えデータと、書き
換えデータへのポインタ、データの書き換え範囲の指示
データよりなる書き換えプログラムとし、フラッシュメ
モリ側で各セクタ構成情報を保持するようにしたので、
請求項2の発明では記録媒体毎にセクタ構成情報という
共通の情報をそれぞれ持つことになって、全体としてメ
モリ領域の利用効率が低下するという問題が生じるが、
本発明ではこの問題が起きず、全体としての利用効率の
向上を図ることが可能になる。 (4) 請求項4の発明に対応する効果 記録媒体を小型の携帯メディアにすることにより、持ち
運びが容易になり、外部I/Fも小型化でき、また、小
型の情報処理装置に適応させることにより、例えば、携
帯型情報端末といった小型の情報処理装置において、上
記(1)〜(3)の効果を実現することが可能になる。
え用情報をフラッシュメモリの書き換えデータと、書き
換えデータへのポインタ、データの書き換え範囲の指示
データよりなる書き換えプログラムとし、フラッシュメ
モリ側で各セクタ構成情報を保持するようにしたので、
請求項2の発明では記録媒体毎にセクタ構成情報という
共通の情報をそれぞれ持つことになって、全体としてメ
モリ領域の利用効率が低下するという問題が生じるが、
本発明ではこの問題が起きず、全体としての利用効率の
向上を図ることが可能になる。 (4) 請求項4の発明に対応する効果 記録媒体を小型の携帯メディアにすることにより、持ち
運びが容易になり、外部I/Fも小型化でき、また、小
型の情報処理装置に適応させることにより、例えば、携
帯型情報端末といった小型の情報処理装置において、上
記(1)〜(3)の効果を実現することが可能になる。
【図1】 本発明の情報処理装置の実施形態に係わる処
理システムの概略構成を示す。
理システムの概略構成を示す。
【図2】 本発明の情報処理装置の実施形態に係わる起
動手順を示すフローチャートである。
動手順を示すフローチャートである。
【図3】 本発明の情報処理装置の実施形態に係わるフ
ラッシュメモリの書き換え動作手順を示すフローチャー
トである。
ラッシュメモリの書き換え動作手順を示すフローチャー
トである。
【図4】 フラッシュメモリへの書き込みの管理方法の
一例を説明するためのメモリの記憶状態を示す。
一例を説明するためのメモリの記憶状態を示す。
【図5】 フラッシュメモリへの書き込みの管理方法の
他の例を説明するためのメモリの記憶状態を示す。
他の例を説明するためのメモリの記憶状態を示す。
1…CPU、 2…RAM、3…
SRAM、 4…フラッシュメモ
リ、5…表示部、 6…入力部、
7…外部I/F、 8…記録媒体。
SRAM、 4…フラッシュメモ
リ、5…表示部、 6…入力部、
7…外部I/F、 8…記録媒体。
Claims (4)
- 【請求項1】 対象情報の処理システムと、該処理シス
テムの動作を制御するために用いるプログラムを含むデ
ータを記憶するフラッシュメモリと、該フラッシュメモ
リに記憶されたデータを記録媒体が保持する書き換え用
情報によって書き換えるメモリ書き換え手段を有する情
報処理装置であり、前記メモリ書き換え手段は、フラッ
シュメモリの書き換え対象セクタに書き換え不要のデー
タが存在するときに、書き換えを行う前に、当該対象セ
クタに存在するデータを前記記録媒体にコピーするよう
にしたことを特徴とする情報処理装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載された情報処理装置にお
いて、前記記録媒体が保持する書き換え用情報がフラッ
シュメモリの書き換えデータと、書き換えデータへのポ
インタ、フラッシュメモリの各セクタ構成情報、データ
の書き換え範囲の指示データよりなる書き換えプログラ
ムであることを特徴とする情報処理装置。 - 【請求項3】 請求項1に記載された情報処理装置にお
いて、前記記録媒体が保持する書き換え用情報がフラッ
シュメモリの書き換えデータと、書き換えデータへのポ
インタ、データの書き換え範囲の指示データよりなる書
き換えプログラムであり、前記フラッシュメモリが各セ
クタ構成情報を保持するようにしたことを特徴とする情
報処理装置。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載された
情報処理装置において、前記記録媒体が小型の携帯メデ
ィアであることを特徴とする情報処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002111675A JP2003308253A (ja) | 2002-04-15 | 2002-04-15 | 情報処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002111675A JP2003308253A (ja) | 2002-04-15 | 2002-04-15 | 情報処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003308253A true JP2003308253A (ja) | 2003-10-31 |
Family
ID=29394407
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002111675A Pending JP2003308253A (ja) | 2002-04-15 | 2002-04-15 | 情報処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2003308253A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010049764A (ja) * | 2008-08-23 | 2010-03-04 | Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv | 異なるサイズのデータ・セクタによるインターフェースをサポートするディスク・ドライブ装置及びそのデータ・ライト方法 |
JP2013071302A (ja) * | 2011-09-27 | 2013-04-22 | Ricoh Co Ltd | 電子機器 |
CN109390013A (zh) * | 2017-08-10 | 2019-02-26 | 北京兆易创新科技股份有限公司 | 提高浮栅存储器安全性的方法及装置 |
-
2002
- 2002-04-15 JP JP2002111675A patent/JP2003308253A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010049764A (ja) * | 2008-08-23 | 2010-03-04 | Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv | 異なるサイズのデータ・セクタによるインターフェースをサポートするディスク・ドライブ装置及びそのデータ・ライト方法 |
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CN109390013A (zh) * | 2017-08-10 | 2019-02-26 | 北京兆易创新科技股份有限公司 | 提高浮栅存储器安全性的方法及装置 |
CN109390013B (zh) * | 2017-08-10 | 2020-11-06 | 西安格易安创集成电路有限公司 | 提高浮栅存储器安全性的方法及装置 |
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