JP2003302140A - 電子冷蔵庫の電源装置 - Google Patents
電子冷蔵庫の電源装置Info
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- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- F25D2700/02—Sensors detecting door opening
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- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 熱電素子を用いた電子冷蔵庫において、扉の
開放を検出して、熱電素子に印加する直流電圧を所定の
値に維持すると共に、スイッチ回路によって熱電素子と
庫内ランプを並列に接続することにより点灯し、定電圧
電源回路の容量を庫内ランプ駆動電力の分だけ低減する
ことを目的とする。 【解決手段】 ドアスイッチ５によってドアの開放を検
出し、可変電圧電源回路２の出力電圧を所定の値に制御
し、スイッチ回路８を駆動して庫内ランプ６を点灯する
ことによって、庫内ランプ６の駆動に要する電源容量を
定電圧電源回路３から削減することが可能となる。
開放を検出して、熱電素子に印加する直流電圧を所定の
値に維持すると共に、スイッチ回路によって熱電素子と
庫内ランプを並列に接続することにより点灯し、定電圧
電源回路の容量を庫内ランプ駆動電力の分だけ低減する
ことを目的とする。 【解決手段】 ドアスイッチ５によってドアの開放を検
出し、可変電圧電源回路２の出力電圧を所定の値に制御
し、スイッチ回路８を駆動して庫内ランプ６を点灯する
ことによって、庫内ランプ６の駆動に要する電源容量を
定電圧電源回路３から削減することが可能となる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ペルチェ素子等の
熱電素子を用いた電子冷蔵庫の電源装置に関し、特に庫
内ランプ点灯用の電力を熱電素子に電力を供給する可変
電圧電源回路から供給することで、定電圧電源回路の出
力容量を庫内ランプが消費する電力の分だけ低減した電
子冷蔵庫の電源装置に関する。
熱電素子を用いた電子冷蔵庫の電源装置に関し、特に庫
内ランプ点灯用の電力を熱電素子に電力を供給する可変
電圧電源回路から供給することで、定電圧電源回路の出
力容量を庫内ランプが消費する電力の分だけ低減した電
子冷蔵庫の電源装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】熱電素子を用いた電子冷蔵庫の電源装置
では、可変電圧電源回路と定電圧電源回路を有してい
る。図６は電子冷蔵庫の従来の電源回路を示す図であ
る。図６によって電源装置の動作を説明する。
では、可変電圧電源回路と定電圧電源回路を有してい
る。図６は電子冷蔵庫の従来の電源回路を示す図であ
る。図６によって電源装置の動作を説明する。
【０００３】電子冷蔵庫の庫内温度をサーミスタ７によ
って検出し、制御回路９はその検出信号に応じて可変電
圧電源回路２に熱電素子４に供給する直流電圧の電圧指
令を与える。定電圧電源回路３はサーミスタ７と制御回
路９に直流電圧を供給すると共に、庫内ランプ６とドア
スイッチ５を介して接続されており、電子冷蔵庫の扉が
開放されている場合にはドアスイッチ５の接点が閉じる
ことによって庫内ランプ６に直流電圧を供給する。
って検出し、制御回路９はその検出信号に応じて可変電
圧電源回路２に熱電素子４に供給する直流電圧の電圧指
令を与える。定電圧電源回路３はサーミスタ７と制御回
路９に直流電圧を供給すると共に、庫内ランプ６とドア
スイッチ５を介して接続されており、電子冷蔵庫の扉が
開放されている場合にはドアスイッチ５の接点が閉じる
ことによって庫内ランプ６に直流電圧を供給する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電源装置においては可変電圧電源回路２の出力電圧が庫
内温度によって変動して一定でないため、庫内ランプ６
の駆動は定電圧電源回路３が担う必要があり、このため
定電圧電源回路３の出力容量は制御回路９とサーミスタ
７のみを負荷とする場合に比べて数倍程度大きくなり、
高価となっていた。
電源装置においては可変電圧電源回路２の出力電圧が庫
内温度によって変動して一定でないため、庫内ランプ６
の駆動は定電圧電源回路３が担う必要があり、このため
定電圧電源回路３の出力容量は制御回路９とサーミスタ
７のみを負荷とする場合に比べて数倍程度大きくなり、
高価となっていた。
【０００５】また、可変電圧出力と補助定電圧出力を持
つスイッチング電源の適用による定電圧電源回路の削減
も、補助定電圧出力の容量が庫内ランプを駆動するのに
不充分であり実現できなかった。
つスイッチング電源の適用による定電圧電源回路の削減
も、補助定電圧出力の容量が庫内ランプを駆動するのに
不充分であり実現できなかった。
【０００６】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、電子冷蔵庫の電源装置のうち、定電圧電源回路の出
力容量を低減し、安価な電源装置を提供することを目的
とする。
で、電子冷蔵庫の電源装置のうち、定電圧電源回路の出
力容量を低減し、安価な電源装置を提供することを目的
とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項１に記載
の発明は、ペルチェ素子等の熱電素子を利用した電子冷
蔵庫において、商用交流電源を整流する、もしくは蓄電
池等を用いて得られる直流入力電源と、前記直流入力電
源から出力される直流電圧を任意の直流電圧に変換する
可変電圧電源回路と、前記電子冷蔵庫内部を冷却する熱
電素子と、前記電子冷蔵庫の扉の開閉を検知するドアス
イッチと、前記電子冷蔵庫内の温度を検出するサーミス
タと、前記電子冷蔵庫の庫内を照らす庫内ランプと、前
記可変電圧電源回路と前記庫内ランプの接続を開閉する
スイッチ回路と、前記サーミスタによって検出された温
度信号と前記ドアスイッチによって検出されたドア開放
信号によって前記可変電圧電源回路の出力電圧と前記ス
イッチ回路の駆動を制御する制御回路と、前記直流電源
から出力される直流電圧を所定の直流電圧に変換して、
前記温度検出回路と前記制御回路に一定電圧の電力を供
給する定電圧電源回路とから構成され、前記ドアスイッ
チによって扉の開放を検知し、前記制御回路によって前
記可変電圧電源回路の出力電圧を所定の値に制御すると
共に、前記スイッチ回路を駆動して前記庫内ランプを点
灯することにより、前記庫内ランプ点灯用の電力を前記
可変電圧電源回路から供給し、前記定電圧電源回路の出
力容量を、前記庫内ランプの消費電力相当分低減するよ
うに構成している。
の発明は、ペルチェ素子等の熱電素子を利用した電子冷
蔵庫において、商用交流電源を整流する、もしくは蓄電
池等を用いて得られる直流入力電源と、前記直流入力電
源から出力される直流電圧を任意の直流電圧に変換する
可変電圧電源回路と、前記電子冷蔵庫内部を冷却する熱
電素子と、前記電子冷蔵庫の扉の開閉を検知するドアス
イッチと、前記電子冷蔵庫内の温度を検出するサーミス
タと、前記電子冷蔵庫の庫内を照らす庫内ランプと、前
記可変電圧電源回路と前記庫内ランプの接続を開閉する
スイッチ回路と、前記サーミスタによって検出された温
度信号と前記ドアスイッチによって検出されたドア開放
信号によって前記可変電圧電源回路の出力電圧と前記ス
イッチ回路の駆動を制御する制御回路と、前記直流電源
から出力される直流電圧を所定の直流電圧に変換して、
前記温度検出回路と前記制御回路に一定電圧の電力を供
給する定電圧電源回路とから構成され、前記ドアスイッ
チによって扉の開放を検知し、前記制御回路によって前
記可変電圧電源回路の出力電圧を所定の値に制御すると
共に、前記スイッチ回路を駆動して前記庫内ランプを点
灯することにより、前記庫内ランプ点灯用の電力を前記
可変電圧電源回路から供給し、前記定電圧電源回路の出
力容量を、前記庫内ランプの消費電力相当分低減するよ
うに構成している。
【０００８】また、請求項２に記載の発明は可変電圧と
一定電圧を同時に供給可能なスイッチング電源を適用し
て前記可変電圧電源回路と前記定電圧電源回路と一体化
し、前記スイッチング電源の一定電圧を出力する補助定
電圧出力の容量を前記庫内ランプの消費電力相当分低減
するように構成している。
一定電圧を同時に供給可能なスイッチング電源を適用し
て前記可変電圧電源回路と前記定電圧電源回路と一体化
し、前記スイッチング電源の一定電圧を出力する補助定
電圧出力の容量を前記庫内ランプの消費電力相当分低減
するように構成している。
【０００９】また、請求項３に記載の発明は前記定電圧
電源回路の入力電力を前記可変電圧電源回路出力から供
給するように構成している。
電源回路の入力電力を前記可変電圧電源回路出力から供
給するように構成している。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明による電子冷蔵庫の
電源装置の実施の形態について図１から図５を用いて説
明する。
電源装置の実施の形態について図１から図５を用いて説
明する。
【００１１】（実施の形態１）図１は本発明の実施の形
態１におけるペルチェ素子等の熱電素子を利用した電子
冷蔵庫の電源装置の構成図である。図１において１は直
流入力電源であり、商用交流電源を整流したり、蓄電池
等を用いて得られる。２は可変電圧電源回路、３は定電
圧電源回路、４は熱電素子である。５はドアスイッチで
あり、電子冷蔵庫本体の開口部近くに設けられ、電子冷
蔵庫の扉の開閉に連動して動作する。６は庫内ランプ、
７は庫内の温度を検出するサーミスタ、８はスイッチ回
路、９は可変電圧電源回路２とスイッチ回路７を制御す
る制御回路である。
態１におけるペルチェ素子等の熱電素子を利用した電子
冷蔵庫の電源装置の構成図である。図１において１は直
流入力電源であり、商用交流電源を整流したり、蓄電池
等を用いて得られる。２は可変電圧電源回路、３は定電
圧電源回路、４は熱電素子である。５はドアスイッチで
あり、電子冷蔵庫本体の開口部近くに設けられ、電子冷
蔵庫の扉の開閉に連動して動作する。６は庫内ランプ、
７は庫内の温度を検出するサーミスタ、８はスイッチ回
路、９は可変電圧電源回路２とスイッチ回路７を制御す
る制御回路である。
【００１２】以上のように構成された電子冷蔵庫の電源
装置について、以下、その動作を述べる。電子冷蔵庫の
扉が閉まっている通常の状態では、定電圧電源回路３は
制御回路９とサーミスタ７に一定の電圧を供給し、サー
ミスタ７は庫内温度を検出して制御回路９に検出信号を
送出する。制御回路９は検出した庫内温度に応じて熱電
素子４に印加する電圧の指令を可変電圧電源回路２に送
出し、可変電圧電源回路２が指令に応じた電圧を出力す
ることによって庫内温度をあらかじめ決められた設定値
に維持するよう動作する。また、可変電圧電源回路２と
庫内ランプ６の間に接続されているスイッチ回路８は、
庫内ランプ６が不要な電力を消費しないように、また庫
内ランプ６に定格外の電圧が印加されないように非導通
状態を保っている。
装置について、以下、その動作を述べる。電子冷蔵庫の
扉が閉まっている通常の状態では、定電圧電源回路３は
制御回路９とサーミスタ７に一定の電圧を供給し、サー
ミスタ７は庫内温度を検出して制御回路９に検出信号を
送出する。制御回路９は検出した庫内温度に応じて熱電
素子４に印加する電圧の指令を可変電圧電源回路２に送
出し、可変電圧電源回路２が指令に応じた電圧を出力す
ることによって庫内温度をあらかじめ決められた設定値
に維持するよう動作する。また、可変電圧電源回路２と
庫内ランプ６の間に接続されているスイッチ回路８は、
庫内ランプ６が不要な電力を消費しないように、また庫
内ランプ６に定格外の電圧が印加されないように非導通
状態を保っている。
【００１３】電子冷蔵庫の扉が開かれた場合は、ドアス
イッチ５によって制御回路９がドア開放状態を検出し、
可変電圧電源回路２が庫内ランプ６の定格電圧を出力す
るよう電圧指令を送出する。それと同時に制御回路９は
スイッチ回路８に導通指令を送出し、庫内ランプ６が点
灯する。そして、扉が閉められた場合は同様に制御回路
９はドアスイッチ５によって検出し、スイッチ回路８を
非導通状態とすると共に可変電圧電源回路２に与える電
圧指令を庫内温度を一定とするための値に戻る。
イッチ５によって制御回路９がドア開放状態を検出し、
可変電圧電源回路２が庫内ランプ６の定格電圧を出力す
るよう電圧指令を送出する。それと同時に制御回路９は
スイッチ回路８に導通指令を送出し、庫内ランプ６が点
灯する。そして、扉が閉められた場合は同様に制御回路
９はドアスイッチ５によって検出し、スイッチ回路８を
非導通状態とすると共に可変電圧電源回路２に与える電
圧指令を庫内温度を一定とするための値に戻る。
【００１４】図２にドアスイッチ５によるドア開放信号
と、制御回路９から可変電圧電源回路２への可変電圧指
令およびスイッチ回路８へのスイッチ回路駆動信号の動
作タイミング図を示す。図２においてＶｃは庫内ランプ
定格電圧指令レベルである。
と、制御回路９から可変電圧電源回路２への可変電圧指
令およびスイッチ回路８へのスイッチ回路駆動信号の動
作タイミング図を示す。図２においてＶｃは庫内ランプ
定格電圧指令レベルである。
【００１５】このように定電圧電源回路３はサーミスタ
７と制御回路９にのみ電力を供給すればよく、小型で安
価な電源の適用が可能となり、電源装置の価格低減が実
現できる。
７と制御回路９にのみ電力を供給すればよく、小型で安
価な電源の適用が可能となり、電源装置の価格低減が実
現できる。
【００１６】（実施の形態２）図３は本発明の実施の形
態２における電子冷蔵庫の電源装置の構成図である。図
３において１は直流入力電源、１０は可変電圧出力と補
助定電圧出力を持つスイッチング電源、４は熱電素子、
５はドアスイッチ、６は庫内ランプ、７は庫内の温度を
検出するサーミスタ、８はスイッチ回路、９は可変電圧
電源回路２とスイッチ回路７を制御する制御回路であ
る。
態２における電子冷蔵庫の電源装置の構成図である。図
３において１は直流入力電源、１０は可変電圧出力と補
助定電圧出力を持つスイッチング電源、４は熱電素子、
５はドアスイッチ、６は庫内ランプ、７は庫内の温度を
検出するサーミスタ、８はスイッチ回路、９は可変電圧
電源回路２とスイッチ回路７を制御する制御回路であ
る。
【００１７】また、図４で可変電圧出力と補助定電圧出
力を持つスイッチング電源１０の一例をスイッチング電
源構成図として示す。図４において１１はスイッチング
素子、１２は変圧器、１３はダイオードとリアクトルと
コンデンサで構成された可変出力用フィルタ回路、１４
はダイオードと抵抗とコンデンサで構成された補助出力
用フィルタ回路である。電子冷蔵庫全体の動作を述べる
前に、このスイッチング電源１０について図４を用いて
説明する。
力を持つスイッチング電源１０の一例をスイッチング電
源構成図として示す。図４において１１はスイッチング
素子、１２は変圧器、１３はダイオードとリアクトルと
コンデンサで構成された可変出力用フィルタ回路、１４
はダイオードと抵抗とコンデンサで構成された補助出力
用フィルタ回路である。電子冷蔵庫全体の動作を述べる
前に、このスイッチング電源１０について図４を用いて
説明する。
【００１８】スイッチング素子１１は入力される直流電
圧をスイッチングして高周波に変換し、変圧器１２を介
して２次側に電力を伝達する。２次側では可変出力用フ
ィルタ回路１３によって伝達された高周波を等しい平均
値となる直流電圧に変換すると共に、補助出力用フィル
タ回路１４で伝達された高周波のピーク電圧と等しい直
流電圧に変換している。ここで、可変電圧出力はスイッ
チング素子１１のオン時間を制御回路９からの可変電圧
指令に基づいてパルス幅制御することで得ることがで
き、補助定電圧出力は補助出力用フィルタ回路１４の時
定数を可変出力用に比較して充分短くすることで数ワッ
ト以下の負荷領域においてはスイッチング素子１１のオ
ン時間に無関係に一定の電圧を得ることができる。
圧をスイッチングして高周波に変換し、変圧器１２を介
して２次側に電力を伝達する。２次側では可変出力用フ
ィルタ回路１３によって伝達された高周波を等しい平均
値となる直流電圧に変換すると共に、補助出力用フィル
タ回路１４で伝達された高周波のピーク電圧と等しい直
流電圧に変換している。ここで、可変電圧出力はスイッ
チング素子１１のオン時間を制御回路９からの可変電圧
指令に基づいてパルス幅制御することで得ることがで
き、補助定電圧出力は補助出力用フィルタ回路１４の時
定数を可変出力用に比較して充分短くすることで数ワッ
ト以下の負荷領域においてはスイッチング素子１１のオ
ン時間に無関係に一定の電圧を得ることができる。
【００１９】以上のように構成されたスイッチング電源
１０を用いた電子冷蔵庫の電源装置について、以下、そ
の動作を述べる。まず、電子冷蔵庫の扉が閉まっている
通常の状態では、スイッチング電源１０の定電圧出力は
制御回路９とサーミスタ７に一定の電圧を供給し、可変
電圧出力は制御回路９からの熱電素子４に印加する電圧
の指令値をうけて、それに応じた電圧を出力する。扉が
開いた場合は制御回路９はスイッチ回路８を導通状態と
すると共に、スイッチング電源１０の可変電圧出力が庫
内ランプ６の定格電圧になるよう制御する。そして、扉
が閉められた場合は同様に制御回路９はドアスイッチ５
によって検出し、スイッチ回路８を非導通状態とすると
共にスイッチング電源１０の可変出力電圧指令を庫内温
度を一定とするための値に戻る。
１０を用いた電子冷蔵庫の電源装置について、以下、そ
の動作を述べる。まず、電子冷蔵庫の扉が閉まっている
通常の状態では、スイッチング電源１０の定電圧出力は
制御回路９とサーミスタ７に一定の電圧を供給し、可変
電圧出力は制御回路９からの熱電素子４に印加する電圧
の指令値をうけて、それに応じた電圧を出力する。扉が
開いた場合は制御回路９はスイッチ回路８を導通状態と
すると共に、スイッチング電源１０の可変電圧出力が庫
内ランプ６の定格電圧になるよう制御する。そして、扉
が閉められた場合は同様に制御回路９はドアスイッチ５
によって検出し、スイッチ回路８を非導通状態とすると
共にスイッチング電源１０の可変出力電圧指令を庫内温
度を一定とするための値に戻る。
【００２０】このようにスイッチング電源１０の補助定
電圧出力はサーミスタ７と制御回路９にのみ電力を供給
すればよいため、図４に示される構成とすることがで
き、定電圧出力専用の電源が不要であるため、小型で安
価な電源装置の実現が可能である。
電圧出力はサーミスタ７と制御回路９にのみ電力を供給
すればよいため、図４に示される構成とすることがで
き、定電圧出力専用の電源が不要であるため、小型で安
価な電源装置の実現が可能である。
【００２１】（実施の形態３）図５は本発明の実施の形
態３における熱電素子を利用した電子冷蔵庫の電源装置
の構成図である。図５において１は直流入力電源、２は
可変電圧電源回路、３は定電圧電源回路、４は熱電素
子、５はドアスイッチ、６は庫内ランプ、７は庫内の温
度を検出するサーミスタ、８はスイッチ回路、９は可変
電圧電源回路２とスイッチ回路７を制御する制御回路で
ある。
態３における熱電素子を利用した電子冷蔵庫の電源装置
の構成図である。図５において１は直流入力電源、２は
可変電圧電源回路、３は定電圧電源回路、４は熱電素
子、５はドアスイッチ、６は庫内ランプ、７は庫内の温
度を検出するサーミスタ、８はスイッチ回路、９は可変
電圧電源回路２とスイッチ回路７を制御する制御回路で
ある。
【００２２】以上のように構成された電子冷蔵庫の電源
装置について、以下、その動作を述べる。電子冷蔵庫の
扉が閉まっている通常の状態では、定電圧電源回路３は
制御回路９とサーミスタ７に一定の電圧を供給し、サー
ミスタ７は庫内温度を検出して制御回路９に検出信号を
送出する。制御回路９は検出した庫内温度に応じて熱電
素子４に印加する電圧の指令を可変電圧電源回路２に送
出し、可変電圧電源回路２が指令に応じた電圧を出力す
ることによって庫内温度をあらかじめ決められた設定値
に維持するよう動作する。また、可変電圧電源回路２と
庫内ランプ６の間に接続されているスイッチ回路８は、
庫内ランプ６が不要な電力を消費しないように、また庫
内ランプ６に定格外の電圧が印加されないように非導通
状態を保っている。
装置について、以下、その動作を述べる。電子冷蔵庫の
扉が閉まっている通常の状態では、定電圧電源回路３は
制御回路９とサーミスタ７に一定の電圧を供給し、サー
ミスタ７は庫内温度を検出して制御回路９に検出信号を
送出する。制御回路９は検出した庫内温度に応じて熱電
素子４に印加する電圧の指令を可変電圧電源回路２に送
出し、可変電圧電源回路２が指令に応じた電圧を出力す
ることによって庫内温度をあらかじめ決められた設定値
に維持するよう動作する。また、可変電圧電源回路２と
庫内ランプ６の間に接続されているスイッチ回路８は、
庫内ランプ６が不要な電力を消費しないように、また庫
内ランプ６に定格外の電圧が印加されないように非導通
状態を保っている。
【００２３】電子冷蔵庫の扉が開かれた場合は、ドアス
イッチ５によって制御回路９がドア開放状態を検出し、
可変電圧電源回路２が庫内ランプ６の定格電圧を出力す
るよう電圧指令を送出する。それと同時に制御回路９は
スイッチ回路８に導通指令を送出し、庫内ランプ６が点
灯する。そして、扉が閉められた場合は同様に制御回路
９はドアスイッチ５によって検出し、スイッチ回路８を
非導通状態とすると共に可変電圧電源回路２に与える電
圧指令を庫内温度を一定とするための値に戻る。
イッチ５によって制御回路９がドア開放状態を検出し、
可変電圧電源回路２が庫内ランプ６の定格電圧を出力す
るよう電圧指令を送出する。それと同時に制御回路９は
スイッチ回路８に導通指令を送出し、庫内ランプ６が点
灯する。そして、扉が閉められた場合は同様に制御回路
９はドアスイッチ５によって検出し、スイッチ回路８を
非導通状態とすると共に可変電圧電源回路２に与える電
圧指令を庫内温度を一定とするための値に戻る。
【００２４】このように定電圧電源回路３はサーミスタ
７と制御回路９にのみ電力を供給すればよく、入力が可
変電圧電源回路の出力であるため電圧変動範囲は大きい
が非絶縁の回路構成とすることができるので、小型で安
価な電源の適用が可能となり、電源装置の価格低減が実
現できる。
７と制御回路９にのみ電力を供給すればよく、入力が可
変電圧電源回路の出力であるため電圧変動範囲は大きい
が非絶縁の回路構成とすることができるので、小型で安
価な電源の適用が可能となり、電源装置の価格低減が実
現できる。
【００２５】
【発明の効果】以上のように請求項１記載の発明のよれ
ば、定電圧電源回路の負荷であった庫内ランプを可変電
圧電源回路の負荷とすることにより、定電圧電源回路の
出力容量を低減して安価な電源とすることが可能とな
る。また、可変電圧電源回路の容量は定電圧電源回路に
比して大きく、庫内ランプ負荷を追加しても微増にとど
まるため価格の増加にはつながらない。このため電子冷
蔵庫の電源装置の価格低減が可能となる。
ば、定電圧電源回路の負荷であった庫内ランプを可変電
圧電源回路の負荷とすることにより、定電圧電源回路の
出力容量を低減して安価な電源とすることが可能とな
る。また、可変電圧電源回路の容量は定電圧電源回路に
比して大きく、庫内ランプ負荷を追加しても微増にとど
まるため価格の増加にはつながらない。このため電子冷
蔵庫の電源装置の価格低減が可能となる。
【００２６】また、請求項２記載の発明によれば庫内ラ
ンプ負荷を可変電圧出力の負荷とすることにより、一定
電圧供給が必要な負荷の量をスイッチング電源の補助定
電圧出力でまかなえる容量以下とすることで定電圧電源
回路を不要とし、電子冷蔵庫の電源装置の価格低減が可
能となる。
ンプ負荷を可変電圧出力の負荷とすることにより、一定
電圧供給が必要な負荷の量をスイッチング電源の補助定
電圧出力でまかなえる容量以下とすることで定電圧電源
回路を不要とし、電子冷蔵庫の電源装置の価格低減が可
能となる。
【００２７】また、請求項３記載の発明によれば、定電
圧電源回路の負荷であった庫内ランプを可変電圧電源回
路の負荷とすることにより、定電圧電源回路の出力容量
を低減し、この定電圧電源回路を可変電圧電源回路の２
次側に配置することによって非絶縁型の安価な電源や集
積回路の形で市販されている電源回路を適用することが
でき、電子冷蔵庫の電源装置の価格低減が可能となる。
圧電源回路の負荷であった庫内ランプを可変電圧電源回
路の負荷とすることにより、定電圧電源回路の出力容量
を低減し、この定電圧電源回路を可変電圧電源回路の２
次側に配置することによって非絶縁型の安価な電源や集
積回路の形で市販されている電源回路を適用することが
でき、電子冷蔵庫の電源装置の価格低減が可能となる。
【図１】本発明の実施例１における電子冷蔵庫の電源装
置の構成図
置の構成図
【図２】動作タイミング図
【図３】本発明の実施例２における電子冷蔵庫の電源装
置の構成図
置の構成図
【図４】本発明の実施例２におけるスイッチング電源の
構成図
構成図
【図５】本発明の実施例３における電子冷蔵庫の電源装
置の構成図
置の構成図
【図６】従来の電子冷蔵庫の電源装置の構成図
１ 直流入力電源
２ 可変電圧電源回路
３ 定電圧電源回路
４ 熱電素子
５ ドアスイッチ
６ 庫内ランプ
７ サーミスタ
８ スイッチ回路
９ 制御回路
１０ スイッチング電源
１１ スイッチング素子
１２ 変圧器
１３ 可変出力用フィルタ回路
１４ 補助出力用フィルタ回路
Claims (3)
- 【請求項１】 直流入力電源から出力される直流電圧を
任意の直流電圧に変換する可変電圧電源回路と、庫内を
冷却する熱電素子と、電子冷蔵庫の扉の開閉を検知する
ドアスイッチと、前記電子冷蔵庫内の温度を検出するサ
ーミスタと、前記電子冷蔵庫の庫内を照らす庫内ランプ
と、前記可変電圧電源回路と前記庫内ランプの接続を開
閉するスイッチ回路と、前記サーミスタによって検出さ
れた温度信号と前記ドアスイッチによって検出されたド
ア開放信号によって前記可変電圧電源回路の出力電圧と
前記スイッチ回路の駆動を制御する制御回路と、前記直
流電源から出力される直流電圧を所定の直流電圧に変換
して、前記温度検出回路と前記制御回路に一定電圧の電
力を供給する定電圧電源回路とを有し、前記ドアスイッ
チによって扉の開放を検知し、前記制御回路によって前
記可変電圧電源回路の出力電圧を所定の電圧に制御する
と共に、前記スイッチ回路を駆動して前記庫内ランプを
点灯することにより、前記庫内ランプ点灯用の電力を前
記可変電圧電源回路から供給したことを特徴とする電子
冷蔵庫の電源装置。 - 【請求項２】 可変電圧電源回路にスイッチング電源を
適用し、前記スイッチング電源に可変電圧出力と、スイ
ッチング時に発生する電力の一部を利用して得られる数
ワットの定電圧補助出力との２つの出力を持たせること
によって前記可変電圧電源回路と定電圧電源回路を一体
化したことを特徴とする請求項１に記載の電子冷蔵庫の
電源装置。 - 【請求項３】 定電圧電源回路の入力電力を可変電圧電
源回路出力から供給するように構成した請求項１に記載
の電子冷蔵庫の電源装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002106187A JP2003302140A (ja) | 2002-04-09 | 2002-04-09 | 電子冷蔵庫の電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002106187A JP2003302140A (ja) | 2002-04-09 | 2002-04-09 | 電子冷蔵庫の電源装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003302140A true JP2003302140A (ja) | 2003-10-24 |
Family
ID=29390583
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002106187A Pending JP2003302140A (ja) | 2002-04-09 | 2002-04-09 | 電子冷蔵庫の電源装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003302140A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7874170B2 (en) | 2005-09-29 | 2011-01-25 | Danfoss Compressors Gmbh | Intelligent lighting supply |
| US8511844B2 (en) | 2007-11-05 | 2013-08-20 | Lg Electronics Inc. | Refrigerator |
| JP2013234783A (ja) * | 2012-05-08 | 2013-11-21 | Sharp Corp | 冷蔵庫 |
| JP2016211848A (ja) * | 2016-08-10 | 2016-12-15 | シャープ株式会社 | 電気機器 |
-
2002
- 2002-04-09 JP JP2002106187A patent/JP2003302140A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7874170B2 (en) | 2005-09-29 | 2011-01-25 | Danfoss Compressors Gmbh | Intelligent lighting supply |
| US8511844B2 (en) | 2007-11-05 | 2013-08-20 | Lg Electronics Inc. | Refrigerator |
| JP2013234783A (ja) * | 2012-05-08 | 2013-11-21 | Sharp Corp | 冷蔵庫 |
| JP2016211848A (ja) * | 2016-08-10 | 2016-12-15 | シャープ株式会社 | 電気機器 |
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