JP2003301931A - 減速機構 - Google Patents
減速機構Info
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- JP2003301931A JP2003301931A JP2002110288A JP2002110288A JP2003301931A JP 2003301931 A JP2003301931 A JP 2003301931A JP 2002110288 A JP2002110288 A JP 2002110288A JP 2002110288 A JP2002110288 A JP 2002110288A JP 2003301931 A JP2003301931 A JP 2003301931A
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Abstract
である。 【解決手段】 ケース本体7に、固定かさ歯車15と回
転かさ歯車12とを対向して組み込んでそれらをかみ合
わせるとともに、これら回転かさ歯車の歯数と固定かさ
歯車の歯数とを相違させる。そして、上記回転かさ歯車
を円周全方向に揺動させる入力軸11を設け、この入力
軸に対して回転かさ歯車の回転を減速させるとともに、
この回転かさ歯車の回転を出力軸18に伝達する。ま
た、リング22を備えるとともにこのリングに直交する
直径線上に第1軸部23および第2軸部24を設け、第
1軸部が回転かさ歯車に回転自在に連結され、第2軸部
が出力軸に回転自在に連結される。かつ、上記入力軸を
回転かさ歯車に設けた回転軸部13に回転自在に挿入す
るとともに、この回転軸部をリングに挿入する。
Description
回転かさ歯車とを対向させるとともに、回転かさ歯車を
円周全方向に揺動させて減速する減速機構に関する。
25984号公報に記載された発明が従来から知られて
いる。この従来の減速機構を示したのが図5であるが、
その構成は次のとおりである。すなわち、モータ軸1に
接続具2を連結するとともに、この接続具2に入力軸3
を連結し、これらモータ軸1および接続具2が一体回転
するとともに、その一体回転に連動して入力軸3がその
先端を回動させる構成にしている。なお、上記入力軸3
は、その軸中心線をモータ軸1の軸中心線に対して傾斜
させている。
4を設けているが、この回転かさ歯車4には固定かさ歯
車5を対向させるとともに、それらを互いにかみ合わせ
ている。そして、これら両かさ歯車4、5は、それらの
歯数を相違させている。今、モータMを駆動して軸中心
を傾斜させた入力軸3の先端を回動すると、回転かさ歯
車4が円周全方向に揺動する。このように回転かさ歯車
4が円周全方向に揺動すると、固定かさ歯車5との歯数
の相違から、回転かさ歯車4は一定の減速比の基で回転
するとともに、その回転力が自在継ぎ手Aを介して出力
軸6に伝達される。
の減速機構では、入力軸3、回転かさ歯車4、自在継ぎ
手A、出力軸6の接続構造の関係から、当該減速機機構
の軸方向長さが長くなり、結果的に当該減速機構が大型
化するという問題があった。しかも、自在継ぎ手Aは、
図面からも明らかなように偏心玉軸受けの構造を採用し
ているので、その構造も複雑になるという問題を含んで
いる。この発明の目的は、全体を小型化でき、しかも、
自在継ぎ手の構造も簡単にできる減速機構を提供するこ
とである。
に、固定かさ歯車と回転かさ歯車とを対向して組み込ん
でそれらをかみ合わせるとともに、これら回転かさ歯車
の歯数と固定かさ歯車の歯数とを相違させ、かつ、上記
回転かさ歯車を円周全方向に揺動させる入力軸を設け、
この入力軸に対して回転かさ歯車の回転を減速させると
ともに、この回転かさ歯車の回転を出力軸に伝達する減
速機構を前提にする。
ともにこのリングに直交する直径線上に第1支持部およ
び第2支持部を設け、第1支持部が回転かさ歯車に回転
自在に連結され、第2支持部が出力軸に回転自在に連結
され、かつ、上記入力軸を回転かさ歯車に設けた回転軸
部に回転自在に挿入するとともに、この回転軸部をリン
グに挿入した点に特徴を有する。第2の発明は、入力軸
と一体回転する駆動軸を設け、出力軸には軸部材挿入孔
を形成し、この軸部材挿入孔に上記駆動軸あるいは入力
軸のいずれか一方または両方を挿入した点に特徴を有す
る。第3の発明は、軸部材挿入孔に駆動軸または入力軸
を挿入して出力軸を支持する構成にした点に特徴を有す
る。
は、モータMにケース本体7を固定するとともに、モー
タMとは反対側におけるケース本体7の開口部をカバー
8でふさいでいる。このようにしたモータMのボス部9
をケース本体7内に臨ませるとともに、このボス部9か
ら突出させたモータ軸である駆動軸10をケース本体7
内に臨ませている。
1を固定し、これら両軸10、11が一体回転するよう
にしている。ただし、上記入力軸11は、図2に示すよ
うに、その軸中心線を駆動軸10の軸中心線に対して傾
斜させた傾斜部11aとする一方、この傾斜部11aか
ら外れた先端部11bは駆動軸10の軸線と一致させて
いる。したがって、駆動軸10とともに入力軸11が回
転すると、傾斜部11aの両端部分は回転とともに円運
動するが、先端部11bは回転だけすることになる。
2は、その断面形状を凹型にするとともに、その中心部
に筒状の回転軸部13を設けている。そして、上記入力
軸11は、この回転軸部13を貫通させているが、回転
軸部13と入力軸11との間には軸受け14を設け、入
力軸11に対して回転かさ歯車12を回転自在にしてい
る。ただし、この回転かさ歯車12は、その軸中心線を
入力軸11の傾斜部11aと同様に傾斜させているの
で、傾斜部11aの両端の円運動に対しては回転かさ歯
車12が追従することになる。
化した固定かさ歯車15を設けているが、この固定かさ
歯車15は回転かさ歯車12と対向させるととも、それ
ら両かさ歯車1225をかみ合わせている。ただし、固
定かさ歯車15の軸中心線は前記駆動軸10の軸中心線
と一致させている。したがって、両かさ歯車12、25
はそれらの一部の歯がかみ合うことになる。しかも、回
転かさ歯車12の歯数を固定かさ歯車15の歯数よりも
多くしている。ただし、この歯数の多少は減速比に直接
影響するので、求める減速比に応じて両者の歯数が決め
られることになる。この実施態様では、固定かさ歯車1
5の歯数nに対して、回転かさ歯車12の歯数をn+1
にしている。
部11a両端の円運動に対しては回転かさ歯車12が追
従するので、入力軸11が回転すると、それにともなっ
て回転かさ歯車12が円周全方向に揺動する。この揺動
の過程で、回転かさ歯車12と固定かさ歯車15との歯
数の差に応じて回転かさ歯車12が回転することにな
る。
を設け、この筒部16にベアリング17を設けるととも
に、このベアリング17で出力軸18を回転自在に支持
している。この出力軸18は、その先端をケース本体7
の外方に突出させるとともに、その反対端には円形部1
9を設けている。なお、上記ベアリング17は、ラジア
ル方向の力を受けるラジアル軸受け部17aと、上記円
形部19に接触してスラスト方向の力を受けるスラスト
軸受け部17bとからなる。上記のようにした出力軸1
8の内端には軸部材挿入孔20を設けるとともに、この
軸部材挿入孔20の端部に軸受け21を設け、この軸受
け21に前記入力軸11の先端部11aを挿入して、出
力軸18を安定的に支持している。
手Fを介して回転かさ歯車12に連係している。この自
在継ぎ手Fは、図2に示すようにリング22に周囲に一
対の第1軸部23、23と同じく一対の第2軸部24、
24とを設けている。そして、これら第1軸部23、2
3および第2軸部24、24のそれぞれは、リング22
において互いに直交する直径線上に設けている。また、
リング22の内径は、回転かさ歯車12の回転軸部13
の外径よりもわずかに大きくしている。そして、回転か
さ歯車12を上記のようにケース本体7内に組み込んだ
とき、上記回転軸部13がこのリング22内に挿入され
るようにしている。
軸部23、23を、回転かさ歯車12に設けた凹部2
5、25に回転自在にはめるとともに、第2軸部24、
24を出力軸18の円形部19に設けた凹部26、26
に回転自在にはめている。したがって、回転かさ歯車1
2は円周全方向に揺動自在に保たれるとともに、その回
転かさ歯車12の回転力は、この自在継ぎ手Fを介して
出力軸18に伝達されることになる。なお、上記第1、
2軸部23、24がこの発明の第1、2支持部を構成す
る。ただし、この発明の支持部としては、それが軸部で
あってもよいし、軸を受ける凹部などであってもよい。
言い換えると、両かさ歯車12、15側に軸部を設け、
リング側にその軸部を挿入する凹部や孔を形成してもよ
い。また、軸部を挿入する孔に軸受けを設け、軸の回転
をスムーズにしてもよい。
すると、駆動軸10とともに入力軸11が回転するが、
このとき入力軸11はその先端を円運動させる。すなわ
ち、入力軸11は揺動運動することになる。このように
先端を円運動させながら入力軸11が回転すると、回転
かさ歯車12が円周全方向に揺動するとともに、固定か
さ歯車15との歯数の差に応じて回転する。この回転か
さ歯車12の回転力は、自在継ぎ手Fを介して出力軸1
8に伝達される。
10と一体回転する入力軸11を回転かさ歯車12の回
転軸部13に挿入するとともに、この回転軸部13をリ
ング22に挿入するようにしたので、リング22の中心
部分に入力軸等を集約できる。このようにリング22の
中心部分に入力軸等を集約できるので、減速機構全体の
軸方向長さを短くできる。言い換えると、当該減速機構
を小型化できる。
の外周に第1、2軸部23、24を設けただけであり、
その構成が非常に簡素化されたものになる。また、上記
入力軸11の先端部11bは、リング22を貫通して出
力軸18の軸受け21に組み込まれるので、出力軸18
を安定的に支持することができる。なお、出力軸18に
軸受け部材挿入孔20を形成しているので、例えば駆動
軸10が長くても、それを軸部材挿入孔20で吸収でき
る。つまり、モータMの駆動軸10は、その長さが必ず
しも一定していない。しかし、この第1の実施態様のよ
うに駆動軸10を出力軸18の軸部材挿入孔20に形成
しておけば、たとえ駆動軸10が長くても、それを軸部
材挿入孔20で吸収できる。
1を第1の実施態様における傾斜部11aだけとして先
端部11bを省略している。ただし、出力軸18に設け
た軸部材挿入孔20に、駆動軸10を挿入しているが、
これらの点が第1の実施態様と相違する。その他の点
は、前記第1の実施態様と同様である。このように第2
の実施態様においては、駆動軸10と出力軸18とを直
接連結できるので、その間に余分な部品などを必要とせ
ず、その分、精度も出しやすくなるという利点がある。
さらにまた、モータMの駆動軸10は、その長さが必ず
しも一定していない。しかし、この第2の実施態様のよ
うに駆動軸10を出力軸18の軸部材挿入孔20に挿入
するようにすれば、この孔20で駆動軸10の長さの違
いを吸収できることになる。
速機構を直列に連結したものである。すなわち、第1の
減速機構xの出力軸18と第2の減速機構yの入力軸1
1とを、連結ロッド27を介して連結したものである。
このように第1の減速機構xと第2の連結機構yとを連
結する上において、両者のケース本体7、7を、タイロ
ッド28を用いて接続している。そして、第1の減速機
構xと第2の減速機構yの構成は、前記第1の実施態様
と同様である。ただし、この第3の実施態様の考え方を
利用すれば、何台もの減速機構を直列に連結することが
できる。このように複数の減速機構を直列に連結するこ
とによって、その減速比を無限に大きくすることができ
る。また、この第3の実施態様においても、リング22
の中心部分に入力軸等を集約できるので、減速機構全体
の軸方向長さを短くできる。
を回転かさ歯車に設けた回転軸部に回転自在に挿入する
とともに、この回転軸部をリングに挿入したリングに挿
入したので、リングの中心部分に種々の部品を集約化で
きる。このようにリングの中心部分に種々の部品を集約
化できるので、減速機構全体を小型化できる。
るいは入力軸が長いものであっても、その長さを出力軸
に形成した軸部材挿入孔内に収納できるので、駆動軸の
長さに関係なく減速機構を小型にできる。第3の発明の
減速機構によれば、出力軸を安定的に支持できるととも
に、駆動軸の長さの違いを吸収できる。
Claims (3)
- 【請求項1】 ケース本体に、固定かさ歯車と回転かさ
歯車とを対向して組み込んでそれらをかみ合わせるとと
もに、これら回転かさ歯車の歯数と固定かさ歯車の歯数
とを相違させ、かつ、上記回転かさ歯車を円周全方向に
揺動させる入力軸を設け、この入力軸に対して回転かさ
歯車の回転を減速させるとともに、この回転かさ歯車の
回転を出力軸に伝達する減速機構において、リングを備
えるとともにこのリングに直交する直径線上に第1支持
部および第2支持部を設け、第1支持部が回転かさ歯車
に回転自在に連結され、第2支持部が出力軸に回転自在
に連結され、かつ、上記入力軸を回転かさ歯車に設けた
回転軸部に回転自在に挿入するとともに、この回転軸部
をリングに挿入した減速機構。 - 【請求項2】 入力軸と一体回転する駆動軸を設け、出
力軸には軸部材挿入孔を形成し、この軸部材挿入孔に上
記駆動軸あるいは入力軸のいずれか一方または両方を挿
入した請求項1記載の減速機構。 - 【請求項3】 軸部材挿入孔に駆動軸または入力軸を挿
入して出力軸を支持する構成にした請求項2記載の減速
機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002110288A JP2003301931A (ja) | 2002-04-12 | 2002-04-12 | 減速機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002110288A JP2003301931A (ja) | 2002-04-12 | 2002-04-12 | 減速機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003301931A true JP2003301931A (ja) | 2003-10-24 |
JP2003301931A5 JP2003301931A5 (ja) | 2005-09-22 |
Family
ID=29393476
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002110288A Pending JP2003301931A (ja) | 2002-04-12 | 2002-04-12 | 減速機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003301931A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109281990A (zh) * | 2018-11-14 | 2019-01-29 | 南京传仕重工科技有限公司 | 一种可调性减速机 |
-
2002
- 2002-04-12 JP JP2002110288A patent/JP2003301931A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109281990A (zh) * | 2018-11-14 | 2019-01-29 | 南京传仕重工科技有限公司 | 一种可调性减速机 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050411 |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050411 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080319 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080430 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080930 |