JP2003305476A - 海水の殺菌方法および殺菌装置 - Google Patents

海水の殺菌方法および殺菌装置

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JP2003305476A
JP2003305476A JP2002112190A JP2002112190A JP2003305476A JP 2003305476 A JP2003305476 A JP 2003305476A JP 2002112190 A JP2002112190 A JP 2002112190A JP 2002112190 A JP2002112190 A JP 2002112190A JP 2003305476 A JP2003305476 A JP 2003305476A
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seawater
water tank
sodium hypochlorite
hypochlorous acid
electrolyzed
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JP2002112190A
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English (en)
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Masabumi Ito
正文 伊東
Hideo Suzuki
秀男 鈴木
Hiroyuki Suzuki
寛之 鈴木
Yasuyuki Fukuchi
康幸 福地
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Toa Corp
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Toa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 海水の塩分濃度の変化に容易に対応できると
共に、電解殺菌水の受容の変動に対しても容易に追従で
きて、その貯留タンクの設備コストを低減できる海水の
殺菌方法および殺菌装置を提供する。 【解決手段】 海水を電解水タンク4と電解水製造装置
5の間を循環させることにより次亜塩素酸および次亜塩
素酸ソーダ濃度の高い海水として電解水タンク4に貯蔵
しておき、必要に応じてその次亜塩素酸および次亜塩素
酸ソーダ濃度の高い海水を電解殺菌水タンク3に供給す
る一方、濾過した海水を直接電解殺菌水タンク3に供給
して、次亜塩素酸および次亜塩素酸ソーダ濃度を調節し
て使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、海水を電気分解す
ることによって発生する次亜塩素酸および次亜塩素酸ソ
ーダによって海水を殺菌する海水の殺菌方法およびその
殺菌装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鮮魚などの鮮度を保持した状態で
保存するためには、きれいな海水を使うことが必要とさ
れており、海水を殺菌する際には、電気分解で発生する
次亜塩素酸および次亜塩素酸ソーダにより海水を殺菌す
ることが、特開平9−149号の発明で知られている。
【0003】なお、海水を電気分解することにより、海
水中には次亜塩素酸と次亜塩素酸ソーダが発生するが、
電気分解後の海水のpHがアルカリ側の場合は、次亜塩素
酸よりも次亜塩素酸ソーダが多くなり、pHが酸性側の場
合は次亜塩素酸ソーダよりも次亜塩素酸が多くなる。
【0004】上記公知の発明においては、海水を電気分
解装置の電解通路へ供給し、電気分解後の海水は処理水
タンクに貯留され、それを鮮度の保持用の浸漬水等に使
用している。
【0005】しかしながら、一般に海水の塩分濃度は一
定ではなく変化するので、その用途に応じて電気分解で
発生する次亜塩素酸や次亜塩素酸ソーダの濃度を調整し
なければならず、塩分の濃度変化に迅速に対応すること
は難しい。
【0006】また、鮮度を保持しながら保存する鮮魚の
量は常に変動するため、使用する殺菌海水の使用量も一
定ではなく、その使用量のピーク時に合わせて貯留する
処理水タンクの容量も設定しなければならず、大きな処
理水タンクを設けねばならず、その設備コストが嵩むと
いう問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、海水を電気
分解することによって発生する次亜塩素酸および次亜塩
素酸ソーダを使用して殺菌する際に、その海水の塩分濃
度の変化に容易に対応できると共に、殺菌した海水の需
要量の変動に対しても容易に追従できて、その貯留タン
クの設備コストを低減できる海水の殺菌方法および殺菌
装置を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、海水を電解水
タンクと電解水製造装置の間を循環させることにより次
亜塩素酸および次亜塩素酸ソーダ濃度の高い海水として
電解水タンクに貯蔵しておき、必要に応じてその次亜塩
素酸および次亜塩素酸ソーダ濃度の高い海水を電解殺菌
水タンクに供給する一方、濾過した海水を直接電解殺菌
水タンクに供給して、次亜塩素酸および次亜塩素酸ソー
ダ濃度を調節して使用する海水の殺菌方法と、海水供給
ポンプと電解水製造装置との間に電解水タンクを介在さ
せてその電解水タンクと電解水製造装置との間に循環経
路を形成し、かつ電解水タンクと電解殺菌水タンクを管
路で結び、さらに海水供給ポンプと電解殺菌水タンクを
管路で結び、電解殺菌水タンクを活魚用水槽等と管路で
結んだ海水の殺菌装置からなる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態につき説明するが、図1はその海水の殺菌装置
の一実施形態におけるシステムを示す概要斜視図であ
る。
【0010】この海水の殺菌装置は、鮮魚などの鮮度を
保持した状態で保存するために使用される装置であり、
海水を海水供給ポンプ1でくみ上げて、濾過装置2によ
り海水中の浮遊物質を除去する。なお、水中の浮遊物質
が少ないときは、濾過装置2は不要である。
【0011】次に、濾過装置2で濾過した海水はポンプ
9により管路Aを経由して電解水タンク4に供給され、
その電解水タンク4からの海水は管路B1 からポンプ1
1により電解水製造装置5に入って電気分解により発生
する次亜塩素酸および次亜塩素酸ソーダにより殺菌され
る。そしてその電解水製造装置5で殺菌された海水は管
路B2 を通って再び電解水タンク4内に入る。
【0012】このような系路により循環されて電解殺菌
された海水は次亜塩素酸および次亜塩素酸ソーダの濃度
の高い海水となって電解水タンク4に貯蔵され、必要に
応じてポンプ12により管路20を通って電解殺菌水タ
ンク3に導かれる。
【0013】他方、濾過装置2を通過した海水は、ポン
プ9から電解水タンク4に入らずに、直接管路Cにより
電解殺菌水タンク3に入る。
【0014】つまり、濾過装置2で濾過された海水は2
分されて、一方は上記循環路を経由して電解殺菌水タン
ク3に導く第1系路と、他方は濾過装置2から電解水タ
ンク4に入らずに、直接電解殺菌水タンク3に導かれる
第2系路とから構成される。
【0015】そこで、上記第1系路により濾過装置2か
ら電解水タンク4に入った海水は、管路B1 経由で電解
水製造装置5に入って電気分解され、電気分解により海
水中に次亜塩素酸および次亜塩素酸ソーダが発生する。
この海水を管路B2 により電解水タンク4に戻し、再度
管路B1 経由で電解水製造装置5に入って電気分解され
ることにより、次亜塩素酸および次亜塩素酸ソーダ濃度
がより高くなった海水が製造される。使用する海水に必
要な次亜塩素酸および次亜塩素酸ソーダ濃度よりも高い
濃度の海水になるまでこれを繰り返した後、管路20に
より電解殺菌水タンク3に供給される。
【0016】なお、電解水タンク4を複数設置し、それ
ぞれが電解水製造装置5と循環可能にすることにより、
一つの電解水タンク4から電解殺菌水タンク3へ使用す
る海水に必要な次亜塩素酸および次亜塩素酸ソーダ濃度
よりも高い濃度の海水を供給している間も、他の電解水
タンク4と電解水製造装置5とを使用して海水を電気分
解し、循環させて次亜塩素酸および次亜塩素酸ソーダの
濃度を高めることができる。
【0017】また、上記第2系路により濾過されただけ
で次亜塩素酸および次亜塩素酸ソーダが発生していない
海水を管路Cにより電解殺菌水タンク3に供給して、使
用する海水に必要な次亜塩素酸および次亜塩素酸ソーダ
濃度よりも高い濃度の海水を、使用する海水に必要な次
亜塩素酸および次亜塩素酸ソーダ濃度に調整する。
【0018】このときに、次亜塩素酸濃度および/また
は次亜塩素酸ソーダ濃度を図中の濃度計7および8によ
り計測して、濃度の調整を行う。
【0019】その後、電解殺菌水タンク3で使用する海
水に必要な次亜塩素酸濃度および次亜塩素酸ソーダに調
整された海水をそのまま、ポンプ10により経路17に
より例えば図中の産地市場16等に送って使用したり、
塩素中和装置14を介して、経路13により産地市場1
6や経路18により活魚水槽15へ送って使用される
が、この塩素中和装置14は必要に応じて設けられるも
のであり、必ずしも設けなくてもよい。
【0020】
【発明の効果】以上に説明した本発明の海水の殺菌方法
および殺菌装置においては、電解水製造装置と電解水タ
ンクを循環させて、使用する電解殺菌水よりも次亜塩素
酸および次亜塩素酸ソーダの濃度が高い電解殺菌水を一
旦作成し、これを必要に応じて電解殺菌水タンクで希釈
して所定の濃度にすることができるので、必要とする海
水の塩分濃度の変化に容易にかつ迅速に対応できる。
【0021】また、電解殺菌水の需要の変動に対しても
容易に追従できるので、その貯留タンクの容量を小さく
でき、その設備コストの低減をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の海水の殺菌装置のシステムを示す概要
斜視図である。
【符号の説明】
2 濾過装置 3 電解殺菌水タンク 4 電解水タンク 5 電解水製造装置 15 活魚用水槽
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 1/50 C02F 1/50 550H 550L 560 560F 1/46 1/46 Z 1/76 1/76 A (72)発明者 鈴木 寛之 東京都千代田区四番町5 東亜建設工業株 式会社内 (72)発明者 福地 康幸 東京都千代田区四番町5 東亜建設工業株 式会社内 Fターム(参考) 4D050 AA06 AB06 BB06 BD04 BD06 BD08 CA10 CA15 4D061 DA04 DB10 EA02 EB01 EB04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 海水を電解水タンクと電解水製造装置の
    間を循環させることにより次亜塩素酸および次亜塩素酸
    ソーダ濃度の高い海水として電解水タンクに貯蔵してお
    き、必要に応じてその次亜塩素酸および次亜塩素酸ソー
    ダ濃度の高い海水を電解殺菌水タンクに供給する一方、
    濾過した海水を直接電解殺菌水タンクに供給して、次亜
    塩素酸および次亜塩素酸ソーダ濃度を調節して使用する
    海水の殺菌方法。
  2. 【請求項2】 海水供給ポンプと電解水製造装置との間
    に電解水タンクを介在させてその電解水タンクと電解水
    製造装置との間に循環経路を形成し、かつ電解水タンク
    と電解殺菌水タンクを管路で結び、さらに海水供給ポン
    プと電解殺菌水タンクを管路で結び、電解殺菌水タンク
    を活魚用水槽等と管路で結んだ海水の殺菌装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007209941A (ja) * 2006-02-13 2007-08-23 Hoshizaki Electric Co Ltd 無菌状態の冷海水生成装置
JP2013027840A (ja) * 2011-07-29 2013-02-07 Kyowa Kako Kk 海水浄化システム
WO2015122435A1 (ja) * 2014-02-13 2015-08-20 三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社 海水電解システム及び電解液注入方法

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