JP2003299540A - 取付機構付き棚 - Google Patents

取付機構付き棚

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JP2003299540A
JP2003299540A JP2002106465A JP2002106465A JP2003299540A JP 2003299540 A JP2003299540 A JP 2003299540A JP 2002106465 A JP2002106465 A JP 2002106465A JP 2002106465 A JP2002106465 A JP 2002106465A JP 2003299540 A JP2003299540 A JP 2003299540A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】十分な載置強度を確保しつつ、壁面を傷付ける
こと無く容易に取付け可能な取付機構付き棚の提供。 【解決手段】上面に物体を載置可能な棚板11と、棚板
11の両側部にそれぞれ配置され、対向する壁面に押し
当てることによって壁面に対し係止力を発揮する左右の
摩擦係止板12,13と、端部を摩擦係止板12,13
の本体側面に連結するとともに棚板11にスライド自在
に支持されたスライド部材16,16と、両端が対向す
る摩擦係止板の12,13本体側面にそれぞれ連結さ
れ、摩擦係止板12,13を壁面側に加圧する伸縮可能
な突っ張り手段14とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に家屋等の建物
の隅角部に容易に設置可能な取付機構付き棚に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、家屋等の隅角部には、物を載置す
るために、例えば、三角形状或いは扇形状の棚を設置す
ることが行われ、一般にこのような棚の設置は、ブラケ
ット等の設置用部材を介して壁面に取り付ける方法で行
われている。しかし、この一般的設置方法では、設置用
部材の取付け作業に手間が掛かるという問題があり、そ
れを解消するものとして、例えば、図9に示すような構
造の取付機構付き棚が提供されている。
【0003】この取付機構付き棚は、棚板1の扇形の要
部に外向きに係止針2を、両側端面にナイフ状の係止突
起3,3を出し入れ可能に備え、棚板1の裏面に突出さ
せた操作用摘み4を操作することによって、これらの係
止針2及び係止突起3が出入り動作されるようになって
いる。そして、設置場所の隅角部5に棚板1を押し当て
た状態で、操作摘み4を操作して係止針2及び係止突起
3,3を突出させ、それらを隅角部5及び壁面6に食い
込ませることによって棚板1を固定するようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
従来の取付機構付き棚では、係止突起3,3及び係止針
2の部分で全ての荷重を受けるので、棚の強度が弱く載
置量が少ないという問題があった。また、係止針2及び
係止突起3,3が壁面6に食い込ませて取り付けるもの
であるため、壁面6を傷付けてしまうという問題があっ
た。
【0005】本発明は、このような従来の問題を鑑み、
十分な載置強度を確保しつつ、壁面を傷付けること無く
容易に取付け可能な取付機構付き棚の提供を目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の如き従来の問題を
解決し、所期の目的を達成するための請求項1の発明
は、上面に物体を載置可能な棚板と、該棚板の両側部に
それぞれ配置され、対向する壁面に押し当てることによ
って該壁面に対し係止力を発揮する左右の摩擦係止板
と、端部を前記摩擦係止板の棚板側面に連結するととも
に前記棚板にスライド自在に支持されたスライド部材
と、両端が対向する前記摩擦係止板の棚板側面にそれぞ
れ連結され、前記摩擦係止板を壁面側に向けて加圧する
伸縮可能な突っ張り手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】このように構成することによって、十分な
載荷強度を確保しつつ、壁面を傷付けることなく容易に
棚を取り付けることができる。
【0008】尚、突っ張り手段としては、下記の実施例
の他、ネジ軸を用いた物など伸縮可能で、両側部に配置
された摩擦係止板を外側に向けて加圧することができる
構造のものであればよい。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記スライド部材を押し出し方向に付勢する付勢手
段と、前記スライド部材を本体側に押し込んだ状態で保
持することができ且つ該保持状態を解除する機構を有す
るスライド部材保持手段とを有することで、取付の際に
棚をワンタッチで仮止めすることができ、素人でも簡単
且つ好適に棚を取り付けることができる。
【0010】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、前記棚板は中空箱状に形成され、前記スライ
ド部材が前記棚板内にスライド自在に収容されたこと
で、取付用の機構が棚板内部に隠すことができ、見映え
がよい。
【0011】請求項4の発明は、突っ張り手段は、筒状
をしたハウジングと、該ハウジング内に一端側が突出さ
れ、軸方向に出し入れ自在なピストンと、該ピストンを
前記ハウジングより突出方向に付勢するスプリングと、
前記ピストンをハウジング内に押し込んでスプリングを
圧縮させた状態で前記ピストンを係止させる係止部材
と、該係止部材の係止を解除する係止解除部材とを備え
た伸縮シリンダーをもって構成されたことで、ワンタッ
チで突っ張り手段に摩擦係止板を加圧させることがで
き、棚の設置が容易となる。また、棚の取り外しを行う
際にも容易に作業することができる。
【0012】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、係止部材は、先端部が半径方向に突出するように傾
斜した弾性バネ状に形成され、前記先端部がハウジング
に形成された係止用孔と係合するようにしたことで、容
易にピストンをハウジングに押し込みスプリングを圧縮
させた状態で保持することができ、かかる保持状態を容
易に解除することもできる。
【0013】請求項6の発明は、請求項4又は5のいず
れかの発明において、突っ張り手段は、棚板と一体化さ
れた軸受け部と、一方の端部が摩擦係止板の本体側面に
連結され、他方の端部が前記軸受け部に枢支された一対
の前記伸縮シリンダーとにより構成されたことで、摩擦
係止板を押し出し方向に加圧することができるととも
に、壁面の状態に好適に適応できる。
【0014】請求項7の発明は、摩擦係止板は、棚板の
両側部にそれぞれ複数配置され、該各摩擦係止板はそれ
ぞれ独立して動作可能なことで、壁の不陸等の影響を受
けにくく、常に安定した係止力を発揮し、十分な載荷強
度を確保することができる。尚、下記の実施例では、片
側に2枚の摩擦係止板を配置しているが2枚以上の複数
枚であってもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る取付機構付き
棚の実施の形態を図について説明する。
【0016】図1は取付機構付き棚を隅角部に設置した
状態を示し、符号10は取付機構付き棚である。
【0017】この取付機構付き棚10は、棚板11の両
側部に配置された摩擦係止板12,13を、突っ張り手
段14によって壁面側に向けて加圧して壁面a,aに押
し当てることによって取り付けることができるようにな
っている。
【0018】摩擦係止板12,13は、その外側面12
a,13a即ち、壁面aに対向する面に、例えば、吸着
性のゴム板を貼着させ摩擦係数を高くする等の処理が施
され、押圧されることによって壁面aに対し十分な係止
力を発揮できるように形成されている。また、この摩擦
係止板12,13は、図3、図4に示すように裏面に連
結部15を備え、この連結部15に棚板11にスライド
自在に支持されたスライド部材16を連結することによ
って、棚板11に支持されている。尚、摩擦係止板1
2,13は、下縁部の形状が異なる等の多少の差異はあ
るが略同一の構成となっている。
【0019】突っ張り手段14は、その端部が前側の摩
擦係止板12,12に連結される前側突っ張り機構17
と、後側の摩擦係止板13,13に連結される後側突っ
張り機構18とによって構成されている。
【0020】前側突っ張り機構17は、図1に示すよう
に、棚板11の底板部裏面に一体に形成された軸受け部
19と、一方の端部が軸受け部19に枢支され、他方の
端部が前記摩擦係止板の係合部に連結される一対の伸縮
シリンダー20,20とによって構成されている。そし
て、この軸受け部19を介して棚板11に支持された伸
縮シリンダー21は、その付勢力によって摩擦係止板1
2,12を壁面側に向けて加圧するようになっている。
【0021】一方、後側突っ張り機構18は、伸縮シリ
ンダー21の両端を摩擦係止板13,13の裏面に形成
された係合部22と互いに係合させ、伸縮シリンダー2
1の付勢力により摩擦係止板13,13を壁面側に加圧
するようになっている。
【0022】伸縮シリンダー20は、図5に示すよう
に、筒状をしたハウジング23と、ハウジング23内に
一端側が突出され、軸方向に出し入れ自在なピストン2
4と、ピストン24をハウジング23より突出方向に付
勢するスプリング25と、ピストン24をハウジング2
3内に押し込んでスプリング25を圧縮させた状態でピ
ストン24をハウジングに係止させる係止部材26と、
係止部材26の係止を解除する係止解除部材27とを備
えている。
【0023】ハウジング23の周壁面には、後述するピ
ストンの係止部材が係止される係止用孔28a,28b
が長手方向の同一線上に2箇所穿孔され、軸受け側端部
には、係止解除部材27が形成されている。この係止解
除部材27は、基端側がハウジング23と一体に形成さ
れた支持部27aに支持された弾性バネ状に形成され、
その先端部27bは、係止用孔28aの位置にくるよう
に形成されている。
【0024】また、ハウジング23は、その軸受側端部
に、軸受け部19に枢支される玉軸部29を一体的に備
え、他方の端部は、摩擦係止板12に形成された係合部
の半球状の係合凹部22aと互いに係合するように先端
部が半球状に形成されている。
【0025】ピストン24の先端部には半径方向に張り
出して段部30が形成され、この段部30に一方の端部
が当接したスプリング25がハウジング23の開口端部
に反力をとってピストン24を突出方向に付勢するよう
になっている。また、ピストン24の奥部側端部には、
図に示すように、先端部が半径方向に突出するように傾
斜した弾性バネ状の係止部材26が形成されている。
【0026】該係止部材26は、自身の弾性によって、
先端部26aが半径方向に突出し、この先端部26aが
ハウジングの前記係止用孔28a,28bに係止される
ようになっている。この係止部材26は、軸受け側28
aで係止した場合には、ピストン24をハウジング23
内に押し込んでスプリング25を圧縮させた状態にハウ
ジング23に係止させ、先端側28bで係止した場合に
は、ピストン24がそれ以上突出しないように抜け止め
するようになっている。
【0027】尚、軸受け側28aで係止されているとき
には、係止解除部材27を操作すること、即ち、係止解
除部材27を操作して係止解除部材の先端部27bで係
止部材26の先端部26aをハウジング23内に押し込
むことで、係止状態を解除するようになっている。ま
た、先端側28bで係止している場合には、ピストン2
4を押し込むとハウジング23内側面に係止部材26の
傾斜した部分が押されて、先端部26aをハウジング内
に引き込み、係止状態が解除されるようになっている。
【0028】伸縮シリンダー21は、図6に示すよう
に、上述した図5に示す伸縮シリンダー21とほぼ同じ
構成により形成され、筒状をしたハウジング23と、ハ
ウジング23内に一端側が突出され、軸方向に出し入れ
自在なピストン24と、ピストン24をハウジング23
より突出方向に付勢するスプリング25と、ピストン2
4をハウジング23内に押し込んでスプリングを圧縮さ
せた状態でピストン24をハウジング23に係止させる
係止部材26と、係止部材26の係止を解除する係止解
除部材27とを備えている。
【0029】伸縮シリンダー21では、ハウジング23
の端部及びピストン24の端部は図6に示すように、半
球状に形成され、摩擦係止板13に形成された係合部2
2の半球状の係合凹部22aと互いに係合されるように
なっている。
【0030】棚板11は、図7に示すように、天板部3
1と底板部32とからなり、天板部31と底板部32と
を重ね合わせることによって扇形の中空箱状に形成さ
れ、上面に物体が載置できるようになっている。
【0031】天板部31は、平板状の天板31aを有
し、該天板31aの前縁部即ち、扇形の円弧部に底板側
に突出した前面板31bが一体に形成されている。
【0032】底板部32は、図7に示すように、底板内
側面に立ち上げた壁部33,34間にスライド部材収容
部35が形成され、該スライド部材収容部35にスライ
ド部材16,16が壁部32の長手方向にスライド可能
な状態に嵌め込まれている。また、底板部32の内側面
には、後述するスライド部材16の長穴に嵌り込むスラ
イド規制部36,36が底板32aに一体又は一体的に
設けられている。更に、該底板部の略中央部分には、後
述するスライド保持手段が設置できるようになってい
る。
【0033】スライド部材16は、スライド部材収容部
35に嵌り込むスライド支持板36と、スライド支持板
36の外側縁部に形成され、摩擦係止板の内側面に突設
された連結部15の連結溝15aと相互に嵌合する連結
挿入部38とが一体に形成されている。
【0034】スライド支持板36は、かかる扇形の棚の
場合には、扇形の側縁形状に合わせて略三角形状に形成
されている。また、表面にはスライド規制部36が嵌り
込む長穴39が穿孔されている。
【0035】このスライド部材16,16は対で用いら
れ、図2に示すように、左右のスライド部材16,16
がスライド部材収容部35に収容されている。このスラ
イド部材16,16は、スライド規制部36が長穴39
に嵌り込んでいるので、スライド量が規制されるように
なっている。即ち、スライド規制部36が長穴39の内
側内縁に当接するまでスライド部材16は押し出し方向
に突出することができ、一方、長穴39の外側内縁に当
接するまでスライド部材16を押し込むことができるよ
うになっている。
【0036】また、この取付機構付き棚10は、スライ
ド部材16,16を押し出し方向、即ち外側に付勢する
とともに、スライド部材16を棚板側に押し込んだ状態
で保持することができ且つ保持状態を解除する機構を有
するスライド部材保持手段を備えることで、ワンタッチ
で棚を仮止めできるようになっている。
【0037】即ち、スライド部材16,16を押し込ん
だ状態のまま保持させておき、その状態で棚板11を設
置場所の隅角部5に当て、そこで保持状態を解除するこ
とによって、スプリングによって摩擦係止板12,13
が壁面aに押し当てられて仮固定されるようになってい
る。
【0038】スライド部材16,16は、スライド支持
板36の内側縁に付勢手段たるスプリング40と連結す
るスプリング連結部41が一体に形成され、スプリング
40,40によって相互に反力をとって押し出し方向即
ち外向きに付勢されるようになっている。
【0039】スライド部材保持手段42は、図8に示す
ように、それぞれスライド部材16,16の内側中央部
分に形成された嵌合溝43,43に端部を嵌め込んだ一
対の係合金具44,45を備えるとともに、この係合金
具44,45を支持する支持部46と、保持状態を解除
するための解除機構47とを有している。
【0040】各係合金具44,45は、細長の帯状部材
を折り曲げた形状をなし、スライド部材16の嵌合溝4
3に嵌り込む嵌合部48と、嵌合部48と段差部49を
介して一体に形成された重合部50とをともに有する。
また一方の係合金具44の嵌合部とは反対側の端部に
は、他方45の段差部49に係合する鈎部51が一体に
形成されている。
【0041】支持部46は、棚板11の底板部32の底
板内面に立ち上げた一対の支持壁52,53と、一方の
支持壁52に保持され、両支持壁52,53間に配置さ
れた係合金具の重合部50,50を他方側に押し付ける
スプリング54とを有している。
【0042】解除機構47は、平板状の解除キー55を
回転摘み56に立ち上げた状態に支持させ、係る回転摘
み56を底板32aに回転自在に支持させることによっ
て構成されている。
【0043】このスライド部材保持手段42は、一対の
係合金具44,45を図8(a)に示すように、重合部
50,50を相互に重ね合わせ、鈎部51を他方の段部
49に係止させ、スプリング54によって重合部50,
50を押すことによって、係合状態が維持されるように
なっている。一方、解除機構の解除キー56は、図に示
すように係合金具の重合部50,50間に挟まれ、重合
部50,50と略平行な位置にある。このような構成に
よれば、係合金具44,45が接続されたスライド部材
16,16を押し込んでスプリング40,40を圧縮し
た状態に保持することができる。
【0044】一方、この保持手段41の保持状態を解除
するには、図8(b)に示すように、回転摘み56を略
90度回転させ、解除キー58を係合金具重合部50,
50と略直角となる位置にすると、相互の重合部50,
50間に隙間ができ、鈎部51が段差部52から離れ、
保持状態が解除される。これによって、付勢手段たるス
プリング40,40によってスライド部材16,16は
互いに反力をとって突出方向、即ち外向きに付勢され、
突出するようになっている。
【0045】次に、この取付機構付き棚の取付方法につ
いて説明する。
【0046】まず、両側部の摩擦係止板12,13を棚
板側に押し込み、スライド部材保持手段42の係合金具
44,45を互いに係合させ、スライド部材16,16
を押し込んだ状態に保持するとともに、前側突っ張り機
構及び後側突っ張り機構の伸縮シリンダー20,21
は、シリンダー23をハウジング内に押し込みスプリン
グ25を圧縮した状態で係止させておく。
【0047】次に、この状態で設置場所、家屋の隅角部
に棚を配置し、位置決めを行う。位置決めが完了した
ら、回転摘み56を回して保持状態を解除する。保持状
態が解除されると、スライド部材16に押されて摩擦係
止板12,13は外向き即ち壁面側に向かって突出し、
壁面aに押し当てられて係止力を発揮し、仮止めがされ
る。
【0048】そして、仮止めがされたら前側及び後側突
っ張り手段の伸縮シリンダー20,21の係止解除部材
27を操作して、係止部材26をハウジング23内に押
し込み、伸縮シリンダーのロック状態を解除して、ピス
トン24を突出方向に付勢する。このとき、伸縮シリン
ダー20のピストン端部及び伸縮シリンダー21のピス
トン端部及びハウジング端部は、係合凹部22aと互い
に係合させるようにするようになっており摩擦係止板1
2,13は、スライド部材による付勢力に加えて、シリ
ンダーの付勢力によって更に壁面に押し当てられ、十分
な係止力を発揮するようになる。
【0049】尚、この取付機構付き棚10は、伸縮シリ
ンダー20,21を縮め、スライド部材16,16を本
体側に押し込めば、取り外すことが可能である。
【0050】尚、上述の実施例は、棚板11の形状を扇
形状にした例について説明したが、棚板はその他三角形
状や台形状等であってもよい。
【0051】また、上述の実施例では、複数の摩擦係止
板に対し一枚のスライド部材によって対応させている
が、スライド部材16は、摩擦係止板の片側に配置され
た枚数に併せて複数設け、各摩擦係止板が独立して動作
できるようにしてもよい。
【0052】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る取付機構付
き棚は、十分な載荷強度を確保するとともに、容易に取
り付けることができ、しかも設置に際して壁を傷付ける
ことがない。また、取り外しも容易である。
【0053】また、スライド部材保持手段を有すること
で、ワンタッチで棚を仮止めすることができ、作業効率
が向上する。
【0054】棚板にスライド部材等の取付機構が収容さ
れ表面に現れないので、見映えがよい。
【0055】更に、片側に複数枚の摩擦係止板を用いれ
ば、壁に対する自由度が向上し、好適に棚を取り付ける
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る棚を取り付けた状態を示す斜視図
である。
【図2】同上の横断面図である。
【図3】(a)は図1中の摩擦係止板を示す正面図、
(b)は同側面図、(c)は同A−A線断面図である。
【図4】(a)は図1中の摩擦係止板を示す正面図、
(b)は同側面図、(c)は同B−B線断面図である。
【図5】(a)は伸縮シリンダーを示す側面図、(b)
は同縦断面図、(c)は伸長状態を示す縦断面図であ
る。
【図6】(a)は伸縮シリンダーを示す側面図、(b)
は同縦断面図、(c)は伸長状態を示す縦断面図であ
る。
【図7】図1中の棚板を示す分解斜視図である。
【図8】(a)はスライド部材保持手段の保持状態を示
す概略平面図、(b)は同解除状態の概略平面図であ
る。
【図9】従来の取付機構付き棚の一例を示す底面図であ
る。
【符号の説明】
a 壁面 10 取付機構付き棚 11 棚板 12、13 摩擦係止板 14 突っ張り手段 15 連結部 15a 連結溝 16 スライド部材 17 前側突っ張り機構 18 後側突っ張り機構 19 軸受け部 20 伸縮シリンダー 21 伸縮シリンダー 22 連結部 22a 連結凹部 23 ハウジング 24 ピストン 25 スプリング 26 係止部材 26a 先端部 27 係止解除部材 27a 支持部 27b 先端部 28a,28b 係止用孔 29 玉軸部 30 段部 31 天板部 31a 天板 31b 前面板 32 底板部 32a 底板 33,34 壁部 35 スライド部材収容部 36 スライド規制部 37 スライド支持板 38 連結挿入部 39 長穴 40 スプリング 41 スプリング連結部 42 スライド部材保持手段 43 嵌合溝 44,45 係合金具 46 支持部 47 解除機構 48 嵌合部 49 段差部 50 重合部 51 鈎部 52,53 支持壁 54 スプリング 55 解除キー 56 回転摘み

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面に物体を載置可能な棚板と、該棚板の
    両側部にそれぞれ配置され、対向する壁面に押し当てる
    ことによって該壁面に対し係止力を発揮する左右の摩擦
    係止板と、端部を前記摩擦係止板の棚板側面に連結する
    とともに前記棚板にスライド自在に支持されたスライド
    部材と、両端が対向する前記摩擦係止板の棚板側面にそ
    れぞれ連結され、前記摩擦係止板を壁面側に向けて加圧
    する伸縮可能な突っ張り手段とを備えてなる取付機構付
    き棚。
  2. 【請求項2】前記スライド部材を押し出し方向に付勢す
    る付勢手段と、前記スライド部材を本体側に押し込んだ
    状態で保持することができ且つ該保持状態を解除する機
    構を有するスライド部材保持手段とを有する請求項1に
    記載の取付機構付き棚。
  3. 【請求項3】前記棚板は中空箱状に形成され、前記スラ
    イド部材が前記棚板内にスライド自在に収容された請求
    項1又は2に記載の取付機構付き棚。
  4. 【請求項4】突っ張り手段は、筒状をしたハウジング
    と、該ハウジング内に一端側が突出され、軸方向に出し
    入れ自在なピストンと、該ピストンを前記ハウジングよ
    り突出方向に付勢するスプリングと、前記ピストンをハ
    ウジング内に押し込んでスプリングを圧縮させた状態で
    前記ピストンを係止させる係止部材と、該係止部材の係
    止を解除する係止解除部材とを備えた伸縮シリンダーを
    もって構成された請求項1、2又は3に記載の取付機構
    付き棚。
  5. 【請求項5】係止部材は、先端部が半径方向に突出する
    ように傾斜した弾性バネ状に形成され、前記先端部がハ
    ウジングに形成された係止用孔と係合するようにした請
    求項4に記載の取付機構付き棚。
  6. 【請求項6】突っ張り手段は、棚板と一体化された軸受
    け部と、一方の端部が摩擦係止板の本体側面に連結さ
    れ、他方の端部が前記軸受け部に枢支された一対の前記
    伸縮シリンダーとにより構成された請求項4又は5に記
    載の取付機構付き棚。
  7. 【請求項7】摩擦係止板は、棚板の両側部にそれぞれ複
    数配置され、該各摩擦係止板はそれぞれ独立して動作可
    能な請求項1〜5又は6に記載の取付機構付き棚。
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