JP2003299609A - 交換貸与品および貸与品交換支援システム - Google Patents

交換貸与品および貸与品交換支援システム

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JP2003299609A
JP2003299609A JP2002105745A JP2002105745A JP2003299609A JP 2003299609 A JP2003299609 A JP 2003299609A JP 2002105745 A JP2002105745 A JP 2002105745A JP 2002105745 A JP2002105745 A JP 2002105745A JP 2003299609 A JP2003299609 A JP 2003299609A
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JP2002105745A
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Masahiro Osada
雅裕 長田
Kazuhisa Yoshiki
和久 吉木
Eiji Iriyama
鋭士 入山
Hideki Kasai
秀樹 笠井
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】定量化した汚れの基準に従って交換時期を判断
し通知することによって交換が遅れたり交換頻度が不必
要に高くなったりするのを防止する。 【解決手段】玄関マット1は顧客に貸与されかつ適時に
交換される。玄関マット1には、玄関マット1が踏まれ
たことを検出する圧力検出手段2と、玄関マット1の水
分の有無を検出する水分検出手段3とが設けられる。ま
た、玄関マット1は、圧力検出手段2および水分検出手
段3の出力に基づいて玄関マット1の汚れの目安を汚れ
度として検出し、汚れ度が規定の閾値に達したと判断さ
れたときに電波を媒体とする交換要求信号を送出する回
路を収納した容器4を内蔵する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、玄関マットや清掃
用具などであって顧客に貸与するとともに適時に交換す
る交換貸与品、および交換貸与品の交換時期の判断を容
易にする貸与品交換支援システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、玄関マットや清掃用具(たと
えば、モップ)などの各種物品を顧客に有償で貸与する
とともに適時に物品を回収するとともに洗浄済みの物品
と交換することを事業化したサービスが実施されてお
り、この種のサービスは事業所や家庭において広く普及
している。上述のような物品は事業者が顧客に貸与する
とともに適時に交換するものであるから、以下では「交
換貸与品」と呼ぶ。交換貸与品の交換は、一般に契約に
定められる周期でサービス要員が巡回して定期的に実施
されているのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な交換貸与品を交換するのは交換貸与品が汚れるからで
あって、汚れた交換貸与品を洗浄した後に再び顧客に貸
与することにより、事業者は利益を得ている。
【0004】しかしながら、上述したように交換貸与品
の交換は定期的に実施されているのが現状であって、汚
れの程度とは無関係に一定周期で交換されている。した
がって、一時的に使用頻度が高くなった場合や雨天など
で極端に汚れた場合など予期しない原因で交換貸与品が
極端に汚れたとしても次の交換時までは汚れたままで使
用しなければならず、顧客に不都合を強いることがある
という問題を有している。
【0005】この種の問題を解決するには、交換貸与品
がもっとも汚れやすい顧客に合わせて比較的短い周期で
交換貸与品を交換することが考えられるが、すべての顧
客について交換頻度が高くなるから、事業者にとっては
作業頻度が多くなって作業が繁雑になるという問題が生
じる。また、交換貸与品が洗浄を要するほどには汚れて
いない顧客でも次の交換時には交換貸与品が交換される
のであって、このような顧客にとっては不必要に交換頻
度が高くなることによって出費の増加につながる可能性
もある。
【0006】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、定量化した汚れの基準に従って交換
時期を判断し通知することによって交換が遅れたり交換
頻度が不必要に高くなったりするのを防止できる交換貸
与品を提供するとともに、交換貸与品の交換時期を確実
に通知する貸与品交換支援システムを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、顧客
に貸与するとともに適時に交換する貸与品本体と、貸与
品本体に付設され貸与品本体の汚れの目安を汚れ度とし
て検出する汚れ度検出手段と、汚れ度検出手段により検
出される汚れ度が規定の閾値に達したと判断されたとき
に電波を媒体とする交換要求信号を送出する通知手段と
を備えることを特徴とする。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記貸与品本体が玄関マットであって、前記汚れ度
検出手段は、玄関マットが踏まれたことを検出する圧力
検出手段と、玄関マットが踏まれたことを圧力検出手段
が検出した回数を計数するとともに計数値を汚れ度とす
る計数手段とを備えることを特徴とする。
【0009】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、前記汚れ度検出手段には前記玄関マットにおける水
分の有無を検出する水分検出手段が付設され、前記圧力
検出手段により玄関マットが踏まれたことが検出された
ときに水分検出手段が水分を検出していると1より大き
い値を計数手段に計数させることを特徴とする。
【0010】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、前記貸与品本体が使用時に専用台から取り外され非
使用時に専用台に取り付けられる清掃用具であって、前
記汚れ度検出手段は、清掃用具が専用台に着脱されたこ
とを検出する着脱検出手段と、清掃用具が専用台から取
り外されたことと専用台に取り付けられたこととの少な
くとも一方を着脱検出手段が検出した回数を計数すると
ともに計数値を汚れ度とする計数手段とを備えることを
特徴とする。
【0011】請求項5の発明は、請求項1ないし請求項
4の発明において、前記貸与品本体に前記汚れ度検出手
段が内蔵され、貸与品本体と前記通知手段とは汚れ度検
出手段と通知手段とを着脱可能に接続するコネクタを備
えることを特徴とする。
【0012】請求項6の発明は、請求項1ないし請求項
5のいずれか1項に記載の交換貸与品を少なくとも1個
含み前記交換要求信号には交換貸与品に固有な識別符号
が含まれ、前記通知手段からの交換要求信号を受信可能
であって識別符号により交換貸与品を特定する受信装置
が設けられていることを特徴とする。
【0013】請求項7の発明は、請求項1ないし請求項
5のいずれか1項に記載の交換貸与品を少なくとも1個
含み前記交換要求信号には交換貸与品に固有な識別符号
が含まれ、前記通知手段からの交換要求信号を受信可能
であって有線の伝送路に交換要求信号を送出する受信装
置と、受信装置から伝送路を介して受信した交換要求信
号から識別符号により交換貸与品を特定するセンタ装置
とが設けられていることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本実施形態
は、顧客に貸与するとともに適時に交換する貸与品本体
が、図1のように玄関マット1である場合を例示する。
また、本実施形態は、玄関マット1の汚れの目安として
の汚れ度を検出する汚れ度検出手段として、玄関マット
1にほぼ全面に亘って内蔵されて玄関マット1が踏まれ
たことを検出する圧力検出手段2と、玄関マット1の適
宜箇所(図示例では中央部)に内蔵され玄関マット1に
おける水分の有無を検出する水分検出手段3とを備え
る。玄関マット1の内部には後述する回路を収納した容
器4も内蔵される。容器4は玄関マット1が踏まれたと
きに破損しないように配置される。汚れ度検出手段は圧
力検出手段2と水分検出手段3とに加えて容器4に収納
した回路の一部も含むが、この点については後述する。
【0015】圧力検出手段2としては、線状あるいは板
状に形成した金属の接点を対向させて配置し、弾性体に
より接点間を離間する向きに付勢した構成のものや、感
圧導電ゴムを用いた構成のものを採用することができ
る。金属の接点は線状であれば複数本を平行に配置し、
板状であれば複数個を格子状に配列することによって玄
関マット1の略全面に亘る面積を有した圧力検出手段2
を構成することができる。感圧導電ゴムを用いる場合に
は出力に対して適宜の閾値を設定することによって、玄
関マットが踏まれたか否かを判断する。また、水分検出
手段3としては、複数個の電極間の電気抵抗を測定する
ことによって水分検出手段3の近傍の水分量を検出する
とともに電気抵抗に対して規定の閾値を設定することに
よって、水分の有無を判断する構成を採用することがで
きる。圧力検出手段2および水分検出手段3に対する閾
値は容器4に収納した回路において設定される。
【0016】容器4には、図2に示すように、マイクロ
コンピュータ(以下、「マイコン」と略称する)からな
る信号処理部5が設けられ、信号処理部5において上述
した汚れ度検出手段により検出される汚れ度が閾値に達
したと判断されたときには、通知手段としての無線送信
部6から交換要求信号が出力され、容器4に内蔵したア
ンテナ7を通して交換要求信号が電波を媒体として外部
に送出される。容器4には信号処理部5および無線送信
部6の電源となる電池8も内蔵される。無線送信部6で
は免許が不要な小電力無線ないし微弱無線を用いる。ま
た、無線送信部6には固有の識別符号が設定されてお
り、交換要求信号の送信毎に識別符号も同時に送信され
るように構成してある。ここに、交換要求信号および識
別符号はデジタルデータであって無線送信部6では、こ
れらのデジタルデータをFM変調して送出する。なお、
玄関マット1に内蔵されている回路は電池8を電源とし
ているから、無線送信部6へは交換要求信号の発生時に
のみ電力を供給するようにすれば消費電力を抑制して電
池8の寿命を延ばすことができる。
【0017】信号処理部5は、圧力検出手段2によって
玄関マット1が踏まれたことが検出されるたびに計数す
る計数手段(図示せず)が設けられ、さらに計数手段の
計数値が規定の閾値に達したときに無線送信部6に交換
要求信号を送出するように指示する比較手段(図示せ
ず)が設けられる。また、信号処理部5には、圧力検出
手段2によって玄関マット1が踏まれたことが検出され
たときに水分検出手段3が水分を検出していると1より
大きい値を計数手段に計数させる補正手段(図示せず)
も設けられる。本実施形態では補正手段は計数手段に
「3」を計数させるように設定してある。このように補
正手段を設け水分検出手段3で水分が検出されたときに
計数手段に計数させる値を大きくしているのは、玄関マ
ット1に水分が存在するときには、雨天などであって玄
関マット1に汚れが付着しやすい状態であるとみなして
いるからである。
【0018】信号処理部5の動作手順をまとめると図3
のようになる。すなわち、新品または洗浄された玄関マ
ット1では、設置直後に計数手段の計数値が0に初期化
される(S1)。その後、圧力検出手段2によって玄関
マット1が踏まれたことが検出されると(S2)、水分
検出手段3により玄関マット1の水分が検出されている
か否かが判断される(S3)。ここで、水分が検出され
ているときには計数手段に計数させる値を「3」に設定
し(S4)、水分が検出されていなければ計数手段に計
数させる値を「1」に設定する(S5)。計数手段では
これらの値を計数し、計数値が規定した閾値に達したと
きには(S6)、無線送信部6に対して識別符号ととも
に交換要求信号を送出するように指示する(S7)。交
換要求信号を送出する閾値は、玄関マット1を交換する
程度の汚れ度として設定される。なお、水分検出手段3
により水分が検出されたときに計数手段に計数させる値
を「3」と設定しているが、この値は1より大きい整数
値であれば適宜に設定することができる。
【0019】このような動作によって、玄関マット1が
踏まれた回数を圧力検出手段2の出力に基づいて計数す
ることにより玄関マット1の汚れの程度を推定できると
ともに、圧力検出手段2に水分検出手段3を併用して計
数値を補正することにより雨天などで玄関マット1に汚
れが付着しやすい状況も加味して汚れの程度を推定する
ことが可能になる。このように、使用頻度と天候とを併
せて汚れの程度を推定するから、玄関マット1の汚れの
目安である汚れ度を実用的な目安として用いることが可
能になる。
【0020】ところで、上述のようにして送出される交
換要求信号は、図4に示すように構成された受信装置R
xにより受信される。この受信装置Rxは図5に示すよ
うに自動車10に搭載され、サービス要員が自動車10
で巡回することにより交換要求信号が送出されているか
否かを受信装置Rxで検出する。つまり、無線送信部6
がアンテナ7を通して送出する電波は無免許で使用可能
するものであるから、到達範囲は十〜数百mの範囲であ
って、玄関マット1の設置場所付近を巡回することによ
って交換要求信号が受信可能になるのである。
【0021】図4に示す受信装置Rxは、いわゆるダブ
ルスーパヘテロダインのFM受信器であって、受信アン
テナ11で受信した受信信号を増幅器12で増幅した
後、フィルタ13を介して2段階のミキサ14,17に
入力して周波数変換している。ミキサ14,17の間に
は帯域フィルタ16が挿入され、ミキサ14にはPLL
回路19を用いて周波数が制御された局部発振回路15
から局発信号が入力される。また、ミキサ17には局部
発振回路18から局発信号が入力される。さらに、ミキ
サ17の出力は中間周波フィルタ20を介してミキサ2
1およびフィルタ22,23からなるクオドラチャ検波
回路に入力され、交換要求信号および識別符号が復調さ
れる。交換要求信号および識別符号は、CPU(マイク
ロプロセッサ)24およびメモリ(ROMとRAM)2
5とからなる演算処理部に入力され、CPU24ではメ
モリ25に格納されたデータを利用して受信信号の内容
を解読する。CPU24において交換要求信号が検出さ
れたときには、玄関マット1の交換が要求されているも
のとして識別符号に基づいて玄関マット1の設置場所を
特定し、玄関マット1の交換要求とともに玄関マット1
の設置場所を表示・操作部26に表示する。表示・操作
部26はたとえば液晶表示器の画面に透明なタッチスイ
ッチを設けたものを用いる。受信装置Rxは自動車10
に搭載するから受信装置Rxの電源はカーバッテリであ
って、受信装置Rxには直流12Vから内部電源を得る
電源回路27が設けられる。
【0022】このような受信装置Rxを用いることによ
って、上述したように、受信装置Rxが搭載された自動
車10に受信装置Rxを搭載してサービス要員が玄関マ
ット1を設置している顧客の近辺を巡回すれば、汚れ度
が閾値に達して交換時期になっている玄関マット1から
識別符号とともに送出される交換要求信号を受信するこ
とができるから、表示・操作部26の表示内容によって
玄関マット1の交換が促されることになる。
【0023】(第2の実施の形態)本実施形態では、図
6に示すように、玄関マット1には汚れ度検出手段とし
ての圧力検出手段2および水分検出手段3が内蔵される
が、信号処理部5および無線送信部6を含む回路を内蔵
した容器4は玄関マット1とは分離された構成を例示す
る。つまり、通知手段である無線送信部6を内蔵した容
器4がコネクタ9を介して圧力検出手段2および水分検
出手段3と着脱可能に接続される。図示例では玄関マッ
ト1に雄側のコネクタ9を設け、容器4に雌側のコネク
タ(図示せず)を設けているが、玄関マット1と容器4
とのどちらが雄側であってもよい。このようなコネクタ
9を用いることによって、玄関マット1に内蔵した汚れ
度検出手段と容器4に内蔵した無線送信部6を含む回路
とが電気的かつ機械的に結合されるのである。
【0024】一般に玄関マット1は汚れたときに交換し
たとしても容器4は必ずしも交換を必要とせず、また容
器4に内蔵した回路のみが故障することもあるから、容
器4を玄関マット1に対して交換可能としていることで
利便性が高まる。
【0025】なお、上述した2つの実施形態において、
水分検出手段3を圧力検出手段2に併用しているが、雨
天時などの一時的に生じる原因での汚れを問題にしない
場合には、汚れ度検出手段として圧力検出手段3のみを
設けた構成を採用することも可能である。
【0026】(第3の実施の形態)上述した実施形態で
は、交換貸与品として玄関マット1を例示したが、本実
施形態では交換貸与品として清掃用具であるモップ31
を例示する。モップ31は専用台32に対して着脱可能
であって、使用時には専用台32から取り外され、非使
用時には専用台32に取り付けられる。専用台32に対
するモップ31の着脱を検出するために専用台32には
着脱センサ33が設けられる。着脱センサ33には、た
とえば赤外線の投受光によって物体の有無を検出する光
電スイッチや押釦の押操作の有無によって物体の有無を
検出する押釦スイッチを用いることができる。
【0027】本実施形態は、図8に示すように、基本的
な構成は図2に示した第1の実施の形態と同様であっ
て、信号処理部5と無線送信部6とアンテナ7とを備
え、圧力検出手段2を着脱検出手段33に置き換えた構
成になっている。ただし、本実施形態では水分検出手段
3は不要であるから設けていない。着脱検出手段33で
は専用台32に対するモップ31の着脱を検出すること
ができるから、モップ31の着脱の回数をモップ31の
使用頻度とみなし、信号処理部5には着脱検出手段33
により検出されるモップ31の着脱の回数を計数する計
数手段(図示せず)を設けてある。計数手段による計数
値が規定した閾値に達すると、図示しない比較手段では
無線送信部6に交換要求信号を送出するように指示を行
う。要するに、専用台32へのモップ31の着脱回数を
モップ31の汚れの程度とみなし、モップ31の着脱回
数が規定の閾値に達すると、無線送信部6から交換要求
信号を送出させるのである。電源8’は電池でもよい
が、容器4を専用台32に設けているから商用電源から
電源8’をとるようにしてもよい。
【0028】ところで、本実施形態では、図10に示す
ように、交換要求信号を受信する受信装置Rxを専用台
32からの電波を受信可能な場所に配置し、かつ受信装
置Rxを電話回線のような有線の伝送路Lsに接続して
ある。つまり、受信装置Rxで受信した交換要求信号は
伝送路Lsを介して遠方のセンタ装置(図示せず)に通
知可能になっており、第1の実施の形態のようにサービ
ス要員が自動車で巡回しなくてもコールセンタなどのセ
ンタ装置において交換要求信号を受信することが可能に
なっている。
【0029】受信装置Rxは、具体的には図9に示す構
成を有し、基本的な構成は図4に示した第1の実施の形
態と同様の構成のものを用いる。ただし、本実施形態に
おいて用いる受信装置Rxは、CPU24から出力され
る交換要求信号および識別符号に対応する情報を表示・
操作部26に表示するだけではなく、モデム28および
接続装置29を用いて伝送路Lsとしての電話回線を通
してセンタ装置に通知できるように構成してある。要す
るに、CPU24において交換要求信号を検出すると、
センタ装置の電話番号を自動的にダイヤリングし、識別
符号に対応付けた情報をセンタ装置に転送するのであ
る。ここに、電話回線を通してセンタ装置を直接呼び出
す代わりに、インタネットのようなネットワークを経由
して交換要求信号に対応した識別情報をセンタ装置に伝
送するようにしてもよい。本実施形態における受信装置
Rxは、一般には宅内の定位置に設置されるから、商用
電源から電源を得るように電源回路27を構成してあ
る。
【0030】なお、本実施形態においても第2の実施の
形態と同様にコネクタ9を用いて容器4をモップ31に
着脱する構成としてもよい。
【0031】また、上述した実施形態では交換貸与品が
玄関マット1であるときには車載用の受信装置Rxを例
示し、交換貸与品がモップ31であるときには有線の伝
送路Lsを通してセンタ装置に通知する受信装置Rxを
例示したが、これらの関係は逆でもよいのはもちろんの
ことであり、交換貸与品も例示したものに限定されるも
のではない。すなわち、本発明は実施形態として示した
ものに制限されるものではなく、本発明の技術思想の範
囲内において適宜に変更可能であることは言うまでもな
い。
【0032】
【発明の効果】請求項1の発明は、顧客に貸与するとと
もに適時に交換する貸与品本体と、貸与品本体に付設さ
れ貸与品本体の汚れの目安を汚れ度として検出する汚れ
度検出手段と、汚れ度検出手段により検出される汚れ度
が規定の閾値に達したと判断されたときに電波を媒体と
する交換要求信号を送出する通知手段とを備えるもので
あり、交換貸与品の汚れの目安を汚れ度として定量化す
ることによって汚れの程度を判断するとともに自動的に
通知するから、一定周期で交換貸与品を交換する場合に
問題であった貸与品本体の交換時期が不適切になる可能
性を低減し、適切な時期に交換貸与品を交換することが
できる。
【0033】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記貸与品本体が玄関マットであって、前記汚れ度
検出手段は、玄関マットが踏まれたことを検出する圧力
検出手段と、玄関マットが踏まれたことを圧力検出手段
が検出した回数を計数するとともに計数値を汚れ度とす
る計数手段とを備えるものであり、圧力検出手段によっ
て玄関マットが踏まれた回数を汚れの目安とするから、
玄関マットの汚れの程度を比較的よい精度で検出するこ
とができる。
【0034】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、前記汚れ度検出手段には前記玄関マットにおける水
分の有無を検出する水分検出手段が付設され、前記圧力
検出手段により玄関マットが踏まれたことが検出された
ときに水分検出手段が水分を検出していると1より大き
い値を計数手段に計数させるものであり、玄関マットが
踏まれた回数だけではなく、雨天で靴が汚れていること
を水分検出手段の出力によって反映させることができる
から、玄関マットの汚れの程度を請求項2の発明よりも
さらに精度よく検出することが可能になる。
【0035】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、前記貸与品本体が使用時に専用台から取り外され非
使用時に専用台に取り付けられる清掃用具であって、前
記汚れ度検出手段は、清掃用具が専用台に着脱されたこ
とを検出する着脱検出手段と、清掃用具が専用台から取
り外されたことと専用台に取り付けられたこととの少な
くとも一方を着脱検出手段が検出した回数を計数すると
ともに計数値を汚れ度とする計数手段とを備えるもので
あり、清掃用具の専用台への着脱の回数によって清掃用
具の使用回数を検出するから、清掃用具の汚れの程度を
比較的よい精度で検出することができる。
【0036】請求項5の発明は、請求項1ないし請求項
4の発明において、前記貸与品本体に前記汚れ度検出手
段が内蔵され、貸与品本体と前記通知手段とは汚れ度検
出手段と通知手段とを着脱可能に接続するコネクタを備
えるものであり、交換貸与品を交換する際に貸与品本体
のみを交換することができるから、比較的高価な通知手
段を継続して利用することが可能になる。
【0037】請求項6の発明は、請求項1ないし請求項
5のいずれか1項に記載の交換貸与品を少なくとも1個
含み前記交換要求信号には交換貸与品に固有な識別符号
が含まれ、前記通知手段からの交換要求信号を受信可能
であって識別符号により交換貸与品を特定する受信装置
が設けられているものであり、通知手段からの交換要求
信号を受信する受信装置で交換貸与品を特定することが
できるから、たとえば受信装置を自動車に搭載すること
によって、サービス要員が顧客の近所を自動車で巡回す
ることにより交換要求信号を受信したときに汚れた交換
貸与品をただちに交換するようなサービスを提供するこ
とが可能になる。
【0038】請求項7の発明は、請求項1ないし請求項
5のいずれか1項に記載の交換貸与品を少なくとも1個
含み前記交換要求信号には交換貸与品に固有な識別符号
が含まれ、前記通知手段からの交換要求信号を受信可能
であって有線の伝送路に交換要求信号を送出する受信装
置と、受信装置から伝送路を介して受信した交換要求信
号から識別符号により交換貸与品を特定するセンタ装置
とが設けられているものであり、通知手段からの交換要
求信号を受信する受信装置が伝送路を通してセンタ装置
に交換要求信号を通知するから、交換要求信号を送出し
ている交換貸与品の遠方でも漏れなく確実に交換要求を
受けることができ、サービス要員の巡回が不要になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図2】同上のブロック図である。
【図3】同上の動作説明図である。
【図4】同上に用いる受信装置のブロック図である。
【図5】同上の使用形態を示す概略図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図7】本発明の第3の実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図8】同上のブロック図である。
【図9】同上に用いる受信装置のブロック図である。
【図10】同上の使用形態を示す概略図である。
【符号の説明】
1 玄関マット 2 圧力検出手段 3 水分検出手段 4 容器 5 信号処理部 6 無線送信部 7 アンテナ 8 電池 9 コネクタ 10 自動車 31 モップ 32 専用台 33 着脱検出手段 Ls 伝送路 Rx 受信装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 入山 鋭士 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 笠井 秀樹 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 3B074 AB04 3B120 EA04 EB30

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顧客に貸与するとともに適時に交換する
    貸与品本体と、貸与品本体に付設され貸与品本体の汚れ
    の目安を汚れ度として検出する汚れ度検出手段と、汚れ
    度検出手段により検出される汚れ度が規定の閾値に達し
    たと判断されたときに電波を媒体とする交換要求信号を
    送出する通知手段とを備えることを特徴とする交換貸与
    品。
  2. 【請求項2】 前記貸与品本体が玄関マットであって、
    前記汚れ度検出手段は、玄関マットが踏まれたことを検
    出する圧力検出手段と、玄関マットが踏まれたことを圧
    力検出手段が検出した回数を計数するとともに計数値を
    汚れ度とする計数手段とを備えることを特徴とする請求
    項1記載の交換貸与品。
  3. 【請求項3】 前記汚れ度検出手段には前記玄関マット
    における水分の有無を検出する水分検出手段が付設さ
    れ、前記圧力検出手段により玄関マットが踏まれたこと
    が検出されたときに水分検出手段が水分を検出している
    と1より大きい値を計数手段に計数させることを特徴と
    する請求項2記載の交換貸与品。
  4. 【請求項4】 前記貸与品本体が使用時に専用台から取
    り外され非使用時に専用台に取り付けられる清掃用具で
    あって、前記汚れ度検出手段は、清掃用具が専用台に着
    脱されたことを検出する着脱検出手段と、清掃用具が専
    用台から取り外されたことと専用台に取り付けられたこ
    ととの少なくとも一方を着脱検出手段が検出した回数を
    計数するとともに計数値を汚れ度とする計数手段とを備
    えることを特徴とする請求項1記載の交換貸与品。
  5. 【請求項5】 前記貸与品本体に前記汚れ度検出手段が
    内蔵され、貸与品本体と前記通知手段とは汚れ度検出手
    段と通知手段とを着脱可能に接続するコネクタを備える
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1
    項に記載の交換貸与品。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれか1項
    に記載の交換貸与品を少なくとも1個含み前記交換要求
    信号には交換貸与品に固有な識別符号が含まれ、前記通
    知手段からの交換要求信号を受信可能であって識別符号
    により交換貸与品を特定する受信装置が設けられている
    ことを特徴とする貸与品交換支援システム。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項5のいずれか1項
    に記載の交換貸与品を少なくとも1個含み前記交換要求
    信号には交換貸与品に固有な識別符号が含まれ、前記通
    知手段からの交換要求信号を受信可能であって有線の伝
    送路に交換要求信号を送出する受信装置と、受信装置か
    ら伝送路を介して受信した交換要求信号から識別符号に
    より交換貸与品を特定するセンタ装置とが設けられてい
    ることを特徴とする貸与品交換支援システム。
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