JP2003308178A - 情報処理装置および情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置および情報処理方法

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JP2003308178A
JP2003308178A JP2002116030A JP2002116030A JP2003308178A JP 2003308178 A JP2003308178 A JP 2003308178A JP 2002116030 A JP2002116030 A JP 2002116030A JP 2002116030 A JP2002116030 A JP 2002116030A JP 2003308178 A JP2003308178 A JP 2003308178A
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Tatsunori Tomioka
達紀 冨岡
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NEC Solution Innovators Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 格納する全てのファイルを二重化する場合に
比べて設備コストを低減するとともに、ディスク装置に
発生する障害による影響を最小限に抑える情報処理装置
を提供する。 【解決手段】 運用ボリューム12〜14に対応して、
入出力の回数である総入出力回数、および再試行による
入出力の回数である再試行入出力回数を計測する統計情
報計測手段11を備えたディスク装置10と、総入出力
回数に対する再試行入出力回数の割合である再試行率に
ついてのしきい値を格納し、ディスク装置10から所定
の時間経過毎に採取する総入出力回数および再試行入出
力回数により再試行率を計算し、求められた再試行率と
しきい値とを比較し、求められた再試行率がしきい値に
比べて大きな場合に運用ボリュームに格納されたデータ
を予備ボリューム15、16のいずれかに複写するプロ
セッサ1とを有する構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、補助記憶装置にデ
ィスク装置を利用した情報処理装置、および情報処理方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の情報処理装置についての構成例
が、特開平10−320236号公報、特開平10−1
61815号公報、特開平10−003396号公報、
特開平5−224834号公報、および特開平5−18
9168号公報に開示されている。これらの公報には、
記憶装置に格納されるファイルを二重化することを前提
として、記憶装置に発生する障害に対応するための二重
化ファイルシステムの構成例が開示されている。上記公
報のうち、例えば、特開平10−003396号公報に
は、記憶領域が管理用に分割された領域であるボリュー
ムの単位で構成され、ファイルを格納するためのボリュ
ームを二重化した装置において、ボリュームに発生する
障害に対応できるようにしたものが開示されている。
【0003】また、二重化ファイルシステムについて、
別の構成例が特開平6−250794号公報に開示され
ている。この公報には、入出力チャネルおよびディスク
装置からなるディスクサブシステムを3台備え、データ
処理の特性に応じて、3台のうちの2台を自由に組み合
わせてディスクサブシステムの二重化を行うことによ
り、二重化ディスクサブシステムの構成を変更可能にし
たものが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、記憶装置に格
納されるファイルを二重化する場合には、全てのファイ
ルを二重化するための記憶領域が必要になり、ファイル
の二重化をしない場合に比べて設備にかかるコストが2
倍になるという問題があった。
【0005】また、上述のディスクサブシステムを組み
合わせて二重化するシステムによれば、障害発生に備え
て2台のディスクサブシステムを組み合わせて二重化で
きるが、二重化していない1台のディスクサブシステム
に障害が発生すると、格納されていたファイルを読み出
せなくなるという問題があった。
【0006】本発明は上述したような従来の技術が有す
る問題点を解決するためになされたものであり、補助記
憶装置にディスク装置を利用した情報処理装置におい
て、格納する全てのファイルを二重化する場合に比べて
設備のコストを低減するとともに、ディスク装置に発生
する障害による影響を最小限に抑える情報処理装置、お
よび情報処理方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の情報処理装置は、記憶領域が管理用に分割さ
れた領域であるボリュームの単位で構成され、前記ボリ
ュームがデータを格納するための運用ボリューム、およ
び該運用ボリュームのうち障害の発生する可能性のある
運用ボリュームに格納されたデータを複写して格納する
ための予備ボリュームからなるディスク装置と、該ディ
スク装置の制御をするプロセッサとを備えた情報処理装
置であって、前記ディスク装置に設けられた、前記運用
ボリュームに対応して、入出力の回数である総入出力回
数、および再試行による入出力の回数である再試行入出
力回数を計測する統計情報計測手段と、前記総入出力回
数に対する前記再試行入出力回数の割合である再試行率
についてのしきい値を格納し、前記ディスク装置から所
定の時間経過毎に採取する前記総入出力回数および前記
再試行入出力回数により前記再試行率を計算し、求めら
れた再試行率と前記しきい値とを比較し、求められた再
試行率が前記しきい値に比べて大きな場合に前記運用ボ
リュームに格納されたデータを前記予備ボリュームに複
写する前記プロセッサとを有する構成である。
【0008】上記のように構成される本発明では、運用
ボリュームに対応して再試行率を所定時間毎に計算し、
予め格納されたしきい値と比較する。比較の結果、求め
られた再試行率がしきい値に比べて大きな場合には、運
用ボリュームに格納されたデータを予備ボリュームに複
写する。ディスク装置起動時などの再試行率が小さいう
ちは、運用ボリュームにのみデータの入出力が行われ、
ディスクの機械的磨耗により再試行率がしきい値より大
きくなる場合には、運用ボリュームに格納されたデータ
は予備ボリュームに複写されることとなる。
【0009】また、本発明の情報処理装置は、記憶領域
が管理用に分割された領域であるボリュームの単位で構
成され、前記ボリュームがデータを格納するための運用
ボリューム、および該運用ボリュームのうち障害の発生
する可能性のある運用ボリュームに格納されたデータを
複写して格納するための予備ボリュームからなるディス
ク装置と、該ディスク装置を制御するプロセッサとを備
えた情報処理装置であって、前記ディスク装置に設けら
れた、前記運用ボリュームに対応して、入出力のデータ
量である総入出力データ量、および再試行による入出力
のデータ量である再試行入出力データ量を計測する統計
情報計測手段と、前記総入出力データ量に対する前記再
試行入出力データ量の割合である再試行データ量率につ
いてのしきい値を格納し、前記ディスク装置から所定の
時間経過毎に採取する前記総入出力データ量および前記
再試行入出力データ量により前記再試行データ量率を計
算し、求められた再試行データ量率と前記しきい値とを
比較し、求められた再試行データ量率が前記しきい値に
比べて大きな場合に前記運用ボリュームに格納されたデ
ータを前記予備ボリュームに複写する前記プロセッサと
を有する構成である。
【0010】上記のように構成される本発明では、運用
ボリュームに対応して再試行データ量率を所定時間毎に
計算し、予め格納されたしきい値と比較する。比較の結
果、求められた再試行データ量率がしきい値に比べて大
きな場合には、運用ボリュームに格納されたデータを予
備ボリュームに複写する。ディスク装置起動時などの再
試行データ量率が小さいうちは、運用ボリュームにのみ
データの入出力が行われ、ディスクの機械的磨耗により
再試行データ量率がしきい値より大きくなる場合には、
運用ボリュームに格納されたデータは予備ボリュームに
複写されることとなる。
【0011】また、本発明の情報処理装置は、記憶領域
が管理用に分割された領域であるボリュームの単位で構
成され、前記ボリュームがデータを格納するための運用
ボリューム、および該運用ボリュームのうち障害の発生
する可能性のある運用ボリュームに格納されたデータを
複写して格納するための予備ボリュームからなるディス
ク装置と、該ディスク装置を制御するプロセッサとを備
えた情報処理装置であって、前記ディスク装置に設けら
れた、前記運用ボリュームに対応して、入出力時のデー
タ転送速度を計測する統計情報計測手段と、前記データ
転送速度についてのしきい値を格納し、前記ディスク装
置から所定の時間経過毎に採取する前記データ転送速度
と前記しきい値と比較し、採取されたデータ転送速度が
前記しきい値に比べて小さな場合に前記運用ボリューム
に格納されたデータを前記予備ボリュームに複写する前
記プロセッサとを有する構成である。
【0012】上記のように構成される本発明では、運用
ボリュームに対応してデータ転送速度を予め格納された
しきい値と所定時間毎に比較する。比較の結果、データ
転送速度がしきい値に比べて小さな場合には、運用ボリ
ュームに格納されたデータを予備ボリュームに複写す
る。ディスク装置起動時などのデータ転送速度がしきい
値より大きいうちは、運用ボリュームにのみデータの入
出力が行われ、ディスクの機械的磨耗に起因するディス
ク動作の不具合によりデータ転送速度がしきい値より小
さくなる場合には、運用ボリュームに格納されたデータ
は予備ボリュームに複写されることとなる。
【0013】さらに、本発明の情報処理装置は、記憶領
域が管理用に分割された領域であるボリュームの単位で
構成され、前記ボリュームがデータを格納するための運
用ボリューム、および該運用ボリューム内で障害の発生
する可能性のあるデータ格納領域に格納されたデータを
複写して格納するための予備ボリュームからなるディス
ク装置と、該ディスク装置を制御するプロセッサとを備
えた情報処理装置であって、前記プロセッサは、参照要
求により前記運用ボリュームから参照対象のデータを読
み込む際、該読み込み動作が再試行による場合には、前
記参照対象のデータを前記予備ボリュームに格納すると
ともに前記参照対象のデータについて前記予備ボリュー
ムに格納されたデータ格納領域のアドレスと前記運用ボ
リュームに格納されたデータ格納領域のアドレスとを対
応させて前記プロセッサに登録する構成である。
【0014】上記のように構成される本発明では、運用
ボリュームから参照対象のデータを読み込む際、読み込
み動作が再試行による場合には、参照対象のデータを予
備ボリュームに格納するとともに参照対象のデータにつ
いて予備ボリュームにおけるアドレスと運用ボリューム
におけるアドレスとを対応させて登録する。運用ボリュ
ームで読み込みの再試行を実施して参照対象のデータを
読み込めなくても、参照対象のデータが予備ボリューム
に格納されている場合には、登録された、運用ボリュー
ムにおけるアドレスに対応する予備ボリュームにおける
アドレスを参照して、予備ボリュームに格納された参照
対象のデータを読み出すことが可能となる。
【0015】一方、上記目的を達成するための本発明の
情報処理方法は、記憶領域が管理用に分割された領域で
あるボリュームの単位で構成され、前記ボリュームがデ
ータを格納するための運用ボリューム、および該運用ボ
リュームのうち障害の発生する可能性のある運用ボリュ
ームに格納されたデータを複写して格納するための予備
ボリュームからなるディスク装置と、該ディスク装置を
制御するプロセッサとを備えた情報処理装置によるデー
タ保存のための情報処理方法であって、前記運用ボリュ
ームにおける入出力の回数である総入出力回数に対する
再試行による入出力の回数である再試行入出力回数の割
合となる再試行率についてのしきい値を前記プロセッサ
に格納し、前記運用ボリュームに対応して、前記総入出
力回数および前記再試行入出力回数を計測し、計測され
た総入出力回数および再試行入出力回数から前記再試行
率を所定の時間経過毎に計算し、求められた再試行率と
前記しきい値とを比較し、求められた再試行率が前記し
きい値に比べて大きな場合に前記運用ボリュームに格納
されたデータを前記予備ボリュームに複写するものであ
る。
【0016】また、本発明の情報処理方法は、記憶領域
が管理用に分割された領域であるボリュームの単位で構
成され、前記ボリュームがデータを格納するための運用
ボリューム、および該運用ボリュームのうち障害の発生
する可能性のある運用ボリュームに格納されたデータを
複写して格納するための予備ボリュームからなるディス
ク装置と、該ディスク装置を制御するプロセッサとを備
えた情報処理装置によるデータ保存のための情報処理方
法であって、前記運用ボリュームにおける入出力のデー
タ量である総入出力データ量に対する再試行による入出
力のデータ量である再試行入出力データ量の割合となる
再試行データ量率についてのしきい値を前記プロセッサ
に格納し、前記運用ボリュームに対応して、前記総入出
力データ量および前記再試行入出力データ量を計測し、
計測された総入出力データ量および再試行入出力データ
量から前記再試行データ量率を所定の時間経過毎に計算
し、求められた再試行データ量率と前記しきい値とを比
較し、求められた再試行データ量率が前記しきい値に比
べて大きな場合に前記運用ボリュームに格納されたデー
タを前記予備ボリュームに複写するものである。
【0017】また、本発明の情報処理方法は、記憶領域
が管理用に分割された領域であるボリュームの単位で構
成され、前記ボリュームがデータを格納するための運用
ボリューム、および該運用ボリュームのうち障害の発生
する可能性のある運用ボリュームに格納されたデータを
複写して格納するための予備ボリュームからなるディス
ク装置と、該ディスク装置を制御するプロセッサとを備
えた情報処理装置によるデータ保存のための情報処理方
法であって、前記運用ボリュームにおける入出力時のデ
ータ転送速度についてのしきい値を前記プロセッサに格
納し、前記運用ボリュームに対応して、前記データ転送
速度を計測し、計測されたデータ転送速度と前記しきい
値とを所定の時間経過毎に比較し、計測されたデータ転
送速度が前記しきい値に比べて小さな場合に前記運用ボ
リュームに格納されたデータを前記予備ボリュームに複
写するものである。
【0018】さらに、本発明の情報処理方法は、記憶領
域が管理用に分割された領域であるボリュームの単位で
構成され、前記ボリュームがデータを格納するための運
用ボリューム、および該運用ボリューム内で障害の発生
する可能性のあるデータ格納領域に格納されたデータを
複写して格納するための予備ボリュームからなるディス
ク装置と、該ディスク装置を制御するプロセッサとを備
えた情報処理装置によるデータ保存のための情報処理方
法であって、参照要求により前記運用ボリュームから参
照対象のデータを読み込む際、該読み込み動作が再試行
による場合には、前記参照対象のデータを前記予備ボリ
ュームに格納するとともに前記参照対象のデータについ
て前記予備ボリュームに格納されたデータ格納領域のア
ドレスと前記運用ボリュームに格納されたデータ格納領
域のアドレスとを対応させて前記プロセッサに登録する
ものである。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の情報処理装置は、ディス
ク装置に設けられた複数のボリュームの入出力回数およ
び入出力データ量などの統計情報を利用して障害の発生
する可能性の高いボリュームを予測し、障害の発生する
可能性の高いボリュームに格納されたデータを予備のボ
リュームに複写して二重化することを特徴とする。 (第1実施例)本発明における第1実施例の情報処理装
置の構成について説明する。
【0020】図1は第1実施例の構成についての一実施
例を示すブロック図である。
【0021】図に示すように、情報処理装置は、プログ
ラム制御により動作するプロセッサ1と、データを格納
するためのディスク装置10とを備える構成である。
【0022】ディスク装置10は、データを格納するた
めの運用ボリューム12〜14と、運用ボリューム12
〜14に対応して入出力の回数およびデータ量などを計
測し格納する統計情報計測手段11と、障害の発生する
可能性のある運用ボリュームの二重化のための予備ボリ
ューム15、16とを備えている。なお、運用ボリュー
ム12〜14および予備ボリューム15、16は、ディ
スク装置10の運用中にボリューム単位で運用状態から
切り離しができるように構成されている。
【0023】プロセッサ1は、所定の時間間隔を計測す
るためのタイマ2と、タイマ2から所定の時間経過した
旨の通知を受ける度に統計情報制御手段11から入出力
に関する情報を採取し運用ボリューム12〜14に二重
化設定が必要か否かを判断する統計情報管理手段5と、
統計情報管理手段5からの二重化設定の通知により二重
化設定の対象となる運用ボリュームに格納されたデータ
を予備ボリューム15、16のいずれかに複写する二重
化ボリューム制御手段6と、二重化ボリューム制御手段
6に外部から二重化設定の解除を要求するための保守介
入指示手段4とを備えている。
【0024】次に、各構成の機能について詳細に説明す
る。
【0025】図1において、統計情報計測手段11は、
各運用ボリューム12〜14に対応して、ディスク装置
10起動時から、全ての入出力の回数である総入出力回
数、全ての入出力についてのデータ量である総入出力デ
ータ量、再試行(リトライ)により入出力に成功した回
数である再試行入出力回数、再試行により入出力に成功
したデータ量である再試行入出力データ量、および入出
力性能として入出力時のデータ転送速度を計測する。な
お、以下では、総入出力回数、総入出力データ量、再試
行入出力回数、再試行入出力データ量、およびデータ転
送速度を統計情報と称する。
【0026】統計情報管理手段5は、タイマ2からの通
知により所定の時間間隔毎に、各運用ボリューム12〜
14に対応する上記統計情報を統計情報計測手段11か
ら採取し、上記総入出力回数に対する上記再試行入出力
回数の割合である再試行率と、上記総入出力データ量に
対する上記再試行入出力データ量の割合である再試行デ
ータ量率とを運用ボリューム12〜14に対応して求め
る。
【0027】また、統計情報管理手段5は、運用ボリュ
ーム12〜14に対応して、上記再試行率、上記再試行
データ量率およびデータ転送速度の各値について、各値
に対応して予め設定されたしきい値と比較する。これら
の比較結果において、再試行率が対応するしきい値より
大きいという条件、再試行データ量率が対応するしきい
値より大きいという条件、およびデータ転送速度が対応
するしきい値より小さいという条件のうち少なくとも一
つの条件を満たす場合には、対象となる運用ボリューム
に障害の発生する可能性が高いと判断して、障害の発生
する可能性の高い運用ボリュームを二重化するための二
重化設定の要求を二重化ボリューム制御手段6に通知す
る。なお、上記しきい値は、統計情報管理手段5にプロ
グラムとともに予め格納されている。
【0028】上記再試行率は、入出力回数に伴って生じ
る、ディスクのシーク機構および回転機構などにおける
機械的磨耗の影響が大きくなると上記再試行回数が増え
ることから、ディスクの機械的磨耗度をモニタするため
の値となる。また、上記再試行データ量率は、一定量以
下のデータ量については繰り返し入出力をしても不具合
が発生しないが、入出力のデータ量が一定量より大きく
なるとリトライを必要とするような入出力データ量に依
存する不具合をモニタするための値となる。なお、この
入出力データ量に依存する不具合は上記機械的磨耗によ
り生じる場合もある。
【0029】さらに、上記データ転送速度は、シークお
よびサーチなどのディスク動作にかかる時間に影響を受
け、上記機械的磨耗によるディスク動作の不具合をモニ
タするための値となる。再試行率、再試行データ量率、
およびデータ転送速度の値のうち少なくとも一つをモニ
タすることにより、ディスク装置10の障害の発生を予
測することができる。
【0030】二重化ボリューム制御手段6は、統計情報
管理手段5からの通知により、利用されていない予備ボ
リューム15、16のいずれかを選択し、障害の発生す
る可能性が高い運用ボリュームに格納されたデータを選
択された予備ボリュームに順次複写して二重化状態とす
る。
【0031】また、二重化ボリューム制御手段6は、保
守介入指示手段4を介して保守員からの二重化解除の指
示を受け取ると、運用ボリューム12〜14のうち障害
の発生する可能性が高い運用ボリュームを運用から切り
離し、二重化設定された予備ボリュームを運用ボリュー
ムに切り替える。障害の発生する可能性が高い運用ボリ
ュームは、保守員による保守作業実施後に予備ボリュー
ムとなる。
【0032】なお、上記二重化のための複写動作中に入
出力要求であるI/O要求3が発生した場合には、二重
化ボリューム制御手段6は、次のように処理する。I/
O要求3がデータの更新であると、予備ボリューム1
5、16のいずれかの二重化設定された予備ボリューム
に対象データを既に複写していれば、運用ボリューム1
2〜14側の対象データの方を先に更新して、全てのデ
ータについて複写を終了した後に二重化設定された予備
ボリューム側の対象データを更新する。対象データを複
写する前であれば、運用ボリューム12〜14側の対象
データを更新した後、他のデータと共に運用ボリューム
12〜14側から対象データを二重化設定された予備ボ
リュームに複写する。
【0033】次に、上記構成による情報処理装置の動作
手順について説明する。
【0034】図2は統計情報管理手段5の動作手順を示
すフローチャートである。
【0035】統計情報管理手段5は、所定の時間が経過
した旨の通知をタイマ2から受け取ると(ステップA
1)、運用ボリューム12〜14から統計情報を参照す
る運用ボリュームを一つ選択し(ステップA2)、選択
された運用ボリュームについての統計情報を統計情報計
測手段11に要求する。統計情報計測手段11は、運用
ボリューム12〜14に対応して上記統計情報の計測を
行って、その結果を格納しており、格納した統計情報か
ら、選択された運用ボリュームについての統計情報を統
計情報管理手段5に返却する(ステップA3)。
【0036】統計情報管理手段5は、統計情報を統計情
報計測手段11から受け取ると、統計情報から再試行率
および再試行データ量率を求めるとともに、データ転送
速度を確認する(ステップA4)。上記再試行率、上記
再試行データ量率、およびデータ転送速度の三つの値に
ついてそれぞれ対応するしきい値と比較する。比較結果
において、再試行率が対応するしきい値より大きいとい
う条件、再試行データ量率が対応するしきい値より大き
いという条件、およびデータ転送速度が対応するしきい
値より小さいという条件のうち少なくとも一つの条件を
満たす場合(ステップA5)、選択された運用ボリュー
ムに障害の発生する可能性が高いと判断して、二重化ボ
リューム制御手段6に二重化設定要求を通知する(ステ
ップA6)。
【0037】その後、統計情報管理手段5は、他の運用
ボリュームについても障害の発生する可能性が高いかを
判断するため、次の運用ボリュームを選択し(ステップ
A7)、統計情報について未確認の運用ボリュームがあ
ればステップA3に戻る(ステップA8)。
【0038】次に、二重化設定要求の通知を受けた二重
化ボリューム制御手段6によるデータの二重化設定につ
いて説明する。
【0039】図3は、二重化ボリューム制御手段6の動
作手順を示すフローチャートである。
【0040】二重化ボリューム制御手段6は、通知され
た要求が二重化設定である場合(ステップB1)、予備
ボリューム15、16のうち未使用の予備ボリュームを
1台選択する(ステップB2)。未使用の予備ボリュー
ムが存在する場合(ステップB3)は、通知された運用
ボリュームに格納されたデータを選択された予備ボリュ
ームに順次複写して運用ボリュームと予備ボリュームと
で二重化設定を行う(ステップB4)。
【0041】なお、二重化設定に伴う複写動作中に発生
したI/O要求3について、I/O要求3がデータの更
新であると、二重化ボリューム制御手段6は、対象デー
タを二重化設定された予備ボリュームに既に複写してい
れば、障害の発生する可能性の高い運用ボリュームと二
重化設定された予備ボリュームの両方について対象デー
タを更新する。対象データを複写する前であれば、障害
の発生する可能性の高い運用ボリュームの対象データを
更新する。このようにして、複写動作中にデータの更新
があっても、対象データを二重化できる。
【0042】次に、障害の発生する可能性の高い運用ボ
リュームに保守作業を行う場合の動作手順について図3
を用いて説明する。
【0043】上述した二重化設定がなされ、障害の発生
する可能性の高い運用ボリュームがあることが確認され
た場合、保守員は保守介入指示手段4を利用して二重化
ボリューム制御手段6に対して二重化解除要求を行う。
二重化ボリューム制御手段6は、二重化解除要求を認識
すると(ステップB1)、二重化設定を解除する(ステ
ップB5)。これにより、障害の発生する可能性の高い
運用ボリュームは運用から開放されて、二重化設定され
た予備ボリュームが運用ボリュームとして運用を継続す
る(ステップB6)。開放された運用ボリュームは、保
守員による保守作業実施後に予備ボリュームとなる。
【0044】次に、本実施例の動作について、より具体
的に説明する。ここでは、運用ボリューム14に障害が
発生する可能性が高い場合の動作手順について説明す
る。
【0045】図4は運用ボリューム14に障害の発生す
る可能性が高い場合についての動作手順を示すフローチ
ャートである。
【0046】タイマ2からの通知を受けた統計情報管理
手段5は、運用ボリューム12を選択する(ステップA
1、ステップA2)。運用ボリューム12の統計情報を
統計情報計測手段11から採取し(ステップA3)、統
計情報を用いて再試行率および再試行データ量率を計算
し(ステップA4)、再試行率および再試行データ量率
が対応するしきい値より小さく、また、データ転送速度
が対応するしきい値より大きいことを確認する(ステッ
プA5)。
【0047】次に、統計情報管理手段5は運用ボリュー
ム13を選択すると(ステップA7、ステップA8)、
上記運用ボリューム12の場合と同様に動作して、運用
ボリューム13に障害の発生する可能性がないことを確
認する(ステップA3〜ステップA5)。
【0048】次に、統計情報管理手段5は運用ボリュー
ム14を選択する(ステップA7、ステップA8)。運
用ボリューム14の統計情報を統計情報計測手段11か
ら採取し(ステップA3)、統計情報を用いて再試行率
および再試行データ量率を計算し(ステップA4)、再
試行率が対応するしきい値より大きいという条件、再試
行データ量率が対応するしきい値より大きいという条
件、およびデータ転送速度が対応するしきい値より小さ
いという条件のうち少なくとも一つの条件を満たすこと
を確認する(ステップA5)。統計情報管理手段5は、
二重化ボリューム制御手段6に対して、運用ボリューム
14の二重化設定要求を通知する(ステップA6)。二
重化ボリューム制御手段6は、二重化設定要求を認識し
(ステップB1)、未使用の予備ボリューム15を選択
し(ステップB2、ステップB3)、運用ボリューム1
4と予備ボリューム15とで二重化設定を行う(ステッ
プB4)。これにより、運用ボリューム14に障害が発
生しても、二重化設定が活かされて運用ボリューム14
の障害に備えた予備ボリューム15により運用を継続す
ることが可能となる。
【0049】上述のようにして、障害の発生する可能性
の高いボリュームを二重化して、障害発生による影響を
最小限に抑えることが可能となる。
【0050】上述の二重化設定がなされた後、障害の発
生する可能性の高い運用ボリューム14に保守作業を行
う場合、保守員は保守介入指示手段4を利用して二重化
ボリューム制御手段6に対して二重化解除要求を行う。
二重化ボリューム制御手段6は、二重化解除要求を認識
し(ステップB1)、二重化設定を解除する(ステップ
B5)。これにより障害の発生する可能性の高い運用ボ
リューム14は運用から開放され、予備ボリューム15
が運用ボリュームとして運用を継続する(ステップB
6)。開放された運用ボリューム14に対して保守作業
を行うことが可能となり、運用ボリューム14は保守作
業実施後に予備ボリュームとなる。
【0051】なお、上記統計情報管理手段5は、再試行
率、再試行データ量率、およびデータ転送速度の三つの
値について、再試行率が対応するしきい値より大きいと
いう条件、再試行データ量率が対応するしきい値より大
きいという条件、およびデータ転送速度が対応するしき
い値より小さいという条件のうち少なくとも一つの条件
を満たす場合に運用ボリュームに障害が発生する可能性
が高いと判断したが、上記三つの条件うち、二つの条
件、または全ての条件を満たす場合に運用ボリュームに
障害が発生する可能性が高いと判断するようにしてもよ
い。
【0052】(第2実施例)上述の第1実施例は計測さ
れた統計情報から障害の発生する可能性の高いボリュー
ムを予測して二重化することを特徴としているが、本発
明の第2実施例は、読み込みについてリトライが実施さ
れると、リトライが実施されたデータ格納領域に障害が
発生する可能性が高いと判断して、障害の発生する可能
性が高いデータ格納領域をリトライ実施後に二重化する
ことを特徴とする。
【0053】第2実施例の情報処理装置の構成について
説明する。
【0054】図5は第2実施例の構成についての一実施
例を示すブロック図である。なお、第1実施例と同様な
構成については同一の符号を付し、その詳細な説明を省
略する。
【0055】図に示すように、情報処理装置は、プログ
ラム制御により動作するプロセッサ21と、データを格
納するためのディスク装置30とを備える構成である。
【0056】ディスク装置30は、データを格納するた
めの運用ボリューム13、14と、運用ボリューム1
3、14内で障害の発生する可能性の高いデータ格納領
域の二重化のための予備ボリューム15、16とを備え
ている。
【0057】プロセッサ21は、運用ボリューム13、
14において障害の発生する可能性があるデータ格納領
域を二重化する二重化データ制御手段23と、二重化設
定されたデータ格納領域のアドレスを格納するための二
重化データリスト24とを備えている。
【0058】次に、二重化データ制御手段23の機能に
ついて詳細に説明する。
【0059】二重化データ制御手段23はI/O要求3
を受け取ると、I/O種別に応じて次のように動作す
る。
【0060】I/O要求3が参照要求の場合、運用ボリ
ューム13、14のうち参照対象のデータが格納された
運用ボリュームに対してデータ読み込みの要求としてI
/Oを発行するが、参照対象となるデータ格納領域につ
いて読み込みのためのハードウェアまたはソフトウェア
によるリトライを実施したときには、今後障害が発生す
る可能性のある領域と判断して、参照対象のデータを予
備ボリューム15、16のいずれかに書き込み、障害の
発生する可能性のあるデータ格納領域を二重化する。ま
た、障害の発生する可能性のあるデータ格納領域につい
ての運用ボリューム13、14におけるアドレスと、参
照対象のデータが書き込まれたデータ格納領域について
の予備ボリューム15、16におけるアドレスとを対応
させて二重化データリスト24に登録する。
【0061】I/O要求3が更新要求の場合、更新対象
のデータが既に二重化されたデータ格納領域にあれば、
運用ボリューム13、14と予備ボリューム15、16
について対象となるデータを更新して、二重化状態を保
つ。
【0062】次に、本実施例の全体の動作について詳細
に説明する。
【0063】図6は本実施例の全体の動作手順を示すフ
ローチャートである。
【0064】二重化データ制御手段23はI/O要求3
を受け取ると(ステップC1)、受け取ったI/O種別
が参照要求か更新要求かを判断する(ステップC2)。
【0065】I/O種別が参照要求の場合、運用ボリュ
ーム13、14において参照対象のデータが格納された
運用ボリュームに対してI/Oを発行し(ステップC
3)、I/Oが正常終了か、結果を判断する(ステップ
C4)。
【0066】その結果が正常終了であると、さらに読み
込みのリトライ実施による正常終了かを判断する(ステ
ップC5)。読み込みのリトライを行わずに正常終了し
たときは処理が完了するが、読み込みのリトライを行っ
て正常終了となったときには予備ボリューム15、16
のいずれかに二重化のための領域を割り当て(ステップ
C6)、参照対象のデータを書き込む(ステップC
7)。続いて、運用ボリューム13、14において参照
対象のデータが格納されている領域のアドレスと、予備
ボリューム15、16において参照対象のデータが書き
込まれた領域のアドレスとを対応させて二重化データリ
スト24に登録する。
【0067】ステップC4において結果が異常終了であ
ると、二重化データリスト24を参照して(ステップC
8)、参照対象のデータ格納領域が二重化設定されてい
るか確認する(ステップC9)。参照対象のデータ格納
領域が二重化設定されていないときには異常終了となる
が(ステップC10)、二重化設定されているときには
予備ボリューム15、16のいずれかに参照対象のデー
タが格納されているため、参照対象のデータが格納され
た予備ボリュームから参照対象のデータを読み込む(ス
テップC11)。
【0068】ステップC2においてI/O種別が更新要
求の場合、二重化データ制御手段23は二重化データリ
ストを参照して(ステップC12)、更新対象のデータ
格納領域が二重化設定されているか確認する(ステップ
C13)。更新対象のデータ格納領域が二重化設定され
ていないときには運用ボリューム13、14における対
象データのみ更新し(ステップC14)、二重化設定さ
れているときには運用ボリューム13、14と予備ボリ
ューム15、16に格納された対象データを更新し、二
重化状態を保つ(ステップC15)。
【0069】上述のように、参照対象のデータ格納領域
が二重化設定されていると、運用ボリューム13、14
から参照対象のデータの読み込みができないエラーが発
生しても、予備ボリューム15、16を参照して参照対
象のデータを読み込むことにより、障害による影響を防
ぐことができる。
【0070】次に、本実施例の動作について、より具体
的に説明する。ここでは、運用ボリューム14に格納さ
れたデータを参照および更新する場合の動作手順につい
て図6を用いて説明する。
【0071】二重化データ制御手段23は、I/O要求
3を受け取り(ステップC1)、受け取ったI/O種別
が参照要求であると、運用ボリューム14を参照しよう
とするが参照できないと、読み込みについてソフトウェ
アまたはハードウェアによるリトライを実施する。その
結果、運用ボリューム14内に格納されたデータを参照
することができると、正常終了となる(ステップC2〜
ステップC5)。二重化データ制御手段23は、読み込
みについてリトライを実施したことから、運用ボリュー
ム14内の参照対象のデータ格納領域に障害が発生する
可能性が高いと判断し、障害の発生する可能性の高いデ
ータ格納領域のアドレスを二重化データリスト24に登
録して、予備ボリューム15に参照対象のデータを格納
するための領域を割り当て(ステップC6)、データ格
納のための領域を割り当てた予備ボリューム15に参照
対象のデータを書き込んで更新する(ステップC7)。
その後、二重化データリスト24に登録された、運用ボ
リューム14のアドレスに対応させて、参照対象データ
が書き込まれた、予備ボリューム15のアドレスを二重
化データリスト24に登録する。
【0072】なお、上述のようにして、二重化データ制
御手段23が運用ボリューム14を参照しようとして参
照できないと、さらに読み込みについてソフトウェアお
よびハードウェアによるリトライを実施するが、リトラ
イを実施しても運用ボリューム14に格納されたデータ
を参照することができないと、異常終了となる(ステッ
プC2〜ステップC4)。その後、二重化データリスト
24を参照して参照対象のデータ格納領域が二重化され
ている領域であるか否かを確認して、二重化されている
領域であることを確認すると(ステップC8、ステップ
C9)、二重化データリスト24に登録された、予備ボ
リューム15、16のアドレスを読み取り、読み取った
アドレスの領域に格納された対象データの参照を行って
正常終了となる(ステップC11)。
【0073】また、二重化データ制御手段23は、I/
O要求3を受け取り(ステップC1)、受け取ったI/
O種別が更新要求であると(ステップC2)、二重化デ
ータリスト24を参照して更新対象のデータ格納領域が
二重化されている領域であるか否かを確認する。更新対
象のデータ格納領域が二重化されている領域であること
を確認すると(ステップC12、ステップC13)、二
重化データリスト24に登録されたアドレスを参照して
運用ボリューム14と二重化設定された予備ボリューム
に格納された対象データの更新を行い、二重化状態を保
つ(ステップC15)。
【0074】本実施例では、上述のようにして、読み込
みのリトライが実施されたデータ格納領域に障害の発生
する可能性が高いと判断して、対象となるデータ格納領
域をリトライ実施後に二重化する。そのため、データ格
納領域の単位で、障害の発生による影響をより早く防止
することができる。
【0075】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載する効果を奏する。
【0076】本発明では、運用ボリュームを二重化しな
いでデータを格納しているため、二重化した運用ボリュ
ームの場合に比べて、データ更新の処理時間が半分で済
み、データ更新の処理が多くなるほどデータ処理にかか
る時間を短縮できる。また、運用ボリュームを二重化し
た場合に比べて設備にかかるコストが半分で済むため、
資源の節約になる。
【0077】さらに、運用ボリュームの使用時間が長く
なるにつれてディスクの機械的磨耗が激しくなると、機
械的磨耗度をモニタする統計情報に機械的磨耗による影
響が現れるため、運用ボリュームに障害が発生する前
に、運用ボリュームに格納されたデータを予備ボリュー
ムに複写して、運用ボリュームに格納されていたデータ
を予備ボリュームから読み出せるようにしており、信頼
性を損なうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成について一実施例を
示すブロック図である。
【図2】図1に示した統計情報管理手段5の動作手順を
示すフローチャートである。
【図3】図1に示した二重化ボリューム制御手段6の動
作手順を示すフローチャートである。
【図4】第1実施例における運用ボリュームに障害の発
生する可能性が高い場合の動作手順を示すフローチャー
トである。
【図5】本発明の第2実施例の構成について一実施例を
示すブロック図である。
【図6】第2実施例において、全体の動作手順を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1、21 プロセッサ 2 タイマ 3 I/O要求 4 保守介入指示手段 5 統計情報管理手段 6 二重化ボリューム制御手段 10 ディスク装置 11 統計情報計測手段 12、13、14 運用ボリューム 15、16 予備ボリューム 23 二重化データ制御手段 24 二重化データリスト

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶領域が管理用に分割された領域であ
    るボリュームの単位で構成され、前記ボリュームがデー
    タを格納するための運用ボリューム、および該運用ボリ
    ュームのうち障害の発生する可能性のある運用ボリュー
    ムに格納されたデータを複写して格納するための予備ボ
    リュームからなるディスク装置と、該ディスク装置の制
    御をするプロセッサとを備えた情報処理装置であって、 前記ディスク装置に設けられた、前記運用ボリュームに
    対応して、入出力の回数である総入出力回数、および再
    試行による入出力の回数である再試行入出力回数を計測
    する統計情報計測手段と、 前記総入出力回数に対する前記再試行入出力回数の割合
    である再試行率についてのしきい値を格納し、前記ディ
    スク装置から所定の時間経過毎に採取する前記総入出力
    回数および前記再試行入出力回数により前記再試行率を
    計算し、求められた再試行率と前記しきい値とを比較
    し、求められた再試行率が前記しきい値に比べて大きな
    場合に前記運用ボリュームに格納されたデータを前記予
    備ボリュームに複写する前記プロセッサと、を有するこ
    とを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 記憶領域が管理用に分割された領域であ
    るボリュームの単位で構成され、前記ボリュームがデー
    タを格納するための運用ボリューム、および該運用ボリ
    ュームのうち障害の発生する可能性のある運用ボリュー
    ムに格納されたデータを複写して格納するための予備ボ
    リュームからなるディスク装置と、該ディスク装置を制
    御するプロセッサとを備えた情報処理装置であって、 前記ディスク装置に設けられた、前記運用ボリュームに
    対応して、入出力のデータ量である総入出力データ量、
    および再試行による入出力のデータ量である再試行入出
    力データ量を計測する統計情報計測手段と、 前記総入出力データ量に対する前記再試行入出力データ
    量の割合である再試行データ量率についてのしきい値を
    格納し、前記ディスク装置から所定の時間経過毎に採取
    する前記総入出力データ量および前記再試行入出力デー
    タ量により前記再試行データ量率を計算し、求められた
    再試行データ量率と前記しきい値とを比較し、求められ
    た再試行データ量率が前記しきい値に比べて大きな場合
    に前記運用ボリュームに格納されたデータを前記予備ボ
    リュームに複写する前記プロセッサと、を有することを
    特徴とする情報処理装置。
  3. 【請求項3】 記憶領域が管理用に分割された領域であ
    るボリュームの単位で構成され、前記ボリュームがデー
    タを格納するための運用ボリューム、および該運用ボリ
    ュームのうち障害の発生する可能性のある運用ボリュー
    ムに格納されたデータを複写して格納するための予備ボ
    リュームからなるディスク装置と、該ディスク装置を制
    御するプロセッサとを備えた情報処理装置であって、 前記ディスク装置に設けられた、前記運用ボリュームに
    対応して、入出力時のデータ転送速度を計測する統計情
    報計測手段と、 前記データ転送速度についてのしきい値を格納し、前記
    ディスク装置から所定の時間経過毎に採取する前記デー
    タ転送速度と前記しきい値と比較し、採取されたデータ
    転送速度が前記しきい値に比べて小さな場合に前記運用
    ボリュームに格納されたデータを前記予備ボリュームに
    複写する前記プロセッサと、を有することを特徴とする
    情報処理装置。
  4. 【請求項4】 記憶領域が管理用に分割された領域であ
    るボリュームの単位で構成され、前記ボリュームがデー
    タを格納するための運用ボリューム、および該運用ボリ
    ューム内で障害の発生する可能性のあるデータ格納領域
    に格納されたデータを複写して格納するための予備ボリ
    ュームからなるディスク装置と、該ディスク装置を制御
    するプロセッサとを備えた情報処理装置であって、 前記プロセッサは、 参照要求により前記運用ボリュームから参照対象のデー
    タを読み込む際、該読み込み動作が再試行による場合に
    は、前記参照対象のデータを前記予備ボリュームに格納
    するとともに前記参照対象のデータについて前記予備ボ
    リュームに格納されたデータ格納領域のアドレスと前記
    運用ボリュームに格納されたデータ格納領域のアドレス
    とを対応させて前記プロセッサに登録することを特徴と
    する情報処理装置。
  5. 【請求項5】 記憶領域が管理用に分割された領域であ
    るボリュームの単位で構成され、前記ボリュームがデー
    タを格納するための運用ボリューム、および該運用ボリ
    ュームのうち障害の発生する可能性のある運用ボリュー
    ムに格納されたデータを複写して格納するための予備ボ
    リュームからなるディスク装置と、該ディスク装置を制
    御するプロセッサとを備えた情報処理装置によるデータ
    保存のための情報処理方法であって、 前記運用ボリュームにおける入出力の回数である総入出
    力回数に対する再試行による入出力の回数である再試行
    入出力回数の割合となる再試行率についてのしきい値を
    前記プロセッサに格納し、 前記運用ボリュームに対応して、前記総入出力回数およ
    び前記再試行入出力回数を計測し、 計測された総入出力回数および再試行入出力回数から前
    記再試行率を所定の時間経過毎に計算し、 求められた再試行率と前記しきい値とを比較し、求めら
    れた再試行率が前記しきい値に比べて大きな場合に前記
    運用ボリュームに格納されたデータを前記予備ボリュー
    ムに複写することを特徴とする情報処理方法。
  6. 【請求項6】 記憶領域が管理用に分割された領域であ
    るボリュームの単位で構成され、前記ボリュームがデー
    タを格納するための運用ボリューム、および該運用ボリ
    ュームのうち障害の発生する可能性のある運用ボリュー
    ムに格納されたデータを複写して格納するための予備ボ
    リュームからなるディスク装置と、該ディスク装置を制
    御するプロセッサとを備えた情報処理装置によるデータ
    保存のための情報処理方法であって、 前記運用ボリュームにおける入出力のデータ量である総
    入出力データ量に対する再試行による入出力のデータ量
    である再試行入出力データ量の割合となる再試行データ
    量率についてのしきい値を前記プロセッサに格納し、 前記運用ボリュームに対応して、前記総入出力データ量
    および前記再試行入出力データ量を計測し、 計測された総入出力データ量および再試行入出力データ
    量から前記再試行データ量率を所定の時間経過毎に計算
    し、 求められた再試行データ量率と前記しきい値とを比較
    し、求められた再試行データ量率が前記しきい値に比べ
    て大きな場合に前記運用ボリュームに格納されたデータ
    を前記予備ボリュームに複写することを特徴とする情報
    処理方法。
  7. 【請求項7】 記憶領域が管理用に分割された領域であ
    るボリュームの単位で構成され、前記ボリュームがデー
    タを格納するための運用ボリューム、および該運用ボリ
    ュームのうち障害の発生する可能性のある運用ボリュー
    ムに格納されたデータを複写して格納するための予備ボ
    リュームからなるディスク装置と、該ディスク装置を制
    御するプロセッサとを備えた情報処理装置によるデータ
    保存のための情報処理方法であって、 前記運用ボリュームにおける入出力時のデータ転送速度
    についてのしきい値を前記プロセッサに格納し、 前記運用ボリュームに対応して、前記データ転送速度を
    計測し、 計測されたデータ転送速度と前記しきい値とを所定の時
    間経過毎に比較し、計測されたデータ転送速度が前記し
    きい値に比べて小さな場合に前記運用ボリュームに格納
    されたデータを前記予備ボリュームに複写することを特
    徴とする情報処理方法。
  8. 【請求項8】 記憶領域が管理用に分割された領域であ
    るボリュームの単位で構成され、前記ボリュームがデー
    タを格納するための運用ボリューム、および該運用ボリ
    ューム内で障害の発生する可能性のあるデータ格納領域
    に格納されたデータを複写して格納するための予備ボリ
    ュームからなるディスク装置と、該ディスク装置を制御
    するプロセッサとを備えた情報処理装置によるデータ保
    存のための情報処理方法であって、 参照要求により前記運用ボリュームから参照対象のデー
    タを読み込む際、該読み込み動作が再試行による場合に
    は、前記参照対象のデータを前記予備ボリュームに格納
    するとともに前記参照対象のデータについて前記予備ボ
    リュームに格納されたデータ格納領域のアドレスと前記
    運用ボリュームに格納されたデータ格納領域のアドレス
    とを対応させて前記プロセッサに登録することを特徴と
    する情報処理方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012109482A (ja) * 2010-11-19 2012-06-07 Nuflare Technology Inc 荷電粒子ビーム描画装置及び荷電粒子ビーム描画方法
JP2013186776A (ja) * 2012-03-09 2013-09-19 Nec Corp 照合処理装置の制御装置、及びその障害回避方法、照合処理システム、並びにコンピュータ・プログラム
KR101487609B1 (ko) 2013-07-24 2015-01-29 주식회사 코아로직 저장 장치의 오동작 방지 방법 및 장치

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