JP2003299621A - 動脈硬化の検出システム - Google Patents
動脈硬化の検出システムInfo
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Abstract
置をさらに汎用化するための手段を講ずること。 【解決手段】心電図信号の検出手段と、これにより検出
された心電図信号に同期させた眼底像を検出可能な眼底
像の検出手段を備えた動脈硬化の検出システムにおい
て、眼底像の検出が、眼底像の動画から、任意の心電図
信号と同期させた眼底の静止像をコンピュータの表示画
面上において抽出することにより、心電図信号と同期さ
せた眼底像を提供可能なソフトウエアにより行われる、
動脈硬化の検出システムを提供し、これにより、上記の
課題を解決し得ることを見出した。
Description
ステムに関する発明である。
は、本人の精神的な自覚は勿論のこと、種々の疾病の発
症を未然に防ぐ、予防医学的なアプローチが不可欠であ
る、との考えのもと、循環器疾患の多くの場合の発症要
因である動脈硬化を、簡便、かつ、的確に検出する手段
を提供した。
することが可能な心電図信号の検出手段と、この心電図
信号の特定のパターンを感知する心電図信号の感知手段
と、これにより感知された心電図信号の特定のパターン
に同期させて眼底像を検出可能な眼底像の検出手段を備
えた、動脈硬化の検出装置を提供した(WO01/30
235A1号公報)。この検出装置により、ウインドケ
ッセル現象による、心臓の拡張期と収縮期の時相のズレ
にかかわらず、眼底写真による眼底動脈と眼底静脈の径
の測定を、正確に行うことが可能となり、眼底像を指標
として、動脈硬化の進展度合いを把握することも可能と
なった。
硬化の検出装置による動脈硬化の検出が、予防医学上、
非常に意義深いものであることを確信し、この装置をさ
らに汎用化するための手段を講ずることが必要であると
考えた。
上記の検出装置において、最も重要かつ困難な過程の一
つである、心電図信号と眼底像の同期化を、コンピュー
ター画面上で行うことにより、上記の課題を克服するこ
とが可能であることを見出し、本発明を完成した。
段と、これにより検出された心電図信号に同期させた眼
底像を検出可能な眼底像の検出手段を備えた動脈硬化の
検出システムにおいて、眼底像の検出が、眼底像の動画
から、任意の心電図信号と同期させた眼底の静止像をコ
ンピュータの表示画面上において抽出することにより、
心電図信号と同期させた眼底像を提供可能なソフトウエ
アにより行われる、動脈硬化の検出システム(以下、本
検出システムともいう)を提供する発明である。
させた眼底像を提供可能なソフトウエア(以下、本ソフ
トウエアともいう)を提供する発明でもある。本ソフト
ウエアは、コンピュータ端末における表示手段上で、眼
底像と心電図の動画を同時に表示しつつ、心電図信号の
特定のパターンと同期させた眼底像を抽出可能なソフト
ウエアであることが好適である。
出手段」は、心電図信号を的確に検出可能な手段であれ
ば、特に限定されず、例えば、圧電素子からなる電極セ
ンサを被検者の胸部又は他の生体部位に装着し、導出さ
れる心電図信号を検出することができる手段を挙げるこ
とができる。典型的には、既存の心電図計が具備する機
構を、心電図信号の検出手段として用いることができ
る。
たパターンとして把握可能な信号であれば、特に限定さ
れず、P波、Q波、R波、S波又はT波のいずれのパタ
ーンを選択することが可能であるが、血液を心臓から体
内に向けて排出する段階のパターン信号であるR波、ま
たは、心室興奮の回復過程を示すT波を選択すること
が、好適であり、かつ、現実的である。本検出システム
においては、本ソフトウエアにより、任意の心電図信号
と同期させた眼底の静止像を、眼底像の動画から、コン
ピュータの表示画面上において抽出して、心電図信号と
同期させた眼底像が提供され、任意のタイミングで同期
された眼底像を抽出可能であるが、R波とT波に対応す
る心臓の脈波拍動タイミングは、心臓の脈波拍動サイク
ルの中でも、最も顕著なタイミングである。よって、本
検出システムにおいて抽出する任意の心電図信号に、心
電図信号のR波および/またはT波を示す信号が含まれ
ていることは、好適な態様の一つである(これについて
は、さらに後述する)。
誘導法は、特に限定されず、いわゆる「標準12誘導」
等から選択することが可能である。誘導方法を選択する
場合の基準は、上記の選択する特定の心電図信号の種類
であることが好ましい。すなわち、特定の心電図信号を
検出することが、可能な限り容易な誘導方法を選択する
ことが好ましい。特定の心電図信号として、R波を選択
する場合には、被検者の左手と右手の間の電位差を検出
する、II誘導、I誘導、aVL 誘導、V1 誘導等を選択
することが好ましい。
段により検出された心電図信号に同期させて、眼底像を
検出可能な手段である。本発明において、「同期させ
る」とは、心電図信号の特定のパターンに対して一定の
タイミングで眼底像の検出手段を呼応させることを意味
する。例えば、心電図の信号の特定パターンとして、R
波を選択する場合には、R波におけるいずれかの時点、
例えば、立ち上がり時点から、一定のタイミングで眼底
像の検出手段を作動させることを意味する。このタイミ
ングは、一定に保たれており、かつ、心電図信号の同一
のパターンが再び発生するタイミング(例えば、R波で
あれば、次のR波が発生する時点)よりも短いタイミン
グであれば、特に限定されない。このように、眼底像を
心電図信号に同期させて検出することにより、眼底血管
についての情報、具体的には、本発明における動脈硬化
についての指標を得る上で不可欠な血管径についての情
報を的確に得ることができる。すなわち、前述したよう
に、随時任意に撮影された眼底写真では、ウインドケッ
セル現象により、心臓の拡張と収縮に対応して変化する
眼底血管径について、正確に評価することが困難であっ
たが、眼底像を心電図信号に同期させて検出すれば、一
定の脈波拍動タイミングにおける眼底血管像を得ること
が可能であり、眼底血管径についても、正確な評価を行
うことが可能となる。
な機構を備えるカメラ(具体的には、いわゆる眼底カメ
ラが挙げられる:アナログカメラであってもデジタルカ
メラであってもよい)が挙げらるが、本検出システムに
おいては、眼底像を、デジタルイメージ情報として連続
的に得ることができるデジタルビデオカメラで検出する
ことが、コンピュータにおける、眼底像の心電図信号と
の同期化に適している。
底像の動画を、例えば、DV端子(メディアコンバータ
ーも可能)と、IEEE1394カード、EZDV(カ
ノープス社)、DVRapter(カノープス社)、DVRex
(カノープス社)等のDVキャプチャカード等を介して
デジタル情報としてコンピューターに取込みつつ、A/
D変換器等によりデジタル信号に変換された心電図信号
を、コンピューターに取込む。次に、取り込んだ眼底像
の動画データーと心電図信号のデーターの、並列複合化
を行うことで、眼底像の動画データーと心電図信号を、
同一のフレームにおいて同期させて、眼底像の動画デー
ターと心電図信号のデジタル同期化データーを得ること
ができる。このデジタル同期化データーは、本検出シス
テムを行う上で必要な要素を損なわない限りにおいて、
圧縮化を行うことが可能である。かかる圧縮化を含めた
符号化は、MPEG等の符号化方式に従うことで行うこ
とができる。
データは、例えば、磁気テープ、磁気ディスク、CD−
ROM、MO、DVD−R等に保存することができる。
なお、これらの記憶媒体は、あくまで例示であり、デー
タ記憶技術の変遷や向上に応じたデータ記憶媒体を用い
ることが可能である。
ーにおける、眼底像に関する演算値(後述するVレシオ
等)の算出は、かかるデーターを静止画像、すなわち、
1フレーム単位のデジタルデータを抽出することにより
行われる。
当りの変化量を求める場合も、任意の心電図信号(時刻
t)における、眼底像の画像データーを、動画データー
から抽出し、さらに、適切な時間を置いた時点(t+Δ
t)における眼底像の画像データーを動画データーから
抽出し、両者の静止画像データを基に算出することがで
きる(後述するように、この場合のtも、眼底像の動画
に同期させた心電図信号に依存させて選択することが好
適である)。
タのデジタル同期化データからの、静止画像データーの
抽出は、コンピュータ端末における、コンピューターデ
ィスプレイ等の表示手段上で、眼底像と心電図の動画を
同時に表示しつつ行うことで、抽出作業を視覚化するこ
とが可能であり、かつ、好適である。よって、本ソフト
ウエアには、このコンピュータ端末の表示手段上におけ
る視覚化手段が、アルゴリズムとして搭載されているこ
とが好ましい。
プログラム言語により、所望するアルゴリズムを構築し
て作出することができる。コンピュータプログラム言語
として、例えば、機械語、アセンブラ言語等の低水準言
語;Fortran、ALGOL、COBOL、C、B
ASIC、PL/I、Pascal、LISP、Pro
log、APL、Ada、Smalltalk、C+
+、Java(登録商標)等の高水準言語;第4世代言
語、エンドユーザー言語等を選択して用いることが可能
である。また、必要に応じて、特殊問題向き言語を用い
ることもできる。
特に限定されず、例えば、磁気テープ、磁気ディスク、
CD−ROM、MO、DVD−R等を用いることができ
る。本発明は、この本ソフトウエアを格納した電子媒体
をも提供する(これらの記憶媒体は、あくまで例示であ
り、データ記憶技術の変遷や向上に応じたデータ記憶媒
体を用いることが可能である)。
一定の脈波拍動タイミングにおける眼底血管像を得るこ
とが可能である。この眼底血管像から得られる情報を、
本ソフトウエアにおけるアルゴリズムにより、被検者の
動脈硬化の進展と関連付けることにより、被検者の動脈
硬化を検出することができる。本発明における「動脈硬
化の検出」とは、被検者の動脈の血管形態の器質的変化
の程度と、伸展可能度や機能的変化の程度、言い換えれ
ば、動脈のしなやかさ(弾力性)の程度の検出を意味す
るものである。すなわち、本検出システムにより、動脈
硬化の進展が認められる場合とは、被検者の動脈の器質
的変化に加えて、弾力性が低下して、その伸展可能度が
低くなり、動脈のしなやかさが失われつつある場合であ
る。そして、このような場合には、例えば、虚血性疾患
のリスクが高くなっていることを意味している。
いが、眼底血管径についての情報が、本ソフトウエアの
アルゴリズムにより、被検者の動脈の血管の器質的な変
化の程度や、しなやかさの程度を検出する上で、特に有
力な情報となる。具体的には、これらの眼底血管径につ
いての情報を、本ソフトウエアにおいて、従来の動脈硬
化の判定基準、例えば、前述した、「1969年の文部省高
血圧研究班の条件」、「K−W分類」、「Seheie分類」
等との相関を鑑みることにより、被検者の動脈の血管の
器質的な変化の程度や、しなやかさの程度を検出するこ
とができる。
において、「眼底動脈」とは、医学用語にいう「網膜動
脈」を意味し、「眼底静脈」とは、医学用語にいう「網
膜静脈」を意味するものとする)の交叉部近傍における
眼底静脈の狭窄の度合いが、動脈硬化の進展と関連付け
ることが可能な非常に有用な指標となり得ることを見出
した。そして、一定の脈波拍動タイミングにおける眼底
血管像を得ることが可能な本検出システムは、この指標
を得るために非常に有用である。
ステムにより得られる眼底像を、目視で直接観察するこ
とにより検出することも可能である。また、上述の眼底
像の検出手段に、上記の眼底静脈の狭窄を検出可能な、
眼底静脈の狭窄の検出手段を設けて、この過程を自動化
することもできる。この眼底静脈の狭窄の検出手段とし
ては、本ソフトウエアに、例えば、眼底静脈と眼底動脈
の交叉部を検出するためのアルゴリズム及び/又は交叉
部近傍における眼底静脈の狭窄の度合いを把握して算出
するためのアルゴリズム等を搭載することが挙げられ
る。このような本ソフトウエアで、上述の眼底像のデー
タを処理することにより、簡便かつ確実に、所望の眼底
静脈の狭窄を検出することができる。
検出する上において有用な、眼底静脈の狭窄の指標につ
いて説明する。眼底動脈と眼底静脈の交叉部において、
これらの眼底血管は、外膜同士を共有することが知られ
ている。そして、かかる交叉部において、動脈硬化が認
められる場合には、眼底動脈の内部が硬化を起こし、こ
の動脈の内膜の硬化による「引きつれ力」(「ズリ応
力」を含む。以下、同様である。)により、眼底静脈
が、交叉部近傍において狭窄を起こす。この引きつれ力
による狭窄が著しいほど、交叉部近傍において、動脈硬
化が進展していることを表している。
底動脈と眼底静脈の交叉部近傍における眼底静脈の外径
との比(以下、Vレシオともいう)が、動脈硬化を示す
眼底静脈の交叉部近傍における狭窄の指標として、極め
て有用であることを見出した。
て算出する。第1図は、眼底静脈の引きつれ狭窄が認め
られる、眼底動脈と眼底静脈の模式図であり、眼底動脈
10の下側を眼底静脈20が交叉し、交叉部30近傍に
おいて、眼底動脈10の内膜が硬化を起こし(図示せ
ず)、その硬化による引きつれ力により、眼底静脈20
の交叉部30近傍における狭窄が認められる。
30から、眼底静脈20の末梢側に3×ΦA程度離れた
部位を確認して、その位置の眼底静脈20の外径を、交
叉部30において引きつれ狭窄が全く認められない場合
の眼底静脈の外径とみなして、これをV2として、交叉
部30の眼底動脈10の直側部(例えば、交叉部30か
ら1/10×ΦA程度の距離)の眼底静脈20の外側径
をV1とする。
/V2)を、Vレシオとして算出する。Vレシオ(V1
/V2)が小さい程、交叉部30近傍における、眼底動
脈10の硬化が進展していることを示し、動脈硬化のリ
スクが高いことを表している。
が、交叉部31より、少しズレた方向に拡がっている場
合(硬化部分:111及び112)を示す模式図であ
り、眼底静脈21において、交叉部31近傍で、引きつ
れ力が互い違いに働いた結果、眼底静脈21が交叉部3
1近傍で、位置のズレを起こしていることを示してい
る。
(V1/V2)を、若干補正する必要がある。具体的に
は、交叉部31において、眼底動脈11を挟んだ、眼底
静脈21の左右の外径の中央を結んだベクトル線(21
1)が、眼底静脈21の外径の0.5〜1.0倍ズレて
いる場合には、上述したVレシオの値から0.1を引い
た補正値を動脈硬化の検出に用いるべきVレシオとす
る。また、上記の外径のズレが、眼底静脈21の外径の
1.0倍を超えてズレている場合には、上述したVレシ
オの値から0.2を引いた補正値を、動脈硬化の検出に
用いるべき、総合Vレシオとする。
ズレとは若干異なり、交差する眼底動脈において、末梢
側とその反対側の眼底静脈の長さ方向の中心線の間に、
角度のズレがある場合を示している。すなわち、第3図
においては、眼底動脈12を交差する眼底静脈22にお
いて、眼底静脈12の末梢側の長さ方向の中心線221
と、反対側の長さ方向の中心線222とが、第2図のよ
うに平行ではなく、ズレ角度が認められる。この場合の
ズレ角度αを、末梢静脈側の交叉部32と反対側の交叉
部33から1/10×ΦA程度の距離の、外径線321
と331と、各々の静脈の長さ方向の中心線の交点同士
を結んだ場合の、各々の長さ方向の中心線との間に認め
られる角度と定義する。
(V1/V2)を、若干補正する必要がある。具体的に
は、上記で得られたVレシオから、ズレ角度αに、1/
100を乗じた値をS値とすると、このS値を、上述し
たVレシオから減ずることにより得られる補正値を、動
脈硬化の検出に用いるべき、総合Vレシオとする。
角度αは、好適には10°(絶対値)以下であり、さら
に好適には5°(絶対値)以下である。このように、本
ソフトウエアが、眼底動脈と眼底静脈の交叉部近傍にお
ける眼底静脈の狭窄の度合いについて、総合Vレシオ
(交叉部に、ズレやズレ角度が認められず、上記の2種
類の補正が行われていない「Vレシオ」を含む。以下、
特に断わらない限り、総合Vレシオを、補正が行われて
いないVレシオを含むものとする)等を算出する演算を
行い、この演算値と動脈硬化の程度とを関連付けて、動
脈硬化を検出可能な手段が施されている態様であること
は、本検出システムの最も好適な態様の一つである。
上、通常は、2〜3か所)の、乳頭部より1乳頭径以上
離れた眼底動脈と眼底静脈の交叉部における総合Vレシ
オ等の演算値を、例えば、平均値として統合して、これ
を被検者の総合Vレシオ等として、動脈硬化の検出指標
とすることは、演算値の信頼性を向上させる上で好適で
ある。
行により得られる演算値が、異なる心電図信号に対して
得られる演算値の統合値とすることも、本検出システム
においては、任意のタイミングで同期させた眼底像のデ
ータを抽出することが可能であるため、容易である。例
えば、心電図信号のR波とT波における眼底像における
総合Vレシオ等の演算値の平均値として統合して、これ
を被検者の総合Vレシオ等として、動脈硬化の検出指標
とすることも、演算値の信頼性を向上させる上で、好適
である。
れる、眼底動脈と眼底静脈の交叉部近傍における眼底静
脈の狭窄の度合いを、複数の被検者の年令に応じて標準
化処理して得られる標準化情報と、被検者各々における
前記の狭窄の度合いとを、相互の値の高低等を比較する
ことにより関連付けるアルゴリズムを、本ソフトウエア
に搭載して、被検者各々の動脈における血管の形態の器
質的変化と血管拍動を、機能的に評価することで、動脈
の老化の程度(いわば、血管年齢)を検出することも可
能である〔例えば、被検者の年齢と性別の標準化情報よ
りも、被検者の総合Vレシオが高ければ、被検者の血管
は、標準よりも動脈硬化が進展していると判断され、実
際の被検者の年齢よりも、動脈の血管の形態の器質と血
管拍動の機能的な評価として高齢であると評価されるこ
ととなる(いわば、血管年齢が、実年齢よりも高いとし
て評価される)。逆に、被検者の年齢と性別の標準化情
報よりも、被検者の総合Vレシオが低ければ、被検者の
血管は、標準よりも動脈硬化が進展していないと判断さ
れ、動脈の血管の形態の器質と血管拍動の機能的な評価
として良好であると評価されることとなる(いわば、血
管年齢が、実年齢よりも若いとして評価される)。
号間における演算値の変化率を算出することが可能なア
ルゴリズムが搭載されていることも好適な態様の一つで
ある。
ト信号とした、異なる2種類の心電図信号に同期させて
得た眼底像における、総合Vレシオ等の演算値の差を求
めることにより把握することができる。典型的には、心
臓の脈波拍動サイクルの中でも、最も顕著なタイミング
であるR波のピーク部分と、T波の終了部分に同期させ
て得た眼底像における、総合Vレシオの差を表す数値
を、上記の変化率の指標として挙げることができる。
総合Vレシオの単位時間当りの変化量を求めることも効
果的である。すなわち、総合Vレシオをyとして、最初
の総合Vレシオの測定時刻をt、次の総合Vレシオの測
定時刻までの経過時間をΔtとすると、y=f(t)と
して表される、総合Vレシオyの時刻tに対する関数
を、一次関数f(t)=at+bに近似させることがで
きる程度に、経過時間Δtを小さくした場合の、一次関
数f(t)=at+bの傾きaの絶対値を表す数値を、
総合Vレシオの変化率として用いることも可能である。
この場合、変化率が大きければ、血管に弾力性が認めら
れることとなり、小さければ、血管に弾力性がなく、硬
直化していることとなる。このような、総合Vレシオの
変化率は、上記の血管拍動の機能的な評価を行う一要素
として用いることができる。すなわち、このようなアル
ゴリズムの実行により、血管に弾力性が認められれば、
動脈の血管の器質と血管拍動の機能的な評価が高く判断
される要素となり、血管の硬直化が認められれば、同評
価が低く判断される要素となる。
として、任意の時刻を設定することができるが、単位時
間毎の総合Vレシオの変化量は、同一被検者において
も、ウインドケッセル現象による、血管脈拍の変動周期
に依存しており、この変動周期の一周期内において異な
っている。すなわち、選択した時刻tを、眼底像と同期
させた心電図信号で特定して、眼底像を、血管脈拍の変
動周期の基準となる心電図信号に依存させ、血管脈拍の
変動周期内における総合Vレシオの変化量の本来的な差
異による測定誤差を解消することが、総合Vレシオの変
化を、動脈硬化の進展度合いと、より正確に関連付ける
ために必要となる。よって、時刻tを任意に選択するこ
とができるといっても、この時刻tは、眼底像に同期さ
せた心電図信号に依存させて選択することが必要であ
り、心電図信号の典型的な波信号であるR波やT波を基
準とした時刻として設定することが、好適、かつ、現実
的である(上述した、R波のピーク部分とT波の終了部
分に同期させた総合Vレシオの差異は、時刻tをR波の
ピーク部分とT波の終了部分として選択し、時間Δt
を、R波のピーク部分からT波の終了部分にまでにかか
る時間、または、T波の終了部分からR波のピーク部分
にまでにかかる時間として選択して算出される値であ
る)。この時間Δtにおける総合Vレシオの相違が、動
脈硬化の程度を推測する、血管の拍動性変化率を規定す
ることとなる。
する。第4図は、本検出システムの構成を示すブロック
図である。
部41、眼底像の検出部43、および、コンピューター
44で構成されている。本検出システム40は、心電図
信号と眼底像の同期化等を、コンピュータ44において
行う、本発明の動脈硬化の検出システムの実施態様の一
つを示した図面である。
センサ411、増幅部412、及び、出力部413で構
成されている。さらに、眼底像の検出部43は、DV撮
像部431及び出力部432で構成されている。
ンサ411は、例えば、圧電素子からなり、被検者の胸
部又は他の生体部位に装着され、導出される心電図信号
を検出する機構であり、増幅部412は、電極センサ4
11で検出された心電図信号の増幅処理を行う機構であ
り、出力部413は、増幅処理された心電図信号の出力
を行う機構である。
ンピューター44において行うために、心電図信号の検
出部41の出力部413から、直接、コンピューター4
4の入力部441に、心電図信号が入力される、この心
電図信号は、A/D変換器(414)等により、デジタ
ル化処理が行われていることが好適である。
眼底像をDV撮像部(デジタルビデオカメラの撮像部)
により撮像を行い、これにより得られる眼底像の動画の
イメージ信号を抽出し、この動画信号を、出力部432
からDV端子を介して、コンピューター44に、入力部
442からDVキャプチャカード等を介して入力する。
なお、DV撮像部431のデジタルビデオカメラは、眼
底静脈径の微妙な変化を測定する必要上、可能な限り高
い解像度であることが好適である。具体的には、200
万画素以上の解像度を有することが好適である。また、
DV撮像部431には、通常の眼底カメラが具備する、
被検者の眼底を撮像するための機構、例えば、接眼レン
ズ、光源、アライメント機構、画角調整機構等を、必要
に応じて具備していることは勿論である。
の動画のデジタル信号は、コンピューター44の処理装
置443において、入力部441から入力された眼底像
の動画のイメージ信号の並列複合化を行うことで、眼底
像の動画データーと心電図信号を、同一のフレーム毎に
同期させて(同期化処理4431)、眼底像の動画デー
ターと心電図信号のデジタル同期化データー(443
2)を得ることができる。同期化データー4432は、
必要に応じた、圧縮等の処理が行われていてもよい。
号及び/又は眼底像の動画のデジタル信号を、逆量子
化、補間等の過程を経て、コンピューター44の表示手
段において、心電図及び/又は眼底像として表示や出力
を行うことが可能とすることが好適である。
432は、そのまま、その後の眼底静脈径の測定等の工
程に用いることが可能であり、一旦、電子媒体に保存す
ることも可能である。
データー4432を基にして、少なくとも1か所の眼底
静脈と眼底動脈の交叉部を、ターゲット部位として選択
して、かかるターゲット部位における眼底動脈と眼底静
脈の血管径等、動脈硬化についての判断を行うための基
礎データを計測する工程である。
ト部位において、異なるタイミングで計測することが好
適である。この異なるタイミングは、得られるべき血管
径等のデータの変化を感知することができることを、最
小のタイミングとして、自由に設定することができる。
程4433において計測された、ターゲット部位である
眼底動脈と眼底静脈の交叉部の血管径等の基礎データを
基に、適切な解析をすることによって、この基礎データ
をを、さらに有益な情報へと変換することができる。こ
の有益な情報とは、例えば、被検者の、前述した総合V
レシオ、さらには血管年令等が挙げられる。
計測した場合に、各ターゲット部位における各タイミン
グ間の総合Vレシオ等の変化を計測することにより、眼
底静脈径の変化を計測することにより、心電図信号に依
存した単位時間当りの総合Vレシオ等の変化を算出する
ことが有益である。すなわち、前述したように、この変
化を測定することにより、被検者の血管の器質的な変化
の程度や、動脈のしなやかさの程度を算出することが可
能である。
は、コンピューター44において得られる、心電図信号
に同期された眼底像、すなわち、ウインドケッセル現象
に左右されない安定した眼底像を、連続的に得ることが
可能であり、これにより、総合Vレシオ等の動脈硬化の
指標となるデーターを、多用にサンプリングして、これ
らの統合値を算出することで、得られる総合Vレシオ等
の信頼性を向上させることが可能であり、さらに、被検
者の血管の器質的な変化や、動脈のしなやかさに関する
指標を、容易に得ることが可能となる。
40のコンピューター44の処理装置において用いる本
ソフトウエアのフローシートの一実施例(400)を示
した図面である。本実施例における、各プロセスにおけ
るコンピュータ44の操作は、必要に応じてマウス操作
とすることが好適である(本例においては、「マウス操
作」の表示により、その一例が示してある)。
ト」は、コンピューター44を、フローシート400に
示す処理を行う本ソフトウエアを実行することが可能な
状態にセットアップすることを示している。セットアッ
プ後、初期メニュー画面を呼出し(0001)、映像出
力を、コンピューター44の表示手段において行い、例
えば、「登録,修正,表示,集計,終了」等の作動メニ
ューを表示する(0002)。
03)、この初期メニューの選択ステップ(0004)
において、例えば、「登録」を選択し、初期データーを
入力すると、「初期データ入力画面」が表示され(00
05)、「表示」を選択すると、「データ確認表示画
面」が表示され(0006)、「集計」を選択すると、
「データ集計画面」が表示される(0007)〔「表
示」、または、「集計」選択後のプロセス(エ)(オ)
については、後述する。また、「修正」を選択すると、
データ修正のための修正メニューが表示され、「終了」
を選択すると、終了確認プロセス実行後、プログラムの
実行が終了する〕。
・0009)後、初期データ(カルテ番号,氏名,性
別,年齢,血圧値,コレステロール値,血糖値等)のキ
ーボード等からの入力を行い(0010)、初期データ
の入力を完了する(0011)。
説明する。眼底像の撮影に際しては、まず、眼底像の検
出部443における撮影準備を行い(0100)、入力
部441からコンピューター44に入力された心電図信
号を、コンピューター44の表示手段における表示確認
を行う(0101)。
件の選択画面の表示を行い(0103)、眼底像の検出
部43における眼底像の撮影画角(50°または25
°)の選択を行い、検出部43では、選択された撮影画
角に応じた撮影条件が設定される(0105,010
6)。
すると(撮像プロセスA)、眼底像の検出部43におい
て、画角50°で眼底が撮影され(0200)、その画
像のデジタルデータが、入力部442を経て、コンピュ
ーター44に入力され、その表示手段において、映像出
力表示が行われる(0201,0202)。この入力さ
れた眼底画像のデジタルデータと心電図信号との並列複
合化により、眼底像の動画データーと心電図信号を、同
一のフレーム毎に同期させて、眼底像の動画データーと
心電図信号のデジタル同期化データーを得ることができ
る。この撮像プロセスA終了後、再び、撮影条件選択表
示プロセス(0103)に戻り、必要に応じて、撮像プ
ロセスAを複数回行うことも可能である。また、この撮
像プロセスA完了後、さらに、特定部分の拡大画面を得
るために、撮影画角25°における撮像プロセスを含め
たプロセス(撮像プロセスB)に移行することもでき
る。
°における撮像プロセスを含めた一部を示している。ま
ず、撮像画角50°における眼底画像から、動脈硬化の
候補部分を、例えば、3ポイント選択して(020
3)、各ポイントを選択する(例えば、各ポイントを、
Aポイント、Bポイント、および、Cポイントとする。
このポイントの選択にあたっては、映像出力を行い、例
えば、各ポイントを、×印で表示する(0204,02
05)。各ポイントを選択後、この撮像画角50°にお
ける各ポイントの、特定の心電図信号と同期されている
撮影データを保存する(0207,0208)。この保
存に際しては、例えば、上述したカルテ番号、血圧値等
の初期データを、撮像データと共に保存することが好適
である。
解析プロセスを行うために、上記の撮像画角50°によ
る眼底画像の表示を行い(0209,0210)、改め
て、Aポイント近傍を、画角25°で撮影し(021
1)、Aポイントにおける動脈硬化部分を選択するため
のマウス操作を行い(0212)、動脈硬化部分と認め
た箇所を、改めて撮影画角25°での撮影を行い(02
13)、この撮影に係るAポイントの映像出力を行い
(0214)、その映像データの保存を行う(0215
〜0217)。
°における眼底画像の映像出力〜保存のプロセスを、上
記のAポイントの場合と同様の手順で行う(Bポイン
ト:0218〜0227、Cポイント:0228〜02
37)。
セスについて説明する〔第5図(3)〕。まず、ポイン
ト選択画面の表示を行う(0238)。具体的には、ポ
イント選択画面の映像出力を行い(0239)、本例で
は、与えられたポイントである、Aポイント、Bポイン
ト、および、Cポイントのうち、測定ポイントを選択す
る(0240)。Aポイントを選択する場合には(02
41)、マウス操作により、測定画面からAポイント部
分の表示を行い(0242,0243)、動脈硬化部分
をマウス操作により拡大して(0244)、この拡大部
分の映像出力を行う(0245〜0247)。
行する〔第5図(4):具体的には、Aポイントについ
てのみ記載するが、BポイントとCポイントについて
も、同様のステップを行うことができる〕。
8)は、上記のAポイントの拡大部分の表示を行い、マ
ウスにより、対象となる眼底動脈10の外径をドラック
することにより行われる(0249)。眼底動脈10の
径の測定値をA1として(0250)、動脈外径A1の
1/10の値を、1/10A1として(0251)、測
定値の表示を行う(0252)。再び、当該部分の映像
出力を行い(0253)、眼底動脈と眼底静脈の交差部
分における、眼底動脈10の眼底静脈の末梢側の外径の
クリックを行う(0255)。次に、この部分から、眼
底静脈の末梢側へ1/10A1だけ離れた位置と数値の
表示を行い(0256)、映像出力を行う(025
7)。
プ(0259)に移行する。映像出力(0257)を行
った後、さらに、マウス操作により、前記の末梢側から
1/10A1だけ離れた位置における眼底静脈径(V
1)を、マウスでドラックを行うことにより測定し、V
1の値を表示しつつ、映像出力を行う(0260〜02
64)。
も、さらに眼底動脈から離れた位置における末梢側眼底
静脈径の測定ステップ(0265)に移行する。まず、
眼底動脈と眼底静脈の交差部分における、眼底動脈の眼
底静脈の末梢側の外径のクリックを行う(0266)。
さらに、眼底動脈径A1の3倍の距離を計算し、これを
A2とし、眼底静脈の末梢側A2の位置と数字の表示を
行い、映像出力を行う(0267〜0270)。
ス(0271)に移行する。映像出力を行った後、さら
に、マウス操作により、前記の末梢側からA2だけ離れ
た位置における眼底静脈径(V2)を、マウスでドラッ
クを行うことにより測定し〔第5図(5)0272,0
273)、V2の値を表示しつつ(0274)、映像出
力を行う(0275)。
0)に移行する。すなわち、上述のようにして得られた
V1とV2の値を基に、V1/V2をVレシオとして計
算して(0301)、これの映像表示を行う(030
2,0303)と共に、Vレシオをデータとして保存す
る(0303〜0306)。
ロセス(0401)に移行する。このステップでは、ま
ず、V1をクリックして、その値を呼び出し(040
2,0403)、この値に1/2を乗じた値であるX1
を算出する(0405)。次いで、この算出されたX1
を基に、V1をドラックして得た線分の中点(X1)の
映像出力を行う(0406,0407)。さらに、V2
をクリックして、その値を呼び出し(0408,040
9)、この値に1/2を乗じた値であるX2を算出する
(0410,0411)。次いで、この算出されたX2
を基に、V2をドラックして得た線分の中点(X2)の
映像出力を行う(0412,0413)。そして、最後
に、中心点X1とX2を結んだベクトル線X1X2を表
示して(0414)、映像出力を行う(0415)。
の測定プロセス(0416)に移行する。このステップ
は、上述した眼底静脈の中心線の測定プロセス(040
1)における手順と、実質的に同様の手順で行われる。
交差部分における、眼底動脈の眼底静脈の末梢側の反対
側の外径のクリックを行う〔第5図(6)0417〕。
次に、この外径から、眼底静脈の末梢側の反対側へ1/
10A1だけ離れた位置と数値の表示を行い(041
8,0419)、映像出力を行う(0420)。
反対側から1/10A1だけ離れた位置における眼底静
脈径(V3)を、マウスでドラックを行うことにより測
定し(0421,0422)、V3の値を表示しつつ、
映像出力を行う(0423,0424)。さらに、V3
の中心を測定するために(0425)、V3をクリック
して、その値を呼び出し(0426,0427)、この
値に1/2を乗じた値であるY1を算出する(042
8)。次いで、この算出されたY1を基に、V3をドラ
ックして得た線分の中点(Y1)の映像出力を行う(0
429,0430)。
反対側からA2だけ離れた位置(A4)を表示し(04
31,0432)、このA4における眼底静脈径(V
4)を測定する(0435)。すなわち、マウスでドラ
ックを行うことにより、V4を測定し(0436,04
37)、V4の値を表示しつつ、映像出力を行う(04
38,0439)。さらに、V4をクリックして、その
値を呼び出し(0440,0441)、この値に1/2
を乗じた値であるY2を算出する(0442)。次い
で、この算出されたY2を基に、V4をドラックして得
た線分の中点(Y2)の映像出力を行う(0443)。
そして、最後に、中心点Y1とY2を結んだベクトル線
Y1Y2を表示して、映像出力を行う〔第5図(7)0
444,0445〕。
1X2とY1Y2の記憶を行い、データとして保存する
(0446〜0448)。次に、総合Vレシオを算出す
るための、眼底静脈のズレの測定プロセスに移行する。
の平均距離を算出し、この値をXY1とし(050
0)、眼底静脈径(V4とV2の平均値:V5)で除し
た値、すなわち、XY1/V5=XY1a、を算出し
(0501)、記憶を行う(0502,0503)。
(0600)に移行する。メニューから「角度測定」を
選んでクリックし(0601)、マウス操作により、X
1とY1を結び(0602,0603)、このベクトル
線X1Y1の映像出力を行う(0604,0605)。
末梢側静脈のズレを判定するために(0606)、再
び、メニューから「角度測定」を選んでクリックし(0
607)、ベクトル線Y1Y2を、ズレ角度測定の基準
線としてクリックし(0608)、マウス操作によりベ
クトル線X1Y1を指定し(0609,0610)、ベ
クトル線Y1Y2とX1Y1の角度(絶対値)を測定す
る(0611)。
(絶対値)が、5°以上の場合(YES)には、ズレ角
度を補正要素として、総合Vレシオを判定するプロセス
(ズレ角度補正プロセス)に移行する。
定プロセスにおいて測定された、ベクトル線Y1Y2と
X1Y1の角度を、Vレシオの補正パラメーターとし
て、適切な数値(S値)に変換して、この数値でVレシ
オを補正して、総合Vレシオを判定するプロセスである
(0700)。まず、測定角度/100を算出する〔第
5図(8)0701〕。例えば、測定角度が10°であ
れば、S値は0.1であり、同15°であれば、0.1
5である。次に、VレシオからS値を減じた値を、「総
合Vレシオ」として算出し(0702)、測定角度とS
値と総合Vレシオの映像出力表示を行い(0703,0
704)、これらのデータを保存する(0705)ため
に、マウス操作(0706)を行い、測定角度等のデー
タの記憶を行う(0707)。
定データの一覧表示を行うことができる(0708)。
すなわち、マウス操作により、「測定データの表示」を
クリックすると(0709,0710)、上述したAポ
イントのV1値、V2値、Vレシオ、総合Vレシオ、そ
の他の測定データをはじめ、Aポイントと同様の工程に
より得られたBポイントとCポイントにおける、これら
の測定データが一覧表示される(0711,071
2)。このようにして、ズレ角度補正プロセスを行うこ
とができる。この、ズレ角度補正プロセスの完了後、後
述する「標準化情報と測定された総合Vレシオとの比較
判定プロセス」に移行する〔プロセス(イ)〕。
が5°未満の場合(NO)は、プロセス(ア)に移行
し、下記の総合Vレシオを判定するプロセス(ズレ補正
プロセス)が行われる。
算出されたXY1aをもとに、Vレシオにおける補正値
を算出して、Vレシオを、総合Vレシオとして補正す
る、総合Vレシオの判定プロセス(0800)に移行す
る。
Y1aが0.5以上か否かを選別するステップであり、
NOの場合、すなわち、XY1aが0.5未満の場合
は、補正値は0であり、ステップ0301で算出された
Vレシオは、そのまま、データとして保存される〔プロ
セス(ウ)〕。これに対して、YESの場合、すなわ
ち、XY1aが0.5以上の場合は、さらに、XY1a
が1.0以上か否かを判定するステップ(0803,0
804)に移行する。このステップがNOの場合、すな
わち、XY1aが0.5〜1.0未満の場合は、補正値
は−0.1であり、ステップ0301で算出されたVレ
シオから0.1を減じた値(V11:0808)が、よ
り正確に動脈硬化に進展度に対応する値であり、この値
が、総合VレシオV11として記憶され、保存される
(V22:0809,0810)。このステップがYE
Sの場合、すなわち、XY1aが1.0以上の場合は、
補正値は−0.2であり、ステップ0301で算出され
たVレシオから0.2を減じた値(0805)が、より
正確に動脈硬化に進展度に対応する値であり、この値
が、総合VレシオV22として記憶され、保存される
(0806,0807)。このようにして、ズレ補正プ
ロセスを行うことができる。この、ズレ補正プロセスの
完了後、後述する「標準化情報と測定総合Vレシオとの
比較判定プロセス」に移行する。
比較判定プロセス〔第5図(9)0900〕について説
明する。予め、データとして入力された標準化情報(年
齢に対応した、標準的な総合Vレシオの値)(090
2)と上記で測定された、測定総合Vレシオ情報(09
01)とを比較する(0903)。すなわち、ステップ
0904は、標準化情報と測定総合Vレシオ情報の大小
比較を行うステップであり、このステップで、NO、す
なわち、標準化情報よりも測定総合Vレシオ情報が小さ
い場合は、被検者の現実の年齢よりも、若い血管年齢が
検出され(0907)、これが、血管年齢Bとして記憶
される(0908,0909)。これに対して、ステッ
プ0904で、YES、すなわち、標準化情報と測定総
合Vレシオ情報が同一か、標準化情報よりも測定総合V
レシオ情報が大きい場合には、被検者の現実の年齢と同
一か、老いた血管年齢が検出され(0905)、これ
が、血管年齢Aとして記憶される(0906,091
0)。
0)に移行する。このプロセスにおいては、R波のピー
ク時に同期させた眼底像から得られる総合Vレシオと、
T波の終了時に同期させた眼底像から得られる総合Vレ
シオを測定して、両者を比較することにより、血管の柔
軟度を測定するステップである。
させた眼底像の表示を行う(1001)。すなわち、マ
ウス操作(1002)により、R波のピーク時に同期さ
せた眼底像(撮影画角50°)の映像出力を行い(10
03〜1006)、測定画面の選択を行う(100
7)。前述したように、ここでは、Aポイントの選択を
行う(1008)。すなわち、マウス操作(1009)
により、Aポイント部分の表示を行い(1010)、さ
らに、動脈硬化部分を拡大した画像の映像出力を行う
(撮影画角25°)〔第5図(10)1011〜101
4〕。次いで、動脈硬化部分の眼底静脈10の外径(A
MX2)を、マウスによりドラッグすることにより測定
し、その測定値の映像出力を行う(1015〜101
9)。
させた眼底像の表示を行う(1020)。すなわち、マ
ウス操作(1021)により、この心電図信号のT波の
終了時に同期させた眼底像(撮影画角50°)の映像出
力を行い(1022〜1025)、測定画面の選択を行
う(1026)。前記と同様、Aポイントの選択を行う
(1027)。すなわち、マウス操作(1028)によ
り、Aポイント部分の表示を行い(1029)、さら
に、動脈硬化部分を拡大した画像の映像出力を行う(撮
影画角25°)(1030〜1033)。次いで、動脈
硬化部分の眼底静脈10の外径(AMN2)を、マウス
によりドラッグすることにより測定し、その測定値の映
像出力を行う〔第5図(11)1034〜1038〕。
た、AMX2とAMN2の差(FXレシオ)を求める
(1039)。このFXレシオを、血管の弾力性を示す
指標として用いることができる。最後に、FXレシオの
数値と、これに伴う画像を保存する(1040,104
1)。
る、被検者の動脈硬化の検出プロセスの一実施態様が終
了する(1042)。データ確認表示プロセス 上述したフローシートの初期メニューの選択ステップ
(0004)において、「表示」を選択した場合のデー
タ確認プロセス(2000)について説明する。
において、「表示」を選択し、プロセス(エ)に移行す
ると、キーボード入力画面が表れ(2001)、被検者
のID番号のキーボード入力を行うと(2002)、対
象の被検者の各データが映像出力される(2003)。
ここで、対象の被検者の各データの内容を確認して判定
するステップに移行する(2004)。判定ステップ2
005において、NO、すなわち、対象の被検者の各デ
ータの内容に誤りがある等、修正の必要性がある場合に
は、上記のキーボード入力画面において、修正情報のキ
ーボード入力を行い、上記のプロセスを繰り返す〔繰り
返しプロセス(a)〕。これに対して、YES、対象の
被検者の各データの内容に修正の必要が認められない場
合には、各ポイント(Aポイント、Bポイント、Cポイ
ント)の映像出力がなされ(2006,2007)、各
ポイントが、画面上に表示される。これらのポイントの
中から、所望するポイント画面を選択してクリックし
(2008,2009)、マウス操作(2010)によ
り拡大画面の映像出力表示を行い(2011)、拡大画
面と各種データの表示を行い〔第5図(12)2012〕、
データ確認表示ステップが終了する。
(0004)において、「集計」を選択した場合のデー
タの一覧表示のプロセス(3000)について説明す
る。
において、「集計」を選択し、プロセス(オ)に移行す
ると(3001)、データ表示画面が表れると共に、デ
ータ集計様式のメニューが表れる。これらのメニューの
中から、所望する集計様式を選択すると(3002)、
各数値項目により並べ変えられた一覧表示の映像出力が
行われる(3003)。このようなデータの一覧表示を
行い、データ一覧表示ステップが終了する。
化の検出手段が提供される。
脈と眼底静脈の模式図である。
しズレた方向に拡がっている場合を示す模式図である。
脈にズレ角度が認められる場合を示す模式図である。
る。
おいて用いる本ソフトウエアのフローシートの一実施例
を示した図面の第1番目である。
おいて用いる本ソフトウエアのフローシートの一実施例
を示した図面の第2番目である。
おいて用いる本ソフトウエアのフローシートの一実施例
を示した図面の第3番目である。
おいて用いる本ソフトウエアのフローシートの一実施例
を示した図面の第4番目である。
おいて用いる本ソフトウエアのフローシートの一実施例
を示した図面の第5番目である。
において用いる本ソフトウエアのフローシートの一実施
例を示した図面の第6番目である。
において用いる本ソフトウエアのフローシートの一実施
例を示した図面の第7番目である。
において用いる本ソフトウエアのフローシートの一実施
例を示した図面の第8番目である。
において用いる本ソフトウエアのフローシートの一実施
例を示した図面の第9番目である。
において用いる本ソフトウエアのフローシートの一実施
例を示した図面の第10番目である。
において用いる本ソフトウエアのフローシートの一実施
例を示した図面の第11番目である。
において用いる本ソフトウエアのフローシートの一実施
例を示した図面の第12番目である。
Claims (10)
- 【請求項1】心電図信号の検出手段と、これにより検出
された心電図信号に同期させた眼底像を検出可能な眼底
像の検出手段を備えた動脈硬化の検出システムにおい
て、眼底像の検出が、眼底像の動画から、任意の心電図
信号と同期させた眼底の静止像をコンピュータの表示画
面上において抽出することにより、心電図信号と同期さ
せた眼底像を提供可能なソフトウエアにより行われる、
動脈硬化の検出システム。 - 【請求項2】心電図信号と同期させた眼底像を提供可能
なソフトウエアが、コンピュータ端末における表示手段
上で、眼底像と心電図の動画を同時に表示しつつ、任意
の心電図信号と同期させた眼底像を抽出可能なソフトウ
エアである、請求項1記載の動脈硬化の検出システム。 - 【請求項3】任意の心電図信号に、心電図信号のR波お
よび/またはT波を示す信号が含まれている、請求項1
記載の動脈硬化の検出システム。 - 【請求項4】任意の心電図信号と同期させた眼底像を提
供可能なソフトウエアが、眼底動脈と眼底静脈の交叉部
近傍における眼底静脈の狭窄の度合いについての演算を
行い、この演算値と動脈硬化の程度とを関連付けて、動
脈硬化を検出可能な手段が施されているソフトウエアで
ある、動脈硬化の検出システム。 - 【請求項5】請求項4記載の動脈硬化の検出システムに
おけるソフトウエアにより得られる演算値が、異なる心
電図信号に対して得られる演算値の統合値である、動脈
硬化の検出システム。 - 【請求項6】請求項4または5記載の動脈硬化の検出シ
ステムにおけるソフトウエアにより得られる演算値が、
2か所以上の眼底動脈と眼底静脈の交叉部近傍における
眼底画像から得られる演算値の統合値である、動脈硬化
の検出システム。 - 【請求項7】請求項4〜6のいずれかの請求項記載のソ
フトウエアが、異なる心電図信号間における演算値の変
化率を算出することが可能な手段が施されているソフト
ウエアである、動脈硬化の検出システム。 - 【請求項8】請求項7記載のソフトウエアが、演算値の
変化率と、動脈のしなやかさの程度を関連付けて、動脈
硬化を検出可能な手段が施されているソフトウエアであ
る、動脈硬化の検出システム。 - 【請求項9】請求項1〜8のいずれかの請求項記載の動
脈硬化の検出システムを行うために用いるソフトウエア
が格納された電子媒体。 - 【請求項10】請求項1〜8のいずれかの請求項記載の
動脈硬化の検出システムを行うために用いるソフトウエ
ア。
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2002
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