JP2003307323A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2003307323A JP2002111469A JP2002111469A JP2003307323A JP 2003307323 A JP2003307323 A JP 2003307323A JP 2002111469 A JP2002111469 A JP 2002111469A JP 2002111469 A JP2002111469 A JP 2002111469A JP 2003307323 A JP2003307323 A JP 2003307323A
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勝 織田
Yoji Nakagawa
洋二 中川
Chiharu Kodaira
千春 小平
Norio Miyazaki
則夫 宮崎
Masahito Watanabe
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 清掃性を向上しつつ表示部の視認性と吸込効
率向上が図れる空気調和機を提供する。 【解決手段】 横長の筐体6と、この筐体6の前面に配
置されるフロントパネル4とを備え、少なくと前記筐体
6の上面に第1の吸込部10、筐体6の下部に吹出部1
1を形成し、この第1の吸込部10と吹出部11とで形
成される通風路35にエアーフイルタ18と前記熱交換
器7と送風フアン8を配置した空気調和機において、前
記フロントパネル4は、その両側の下端部に設けた開閉
機構部13を介して筐体6に対して開閉可能に取り付け
られるとともに、開閉機構部13の間に横長の切欠部1
4が形成され、筐体6は切欠部14から露出する位置に
横長のベース部を備え、ベース部は、その上部に傾斜面
を備え、この傾斜面と前記切欠部とで第2吸込部を構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁面に設置される
空気調和機に関するものであり、特に、清掃性が良好な
空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在一般家庭においては室外機と室内機
とが分離された壁面設置型の空気調和機が主流となって
いる。近年、これらの空気調和機の清掃性が重視され、
室内機の吸込部を有するフロントパネルと吹出部を備え
る吹出カバーの清掃性を向上させたものがある。例え
ば、出願人は、2000年にフロントパネルを観音開き
に開閉可能にした構造の空気調和機を実施し、2001
年には吹出カバーを開閉可能にした空気調和機を実施し
ている。
【0003】この他、従来例においては、前記フロント
パネルを上方に跳ねあげる構造のものや、特開平7−1
2821号ではフロントパネルの下端を回転軸として上
方を開放可能としたものが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この種の室内機は、横
長の筐体内部に横配置の還流フアンを備け、この還流フ
アンを包むように前部と上部側に熱交換器を配置したも
のが一般的である。このため、この筐体の前部と上部に
吸込部を設けて、この吸込部から吸い込んだ空気を下方
に配置される吹出部から排出している。しかし、近年、
インテリアの調和を図るために、前部に設けられる吸込
部を無くす、あるいは小さくしたいという要望が強くな
っている。この要望を実現すると正面前部に配置される
熱交換器の前面が塞がれることになるため、前記還流フ
アンを包むように配置される熱交換器を効率よく使う工
夫が必要となっている。
【0005】しかし、従来の観音開きのフロントパネル
では、正面中央に分割線がくるため左右両側のフロント
パネルの位置あわせに工夫が必要となる。また、跳ねあ
げ式の従来例は、フロントパネルの回転軸が壁面の高い
位置となるため、開閉作業が高所で行わなければならな
い。そこで、フロントパネルの下端を回転軸として上方
を開放可能とした構造が有効である。しかし、熱交換器
をフアンを包むように配置した従来の空気調和機は、側
面形状が丸みをおびているため、正面に配置される表示
部が低い位置となると、表示面が下を向いてしまい視認
性が悪くなる。これを解決しようとすると表示部を上方
に設けることとなり、この表示部が前記フロントパネル
と重なってしまうために、フロントパネルに表示部用の
開口部などを設けなければならず、清掃性が悪くなる。
【0006】そこで、この発明の目的は、清掃性を向上
しつつ視認性と吸い込み効率の向上が図れる空気調和機
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係る空気調和機は、横長の筐体と、この筐
体の前面に配置されるフロントパネルとを備え、少なく
と前記筐体の上面に第1の吸込部、前記筐体の下部に吹
出部を形成し、この第1の吸込部と吹出部とで形成され
る通風路にエアーフイルタと前記熱交換器と送風フアン
を配置した空気調和機において、前記フロントパネル
は、その両側の下端部に設けた開閉機構部を介して前記
筐体に対して開閉可能に取り付けられるとともに、前記
開閉機構部の間に横長の切欠部が形成され、前記筐体は
前記切欠部から露出する位置に横長のベース部を備え、
前記ベース部は、その上部に傾斜面を備え、前記傾斜面
と前記切欠部とで第2吸込部を構成する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図1から図14を参照して
この発明に係る空気調和機を詳細に説明する。
【0009】図1から図8および図13、14はこの発
明に係る第1の実施の形態に係る空気調和機である。先
ず、図1を参照して、この実施の形態に係る空気調和機
の概略構造を説明する。図1はこの実施の形態に係る空
気調和機の外観図であり、(a)図が外観斜視図、
(b)図がフロントパネルと吹出カバーを開いた状態の
右側面図である。
【0010】図1において、符号1で総括的に示すのは
空気調和機の室内ユニットであり、図示しない冷媒配
管、電源接続線、信号接続線等を介して図示しない室外
ユニットと接続され、室内の壁面に設置されて、室内の
冷暖房を主体に行うものである。室内ユニット1の外観
は、樹脂成型のバックキャビネット2と、該バックキャ
ビネット2の前面に設けられる樹脂成型の化粧カバー3
と、該化粧カバ−3の前面に設けられた樹脂成型のフロ
ントパネル4と、該化粧カバ−3の底面に設けられた樹
脂成型の吹出カバー5とを備えている。
【0011】前記バックキャビネット2と化粧カバー3
はネジ止めされて筐体6を構成し、この筐体6の内部に
は図3に示す熱交換器7と送風フアン8及び図5に示す
電気品部9などが設けられている。前記化粧カバー3の
上面には第1吸込部10が配置され、底面には吹出部1
1を備えた前記吹出カバー5が後方の第1開閉機構部1
2を介して開閉可能に取付けられている。また、前記フ
ロントパネル4は、下部両側に設けた一対の第2開閉機
構部13を介して開閉可能に取付けられている。そし
て、前記フロントパネル4の下部は、前記一対の第2開
閉機構部13の間に横長の切欠部14が形成されてい
る。一方、この切欠部14に対応する位置となる前記化
粧カバー3には、横長のベース部15が形成される。こ
のベース部15は、上半分に第2吸込部16の一部を構
成する案内部17が設けられ、下部には運転状態表示部
23が設けられている。
【0012】この室内ユニット1によれば、前記送風フ
アン8を運転させることにより、前記第1吸込部10と
第2吸込部16から吸い込んだ室内空気を、エアーフイ
ルタ18を介して前記熱交換器7を通過させることによ
り温風又は冷風に熱交換し、あるいは熱交換させること
なく前記吹出部11から吹き出すことができる。なお、
この実施の形態では、前記エアーフイルタ18と前記熱
交換器7との間に図3に示す空気清浄フイルタ19を取
り付けて、空気清浄機能として運転することもできる。
また、この空気調和機の操作は遠隔操作機20(図9参
照)で行うことができる。この実施の形態では、前記遠
隔操作機20からの赤外線信号を受光する受光部21を
前記吹出部11の片側に配置している。
【0013】そして、この実施の形態に係る室内ユニッ
ト1の大きな特徴は、前記フロントパネル4と吹出カバ
ー5を下部または後方に配置した第2開閉機構部13ま
たは第1開閉機構部12を介して開閉可能に設けた点で
ある。この2つの開閉機構部により、前記筐体6の前部
及び下部を大きく開閉することができるので、清掃性を
大きく向上させることができる。
【0014】特に、前記フロントパネル4は、下部両側
に張出部22を形成し、この張出部22に第2開閉機構
部13を設けたので、通風性能に影響し難く、かつ側面
板に近接して構造面でも強固な筐体6の両側に確り取付
けることができる。しかも、この張出部22の間の前記
フロントパネル4の下辺部を横長に切り欠いて切欠部1
4を形成し、この切欠部14から前記ベース部15を露
出させるようにしたので、このベース部15に設けた運
転状態表示部23を視認性が良好な上方位置に設けるこ
とができるとともに、フロントパネル4の第2開閉機構
部13を開閉作業が良好な下方位置にすることができ
る。
【0015】また、この実施の形態では、前記ベース部
15の上部に形成した案内部17と切欠部14とで第2
吸込部16を構成したので、フロントパネル4に開口部
を形成することなく高い位置に第2吸込部16を配置す
ることができる。しかも、この第2吸込部16は前記案
内部17により内部が見え難く、かつ第2吸込部16か
ら吸い込まれた空気をフロントパネル4の中央位置近傍
の前記熱交換器7の良好な性能を得るための適正な位置
に案内することができるので、意匠性を向上しつつ性能
を向上させることができる。
【0016】このように、この実施の形態では、前記フ
ロントパネル4に開口部を形成することなく、このフロ
ントパネル4を開閉する回転中心を下方に下げつつ、運
転状態表示部23と第2吸込部16を上方に上げること
ができるので、意匠性を向上しながら清掃性や運転性能
を向上させることができる。
【0017】以下、図2から図8および図13、図14
を参照して、更に詳細に説明する。
【0018】先ず、図2を参照して、室内ユニット1の
外観を説明する。図2は室内ユニット1の外観図であ
り、(a)図が平面図、(b)図が正面図、(c)図が
底面図、(d)図が右側面図である。また、図13はフ
ロントパネルの開閉および着脱操作を示す使用状態図で
あり、(a)図がフロントパネルを開こうとする使用状
態図であり。(b)図がフロントパネルを開いた使用状
態図、(c)図がフロントパネルを取り外した使用状態
図である。また、図14は清掃性について説明する使用
状態図であり。(a)図がフロントパネルを開いた状態
の清掃性の説明図、(b)図が吹出カバーを開いた状態
の清掃性の説明図、(c)図がフイルタの着脱状態を説
明する使用状態図、(d)図が掃除機を使用した清掃の
使用状態図、(e)図が吸込グリルの着脱を説明する使
用状態図である。なお、図13と図14は使用者と室内
ユニット1の関係を表す図であるため、室内ユニット1
自体の詳細な構造は図示を省略している。
【0019】図2において、前記室内ユニット1は横幅
Lを840mm、高さHを298mm、奥行Dを232
mmとする横長の形態を備えている。前記第1吸込部1
0は、前記バックキャビネット2と前記化粧カバー3で
構成される前記筐体6の上面全体に渡って形成されてい
る。この第1吸込部10は、横桟を基調としたスリット
で構成される複数の吸込グリル部24で覆われている。
この実施の形態では、前記第1吸込部10を左右に配置
される2枚の吸込グリル24で構成している。この吸込
グリル24は前記筐体6に着脱可能に取付けられてお
り、前記フロントパネル4を開放することで、図14の
(e)図に示すように、前面から引き出すことができ
る。
【0020】また、前記筐体6の上面は、前部が前方に
傾斜した形状を備えている。これにともなって、前記吸
込グリル24を側面が屈曲した形状としている。このた
め、筐体6の上面は水平形状のものに比べて第1吸込部
10の開口面積を大きくすることができるとともに、こ
の室内ユニット1の外観形状をコンパクトにすることが
できる。また、この図14の(e)図に示すように、前
記吸込グリル24は、前記屈曲形状により、後部が水平
面に取付けられているので筐体6の上面に安定支持され
るとともに、前部は高さが低い位置に設けられるので、
着脱作業を向上させることができる。
【0021】前記室内ユニット1の前面と底面前部は、
前記フロントパネル4と吹出カバー5と、前記フロント
パネル4と吹出カバー5の間に配置されるベース部15
とから構成される。この実施の形態では、前記ベース部
15の前部を一枚の透明樹脂材料で構成される着脱可能
な化粧パネル25で構成している。したがって、前記フ
ロントパネル4と吹出カバー5と化粧パネル25とが前
記筐体6に対して取り換えが容易のため、この3つのパ
ネル(カバー含む)に対して、色彩や模様などが異なる
複数種類の前記パネルを用意することでインテリアに対
応して多種多様な組み合わせによる機種展開を容易に図
ることができる。
【0022】特に、この実施の形態では、前記フロント
パネル4に開口部がなく、このフロントパネル4と化粧
パネル25とで形成される第2吸込部16は化粧パネル
25で内部が隠蔽され、更に前記吹出部11の開口は横
ルーバ26により隠蔽される。しかも、前記室内ユニッ
ト1の前面と底面前部は、側面から見て、底面後方から
前方に行くにしたがって徐々に立ち上がり、中央付近で
最前部となり、上部に行くにしたがって後方に後退して
前記第1吸込部10につながる、大きな円弧面で構成さ
れる。したがって、室内ユニット1は、壁面に設置した
際に、室内空間に調和しやすい形態となっている。
【0023】また、前記フロントパネル4と吹出カバー
5は、側面からみて、湾曲した板状の形状を備えてお
り、その両端部は、筐体6の両端部に位置している。一
方、筐体6の両側板27は、底面から前部にかけて前方
に傾斜する手掛凹部28が形成される。このため、前記
フロントパネル4と吹出カバー5の両側端部が外側に張
り出すので、この張出部を介して前記フロントパネル4
と吹出カバー5を開閉することができる。また、前記手
掛凹部28を設けることにより、厚み(奥行)のある筐
体6を薄く見せる効果がある。なお、74は吹出カバー
5を開放する際に使用するロック機構を備えた手掛部で
ある。
【0024】次に、図3を参照して、室内ユニット1の
内部構造と通風経路を説明する。図3は、室内ユニット
1の内部構造と通風経路を示す断面図である。図3にお
いて、この実施の形態では、前記筐体6の略中央に前記
送風フアン(横配置の還流フアン)8を備え、その前部
及び上部に前記熱交換器7を配置し、下部に前記吹出カ
バー5が配置される。前記熱交換器7は、略垂直姿勢で
配置される第1熱交換器7aと、その上部に配置され後
方に寝せた傾斜姿勢で配置される第2熱交換器7bと、
前記第2熱交換器7bと対向した後方位置に傾斜姿勢で
配置される第3熱交換器7cとから構成される。前記第
1熱交換器7aと第2熱交換器7bと第3熱交換器7c
とは第1接続部29及び第2接続部30を介して屈曲す
るように接続され、前記第1接続部29は送風フアン8
の前方で中心位置よりやや上方に位置し、前記第2接続
部30は送風フアン8の上方に位置するに配置される。
そして、前記第2熱交換器7aと第3熱交換器7cには
サブ熱交換器7d、7eが取付けられる。
【0025】また、前記バックキャビネット2の内壁面
の中央には前記第3熱交換器7cの露を受ける後部ドレ
ン皿31が設けられ、前記化粧カバー3の内面の下部に
は前記第1および第2熱交換器7a、7bの露を受ける
前部ドレン皿32が形成される。そして、前記前部ドレ
ン皿32と後部ドレン皿31の内側端部を前記送風フア
ン8に近接して形成することで、上部通風路33と下部
通風路34で構成される空気通風路35を前記筐体6の
内空間に形成する。
【0026】ここで、前記上部通風路33は前記熱交換
器7が配置される空間であり、その前部は第2の吸込部
16を構成する前記フロントパネル4とベース部15と
で覆われ、その上部は前記吸込グリル24を備えた第1
吸込部10で覆われている。また、前記下部通風路34
は図3に示すように断面形状を円弧状に形成された空間
であり、その下端部に前記吹出部11を備えた吹出カバ
ー5が配置される。
【0027】また、前記吹出カバー5は、内側に複数の
取付リブ36が形成され、この取付リブ36に筐体6の
長手方向に空気を拡散させる複数の縦ルーバ37と、上
下方向に空気を拡散させる前記横ルーバ26が回転可能
に取付けられる。前記横ルーバ26は大小2枚のルーバ
で構成され、前記縦ルーバ37とともに、図示しない駆
動モータにより回転動作が制御される。そして、前記縦
ルーバ37を備えた取付リブ36は、吹出カバーを閉じ
た状態で前記空気通風路35内に配置される。
【0028】また、前記上部通風路33の前面及び上部
は着脱可能な前記エアーフイルタ18が配置され、前記
空気通風路35に取り込まれる塵埃を取り除くことがで
きる。また、前記フロントパネル4と前記エアーフイル
タ18の後方位置となる前記化粧カバー3の前面には、
細かな塵埃を除去する前記空気清浄フイルタ19が着脱
可能に配置される。この空気清浄フイルタ19は、図5
に示すように、横長ボックス型の形状を備えて、左右に
分割して配置される。
【0029】一方、前記空気清浄フイルタ19の前方の
下方位置には第2吸込部16が配置される。この第2吸
込部16は前記ベース部15の上端と前記切下部14の
上端部が重なって形成され、かつこの切欠部14に断面
形状が円弧形状の案内部17が形成されているので、こ
の第2吸込部16から取り込まれる空気は、前記フロン
トパネル4の内側に沿って上方に引き込まれ前記空気清
浄フイルタ19に取り込まれる。このため、前記第2吸
込部16が前記空気清浄フイルタ19(空気通風路35
の取り込み口)より低い位置にあっても大きな空気抵抗
を生じることなく空気を取り込むことができる。なお、
この実施の形態では、前記第1吸込部10を前方に傾斜
させて設けたことにより、この第1吸込部10から取り
込んだ空気も前記空気清浄フイルタ19に通過させて取
り込むこともできる。
【0030】このように、この実施の形態によれば、前
記送風フアン8を駆動させることにより、前記第1吸込
部10と第2吸込部16から室内空気を取り込んで、前
記エアーフイルタ18を介して比較的大きな塵埃を取り
除き前記熱交換器7を通過させることができる。この
際、前記熱交換器により、冷房または暖房または除湿し
た空気を生成し、前記吹出部11から吹出すことができ
る。更に、前記熱交換器7による熱交換を行うことなく
送風運転や空気清浄された空気を吹出口11から吹出す
こともできる。この際、前記第2吸込部16を設けたこ
とにより、前記熱交換器7の前面に広いパネル面を形成
しても意匠性を損なうことなく、かつ大きな損失を受け
ることなく室内ユニットの前面から室内空気を取り込む
ことができる。
【0031】次に、図4から図7および図13を参照し
て、前記フロントパネル4と吹出カバー5の開閉構造を
説明する。図4はフロントパネル4と吹出カバー5を開
放した状態の断面図である。図5はフロントパネル4を
開放した状態の正面図である。図6は第2開閉機構部1
3の説明図であり、(a)図が第2開閉機構部13の正
面図、(b)図が第2開閉機構部13の右側面図、
(c)図はフロントパネル4を閉じた状態の第2開閉機
構部13の断面図、(d)図はフロントパネル4を一部
開いた状態の第2開閉機構部13の断面図である。図7
は第1開閉機構部12の断面図である。
【0032】先ず、図4、図5、図6を参照してフロン
トパネル4の開閉機構を説明する。図4において、この
実施の形態では、前記フロントパネル4を大きく開放さ
せるために2軸ヒンジ構造を備えた第2開閉機構部13
を採用している。この第2開閉機構部13を採用したこ
とにより、フロントパネル4を、その自由端部が上方位
置となる略垂直な姿勢から略180度開放して、その自
由端部が最下部となる略垂直な姿勢まで変化させること
ができる。しかも、この第2開閉機構部13によれば、
通常の1軸ヒンジ構造に比べて、この1軸ヒンジ構造の
周囲の隙間を小さくしながら、開閉機構部の強度を堅固
とし、更に、前記エアーフイルタ18を取り外すための
作業空間を形成することができる。更に、この第2開閉
機構部13によれば、前記フロントパネル4を一部開い
た状態では簡単に開けやすく、所定角度以降の開閉動作
ではブレーキがかかって動作し難く、かつ、前記フロン
トパネル4を着脱可能にする構造を備えている。
【0033】図5において、この実施の形態では、前記
フロントパネル4が開閉動作において歪んでしまうこと
を避けるために長手方向に対して直行する複数の補強リ
ブ41を前記フロントパネル4の内側に所定間隔で形成
している。このため、フロントパネル4の開閉動作にお
ける歪みを軽減するとともに、フロントパネル4自身の
重量を軽減して開閉動作を行いやすくすることができ
る。また、この実施の形態では、前記第2開閉機構部1
3を前記フロントパネル4の両側に形成した前記張出部
22に設けたので、前記第2開閉機構部13の取付位置
Q1を前記エアーフイルタ18の装着位置Q2より低く
できる。更に、この第2開閉機構部13は両側に設けて
いるので、その内側の空間を作業スペースとして広く使
うことができる。特に、この実施の形態では、切欠部1
4を設けることにより、前記作業スペースをより広く確
保することができる。これにより、エアーフイルタ18
の着脱の際に前記フロントパネル4が邪魔になるのを軽
減して、着脱の作業スペースを確保することができる。
【0034】図5に戻り、この実施の形態では、フロン
トパネル4を閉じた状態で前記化粧カバーに固定するた
めに、フロントパネル4の自由端部の両側に金具42を
設け、化粧カバー3には前記金具42を固定するための
磁石43を設けている。そして、前記磁石43の中間の
位置となる化粧カバー3にはフエルトやゴム材料などで
形成される振動吸収部材44を設けている。これによ
り、前記フロントパネル4の中央部分を振動なく保持し
て両側で確り保持することができる。しかも、フロント
パネル4を取り外す時は、図13の(a)図に示すよう
に、前記両側の側板27に形成した手掛凹部28を介し
てフロントパネル4の両側を保持して、(b)図に示す
ように、前方に引っ張ることにより、前記磁石43と金
具42の結合を外すことができる。この際、手で保持す
る部分は、前記磁石43の近傍となるので引っ張る力を
最小限にすることができる。また、前記振動吸収部材4
4は、磁石などを使わず振動を吸収する目的だけとして
いるので、開放する際に中央部分が引っかかるなどの不
都合を軽減しながら振動を防止するとともに、フロント
パネル4を確り固定することができる。
【0035】図6において、この実施の形態では、前記
第2開閉機構部13を、化粧カバー3にネジなどを介し
て取り付けられる化粧カバー固定部45と、逆U字状の
側面形状を備えた一対のアームを有するアーム部46
と、回転中間部材47と、フロントパネル4にネジなど
を介して取付けられるフロントパネル固定部48とから
構成する。前記化粧カバー固定部45と前記アーム部4
6は一対の第1回転軸49で連結され、前記アーム部4
6と回転中間部材47とは第2回転軸50と第3回転軸
51で連結され、前記回転中間部材47とフロントパネ
ル固定部48とは着脱機構部52で連結される。
【0036】この実施の形態では、前記第1回転軸部4
9と第3回転軸部51とを、摩擦係合を利用して、回動
された際に任意の位置までスローダウンして静止できる
トルクヒンジ機構を採用している。このトルクヒンジ機
構は、例えば、回転軸の軸周囲を樹脂材料で覆い、これ
を軸受部で締め付けながら支持することにより、この樹
脂材料と回転軸または軸受部との間に摩擦を発生させ、
この摩擦とこのトルクヒンジ機構に係る負荷応力とのバ
ランスをとることにより、回動された際に任意の位置ま
でスローダウンして静止させることができる。これらの
バランスは前記軸受部の締め付けで調整するようにす
る。
【0037】この実施の形態では、例えば、前記アーム
部46に一対のアームを樹脂材料で覆われた回転軸で連
結し、回転軸を前記化粧カバー固定部45の軸受部で締
め付けて支持するようにしている。
【0038】一方、前記第2回転軸部50は、(c)図
に示すフロントパネル4を閉めた状態から、(b)図に
示すフロントパネル4を所定角度開いた状態まで、前記
フロントパネル4を負荷なく開閉できるようにするヒン
ジ機構を備えている。この実施の形態では、前記ヒンジ
機構を実現するために、第2回転軸部50は、回転軸5
6の一端を前記アーム部46の一端に軸受部57を介し
て連結し、その一端の端部に回転コマ58を取付ける。
前記回転コマ58には、突起部60が形成され、前記軸
受部57の回転コマ58側には、前記回転コマ58の突
起部60の回転を制限する凹状の回転コマ受部59が形
成される。一方、前記回転軸56の他端は、前記第1回
転軸部49と同様に、その回転軸周囲を樹脂材料53で
覆い、これを回転中間部材47の軸受部61で締め付け
て回転可能に取付ける。
【0039】この第2回転軸部50によれば、図6の
(c)図に示す状態から、図13の(a)図に示すよう
にフロントパネル4の両側を保持して手前に引っ張るこ
とにより、前記磁石43と金具42の連結が外れ、この
状態から図6の(b)図に示すように、前記突起部60
が前記回転コマ受部59によって、その回転を制限され
る回転角度Θ1の範囲((c)図から(d)図までの範
囲まで)は特に負荷を受けることなくフロントパネル4
を開閉することができる。そして、この状態から更に下
方にフロントパネル4を開放しようとすると前記第1回
転軸部49及び第3回転軸部51のトルクヒンジ機構に
より前記摩擦の負荷を受けながら回転させることができ
る。これにより、フロントパネル4を、最初は簡単に回
動させ、それ以降はフロントパネル4の自由端の急激な
動きを抑制することができる。
【0040】また、前記着脱機構部52は、前記フロン
トパネル固定部48にスライド可能に収納されるスライ
ドピン62と、前記回転中間部材47に設けられる係合
部63とから構成される。この実施の形態によれば、前
記スライドピン62の一端を前記係合部63に挿入して
係合させる、即ち、両側に設けた前記第2開閉機構部1
3のそれぞれの前記着脱機構部52のスライドピン62
が両側に張出すようにして、前記係合部63に嵌合する
ことにより、フロントパネル4が前記回転中間部材47
に固定される。そして、このフロントパネル4を取り外
す場合は、前記スライドピン62に取付けたレバー64
を内側(矢印方向)に移動させることにより、常にスラ
イドピン62を係合するように作用するばね65を圧縮
させて、図13の(c)図に示すように前記係合を外
し、流しなどで洗うことができる。なお、装着する場合
は、前記操作の逆を行えばよい。
【0041】更に、図4及び図6の(c)図、(d)図
に示すように、この実施の形態では、前記アーム部46
のアームをU字状の側面形状とすることにより、化粧カ
バー3と前記フロントパネル4の両連結部近傍の回転時
における逃げのふところをひろくして、このフロントパ
ネル4の広い開閉動作範囲を実現している。また、この
アームをU字形状としたことにより、このアームにかか
る応力の緩和や均一な厚みを求められる樹脂材料を採用
できるなどの効果も期待できる。更に、この実施の形態
では、前記フロントパネル固定部48の取付面の両側に
前記アームを収納するための収納部66を設けている。
そして、この実施の形態では、前記アームの大きさを、
化粧カバー3に形成する収納部66の大きさで規定して
いる。
【0042】次に、第1開閉機構部12について説明す
る。この実施の形態では、この第1開閉機構部12も前
記第2開閉機構部13と同様にトルクヒンジ機構を採用
している。この第1開閉機構部12の具体的な構造は、
前記バックキャビネット2に取付けられるキャビネット
ヒンジ部材67と、吹出カバー5に取付けられるカバー
ヒンジ部材68とから構成される。前記キャビネットヒ
ンジ部材67とカバーヒンジ部材68は回転軸によって
回転自在に連結される。また、前記カバーヒンジ部材6
8は、吹出カバー5に設けられるねじ取付部69にねじ
70を介して取付けられ、前記キャビネットヒンジ部材
67は、前記バックキャビネット2に形成されたねじ取
付部71にねじ70を介して取付けられる。図7の拡大
された円形部分に示すように、前記キャビネットヒンジ
部材67とカバーヒンジ部材68は回転軸部分は、吹出
カバー5の端部に形成した回転軸押部72によって、こ
の第1開閉機構部12の回転動作が抑制される。即ち、
前記キャビネットヒンジ部材67は、前記カバーヒンジ
部材68によって支持された回転軸と前記回転軸押部7
2に挟まれて支持される。このため、前記キャビネット
ヒンジ部材67が前記回転軸を中心に回転しようとする
と、前記回転軸押部72の樹脂の弾性力によって、前記
キャビネットヒンジ部材67の回転軸周りと前記回転軸
押部72との間に摩擦が発生して、前記キャビネットヒ
ンジ部材67の回転が抑制される。このため、前記吹出
カバー5が急激に開放するのを軽減することができる。
【0043】なお、前記第1開閉機構部12に係る負荷
と回転を抑制する力のバランスは前記ねじ70の締め付
け具合で調整する。また、第2開閉機構部13と同様
に、回転軸周りを樹脂材料で覆い、これを軸受部で絞め
つける構造としてもよい。
【0044】次に図8を参照して、前記ベース部15の
周辺構造を更に詳細に説明する。図8はベース部15周
辺部の部分断面図である。図8において、この実施の形
態では、室内ユニット1の前面部分を前記フロントパネ
ル4と、吹出カバー5で構成し、唯一、化粧カバー部分
が露出する部分として前記ベース部15が設けられてい
る。このベース部15には、複数のLEDランプからな
る運転状態表示部23が内側からねじなどを介して取付
けられている。前記ベース部15の上部は断面が円弧状
の案内部17が形成され、このベース部15(化粧パネ
ル25)にあたった室内空気が上方に案内されるように
なっている。そして、その前面には透明な化粧パネル2
5が取付けられている。
【0045】また、前記ベース部15の上部は水平面が
形成され、この水平面に前記エアーフイルタ18の一端
が係合されるフイルタ係合穴73が形成される。この実
施の形態によれば、前記ベース部15の上部が案内部1
7により切り欠かれているので、前記フイルタ係合穴7
3が形成される水平面の奥行きが小さいため、エアーフ
イルタ18の着脱が容易である。
【0046】このように、この実施の形態では、フロン
トパネル4と吹出カバー5を下方または後方に設けた回
転軸を中心に、その上方または前方を開放させることが
できるので、前方に位置する使用者に筐体6の内部を露
出させることができるので、清掃性やエアーフイルタ1
8の着脱を容易にすることができる。また、このフロン
トパネル4と吹出カバー5の開放にあたっては、トルク
ヒンジ機構を採用することにより急激に開放されるのを
軽減できる。特に、フロントパネル4は開放時に楽に開
閉でき、以後は力のバランスを取って開閉できる2段階
機構としているので作業性や安全性を向上することがで
きる。
【0047】更に、この実施の形態では、前記図13に
示すように、フロントパネル4が着脱可能のため、この
フロントパネル4を取り外して清掃作業が容易な姿勢で
清掃したり、あるいは、流しなどで洗浄することができ
る。更に、図14の(a)(b)(d)に示すように、
フロントパネル4や吹出カバー5を開いて、筐体6前面
部を大きく開放することができるので、雑巾などで直接
清掃したり、あるいは掃除機での清掃が容易である。加
えて、図14の(c)(e)に示すように、エアーフイ
ルタ18の着脱や吸込グリル24の着脱が容易となる。
【0048】次に、図9から図12を参照して、フロン
トパネル4の開閉操作にともなう他の実施の形態を説明
する。
【0049】先ず、図9を参照して、第2の実施の形態
を説明する。図9は第2の実施の形態に係る開閉動作説
明図であり、(a)がフロントパネル4を閉めた状態の
断面図、(b)図は遠隔操作機20の外観図、(c)図
がフロントパネル4を一部開いた状態の断面図である。
【0050】図9において、この第2の実施の形態は、
フロントパネル4の初期の開放動作を遠隔操作機20か
らの制御信号に基づいて動作させる実施の形態である。
この実施の形態では、前記動作を実現するために、前記
第1の実施の形態で説明した磁石43の近傍に前記遠隔
操作機20からの操作信号に基づいて駆動するソレノイ
ド101を設けるようにする。このソレノイド101は
電源が通電されると突出するプランジャー102を備え
ている。この実施の形態によれば、前記遠隔操作機20
からの所定の操作を行うことにより、この信号が図示し
ない前記受光部21で受けられ、前記電気品部9に設け
た処理装置が前記ソレノイド101に動作信号を送る。
このソレノイド101は、前記信号により、前記プラン
ジャー102を前方に突出させる。これにより、前記磁
石43と金具42の結合が外れる。
【0051】ここで前記第2開閉機構部13は初期の開
放動作では抵抗なく所定の範囲開閉動作するので、この
動作により、フロントパネル4は(a)図の閉めた状態
から(c)図の一部開放した状態まで開放する。この
(c)図の状態以降は、前記第2開閉機構部13は前記
トルクヒンジ機構によりスローダウンして図4に示す状
態まで開放する。
【0052】この実施の形態では、遠隔操作機20によ
り、フロントパネル4を開放することができるので、フ
ロントパネル4の両側を保持して開放する動作を行う必
要がない。特に、室内ユニット1が高い位置に設置され
た状態での高所作業をなくすことができる。
【0053】次に、図10から図12は、前記フロント
パネル4の開放を機械的な開閉機構部110を介して可
能にする実施の形態を示している。図10から図12
は、前記開閉機構部110の原理図を示したものであ
る。この図10から図12の実施の形態によれば、室内
ユニット1の下方部分にフロントパネル4を開放する操
作手段を設けることで、開放動作を低い位置で可能とす
ることができる。
【0054】先ず、図10と図11を参照してフロント
パネル4に前記開閉機構部110を備えた実施の形態を
説明する。図10は開閉機構部110の動作原理図であ
り、(a)図が固定状態を示す原理図、(b)図が開放
動作を示す原理図、(c)図がフロントパネル4の装着
状態を示す原理図である。図11は、(a)図がフロン
トパネル4の装着状態を示す原理図であり、(b)図が
開放動作を示す原理図である。
【0055】図10において、この第3の実施の形態
は、(c)図に示すように、フロントパネル4の裏面
(内側)に開閉機構部110を備えた実施の形態であ
る。前記開閉機構部110は、下部アーム111と、上
部アーム112と、この下部アーム111の一端と上部
アーム112の一端をそれぞれ回転軸114、115で
連結する連結アーム113とから構成される。前記下部
アーム111は、その中央部分をフロントパネル4の下
部に設けた回転軸116に回転可能に取付けられ、他の
一端にフロントパネル4の外側に露出するレバー117
が取付けられている。一方、前記上部アーム112は、
その中央部分をフロントパネル4の上部に設けた回転軸
118に回転可能に取付けられ、他の一端に筐体6に設
けた結合部119と係合する突起120が設けられる。
更に、連結アーム113は図示しない取付部に取付けら
れたばね121により常に下方側に応力が働くようにな
っている。
【0056】この実施の形態によれば、(c)図に示す
ように、フロントパネル4を筐体6側に押し付けること
により、前上部アーム112の先端に設けた前記突起部
120が前記結合部119に当たって、その応力により
下方に押し下げられて更に後方に移動し、その後、上方
に持ち上げられて、前記結合部119と連結状態をとる
ことができる。(c)図においては、前記結合部119
が上方に逃げる動作を行うように図示しているが、この
ように可動する連結部119でもよいし、固定してもよ
い。即ち、前記突起部120が前記結合部119に当た
った際に、この突起部120を下方に逃がすように作用
すればよい。なお、連結部119を可動する機構とする
ことにより、後で説明するレバー117の動きを小さく
することができる。また、前記突起部120と前記結合
部119の係合は、(a)図に示すように、ばね121
により保持される。
【0057】さて、フロントパネル4を開放する際は、
(b)図に示すように、前記レバー117を下方に下げ
る動作を行うことにより、その力は、下部アーム111
と連結アーム113から上部アーム112に伝達され
て、前記突起部120を下方に押し下げる。これによ
り、前記突起部120と前記結合部119の係合が外れ
るのでフロントパネル4を開放することができる。
【0058】次に、図11に示す第4の実施の形態に係
る開閉機構部110は、フロントパネル4の裏面(内
側)に棒状の開放レバー130を設けたものである。こ
の開放レバ130はフロントパネル4に上下方向にスラ
イド可能に取付けられ、ばね131を介して、常に上方
に突出しようとする応力が与えられている。そして、こ
の開放レバ130の上端にはローラ132が取付けら
れ、下端にはレバー133が設けられる。一方、化粧カ
バー3には、前記ローラ132を下方に案内する傾斜面
134が形成され、その後方に連結穴135が設けられ
ている。
【0059】この実施の形態によれば、(b)図に示す
ように、フロントパネル4を筐体6側に押し付けること
により、前記ローラ132が前記傾斜面134により下
方に押し下げられて、更に後方に移動することにより、
前記ばね131の力により、前記ローラ132が前記連
結穴135に勘合して、フロントパネル4を固定するこ
とができる。一方、(a)図に示すように、フロントパ
ネル4を開放する際は、前記レバー133を下方に引き
下げることにより、ローラ132を下方に下げて、前記
ローラ132と前記連結穴135の勘合を外してフロン
トパネル4を開放することができる。
【0060】このように、フロントパネル4の裏面に開
閉機構部110を取付けることにより、この開閉機構部
110を簡単な構造とすることができるとともに、通風
路を邪魔することがない。
【0061】次に、図12は前記解放機構部110を筐
体6に設けた第5の実施の形態を示している。この実施
の形態では、化粧カバー3の内壁面に棒状の開放レバー
140を設けたものである。この開放レバ140は、そ
の中央部分を化粧カバー3に設けた回転軸141に回転
可能に取付けられ、上端部に化粧カバー3から前方に突
出可能な突起部142が設けられ、下端部に前記フロン
トパネル4の下方部に形成される開口部から露出するプ
ッシュ部143が設けられている。この開放レバー14
0は、ばね144により常に前記突起部142が引き込
まれ、前記プッシュ部143が突出するようになってい
る。また、前記開放レバー140の上端部は平歯車機構
により、前記回転軸141を中心に回転可能となるよう
に化粧カバー4に支持される。これにより、フロントパ
ネル4を押す衝撃に対抗することができる。
【0062】さて、この実施の形態に係る解放機構部1
10によれば、(b)図に示すように、前記磁石43と
金具42でフロントパネル4が筐体6に保持される。こ
の状態から、(a)図に示すプッシュ部143を押す動
作により、対向する位置に設けられる前記突起部142
が前方に突出する。これにともなって、(c)図に示す
ように、前記磁石43と金具42の結合を外すことがで
きる。ここで、この実施の形態の磁石43は回転機構を
備えているので、フロントパネル4の開閉動作に追随し
て前記金具42との連結や開放動作を良好にすることが
できる。なお、(c)図に示した以降の更なるフロント
パネル4の開放動作は前記他の実施の形態と同様につき
省略する。
【0063】この実施の形態によれば前記解放機構部1
10を筐体6内に設けたので、フロントパネル4に機構
部分を設ける必要がないから、フロントパネル4の軽量
化や清掃性を向上することができる。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、清掃性を向上しつつ表
示部の視認性と吸い込み効率の向上が図れる空気調和機
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る空気調和機の外観図で
ある。
【図2】第1の実施の形態に係る空気調和機の外観図で
ある。
【図3】第1の実施の形態に係る内室内ユニットの内部
構造と通風経路を示す断面図である。
【図4】第1の実施の形態に係る室内ユニットのフロン
トパネルと吹出カバーを開放した状態の断面図である。
【図5】第1の実施の形態に係る室内ユニットのフロン
トパネルを開放した状態の正面図である。
【図6】第1の実施の形態に係る室内ユニットの第2開
閉機構部の説明図である。
【図7】第1の実施の形態に係る室内ユニットの第1開
閉機構部の断面図である。
【図8】第1の実施の形態に係る室内ユニットのベース
部周辺機構の説明図である。
【図9】第2の実施の形態に係る室内ユニットの開閉動
作説明図である。
【図10】第3の実施の形態に係る室内ユニットの前記
開閉機構部の原理図である。
【図11】第4の実施の形態に係る室内ユニットの前記
開閉機構部の原理図である。
【図12】第5の実施の形態に係る室内ユニットの前記
開閉機構部の原理図である。
【図13】第1の実施の形態に係る室内ユニットの使用
状態図である。
【図14】第1の実施の形態に係る室内ユニットの使用
状態図である。
【符号の説明】
1…室内ユニット、2…バックキャビネット、3…化粧
カバー、4…フロントパネル、5…吹出カバー、6…筐
体、7…熱交換器、7a…第1熱交換器、7b…第2熱
交換器、7c…第3熱交換器、8…送風フアン、9…電
気品部、10…第1吸込部、11…吹出部、12…第1
開閉機構部、13…第2開閉機構部、14…切欠部、1
5…ベース部、16…第2吸込部、17…案内部、18
…エアーフイルタ、19…空気清浄フイルタ、20…遠
隔操作機、21…受光部、22…張出部、23…運転状
態表示部、24…吸込グリル、25…化粧パネル、26
…横ルーバ、27…側板、28…手掛凹部、29…第1
接続部、30…第2接続部、31…後部ドレン皿、32
…前部ドレン皿、33…上部通風路、34…下部通風
路、35…空気通風路、36…取付リブ、37…縦ルー
バ、41…補強リブ、42…金具、43…磁石、44…
振動吸収部材、45…化粧カバー固定部、46…アーム
部、47…回転中間部材、48…フロントパネル固定
部、49…第1回転軸部、50…第2回転軸部、51…
第3回転軸部、52…着脱機構部、53…樹脂材料、5
4…回転軸、55…軸受部、56…回転軸、57…軸受
部、58…回転コマ、59…回転コマ受部、60…突起
部、61…軸受部、62…スライドピン、63…係合
部、64…レバー、65…ばね、66…収納部、67…
キャビネットヒンジ部材、68…カバーヒンジ部材、6
9…ねじ取付部、70…ねじ、71…ねじ取付部、72
…回転軸押部、73…フイルタ係合穴、74…手掛部、
101…ソレノイド、102…プランジャー、110…
開閉機構部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 洋二 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン本部内 (72)発明者 小平 千春 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン本部内 (72)発明者 宮崎 則夫 栃木県下都賀郡大平町富田800番地 日立 ホーム・アンド・ライフ・ソリューション 株式会社内 (72)発明者 渡辺 将人 栃木県下都賀郡大平町富田800番地 日立 ホーム・アンド・ライフ・ソリューション 株式会社内 Fターム(参考) 3L051 BG06 BH06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】横長の筐体と、この筐体の前面に配置され
    るフロントパネルとを備え、少なくとも前記筐体の上面
    に第1の吸込部、前記筐体の下部に吹出部を形成し、こ
    の第1の吸込部と吹出部とで形成される通風路にエアー
    フイルタと前記熱交換器と送風フアンを配置した空気調
    和機において、 前記フロントパネルは、その両側の下端部に設けた開閉
    機構部を介して前記筐体に対して開閉可能に取り付けら
    れるとともに、前記開閉機構部の間に横長の切欠部が形
    成され、 前記筐体は前記切欠部から露出する位置に横長のベース
    部を備え、 前記ベース部は、その上部に傾斜面を備え、 前記傾斜面と前記切欠部とで第2吸込部を構成すること
    を特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】横長の筐体と、この筐体の前面に配置され
    るフロントパネルとを備え、少なくとも前記筐体の上面
    に吸込部、前記筐体の下部に吹出部を形成し、この吸込
    部と吹出部とで形成される通風路にエアーフイルタと前
    記熱交換器と送風フアンを配置した空気調和機におい
    て、 前記フロントパネルは、その両側の下端部に設けた開閉
    機構部を介して前記筐体に対して開閉可能に取り付けら
    れるとともに、前記開閉機構部の間に横長の切欠部が形
    成され、 前記筐体は前記切欠部から露出する位置に、運転状態を
    表示する運転状態表示部を有する横長のベース部を備え
    ていることを特徴とする空気調和機。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の空気調和機におい
    て、 前記開閉機構部は、前記フロントパネルを閉じた状態か
    ら所定角度開いた状態以降に移動方向に加わる力に抗す
    る力を発生する機構を備えたことを特徴とする空気調和
    機。
  4. 【請求項4】請求項1から3記載の何れかの空気調和機
    において、 前記開閉機構部は、2軸ヒンジ機構を採用していること
    を特徴とする空気調和機。
  5. 【請求項5】請求項1から4記載の何れかの空気調和機
    において、 前記フロントパネルの上部にロック機構を備え、該ロッ
    ク機構を解除する解除手段を備えたことを特徴とする空
    気調和機。
  6. 【請求項6】請求項5記載の空気調和機において、 前記解除手段は、遠隔操作手段からの信号に基づいて動
    作するソレノイドであることを特徴とする空気調和機。
  7. 【請求項7】請求項5記載の空気調和機において、 前記解除手段は、室内ユニットの下方に設けた操作レバ
    ーの操作を前記解除手段に伝達する伝達機構を備えてい
    ることを特徴とする空気調和機。
  8. 【請求項8】請求項7記載の空気調和機において、 前記伝達機構は、前記筐体に設けられていることを特徴
    とする空気調和機。
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