JP2003307354A - 地中熱利用熱源設備および同設置方法 - Google Patents

地中熱利用熱源設備および同設置方法

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JP2003307354A JP2002111722A JP2002111722A JP2003307354A JP 2003307354 A JP2003307354 A JP 2003307354A JP 2002111722 A JP2002111722 A JP 2002111722A JP 2002111722 A JP2002111722 A JP 2002111722A JP 2003307354 A JP2003307354 A JP 2003307354A
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JP
Japan
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heat
grout
heat exchanger
heat source
shaped
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JP2002111722A
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English (en)
Inventor
Akimi Suzawa
昭己 洲澤
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Misawa Kankyo Gijutsu KK
Original Assignee
Misawa Kankyo Gijutsu KK
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24TGEOTHERMAL COLLECTORS; GEOTHERMAL SYSTEMS
    • F24T10/00Geothermal collectors
    • F24T10/10Geothermal collectors with circulation of working fluids through underground channels, the working fluids not coming into direct contact with the ground
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/10Geothermal energy

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 貯水池の崩壊を防ぎ、かつ、自然エネルギー
を効率的に利用することのできる熱源設備およびその設
置方法を提供する。 【解決手段】 内部に熱媒を循環させて地中熱を採取す
る杭状の熱交換器4と、グラウト液Gを注入するための
棒状のグラウト管5とを、近接して、貯水池1の堤防2
に垂直に埋設し、前記グラウト管5から、必要に応じて
熱伝導性の高い物質を混入したグラウト液Gを注入し、
前記熱交換器4とグラウト管5の周囲および土中に供給
して硬化させて硬化層Hを形成することによって、前記
堤防2を固めると共に、前記熱交換器4で採取した地中
熱を融雪や冷暖房等の熱源として使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、貯水池の堤防の
補強を兼ねた地中熱利用熱源設備およびその設置方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】 主として山村に多く見られる貯水池
は、一般に、川を堰き止め、その周囲に堤防を築くこと
によって作られる。しかし、こうして作られた貯水池
は、山村の労働者不足等に起因して管理が行き届かず、
その多くは崩壊の危険性をはらんでいる。一方、従来か
ら、大気汚染等の環境問題を解決するための手段の一つ
として、自然エネルギーの利用が叫ばれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 本発明者は、こうし
た二つの点を考慮して、貯水池の崩壊を未然に防止する
ことができ、かつ、自然エネルギーを利用した熱源設備
の創作に励み、ここに、そうした設備を完成するに至っ
た。そこで、本発明は、貯水池の崩壊を防ぎ、かつ、自
然エネルギーを効率的に利用することのできる熱源設備
およびその設置方法を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】 図1乃至図3を参照し
て説明する。本発明に係る地中熱利用熱源設備は、内部
に熱媒を循環させて地中熱を採取する杭状の熱交換器4
と、グラウト液Gを注入するための棒状のグラウト管5
とを、近接して、貯水池1の堤防2に垂直に埋設し、前
記グラウト管5から、必要に応じて熱伝導性の高い物質
を混入したグラウト液Gを注入し、前記熱交換器4とグ
ラウト管5の周囲および土中に供給して硬化させて硬化
層Hを形成することによって、前記堤防2を固めると共
に、前記熱交換器4で採取した地中熱を融雪や冷暖房等
の熱源として使用してなる。
【0005】また、本発明に係る地中熱利用熱源設備の
設置方法は、貯水池1の堤防2に縦孔3を掘り、その縦
孔3に杭状の熱交換器4と棒状のグラウト管5を挿入
し、地上のポンプ6によって、必要に応じて熱伝導性の
高い物質を混入したグラウト液Gを、前記グラウト管5
を通して圧送して前記縦孔3と熱交換器4およびグラウ
ト管5との間の隙間に密に充填すると共に周囲の土中に
浸透させ、硬化させて硬化層Hを形成することによっ
て、前記堤防2を固めると共に、前記熱交換器4で採取
した地中熱を融雪や冷暖房等の熱源として使用してな
る。
【0006】
【発明の実施の形態】 本発明に係る地中熱利用熱源設
備の実施形態を、図1乃至図3に示す。これは、同じく
本発明に係る地中熱利用熱源設備の配置方法によって設
けることができる。
【0007】すなわち、まず、貯水池1の堤防2の崩壊
しやすい部分に、深さ50m〜100m程度の縦孔3を
複数掘る。次に、各縦孔3に、それぞれ一本の杭状熱交
換器4と棒状グラウト管5とを組付けた状態として挿入
する。続いて、地上に設けたポンプ6を使って、熱伝導
性の高い金属片(例えば銅片)を混入したグラウト液G
を、グラウト管5を通して圧送する。この圧送を、グラ
ウト液Gが地面に浮き出るまで行う。こうして、グラウ
ト液Gを、縦孔3と熱交換器4およびグラウト管5との
間の隙間に密に充填すると共に、周囲の土中に浸透させ
る。
【0008】その後、時間の経過と共に、当該グラウト
液Gは自然硬化して硬化層Hを形成するので、軟弱な堤
防2を強固に固めることができる。それと同時に、杭状
の熱交換器4と棒状のグラウト管5を埋設しているの
で、これらが杭のはたらきを果たして、堤防2を固め
る。従って、これら、グラウト液G、熱交換器4および
グラウト管5の作用によって、貯水池1の崩壊を未然に
防止することができる。
【0009】熱交換器4で採取した地中熱は、融雪や冷
暖房等の熱源として使用することができる。熱交換器4
の周囲にはグラウト液Gを充填しており、隙間が存在し
ないので、熱伝導性が良く、よって地中熱を効率的に採
取することができる。なお、このグラウト液Gには、熱
伝導性の高い金属片を混入しているので、採熱効率をさ
らに高めることができ、より効率的に地中熱を採取する
ことができる。
【0010】杭状の熱交換器4としては、底端部を塞い
だ外筒内に内筒を同心に挿入し、内筒から供給した熱媒
(不凍液等)を、外筒と内筒との間に形成される間隙路
を通して排出する同心二重管タイプや、同じく底端部を
塞いだ管本体の中心に隔壁を設けて二つの通路を形成
し、熱媒を一方の通路から供給して他方の通路から排出
するU字管タイプを使用することができる。
【0011】また、熱交換器4で採取した地中熱は、図
3に示すように、ヒートポンプ8を介して冷暖房装置7
の熱源として使用することができる。これは、熱交換器
4とヒートポンプ8とを第一循環路9で連結すると共
に、冷暖房装置7とヒートポンプ8とを第二循環路10
で連結したものである。ヒートポンプ8には、蒸発器8
a、圧縮器8b、凝縮器8cおよび膨張弁8dが設けら
れており、これらのはたらきによって、第一循環路9を
流れる熱媒の熱を利用して、第二循環路10を流れる熱
媒を高温化(または低温化)し、暖房(または冷房)を
行う。
【0012】なお、この熱交換器4で採取した地中熱
は、冷暖房の他に、道路や屋根の雪を融かす融雪装置の
熱源としても利用することができる。
【0013】また、ヒートポンプ8と熱媒循環用のポン
プ6は、商用電源の他に、太陽熱発電装置や内燃機関発
電装置によって稼動することができる。太陽光発電装置
は、図4に示すように、ソーラーパネル11で太陽光を
吸収し、蓄電池ボックス12内の蓄電池14に、充電必
要時に作動する制御基板13を介して蓄電し、コントロ
ーラー15によって必要量の電力をヒートポンプ8と熱
媒循環用ポンプ6へ供給する。
【0014】
【発明の効果】 本発明は、貯水池1の堤防2に杭状の
熱交換器4と棒状のグラウト管5を埋設し、かつ、それ
らの周囲にグラウト液Gを供給して固めるので、軟弱な
堤防2に硬化層Hを形成して強固にすることができる。
これによって、貯水池1の崩壊を未然に防止することが
できる。
【0015】また、熱交換器4の周囲にグラウト液Gを
注入して固めるので、地中熱を効率的に採取することが
でき、当該地中熱を、冷暖房や融雪の熱源として効果的
に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態を示す概略断面図である。
【図2】 本発明の実施形態を示す概略平面図である。
【図3】 本発明の実施形態を示す概略部分構成図であ
る。
【図4】 本発明に係る地中熱利用熱源設備のヒートポ
ンプや熱媒循環用ポンプを稼動する太陽熱発電装置のフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 貯水池 2 堤防 3 縦孔 4 熱交換器 5 グラウト管 6 ポンプ 7 冷暖房装置 8 ヒートポンプ 8a 蒸発器 8b 圧縮器 8c 凝縮器 8d 膨張弁 9 第一循環路 10 第二循環路 11 ソーラーパネル 12 蓄電池ボックス 13 制御基板 14 蓄電池 15 コントローラー G グラウト液 H 硬化層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に熱媒を循環させて地中熱を採取す
    る杭状の熱交換器(4)と、グラウト液(G)を注入す
    るための棒状のグラウト管(5)とを、近接して、貯水
    池(1)の堤防(2)に垂直に埋設し、 前記グラウト管(5)から、必要に応じて熱伝導性の高
    い物質を混入したグラウト液(G)を注入して、前記熱
    交換器(4)とグラウト管(5)の周囲および土中に供
    給し、硬化させて硬化層(H)を形成することによっ
    て、前記堤防(2)を固めると共に、前記熱交換器
    (4)で採取した地中熱を融雪や冷暖房等の熱源として
    使用してなる地中熱利用熱源設備。
  2. 【請求項2】 貯水池(1)の堤防(2)に縦孔(3)
    を掘り、該縦孔(3)に杭状の熱交換器(4)と棒状の
    グラウト管(5)を挿入し、地上のポンプ(6)によっ
    て、必要に応じて熱伝導性の高い物質を混入したグラウ
    ト液(G)を、前記グラウト管(5)を通して圧送して
    前記縦孔(3)と熱交換器(4)およびグラウト管
    (5)との間の隙間に密に充填すると共に周囲の土中に
    浸透させ、硬化させて硬化層(H)を形成することによ
    って、前記堤防(2)を固めると共に、前記熱交換器4
    で採取した地中熱を融雪や冷暖房等の熱源として使用し
    てなる地中熱利用熱源設備の設置方法。
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