JP2003303705A - 静電気対策部品 - Google Patents

静電気対策部品

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JP2003303705A
JP2003303705A JP2002106157A JP2002106157A JP2003303705A JP 2003303705 A JP2003303705 A JP 2003303705A JP 2002106157 A JP2002106157 A JP 2002106157A JP 2002106157 A JP2002106157 A JP 2002106157A JP 2003303705 A JP2003303705 A JP 2003303705A
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Koichi Nakamura
浩一 中村
Kuniaki Kiyosue
邦昭 清末
Ryuichi Harada
隆一 原田
広実 ▲崎▼田
Hiromi Sakida
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、バリスタ電圧もしくは静電容量の
調整が精度良くできて特性バラツキを抑えることができ
る静電気対策部品を提供することを目的とする。 【解決手段】 バリスタで構成された柱状の基台11
と、前記基台11上に設けられ複数に分割された形成膜
13と、前記複数に分割された形成膜13の間に設けら
れた絶縁部材12と、前記基台11の両端に設けられ前
記複数の形成膜13のいずれかに電気的に接合した端子
部15、16と、前記形成膜13及び前記絶縁部材12
を覆う保護材14とを備え、前記絶縁材料12と前記保
護材14を別材料で構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器,電気機
器等に好適に用いられる静電気対策部品に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】静電気対策部品としては、サージ素子や
バリスタ素子などが用いられている。
【0003】この静電気対策部品は、主に電子機器など
の内部に設けられ、所定の電圧が加わるまでは、コンデ
ンサの役割をし、所定以上の電圧(バリスタ電圧)が加
わると低抵抗体として機能してアースなどに逃がし、内
部の回路を静電気などからガードする目的などで用いら
れている。
【0004】先行例としては、特開平5−283210
号公報,特開平113809号公報等がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】電子機器は高周波化さ
れてきており、そのためその電子機器などに用いられる
静電気対策部品においては、静電容量,バリスタ電圧に
対して非常に厳しい精度や低容量化などが求められてき
ている。上記従来の技術では精度を向上させることが困
難であり、しかも低容量の静電気対策部品を得ることは
困難であった。
【0006】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
で、バリスタ電圧もしくは静電容量の調整が精度良くで
きて特性バラツキを抑えることができる静電気対策部品
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、バリスタで構
成された柱状の基台と、基台上に設けられ複数に分割さ
れた形成膜と、複数に分割された形成膜の間に設けられ
た絶縁部材と、基台の両端に設けられ複数の形成膜のい
ずれかに電気的に接合した端子部と、形成膜及び絶縁部
材を覆う保護材とを備え、絶縁材料と保護材を別材料で
構成した。
【0008】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、バリスタ
で構成された柱状の基台と、前記基台上に設けられ複数
に分割された形成膜と、前記複数に分割された形成膜の
間に設けられた絶縁部材と、前記基台の両端に設けられ
前記複数の形成膜のいずれかに電気的に接合した端子部
と、前記形成膜及び前記絶縁部材を覆う保護材とを備
え、前記絶縁部材と前記保護材を別材料で構成したたこ
とを特徴とする静電気対策部品とすることで、絶縁部材
の形成によって静電容量やバリスタ電圧を容易に調整可
能であるので、非常に精度良く静電容量やバリスタ電圧
を調整できるので、低容量でしかも特性バラツキを小さ
くできる。
【0009】請求項2記載の発明は、基台の両端部を避
けて周回状に段落ち部を設け、前記段落ち部内に絶縁部
材を設けたことを特徴とする請求項1記載の静電気対策
部品とすることで、絶縁部材および形成膜と回路基板な
どとの隙間を設けることができるので、導電膜などが他
の部材と接触して特性劣化などを引き起こすことを防止
できる。しかも両端部を端子部とすることができ、端子
部を明確化できるので、接合長さの違いによる特性バラ
ツキを抑えることができる。
【0010】請求項3記載の発明は、絶縁部材を前記基
台の全周に環状に設けたことを特徴とする請求項1記載
の静電気対策部品とすることで、前記形成膜を複数に分
割することができ、精度よく静電容量やバリスタ電圧を
調整できる。
【0011】請求項4記載の発明は、形成膜を基台の表
面に直接形成してオーミック接合を得る第1の導体膜
と、前記第1の形成膜の上に設けられた第2の導体膜を
積層して構成したことを特徴とする請求項1記載の静電
気対策部品とすることで、形成膜と基台間の静電容量を
安定化させることができる。
【0012】請求項5記載の発明は、第1の導体膜をス
パッタリング法で構成し、第2の導体膜を鍍金法で形成
したことを特徴とする請求項4記載の静電気対策部品と
することで、容易にオーミック接合を行うことができ、
しかも形成膜の膜厚を比較的短時間で行うことができ
る。
【0013】請求項6記載の発明は、形成膜が成膜され
ないかもしくはされにくい絶縁部材を用いることを特徴
とする請求項1記載の静電気対策部品とすることで、容
易に分割された形成膜を基台に形成することができるこ
とから、コストがかからない静電気対策部品を作製する
ことができる。
【0014】請求項7記載の発明は、形成膜が成膜され
るかもしくはされやすい絶縁部材を用い、絶縁部材の箇
所において、形成膜が絶縁される処理を施すことを特徴
とする請求項1記載の静電気対策部品とすることで、形
成膜を完全に分離し、精度良くバリスタ電圧・静電容量
などを調整することができる。
【0015】請求項8記載の発明は、バリスタで構成さ
れた柱状の基台上に周回状に絶縁部材を1乃至複数互い
に非接触となるように形成し、その後に前記基台上に形
成膜を形成し、前記形成膜と電気的に接続する端子部を
前記基台上に形成することを特徴とする静電気対策部品
の製造方法とすることで、精度良くバリスタ電圧・静電
容量などを調整された静電気対策部品を作製することが
できる。
【0016】請求項9記載の発明は、絶縁部材は、形成
膜が成膜されないか或いはされにくい材質で構成されて
おり、前記絶縁部材を形成した後に形成膜を基台上に設
けることで、複数の形成膜を設けたことを特徴とする請
求項8記載の静電気対策部品の製造方法とすることで、
容易に形成膜を複数の形成膜に分割できるので、コスト
のかからない静電気対策部品を作製することができる。
【0017】請求項10記載の発明は、絶縁部材は形成
膜が成膜されるか或いはされやすい材質で構成されてお
り、前記絶縁部材を形成した後に形成膜を基台上に設け
た後に、前記絶縁部材上の形成膜を絶縁化処理すること
を特徴とする請求項8記載の静電気対策部品の製造方法
とすることで、完全に形成膜を分離することができるの
で、精度良くバリスタ電圧・静電容量などを調整された
静電気対策部品を作製することができる。
【0018】以下、本発明における静電気対策部品の実
施の形態について説明する。
【0019】図1は本発明の一実施の形態における電子
部品を示す側断面図である。
【0020】図1において、11は絶縁材料などをプレ
ス加工,押し出し法等を施して構成されている基台で、
基台11は電圧に依存する非線形抵抗を持つバリスタで
構成されている。
【0021】12は基台11の上に設けられている絶縁
部材で、絶縁部材12は、スプレ−塗装法・浸漬塗装法
・治具塗装法・転写塗装法・粉体塗装法・インクジェッ
ト塗装法等の少なくとも一つの手段にて基台11上の少
なくとも一部或いは基台11の全面に形成される。本実
施の形態では、絶縁部材12は、シリコン系樹脂・フッ
素系樹脂・ウレタン系樹脂等が用いられる。この絶縁部
材12は環状にしかも1乃至複数設けることによって、
形成膜13は少なくとも2つ以上分割され、この絶縁部
材12で形成膜13にギャップが形成され、しかも所定
の電気容量が形成される。この様な構成によって、完全
に形成膜13を分割することができ、特性劣化を防止で
きる。なお、本実施の形態では、絶縁部材12として塗
料形態のものを用いたが、帯状或いはテープ状の絶縁部
材を基台11上に貼着する構成でも良い。
【0022】13は基台11の上に設けられている形成
膜で、形成膜13は、メッキ法,スパッタリング法等の
蒸着法,焼き付け法等の少なくとも一つの手段にて基台
11上の少なくとも一部或いは基台11の全面に形成さ
れる。本実施の形態では、形成膜13を基台11表面に
密着して設けたスパッタ膜13bと、そのスパッタ膜1
3b上に形成されたメッキ膜13aの2層構造とした。
【0023】14は絶縁部材12と形成膜13上に形成
された保護材、15,16はそれぞれ基台11の端部上
に設けられた端子部である。
【0024】以上の様に構成された静電気対策部品は、
絶縁部材12の幅を調整することで容易に静電容量やバ
リスタ電圧を調整でき、しかも転写塗装技術等で絶縁部
材12を形成することで、バリスタ電圧や静電容量など
のバラツキを抑えることができる。
【0025】また、端子部15,16を回路基板上の電
極などに電気的に接合し、しかも例えば、端子部15を
アース電極に接合することで、静電気対策部品に所定の
電圧が加わるまでは、静電気対策部品は低容量のコンデ
ンサとして働き、所定の電圧を超えると、端子部16側
から端子部15側へ放電され、静電気などによる内部電
子部品などの破壊を防止できる。
【0026】次に各部について詳細に説明する。
【0027】基台11は角柱状もしくは円柱状とするこ
とが好ましく、図2に示す様に基台11を角柱状とする
ことによって、実装性を向上させることができ、素子の
転がり等を防止できる等の効果を有する。また、基台1
1を角柱状とする中でも特に四角柱状とすることが非常
に実装性や、素子の回路基板上での位置決めを容易にす
る。更に、基台11を角柱状とすることによって構造が
非常に簡単になるので、生産性がよく、しかもコスト面
が非常に有利になる。
【0028】また、基台11の形状を円柱状とすること
によって、後述するように基台11上に転写塗装法等に
よって絶縁部材12を形成する場合、その絶縁部材12
の幅などを精度よく形成することができ、特性のばらつ
きを抑えることができる。
【0029】また、基台11の両端部を除いて、全周に
渡り段差部11zが形成されている。この段差部11z
を設けることで、絶縁部材12を形成した部分が直接回
路基板等と接触して特性の変化が生じたりするなどの不
具合の発生を防止できる。なお、回路基板などに工夫が
施されたり、或いは、他の手段にて、絶縁部材12を形
成した部分が回路基板等との接触の危険性が非常に少な
い場合等には、特に段差部11zを設ける必要はない。
なお、段差部11zを基台11に設けなくても良い場合
には、基台11が非常にシンプルな構成となり、生産性
が良くなり、しかも精度などを向上させることができ
る。
【0030】また基台11の両端部の断面形状は、上述
の通り、円形または多角形状とすることが好ましく、し
かも多角形状とする場合には、特に正多角形状とするこ
とによって、どの方向に実装しても、特性の変化があま
りないので好ましい。更に、段差部11zにおける断面
も、同様に、円形または多角形状とすることが好まし
く、しかも多角形状とする場合には、特に正多角形状と
することが好ましい。なお、段差部11zの断面形状と
両端部の断面形状の断面形状は異なった形でも良いし、
同一形状としても良い。
【0031】基台11は上述の通り、ほぼ全てバリスタ
で構成されており、具体的な構成材料としては、Zn
O,TiO2、Si、SiC、BaTiO3,SrTiO
3、セレン系から選ばれる少なくとも一つの材料を主成分
のものが好適に用いられ、この主成分材料にBi23
Sb23,MnO2,Co23,Ag2O,PbO、Cr
23、CoO、MnOの中から選ばれる少なくとも一つ
の補助材料を添加して構成されている。
【0032】なお、本実施の形態では、形成膜13と基
台11の接合強度を基台11の表面粗さを調整すること
によって、向上させたが、例えば、基台11と形成膜1
3の間に炭素単体,炭素に他の元素を添加したもの、C
r単体またはCrと他の金属の合金(例えばNi−Cr
等)、Ti単体またはTiと他の金属との合金の少なく
とも一方で構成された中間層(密着強化層)を設けるこ
とによって、表面粗さを調整せずとも形成膜13と基台
11の密着強度を向上させることができる。本実施の形
態では、絶縁部材12は、転写塗装法・スプレ−塗装法
・浸漬塗装法・治具塗装法・粉体塗装法・インクジェッ
ト塗装法等によって形成し、絶縁部材12の幅を変化さ
せることで電気容量等の特性を調整可能である。絶縁部
材としては、シリコン系樹脂・フッ素系樹脂・ウレタン
系樹脂等が用いられる。
【0033】形成膜13が成膜されない絶縁部材12を
用いる場合は、基台11に絶縁部材12を上記塗装法に
より塗布し、その後形成膜13を成膜する。絶縁部材1
2には形成膜13が成膜されないことから、絶縁部材1
2により形成膜13を分割することができる。
【0034】形成膜13が成膜される絶縁部材12を用
いる場合は、基台11に絶縁部材12を上記塗装法にて
塗布し、形成膜13を成膜する。その後、形成膜13を
絶縁部材12の箇所にて分離する為に、砥石加工(ラバ
−加工)・レ−ザ加工・イオンミリングなどをおこな
い、形成膜13の分離をおこなう。この際、レーザーと
してはYAGレーザー,炭酸ガスレーザー,エキシマレ
ーザー等を用いることができる。
【0035】なお、基台11と絶縁部材12の密着強度
を上げるために、基台11と絶縁部材12の接着剤の役
割をするプライマ−を用いたり、絶縁部材の接着面積を
広げたり、絶縁部材内に接着付与剤を混入させることが
好ましい。
【0036】次に図3,図4に示すように、基台11の
全面にスパッタリング法を用いて、スパッタ膜13bを
形成し、そのスパッタ膜13bの上に図5に示す様に、
メッキ膜13aを鍍金法などで積層して、形成膜13を
形成する。スパッタ膜13b、メッキ膜13aはそれぞ
れ導電性材料で構成され、スパッタ膜13bとしては、
Al,Zn,Ni,Agの少なくとも一つを主成分とす
る導電膜(基台11とのオーミック接合をとるため)で
構成され、メッキ膜13aはNi,Cu,Agの少なく
とも一つを主成分とする導電膜で構成されている。
【0037】本実施の形態では、形成膜13を2層構造
として、しかもその各層毎の製法を規定したが、形成膜
13は1層でも良く、3層以上でも良い。しかし余り積
層数が大きくなると工数などが増えるので、10層以下
で導電膜を積層して形成膜13を形成することが好まし
い。
【0038】また、形成膜13の形成手段としては、ス
パッタリング法等の蒸着法,電界鍍金法や無電界鍍金
法,CVD法,導電性ペーストを印刷やディップなどで
基台11上に塗布して、焼き付ける方法などを適応させ
ることができる。
【0039】なお、形成膜13の膜厚(本実施の形態で
はスパッタ膜12bの膜厚とメッキ膜12aの膜厚を加
えたもの)としては、0.2〜50μm(好ましくは2
μm〜20μm)とすることが良く、形成膜13の膜厚
が0.2μmより小さいと、所望の特性が得られず、5
0μmより厚いと非経済的であり、素子の小型化が困難
である。
【0040】次に保護材14を図6に示すように段差部
11z中に少なくとも設ける。
【0041】保護材14は、必要に応じて設けられる。
すなわち、仕様などによっては保護材14を設けなくて
も良い。
【0042】また、回路基板などとの絶縁性を確保する
等の目的で、薄い保護材14を設けても良い。
【0043】また、実装機のノズルで吸着して実装する
場合に、保護材14を形成させていくことで、吸着ミス
を大幅に低減させることができる。
【0044】更に、保護材14を設けることで、保護材
14から露出した部分を端子部15,16とすることが
でき、端子部15,16を明確にすることができるの
で、実装の際に精度を向上させることができる。
【0045】保護材14としては、エポキシ樹脂などを
塗布する方法や、カチオン塗料などを電着法で形成する
方法などが好適に用いられる。
【0046】最後に端子部15,16を基台11の両端
に設けることで図1に示す静電気対策部品を作製する。
【0047】端子部15,16としては、半田などとの
接合性が良い材料で形成膜13を形成した場合には、形
成膜13そのものを用いても良いし、端子部15,16
となる形成膜13上に、Ni,Ni合金等の導電性を有
し耐食性を有する耐食層を設け、その耐食性の上に、半
田,Sn単体,Sn合金(但し鉛合金は除く)等の接合
層を積層して端子部15,16としても良い。なお、耐
食層及び接合層の内、少なくとも接合は必要となる。ま
た、Sn単体,Sn合金(但し鉛合金は除く)等の接合
層を用いることで、鉛フリーの電子部品を得ることがで
きる。
【0048】以上の様に構成された静電気対策部品は、
絶縁部材12の幅を調整することで、電気容量やバリス
タ電圧を精度良く調整することが可能となり、所望の電
気容量やバリスタ電圧を容易に得ることができる。
【0049】しかも、基台11を柱状体とすることで、
方向性無く回路基板等に実装でき、実装性を向上させる
ことができる。
【0050】また、基台11に段差部11zを設け、こ
の段差部11zによって形成された中央部(両端の鍔部
で挟まれた部分)の太さを太くしたり或いは小さくする
ことでも上記特性の調整を行うことができるので、静電
気対策部品の大きさを変えずに様々な特性の品揃えを行
うことができる。
【0051】
【発明の効果】本発明は、バリスタで構成された柱状の
基台と、基台上に設けられ複数に分割された形成膜と、
複数に分割された形成膜の間に設けられた絶縁部材と、
基台の両端に設けられ複数の形成膜のいずれかに電気的
に接合した端子部と、形成膜及び絶縁部材を覆う保護材
とを備え、絶縁材料と保護材を別材料で構成したたこと
で、絶縁部材の形成によって静電容量やバリスタ電圧を
容易に調整可能であるので、非常に精度良く静電容量や
バリスタ電圧を調整することができるので、低容量でし
かも特性バラツキを小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における静電気対策部品
を示す側断面図
【図2】本発明の一実施の形態における静電気対策部品
を示す側断面図
【図3】本発明の一実施の形態における静電気対策部品
を示す側断面図
【図4】本発明の一実施の形態における静電気対策部品
を示す側断面図
【図5】本発明の一実施の形態における静電気対策部品
を示す側断面図
【図6】本発明の一実施の形態における静電気対策部品
を示す側断面図
【符号の説明】
11 基台 11z 段差部 12 絶縁部材 13 形成膜 14 保護材 15,16 端子部
フロントページの続き (72)発明者 原田 隆一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 ▲崎▼田 広実 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5E034 EA07 EB02 EB03 ED01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バリスタで構成された柱状の基台と、前記
    基台上に設けられ複数に分割された形成膜と、前記複数
    に分割された形成膜の間に設けられた絶縁部材と、前記
    基台の両端に設けられ前記複数の形成膜のいずれかに電
    気的に接合した端子部と、前記形成膜及び前記絶縁部材
    を覆う保護材とを備え、前記絶縁部材と前記保護材を別
    材料で構成したことを特徴とする静電気対策部品。
  2. 【請求項2】基台の両端部を避けて周回状に段落ち部を
    設け、前記段落ち部内に絶縁部材を設けたことを特徴と
    する請求項1記載の静電気対策部品。
  3. 【請求項3】絶縁部材を前記基台の全周に環状に設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の静電気対策部品。
  4. 【請求項4】形成膜を基台の表面に直接形成してオーミ
    ック接合を得る第1の導体膜と、前記第1の形成膜の上
    に設けられた第2の導体膜を積層して構成したことを特
    徴とする請求項1記載の静電気対策部品。
  5. 【請求項5】第1の導体膜をスパッタリング法で構成
    し、第2の導体膜を鍍金法で形成したことを特徴とする
    請求項4記載の静電気対策部品。
  6. 【請求項6】形成膜が成膜されないかもしくはされにく
    い絶縁部材を用いることを特徴とする請求項1記載の静
    電気対策部品。
  7. 【請求項7】形成膜が成膜されるかもしくはされやすい
    絶縁部材を用い、絶縁部材の箇所において、形成膜が絶
    縁される処理を施すことを特徴とする請求項1記載の静
    電気対策部品。
  8. 【請求項8】バリスタで構成された柱状の基台上に周回
    状に絶縁部材を1乃至複数互いに非接触となるように形
    成し、その後に前記基台上に形成膜を形成し、前記形成
    膜と電気的に接続する端子部を前記基台上に形成するこ
    とを特徴とする静電気対策部品の製造方法。
  9. 【請求項9】絶縁部材は、形成膜が成膜されないか或い
    はされにくい材質で構成されており、前記絶縁部材を形
    成した後に形成膜を基台上に設けることで、複数の形成
    膜を設けたことを特徴とする請求項8記載の静電気対策
    部品の製造方法。
  10. 【請求項10】絶縁部材は形成膜が成膜されるか或いは
    されやすい材質で構成されており、前記絶縁部材を形成
    した後に形成膜を基台上に設けた後に、前記絶縁部材上
    の形成膜を絶縁化処理することを特徴とする請求項8記
    載の静電気対策部品の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113811961A (zh) * 2019-04-01 2021-12-17 Koa株式会社 电阻器

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