JP2003305483A - 水熱反応処理方法および装置 - Google Patents

水熱反応処理方法および装置

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JP2003305483A JP2002113100A JP2002113100A JP2003305483A JP 2003305483 A JP2003305483 A JP 2003305483A JP 2002113100 A JP2002113100 A JP 2002113100A JP 2002113100 A JP2002113100 A JP 2002113100A JP 2003305483 A JP2003305483 A JP 2003305483A
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hydrothermal
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alkaline waste
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Hiroshi Obuse
洋 小布施
David A Hazlebeck
エー. ハズルベック ダビッド
Ordway David
オードウェイ ダビッド
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Kurita Water Industries Ltd
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Komatsu Ltd
Kurita Water Industries Ltd
General Atomics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 反応容器から排出される塩の溶解度を向上さ
せることにより、塩で減圧機構などを閉塞させたり、損
耗、摩耗させるのを防止、または軽減することのできる
水熱酸化処理装置を提供する。 【解決手段】 反応容器21へ供給したアルカリ性廃液
を、反応容器21内の水の超臨界状態または亜臨界状態
で水熱酸化反応させて処理する水熱反応処理装置におい
て、アルカリ性廃液とは別に反応容器21へ供給するア
ルカリ性廃液に硫酸を添加する硫酸添加機構(硫酸貯留
槽4、供給管5)を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被処理物として
のアルカリ性廃液を水熱酸化反応させて処理することで
生成される、常温常圧で溶解度の小さい塩、例えば炭酸
塩を硫酸塩に変換することで、反応容器内に極力塩を堆
積させないようにした水熱反応処理方法および装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】被反応物を処理して酸化分解や加水分解
を行うことにより、廃棄物を分解したり、エネルギーを
生成したり、または、化学物質を製造する水熱反応処理
は、長年に亘って研究され、利用されてきている。特
に、近年、374℃以上、22.1MPa(220気
圧)以上の超臨界状態で、または、例えば374℃以
上、2.5MPa(25気圧)以上22.1MPa未
満、あるいは374℃未満、22.1MPa以上、ある
いは374℃未満、22.1MPa未満であっても臨界
点に近い高温高圧状態である亜臨界状態(両状態を『水
熱酸化環境下』とも記す。)で、被処理物と、酸化剤を
含んだ水とを反応させることにより、燃焼を含む水熱酸
化反応を生じさせ、被処理物中の有機物を短時間でほぼ
完全に分解する水熱反応処理が注目されている。
【0003】このように水熱反応処理して被処理物を酸
化分解する場合、被処理物、酸化剤、水を加熱、加圧し
て反応容器内へ供給し、反応させる。そして、水熱反応
処理の結果、有機物は酸化分解され、水と二酸化炭素と
からなる高温高圧流体、乾燥またはスラリー状の灰分や
塩類等の固体からなる反応生成物が得られる。
【0004】上記のようにしてアルカリ性被処理物を水
熱酸化反応させて処理する場合、水熱酸化環境下で析出
する塩は、被処理物に含まれているもの、あるいは被処
理物と中和剤との反応によって生成されるもの、さら
に、有機物の酸化によって生成される二酸化炭素と金属
とから生成される炭酸塩がある。これらの塩のうち、最
後に述べた炭酸塩は、かなりの量が生成され、水熱酸化
環境下での溶解度が小さいので、反応容器内に付着して
堆積し、反応領域を狭める。そこで、反応容器内に堆積
した炭酸塩を掻き取り機構で掻き取り、反応容器から排
出している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た炭酸塩のうち、マグネシウム、カルシウム、亜鉛など
の塩は、常温常圧における溶解度が小さいので、掻き取
り機構で掻き取って反応容器から排出しても、反応容器
以降の工程では殆ど溶解せず、減圧機構などを閉塞させ
たり、損傷、摩耗させるという問題が生じている。
【0006】この発明は、硫酸塩が常温常圧で炭酸塩に
比べて溶解度が概して大きいことに着目してなされたも
ので、反応容器から排出される塩の常温常圧における溶
解度を向上させることにより、塩で減圧機構などを閉塞
させたり、損耗、摩耗させるのを防止、または軽減する
ことのできる水熱酸化処理方法および装置を提供するも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】まず、請求項1に記載の
発明は、アルカリ性廃液を水の超臨界状態または亜臨界
状態で水熱酸化反応させて処理する水熱反応処理方法に
おいて、アルカリ性廃液に硫酸を添加した後、水熱酸化
反応させて処理する。次に、請求項2に記載の発明は、
アルカリ性廃液を、水の超臨界状態または亜臨界状態で
ある水熱酸化環境下で水熱酸化反応させて処理する水熱
反応処理方法において、アルカリ性廃液とは別に水熱酸
化環境下へ硫酸を供給する。そして、請求項3に記載の
発明は、反応容器へ供給したアルカリ性廃液を、反応容
器内の水の超臨界状態または亜臨界状態で水熱酸化反応
させて処理する水熱反応処理装置において、反応容器へ
供給するアルカリ性廃液に硫酸を添加する硫酸添加機構
を設けたものである。また、請求項4に記載の発明は、
反応容器へ供給したアルカリ性廃液を、反応容器内の水
の超臨界状態または亜臨界状態で水熱酸化反応させて処
理する水熱反応処理装置において、アルカリ性廃液とは
別に反応容器へ硫酸を供給する硫酸供給機構を設けたも
のである。なお、上記した水熱反応処理装置において、
反応容器に塩排出機構を設けるのが望ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図に
基づいて説明する。図1はこの発明の第1実施形態であ
る水熱酸化処理装置の概略構成を示すブロック図であ
る。
【0009】図1において、1は被処理物としてアルカ
リ性廃液を貯留する被処理物貯留槽、2は被処理物貯留
槽1内のアルカリ性廃液を後述する反応容器21内へ供
給する供給管、3は供給管2に配設された高圧送液ポン
プを示し、この高圧送液ポンプ3は、アルカリ性廃液
を、例えば2.5MPa(25気圧)以上の高圧で反応
容器21内へ供給するものである。4は硫酸を貯留する
硫酸貯留槽、5は硫酸貯留槽4内の硫酸を高圧送液ポン
プ3よりも上流の供給管2内へ供給する供給管を示し、
硫酸貯留槽4と供給管5とで硫酸添加機構が構成されて
いる。
【0010】7は補助燃料を貯留する補助燃料貯留槽、
8は補助燃料貯留槽7内の補助燃料を高圧送液ポンプ3
よりも下流の供給管2内へ供給する供給管、9は供給管
8に配設された高圧ポンプを示し、この高圧ポンプ9
は、補助燃料を、例えば2.5MPa以上の高圧で供給
管2内へ供給するものである。10は水を貯留する水
槽、11は水槽10内の水を高圧送液ポンプ3よりも下
流の供給管2内へ供給する供給管、12は供給管11に
配設された高圧送液ポンプを示し、この高圧送液ポンプ
12は、水を、例えば2.5MPa以上の高圧で供給管
2内へ供給するものである。
【0011】13は水槽10内の水をクエンチ水として
反応容器21内へ供給する供給管、14は供給管13に
配設された高圧送液ポンプを示し、この高圧送液ポンプ
14は、水を、例えば2.5MPa以上の高圧で反応容
器21内へ供給するものである。15はエアーコンプレ
ッサーを示し、酸化剤としての空気を、例えば2.5M
Pa以上の高圧で高圧送液ポンプ3よりも下流の供給管
2内へ、供給管16を介して供給するものである。17
は供給管16に配設された予備加熱器を示し、エアーコ
ンプレッサー15からの空気を所定の温度に予備加熱す
るものである。
【0012】21は円筒状をした縦型の反応容器を示
し、上蓋の中心に、供給管2から供給される廃液などを
噴出するノズル25(図2参照)が設けられ、下側に処
理液を排出する排出口24aが設けられている。
【0013】51は反応容器21の排出口24aに接続
された排出管、52は排出管51に配設された冷却器を
示し、この冷却器52は、反応容器21の排出口24a
から排出される処理液を冷却するものである。53は排
出管51に接続された気液分離器を示し、排出管51か
ら供給される処理液を、気体と液体とに分離するもので
ある。54は気液分離器53に接続された気体排出管、
55は気体排出管54に配設された減圧弁を示し、この
減圧弁55は、気液分離器53で分離した気体を減圧し
て放出するものである。56は気液分離器53に接続さ
れた液体排出管、57は液体排出管56に配設された減
圧弁を示し、この減圧弁57は、気液分離器53で分離
した液体を減圧して放出するものである。
【0014】図2は図1に示した反応容器の概略構成を
示す断面図である。
【0015】図2において、反応容器21は、内部に円
柱状をした反応用の空間部が形成され、下端部分が漏斗
状に中心へ向けて狭まっている円筒部22と、この円筒
部22の内面に、腐食から保護する目的で配設されたラ
イナー23と、複数のブロックを積層して構成され、円
筒部22が載置される基台24とで構成されている。そ
して、円筒部22の天井の中心部分に、供給管2に接続
されたノズル25が円筒部22の軸方向へ向けて配設さ
れ、円筒部22の下側部分に、供給管11を介して供給
される水(クエンチ水)を円筒部22の空間部の下側へ
供給するためのクエンチ水供給孔22aが設けられ、基
台24の上側部分に、円筒部22の空間部の下側から処
理液を排出管51へ排出する排出口24aが設けられ、
基台24の下側部分に、後述する駆動機構41のチェー
ン42が挿入される開口24bが設けられている。
【0016】31はスクレーパーを示し、基台24に回
転可能に配設され、上部が円筒部22の下側へ突出した
回転軸32と、この回転軸32の上部に取り付けられ、
ライナー23の内側に付着した塩などを掻き取るように
ライナー23の内面に下側から上側へ沿う形状に形成さ
れたスクレーパー本体33とで構成されている。なお、
回転軸32の上側には、反応生成物を粉砕、攪拌すると
ともに、回転軸32の中心から外側へ向けて遠心力で反
応生成物を押し出し、排出口24aへ排出する排出機構
としてのフィン32aが放射状に設けられている。ま
た、回転軸32の開口24bに対応する高さの周面に
は、駆動機構41のチェーン42に噛合する歯車が設け
られている。上記したスクレーパー本体33は、回転軸
32の周囲に所定間隔、例えば60度間隔で6本取り付
けられている棒状のものであったり、円筒状で円筒面の
複数個所に開口を設けて刃を形成したもの等を用いるこ
とができる。
【0017】41は駆動機構を示し、反応容器21の外
に配置されたモータと、このモータと回転軸32の歯車
とに張架され、開口24bに配設されたチェーン42と
で構成されている。なお、駆動機構41はオーバートル
ク時に作動する安全機構を備えている。そして、各部分
は、シール材によってシールされている。
【0018】次に、水熱酸化処理の一例について説明す
る。まず、高圧送液ポンプ3を除いた高圧送液ポンプ1
2,14、高圧ポンプ9、エアーコンプレッサー15お
よび予備加熱器17を作動させ、補助燃料などを反応容
器21内へ供給して水熱酸化反応を起こさせ、反応容器
21内を所定の温度に上昇させる。そして、高圧送液ポ
ンプ3を作動させ、被処理物貯留槽1内のアルカリ性廃
液に硫酸貯留槽4内の硫酸を添加させた状態にして反応
容器21内へ供給し、水熱酸化反応させる。なお、アル
カリ性廃液に添加する硫酸の量は、アルカリ性廃液に含
まれている金属を、常温常圧における溶解度の大きい硫
酸塩にするのに十分な量を添加する。
【0019】このようにして硫酸が添加されたアルカリ
性廃液を反応容器21内で水熱酸化反応させると、アル
カリ性廃液に含まれていた塩、アルカリ性廃液と硫酸と
の中和反応によって生成された塩、アルカリ性廃液に含
まれていた金属と硫酸とから生成された硫酸塩は、水熱
酸化環境下で析出し、反応容器21の内側に付着して堆
積する。この運転を継続すると、稼働時間の経過に伴っ
て反応容器21の内側への塩の付着量が多くなって反応
領域が狭くなったり、反応容器21の下方に塩や反応生
成物が堆積するので、稼働とともに駆動機構41でスク
レーパー31を低速(例えば1rpm)で回転させる
と、回転するスクレーパー本体33で反応容器21(ラ
イナー23)の内側に付着した塩が掻き落とされ、回転
する回転軸32のフィン32aによって反応生成物は排
出し易いように粉砕、攪拌され、排出口24aへ向けて
排出される。
【0020】また、クエンチ水供給孔22aへ供給され
た水は、堆積していた塩の一部を溶解したり、塩や反応
生成物をスラリー化したり、溶解させないまでも粒体
状、粉体状の塩や反応生成物を流動化させ、排出口24
aへと搬送し、気液分離器53へ処理液として排出され
る。この発明は、硫酸塩が主体であるので、従来の硫酸
塩と比べて溶け易く、以降の減圧機構などで障害となる
ことはない。そして、気液分離器53へ供給された処理
液は気体と液体とに分離され、分離された気体は減圧弁
55で減圧された後、気体排出管54を介して排出さ
れ、分離された液体は減圧弁57で減圧された後、液体
排出管56を介して排出される。
【0021】図3はこの発明の第2実施形態である水熱
酸化処理装置の概略構成を示すブロック図であり、図1
および図2と同一または相当部分に同一符号を付して説
明を省略する。
【0022】図3において、4は硫酸を貯留する硫酸貯
留槽、5Aは硫酸貯留槽4内の硫酸を反応容器21内へ
供給する供給管、6は供給管5Aに配設された高圧送液
ポンプを示し、この高圧送液ポンプ6は、硫酸を、例え
ば2.5MPa(25気圧)以上の高圧で反応容器21
内へ供給するものである。そして、硫酸貯留槽4、供給
管5Aおよび高圧送液ポンプ6により、硫酸供給機構が
構成されている。
【0023】なお、この実施形態における反応容器21
は、図2と同様に構成され、円筒部22の天井に、供給
管5Aに接続されたノズル25が円筒部22の軸方向へ
向けて配設されている。
【0024】この実施形態における水熱酸化処理は、第
1実施形態と同様になるので、説明を省略する。
【0025】次に、実施例について説明する。まず、水
熱酸化処理するアルカリ性廃液の組成は、表1に示すも
のを使用した。
【0026】
【表1】
【0027】そして、表2に示す条件でアルカリ性廃液
を水熱酸化処理する際、アルカリ性廃液に硫酸を2,8
00mg/lの濃度になるように添加して水熱酸化処理
を行った結果、特に問題もなく、15時間連続して運転
を継続することができた。
【0028】
【表2】
【0029】次に、比較例について説明する。表1に示
す組成のアルカリ性廃液に硫酸を添加せずに、表2に示
す条件でアルカリ性廃液を水熱酸化処理した結果、5時
間程度経過した時点で減圧弁57の動作が不安定にな
り、気液分離器53の液面制御が困難になった。そし
て、6時間経過した時点で運転を中止し、減圧弁57近
辺の液体排出管57を観察したところ、減圧弁57の上
流側に数mm単位の不溶性塩が多数残っていた。
【0030】上述したように、この発明の実施形態によ
れば、硫酸の存在下でアルカリ性廃液を水熱酸化処理す
ることにより、常温常圧で溶解度の小さい炭酸塩を二酸
化炭素とで生成する金属が硫酸塩となって常温常圧にお
ける溶解性が向上し、大きくなるので、反応容器21か
ら排出される塩で減圧弁57などを閉塞させたり、損
耗、摩耗させるのを防止、または軽減することのでき
る。そして、硫酸をアルカリ性廃液に添加したり、アル
カリ性廃液と別に硫酸を反応容器21へ供給すればよい
ので、簡便、かつ安価な構成で所期の目的を達成するこ
とができる。さらに、クエンチ水を供給して塩などを反
応容器21から排出させたり、塩を含む反応生成物を粉
砕、攪拌して反応容器21から排出させる塩排出機構を
設けたので、反応容器21内に塩を含む反応生成物を堆
積させることなく、反応容器21から排出させることが
できる。
【0031】上記した第1実施形態では、高圧送液ポン
プ3の上流側の供給管2へ硫酸を供給する例を示した
が、硫酸貯留槽4内の硫酸を、第2実施形態のように、
高圧送液ポンプで、例えば2.5MPa(25気圧)以
上に加圧し、高圧送液ポンプ3の下流側へ供給する構成
にしてもよい。また、塩排出機構として2つの例を示し
たが、いずれか一方を備えていればよく、さらに、同様
に機能する他の構成のものであってもよい。
【0032】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、硫酸
の存在下でアルカリ性廃液を水熱酸化処理することによ
り、常温常圧で溶解度の小さい炭酸塩を二酸化炭素とで
生成する金属が硫酸塩となって常温常圧における溶解性
が向上し、大きくなるので、反応容器から排出される塩
で減圧機構などを閉塞させたり、損耗、摩耗させるのを
防止、または軽減することのできる。そして、硫酸をア
ルカリ性廃液に添加したり、アルカリ性廃液と別に硫酸
を反応容器へ供給すればよいので、簡便、かつ安価な構
成で所期の目的を達成することができる。さらに、塩排
出機構を設けたので、反応容器内に塩を含む反応生成物
を堆積させることなく、反応容器から排出させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態である水熱酸化処理装
置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した反応容器の概略構成を示す断面図
である。
【図3】この発明の第2実施形態である水熱酸化処理装
置の概略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 被処理物貯留槽 2,5,5A,8,11,13,16 供給管 3,6,12,14 高圧送液ポンプ 4 硫酸貯留槽 7 補助燃料貯留槽 9 高圧ポンプ 10 水槽 15 エアーコンプレ
ッサー 17 予備加熱器 21 反応容器 22 円筒部 22a クエンチ水供給
孔 23 ライナー 24 基台 24a 排出口 24b 開口 25 ノズル 31 スクレーパー 32 回転軸 32a フィン 33 スクレーパー本
体 41 駆動機構 42 チェーン 51 排出管 52 冷却器 53 気液分離器 54 気体排出管 55,57 減圧弁 56 液体排出管
フロントページの続き (71)出願人 598124375 ジェネラル アトミックス インコーポレ イティッド アメリカ合衆国 カリフォルニア州 サン ディエゴ ジェネラル アトミックス コ ート 3550 (72)発明者 小布施 洋 東京都新宿区西新宿三丁目4番7号 栗田 工業株式会社内 (72)発明者 ダビッド エー. ハズルベック アメリカ合衆国 カリフォルニア州 エル カジョン ライブ オーク ドライブ 486 (72)発明者 ダビッド オードウェイ アメリカ合衆国 カリフォルニア州 ポー ウェイ フランシーヌ テラス 12883 Fターム(参考) 4D050 AA12 AB11 BB01 BC01 BC02 BD02 BD06 CA13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルカリ性廃液を水の超臨界状態または
    亜臨界状態で水熱酸化反応させて処理する水熱反応処理
    方法において、 前記アルカリ性廃液に硫酸を添加した後、水熱酸化反応
    させて処理する、 ことを特徴とする水熱反応処理方法。
  2. 【請求項2】 アルカリ性廃液を、水の超臨界状態また
    は亜臨界状態である水熱酸化環境下で水熱酸化反応させ
    て処理する水熱反応処理方法において、 前記アルカリ性廃液とは別に前記水熱酸化環境下へ硫酸
    を供給する、 ことを特徴とする水熱反応処理方法。
  3. 【請求項3】 反応容器へ供給したアルカリ性廃液を、
    前記反応容器内の水の超臨界状態または亜臨界状態で水
    熱酸化反応させて処理する水熱反応処理装置において、 前記反応容器へ供給する前記アルカリ性廃液に硫酸を添
    加する硫酸添加機構を設けた、 ことを特徴とする水熱反応処理装置。
  4. 【請求項4】 反応容器へ供給したアルカリ性廃液を、
    前記反応容器内の水の超臨界状態または亜臨界状態で水
    熱酸化反応させて処理する水熱反応処理装置において、 前記アルカリ性廃液とは別に前記反応容器へ硫酸を供給
    する硫酸供給機構を設けた、 ことを特徴とする水熱反応処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4に記載の水熱反
    応処理装置において、 前記反応容器に塩排出機構を設けた、 ことを特徴とする水熱反応処理装置。
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