JP2003299651A - デジタルスキャンコンバータ - Google Patents

デジタルスキャンコンバータ

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JP2003299651A JP2002108260A JP2002108260A JP2003299651A JP 2003299651 A JP2003299651 A JP 2003299651A JP 2002108260 A JP2002108260 A JP 2002108260A JP 2002108260 A JP2002108260 A JP 2002108260A JP 2003299651 A JP2003299651 A JP 2003299651A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 超音波ビームの走査により得られたエコーデ
ータを表示装置の画素等に合わせて補間するデジタルス
キャンコンバータを高速化する場合にメモリ個数が増
え、その制御回路が大きくなる。 【解決手段】 レジスタ70により、送受信回路から時
系列で入力されるエコーデータを遅延させ、音線上で隣
接する2つのサンプリング点のデータを同時にデータ並
列化回路26から出力する。この2つのデータの組をメ
モリ74,76のいずれかの1つのアドレスに書き込
む。補間に用いる4点のデータは2組に分けられ、入力
セレクタ72により振り分けられて各メモリに1組ずつ
書き込まれる。読み出しアドレス生成回路46は、補間
対象点を囲む4つのサンプリング点のデータが格納され
た2つのアドレスを求め、各メモリに1つずつ指定し、
これにより2つのメモリから4つのエコーデータが同時
に読み出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波の送受波に
よって得られたエコーデータを補間して、例えば、表示
装置の走査方式に対応した信号を生成するデジタルスキ
ャンコンバータに関する。
【0002】
【従来の技術】最近、超音波画像をリアルタイムで三次
元(3D)表示する超音波診断装置の開発が進められて
いる。その一手法として、断層像(2D画像)から3D
画像を構築する方法がある。この方法により、リアルタ
イムで3D表示を行うには、非常に高速に2D画像を作
成する必要がある。また、超音波診断装置は、観察部位
の動きの診断に用いられる。この場合に診断精度を高め
るためには、フレームレートを上げて時間分解能を高め
ることが要求される。
【0003】従来、送受信に関しては、多方向同時受信
などの技術によってフレームレートの高速化を図れるよ
うになっている。その一方で、フレームレートの高速化
のために、画像化処理に関して、スキャンコンバータの
高速化が必要となっている。
【0004】例えば、毎秒25フレームで3D表示を行
う場合を考える。1フレームの3D画像の構成に64枚
の2D画像を用いるとすると、スキャンコンバータの2
D画像の処理レートとして、1600フレーム/秒が要
求される。2D画像が128×128ピクセルで構成さ
れる場合には、26.2MHzのレートで各画素を処理
しなければならない。
【0005】また、動き診断の精度向上のため、解像度
500×400ピクセルの2D画像を、120フレーム
/秒の速度で構築する場合には、24MHzのレートで
各画素を処理しなければならない。
【0006】スキャンコンバータは、超音波ビームに沿
って得られるエコーデータを表示装置の走査方式に合わ
せて座標変換する。この際に補間処理が行われる。超音
波ビームに沿って得られたエコーデータはメモリに書き
込まれる。また、補間データを求める点(補間対象点)
ごとに、その周囲に位置する4つのエコーデータがメモ
リから読み出され、その4つのエコーデータを用いて補
間演算が実行される。補間演算により得られた補間デー
タは、メモリに一旦書き込まれ、例えば、1フレーム分
の補間データが得られた時点で、表示装置の走査方式に
従って読み出される。
【0007】ここで、1個のメモリを用いてエコーデー
タを格納する構成では、例えば、上述のように画素レー
トが27MHz程度となる場合、当該メモリへのアクセ
スのレートは、エコーデータの書き込み、読み出しを合
わせて、おおまかに27MHz×4×2=216MHz
となる。このアクセスレートは現在の技術で実現不可能
なものではないが、実現の容易性、装置のコスト等を考
慮すると現実的とは言えない。汎用的な素子で回路を構
成するには、メモリアクセスレートを60MHz程度に
低減したい。これを実現する従来技術として、複数、例
えば4個のメモリを用いて並列処理する構成が存在す
る。
【0008】図7はセクタスキャンされる超音波ビーム
に沿ってサンプリングされたエコーデータと、座標変換
により得られる2D画像の画素との関係を示す模式図で
ある。この図には、超音波ビームL0,L1,L2上の9
つのサンプリング点4(白丸)と、画素に対応する補間
対象点6(黒丸)とが示されている。以下、サンプリン
グ点4を、それが位置する超音波ビームを表す記号“L
α”と、その超音波ビームに沿ったサンプリング点列内
での位置を表す記号“Pβ”とを組み合わせた記号
“(LαPβ)”によって識別することとし、その点で
のエコーデータを記号“LαPβ”で表す。この表記法
により、図7の例えば超音波ビームL0上の3つのサン
プリング点は(L00),(L01),(L02)と表
される。超音波ビームL1,L2上のサンプリング点につ
いても同様に表記される。
【0009】図8は、上述した従来技術であるメモリ4
個を用いた構成におけるメモリの使用方法を説明するた
めの図であり、4個のメモリに格納されたエコーデータ
を示す模式図である。この図では、メモリMA,MB,M
C,MDの単位記憶領域(メモリセル)を矩形枠で表し、
その枠中にそのメモリセルに格納されるエコーデータを
記号で示している。また、各メモリのメモリセルはアド
レスはηアドレス及びξアドレスの組み合わせ(η,
ξ)により2次元的に指定される。図8においては、縦
方向の位置(行位置)がηアドレスに対応する。また、
横方向の位置(列位置)はメモリ及びξアドレスの組み
合わせに対応し、例えば、列の識別記号“A(0)”はメモ
リMAのξアドレス=0の列を意味する。
【0010】超音波ビームL2i(i=0,1,2,…)
に沿って順に得られるエコーデータL2i0,L2i1
…,L2ij,…はメモリMA,MBのξアドレスがiの
メモリセルに交互に書き込まれ、超音波ビームL2i+1
沿って順に得られるエコーデータL2i+10,L
2i+11,…,L2i+1j,…はメモリMC,MDのξアド
レスがiのメモリセルに交互に書き込まれる。このよう
にして、メモリMA,MB,M C,MDのアドレス(η,
ξ)にはそれぞれエコーデータL2ξP2η,L2ξP2η
+1,L2ξ+12η,L2ξ+12η+1が格納される。ちな
みに、この構成では、1つのサンプリング点4にて取得
されたエコーデータは、4個のメモリのいずれか1つの
セルにしか格納されない。
【0011】このように格納されたエコーデータを用い
て補間対象点6での補間データを求める場合、まず補間
対象点6の位置に基づいて、その周囲に位置し、補間演
算に用いられる4つのサンプリング点4が選択され、そ
れらサンプリング点4のエコーデータを格納するメモリ
のアドレスが求められる。例えば、図7の補間対象点Q
1に対しては、メモリMA,MCそれぞれのアドレス
(1,0)、メモリMB,M Dそれぞれのアドレス(0,
0)が得られる。また,補間対象点Q2に対しては、メ
モリMAのアドレス(1,1)、メモリMBのアドレス
(0,1)、メモリMCのアドレス(1,0)、メモリ
Dのアドレス(0,0)が得られる。
【0012】このように、上述の書き込み方法によれ
ば、補間に用いられる4つのサンプリング点が互いに異
なるメモリに割り当てられる。4個のメモリMA,MB
C,MDは互いに独立にアクセスすることができるの
で、補間に用いられる4つのエコーデータを同時に読み
出すことができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のように
エコーデータを4個のメモリに格納する構成では、メモ
リの個数が多くなる分、コストが増加する。また、4個
のメモリへのアクセスを独立に制御する必要があるた
め、制御回路からメモリへの信号線が多くなり、制御回
路の規模が大きくなるという問題点があった。
【0014】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたもので、高速な処理が可能であると共に、メモリの
個数が少なく、各メモリの制御が容易であり制御回路を
コンパクトに構成できるデジタルスキャンコンバータを
提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係るデジタルス
キャンコンバータは、超音波が送受波される対象領域を
それぞれ複数のサンプリング点で囲まれた複数のセルに
区分し、前記セルを囲む前記複数のサンプリング点で得
られたエコーデータのセットを用いて当該セルに対する
補間処理を行うデジタルスキャンコンバータであって、
前記対象領域内の複数の前記サンプリング点で得られる
複数の前記エコーデータが格納される記憶部と、前記記
憶部への前記エコーデータの書き込みを制御する手段で
あって、前記エコーデータセットをそれぞれ複数個のエ
コーデータからなる複数のサブセットに分け、前記各サ
ブセットを前記記憶部内の単一のアドレスで参照される
記憶領域に書き込む書き込み制御手段と、補間対象点を
内包する前記セルに関し、当該セルの前記エコーデータ
セットに含まれる前記サブセットに対応した前記アドレ
スを指定し、当該エコーデータセットを前記記憶部から
読み出す読み出し制御手段と、前記読み出されたエコー
データセットを用いて前記補間処理を行って前記補間対
象点に対応する前記補間データを生成する補間手段とを
含んで構成される。
【0016】離散的に設定されたサンプリング点の間に
位置する補間対象点でのデータを求める補間処理は、そ
れぞれ複数のサンプリング点で境界を定義された領域
(セル)のうち補間対象点を含むものを特定し、そのセ
ルの周上に位置する複数のサンプリング点でのエコーデ
ータを用いて行われる。本発明によれば、エコーデータ
セットはサブセットに分けられ、各サブセットを構成す
る複数のエコーデータは記憶部のそれぞれ1つの記憶領
域に書き込まれる。すなわち、1つのアドレスを指定す
ることで1つのサブセットを構成する複数のエコーデー
タを読み出すことができる。あるセルに対応するサブセ
ットは、そのセル内での補間処理において同時に利用さ
れるものであり、これを一回のメモリアクセスで読み出
せる構成としたことにより、高速な処理が可能となると
共に、メモリ制御が簡素化される。
【0017】他の本発明に係るデジタルスキャンコンバ
ータにおいては、前記各エコーデータセットが、それぞ
れ前記サブセットである第1サブセットと第2サブセッ
トとからなり、前記記憶部が、別々にアドレス指定が可
能な記憶領域からなり、前記各記憶領域ごとにそれぞれ
前記サブセットが格納される2つのメモリによって構成
され、前記書き込み制御手段が、前記第1サブセットを
一方の前記メモリに書き込み、前記第2サブセットを他
方の前記メモリに書き込む。
【0018】本発明によれば、1つのエコーデータセッ
トは2つのサブセットに分けられ、各サブセットは別々
のメモリに書き込まれる。これにより、メモリの制御
線、制御回路は2セットで足りる。そして、2つのメモ
リには並列にアクセスすることが可能であるので、1つ
のセルに対応した2つのサブセットを同時に得ることが
可能となり、補間処理の高速化が図られる。
【0019】さらに他の本発明に係るデジタルスキャン
コンバータにおいては、前記各エコーデータセットが、
それぞれ2つの前記サブセットからなり、前記記憶部
が、別々にアドレス指定が可能な記憶領域からなり、前
記各記憶領域ごとにそれぞれ前記サブセットが格納され
る2つのメモリによって構成され、前記書き込み制御手
段が、それぞれに2つずつ対応した前記サブセットの一
方が相互に共通する互いに隣接した第1セルと第2セル
に関し、当該共通するサブセットを一方の前記メモリに
書き込み、前記第1セルの前記第2セルと共通しない前
記サブセットと、前記第2セルの前記第1セルと共通し
ない前記サブセットとをそれぞれ他方の前記メモリに書
き込む。
【0020】あるセルの境界上のサンプリング点は境界
を接する他のセルと共有されるので、あるサンプリング
点のエコーデータは複数のエコーデータセットに含まれ
得る。本発明では、エコーデータセットのうち、互いに
隣接する2つのセルが共有する複数のサンプリング点の
エコーデータの組をサブセットとし、当該2つのセルで
の共用を容易とする。いずれのセルに関しても、それに
対応する2つのサブセットは互いに異なるメモリに格納
されるので、当該2つのサブセットを同時に読み出すこ
とが可能である。またセル間で共用されるサブセットは
記憶部に重複して格納しないので、メモリ容量が節約さ
れる。
【0021】本発明の好適な態様は、前記各サブセット
がそれぞれ、超音波ビームに沿って順次取得される2つ
のエコーデータである先エコーデータ及び後エコーデー
タからなり、前記書き込み制御手段が、前記先エコーデ
ータを遅延させ、前記後エコーデータに同期して出力す
る遅延手段と、前記遅延手段により同期した前記先エコ
ーデータ及び前記後エコーデータをそれぞれ同じ前記記
憶領域内の2つの部分領域に同時に書き込むデータ合併
手段とを有するデジタルスキャンコンバータである。
【0022】一般に補間処理は、超音波ビームの第1の
音線上の2つのサンプリング点と第1の音線に隣接する
第2の音線上の2つのサンプリング点とを用いて、これ
らで囲まれたセル内の補間対象点に対する補間データを
求める。このような場合に、各音線上の2つのサンプリ
ング点のエコーデータをサブセットとして、メモリの1
つの記憶領域に格納する。サブセットを構成する2つの
エコーデータは時間的に相前後して得られるため、先に
得られたエコーデータを遅延させる本態様によって、2
つのエコーデータが揃った時点で、まとめて1つの記憶
領域に書き込むことができる。
【0023】別の本発明に係るデジタルスキャンコンバ
ータにおいては、前記各エコーデータセットが、それぞ
れ2つの前記サブセットからなり、前記記憶部が、別々
にアドレス指定が可能な記憶領域からなり、前記各記憶
領域ごとにそれぞれ2つの前記サブセットが格納される
2つのメモリによって構成され、前記書き込み制御手段
が、それぞれに2つずつ対応した前記サブセットの一方
が相互に共通する互いに隣接した第1セルと第2セルに
関し、前記第1セルに対応する第1サブセット及び第2
サブセットを一方の前記メモリの同じ前記記憶領域に書
き込み、前記第2セルに対応する2つの前記サブセット
のうち前記第1セルと共通しない第3サブセットを他方
の前記メモリに書き込む。
【0024】本発明によれば、1つのエコーデータセッ
トは2つのサブセットに分けられる。また2つのメモリ
が用いられ、各メモリの1つの記憶領域には、2つのサ
ブセットを格納することが可能である。よって、ある1
つのセル(第1セル)に対応する2つのサブセットを1
つのメモリの1つの記憶領域に書き込むことができ、当
該セルの2つのサブセットは1回のメモリアクセスで読
み出すことができる。また当該セル(第1セル)に隣接
するセル(第2セル)の1つのサブセットは第1セルと
重複するので、別途格納する必要はなく、残り1つのサ
ブセットを格納すればよい。この残りのサブセットを、
第1セルのサブセットを格納したメモリとは異なるメモ
リに書き込むことにより、第2セルに対応する2つのサ
ブセットは、並列に読み出すことができる。すなわち、
補間処理に必要な2つのサブセットが第1セル、第2セ
ルのいずれについても同時に読み出し可能であり、補間
処理の高速化が図られる。また、メモリの制御線、制御
回路は2セットで足りる。
【0025】本発明の好適な態様は、前記エコーデータ
セットが、超音波ビームの第1の音線に沿って順次取得
される2つのエコーデータである第1先エコーデータ及
び第1後エコーデータと、前記第1の音線の後に走査さ
れる第2の音線に沿って順次取得される2つのエコーデ
ータである第2先エコーデータ及び第2後エコーデータ
とからなり、前記書き込み制御手段が、前記第1の音線
に沿って取得されたエコーデータを遅延させ、前記第2
の音線に沿って取得されるエコーデータに同期して出力
する第1遅延手段と、前記第1先エコーデータを遅延さ
せ、前記第1後エコーデータに同期して出力する第2遅
延手段と、前記第2先エコーデータを遅延させ、前記第
2後エコーデータに同期して出力する第3遅延手段と、
前記第1遅延手段、前記第2遅延手段及び前記第3遅延
手段により同期した前記第1先エコーデータ、前記第1
後エコーデータ、前記第2先エコーデータ及び前記第2
後エコーデータをそれぞれ同じ前記記憶領域内の4つの
部分領域に同時に書き込むデータ合併手段とを有するデ
ジタルスキャンコンバータである。
【0026】上述のように、超音波ビームの第1の音線
上の2つのサンプリング点と第1の音線に隣接する第2
の音線上の2つのサンプリング点とを用いて補間処理を
行う場合に、本態様では、それら4つのサンプリング点
でのエコーデータを1つのメモリの1つの記憶領域に書
き込む。隣合う音線上に位置する例えば第1先エコーデ
ータと第2先エコーデータとは超音波ビーム1ライン分
に相当する時間ずれを有して送受波手段から取得され
る。この時間ずれを第1遅延手段により解消する。ま
た、同じ音線上に並ぶ第1先エコーデータと第1後エコ
ーデータとの取得タイミングのずれが第2遅延手段によ
り取り除かれる。同様に、第2先エコーデータと第2後
エコーデータとの取得タイミングのずれが第3遅延手段
により取り除かれる。これらの遅延手段によって、エコ
ーデータセットを構成する4つのエコーデータを、一度
に1つの記憶領域に書き込むことができる。なお、この
場合に2つのサブセットは第1先エコーデータ及び第1
後エコーデータの組と、第2先エコーデータ及び第2後
エコーデータの組とすることもできるし、第1先エコー
データ及び第2先エコーデータの組と、第1後エコーデ
ータ及び第2後エコーデータの組とすることもできる。
【0027】さらに別の本発明に係るデジタルスキャン
コンバータにおいては、前記書き込み制御手段が、超音
波ビームの音線に沿って順次取得されるエコーデータで
ある第1エコーデータ、第2エコーデータ及び第3エコ
ーデータに関し、前記第1エコーデータ及び前記第2エ
コーデータを1つの前記サブセットとして一方の前記メ
モリに書き込み、前記第2エコーデータ及び前記第3エ
コーデータを他の前記サブセットとして他方の前記メモ
リに書き込む。
【0028】音線に沿って並ぶ3つのサンプリング点の
エコーデータ(第1エコーデータ、第2エコーデータ及
び第3エコーデータ)は時間的に近接して取得される。
本発明によれば、先に取得された第1エコーデータ及び
第2エコーデータで構成されるサブセットと、続く第3
エコーデータ及び既に得られた第2エコーデータで構成
されるサブセットとを互いに異なるメモリに書き込む。
すなわち、音線に沿って、順次形成されるサブセットが
2つのメモリに交互に書き込まれる。これにより1つの
サブセットの書き込み動作の完了を待たずに、次のサブ
セットを他方のメモリに書き込む動作を開始することが
できる。この処理の並列化により書き込み処理の高速化
が実現される。
【0029】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0030】[実施形態1]図1は本発明に係るデジタ
ルスキャンコンバータを用いた超音波診断装置の概略の
ブロック構成図である。本装置は、プローブ20、送受
信回路22、送受信制御回路24、データ並列化回路2
6、ビームフレームメモリ28、補間回路30、断層像
生成回路32、書き込みアドレス生成回路40、画像ア
ドレス発生回路42、座標変換回路44、読み出しアド
レス生成回路46、表示装置48を含んで構成される。
【0031】プローブ20は、超音波パルスの送波及び
エコーの受波を行う超音波探触子である。このプローブ
20はコンベックス形状に配列されたアレイ振動子を有
しており、そのアレイ振動子の電子走査によって超音波
ビームによるセクタスキャンが行われる。
【0032】送受信回路22は、送信時には、送受信制
御回路24による制御に従って、振動子アレイの各チャ
ネルごとに遅延された送信パルスをプローブ20へ出力
する。振動子ごとの遅延量は、送波される超音波がビー
ムを形成するように制御され、また、送波ビームの方向
に応じて制御される。
【0033】また送受信回路22は受信時には、送受信
制御回路24による制御に従って、プローブ20からの
各チャネルごとの受信信号を整相加算する。さらに送受
信回路22は、受信信号をアナログ信号からデジタル信
号に変換し、受信信号を超音波ビームの方向に沿ったエ
コーデータ列として出力する。
【0034】データ並列化回路26は、送受信回路22
から出力されるエコーデータのうち、所定のタイミング
ずれを有する複数個のエコーデータに対して、それらの
タイミングを揃えて同時に出力する。この回路のさらに
詳しい構成は後述する。
【0035】ビームフレームメモリ28は、データ並列
化回路26から出力されるエコーデータ群を、書き込み
アドレス生成回路40により指定されるアドレスに書き
込み、保持する。また、読み出しアドレス生成回路46
により、補間対象点に対応したアドレスを指定され、そ
のアドレスに格納されたデータを補間回路30へ出力す
る。
【0036】補間回路30は、指定された補間対象点の
周りの4点でのエコーデータをビームフレームメモリ2
8から取得し、それらエコーデータを用いて補間処理を
行い、当該補間対象点での補間データを計算する。補間
対象点は、表示装置48の画素に対応して指定される。
【0037】断層像生成回路32は、画像フレームメモ
リを有し、補間回路30から出力される補間データをこ
の画像フレームメモリに格納する。画像フレームメモリ
は画像アドレス発生回路42により指定されるアドレス
に補間データを格納する。また断層像生成回路32は、
補間回路30から出力される補間データで構成される2
D画像を複数枚用いて、画像フレームメモリ上で3D画
像を合成し、得られた3D画像を画像フレームメモリに
格納することもできる。
【0038】表示装置48は、画像フレームメモリ32
に格納されたデータを、所定の走査方式に従って読み出
し、画像表示する。
【0039】送受信制御回路24は、超音波ビームの方
向を定めると共に、超音波ビームの送受信のタイミング
を制御する。書き込みアドレス生成回路40は、送受信
制御回路24から超音波ビームの方向Θやエコーデータ
のサンプリング点の超音波ビームに沿った位置Rの情報
を得て、これらセクタスキャンに対応したR−Θ座標に
基づいてビームフレームメモリ28の書き込みアドレス
を発生する。ここでは、超音波ビームLαの添え字αと
して、超音波ビームの方向に応じたビーム番号(超音波
ビームの開始位置を初期値0とする)を用い、また、超
音波ビームに沿ったサンプリング点Pβの添え字βとし
て、サンプリング点の配列内での順番であるサンプル番
号(プローブ20に最も近い点を初期値0とする)を用
いることとする。この場合、書き込みアドレス生成回路
40は、ビーム番号α及びサンプル番号βに基づいて書
き込みアドレスを指定する。
【0040】画像アドレス発生回路42は、画像を構成
する画素の位置(x,y)を発生する。ここで、xは垂
直方向の位置、yは水平方向の位置を表す。この座標
(x,y)に基づいて、断層像生成回路32の画像フレ
ームメモリはアドレス指定される。
【0041】座標変換回路44は、直交座標系X−Yか
ら極座標系R−Θへの変換を行い、座標(x,y)の画
素に対応付けられるセクタスキャン領域上の点の座標
(λ,φ)を求める。ここで、λは超音波ビームに沿っ
た深さに対応する値であり、超音波ビームに沿ったエコ
ーデータのサンプリング点の間隔ΔRを単位として表さ
れる。またφは超音波ビームの開始位置からの走査角度
に対応する値であり、隣接する超音波ビーム間での走査
角の変化量ΔΘを単位として表される。
【0042】図2は、この座標変換を説明する模式図で
ある。この図において、画像表示領域60は矩形の領域
で表され、セクタスキャン領域62は扇形状の領域で表
される。ここでは、説明を簡単にするために、セクタス
キャン領域62が画像表示領域60に適切に表示される
ように、X−Y座標系及びR−Θ座標系相互間の距離の
スケーリングがなされていることを前提とする。X−Y
座標系は、プローブ20に用いるアレイ振動子のコンベ
ックス形状の中心Fを原点(0,0)として、垂直下向
きをX軸の正方向、右向きをY軸の正方向、画像領域6
0の左上の頂点の座標を(X0,Y0)、右下の頂点の座
標を(Xmax,Ymax)とする。座標(x,y)は座標
(X0,Y0)に対する相対座標である。またR−Θ座標
系に関しては、点Fを中心、すなわちR=0とし、コン
ベックス形状のアレイ振動子表面の曲率半径をR0、サ
ンプリング点の超音波ビームに沿った最大深さにおいて
R=Rmaxとする。また、画面上で垂直下向きをΘ=
0、超音波ビームの開始位置においてΘ=Θ0とする。
画像アドレス発生回路42から与えられた座標(x,
y)に対応するR−Θ座標系での座標(r,θ)は次式
で求められる。
【0043】
【数1】 このr,θを用いてλ,φは次式で与えられる。ここ
で、ΔRは超音波ビーム方向において隣接するサンプリ
ング点間の距離であり、ΔΘは隣接する超音波ビーム間
の角度である。
【0044】
【数2】 λ=(r−R0)/ΔR ………(3) φ=(θ−Θ0)/ΔΘ ………(4) このようにして得られたλ,φそれぞれの整数部λI
φIは、読み出しアドレス生成回路46によりビームフ
レームメモリ28のアドレス指定に用いられる。一方、
λ,φそれぞれの小数部λF,φFは、補間回路30にお
いて補間係数として利用される。
【0045】図3は、本装置のビームフレームメモリ2
8及びデータ並列化回路26をより詳しく示したブロッ
ク構成図である。データ並列化回路26は、レジスタ7
0を有する。またビームフレームメモリ28は、入力セ
レクタ72、メモリ74(メモリMA)、メモリ76
(メモリMB)、出力セレクタ78を含んで構成され
る。
【0046】データ並列化回路26では、送受信回路2
2から時系列で入力されるエコーデータが2系統に分岐
され、一方の系統はそのまま入力セレクタ72のH入力
とされる。他方の系統はレジスタ70を介して、入力セ
レクタ72のL入力とされる。レジスタ70は、音線に
沿って離散的にサンプリングされたエコーデータを1サ
ンプリング間隔だけ遅延させて出力する。これにより、
超音波ビームLα上で隣接する2つのサンプリング点の
エコーデータLαPj,LαPj+1(j=0,1,2,
…)が同時にデータ並列化回路26から出力され、それ
ぞれ入力セレクタ72のL入力、H入力となる。ここ
で、各エコーデータは1ワード(例えば8ビット)のデ
ジタルデータとして表現される。
【0047】入力セレクタ72は、書き込みアドレス生
成回路40から入力される超音波ビームの方向の情報
(例えば、ビーム番号)に基づいて、入力されたデータ
の出力先を1ビームごとに切り換え、データを1ライン
ずつメモリMA、メモリMBに交互に出力する。その際、
入力セレクタ72のL入力データ、H入力データはそれ
ぞれメモリのL入力データ、H入力データとされる。こ
こでは、超音波ビームL 2i(i=0,1,2,…)に対
応するエコーデータがメモリMAに入力され、超音波ビ
ームL2i+1に対応するエコーデータがメモリMBに入力
される。
【0048】書き込みアドレス生成回路40は、データ
を入力される方のメモリをデータ書き込み可能とすると
共に、超音波ビームの方向の情報やエコーデータのサン
プリング点の超音波ビームに沿った位置の情報(例え
ば、サンプル番号)に基づいて、データを書き込むアド
レス(η,ξ)を生成して、それをメモリに指定する。
【0049】ここで、両メモリMA,MBはそれぞれ2ワ
ードメモリであり、1つのアドレスに2ワード長のデー
タを格納することができる。各メモリMA,MBは、同時
に入力される1ワードのL入力データと1ワードのH入
力データとを併合して2ワード長の1データとして、1
つのアドレスに対応する1メモリセルに書き込む。ちな
みに、L入力データ、H入力データはそれぞれ2ワード
長のデータの下位ワード、上位ワードに格納される。
【0050】この構成により、ここでは、メモリMA
アドレス(j,i)の下位ワードにエコーデータL2i
jが格納され、上位ワードにエコーデータL2ij+1が格
納される。一方、メモリMBのアドレス(j,i)の下
位ワードにエコーデータL2i+ 1jが格納され、上位ワ
ードにエコーデータL2i+1j+1が格納される。
【0051】図4は、本装置のメモリMA,MBにおける
エコーデータの格納レイアウトを示す模式図である。こ
の図では、メモリMA,MBのメモリセルを実線の矩形枠
で表し、矩形枠の縦方向の位置(行位置)がηアドレス
に対応する。また、実線の矩形枠の横方向の位置(列位
置)はメモリ及びξアドレスの組み合わせに対応する。
さらに、実線の各矩形枠を点線で2分し、点線の左側は
1メモリセルの下位ワードに格納されるエコーデータ、
右側は上位ワードに格納されるエコーデータをそれぞれ
記号で示している。図4の各列の上に付した識別記号
は、メモリMA/MBの別、ワードの下位/上位の別、及
びξアドレスを示すものであり、例えば記号“AL(0)”
はメモリMAのξアドレス=0の下位ワードの列、“BH
(m)”はメモリMBのξアドレス=mの上位ワードの列を
意味する。
【0052】続いて、以上のようにメモリMA,MBに書
き込まれたエコーデータを用いた補間処理について説明
する。メモリMA,MBからのエコーデータの読み出し、
及び補間回路30での補間演算には、座標変換回路44
にて算出される上述したλ,φそれぞれの整数部λI
φI及び小数部λF,φFが用いられる。
【0053】整数φIは(4)式から明らかなようにビ
ーム番号αを表す。すなわち、ビームの開始位置をφI
=0として、図2において超音波ビームが右へステアリ
ングされるにつれて1ずつインクリメントされる。また
整数λIは(3)式から明らかなようにサンプル番号β
を表す。すなわち、プローブ20に最も近いサンプリン
グ点をλI=0として、超音波ビームに沿って深い方向
に向けて1ずつインクリメントされる。
【0054】すなわち、補間対象点である表示装置の画
像上の点(x,y)は、エコーデータの4つのサンプリ
ング点(LαPβ),(LαPβ+1),(Lα+1
β),(Lα+1Pβ+1)を頂点とする略台形状のセル
(補間セル)内に位置する。よって、補間処理において
は、これら4点のエコーデータLαPβ,LαPβ+1
Lα +1Pβ,Lα+1Pβ+1からなるエコーデータセット
がビームフレームメモリ28から読み出され、φ、λの
小数部λF,φFを補間係数として用いた次式により、画
素(x,y)に対応した補間データV(x,y)が計算され
る。
【0055】
【数3】 V(x,y)=〔LαPβ・(1−λF)+LαPβ+1×λF〕(1−φF) +〔Lα+1Pβ・(1−λF)+Lα+1Pβ+1×λF〕φF ………(5) さて、本装置では、メモリMA,MBへの上述した書き込
み方法により、φI(又はα)が偶数、すなわち2iで
あり、λI(又はβ)がjである場合の補間に用いられ
るエコーデータセットは、メモリMA,MBそれぞれのア
ドレス(j,i)の下位ワード及び上位ワードに格納さ
れている。また、φIが奇数、すなわち2i+1であ
り、λIがjである場合の補間に用いられるエコーデー
タセットは、メモリMBのアドレス(j,i)の下位ワ
ード及び上位ワードと、メモリMAのアドレス(j,i
+1)の下位ワード及び上位ワードとに格納されてい
る。
【0056】そこで、読み出しアドレス生成回路46
は、座標変換回路44から補間対象点(x,y)に対し
て求められたφI,λIを入力されるとφIの偶奇を判別
した上で、メモリMA,MBそれぞれに対し上述のアドレ
スを指定する。すなわち、読み出しアドレス生成回路4
6はφI=2iの場合には、メモリMA,MBそれぞれに
対してアドレス(j,i)を指定する。メモリMAはL
出力データとしてアドレス(j,i)の下位ワードに格
納されたエコーデータL2ijを出力し、H出力データ
としてアドレス(j,i)の上位ワードに格納されたエ
コーデータL2i j+1を出力する。一方、メモリMBはL
出力データとしてアドレス(j,i)の下位ワードに格
納されたエコーデータL2i+1jを出力し、H出力デー
タとしてアドレス(j,i)の上位ワードに格納された
エコーデータL2i+1j+1を出力する。
【0057】また、読み出しアドレス生成回路46はφ
I=2i+1の場合には、メモリMBに対してアドレス
(j,i)を指定し、メモリMAに対してアドレス
(j,i+1)を指定する。メモリMAはL出力データ
としてアドレス(j,i+1)の下位ワードに格納され
たエコーデータL2i+2jを出力し、H出力データとし
てアドレス(j,i)の上位ワードに格納されたエコー
データL2i+2j+1を出力する。一方、メモリMBはL出
力データとしてアドレス(j,i)の下位ワードに格納
されたエコーデータL2i+1jを出力し、H出力データ
としてアドレス(j,i)の上位ワードに格納されたエ
コーデータL2i+1j+1を出力する。
【0058】これらメモリMA,MBから出力された4つ
のエコーデータが補間セルのどの頂点のサンプリング点
に対応するものであるかは、φIの偶奇に応じて異な
る。すなわち、読み出された4つのエコーデータを
(5)式中の4つのエコーデータLαPβ,LαP
β+1,Lα+1Pβ,Lα+1Pβ+1のどれに代入すべきで
あるかが異なる。出力セレクタ78は、読み出された4
つのエコーデータの代入先をφIの偶奇に応じて入れ替
えて、補間回路30へ出力する。補間回路30は出力セ
レクタ78から入力されたエコーデータを用いて(5)
式を計算して補間データV(x,y)を算出し、断層像生成
回路32の画像フレームメモリの画素(x,y)に格納
する。
【0059】本装置では、上述のように2つのメモリを
用いてビームフレームメモリ28が構成される。またそ
れに対応してメモリの制御線、制御回路も2系統だけで
よい。どのような補間セルに対しても2つのメモリそれ
ぞれのメモリセル1つずつに、補間処理に用いられる4
つのエコーデータが格納されている。よって、2つのメ
モリに対して並列に読み出し動作を行うことにより、4
つのエコーデータを同時に読み出すことができ、補間回
路30へ高レートでデータを供給することができ、高速
なスキャンコンバータが実現できる。
【0060】なお、上述の構成では、同一の超音波ビー
ムに沿ったエコーデータは同じメモリに書き込まれる。
すなわち、メモリMA,MBそれぞれの連続アドレスに
は、それぞれ同じ超音波ビームのエコーデータが格納さ
れる。しかし、メモリMA,MBに交互に同一の超音波ビ
ームに沿ったエコーデータが書き込まれるように構成す
ることもできる。例えば、メモリMA,MBそれぞれのア
ドレス(j,i)の格納内容は上述の構成と同じとする
一方、メモリMA,MBそれぞれのアドレス(j+1,
i)の格納内容を上述の構成とは異なり、互いに入れ替
える構成が可能である。これにより、1つの超音波ビー
ムに沿ってエコーデータが取得されるごとに順次行われ
るビームフレームメモリ28への書き込み動作が、メモ
リMA,MBに対して交互に行われる。すなわち、一方の
メモリへの書き込み動作の完了を待たずに、他方メモリ
への次の書き込み動作を開始することができ、書き込み
速度を向上させることが可能となる。
【0061】[実施形態2]本実施形態に係る超音波診
断装置は、本発明に係るデジタルスキャンコンバータの
他の態様を採用するものである。この超音波診断装置の
概略の構成は図1に示す第1の実施形態と同じであり、
また図2を用いて説明した座標変換の方法も第1の実施
形態と同様である。よって、以下、第1の実施形態と同
じ機能を有する構成要素には同一の符号を付して説明を
簡素化する。
【0062】第2の実施形態に係る装置はデータ並列化
回路26、ビームフレームメモリ28の構成が第1の実
施形態のものとは異なる。図5は、本装置のビームフレ
ームメモリ28及びデータ並列化回路26を詳しく示し
たブロック構成図である。データ並列化回路26は、ラ
インメモリ100及び2つのレジスタ102,104を
有する。またビームフレームメモリ28は、入力セレク
タ106、メモリ108(メモリMA)、メモリ110
(メモリMB)、出力セレクタ112を含んで構成され
る。
【0063】以下、各エコーデータは1ワード(例えば
8ビット)のデジタルデータとして表現されるものとす
る。
【0064】データ並列化回路26では、送受信回路2
2から時系列で入力されるエコーデータが第1の系統と
第2の系統とに分岐される。第1の系統はさらに2系統
に分岐され、その一方はそのまま入力セレクタ106の
第3ワード入力とされ、他方はレジスタ102を介して
入力セレクタ106の第2ワード入力とされる。第2の
系統は、ラインメモリ100を介し、その後、さらに2
系統に分岐され、その一方はそのまま入力セレクタ10
6の第1ワード入力とされ、他方はレジスタ104を介
して入力セレクタ106の第0ワード入力とされる。
【0065】ラインメモリ100は、超音波ビーム1ラ
イン分のエコーデータを格納でき、入力されたエコーデ
ータを超音波ビーム1ラインの走査時間だけ遅延させて
出力する。これにより、ラインメモリ100から出力さ
れる第2の系統の超音波ビームLαのエコーデータ列
と、これに引き続いて送受信回路22から入力される第
1の系統の超音波ビームLα+1のエコーデータ列とが並
列化される。
【0066】レジスタ102,104はそれぞれ、入力
されたエコーデータを1サンプリング間隔だけ遅延させ
て出力する。これにより、レジスタ102が設けられる
第1の系統に関しては、超音波ビームLα+1上で隣接す
る2つのサンプリング点のエコーデータLα+1j+1
Lα+1j(j=0,1,2,…)が並列化される。ま
たレジスタ104が設けられる第2の系統に関しては、
超音波ビームLα上で隣接する2つのサンプリング点の
エコーデータLαPj+1,LαPjが並列化される。
【0067】このようにして、エコーデータLα+1
j+1,Lα+1j,LαPj+1,LαPjが並列化され、デ
ータ並列化回路26から同時に出力される。これらエコ
ーデータLα+1j+1,Lα+1j,LαPj+1,LαPj
はそれぞれ入力セレクタ106の第3ワード入力、第2
ワード入力、第1ワード入力、第0ワード入力とされ
る。
【0068】入力セレクタ106は、書き込みアドレス
生成回路40から入力される超音波ビームの方向の情報
(例えば、ビーム番号)に基づいて、データの入力サイ
クルに同期して、入力されたデータの出力先を交互に切
り換え、同時に入力される4つのエコーデータのセット
を交互にメモリMA、メモリMBへ出力する。その際、入
力セレクタ106の第3〜第0ワード入力データはそれ
ぞれメモリの第3〜第0ワード入力データとされる。
【0069】書き込みアドレス生成回路40は、超音波
ビームのビーム番号αや超音波ビームに沿ったサンプリ
ング点の順序であるサンプル番号βに基づいて、データ
を入力される方のメモリを選択してデータ書き込み可能
とすると共に、そのメモリのデータ書き込みアドレス
(η,ξ)を生成して指定する。
【0070】ここで、両メモリMA,MBはそれぞれ4ワ
ードメモリであり、1つのアドレスに4ワード長のデー
タを格納することができる。各メモリMA,MBは、同時
に入力される各1ワードの第3〜第0ワード入力データ
を併合して4ワード長の1データとして、1つのアドレ
スに対応する1メモリセルに書き込む。
【0071】図6は、本装置のメモリMA,MBにおける
エコーデータの格納レイアウトを示す模式図である。こ
の図は、図4と同様の記載方法に従っており、メモリM
A,MBのメモリセルを実線の矩形枠で表し、矩形枠の縦
方向の位置(行位置)がηアドレスに対応する。また、
実線の矩形枠の横方向の位置(列位置)はメモリ及びξ
アドレスの組み合わせに対応する。さらに、実線の各矩
形枠を点線で4分割し、それら各領域には右側から順に
1メモリセルの第3〜第0ワードに格納されるエコーデ
ータをそれぞれ記号で示している。図6の各列の上に付
した識別記号は、メモリMA/MBの別、ワードの番号、
及びξアドレスを示すものであり、記号“Ak(m)”“Bk
(m)”はそれぞれメモリMA,MBのξアドレス=mの第
kワードの列を意味する。
【0072】図6を参照しながら、本装置におけるビー
ムフレームメモリ28の書き込み方法を説明する。上述
の構成により、ここでは、メモリMAのアドレス(j,
i)(ここでi=0,1,2,…、j=0,2,4,
…)及びメモリMBのアドレス(j,i)(ここでj=
1,3,5,…)それぞれの第3ワード(最上位ワー
ド)、第2ワード、第1ワード、第0ワード(最下位ワ
ード)にエコーデータL4i +1j+1,L4i+1j,L4i
j+1,L4ijが格納される。このように、互いに隣接す
る超音波ビームL4i,L4i+1の4つのエコーデータから
なる各エコーデータセットは、j=0,1,2,…の順
にビームフレームメモリ28に書き込まれる。そしてそ
の際、jが1増えるごとに書き込み先のメモリが切り替
わる。
【0073】この超音波ビームL4i,L4i+1に対する書
き込みで両メモリMA,MBに互い違いに空いたメモリセ
ルには、超音波ビームL4i,L4i+1に対すると同様の方
法で、続く2つの超音波ビームL4i+2,L4i+3から得ら
れるエコーデータセットが書き込まれる。すなわち、メ
モリMBのアドレス(j,i)(ここでi=0,1,
2,…、j=0,2,4,…)及びメモリMAのアドレ
ス(j,i)(ここでj=1,3,5,…)それぞれの
第3〜第0ワードにエコーデータL4i+3j+1,L4i+3
j,L4i+2j+1,L4i+2jが格納される。
【0074】続いて、以上のようにメモリMA,MBに書
き込まれたエコーデータを用いた補間処理について説明
する。メモリMA,MBからのエコーデータの読み出し、
及び補間回路30での補間演算には、座標変換回路44
にて算出される上述したλ,φそれぞれの整数部λI
φI及び小数部λF,φFが用いられる。すなわち、
(5)式で用いられるエコーデータセットLαPβ,L
αPβ+1,Lα+1Pβ,Lα +1Pβ+1が補間対象点に応
じて読み出され、それらデータを(5)式に代入して補
間データが算出される。
【0075】さて、以下、i=0,1,2,…、及びj
=0,1,2,…とする。本装置では、メモリMA,MB
への上述した書き込み方法により、補間に用いられるエ
コーデータセットは、λI(又はβ)=2jの場合に
は、φI(又はα)=4iならば、メモリMAのアドレス
(2j,i)の第3〜第0ワードに格納され、φI=4
i+1ならば、メモリMBのアドレス(2j,i)の第
1及び第0ワードと、メモリMAのアドレス(2j,
i)の第3及び第2ワードとに格納され、φI=4i+
2ならば、メモリMBのアドレス(2j,i)の第3〜
第0ワードに格納され、φI=4i+3ならば、メモリ
Aのアドレス(2j,i+1)の第1及び第0ワード
と、メモリMBのアドレス(j,i)の第3及び第2ワ
ードとに格納されている。一方、λI=2j+1の場合
には、φI=4iならば、メモリMBのアドレス(2j+
1,i)の第3〜第0ワードに格納され、φI=4i+
1ならば、メモリMAのアドレス(2j+1,i)の第
1及び第0ワードと、メモリMBのアドレス(2j+
1,i)の第3及び第2ワードとに格納され、φI=4
i+2ならば、メモリMAのアドレス(2j+1,i)
の第3〜第0ワードに格納され、φI=4i+3なら
ば、メモリMBのアドレス(2j+1,i+1)の第1
及び第0ワードと、メモリMAのアドレス(2j+1,
i)の第3及び第2ワードとに格納されている。
【0076】そこで、読み出しアドレス生成回路46
は、座標変換回路44から補間対象点(x,y)に対し
て求められたφI,λIを入力されると、それらの組が上
述のいずれの場合に該当するかを判別して、対応するア
ドレスを求め、メモリMAもしくはMB、又は両方に対し
アドレスを指定する。
【0077】これらメモリMA,MBから出力された4つ
のエコーデータが補間セルのどの頂点のサンプリング点
に対応するものであるかは、φI及びλIそれぞれの偶奇
に応じて異なる。すなわち、読み出された4つのエコー
データを(5)式中の4つのエコーデータLαPβ,L
αPβ+1,Lα+1Pβ,Lα+1Pβ+1のどれに代入すべ
きであるかが異なる。出力セレクタ112は、読み出さ
れた4つのエコーデータの代入先をφI及びλIの偶奇に
応じて入れ替えて、補間回路30へ出力する。補間回路
30は出力セレクタ112から入力されたエコーデータ
を用いて(5)式を計算して補間データV(x,y)を算出
し、断層像生成回路32の画像フレームメモリの画素
(x,y)に格納する。
【0078】本装置では、上述のように2つのメモリを
用いてビームフレームメモリ28が構成される。またそ
れに対応してメモリの制御線、制御回路も2系統だけで
よい。どのような補間セルに対しても4つのエコーデー
タを同時に読み出すことができ、補間回路30への高レ
ートでデータを供給することができ、高速なスキャンコ
ンバータが実現できる。また、メモリMA,MBに交互に
同一の超音波ビームに沿ったエコーデータが書き込まれ
るように構成したことにより、一方のメモリへの書き込
み動作の完了を待たずに、他方メモリへの次の書き込み
動作を開始することができ、書き込み速度が向上する。
【0079】
【発明の効果】本発明のデジタルスキャンコンバータに
よれば、メモリ2個で、補間に必要な複数個のエコーデ
ータを同時に読み出すことができる。つまり、少ない個
数のメモリで構成されるので、メモリの制御が容易であ
り、制御回路がコンパクトに構成される。また、連続し
て得られるエコーデータセットの書き込みを2つのメモ
リへ交互に行うことにより、書き込み速度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るデジタルスキャンコンバータを
用いた超音波診断装置の概略のブロック構成図である。
【図2】 スキャンコンバータにおける座標変換を説明
する模式図である。
【図3】 第1の実施形態の超音波診断装置におけるビ
ームフレームメモリ28及びデータ並列化回路26を詳
しく示したブロック構成図である。
【図4】 第1の実施形態に係るメモリMA,MBにおけ
るエコーデータの格納レイアウトを示す模式図である。
【図5】 第2の実施形態の超音波診断装置におけるビ
ームフレームメモリ28及びデータ並列化回路26を詳
しく示したブロック構成図である。
【図6】 第2の実施形態に係るメモリMA,MBにおけ
るエコーデータの格納レイアウトを示す模式図である。
【図7】 セクタスキャンされる超音波ビームに沿って
サンプリングされたエコーデータと、座標変換により得
られる2D画像の画素との関係を示す模式図である。
【図8】 従来技術であるメモリ4個を用いた構成にお
けるメモリの使用方法を説明するための図であり、4個
のメモリに格納されたエコーデータを示す模式図であ
る。
【符号の説明】
20 プローブ、22 送受信回路、24 送受信制御
回路、26 データ並列化回路、28 ビームフレーム
メモリ、30 補間回路、32 断層像生成回路、40
書き込みアドレス生成回路、42 画像アドレス発生
回路、44 座標変換回路、46 読み出しアドレス生
成回路、48 表示装置、70,102,104 レジ
スタ、72,106 入力セレクタ、74,76,10
8,110 メモリ、78,112 出力セレクタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G047 EA09 EA14 GG09 GG21 GG40 GH07 GH08 GH09 4C301 CC01 EE10 EE15 JB02 JC02 KK16 LL04 LL05 4C601 EE07 EE12 JB55 JB57 JC01 JC25 KK21 LL01 LL02 LL05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波が送受波される対象領域をそれぞ
    れ複数のサンプリング点で囲まれた複数のセルに区分
    し、前記セルを囲む前記複数のサンプリング点で得られ
    たエコーデータのセットを用いて当該セルに対する補間
    処理を行うデジタルスキャンコンバータであって、 前記対象領域内の複数の前記サンプリング点で得られる
    複数の前記エコーデータが格納される記憶部と、 前記記憶部への前記エコーデータの書き込みを制御する
    手段であって、前記エコーデータセットをそれぞれ複数
    個のエコーデータからなる複数のサブセットに分け、前
    記各サブセットを前記記憶部内の単一のアドレスで参照
    される記憶領域に書き込む書き込み制御手段と、 補間対象点を内包する前記セルに関し、当該セルの前記
    エコーデータセットに含まれる前記サブセットに対応し
    た前記アドレスを指定し、当該エコーデータセットを前
    記記憶部から読み出す読み出し制御手段と、 前記読み出されたエコーデータセットを用いて前記補間
    処理を行って前記補間対象点に対応する前記補間データ
    を生成する補間手段と、 を含むことを特徴とするデジタルスキャンコンバータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のデジタルスキャンコンバ
    ータにおいて、 前記各エコーデータセットは、それぞれ前記サブセット
    である第1サブセットと第2サブセットとからなり、 前記記憶部は、別々にアドレス指定が可能な記憶領域か
    らなり、前記各記憶領域ごとにそれぞれ前記サブセット
    が格納される2つのメモリによって構成され、 前記書き込み制御手段は、前記第1サブセットを一方の
    前記メモリに書き込み、前記第2サブセットを他方の前
    記メモリに書き込むこと、 を特徴とするデジタルスキャンコンバータ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のデジタルスキャンコンバ
    ータにおいて、 前記各エコーデータセットは、それぞれ2つの前記サブ
    セットからなり、 前記記憶部は、別々にアドレス指定が可能な記憶領域か
    らなり、前記各記憶領域ごとにそれぞれ前記サブセット
    が格納される2つのメモリによって構成され、 前記書き込み制御手段は、それぞれに2つずつ対応した
    前記サブセットの一方が相互に共通する互いに隣接した
    第1セルと第2セルに関し、当該共通するサブセットを
    一方の前記メモリに書き込み、前記第1セルの前記第2
    セルと共通しない前記サブセットと、前記第2セルの前
    記第1セルと共通しない前記サブセットとをそれぞれ他
    方の前記メモリに書き込むこと、 を特徴とするデジタルスキャンコンバータ。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれか1つに
    記載のデジタルスキャンコンバータにおいて、 前記各サブセットはそれぞれ、超音波ビームに沿って順
    次取得される2つのエコーデータである先エコーデータ
    及び後エコーデータからなり、 前記書き込み制御手段は、 前記先エコーデータを遅延させ、前記後エコーデータに
    同期して出力する遅延手段と、 前記遅延手段により同期した前記先エコーデータ及び前
    記後エコーデータをそれぞれ同じ前記記憶領域内の2つ
    の部分領域に同時に書き込むデータ合併手段と、 を有することを特徴とするデジタルスキャンコンバー
    タ。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のデジタルスキャンコンバ
    ータにおいて、 前記各エコーデータセットは、それぞれ2つの前記サブ
    セットからなり、 前記記憶部は、別々にアドレス指定が可能な記憶領域か
    らなり、前記各記憶領域ごとにそれぞれ2つの前記サブ
    セットが格納される2つのメモリによって構成され、 前記書き込み制御手段は、それぞれに2つずつ対応した
    前記サブセットの一方が相互に共通する互いに隣接した
    第1セルと第2セルに関し、前記第1セルに対応する第
    1サブセット及び第2サブセットを一方の前記メモリの
    同じ前記記憶領域に書き込み、前記第2セルに対応する
    2つの前記サブセットのうち前記第1セルと共通しない
    第3サブセットを他方の前記メモリに書き込むこと、 を特徴とするデジタルスキャンコンバータ。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のデジタルスキャンコンバ
    ータにおいて、 前記エコーデータセットは、超音波ビームの第1の音線
    に沿って順次取得される2つのエコーデータである第1
    先エコーデータ及び第1後エコーデータと、前記第1の
    音線の後に走査される第2の音線に沿って順次取得され
    る2つのエコーデータである第2先エコーデータ及び第
    2後エコーデータとからなり、 前記書き込み制御手段は、 前記第1の音線に沿って取得されたエコーデータを遅延
    させ、前記第2の音線に沿って取得されるエコーデータ
    に同期して出力する第1遅延手段と、 前記第1先エコーデータを遅延させ、前記第1後エコー
    データに同期して出力する第2遅延手段と、 前記第2先エコーデータを遅延させ、前記第2後エコー
    データに同期して出力する第3遅延手段と、 前記第1遅延手段、前記第2遅延手段及び前記第3遅延
    手段により同期した前記第1先エコーデータ、前記第1
    後エコーデータ、前記第2先エコーデータ及び前記第2
    後エコーデータをそれぞれ同じ前記記憶領域内の4つの
    部分領域に同時に書き込むデータ合併手段と、 を有することを特徴とするデジタルスキャンコンバー
    タ。
  7. 【請求項7】 請求項2から請求項6のいずれか1つに
    記載のデジタルスキャンコンバータにおいて、 前記書き込み制御手段は、超音波ビームの音線に沿って
    順次取得されるエコーデータである第1エコーデータ、
    第2エコーデータ及び第3エコーデータに関し、前記第
    1エコーデータ及び前記第2エコーデータを1つの前記
    サブセットとして一方の前記メモリに書き込み、前記第
    2エコーデータ及び前記第3エコーデータを他の前記サ
    ブセットとして他方の前記メモリに書き込むこと、 を特徴とするデジタルスキャンコンバータ。
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