JP2003308032A - 車両用表示装置 - Google Patents

車両用表示装置

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JP2003308032A
JP2003308032A JP2002113021A JP2002113021A JP2003308032A JP 2003308032 A JP2003308032 A JP 2003308032A JP 2002113021 A JP2002113021 A JP 2002113021A JP 2002113021 A JP2002113021 A JP 2002113021A JP 2003308032 A JP2003308032 A JP 2003308032A
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English (en)
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Kenji Ono
健二 小野
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両運転者以外の乗員にとっては完全な画像
を視認することができ、車両運転者にとっては完全な画
像を視認することができないようにした車両用表示装置
を提供する。 【解決手段】 表示対象となる画像をストライプ状に2
分割し、透明状の前側液晶パネル72に、当該2分割さ
れた画像のうち一方の画像9を表示し、後側液晶パネル
72に、当該2分割された画像のうち他方の画像10を
表示し、前側液晶パネル72に表示されるストライプ画
像91…の端部と、後側液晶パネル72に表示されるス
トライプ画像101…中の、ストライプ画像91…の端
部と連続する画像の端部と、を結ぶ平面視直線11…の
方向が、車両運転者の平面視視線方向13と一致しない
ようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載された
車両用表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両に設置される遮光フィル
タとして、例えば特開平11−176226号公報に掲
載されている遮光フィルタが知られている。
【0003】当該遮光フィルタは、多数の微細スリット
を備えており、例えば、画像表示部(液晶パネル等)の
表面に接着される。
【0004】これによって、車両の乗員は、当該画像表
示部により表示される画像を、遮光フィルタの光導入方
向と乗員の視線方向とが一致した場合にのみ見ることが
できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この場合で
も、遮光フィルタが備えている微細スリット端部が見え
てしまうので、従来の遮光フィルタには、車両の乗員が
完全な画像を見ることができないという欠点があった。
【0006】本発明はこのような従来の課題を解決する
ためになされたものであり、その目的とするところは、
車両運転者以外の乗員にとっては完全な画像を視認する
ことができ、車両運転者にとっては完全な画像を視認す
ることができないようにした車両用表示装置を提供する
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願請求項1に記載の発明は、第一の画像表示手段
と、該第一の画像表示手段に対して乗員奥側に所定距離
隔てた位置に配置された第二の画像表示手段と、を備え
た車両表示装置において、表示対象となる画像をストラ
イプ状に2分割し、前記第一の画像表示手段は、前記2
分割された画像のうち一方の画像を表示し、前記第二の
画像表示手段は、前記2分割された画像のうち他方の画
像を表示し、前記第一の画像表示手段の、画像非表示部
は透明状とされ、前記第一の画像表示手段に表示される
一方のストライプ画像の端部と、前記第二の画像表示手
段に表示される他方のストライプ画像中の、前記一方の
ストライプ画像の端部と連続する画像の端部と、を結ぶ
平面視直線方向が、車両運転者の平面視視線方向と一致
しないことを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の車
両用表示装置において、前記第一の画像表示手段の乗員
手前側に配置された遮光フィルタを備え、前記遮光フィ
ルタの光導入方向は、前記車両運転者の平面視視線方向
と一致しないことを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の車両用表示装置において、前記第二の画像表示手
段は、前記他方のストライプ画像の外側部分に、該外側
部分に対応する前記一方の画像と同一のオーバーラップ
画像を表示することを特徴とする。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項3記載の車
両用表示装置において、前記第二の画像表示手段は、前
記オーバーラップ画像の幅を車両速度に応じて変更可能
であることを特徴とする。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何
れか1項に記載の車両用表示装置において、前記第一の
画像表示手段及び第二の画像表示手段の少なくとも一方
は、前記一方の画像の前記他方の画像に対する相対位置
を、シートの状態に応じて変更可能であることを特徴と
する。
【0012】請求項6記載の発明は、請求項1〜5の何
れか1項に記載の車両用表示装置において、前記第一の
画像表示手段は、前記一方のストライプ画像の幅を変更
可能であり、前記第二の画像表示手段は、前記他方のス
トライプ画像の幅を変更可能であることを特徴とする。
【0013】
【発明の効果】請求項1の発明では、第一の画像表示手
段の画像非表示部は透明状となっているので、車両の乗
員は、第二の画像表示手段に表示される他方のストライ
プ画像を、当該画像非表示部から視認することができ
る。
【0014】しかし、第一の画像表示手段に表示される
一方のストライプ画像の端部(以下、「第一の端部」と
する)と、第二の画像表示手段に表示される他方のスト
ライプ画像中の、一方のストライプ画像の端部と連続す
る画像の端部(以下、「第二の端部」とする)と、を結
ぶ平面視直線方向が、車両運転者の平面視視線方向と一
致しない。
【0015】したがって、車両運転者は、第一の端部と
第二の端部とが連結された画像即ち正確な画像を視認す
ることができない。
【0016】一方、車両運転者以外の乗員(例えば、助
手席に座っている乗員)は、その平面視視線方向を、第
一の端部と第二の端部とを結ぶ平面視直線方向と一致さ
せることで、第一の端部と第二の端部とが連結された画
像即ち正確な画像を視認することができる。
【0017】したがって、車両運転者以外の乗員にとっ
ては完全な画像を視認することができ、車両運転者にと
っては完全な画像を視認することができないようにする
ことができる。
【0018】その結果、車両運転者が画像を見入ってし
まうことを防止することができる。
【0019】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明による効果に加え、前記遮光フィルタの光導入方向
は、前記車両運転者の平面視視線方向と一致しないの
で、車両運転者が完全な画像を視認することをより確実
に防止することができる。
【0020】請求項3記載の発明では、請求項1または
2記載の発明による効果に加え、第二の画像表示手段
は、他方のストライプ画像の外側部分に、当該外側部分
に対応する一方の画像と同一のオーバーラップ画像を表
示するので、車両運転者以外の乗員の平面視視線方向
が、第一の端部と第二の端部とを結ぶ平面視直線方向か
ら多少ずれた場合でも、当該乗員は、当該オーバーラッ
プ画像を視認することができる。
【0021】したがって、当該乗員が第二の画像表示手
段の画像非表示部を視認することを防止することができ
るので、当該乗員は、途切れのない画像、即ちより判り
やすく自然な画像を視認することができる。
【0022】請求項4記載の発明では、請求項3記載の
発明による効果に加え、第二の画像表示手段は、オーバ
ーラップ画像の幅を車両速度に応じて変更可能であるの
で、以下の効果を得ることができる。
【0023】即ち、車両運転者以外の乗員が当該オーバ
ーラップ画像を視認している場合、当該乗員は、当該オ
ーバーラップ画像と、第一の画像表示手段に表示される
一方のストライプ画像中の当該オーバーラップ画像と同
一の画像と、の両方を視認することとなる。即ち、当該
乗員は、重複部分を有する画像を視認することとなる。
【0024】そこで、当該乗員の視線がずれやすい速度
においては、オーバーラップ画像の幅を広くして、当該
乗員が第二の画像表示手段の画像非表示部を視認するこ
とを防止し、当該乗員の視線がずれにくい速度において
は、オーバーラップ画像の幅を狭くして、当該乗員が、
重複部分が小さい画像、即ち正確な画像により近い画像
を視認することができるようにする。
【0025】請求項5記載の発明では、請求項1〜4の
何れか1項に記載の発明による効果に加え、シートに着
座する乗員の体型に関わらず、シートの状態に応じて、
一方の画像の他方の画像に対する相対位置を変更して、
第一の端部と、第二の端部と、を結ぶ平面視直線方向
を、車両運転者の平面視視線方向と一致しないようにす
ることができる。
【0026】請求項6記載の発明では、請求項1〜5の
何れか1項に記載の発明による効果に加え、第一の画像
表示手段により、一方のストライプ画像の幅を変更し、
第二の画像表示手段により、他方のストライプ画像の幅
を変更することで、車両運転者が視認する画像の煩雑さ
を調整することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0028】まず、本発明に係る車両用表示装置1の構
成について、図1〜図5に基づいて説明する。ここで、
図1は車両用表示装置1の構成を示したブロック図であ
り、図2は車両用表示装置1が備えるディスプレイ本体
部7(後述する)の構成を示した平面図、図3はディス
プレイ本体部7が備える前側液晶パネル71及び後側液
晶パネル72(後述する)にそれぞれ表示される画像の
一例を示した説明図、図4及び図5は前側液晶パネル7
1及び後側液晶パネル72にそれぞれ表示される画像と
車両の車両運転者の視線方向との関係を示した平面図で
ある。
【0029】図1に示すように、車両用表示装置1は、
車速検出部2と、表示メディア切替スイッチ3と、パタ
ーン調整スイッチ4と、表示メディア切替スイッチ3か
ら与えられた情報に基づいて表示対象となる画像をスト
ライプ状に分割するかどうかを決定する車両運転者側遮
蔽システム駆動部5と、車両運転者及び助手席に座って
いる乗員の視線方向を決定するアイポイント検知部6
と、画像を表示する液晶パネルを備えたディスプレイ本
体部7と、車速検出部2等から与えられた情報に基づい
てディスプレイ本体部7を制御するディスプレイ本体制
御部8と、を備えている。
【0030】また、当該車両用表示装置1は、図示しな
い車両(以下、単に「自車」とする。)に搭載されてい
る。
【0031】図1に示す車速検出部2は、自車の速度を
検出して検出結果情報を作成し、当該検出結果情報を車
両運転者側遮蔽システム駆動部5及びディスプレイ本体
制御部8に出力する。
【0032】表示メディア切替スイッチ3は、操作者
(例えば、自車の乗員)による操作により、表示対象と
なる画像の種類(例えば、テレビ画像、ビデオ画像、及
び経路誘導に関する画像等)に関する画像選択情報を車
両運転者側遮蔽システム駆動部5に出力する。
【0033】パターン調整スイッチ4は、操作者による
操作により、後述するストライプ画像91…、101…
の幅(図4及び図5参照)に関するパターン調整情報を
ディスプレイ本体制御部8に出力する。
【0034】車両運転者側遮蔽システム駆動部5は、車
速検出部2から与えられた検知結果情報と、表示メディ
ア切替スイッチ3から与えられた画像選択情報と、に基
づいて、自車が走行しており、且つ、表示対象となる画
像が車両運転者には見せない方が好ましい画像(例え
ば、テレビ画像やビデオ画像等)であると判断した場合
には、表示対象となる画像を車両運転者に見せないよう
に制御することを要求する旨の第一の制御情報をディス
プレイ本体制御部8に出力すると共に、アイポイント検
知部6を駆動する。
【0035】一方、上記以外の場合には、表示対象とな
る画像を通常通り表示するように制御することを要求す
る旨の第二の制御情報をディスプレイ本体制御部8に出
力する。
【0036】アイポイント検知部6は、シートバック角
度検出部61と、シートスライド位置検出部62と、視
線角度計算部63と、を備えている。
【0037】シートバック角度検出部61は、運転席及
び助手席の背もたれ部分の角度を検出して検出結果情報
を作成し、当該検出結果情報を視線角度計算部63に出
力する。
【0038】シートスライド位置検出部62は、運転席
及び助手席の位置を検出して検出結果情報を作成し、当
該検出結果情報を視線角度計算部63に出力する。
【0039】視線角度計算部63は、シートバック角度
検出部61及びシートスライド位置検出部62から与え
られた検出結果情報に基づいて、図2に示すように、助
手席に座っている乗員の平面視視線方向12及び車両運
転者の平面視視線方向13を計算して検知結果情報を作
成し、当該検知結果情報をディスプレイ本体制御部8に
出力する。
【0040】ここで、平面視視線方向とは、図2に示す
ように、視線を水平面に投影することで形成される直線
の方向であり、当該平面視視線方向は、当該直線と、当
該水平面を通り後述する前側液晶パネル71の表面に平
行な直線と、で形成される角の大きさとして計算され
る。
【0041】したがって、図2に示すように、平面視視
線方向12は、助手席に座っている乗員の視線を水平面
に投影することで形成された直線と、当該水平面を通り
前側液晶パネル71の表面に平行な直線と、で形成され
る角θの大きさとして計算される。
【0042】また、平面視視線方向13は、車両運転者
の視線を水平面に投影することで形成された直線と、当
該水平面を通り前側液晶パネル71の表面に平行な直線
と、で形成される角αの大きさとして計算される。
【0043】図1に示すディスプレイ本体部7は、前側
液晶パネル(第一の画像表示手段)71と、後側液晶パ
ネル(第二の画像表示手段)72と、バックライト73
と、液晶シャッタ(遮光フィルタ)74と、液晶パネル
間距離可動部75と、を備えている。
【0044】前側液晶パネル71は、透明状となってお
り、運転席及び助手席の前方に配置されている。また、
後述するように、ディスプレイ本体制御部8による処理
により、通常の画像またはストライプ画像91…(図2
及び図3参照)を表示する。
【0045】図1に示す後側液晶パネル72は、図2に
示すように、前側液晶パネル71の乗員奥側に所定距離
隔てた位置に前側液晶パネル71と平行になるように配
置されており、後述するように、ディスプレイ本体制御
部8による処理により、通常の画像またはストライプ画
像101…(図2及び図3参照)を表示する。また、一
定の場合には、オーバーラップ画像102…も表示する
(図2参照)。
【0046】図1に示すバックライト73は、図2に示
すように、後側液晶パネル72の乗員奥側に配置されて
おり、後述するように、ディスプレイ本体制御部8によ
る処理により発光し、前側液晶パネル71及び後側液晶
パネル72を照らす。
【0047】図1に示す液晶シャッタ74は、透明状と
なっており、後述するように、ディスプレイ本体制御部
8による処理により、図2に示す遮光膜74aを複数形
成したり、しなかったりする。
【0048】図1に示す液晶パネル間距離可動部75
は、後述するように、ディスプレイ本体制御部8から与
えられたd2計算結果情報に基づいて、前側液晶パネル
71から後側液晶パネル72までの距離d2(図2参
照)の値がd2計算部83(後述する)により決定され
た値と同一になるように、前側液晶パネル71及び後側
液晶パネル72を配置する。
【0049】図1に示すディスプレイ本体制御部8は、
表示パターン制御部81と、d1計算部82と、d2計
算部83と、オーバーラップ量制御部84と、液晶シャ
ッタ制御部85と、を備えている。
【0050】表示パターン制御部81は、車両運転者側
遮蔽システム駆動部5から第二の制御情報を与えられた
場合には、表示対象となる画像(当該画像は、図示しな
い画像作成部から画像情報86として与えられる。)を
前側液晶パネル71または後側液晶パネル72に表示す
る一方、バックライト73を発行させる。
【0051】一方、第一の制御情報を与えられた場合に
は、図2及び図3に示すように、表示対象となる画像を
ストライプ状に2分割し、当該2分割された画像のうち
一方の画像9を前側液晶パネル71上の所定の位置に表
示し、他方の画像10を後側液晶パネル72上の所定の
位置に表示する一方、バックライト73を発光させる。
【0052】ここで、前側液晶パネル71に表示される
一方の画像9は、図2及び図3(a)に示すように、複
数のストライプ画像91…で構成され、後側液晶パネル
72に表示される他方の画像10は、図2及び図3
(b)に示すように、複数のストライプ画像101…で
構成されている。また、当該ストライプ画像91…の幅
は互いに同一であり、ストライプ画像101…の幅も互
いに同一である。
【0053】また、表示パターン制御部81は、パター
ン調整スイッチ4から与えられたパターン調整情報に基
づいて、図4及び図5に示すように、ストライプ画像9
1…の幅及びストライプ画像101…の幅を変更する。
【0054】また、d1計算部82から与えられたd1
計算結果情報(当該d1計算結果情報については、後述
する)に基づいて、図2に示す距離d1の値がd1計算
部82により決定された値と同一になるように、一方の
画像9及び他方の画像10を表示する。
【0055】ここで、距離d1とは、図2に示すよう
に、あるストライプ画像91の端部を通り、且つ、水平
面及び前側液晶パネル71の表面に垂直な平面20上の
ある点から、平面21(ストライプ画像101…中の当
該ストライプ画像91の端部と連続する画像の端部を通
り、且つ、水平面及び前側液晶パネル71の表面に垂直
な平面)に下ろした垂線の長さである。
【0056】また、図1に示すオーバーラップ量制御部
84から与えられたオーバーラップ画像情報(当該オー
バーラップ画像情報については、後述する)に基づい
て、図2に示すように、各ストライプ画像101の外側
部分に、画像9中の当該外側部分に対応する画像と同一
のオーバーラップ画像102…を表示する。また、各オ
ーバーラップ画像102の幅Lを、当該オーバーラップ
画像情報に基づいて調整する。
【0057】図1に示すd1計算部82は、車両運転者
側遮蔽システム駆動部5から与えられた第一の制御情報
及び視線角度計算部63から与えられた検知結果情報に
基づいて距離d1の値を決定して、d1計算結果情報を
作成し、当該d1計算結果情報を表示パターン制御部8
1に出力する。なお、距離d1の値の決定方法について
は、後述する。
【0058】d2計算部83は、車両運転者側遮蔽シス
テム駆動部5から与えられた第一の制御情報及び視線角
度計算部63から与えられた検知結果情報に基づいて距
離d2の値を決定して、d2計算結果情報を作成し、当
該d2計算結果情報を液晶パネル間距離可動部75に出
力する。なお、距離d2の値の決定方法については、後
述する。
【0059】オーバーラップ量制御部84は、車両運転
者側遮蔽システム駆動部5から与えられた第一の制御情
報及び車速検出部2から与えられた検出結果情報及び視
線角度計算部63から与えられた検知結果情報に基づい
て、オーバーラップ画像102…の表示位置及び幅を決
定してオーバーラップ画像情報を作成し、当該オーバー
ラップ画像情報を表示パターン制御部81に出力する。
なお、オーバーラップ画像102…の表示位置及び幅の
決定方法については、後述する。
【0060】液晶シャッタ制御部85は、車両運転者側
遮蔽システム駆動部5から与えられた第一の制御情報に
基づいて、図2に示すように、液晶シャッタ74に遮光
膜74a…を形成する。
【0061】そして、車速検出部2から与えられた検出
結果情報及び視線角度計算部63から与えられた検知結
果情報に基づいて、図2に示すように、当該遮光膜74
a…の方向、即ち液晶シャッタ74の光導入方向と、平
面視視線方向12と、を一致させる。
【0062】なお、車両運転者側遮蔽システム駆動部5
から第一の制御情報を与えられない場合には、液晶シャ
ッタ74に遮光膜74a…を形成しない。
【0063】次に、車両用表示装置1による処理の過程
を図1〜図5に基づいて説明する。
【0064】まず、車両運転者に正確な画像を見せない
ようにする処理の過程を説明する。
【0065】即ち、まず、自車が走行している際に、操
作者が図1に示す表示メディア切替スイッチ3を操作す
ると、当該表示メディア切替スイッチ3が画像選択情報
(ここでは、当該画像選択情報は、表示対象となる画像
がビデオ画像(車両運転者には見せない方が好ましい画
像)である旨の情報であるものとする。)を車両運転者
側遮蔽システム駆動部5に出力する。
【0066】一方、車速検出部2が、自車の速度を検出
して検出結果情報を作成し、当該検出結果情報を車両運
転者側遮蔽システム駆動部5及びディスプレイ本体制御
部8に出力する。
【0067】次いで、車両運転者側遮蔽システム駆動部
5が、車速検出部2から与えられた検知結果情報と、表
示メディア切替スイッチ3から与えられた画像選択情報
と、に基づいて、自車が走行しており、且つ表示対象と
なる画像が車両運転者には見せない方が好ましい画像で
あると判断し、第一の制御情報をディスプレイ本体制御
部8に出力すると共に、アイポイント検知部6を駆動す
る。
【0068】次いで、車両運転者側遮蔽システム駆動部
5により駆動されたアイポイント検知部6が以下の処理
を行う。
【0069】即ち、シートバック角度検出部61が、運
転席及び助手席の背もたれ部分の角度を検出して検出結
果情報を作成し、当該検出結果情報を視線角度計算部6
3に出力する。
【0070】また、シートスライド位置検出部62が、
運転席の位置及び助手席の位置を検出して検出結果情報
を作成し、当該検出結果情報を視線角度計算部63に出
力する。
【0071】次いで、視線角度計算部63が、シートバ
ック角度検出部61及びシートスライド位置検出部62
から与えられた検出結果情報に基づいて、図2に示すよ
うに、平面視視線方向12及び平面視視線方向13を計
算して検知結果情報を作成し、当該検知結果情報をディ
スプレイ本体制御部8に出力する。
【0072】次いで、d1計算部82及びd2計算部8
3が、車両運転者側遮蔽システム駆動部5から与えられ
た第一の制御情報及び視線角度計算部63から与えられ
た検知結果情報に基づいて、図2に示す距離d1及び距
離d2を以下の方法により決定する。
【0073】即ち、図2に示すように、前側液晶パネル
71に表示されるストライプ画像91…の端部(例え
ば、ストライプ画像91aの右端部)と、後側液晶パネ
ル72に表示されるストライプ画像101…中の当該ス
トライプ画像91…の端部と連続する画像の端部(例え
ば、ストライプ画像101aの左端部)と、を結ぶ平面
視直線11…の方向が、平面視視線方向12と一致する
ように(言い換えれば、当該平面視直線11…の方向
が、平面視視線方向13と一致しないように)、距離d
1及び距離d2の値を決定する。
【0074】ここで、平面視直線11とは、前側液晶パ
ネル71に表示されるストライプ画像91…の端部と、
後側液晶パネル72に表示されるストライプ画像101
…中の当該ストライプ画像91…の端部と連続する画像
の端部と、を結ぶ直線を水平面に投影することで形成さ
れる直線である。
【0075】したがって、前側液晶パネル71に表示さ
れるストライプ画像91…の、後側液晶パネル72に表
示されるストライプ画像101…に対する相対位置は、
平面視視線方向12、13によって異なることとなる。
【0076】なお、距離d1及び距離d2の値を決定す
るに際しては、距離d1の値を一定とし、距離d2の値
のみを変更するようにしても良く、また、距離d2の値
を一定とし、距離d1の値のみを変更するようにしても
良い。
【0077】これらの場合でも、上述した処理と同様
に、平面視直線11…の方向が平面視視線方向12と一
致し、且つ平面視視線方向13と一致しないように距離
d1及び距離d2を決定することができる。
【0078】ここで、距離d1の値を一定とすること
で、ストライプ画像91の前側液晶パネル上における表
示位置及びストライプ画像101の後側液晶パネル72
上における表示位置を一定とすることができる。即ち、
画像品質を一定にすることができる。また、距離d2の
値を一定とすることで、液晶パネル間距離可動部75を
不要とすることができる。即ち、車両用表示装置1の構
成を簡略化できる。
【0079】次いで、d1計算部82がd1計算結果情
報を作成して、当該d1計算結果情報を表示パターン制
御部81に出力し、d2計算部83がd2計算結果情報
を作成して、当該d2計算結果情報を液晶パネル間距離
可動部75に出力する。
【0080】一方、オーバーラップ量制御部84が、車
速検出部2から与えられた検出結果情報及び視線角度計
算部63から与えられた検知結果情報に基づいて、オー
バーラップ画像情報を作成する。
【0081】即ち、まず、助手席に座っている乗員の視
点が、車両運転者に近づく方向または車両運転者から遠
ざかる方向のうち何れの方向にずれやすいかを、上述し
た検出結果情報及び検知結果情報に基づいて判断する。
例えば、上述した検出結果情報から、自車が右折中であ
ると判断した場合には、当該乗員の視点は、車両運転者
から遠ざかる方向にずれやすいと判断する。
【0082】次いで、当該乗員の視点が、車両運転者か
ら遠ざかる方向にずれやすいと判断した場合には、図2
に示すように、オーバーラップ画像102…の表示位置
を、乗員手前側から見て各ストライプ画像101の右側
部分とする。
【0083】一方、当該乗員の視点が、車両運転者に近
づく方向にずれやすいと判断した場合には、オーバーラ
ップ画像102…の表示位置を、乗員手前側から見て各
ストライプ画像101の左側部分とする。
【0084】次いで、当該乗員の視点のずれ幅を、上述
した検出結果情報及び検知結果情報に基づいて判断し、
当該視点のずれ幅よりも大きな幅を有するオーバーラッ
プ画像102を上述した表示位置において表示すること
を要求する旨のオーバーラップ画像情報を作成し、当該
オーバーラップ画像情報を表示パターン制御部81に出
力する。
【0085】また、図1に示す液晶パネル間距離可動部
75が、d2計算部83から与えられたd2計算結果情
報に基づいて、距離d2の値がd2計算部83により決
定された値と同一になるように、前側液晶パネル71及
び後側液晶パネル72を配置する。
【0086】また、液晶シャッタ制御部85が、車両運
転者側遮蔽システム駆動部5から与えられた第一の制御
情報及び車速検出部2から与えられた検出結果情報に基
づいて、自車が走行しており、且つ、表示対象となる画
像が車両運転者には見せない方が好ましい画像であると
判断し、図2に示すように、液晶シャッタ74に遮光膜
74a…を形成する。
【0087】そして、図1に示す視線角度計算部63か
ら与えられた検知結果情報に基づいて、図2に示すよう
に、当該遮光膜74a…の方向、即ち液晶シャッタ74
の光導入方向と、平面視視線方向12と、を一致させ
る。
【0088】また、図1に示す表示パターン制御部81
が、図示しない画像作成部から与えられた画像情報86
と、車両運転者側遮蔽システム駆動部5から与えられた
第一の制御情報と、に基づいて、図2及び図3に示すよ
うに、表示対象となる画像をストライプ状に2分割し、
当該2分割された画像のうち一方の画像9を前側液晶パ
ネル71に表示し、他方の画像10を後側液晶パネル7
2に表示する一方、バックライト73を発光させる。
【0089】ここで、表示パターン制御部81は、d1
計算部82から与えられたd1計算結果情報に基づい
て、図2に示す距離d1の値がd1計算部82により決
定された値と同一になるように、一方の画像9及び他方
の画像10を表示する。
【0090】次いで、オーバーラップ量制御部84から
与えられたオーバーラップ画像情報に基づいて、図2に
示すように、各ストライプ画像101の外側部分の所定
位置に、オーバーラップ画像102…を表示する。ま
た、各オーバーラップ画像102の幅Lを、オーバーラ
ップ画像情報に基づいて調整する。
【0091】次いで、操作者がパターン調整スイッチ4
を操作すると、当該パターン調整スイッチ4は、ストラ
イプ画像91…、101…の幅に関するパターン調整情
報を表示パターン制御部81に出力する。
【0092】次いで、表示パターン制御部81は、当該
パターン調整情報に基づいて、図4及び図5に示すよう
に、ストライプ画像91…、101…の幅を調整する。
【0093】次に、車両運転者に正確な画像を見せるよ
うにする処理の過程を説明する。
【0094】即ち、まず、操作者が図1に示す表示メデ
ィア切替スイッチ3を操作すると、当該表示メディア切
替スイッチ3が、画像選択情報(ここでは、当該画像選
択情報は、表示対象となる画像が経路誘導に関する画像
(車両運転者に見せてもよい画像)である旨の情報であ
るものとする。)を車両運転者側遮蔽システム駆動部5
に出力する。
【0095】なお、この場合、自車は走行中であっても
停車中であっても良い。
【0096】次いで、車両運転者側遮蔽システム駆動部
5が、表示メディア切替スイッチ3から与えられた画像
選択情報に基づいて、表示対象となる画像が車両運転者
に見せてもよい画像であると判断し、第二の制御情報を
ディスプレイ本体制御部8に出力する。
【0097】次いで、表示パターン制御部81が、図示
しない画像作成部から与えられた画像情報86と、車両
運転者側遮蔽システム駆動部5から与えられた第二の制
御情報と、に基づいて、表示対象となる画像を前側液晶
パネル71または後側液晶パネル72に表示する一方、
バックライト73を発光させる。
【0098】また、液晶シャッタ制御部85は、車両運
転者側遮蔽システム駆動部5から第一の制御情報を与え
られていないので、液晶シャッタ74に図2に示す遮光
膜74a…を形成しない。
【0099】したがって、表示対象となる画像が前側液
晶パネル71または後側液晶パネル72に表示され、且
つ、液晶シャッタ74には遮光膜74a…が形成されな
いため、車両運転者に正確な画像を見せることができ
る。
【0100】以上により、本実施の形態によれば、図1
に示すディスプレイ本体制御部8による処理により、図
2に示すように、前側液晶パネル71に表示されるスト
ライプ画像91…の端部(以下、「第一の端部」とす
る)と、後側液晶パネル72に表示されるストライプ画
像101…中の、ストライプ画像91…の端部と連続す
る画像の端部(以下、「第二の端部」とする)と、を結
ぶ平面視直線11…の方向を、車両運転者の平面視視線
方向13と一致させないようにすることができる。
【0101】したがって、車両運転者は、第一の端部と
第二の端部とが連結された画像即ち正確な画像を視認す
ることができない。
【0102】一方、助手席に座っている乗員は、その平
面視視線方向12を、平面視直線11…の方向と一致さ
せることで、第一の端部と第二の端部とが連結された画
像即ち正確な画像を視認することができる。
【0103】したがって、当該乗員にとっては完全な画
像を視認することができ、車両運転者にとっては完全な
画像を視認することができないようにすることができ
る。
【0104】その結果、車両運転者が画像を見入ってし
まうことを防止することができる。
【0105】また、ディスプレイ本体制御部8による処
理により、図2に示すように、液晶シャッタ74の光導
入方向を、平面視視線方向13と一致させないようにす
ることができるので、車両運転者が完全な画像を視認す
ることをより確実に防止することができる。
【0106】また、ディスプレイ本体制御部8による処
理により、図2に示すように、ストライプ画像101…
の外側部分の所定位置に、オーバーラップ画像102…
を表示するので、助手席に座っている乗員の平面視視線
方向12が、平面視直線11…方向から多少ずれた場合
でも、当該乗員は、当該オーバーラップ画像102…を
視認することができる。
【0107】したがって、当該乗員が後側液晶パネル7
2の画像非表示部を視認することを防止することができ
るので、当該乗員は、途切れのない画像、即ちより判り
やすく自然な画像を視認することができる。
【0108】ここで、ディスプレイ本体制御部8は、図
2に示すように、当該乗員の視点のずれやすい方向に応
じてオーバーラップ画像102の表示位置を変えるべく
制御するので、当該乗員が後側液晶パネル72の画像非
表示部を視認することをより確実に防止することができ
る。
【0109】また、ディスプレイ本体制御部8による処
理により、当該乗員の視線がずれやすい速度において
は、オーバーラップ画像102…の幅を広くして、当該
乗員が後側液晶パネル72の画像非表示部を視認するこ
とをより確実に防止し、当該乗員の視線がずれにくい速
度においては、オーバーラップ画像102…の幅を狭く
して、当該乗員が、重複部分が小さい画像、即ち正確な
画像により近い画像を視認することができるようにす
る。
【0110】また、図1に示すアイポイント検知部6及
びディスプレイ本体制御部8による処理により、図2に
示すように、シートに着座する乗員の体型に関わらず、
シートの状態に応じて一方の画像9の他方の画像10に
対する相対位置を変更して、平面視直線11…の方向
を、車両運転者の平面視視線方向13と一致しないよう
にすることができる。
【0111】また、ストライプ画像91…、101…の
幅を変更することができるので、車両運転者が視認する
画像の煩雑さを調整することができる。
【0112】具体的には、例えば図4に示すように、ス
トライプ画像91…の幅と、ストライプ画像101…の
幅とを同一にした場合、車両運転者がある平面視視線方
向13からこれらの画像を見ると、車両運転者は、スト
ライプ画像91と、後側液晶パネル72の画像非表示部
と、を交互に視認することとなる。
【0113】しかし、図5に示すように、ストライプ画
像91の幅をストライプ画像101の幅より小さくした
場合、車両運転者が当該平面視視線方向13と同一方向
からこれらの画像を見ると、車両運転者は、ストライプ
画像91と、ストライプ画像101と、後側液晶パネル
72の画像非表示部と、を交互に視認することとなる。
即ち、上述した場合よりも煩雑な画像を視認することと
なる。
【0114】したがって、この場合においては、ストラ
イプ画像91…、101…の幅を変更することで、車両
運転者が視認する画像をより煩雑にすることができる。
【0115】一方、図5において、平面視視線方向13
の方向を、角αが小さくなる方向に変更すると、車両運
転者がストライプ画像91と、ストライプ画像101
と、を交互に視認することとなる場合がある。
【0116】この場合、ストライプ画像91…、101
…の幅を図4に示す状態に変更することで、車両運転手
がストライプ画像91と、ストライプ画像101と、後
側液晶パネル72の画像非表示部と、を交互に視認する
こととなる。即ち、上述した場合よりも煩雑な画像を視
認することとなる。
【0117】このように、ストライプ画像91…、10
1…の幅を平面視視線方向13に応じて適宜変更するこ
とで、車両運転者が視認する画像の煩雑さを調整するこ
とができる。
【0118】なお、本実施の形態においては、助手席に
座っている乗員が正確な画像を視認することができるよ
うにしたが、車両運転者以外の他の乗員(例えば、後部
座席に座っている乗員)が正確な画像を視認することが
できるようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用表示装置の構成を示したブ
ロック図である。
【図2】ディスプレイ本体部の構成を示した平面図であ
る。
【図3】前側液晶パネル及び後側液晶パネルにそれぞれ
表示されるストライプ画像の一例を示した説明図であ
る。 (a) 前側液晶パネルに表示されるストライプ画像の
一例を示した説明図である。 (b) 後側液晶パネルに表示されるストライプ画像の
一例を示した説明図である。
【図4】車両運転者の平面視視線方向と前側液晶パネル
及び後側液晶パネルにそれぞれ表示されるストライプ画
像との関係を示した平面図である。
【図5】車両運転者の平面視視線方向と前側液晶パネル
及び後側液晶パネルにそれぞれ表示されるストライプ画
像との関係を示した平面図である。
【符号の説明】
1 当該車両用表示装置 2 車速検出部 3 表示メディア切替スイッチ 4 パターン調整スイッチ 5 車両運転者側遮蔽システム駆動部 6 アイポイント検知部 7 ディスプレイ本体部 8 ディスプレイ本体制御部 9、10 画像 11 平面視直線 12、13 平面視視線方向 71 前側液晶パネル(第一の画像表示手段) 72 後側液晶パネル(第二の画像表示手段) 74 液晶シャッタ(遮光フィルタ) 91、101 ストライプ画像 102 オーバーラップ画像
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 19/14 G09F 19/14 G09G 3/20 680 G09G 3/20 680E 680H 680W 3/36 3/36 Fターム(参考) 2H088 EA23 EA33 KA01 KA30 MA20 3D044 BA21 BA27 BB01 BD01 5C006 AF27 AF34 AF35 AF51 AF52 AF53 AF54 AF78 BF38 EA03 EC09 5C080 AA10 BB05 DD01 DD17 EE01 EE17 GG09 JJ01 JJ02 JJ06 KK20 5C094 AA60 BA43 DA01 DA03 EB02 ED15 FA01 FA02 HA05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一の画像表示手段と、該第一の画像表
    示手段に対して乗員奥側に所定距離隔てた位置に配置さ
    れた第二の画像表示手段と、を備えた車両表示装置にお
    いて、 表示対象となる画像をストライプ状に2分割し、 前記第一の画像表示手段は、前記2分割された画像のう
    ち一方の画像を表示し、前記第二の画像表示手段は、前
    記2分割された画像のうち他方の画像を表示し、 前記第一の画像表示手段の、画像非表示部は透明状とさ
    れ、 前記第一の画像表示手段に表示される一方のストライプ
    画像の端部と、前記第二の画像表示手段に表示される他
    方のストライプ画像中の、前記一方のストライプ画像の
    端部と連続する画像の端部と、を結ぶ平面視直線方向
    が、車両運転者の平面視視線方向と一致しないことを特
    徴とする車両用表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両用表示装置におい
    て、 前記第一の画像表示手段の乗員手前側に配置された遮光
    フィルタを備え、 前記遮光フィルタの光導入方向は、前記車両運転者の平
    面視視線方向と一致しないことを特徴とする車両用表示
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の車両用表示装置
    において、 前記第二の画像表示手段は、前記他方のストライプ画像
    の外側部分に、該外側部分に対応する前記一方の画像と
    同一のオーバーラップ画像を表示することを特徴とする
    車両用表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の車両用表示装置におい
    て、 前記第二の画像表示手段は、前記オーバーラップ画像の
    幅を車両速度に応じて変更可能であることを特徴とする
    車両用表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れか1項に記載の車両
    用表示装置において、 前記第一の画像表示手段及び第二の画像表示手段の少な
    くとも一方は、前記一方の画像の前記他方の画像に対す
    る相対位置を、シートの状態に応じて変更可能であるこ
    とを特徴とする車両用表示装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れか1項に記載の車両
    用表示装置において、 前記第一の画像表示手段は、前記一方のストライプ画像
    の幅を変更可能であり、 前記第二の画像表示手段は、前記他方のストライプ画像
    の幅を変更可能であることを特徴とする車両用表示装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2017168510A1 (ja) * 2016-03-28 2019-03-14 パイオニア株式会社 表示装置
JP2020074000A (ja) * 2019-12-24 2020-05-14 パイオニア株式会社 表示装置
JP2021005095A (ja) * 2020-09-03 2021-01-14 パイオニア株式会社 表示装置

Cited By (4)

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