JP2003304434A - 全方位撮像システム - Google Patents

全方位撮像システム

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JP2003304434A
JP2003304434A JP2002108486A JP2002108486A JP2003304434A JP 2003304434 A JP2003304434 A JP 2003304434A JP 2002108486 A JP2002108486 A JP 2002108486A JP 2002108486 A JP2002108486 A JP 2002108486A JP 2003304434 A JP2003304434 A JP 2003304434A
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Japan
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tilt angle
tilt
image
target
angle
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Pending
Application number
JP2002108486A
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English (en)
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Hiroshi Sugiki
拓 杉木
Osamu Iwaki
修 岩木
Naoki Takamoto
直紀 高本
Kazuya Mitsuyama
和哉 光山
Yoshito Imamura
省人 今村
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Sony Corp
Tateyama Machine Co Ltd
Original Assignee
Sony Corp
Tateyama Machine Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動しながら全方位に亘る撮影を行っても光
学系の傾斜角度を目標とする傾斜角度に維持する。 【解決手段】 全方位に亘って撮像した環状画像を展開
画像にして表示するときに、上記傾斜角度設定手段によ
り目標第1傾斜角度及び目標第2傾斜角度を設定して記
憶し、上記傾斜角度検出手段により上記チルト手段の第
1傾斜角度及び第2傾斜角度を検出しながら、目標第1
傾斜角度及び目標第2傾斜角度に維持するように上記チ
ルト駆動手段を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、全方位に亘って
光入射をして環状画像を撮像し、この環状画像をパノラ
マ状の展開画像にして表示する全方位撮像システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、撮像カメラの撮像方向を設定
するには、撮像方向を水平方向に回転させる回転機構
(パン機構)と、撮像方向を垂直方向に回転させる一軸
の回転機構(チルト機構)を駆動することにより実現し
ている。
【0003】これに対し、全方位撮像カメラでは、全方
位の画像を撮像するので、水平方向の回転機構が不要と
なる。また、全方位撮像カメラでは、周囲360度の視
野領域の画像を取り込むものであるので、垂直方向につ
いては全方位について設定した角度への、動作及びその
角度の維持が必要となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
機構では、撮像方向を垂直方向の一軸において駆動する
回転機構(チルト手段)を用いていたので、その一軸方
向にしか撮像方向の角度設定をすることができず、その
一軸方向と直交する方向には角度設定ができないという
問題点があった。また、撮像方向の傾斜角度検出機構と
して、加速度センサなどを用いた傾斜センサか、ロータ
リエンコーダなどの回転角検出機構が必要である。
【0005】更に、従来の全方位撮像カメラでは、撮像
カメラの取り付け物を基準とし、この取り付け物が移動
したときの傾斜角度を設定して維持するための傾斜角維
持機構を用いており、撮像カメラの取り付け物自体が傾
くと、重力方向を基準とした傾斜角度に維持することが
できないという問題点がある。
【0006】更にまた、従来の全方位撮像カメラでは、
撮像方向を傾斜した状態で撮像すると、環状画像からパ
ノラマ状の展開画像に変換したときに、撮像方向の傾斜
角度に基いて展開画像に歪みが発生するという問題点が
あった。
【0007】そこで、本発明は、上述したような実情に
鑑みて提案されたものであり、移動しながら撮影を行っ
ても光学系の傾斜角度を目標とする傾斜角度に維持する
ことができる全方位撮像システムを提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る全方位撮像
システムは、上述の課題を解決するために、全方位に亘
って撮像光を入射する光学系と、上記光学系を介して入
射した撮像光から、環状画像を生成する撮像手段と、直
交する2軸の回転機構を有し、上記光学系の第1傾斜角
度及び第2傾斜角度を調整して上記撮像手段の撮像方向
を調整するチルト手段とを有し、全方位に亘って撮像し
た環状画像を展開画像にして表示するときに、上記傾斜
角度設定手段により目標第1傾斜角度及び目標第2傾斜
角度を設定して記憶し、上記傾斜角度検出手段により上
記チルト手段の第1傾斜角度及び第2傾斜角度を検出し
ながら、目標第1傾斜角度及び目標第2傾斜角度に維持
するように上記チルト駆動手段を制御する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した実施の形
態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0010】[第1実施形態に係る全方位カメラシステ
ム]本発明は、図1〜図3にその外観構成を有し、図4
にような機能的な構成の全方位カメラシステムに適用さ
れる。
【0011】[第1実施形態に係る全方位カメラシステ
ムの外観構成]図1に本発明を適用した全方位カメラシ
ステムの斜視図、図2に全方位カメラシステムの正面
図、図3に全方位カメラシステムの側面図を示す。
【0012】この全方位カメラシステムは、光学系1、
撮像カメラ2、これらの光学系1及び撮像カメラ2を支
持する第1フレーム3を第2フレーム4、第3フレーム
5にて支持して構成されている。
【0013】第3フレーム5は、その底面部が移動物体
や静止物体に取り付けられたり、ユーザが手持ちして持
ち運びされる。光学系1は、撮像カメラ2に取り付けら
れており、全方位に亘って入射した撮像光を撮像カメラ
2に導く。これらの光学系1及び撮像カメラ2は、第1
フレーム3に固定して取り付けられている。第1フレー
ム3は、第1回転軸6を軸として第2フレーム4に取り
付けられている。この第2フレーム4は、第2回転軸7
を軸として、第3フレーム5に取り付けられている。
【0014】このように、全方位カメラシステムでは、
第1回転軸6を中心軸として第1フレーム3を駆動し、
第2回転軸7を中心軸として第2フレーム4と駆動する
ことにより、光学系1の全方位にて2軸の垂直方向に傾
斜可能とした構成となっている。ここで、第1回転軸6
及び第2回転軸7は、高さ方向(垂直方向)において同
一位置とされている。
【0015】すなわち、第1回転軸6を軸として第1フ
レーム3を駆動するために、第1プーリ8、第1ベルト
9、第2プーリ10、第1モータ11を第1チルト駆動
部として備える。また、第2回転軸7を軸として第2フ
レーム4を駆動するために、第3プーリ12、第2ベル
ト13、第4プーリ14、第2モータ15を第2チルト
駆動部として備える。これらの第1チルト駆動部及び第
2チルト駆動部により、光学系1及び撮像カメラ2を全
方位の垂直方向へ移動可能とする。
【0016】なお、チルト駆動部として第1プーリ8、
第1ベルト9、第2プーリ10、第3プーリ12、第2
ベルト13、第4プーリ14に代えて、ギヤなどにて構
成しても良く、更にはこれらを使用せずに第1回転軸6
及び第2回転軸7に光学系1及び第2モータ15を直接
取り付けて駆動しても良い。
【0017】このように駆動する全方位カメラシステム
において、光学系1の傾斜角度を検出するために、第1
回転軸6の第1傾斜角度を検出するための第1傾斜セン
サ16及び第1ロータリーエンコーダ17を備え、更
に、第2回転軸7の第2傾斜角度を検出するための第2
傾斜角センサ18及び第2ロータリーエンコーダ19を
備えている。
【0018】なお、第1傾斜角度及び第2傾斜角度を検
出する手段としては、傾斜角センサ又はロータリーエン
コーダのいずれかであっても良い。また、第1傾斜角セ
ンサ16,第2傾斜角センサ18に代えて単一の3Dモ
ーションセンサを使用して第1回転軸6及び第2回転軸
7の各回転傾斜角度を検出しても良い。
【0019】この3Dモーションセンサは、セラミック
ジャイロ、加速度センサ、時期センサを組み合わせ、光
学系1の3次元角度ををリアルタイムにて検出するもの
である。
【0020】「全方位カメラシステムの機能的な構成」
図4に、上述したように構成された全方位カメラシステ
ムの機能的な構成を示す。
【0021】なお、上述した全方位カメラシステムと同
様の部分については同一符号を付することによりその詳
細な説明を省略する。
【0022】この全方位カメラシステムは、この第1フ
レーム3及び第2フレーム4に取り付けられた第1回転
軸6及び第2回転軸7に相当して第1傾斜角度及び第2
傾斜角度に傾斜するチルト部21が第1プーリ8、第1
ベルト9、第2プーリ10及び第1モータ11からなる
第1チルト駆動部22、第3プーリ12、第2ベルト1
3、第4プーリ14及び第2モータ15からなる第2チ
ルト駆動部23により駆動される。
【0023】また、この全方位カメラシステムにおい
て、第1傾斜センサ16及び第1ロータリーエンコーダ
17が第1傾斜角検出部24として機能し、第2傾斜角
センサ18及び第2ロータリーエンコーダ19が第2傾
斜角検出部25として機能する。
【0024】更に、この全方位カメラシステムにおい
て、光学系1の目標傾斜角度を設定する手段として、内
蔵された内部傾斜角設定部26、ユーザに操作されるパ
ーソナルコンピュータやGPS(global positioning s
ystem)等からなる第1外部傾斜角設定部27、ユーザ
に操作されるリモートコントローラ等からなる第2外部
傾斜角設定部28を備える。
【0025】全方位カメラシステムを動作させて光学系
1及び撮像カメラ2により環状画像を撮像するときに
は、制御部30により、内部傾斜角設定部26、第1外
部傾斜角設定部27、第2外部傾斜角設定部28のうち
のいずれかの傾斜角度設定により目標傾斜角度とするよ
うに第1フレーム3及び第2フレーム4を駆動させるか
を決定するモード切換制御する。すなわち、制御部30
は、内部傾斜角設定部26、第1外部傾斜角設定部27
又は第2外部傾斜角設定部28のいずれかを有効に使用
可能とする。
【0026】なお、第1外部傾斜角設定部27としてG
PSを使用した場合には、予め位置情報と設定角度のデ
ータを記憶しておくことで、光学系1の位置に応じた目
標角度設定を選択可能である。
【0027】内部傾斜角設定部26〜第2外部傾斜角設
定部28により設定されている傾斜角度は、設定角記憶
部29に記憶されている。
【0028】また、この全方位カメラシステムにおい
て、撮像カメラ2により撮像した画像データは、例えば
所定の撮像タイミングごとにチルト部21を介して画像
展開部31及び制御部30に送られる。この画像データ
は、撮像カメラ2により環状の画像として作成され、画
像展開部31により例えばパノラマ状に展開されて画像
補正部32に送られる。画像補正部32では、展開画像
に画像処理をすることで、環状画像から展開画像にした
ことによる歪み成分を除去して、表示部33に展開画像
を送って表示させる。
【0029】[制御部30の機能的な構成]このような全
方位カメラシステムは、制御部30により上述した各部
が制御される。この制御部30は、図5に示すように構
成される。この制御部30は、CPU(Central Proces
sing Unit)41と、RAM(Random Access Memory)
42、フラッシュROM(Read Only Memory)43、A
Dコンバータ44、DAコンバータ45、第1IOポー
ト46、シリアルIOポート47、第2IOポート48
とがバス49を介して接続されている。
【0030】この制御部30は、全方位カメラシステム
の起動時において、フラッシュROM43に記憶された
プログラムや初期設定値等をCPU41により読み出
し、CPU41によりプログラムに従った処理をするこ
とにより以下の各種処理をする。このとき、CPU41
は、RAM42を作業領域として使用し、入力される各
種データを用いた演算をする。
【0031】制御部30は、加速度センサからなる第1
傾斜センサ16及び第2傾斜角センサ18から、第1回
転軸6における傾斜角度及び第2回転軸7における傾斜
角度に比例した電圧を発生して、ADコンバータ44に
より検出する。それぞれの電圧値は、ADコンバータ4
4にてディジタル値に変換され、CPU41に出力され
る。
【0032】また、制御部30は、第1ロータリーエン
コーダ17から第1傾斜角度に比例した数のパルス信号
を第1カウンタ50により入力し、第1カウンタ50に
より保持しているカウント値をカウントアップする。こ
のカウント値は、第2IOポート48により読み込まれ
てCPU41に出力される。同様に、制御部30は、第
2ロータリーエンコーダ19から第2傾斜角度に比例し
た数のパルス信号を第2カウンタ51により入力し、第
2カウンタ51により保持しているカウント値をカウン
トアップする。このカウント値は、第2IOポート48
により読み込まれてCPU41に出力される。
【0033】このように、CPU41では、第1傾斜セ
ンサ16及び第2傾斜角センサ18、又は第1ロータリ
ーエンコーダ17及び第2ロータリーエンコーダ19か
らの信号に応じて、現在の第1傾斜角度及び第2傾斜角
度を取得する。
【0034】ここで、第1傾斜センサ16及び第2傾斜
角センサ18は重力方向を基準とした第1傾斜角及び第
2傾斜角度を検出し、第1ロータリーエンコーダ17及
び第2ロータリーエンコーダ19は、撮像カメラ2の第
1フレーム3に対する取り付け面を基準とした第1傾斜
角度及び第2傾斜角度を検出する。
【0035】本例においては、第1傾斜センサ16及び
第2傾斜角センサ18、又は第1ロータリーエンコーダ
17及び第2ロータリーエンコーダ19のいずれかを使
用することは限定しないが、第1傾斜センサ16及び第
2傾斜角センサ18と、第1ロータリーエンコーダ17
及び第2ロータリーエンコーダ19とを併用することも
できる。
【0036】すなわち、CPU41は、初期設定時にお
いては第1傾斜センサ16及び第2傾斜角センサ18で
発生する電圧値を使用して基準傾斜角度にするように第
1モータ11及び第2モータ15を制御し、以降におい
ては基準傾斜角度を基準として第1ロータリーエンコー
ダ17及び第2ロータリーエンコーダ19からのパルス
信号数を検出して第1傾斜角度及び第2傾斜角度の制御
をする。これにより、全方位カメラシステムによれば、
重力方向を基準とした傾斜角度制御をすることができる
と共に、ロータリーエンコーダを用いた高精度な傾斜角
度制御をすることができる。
【0037】また、この制御部30では、内部傾斜角設
定部26に備えられている操作スイッチ26aからのモ
ード変更命令や目標傾斜角度変更命令を示す操作入力信
号を第1IOポート46により入力してCPU41に出
力する。更に、第1外部傾斜角設定部27としてパソコ
ン27A、第2外部傾斜角設定部28としてリモコン2
8Aを使用した場合、リモコン28Aやパソコン27A
からのモード変更命令や目標傾斜角度変更命令をシリア
ルIOポート47により入力してCPU41に出力す
る。
【0038】CPU41は、入力した目標傾斜角度変更
命令に応じて、目標第1傾斜角度及び目標第2傾斜角度
を設定角記憶部29に記憶しておく。また、CPU41
は、現在に選択されているモードや、目標第1傾斜角
度、目標第2傾斜角度、現在の第1傾斜角度、第2傾斜
角度を表示器26bに表示しておく。
【0039】そして、CPU41により現在の第1傾斜
角度と目標第1傾斜角度との第1差分角度、現在の第2
傾斜角度と目標第2傾斜角度との第2差分角度を演算
し、求めた第1差分角度に定数k1を乗じた値とされ、
第2差分角度に定数k2を乗じた値とされる。
【0040】この第1差分角度は、DAコンバータ45
に出力され、DAコンバータ45によりディジタル値か
らアナログ値に変換されて、第1アンプ52に供給され
て第1モータ11を駆動させる。また、第2差分角度
は、同様にDAコンバータ45によりディジタル値から
アナログ値に変換されて、第2アンプ53に供給して第
2モータ15を駆動させる。なお、第1モータ11及び
第2モータ15を第1、第2差分角度に比例した駆動力
とするためには、第1アンプ52及び第2アンプ53に
代えてPWM(Pulse Width Modulation)回路を設け、
差分角度量に応じたディジタル値に応じてパルス幅(デ
ューティ比)を調整して第1モータ11及び第2モータ
15の駆動量を制御するようにしても良い。
【0041】このように第1モータ11を駆動させるこ
とにより第1プーリ8、第1ベルト9、第2プーリ10
を駆動させて第1回転軸6についての第1傾斜角度を制
御すると共に、第2モータ15を駆動させることにより
第3プーリ12、第2ベルト13、第4プーリ14を駆
動させて第2回転軸7についての第2傾斜角度を調整す
る。これにより、CPU41は、第1フレーム3を目標
第1傾斜角度の傾きとすると共に、第2フレーム4を目
標第2傾斜角度の傾きとするように、傾斜角度制御処理
を行う。なお、この傾斜角度制御処理の詳細な処理手順
については後述する。
【0042】第1外部傾斜角設定部27としてGPSを
使用した場合には、GPSからの位置情報がシリアルI
Oポート47に入力され、CPU41により、位置情報
に応じた第1傾斜角度及び第2傾斜角度にするように第
1モータ11及び第2モータ15を制御する。このと
き、CPU41は、例えばフラッシュROM43に格納
されている位置情報と目標第1傾斜角度及び目標第2傾
斜角度との関連づけを記したテーブルデータを参照する
ことで、位置情報に応じた目標第1傾斜角度及び目標第
2傾斜角度を取得する。
【0043】[全方位カメラシステムによる傾斜角度制
御処理]つぎに、上述した全方位カメラシステムによる
傾斜角度制御処理の処理手順について図6及び図7のフ
ローチャートを参照して説明する。なお、以下に説明す
る処理においては、第1外部傾斜角設定部27としてパ
ソコン27Aを使用し、第2外部傾斜角設定部28とし
てリモコン28Aを使用した場合について説明する。
【0044】先ず、全方位カメラシステムが例えばユー
ザの指示などにより起動すると、図6のステップS1に
処理を進め、設定角記憶部29やCPU41のレジス
タ、第1IOポート46、シリアルIOポート47及び
第2IOポート48を初期値に設定する。
【0045】この初期設定が終了すると、ステップS2
に処理を移行し、操作スイッチ26a、リモコン28
A、又はパソコン27Aからのモード変更命令が入力さ
れたか否かを判定することで、ユーザにより何れかのモ
ードに切り換える操作がなされたか否かを判定する。モ
ード切替操作がなされたと判定したときには図7のステ
ップS17に処理を進め、モード切替操作がなされてい
ないと判定したときにはステップS3に処理を進める。
【0046】ステップS3においてCPU41は、全方
位カメラシステムが起動直後である場合にはフラッシュ
ROM43に記憶された初期設定のモードを読み出し、
以前にモード変更がなされた場合にはRAM42に記憶
されているモードを読み出して、ステップS4に処理を
移行する。
【0047】ステップS4では、読み出したモードがリ
モートモードであるか否かをCPU41により判定し、
リモートモードでない場合にはそのままステップS6に
処理を移行し、リモートモードである場合にはステップ
S5に処理を移行してリモコン28Aからの傾斜角度設
定命令に従って、設定角記憶部29に記憶する目標傾斜
角度を目標第1傾斜角度及び目標第2傾斜角度に更新し
てステップS6に処理を進める。
【0048】ステップS6では、ステップS3にて読み
出したモードが外部設定モードであるか否かをCPU4
1により判定し、外部設定モードである場合にステップ
S7に移行し、ステップS3にて読み出したモードがパ
ソコン設定モードであるか否かを判定する。パソコン設
定モードではないと判定した場合にはそのままステップ
S9に処理を進め、パソコン設定モードであると判定し
た場合にはステップS8に処理を移行してパソコン27
Aからの傾斜角度設定命令に従って、設定角記憶部29
に記憶する目標傾斜角度を目標第1傾斜角度及び目標第
2傾斜角度に更新してステップS9に処理を進める。
【0049】ステップS9では、ステップS3にて読み
出したモードがGPS設定モードであるか否かをCPU
41により判定し、GPS設定モードではないと判定し
た場合にはそのままステップS11に処理を進め、GP
S設定モードであると判定した場合にはステップS10
に処理を移行してGPSからの位置情報に従って、位置
情報に対応した目標第1傾斜角度及び目標第2傾斜角度
をテーブルデータから取得して、設定角記憶部29に記
憶してステップS11に処理を進める。
【0050】ステップS11において、ステップS5、
ステップS8、ステップS10にて更新した目標第1傾
斜角度の値を変数ts1にすると共に目標第2傾斜角度
の値を変数ts2にしてステップS12に処理を移行
し、第1傾斜センサ16及び第2傾斜角センサ18又は
第1ロータリーエンコーダ17及び第2ロータリーエン
コーダ19からの信号から現在の第1傾斜角度を求めて
変数ti1にすると共に現在の第2傾斜角度を求めて変
数ti2にして、ステップS13に処理を移行する。
【0051】ステップS13において、ステップS11
及びステップS12にて設定した変数ts1、ts2、
ti1、ti2を用いて、CPU41により下記式1及
び式2に示す演算をする。 td1=k1(ts1−ti1) (式1) td2=k2(ts2−ti2) (式2)
【0052】ここで、k1,k2は、第1モータ11及
び第2モータ15の特性や第1フレーム3及び第2フレ
ーム4の第1回転軸6及び第2回転軸7における質量摩
擦により、予め全方位カメラシステムの設計時において
決定されてフラッシュROM43に格納された定数であ
る。また、td1は、DAコンバータ45から第1アン
プ52に供給するためにDAコンバータ45の第1アン
プ52制御用ポートにセットする変数である。td2
は、DAコンバータ45から第2アンプ53に供給する
ためにDAコンバータ45の第2アンプ53制御用ポー
トにセットする変数である。
【0053】このように式1,式2により変数td1及
び変数td2を求めるとステップS14に処理を移行
し、DAコンバータ45の第1アンプ52制御用ポート
に変数td1をセットすると共に第2アンプ53制御用
ポートに変数td2をセットしする。これにより、第1
モータ11及び第2モータ15を駆動開始して、第1フ
レーム3及び第2フレーム4を目標第1傾斜角度及び目
標第2傾斜角度に駆動開始して、ステップS15に処理
を移行する。
【0054】ステップS15では、第1フレーム3及び
第2フレーム4の駆動開始と同時的に、CPU41内の
図示しないタイマ回路の初期設定をすると共にタイマ回
路の起動をして、ステップS16に処理を移行し、タイ
マ回路にて所定時間を計数してタイムアップとなったか
否かを判定し、タイムアップとなったらステップS2に
処理を戻す。すなわち、この所定時間内に、現在の第
1,第2傾斜角度を検出しながら、第1フレーム3及び
第2フレーム4を目標第1傾斜角度及び目標第2傾斜角
度とする。
【0055】一方、ステップS2にてモード切替操作が
なされたと判定したときのステップS17においては、
切り換えられたモードに移行してステップS18に処理
を進めて、ユーザの手動作により第1フレーム3及び第
2フレーム4の傾斜角度を調整するマニュアル動作モー
ドであるか否かを判定し、マニュアル動作モードでない
場合にはステップS3に処理を戻し、マニュアル動作モ
ードである場合にはステップS19に処理を移行する。
【0056】ステップS19において、例えば操作スイ
ッチ26aやリモコン28A、或いはパソコン27Aが
ユーザにより操作されて、傾斜角増加スイッチがオンさ
れた場合にはステップS20に処理を進めて、CPU4
1により設定角記憶部29に記憶してある目標第1傾斜
角度及び目標第2傾斜角度を一定量だけ増加させるよう
に更新する。
【0057】一方、傾斜角増加スイッチがオンされてい
ない場合にはステップS21に処理を進めて、傾斜角減
少スイッチがオンされた場合にはステップS22に処理
を進めて、CPU41により設定角記憶部29に記憶し
てある目標第1傾斜角度及び目標第2傾斜角度を一定量
だけ減少させるように更新する。
【0058】そして、ステップS23において、マニュ
アル設定モードであるか否かを判定して、マニュアル設
定モードでない場合にはステップS3に処理を戻し、マ
ニュアル設定モードである場合にはステップS24に移
行し、目標第1傾斜角度及び目標第2傾斜角度をマニュ
アル操作で更新して、ステップS3に戻す。
【0059】[第1実施形態に係る全方位カメラシステ
ムの効果]以上詳細に説明したように、本発明を適用し
た全方位カメラシステムによれば、第3フレーム5を移
動体に搭載した場合であっても、第1フレーム3の第1
回転軸6と第2フレーム4の第2回転軸7とを直交させ
て第1傾斜角度及び第2傾斜角度を調整することによ
り、光学系1にて光入射する全方位の垂直方向角度を目
標とする傾斜角度に維持することができる。したがっ
て、この全方位カメラシステムによれば、第1回転軸6
及び第2回転軸7の高さを同一にして、全方位において
垂直方向における傾斜角度を調整することで、全方位の
垂直方向の視野角を得ることができる。
【0060】また、全方位カメラシステムによれば、第
1傾斜角度及び第2傾斜角度を検出する構成として加速
度センサを用いたので、重力方向を基準とする全方位の
垂直方向の角度に光学系1を設定することができ、更に
は、ロータリーエンコーダを用いたので、光学系1及び
撮像カメラ2の取り付け位置を基準とする全方位の垂直
方向の角度に光学系1を設定することができる。
【0061】[第2実施形態に係る全方位カメラシステ
ム]つぎに、本発明を適用した第2実施形態に係る全方
位カメラシステムについて説明する。なお、上述した第
1実施形態に係る全方位カメラシステムと同じ部分につ
いては同一符号を付することによりその詳細な説明を省
略する。
【0062】上述した全方位カメラシステムでは、第1
フレーム3及び第2フレーム4の傾斜角度を加速度セン
サなどの第1傾斜センサ16及び第2傾斜角センサ18
や、第1ロータリーエンコーダ17及び第2ロータリー
エンコーダ19にて検出したが、第2実施形態に係る全
方位カメラシステムでは、これらに代えて、撮像カメラ
2により撮像した環状画像から動きベクトルを求めるこ
とにより第1傾斜角度及び第2傾斜角度を求めることを
特徴とする。
【0063】第2実施形態では、図8中の歪み発生時の
仮想中心線A、無歪み時の仮想中心線Bに示すように、
撮像カメラ2により撮像した環状画像101の特性によ
り、X方向(円周方向)における歪み量が第2回転軸7
の回転方向に一致する角度の画像部分にて最大となり、
Y方向(半径方向)における歪み量が第1回転軸6の回
転方向に一致する角度の画像部分にて最大となり、且つ
180度対称に歪む。したがって、この環状画像の歪み
特性を利用して第1傾斜角度及び第2傾斜角度を求め
る。
【0064】この全方位カメラシステムは、CPU41
により、フラッシュROM43に記憶されたプログラム
を実行することで、以下に説明するような処理をする。
【0065】CPU41は、図8に示すような環状画像
101を撮像カメラ2から入力すると、一旦環状画像1
01をRAM42に記憶して、第1回転軸6における第
1傾斜角度を検出するためのブロックマッチングエリア
102,ブロックマッチングエリア103を一対設定す
ると共に、第2回転軸7における第2傾斜角度を検出す
るためのブロックマッチングエリア104,ブロックマ
ッチングエリア105を一対設定する。ここで、第1回
転軸6は図8中の傾斜角0度位置から対角線上の傾斜角
180度位置に設定され、第2回転軸7は図8中の傾斜
角90度位置から対角線上の傾斜角270度位置に設定
され
【0066】先ず、第1傾斜角度を検出する処理につい
て説明する。
【0067】CPU41は、ブロックマッチングエリア
102,103を設定すると、時間的に前の前回の環状
画像101と、今回の環状画像101とでブロックマッ
チングをする。すなわち、前回の環状画像101のブロ
ックマッチングエリア102と今回の環状画像101の
ブロックマッチングエリア102とを用いたブロックマ
ッチングをしてブロックマッチングエリア102につい
ての動きベクトルXYaを求め、同様にブロックマッチ
ングエリア103についての動きベクトルXYbを求め
る。
【0068】次に、動きベクトルXYa、XYbのY成
分と取り出して、Ya、Ybを求める。ここで、動きベ
クトルのY成分のみを取り出すのは第1傾斜角度を変化
させたときにブロックマッチングエリア102,103
の環状画像101の歪み量が最大となり、歪み量が18
0度対称となって現れることによる。
【0069】次に、光学系1のY方向におけるレンズ特
性から定まる係数Kyを用いて、第1回転軸6の第1傾
斜角をブロックマッチングエリア102及びブロックマ
ッチングエリア103について下記式3及び式4に示す
ように、 Yθa=Ky×Ya (式3) Yθb=Ky×Yb (式4) を用いてブロックマッチングエリア102から求めた第
1傾斜角度Yθa、ブロックマッチングエリア103か
ら求めた第1傾斜角度Yθbを演算し、下記式5に示す
ように、 Yθ=(Yθa−Yθb)/2 (式5) なる演算式により第1傾斜角度の平均値を算出すること
で、第1傾斜角Yθを求める。
【0070】同様に、第2傾斜角度を検出する処理につ
いて説明する。
【0071】CPU41は、ブロックマッチングエリア
104,105を設定すると、時間的に前の前回の環状
画像101と、今回の環状画像101とでブロックマッ
チングをする。すなわち、前回の環状画像101のブロ
ックマッチングエリア104と今回の環状画像101の
ブロックマッチングエリア104とを用いたブロックマ
ッチングをしてブロックマッチングエリア104につい
ての動きベクトルXYcを求め、同様にブロックマッチ
ングエリア105についての動きベクトルXYdを求め
る。
【0072】次に、動きベクトルXYc、XYdのX成
分と取り出して、Xa、Xbを求める。ここで、動きベ
クトルのX成分のみを取り出すのは第2傾斜角度を変化
させたときにブロックマッチングエリア104,105
の環状画像101の歪み量が最大となり、歪み量が18
0度対称となって現れることによる。
【0073】次に、光学系1のX方向におけるレンズ特
性から定まる係数Kxを用いて、第2回転軸7の第1傾
斜角度をブロックマッチングエリア104及びブロック
マッチングエリア105について下記式6及び式7に示
すように、 Xθa=Kx×Yc (式6) Xθb=Kx×Yd (式7) を用いてブロックマッチングエリア104から求めた第
2傾斜角度Xθc、ブロックマッチングエリア105か
ら求めた第2傾斜角度Xθdを演算し、下記式8に示す
ように、 Xθ=(Xθc−Yθd)/2 (式8) なる演算式により第2傾斜角度の平均値を算出すること
で、第2傾斜角Xθを求める。
【0074】このように、第2実施形態に係る全方位カ
メラシステムによれば、環状画像101の歪みを利用し
て第1傾斜角Yθ及び第2傾斜角Xθを求めることがで
きるので、第1実施形態では必須の構成であった第1傾
斜センサ16及び第2傾斜角センサ18や、第1ロータ
リーエンコーダ17及び第2ロータリーエンコーダ19
を不要とすることができ、システムの簡略化やコストの
低減などを実現することができる。
【0075】[第3実施形態に係る全方位カメラシステ
ム]つぎに、本発明を適用した第3実施形態に係る全方
位カメラシステムについて説明する。なお、上述した実
施形態に係る全方位カメラシステムと同じ部分について
は同一符号を付することによりその詳細な説明を省略す
る。
【0076】第3実施形態に係る全方位カメラシステム
では、撮像カメラ2での環状画像101の撮像タイミン
グにおける第1傾斜角度及び第2傾斜角度を記憶してお
き、第1傾斜角度及び第2傾斜角度と環状画像101の
歪み量とが比例することを利用して、画像補正部32に
て展開画像の歪みを補正することを特徴とする。
【0077】画像展開部31では、図8に示したような
環状画像101を、図9に示したような展開画像111
に展開する。この画像展開部31における画像展開処理
としては、例えば特開2000−137800号公報に
開示されている処理を行う。
【0078】すなわち、この画像展開処理において、環
状画像101を構成する各画素位置は、位置座標(x、
y)の経緯座標系を以て表現される。画像展開部31
は、環状画像101の中心位置を軸とした円周方向の角
度θと、環状画像101の中心位置からの直線距離Rに
よる座標系を構成し、環状画像101を構成する各画素
の位置座標(x、y)をθとRによる座標に置き換え
る。そして、各画素の位置座標(x、y)を、前記θと
Rの座標系に基づいて補正し、θを緯軸、Rを経軸とし
た長方形の展開画像111の位置座標として設定する。
【0079】これにより、図8及び図9における無歪み
時における環状画像101の仮想中心線B上の画素bの
位置座標(Xb、Yb)を得る。そして、画像補正部3
2は、制御部30から第1傾斜角度及び第2傾斜角度を
入力し、歪み発生時における環状画像101の仮想中心
線A上の画素aの位置座標(Xa、Ya)を得るため
に、の下記の式9及び式10に示すように、 Xa=Xb+(K12×θ2×cosθ) (式9) Ya=Yb+(K11×θ1×sinθ) (式10) にて表現される演算をする。ここで、K11は光学系1
のレンズ特性から定まる第1傾斜角度の係数であり、K
12は光学系1のレンズ特性から定まる第2傾斜角度の
係数であり、θ1,θ2は制御部30から入力される第
1傾斜角度,第2傾斜角度であり、θは位置座標(X
a、Ya)の環状画像101における円周方向角度であ
る。
【0080】画像補正部32は、このように演算した位
置座標(Xa、Ya)に近接する4画素(2×2)の画
素データを取り出し、1画素に合成することで、傾斜角
度に応じた歪み量を補正した展開画像111のデータを
得る。このとき、画像補正部32は、取り出した4画素
の近接度合いから、重み付けして合成して展開画像11
1の1画素を得る。そして、画像補正部32は、展開画
像111の全画素について同様の演算を行うことで、全
面に亘って補正した展開画像111を得ることができ
る。
【0081】したがって、第3実施形態に係る全方位カ
メラシステムによれば、環状画像101の撮像時の第1
傾斜角度第2傾斜角度を用いて、環状画像101から展
開画像111に展開したときの歪みを補正する画像処理
をすることで、各撮像タイミングごとに展開画像111
の歪みを正確に補正して表示させることができる。
【0082】なお、上述の実施の形態は本発明の一例で
ある。このため、本発明は、上述の実施形態に限定され
ることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明
に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に
応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
【0083】
【発明の効果】本発明に係る全方位撮像システムによれ
ば、全方位に亘って撮像した環状画像を展開画像にして
表示するときに、傾斜角度設定手段により目標第1傾斜
角度及び目標第2傾斜角度を設定して記憶し、傾斜角度
検出手段によりチルト手段の第1傾斜角度及び第2傾斜
角度を検出しながら、目標第1傾斜角度及び目標第2傾
斜角度に維持するようにチルト駆動手段を制御するの
で、移動しながら撮影を行っても光学系の傾斜角度を目
標とする傾斜角度に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1実施形態に係る全方位カ
メラシステムの外観構成を示す斜視図である。
【図2】本発明を適用した第1実施形態に係る全方位カ
メラシステムの外観構成を示す正面図である。
【図3】本発明を適用した第1実施形態に係る全方位カ
メラシステムの外観構成を示す側面図である。
【図4】本発明を適用した第1実施形態に係る全方位カ
メラシステムの機能的な構成を示すブロック図である。
【図5】制御部の機能的な構成を示すブロック図であ
る。
【図6】本発明を適用した第1実施形態に係る全方位カ
メラシステムにおける傾斜角度制御処理の処理手順を示
すフローチャートである。
【図7】本発明を適用した第1実施形態に係る全方位カ
メラシステムにおける傾斜角度制御処理の処理手順を示
すフローチャートである。
【図8】本発明を適用した第2実施形態に係る全方位カ
メラシステムにおいて、環状画像を用いて第1傾斜角度
及び第2傾斜角度を求める処理について説明するための
図である。
【図9】本発明を適用した第3実施形態に係る全方位カ
メラシステムにおいて、検出した第1傾斜角度及び第2
傾斜角度を用いて環状画像101から展開画像111を
作成したときの歪みを補正する処理について説明するた
めの図である。
【符号の説明】
1 光学系 2 撮像カメラ 3 第1フレーム 4 第2フレーム 5 第3フレーム 6 第1回転軸 7 第2回転軸 8 第1プーリ 9 第1ベルト 10 第2プーリ 11 第1モータ 12 第3プーリ 13 第2ベルト 14 第4プーリ 15 第2モータ 16 第1傾斜センサ 17 第1ロータリーエンコーダ 18 第2傾斜角センサ 19 第2ロータリーエンコーダ 21 チルト部 22 第1チルト駆動部 23 第2チルト駆動部 24 第1傾斜角検出部 25 第2傾斜角検出部 26 内部傾斜角設定部 27 第1外部傾斜角設定部 28 第2外部傾斜角設定部 29 設定角記憶部 30 制御部 31 画像展開部 32 画像補正部 33 表示部 41 CPU 42 RAM 43 フラッシュROM 44 ADコンバータ 45 DAコンバータ 46 第1IOポート 47 シリアルIOポート 48 第2IOポート 49 バス 50 第1カウンタ 51 第2カウンタ 52 第1アンプ 53 第2アンプ 101 環状画像 102,103,104,105 ブロックマッチング
エリア 111 展開画像
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 17/56 G03B 17/56 A 5C054 B Z 37/02 37/02 G06T 3/00 200 G06T 3/00 200 H04N 5/222 H04N 5/222 B 5/232 5/232 Z 7/18 7/18 V (72)発明者 岩木 修 富山県上新川郡大山町岡田586 (72)発明者 高本 直紀 富山県射水郡小杉町太閤山7−93 (72)発明者 光山 和哉 富山県中新川郡立山町柿の木沢3527−20 (72)発明者 今村 省人 富山県富山市豊島町1−47 Fターム(参考) 2H059 BA06 2H102 AA00 AA41 AA71 AB00 BA00 BA21 BA27 BB01 2H105 AA02 AA03 AA06 AA11 AA12 AA17 EE16 EE31 5B057 CA08 CA12 CA16 CB08 CB12 CB16 CC01 CD12 CH08 5C022 AA00 AB45 AB62 AC01 AC27 AC69 AC74 AC77 CA00 5C054 CC05 CF01 CF06 EA01 EA05 EF06 FC13 FD02 FE12 FE17 HA00

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全方位に亘って撮像光を入射する光学系
    と、 上記光学系を介して入射した撮像光から、環状画像を生
    成する撮像手段と、 直交する2軸の回転機構を有し、上記光学系の第1傾斜
    角度及び第2傾斜角度を調整して上記撮像手段の撮像方
    向を調整するチルト手段と、 上記チルト手段の2軸の回転機構を駆動制御して上記撮
    像手段の撮像方向を制御するチルト駆動手段と、 上記チルト手段の第1傾斜角度及び第2傾斜角度を検出
    する傾斜角度検出手段と、 上記チルト手段により目標とする目標第1傾斜角度及び
    目標第2傾斜角度を設定する傾斜角度設定手段と、 上記傾斜角度設定手段により設定された目標第1傾斜角
    度及び目標第2傾斜角度を記憶し、上記傾斜角度検出手
    段により検出される第1傾斜角度及び第2傾斜角度を目
    標第1傾斜角度及び目標第2傾斜角度に維持するように
    上記チルト駆動手段を制御する制御手段と、 上記撮像手段により撮像された環状画像に画像処理をし
    て展開画像を作成する画像処理手段と、 上記画像処理手段により作成された展開画像を表示する
    表示手段とを備えることを特徴とする全方位撮像システ
    ム。
  2. 【請求項2】 上位チルト手段の2軸の高さを同一とす
    ることを特徴とする請求項1に記載の全方位撮像システ
    ム。
  3. 【請求項3】 上記傾斜角度検出手段は、上記回転機構
    の回転加速度を検出する加速度センサからなることを特
    徴とする請求項1に記載の全方位撮像システム。
  4. 【請求項4】 上記傾斜角度検出手段は、上記光学系の
    3次元角度を検出する3Dモーションセンサからなるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の全方位撮像システム。
  5. 【請求項5】 上記傾斜角度検出手段は、上記チルト駆
    動手段の動作を検出するロータリエンコーダを使用した
    ことを特徴とする請求項1に記載の全方位撮像システ
    ム。
  6. 【請求項6】 上記傾斜角度検出手段は、上記回転機構
    の回転加速度を検出する加速度センサと、上記チルト駆
    動手段の動作を検出するロータリエンコーダとを併用し
    て使用することを特徴とする請求項1に記載の全方位撮
    像システム。
  7. 【請求項7】 上記傾斜角度検出手段は、上記撮像手段
    で撮像した環状画像の歪みが最大となる画像部分に上記
    チルト手段の2軸に対応する2対のブロックマッチング
    用エリアを設定し、各ブロックマッチング用エリア内の
    上記光学系の傾斜による環状画像の歪みを動きベクトル
    として検出し、この動きベクトルに基づいて上記チルト
    手段の2軸の傾斜角度を求めることを特徴とする請求項
    1に記載の全方位撮像システム。
  8. 【請求項8】 上記画像処理手段は、上記撮像手段での
    環状画像撮像タイミングにおける上記傾斜角度検出手段
    で検出された第1傾斜角度及び第2傾斜角度を記憶し、
    記憶した傾斜角度に比例した環状画像の歪み量を演算
    し、演算した歪み量に基づいて環状画像を展開した展開
    画像を作成することを特徴とする請求項1に記載の全方
    位撮像システム。
  9. 【請求項9】 上記傾斜角度設定手段は、予め設定され
    た目標第1傾斜角度及び目標第2傾斜角度を記憶してお
    き、外部からの傾斜角度設定命令に従って目標第1傾斜
    角度及び目標第2傾斜角度を変更することを特徴とする
    請求項1に記載の全方位撮像システム。
  10. 【請求項10】 上記傾斜角度設定手段は、上記光学系
    の位置と目標第1傾斜角度及び目標第2傾斜角度との関
    係を予め記憶しておき、外部からの上記光学系の位置を
    示す位置情報に従って目標第1傾斜角度及び目標第2傾
    斜角度を変更することを特徴とする請求項1に記載の全
    方位撮像システム。
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