JP2003300014A - 振動アクチュエータ - Google Patents

振動アクチュエータ

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JP2003300014A
JP2003300014A JP2002103423A JP2002103423A JP2003300014A JP 2003300014 A JP2003300014 A JP 2003300014A JP 2002103423 A JP2002103423 A JP 2002103423A JP 2002103423 A JP2002103423 A JP 2002103423A JP 2003300014 A JP2003300014 A JP 2003300014A
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Japan
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vibration
magnetic circuit
vibration actuator
coil
behavior
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Application number
JP2002103423A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Abe
善幸 阿部
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Tokin Corp
Original Assignee
NEC Tokin Corp
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Publication date
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  • Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動機能とスピーカ機能を有するマルチモー
ドデバイスにおいて、振動信号とスピーカ信号を同時に
与えられた場合でも双方の挙動に乱れなく発音および振
動を実現させることができる振動アクチュエータと、そ
れを用いた携帯機器とを提供すること。 【解決手段】 磁気回路と、振動板16に設けられたボ
イスコイル18とを備え、ローレンツ力によって、スピ
ーカ音と、バイブレーションとを発生する振動アクチュ
エータ10において、前記スピーカ音と、バイブレーシ
ョンとを発生するために入力される各々の信号を同時に
入力した際の挙動を安定させる為に、更に、磁気回路挙
動防止コイル1を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話又は携帯
端末等の携帯機器に用いられるメロディ呼び出し機能や
バイブレーション機能等を有するマルチモードデバイス
として振動アクチュエータに関し、詳しくは、マルチモ
ードデバイスとしての振動アクチュエータのスピーカ信
号とバイブレーション信号とを同時入力した際の振動板
と磁気回路の挙動を安定させた振動アクチュエータに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、バイブレーション機能を備えてい
る機器としては、振動を持って状態を伝達する手法を使
用している機器や、バイブレーション機能を備えた携帯
電話、バイブレーション機能を備えたPDA携帯端末、
及びバイブレーション機能を備えた玩具等がある。
【0003】また、従来、メロディ呼び出し機能を備え
ている機器としては、メロディ呼び出しを持って状態を
伝達する手法を使用している機器やメロディ呼び出し機
能を備えた携帯電話、メロディ呼び出し機能を備えたP
DA携帯端末、及びメロディ呼び出し機能を備えた玩具
等がある。
【0004】従来の携帯機器において、この2つの機能
を持つ振動アクチュエータが使用されている。
【0005】図2は従来技術による振動アクチュエータ
の構成を示す断面図である。図2に示すように、振動ア
クチュエータ50は、マルチモードデバイスであり、ヨ
ーク11、永久磁石12、プレート13で構成される磁
気回路を備えたいる。この磁気回路は、振動伝達部14
に固定した円弧状の螺旋形板ばねのサスペンション15
で柔軟に支持されている。このサスペンション15は磁
気回路のヨーク11の外周部及び振動伝達部14に夫々
固定されている。
【0006】振動体(振動板)16の径方向の任意の位
置に設けた振動体U字形部17に接着剤等により固着さ
れたボイスコイル18は、磁気回路の空隙に配置されて
おり、図示しないコイル線は振動体面上をくの字形、U
字形、蛇腹型もしくは各々を組み合わせた形状で這わせ
て、振動体16の任意の位置に点上にした接着剤等の弾
性剤で貼り付けられて、図示しない端子板に半田付けさ
れている。ボイスコイル18は、整列巻きされたコイル
を使用している。
【0007】振動体16は、サスペンション15と同
様、振動伝達部14に固定され、ボイスコイル18に駆
動電流を流すと、磁気回路あるいはコイル18は軸方向
を上下に移動を繰り返して起こし、振動伝達部は低周波
においては、固定部、高周波においては弾性体と化して
振動体16の一部となって振動し、振動モードで磁気回
路と振動体16に固着したコイル18は、互いに作用し
て逆位相で動作を行い外部に振動を伝えるような構造で
ある。尚、符号21は磁気回路の中心穴を貫通させて嵌
入した中心軸である。
【0008】この従来の振動アクチュエータ50におい
てそれぞれ単独のスピーカ信号入力時、バイブレーショ
ン信号入力時においては、この構成で充分に機能できて
いた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の欠点につい
て図3及び図4を参照しながら説明する。図3は従来技
術による振動アクチュエータの振幅変調を起こした発音
の波形を示す図であり、図4は図3の振幅変調のスペク
トル分布を示す図である。
【0010】従来の振動アクチュエータにおいて、スピ
ーカ信号とバイブレーション信号とを同時に動かす同時
入力時においては、ボイルコイル18が動いている際
に、磁気回路も動く為に磁気回路とボイスコイル18が
発生するローレンツ力が、増加したり、減少したりとい
う現象が発生する。その結果、図3に示す様に振動体1
6から発せられる音が波を打つような振幅変調を起こ
す。この振幅変調は、図4の様なスペクトル分布とな
り、耳障りな音となっていた。
【0011】このように、従来の振動アクチュエータに
おいて、磁気回路が動く為に振動体16の動作も影響を
受けていた。したがって、磁気回路が動いても振動体1
6は影響を受けないような構造に改善することが望まれ
る。
【0012】そこで、本発明の技術的課題は、振動機能
とスピーカ機能を有するマルチモードデバイスにおい
て、振動信号とスピーカ信号を同時に与えられた場合で
も双方の挙動に乱れなく発音および振動を実現させるこ
とができる振動アクチュエータと、それを用いた携帯機
器とを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、磁気回
路と、振動板に設けられたボイスコイルとを備え、ロー
レンツ力によって、スピーカ音と、バイブレーションと
を発生する振動アクチュエータにおいて、前記スピーカ
音と、バイブレーションとを発生するために入力される
各々の信号を同時に入力した際の挙動を安定させる為
に、更に、磁気回路挙動防止コイルを備えていることを
特徴とする振動アクチュエータが得られる。
【0014】また、本発明によれば、前記振動アクチュ
エータにおいて、前記磁気回路挙動防止コイルと、前記
ボイスコイルとは、発生するローレンツ力の位相が互い
に逆位相であるように、互いに逆相で巻かれて対向配置
されていることを特徴とする振動アクチュエータが得ら
れる。
【0015】また、本発明によれば、前記いずれかの振
動アクチュエータを備えていることを特徴とする携帯機
器が得られる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の形態
について図面を参照しながら説明する。
【0017】図1は本発明の実施の形態による振動アク
チュエータを示す断面図である。図1に示すように、本
発明の実施の形態による振動アクチュエータ10は、マ
ルチモードデバイスであり、ヨーク11、永久磁石1
2、振動板13で構成される磁気回路を備えている。こ
の磁気回路は、振動伝達部14に固定した円弧状の螺旋
形板ばねのサスペンション15で柔軟に支持されてい
る。このサスペンション5は磁気回路のヨーク11の外
周部及び振動伝達部14に夫々固定されている。
【0018】振動体16の径方向の任意の位置に設けた
振動体U字形部17に接着剤等により固着されたボイス
コイル18は、磁気回路の空隙に配置されており、図示
しないコイル線は振動体面上をくの字形、U字形、蛇腹
型もしくは各々を組み合わせた形状で這わせて、振動体
16の任意の位置に点上にした接着剤等の弾性剤で貼り
付けられて、図示しない端子板に半田付けされている。
ボイスコイル18は、整列巻きされたコイルを使用して
いる。
【0019】振動体16は、サスペンション15と同
様、振動伝達部14に固定され、ボイスコイル18に駆
動電流を流すと、磁気回路あるいはボイスコイル18は
軸方向を上下に移動を繰り返して起こし、振動伝達部は
低周波においては、固定部、高周波においては弾性体と
化して振動体16の一部となって振動し、振動モードで
磁気回路と振動体16に固着したボイスコイル18は、
互いに作用して逆位相で動作を行い外部に振動を伝える
ような構造である。尚、符号21は磁気回路の中心穴を
貫通させて嵌入した中心軸である。
【0020】ここで、本発明の実施の形態による振動ア
クチュエータ10は図2に示す従来技術による振動アク
チュエータ50とは、いずれもマルチモードデバイスで
あるが、同時入力性を向上させる為、振動体16に付け
られたボイスコイル18とは別に同時入力時の挙動を安
定させる為のごく簡単な構成の磁気回路挙動防止コイル
1を設け点が異なる他は同様な構成を有している。
【0021】即ち、本発明の実施の形態においては、磁
気回路のボイスコイル18の逆側にごく小さい磁気回路
挙動防止コイル1が設けられている。磁気回路挙動防止
コイル1は、ボイスコイル18とは、逆相に巻かれてお
り、逆位相のごく弱いローレンツ力を発生する。つまり
ボイスコイル18で発生するローレンツ力と磁気回路挙
動防止コイル1のローレンツ力は位相が逆である。磁気
回路挙動防止コイル1の巻き数をごく弱くしてローレン
ツ力を弱くする事で磁気回路と振動板16の挙動の安定
を図っている。
【0022】更に、振動板16が発生する音圧や磁気回
路が発生する振動加速度に対しても良好に機能する様
に、夫々のコイル,特に、磁気回路挙動防止コイル1の
巻き数が選定される。このように、磁気回路挙動防止コ
イル1は、ローレンツ力の乱れを防止し、振動アクチュ
エータ10に、スピーカ信号と、バイブレーション信号
とがマルチモードデバイスに同時入力が成された場合で
も振動体16から発せられる音を通常の単独入力時と同
等にする事ができる。
【0023】次に本発明の実施の形態による振動アクチ
ュエータの一使用例について説明する。
【0024】携帯機器に使用されるマルチモードデバイ
スにおいて、呼び出しの際にスピーカを使用した呼び出
しと振動を使用した呼び出しが併用され、操作者に対し
てより確実な呼び出しを行うことができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるマル
チモードデバイスを使用してスピーカによる呼び出しと
振動による呼び出しを併用する事により、より確度の高
い呼び出しを行う事が可能となる振動アクチュエータを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による振動アクチュエータ
を示す断面図であり、磁気回路挙動防止コイルを付加し
たマルチモードデバイスを示している。
【図2】従来技術による振動アクチュエータを示す断面
図である。
【図3】図2の振動アクチュエータの振幅変調を起こし
た発音の波形を示す図である。
【図4】図2の振動アクチュエータの振幅変調のスペク
トル分布を示す図である。
【符号の説明】
1 磁気回路挙動防止コイル 10,50 振動アクチュエータ(マルチモードデバ
イス) 11 ヨーク 12 永久磁石 13 プレート 14 振動伝達部 15 サスペンション 16 振動体(振動板) 17 振動体U字形部 18 (ボイス)コイル 21 中心軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D012 BA03 BB02 FA06 GA01 5D017 AA11 5D107 AA16 BB08 CC08 CD03 DD03 DD11 DD12 FF03 FF09 FF10 5H633 BB02 BB09 GG02 GG03 GG06 GG09 HH02 JA02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気回路と、振動板に設けられたボイス
    コイルとを備え、ローレンツ力によって、スピーカ音
    と、バイブレーションとを発生する振動アクチュエータ
    において、前記スピーカ音と、バイブレーションとを発
    生するために入力される各々の信号を同時に入力した際
    の挙動を安定させる為に、更に、磁気回路挙動防止コイ
    ルを備えていることを特徴とする振動アクチュエータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の振動アクチュエータにお
    いて、前記磁気回路挙動防止コイルと、前記ボイスコイ
    ルとは、発生するローレンツ力の位相が互いに逆位相で
    あるように、互いに逆相で巻かれて対向配置されている
    ことを特徴とする振動アクチュエータ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の振動アクチュエー
    タを備えていることを特徴とする携帯機器。
JP2002103423A 2002-04-05 2002-04-05 振動アクチュエータ Withdrawn JP2003300014A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007074793A1 (ja) * 2005-12-27 2007-07-05 Namiki Seimitsu Houseki Kabushikikaisha 多機能型振動アクチュエータ

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Effective date: 20050607