JP2003306787A - 水素を生成する電解セルのためのガス生成システムおよび換気システム - Google Patents

水素を生成する電解セルのためのガス生成システムおよび換気システム

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JP2003306787A JP2003013810A JP2003013810A JP2003306787A JP 2003306787 A JP2003306787 A JP 2003306787A JP 2003013810 A JP2003013810 A JP 2003013810A JP 2003013810 A JP2003013810 A JP 2003013810A JP 2003306787 A JP2003306787 A JP 2003306787A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れたガス生成システムおよび換気システム
を提供する。 【解決手段】 電気化学セルのための換気システムは、
制御ユニットと、制御ユニットと情報通信するセンサ
と、制御ユニットと作動上連結するファンと、を有す
る。センサは、換気システム内の状態を検知するよう構
成され、ファンは、センサが得た情報に応じて作動可能
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気化学セルに関
し、特に電解セルのためのガス生成システムおよび換気
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】電気化学セルは、エネルギ変換デバイス
であり、通常電解セルまたは燃料セルのどちらかに分類
される。プロトン交換膜電解セルは、水を電気分解する
ことで水素および酸素ガスを発生させ、水素生成器とし
て機能できる。図1に従来技術のアノードフィード電解
セル10を示し、それを以下では「セル10」と称す
る。反応水12が、酸素電極(アノード)14にてセル
10内へ供給され、酸素ガス16、電子、および水素イ
オン(プロトン)15が生成される。電源18のプラス
端子をアノード14に接続し、電源18のマイナス端子
を水素電極(カソード)20に接続することで、この化
学反応が促進される。酸素ガス16および第一部分の水
22が、セル10から放出され、プロトン15および第
二部分の水24が、プロトン交換膜26を通過してカソ
ード20に至る。カソード20では、水素ガス28が生
成され、一般的にガス送出ラインを通じて排出される。
水素ガスに連行された第二部分の水24も、カソード2
0から排出される。
【0003】電解セルシステムは、スタック状に重ねて
配置されたいくつかの別個のセルを含むことができ、そ
のスタック構造内に形成された注入および排出用導管を
通じて、反応水がそれらのセルに供給される。スタック
内のセルは連続的に配置され、各セルは、プロトン交換
膜をカソードとアノードとで挟んで構成される膜電極ア
センブリを含む。カソードまたはアノード、あるいはそ
の両方が、プロトン交換膜へのガス拡散を容易にするガ
ス拡散電極であることが可能である。各膜電極アセンブ
リは、そのアセンブリに隣接するフローフィールド(fl
ow field)に、流体的に連通している(in fluid commu
nication)。フローフィールドは、各個別セル内の流体
移動および膜水和を促進するよう構成された構造体によ
って画成される。
【0004】水素ガスに連行された第二部分の水は、セ
ルのカソード側から排出された後、相分離ユニットに供
給され、水から水素ガスが分離される。それにより水素
ガスの収量を増大し、セルの全体的効率を向上させる。
得られた水素ガスは、燃料として使用するためにユニッ
トに直接供給してもよいし、あるいはシリンダまたは同
様のタイプの格納容器などの保管設備に供給することも
できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】水素ガスを保管設備に
供給する場合、保管設備と共に換気システム(図示せ
ず)を利用することにより、放出された漏ガスの除去、
ならびに水素ガスの生成に関連する熱発生部品からの熱
の除去を実施することが考えられる。一般的には、気流
のストリームを通じてそのような換気が実施される。換
気システムは典型的には開ループシステムであるため、
気流は連続的であり、放出漏ガス検出量または熱発生量
などに対応して変動しない。一般的に、換気用気流スト
リームが制御されないために、電気化学セルの運転効率
が制限されている。
【0006】既存の換気システムは、意図される目的に
おいては適切であるが、特に放出漏ガスの除去および発
生熱の除去に関して、改良の必要が残っている。したが
って、換気システムが組み込まれる電気化学システムの
効率を向上させるために、ガスを生成および格納する構
造体において実質的に完全なパージを実施可能にする換
気システムが、必要とされている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ガス生成シス
テムであって、電気化学セルと、電気化学セルに流体的
に連通している(流体が通じるように:fluid communicat
ion)ガス保管設備と、電気化学セルおよびガス保管設備
に流体的に連通している換気システムと、を有し、換気
システムが、第一気圧が維持される第一ゾーンと、第一
気圧より低い第二気圧が維持される第二ゾーンとを含
む、ガス生成システムである。
【0008】本発明はさらに、電気化学セルのための換
気システムであって、制御ユニットと、制御ユニットと
情報通信し、換気システム内の状態を検知するよう構成
されるセンサと、制御ユニットと作動上連結し、センサ
が得た情報に応じて作動することで換気システム内およ
び外部環境へ至る正の気流を発生させるファンと、を有
する換気システムである。
【0009】他の実施形態によれば、水素保管設備に流
体的に連通し水素を生成する電解セルのための換気シス
テムは、第一ゾーンおよび第二ゾーンが画成されている
キャビネットと、キャビネットに設けられるセンサと、
センサと情報通信する制御ユニットと、キャビネットに
気流を供給し、第一ゾーンと第二ゾーンとの間に正圧を
維持するよう構成され、制御ユニットと情報通信し、セ
ンサが得た情報に応じて制御可能であるファンと、を有
し、第一ゾーンの気圧が第二ゾーンの気圧より高いこと
を特徴とする。
【0010】さらなる実施形態によれば、水素を生成す
る電解セルに流体的に連通している水素保管設備のため
の換気システムは、水素保管設備の状態を感知する手段
と、水素保管設備の状態を感知する手段と作動上連結
し、水素保管設備のパージを実施する手段と、を有す
る。
【0011】本発明は上記課題に鑑みてなされたもので
あり、優れたガス生成システムおよび換気システムを提
供することを目的とする。
【0012】
【発明の実施の形態】上述および他の特徴は、以下の図
面および詳細な説明によって例示される。
【0013】例示的な実施形態を示す図面において、共
通の要素には同じ符号を付す。
【0014】図2に、電解セルシステムの代表的実施形
態を30に示し、それを以下では「システム30」と称
する。システム30は一般的に、ガスクロマトグラフィ
における使用、燃料としての使用、および他の様々な用
途のための水素の生成に適している。以下に記載する改
良事項は電解セルに関連して説明されるが、それらの改
良点は電解セルや燃料セル等、特に再生可能燃料セルに
適用可能である。また、以下の説明および図面は、水の
電解による水素および酸素の生成に関するが、装置は他
の反応物からの他のガスの生成にも適用できる。
【0015】システム30は、水が供給され、反応水か
ら水素を生成できる電解セルを含む。システム30で利
用される反応水は、水源32に保管され、重力によっ
て、あるいはポンプ38を通じて電解セルスタック40
に供給される。供給ラインは、好ましくは可塑剤を含ま
ない透明の配管であり、その内部に設けられる導電セン
サ34を含む。その導電センサ34によって水の電位を
監視することで、水の純度を検出し、水がシステム30
における利用に適することを保証する。
【0016】セルスタック40は、密閉構造体(図示せ
ず)内に封入された複数のセルを含み、その各セルは、
図1に関連して上述したセル10に類似する。反応水
は、それらのセル構成部品に流体的連通を提供する多岐
管または他のタイプの導管(図示せず)によって受けら
れる。電源42は、セルスタック40内の各セルに電気
的に接続されており、水の解離を促進させる。電源42
は、システム30の動作を制御するセル制御システム
(図示せず)と作動上連結している。
【0017】酸素および水は、共通のストリームを通じ
てセルスタック40を離れる。そのストリームは、酸素
および水を水源32へ再循環させる。水源32では、酸
素は大気中へ排出される。水を連行する水素のストリー
ムは、セルスタック40から離れた後、水素−水分離装
置44である気体−液体分離器または相分離タンクに供
給され、そこで気相と液相とが分離される。その水素−
水分離装置44を以下では、「分離器44」と称する。
そこから送出された水素ガス(分離器44への水素スト
リームに比べて含水量が低い)は、乾燥ユニット46で
さらに乾燥される。乾燥ユニット46はたとえば、ディ
フューザ、圧力スイングアブソーバ(pressure swing ab
sorber)、乾燥剤などである。湿気を含んだこの時点の
水素ストリームは、約1ポンド/平方インチ(psi)
から約10,000psiを超過する範囲の気圧を有す
ることが可能である。水素ストリームの気圧は好ましく
は、約1psiから約6000psiであり、用途によ
っては約1500psiから約2500psiが好適で
あり、また他の用途では約100psiから約275p
siが好適である。
【0018】ごく微量の連行水素を含む水が、分離器4
4から低圧水素分離器48を通って水源32に戻され
る。低圧水素分離器48は、減圧によって水ストリーム
から水素を離脱させ、さらにその後の水を、分離器44
から排出された時点に比べて低圧にて水源32に再循環
する。分離器44は、さらにレリーズ50を含む。レリ
ーズ50は逃がし弁であってもよく、気圧または気圧差
が所定限界値を超えた場合に、水素を水素通気孔52に
迅速に排出させる。
【0019】乾燥ユニット46からの純水素は、水素保
管設備54に供給される。水素保管設備54は、セルス
タック40に流体的に連通しており、換気システム(図
3から図7を参照しながら以下に説明する)内に設けら
れる。換気システムは、システム30から離れて位置し
てもよいし、あるいはシステム30に隣接して位置して
もよい。
【0020】水素圧を監視するために、水素出力センサ
64がシステム30に組み込まれている。水素出力セン
サ64は、適切なものであればいずれの出力センサでも
よく、流量センサ、質量流量計、もしくは、水素ライン
内のガス圧を電圧値または電流値に変換して計測する圧
力トランスジューサなどの他のいずれの量的検知デバイ
スも、制限なく含まれる。水素出力センサ64は、電圧
値または電流値を圧力数値に変換できるトランスミッタ
66にインタフェースされている。トランスミッタ66
と作動上連結したディスプレイ(図示せず)を設け、た
とえば水素ライン上の水素出力センサ64の位置にて、
圧力数値を目視できるようにしてもよい。トランスミッ
タ66は、センサ信号を表示可能な数値に変換できるア
ナログ回路またはデジタルマイクロプロセッサなどの、
いずれかの適切な変換デバイスである。
【0021】電解セルシステム30と共に換気システム
を用いることで、水素保管設備54およびシステム30
に関連の他の構成部分における、放出漏れ水素の蓄積を
散逸させることができる。図3に、その換気システムの
代表例の一つを70に示す。換気システム70は、ダク
ト構造体76とファンとを含む。ファンは単数でも複数
でもよく、その一つを72に示す。ファンは、関連のダ
クト構造体76内に対流性の気流を発生させて熱を(た
とえば電気部品および圧縮機(単数または複数)など
の、システムに関連の熱発生機器から)除去し、システ
ム70内に正圧のゾーンを維持させることにより、シス
テム運転時に蒸気が蓄積し得る領域をパージする。換気
システム70はさらに、キャビネット78を含む。キャ
ビネット78は、水素保管設備54を収容してもよく、
換気システム70を内部に設置するためのシェルとな
る。
【0022】キャビネット78の壁内には、作業者がキ
ャビネット78に出入りできるよう、第一アクセスハッ
チ75を設けることが好ましい。
【0023】図4に示すように、ファンの運転のための
閉ループ制御システムをシステム70に組み込むこと
で、キャビネット78の換気を実施できる。制御システ
ムは、システム70の運転に影響する種々の条件を検知
する様々なセンサ(その一つを79に示す)と、それら
のセンサからの入力を受信する制御ユニット81との間
の情報通信の維持を可能にする。制御システムが検出す
る変動値は、システム70内の水素の有無、キャビネッ
ト78内の気圧、システム70内の温度、および気流量
などを含むが、それらに限定されない。センサからの入
力を分析することで、システム70の適切な換気が実現
されるよう処置を講ずることができる。制御ユニット8
1は、センサからの信号に応じて、ファン(たとえばフ
ァン72)からキャビネット内に導入される空気量を変
動させることでキャビネット78内の気圧を調節するよ
う構成されている。キャビネット78内の気流を変動さ
せることにより、キャビネット78の内部が換気され、
キャビネット78内のガスおよび/または熱が制御され
る。制御ユニット81は、システム70からのセンサ値
に応答するよう構成されている。
【0024】図5に、キャビネット78をさらに詳細に
示す。キャビネット78は、平行六面体の構造体であ
り、床面80と、床面80から垂直に延伸する壁と、床
面80の反対側に位置する天井とによって画成される。
この構造体はフレームを含み、その代表的実施形態の一
つを82に示す。フレーム82は、床面80上に骨格支
持構造体を形成するよう配置された、直立部材86と横
断部材88とによって構成される。直立部材86は、床
面80の平面から垂直に延伸するよう位置される。横断
部材88は、直立部材86を所定位置に維持させるよう
補助する。横断部材88および直立部材86は、たとえ
ば図5に示すように、必要な構造的一体性を実現できる
構成であれば、トラス構造(図示せず)などのいずれの
構造に形成されていてもよい。フレーム82に取り付け
られるパネル84が、フレーム82を囲う。それらのパ
ネル84は、キャビネット78への気流の流出または流
入を、許可あるいは禁止するよう、様々な様相に構成さ
れる。横断部材88は、天井パネル90を支持する。仕
切部材92によって、キャビネット78の各セクション
の境界が画成される。フレーム82において二つの直立
部材86の間に、第二アクセスハッチ94が設けられ、
作業者がキャビネット78に出入りできるよう構成され
ている。
【0025】図6に、キャビネット78の様々なセクシ
ョンの代表的なレイアウトの一つを示す。それらのセク
ションの一つは、水素保管設備54である。他のセクシ
ョンとしては、電気部98と、電気化学セルシステムか
らの水素ガスの配送(distribution)を実施するカスケ
ード部100と、水素保管設備54に流体的に連通して
いる水素分配ユニット102と、水素分配ユニット10
2に流体的に連通している水素分配操作インタフェース
(hydrogen dispensing operator interface)104と、
圧縮機取付部106とが挙げられる。
【0026】図5および図6において、水素保管設備5
4は、複数の水素充填容器(図示せず)が保管可能に構
成されている。シリンダの場合もあるそれらの容器は、
電気化学セルシステムに流体的に連通しており、そこか
ら水素ガスの供給を受けている。図示のとおり水素保管
設備54は、キャビネット78の角部に設けられ、二つ
の仕切部材92によって換気システム70から隔離され
ている。水素保管設備54の他の代表的実施形態では、
その二つの仕切部材92が、一つの曲線状部材(図示せ
ず)によって置換される。また水素保管設備54は、キ
ャビネット78の二つの隣接する角部の間に設けられた
上、一つの曲線状部材または数個の仕切部材によってキ
ャビネット78の他の構成部分から隔離されることも可
能である。
【0027】水素保管設備54は、図5に示すとおり、
その上端部が天井プレート110によって区切られてい
る。天井プレート110の内側表面が、キャビネット7
8の床面80の水平面に対してだんだん低く傾斜するよ
う、天井プレート110が仕切部材92に取り付けられ
ている。天井プレート110のその傾斜によって、キャ
ビネット78の外側周縁部に隣接する天井プレート11
0縁部では、キャビネット78の内側部分に近接する天
井プレート110縁部に比べて、床面80からの位置が
より高くなっている。天井プレート110の傾斜の程度
は、水素保管設備54に保管されたの水素保管容器から
の漏れ放出が、傾斜天井プレート110を伝ってキャビ
ネット78の外側周縁部に至り、水素保管設備54の区
域外へ排出されることを可能にするものである。
【0028】特に図6に示すように、電気部98は、シ
ステム70の運転に関連した電機部品(図示せず)が内
部に配置されるエンクロージャを含む。電気部98は、
キャビネット78の内部領域から流体的に封鎖されてい
る(fluidly sealed)。電気部ファン112が、ルーバ状
の開口部(図3の114に示す)の下に取り付けられ
る。エンクロージャはさらに、排気口116を含む。排
気口116は、電気部98のエンクロージャの内部領域
と、キャビネット78の内部環境との間の気流的連通を
実施し、かつ電気部98内の正圧を維持するよう構成さ
れている。電気部98のエンクロージャ内に設置された
電気部品は、換気システム70内に設けられた様々なセ
ンサと、図4に示す制御ユニット81との間の通信を実
現させることが考えられる。
【0029】図3に示すとおり電気部98は、ダクト構
造体76を通じて、カスケード部100に気流的に(気
体が通じるようにように:airflow communication)連通
されている。図6および図7に示すカスケード部100
のエンクロージャは、下部ハウジング120と、その上
に位置する上部ハウジング118とによって構成され
る。仕切り126が、上部ハウジング118と下部ハウ
ジング120とを互いから隔離し、それらの間の流体的
連通は禁止されている。上部ハウジング118は、ダク
ト構造体76を通じて電気部98に気流的に連通されて
いる。上部カスケード部ファン74によって空気が上部
ハウジング118へ導入され、ダクト構造体76を通じ
て電気部98へ循環される。そこで空気は、ルーバ状の
排気口116を通じて排出される。上部ハウジング11
8はさらに、上部ハウジング118および下部ハウジン
グ120の外部表面に沿って延伸する縦型ダクト構造体
122を介して、キャビネット78の内部に直接に気流
的に連通している。縦型ダクト構造体122を介した気
流によって、上部ハウジング118内を、フィルタ73
を通じてキャビネット78内にパージできる。上部カス
ケード部ファン74は、約500立方フィート/分(c
fm)から約1500cfmの空気をキャビネット78
内に送れるような寸法になっている。
【0030】下部ハウジング120は、キャビネット7
8の水素分配ユニット102に、気流的に連通してい
る。図3、図6、および図7に示す下部カスケード部フ
ァン72は、上部カスケード部ファン74と類似のもの
であり、空気を下部ハウジング120内へ導入し、その
空気を水素分配部102に排出する。水素分配部102
への空気の排出によってそこに正圧が生成されること
で、水素分配部102内に漏れ水素ガス蒸気があれば、
キャビネット78の外へ排出される。
【0031】図3から図7において、フレーム82上に
設置されるパネル84は、キャビネット78の内部環境
と、隣接環境(すなわち、キャビネット78の外)との
間に維持すべき流体の移動の度合いに応じた様々な構造
のものにできる。詳細には、キャビネット78内および
キャビネット78の各セクション内の気圧の上昇に応じ
て気流を維持すべき領域に設置されるパネル84は、ル
ーバ状の排気口124を含むことが考えられる。たとえ
ば、圧縮機取付部106に隣接するパネル84は、ルー
バ状排気口124を含む。ルーバ状排気口124は調節
可能であってもよく、たとえばその各羽根が、パネル8
4内に設けられた開口部を横切って設置され、その開口
部の両側において旋回軸上に支持される。それにより、
キャビネット78の内部領域に気圧がかけられた時点
で、羽根が外側に旋回して開き、気圧を軽減する。その
気圧とは、キャビネット78内の気圧の直接的上昇であ
る場合もあり、または、キャビネット78の内部環境か
らキャビネット78の外の隣接環境への、羽根間を通過
する対流性気流であってもよい。羽根は通常、大気圧よ
り約1psiから約2psiだけ高い気圧にて開放位置
へ旋回するよう構成される。各ルーバ状排気口の羽根
は、一つの羽根が開いた時点で全ての羽根が旋回して開
くよう連接されていてもよい。さらに、所定位置に固定
される場合も連接される場合も、羽根は下向きに傾斜
し、キャビネット78に破片等が入る可能性を排除また
は少なくとも最小限にしている。ルーバ状排気口124
が設けられる他のパネルには、水素を分配するキャビネ
ット78領域に隣接するパネルが含まれるが、それに限
定されない。
【0032】ルーバ状開口部を通常含まないパネル84
は、水素保管設備54の領域に隣接するパネルである。
それらのパネルは、自然の気流を維持可能なスロットあ
るいは類似の構成の他の開口部を含む。スロットは通
常、パネル表面内に横向きに設けられる。各スロットの
上縁部は、各スロットの下縁部の上方に張り出すような
寸法および構成になっており、それによってスロットが
破片等から少なくともある程度は保護される。
【0033】図2から図7を参照しながら、床面80に
対する換気システム70のレイアウトを説明する。説明
するレイアウトにおいてキャビネット78は、第一アク
セスハッチ75を含む面が正面であり、第二アクセスハ
ッチ94を含む面が後面であり、水素分配ユニット10
2が隣接配置される面が右面であり、右面の反対側の面
が左面である。電気部98は、キャビネット78の前左
角部に位置する。第一アクセスハッチ75は、電気部9
8に隣接して前面に位置する。カスケード部100は、
キャビネット78の前面において、第一アクセスハッチ
75に隣接し電気部98の反対側に位置する。水素分配
操作インタフェース104は、キャビネット78の前右
角部に位置する。電気部ファン112は、電気部98の
前面に、その下縁に近接して設けられる。ファン72
は、カスケード部100の前面に、その下縁に近接して
配置され、ファン74は、カスケード部100の前面
に、その上縁に近接して配置される。各ファン72,7
4,112は、ルーバによって覆われる。水素保管設備
54は、後右角部に位置する。水素分配ユニット102
は、右面において、前および後の両右角部の間に位置す
る。圧縮機取付部106は、後左角部に位置する。第二
アクセスハッチ94は、後面において、両後角部の間に
位置する。電解セルシステムとの接続は、キャビネット
78の左面を通じて維持される。
【0034】電解セルシステムで生成された水素ガス
は、水素保管設備54に収容される。換気システム70
の運転時に、ファン72、74、および112はそれぞ
れ、カスケード部100の下部120、カスケード部1
00の上部118、および電気部98を通じて、空気を
キャビネット78内に導入する。カスケード部100の
下部120から導入された空気は、カスケード部100
の下部120と水素分配ユニット102との間に正圧差
を発生させ、下部120内に高圧ゾーンを生成する。そ
の正圧により、下部120内に比べて低い気圧のゾーン
(水素分配ユニット102によって構成される)へ、空
気がフィルタ73を通じて排出される。水素分配ユニッ
ト102と、キャビネット78の外部環境との間の正圧
差によって、水素分配ユニット102から外部環境へ、
ルーバ状排気口124を通じて空気が排出される。それ
により、水素分配ユニット102内に存在し得る水素ガ
スは、キャビネット78の外へ排出される。
【0035】ファン74によってカスケード部100の
上部118から導入された空気は、二つのチャネルへ進
められる。第一チャネルは、ダクト構造体76を通じて
電気部98に至る。第二チャネルは、縦型ダクト構造体
122を通り、同様にキャビネット78内部へ排出す
る。キャビネット78内の空気がルーバ状排気口124
を通じて排出されることにより、漏れ放出が圧縮機から
パージされる。電気部98がキャビネット78内部から
流体的に封鎖されているため、両チャネルによって、電
気部98とキャビネット78内部との間に正圧が維持さ
れる。そのようにして高圧ゾーンを生成することで、水
素ガスが電気部98に入り込めなくなる。電気部98の
高圧ゾーンによって、電気部98内の空気は、キャビネ
ット78内部からルーバ状排気口116を通じて排出さ
れる。
【0036】上述のとおり、水素保管設備54内の水素
充填容器からの漏れ放出は、傾斜天井プレート110を
伝い、水素保管設備54の外側境界を構成するパネル8
4内のスロットを通じて、キャビネット78外部に排出
される。
【0037】本明細書では、電気化学セルシステム(た
とえば水素ガスを生成するもの)を開示する。電気化学
セルシステムは、電気化学セルに流体的に連通している
ガス保管設備(たとえばシリンダやタンクなど)と、電
気化学セルおよびガス保管設備に任意で、流体的に連通
および/または物理的に連結されている換気システム
と、を有する。換気システムは、第一気圧が維持される
第一ゾーンと、第二のより低い気圧が維持される第二ゾ
ーンとを含む。換気システムはまた、第一および第二ゾ
ーン内に気圧を維持するための、ファンまたはブロワー
などを有する。
【0038】換気システムの代表的実施形態は、制御ユ
ニットと、制御ユニットと情報通信するセンサ(たとえ
ば圧力センサ、温度センサ、気流量センサ、またはガス
センサなど)と、制御ユニットと作動上連結する与圧機
(たとえばファンまたはブロワーなど)と、を有する。
センサは、換気システム内の状態を検知するよう構成さ
れる。与圧機は、以下の様々な要因に基づいて作動可能
であり得る(1)センサが得た情報に応じて(2)一定
の時間間隔にて(3)手動操作時に(4)電気化学セル
の状態に基づいて(たとえば運転中、停止中、運転の度
合いなど)ならびに、上記要因の少なくとも一つ以上の
組み合わせによって作動可能であり得る。与圧機は、換
気システム内に流体フロー(たとえば気流)を生成して
もよく、換気システム内に画成されたゾーン間に正圧を
維持することで、システム内およびその様々な構成部分
の周囲におけるガスフローの方向を確立するよう構成さ
れる。
【0039】水素を生成する電解セルのための換気シス
テムの代表的実施形態は、水素保管設備に流体的に連通
して設置され得る。その換気システムは、第一ゾーンお
よび第二ゾーンが画成されているキャビネットと、キャ
ビネットに設けられるセンサと、センサと情報通信する
制御ユニットと、キャビネットに気流を供給し、第一ゾ
ーンと第二ゾーンとの間に正圧を維持するよう構成され
るファンと、ファンに流体的に連通しているダクト構造
体と、を有する。ファンは、制御ユニットと情報通信
し、センサが得た情報に応じて制御可能であることも考
えられる。水素分配ユニット(水素分配操作インタフェ
ースを含んでもよい)がキャビネットに設置され、水素
保管設備に流体的に連通している。キャビネットは、骨
格支持構造体と、それに取り付けられるパネルとによっ
て構成される。
【0040】キャビネットは、それに設けられたルーバ
を含む。ルーバは、キャビネットの壁を隔てて気圧が均
衡状態である場合には閉鎖し、キャビネット内の気圧が
キャビネットに隣接する環境における気圧より高い場合
には旋回して開くよう、構成されている。たとえばルー
バは、キャビネット内の気圧がキャビネットに隣接する
環境における気圧を、約1ポンド/平方インチ(ps
i)だけ超過した場合に、旋回して開くよう構成され
る。
【0041】水素保管設備は、水素保管設備によって構
成される領域と、キャビネットによって構成される領域
との間の流体的連通を禁止するよう配置された仕切部材
を含む。仕切部材は、その端部の一つが、キャビネット
の周縁境界部に近接する位置にて第一の高さに設置さ
れ、その端部の反対側の端部が、キャビネットの周縁境
界部に近接する位置にて第二の高さに設置される。第一
の高さは、第二の高さより高い。水素保管設備は好まし
くは、キャビネットから流体的に封鎖されているが、キ
ャビネットに隣接する環境には流体的に連通している。
その流体的連通は、水素保管設備を囲むパネルに設けら
れたスロットを通じて実施される。
【0042】水素を生成する電解セルに流体的に連通し
ている水素保管設備のための換気システムは、水素保管
設備の状態を感知する手段と、水素保管設備の状態を感
知する手段と作動上連結し、水素保管設備のパージを実
施する手段と、を有する。
【0043】上述したような換気システム70は、水素
ガスの生成および保管に関連する装置からの放出漏れ水
素ガスの分散を促進させる。空気の導入および排出を様
々なポイントで実施することにより、換気システムは気
流を維持する。そのような気流は、キャビネットならび
に電気部の角部および天井における水素ガスの蓄積を効
果的に防止する。そのような水素ガスの完全かつ効果的
な除去は、電解セルシステムの継続的な効率的運転を実
現し、高コストのキャビネットおよび装置の必要性を排
除する。
【0044】好適な実施形態を参照しながら本発明を説
明したが、本発明の範囲から逸脱することなく、数々の
変更が実施でき、本発明の要素を同等物で置換可能であ
ると、当業者には理解される。さらに、本発明の実質的
範囲から逸脱することなく、特定の状況または材料を本
発明の教示に適用するための多くの修正を加えられる。
したがって本発明は、本発明の実施に関して考えられる
範囲で最適なモードとして開示された特定の実施形態に
限定されず、添付の請求項の範囲に含まれる全ての実施
形態を含むことを意図する。
【0045】
【発明の効果】本発明により優れたガス生成システムお
よび換気システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来技術のアノードフィード電解セルを示す
略図である。
【図2】 電解セルシステムを組み込み可能なガス生成
装置を示す略図である。
【図3】 電解セルシステムと共に使用できる換気シス
テムを示す部分破断斜視図である。
【図4】 電解セルシステムと共に使用できる換気シス
テムを示す略図である。
【図5】 図3の換気システムを示す分解斜視図であ
る。
【図6】 図3の換気システムの下部を示す斜視図であ
る。
【図7】 図3の換気システムのカスケード部を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 システム、32 水源、34 導電センサ、38
ポンプ、40 電解セルスタック、42 電源、44
水素−水分離装置、46 乾燥ユニット、48低圧水素
分離器、50 レリーズ、52 水素通気孔、54 水
素保管設備、64 水素出力センサ、66 トランスミ
ッタ、70 換気システム、72,112 ファン、7
5,94 アクセスハッチ、76,122 ダクト構造
体、78 キャビネット、79 センサ、80 床面、
81 制御ユニット、82 フレーム、86 直立部
材、88 横断部材、90 天井パネル、92 仕切部
材、98 電気部、100 カスケード部、102 水
素分配ユニット、104水素分配操作インタフェース、
106 圧縮機取付部、110 天井プレート、114
開口部、116,124 排気口、118,120
ハウジング、126 仕切り。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成15年4月16日(2003.4.1
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フレッド ミトリトスキー アメリカ合衆国 カルフォルニア リバー モア キャントン アベニュー 1125 (72)発明者 ジョン エフ ボイル アメリカ合衆国 ペンシルバニア エマウ ス キャンターバリー ドライブ 4848 (72)発明者 ルーク ティー ダルトン アメリカ合衆国 コネチカット ポートラ ンド ミッチェル ドライブ 36 (72)発明者 ブレイク マイヤーズ アメリカ合衆国 カルフォルニア リバー モア アーモンド サークル 4650 (72)発明者 ハッサン オバーヒ アメリカ合衆国 マサチューセッツ ウエ ストフィールド ベイツ ロード 119 (72)発明者 ジェイソン ケイ シープ アメリカ合衆国 コネチカット ミドルタ ウン リッジフィールド ドライブ 90 Fターム(参考) 4G068 DA01 DB23 DD12 4G075 AA05 BA05 BB02 BB04 CA20 DA01 EC21 FA12 FC01 4K021 AA01 BA02 BC07 CA15 DC03

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス生成システムであって、 電気化学セルと、 前記電気化学セルに連通しているガス保管設備と、 前記電気化学セルおよび前記ガス保管設備に流体が通じ
    るように連通している換気システムにおいて、第一気圧
    が維持される第一ゾーンと、前記第一気圧より低い第二
    気圧が維持される第二ゾーンとを含む換気システムと、 を有することを特徴とするガス生成システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されるガス生成システム
    であって、前記電気化学セルが水素ガスを生成すること
    を特徴とするガス生成システム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載されるガス生成システム
    であって、前記ガス保管設備がガスシリンダであること
    を特徴とするガス生成システム。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載されるガス生成システム
    であって、前記換気システムが、前記第一ゾーン内の前
    記第一気圧および前記第二ゾーン内の前記第二気圧を維
    持するためのファンを含むことを特徴とするガス生成シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載されるガス生成システム
    であって、前記換気システムがさらに、 外部環境へ流体が通じるようにように連通している閉鎖
    可能な開口部を含み、前記閉鎖可能開口部は、前記第二
    ゾーン内の前記第二気圧が、大気圧に比べて約1ポンド
    /平方インチだけ高い場合に開くよう構成されているこ
    とを特徴とするガス生成システム。
  6. 【請求項6】 電気化学セルのための換気システムであ
    って、 制御ユニットと、 前記制御ユニットと情報通信し、前記換気システム内の
    状態を検知するよう構成されるセンサと、 前記制御ユニットと作動上連結し、前記センサが得た情
    報に応じて作動することで前記換気システム内および外
    部環境へ至る正の気流を発生させるファンと、を有する
    換気システム。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載される換気システムであ
    って、前記ファンが、前記換気システム内に画成された
    複数ゾーン間に正圧を維持するよう構成されることを特
    徴とする換気システム。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の換気システムであっ
    て、前記センサが、圧力センサ、ガスセンサ、気流量セ
    ンサ、温度センサ、または前述のセンサのうちの少なく
    とも一つを含む組み合わせからなることを特徴とする換
    気システム。
  9. 【請求項9】 請求項6に記載される換気システムであ
    って、前記電気化学セルが水素ガスを生成する電解セル
    であることを特徴とする換気システム。
  10. 【請求項10】 水素保管設備に連通し水素を生成する
    電解セルのための換気システムであって、 第一ゾーンおよび第二ゾーンが画成されているキャビネ
    ットと、 前記キャビネットに設けられるセンサと、 前記センサと情報通信する制御ユニットと、 前記キャビネットに気流を供給し、前記第一ゾーンと前
    記第二ゾーンとの間に正圧を維持するよう構成され、前
    記制御ユニットと情報通信し、前記センサが得た情報に
    応じて制御可能であるファンと、を有し、 前記第一ゾーンの気圧が前記第二ゾーンの気圧より高い
    ことを特徴とする換気システム。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の換気システムであ
    ってさらに、前記第二ゾーンに設けられ、前記水素保管
    設備に流体が通じるようにように連通している水素分配
    ユニットを有することを特徴とする換気システム。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の換気システムであ
    って、さらに前記水素分配ユニットに流体が通じるよう
    にように連通している水素分配操作インタフェースを有
    することを特徴とする換気システム。
  13. 【請求項13】 請求項10に記載される換気システム
    であって、前記キャビネットが、骨格支持構造体と、そ
    れに取り付けられるパネルとによって構成されることを
    特徴とする換気システム。
  14. 【請求項14】 請求項10に記載される換気システム
    であってさらに、 流体が通じないように封鎖された電気部、ファン、およ
    び排気口を収容する第三ゾーンを有し、 前記ファンは、前記流体的に封鎖された電気部内に正圧
    を維持するよう構成されることを特徴とする換気システ
    ム。
  15. 【請求項15】 請求項10に記載される換気システム
    であって、前記水素保管設備が、傾斜天井プレートと、
    前記キャビネットおよび前記傾斜天井プレートの外部周
    縁部に沿って設けられる通気孔と、を含むことを特徴と
    する換気システム。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の換気システムであ
    って、 前記水素保管設備が、前記キャビネットに隣接する外部
    環境に気流が通じるようにように連通しており、 前記連通が、前記水素保管設備を囲むパネルに設けられ
    た固定開口部と、前記キャビネットおよび前記傾斜天井
    プレートの外部周縁部に沿って設けられる通気孔とを通
    じて実施されることを特徴とする換気システム。
  17. 【請求項17】 請求項10に記載される換気システム
    であって、前記キャビネットはさらに、前記第二ゾーン
    に流体が通じるようにように連通している閉鎖可能な開
    口部を有し、前記第二ゾーン内と前記キャビネットに隣
    接する環境との間に気圧の均衡状態が保たれている場合
    に閉鎖し、前記第二ゾーン内の気圧が前記キャビネット
    に隣接する環境における気圧より高い場合に開くよう構
    成されていることを特徴とする換気システム。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の換気システムであ
    って、前記閉鎖可能な開口部は、前記第二ゾーン内の気
    圧が前記キャビネットに隣接する環境における気圧を約
    1ポンド/平方インチだけ超過した場合に開くよう構成
    されることを特徴とする換気システム。
  19. 【請求項19】 水素を生成する電解セルに流体が通じ
    るようにように連通している水素保管設備のための換気
    システムであって、 前記水素保管設備の状態を感知する手段と、 前記水素保管設備の状態を感知する手段と作動上連結
    し、前記水素保管設備のパージを実施する手段と、を有
    することを特徴とする換気システム。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載の換気システムであ
    って、さらに、前記システムから流体が通じないように
    封鎖された電気部内に正圧を維持する手段を有する、換
    気システム。
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