JP2003299398A - 同期機の励磁制御装置 - Google Patents
同期機の励磁制御装置Info
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Abstract
(直流遮断器)単独よりも電源遮断器(交流遮断器)と
過電圧保護装置とを組み合わせたほうが小型で合理的で
ある。しかし、電源遮断器の開極時に界磁側過電圧が発
生するため、この界磁側過電圧の大きさに依存せず、確
実に界磁側過電圧のエネルギーを吸収して電源遮断器の
損傷防止と界磁巻線の保護が求められている。 【解決手段】界磁側過電圧が発生する電源遮断器の開極
時に、電源遮断器への開指令により過電圧保護装置を動
作させるようにする。
Description
護装置を備えた同期機の励磁制御装置に関する。
用される同期機の励磁制御装置は小型で合理的なものが
要求されている。特に励磁制御装置の小型化について
は、従来使用していた大型の界磁遮断器(直流遮断器)
に代わって小型でリーズナブルな電源遮断器(交流遮断
器)が使用される場合が多い。但し、電源遮断器を使用
した場合には電源遮断器開極時に発生する界磁側過電圧
から界磁巻線を保護するために過電圧保護装置が必要と
なってくる。しかしながら、大型の界磁遮断器を単独で
使用するケースと電源遮断器と過電圧保護装置とを組み
合わせて使用するケースとを比較すると、後者の方が小
型でよりリーズナブルなことは確かである。
護装置とを使用した従来の同期機の励磁制御装置の一例
を示す。図9において、同期機1の界磁側は電力変換器
2に接続されている。図9では、電力変換器2としてサ
イリスタ整流器を使用し、同期機電機子端自己電力の一
部を励磁変圧器3を介して電力変換器2に供給するよう
にしている。励磁変圧器3と電力変換器2は電源遮断器
4を介して接続され、その間を開閉されるように成って
いる。5は同期機1の励磁回路に設けられた過電圧保護
装置で、過電圧検出器5−1、この過電圧検出器5−1
の出力信号によりオン、オフされるスイッチング素子5
−2、過電圧検出器5−3、この過電圧検出器5−3の
出力信号によりオン、オフされるスイッチング素子5−
4、および放電抵抗器5−5から構成されている。図で
はスイッチング素子としてサイリスタを使用した例を示
す。
して電圧検出器7から検出される同期機電機子電圧Vg
を目標値となるように電力変換器2にゲートパルスを出
力して自動電圧調整する部分(AVR部)6−1と、起
動/停止シーケンスおよび緊急停止シーケンスに従い電
源遮断器4に開/閉指令を与える部分(シーケンサ部)
6−2とにより構成されている。8は保護装置で、同期
機保護シーケンスに従い電源遮断器4に開指令を与える
ものである。
て、同期機電機子側から界磁側に誘起してくる界磁側過
電圧については、過電圧検出器5−1が過電圧を検出
し、スイッチング素子5−2にゲート信号を送出してオ
ンさせ、放電抵抗器5−5に界磁電流を流し、界磁エネ
ルギーを吸収して、界磁側過電圧から界磁巻線を保護す
る。
あるいは保護装置8から与えられる電源遮断器4の開指
令については、電源遮断器4からみた場合、開指令その
ものは電気的に与えられるが、電源遮断器4の開極動作
は機械的に行われるため、開極動作の間電源遮断器4の
主極にはアークが発生することになる。このアークは同
期機界磁側のインピーダンスを著しく高めるように作用
する。一方同期機界磁巻線のインピーダンスはほとんど
がリアクタンスであり、界磁電流連続条件が成立する。
ンピーダンスになっている励磁回路に開極動作前の界磁
電流が流れようとすることで、界磁側過電圧が発生す
る。この電源遮断器4の開極に伴う界磁側過電圧を過電
圧検出器5−3が検出し、スイッチング素子5−4にゲ
ート信号を送出してオンさせ、放電抵抗器5−5に界磁
電流を流し放熱させ、界磁エネルギーを吸収して、界磁
側過電圧から界磁巻線を保護する。
4は三相交流遮断器であるため、開指令が与えられた時
の三相電流位相の状態で、開極動作の時に主極に発生す
るアークの状態は概ね以下の2パターンに大別される。
電流が全て通電状態に合った場合、開極動作で三相主極
の全てにアークが発生する。 (2)開指令が与えられた時に主極の三相電流の内の一
相がゼロクロスで無通電状態にあり、残りの二相は通電
状態にあった場合、開極動作で通電のあった二相主極だ
けにアークが発生する。
ンスを著しく高めるように作用するため、充分な界磁側
過電圧が発生して、過電圧検出器5−3がその過電圧を
検出し、スイッチング素子5−4にゲート信号を送出し
てオンさせ、放電抵抗器5−5に界磁電流を流して界磁
エネルギーを吸収し、界磁側過電圧から界磁巻線を保護
する。しかしながら後者の場合には同期機界磁側のイン
ピーダンスを充分に高めることができないため、低レベ
ルの界磁側過電圧しか発生せず、このため過電圧検出器
5−3の動作レベルまで達しない場合がある。この場
合、スイッチング素子5−4はオンしないため界磁エネ
ルギーは吸収されず、この界磁エネルギーが電源遮断器
4の通電状態にある二相主脚に集中することとなり、界
磁側過電圧の充分なる吸収が行われずに電源遮断器4を
損傷させたり焼損させたりする恐れがあった。
れたもので、電源遮断器の開閉状態に左右されることな
く、界磁側過電圧を確実に吸収して動作信頼性の高い同
期機の励磁制御装置を提供することを目的とする。
に請求項1に記載の同期機の励磁制御装置の発明は、同
期機の界磁側を励磁する電力変換器と、電力変換器と同
期機の電機子端とを接続する三相交流遮断器より成る電
源遮断器と、同期機の界磁側に接続された過電圧検出
器、この過電圧検出器の出力信号により動作するスイッ
チング素子、このスイッチング素子に接続された放電抵
抗器とからなる過電圧保護装置と、電力変換器を操作端
として同期機の電機子側電圧を目標値に制御する手段お
よび電源遮断器に開/閉指令を与える手段とを設けた制
御装置と、同期機を保護するために電源遮断器に開指令
を与える保護装置とからなる同期機の励磁制御装置にお
いて、電源遮断器への開指令により過電圧保護装置を動
作させるようにしたことを特徴とする。この発明によれ
ば、界磁側過電圧の大きさに依存せず、電源遮断器に開
指令が発せられた時に界磁エネルギーを過電圧保護装置
が吸収する。
発明は、請求項1に記載の発明において、過電圧保護装
置の過電圧検出器に相対的に高い値と相対的に低い値の
過電圧検出レベルを設け、制御装置と保護装置とから与
えられる電源遮断器の開指令によって、低い値の過電圧
検出レベルで過電圧保護装置を動作させるようにしたこ
とをことを特徴とする。この発明によれば、界磁側過電
圧の大きさに依存せず、電源遮断器に開指令が発せられ
た時に低い値の過電圧検出レベルで過電圧保護装置が動
作し、界磁エネルギーを過電圧保護装置が吸収する。
発明は、同期機の界磁側を励磁する電力変換器と、電力
変換器と同期機の電機子端とを接続する三相交流遮断器
より成る電源遮断器と、同期機の界磁側に接続された過
電圧検出器、この過電圧検出器の出力信号により動作す
るスイッチング素子、このスイッチング素子に接続され
た放電抵抗器とからなる過電圧保護装置と、電力変換器
を操作端として同期機の電機子側電圧を目標値に制御す
る手段および電源遮断器に開/閉指令を与える手段とを
設けた制御装置と、同期機を保護するために電源遮断器
に開指令を与える保護装置とからなる同期機の励磁制御
装置において、過電圧保護装置のスイッチング素子を動
作させる手段としてマルチパルス発生器を設け、制御装
置と保護装置とから与えられる電源遮断器の開指令によ
って、マルチパルス発生器を駆動させるようにしたこと
を特徴とする。この発明によれば、界磁側過電圧の大き
さに依存せず、電源遮断器が開極する時にマルチパス発
生器が動作し、界磁エネルギーを過電圧保護装置が吸収
する。
発明は、請求項3に記載の発明手において、電源遮断器
が開極を完了した時に出力する開極信号によってマルチ
パルス発生器を停止させる手段を設けたことを特徴とす
る。この発明によれば、界磁側過電圧の大きさに依存せ
ず、電源遮断器が開極する時に開指令から開極までの必
要な時間だけ界磁エネルギーを過電圧保護装置が吸収す
る。
発明は、請求項3または4に記載の発明において、電源
遮断器の開極信号をオンディレイタイマを介してマルチ
パルス発生器に入力し、マルチパルス発生器を停止させ
るタイミングを遅らせる手段を設けたことを特徴とす
る。この発明によれば、界磁側過電圧の大きさに依存せ
ず、電源遮断器が開極する時に開指令から開極までの必
要な時間と、界磁電流が充分減衰するまでの時間だけ界
磁エネルギーを過電圧保護装置が吸収する。
発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載の発明におい
て、電源遮断器の開指令を、同期機の電機子電圧を目標
値に制御する部分に入力する手段と、電源遮断器の開指
令によって、電力変換器で界磁電流を絞る手段を設けた
ことを特徴とする。この発明によれば、請求項1乃至5
のそれぞれに記載の発明の作用に加えて、界磁電流が絞
られた状態で界磁エネルギーを過電圧保護装置が吸収す
る。
照して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態を示
す図で、同期機1の界磁側は電力変換器2に接続され励
磁されている。図1では、電力変換器2としてサイリス
タ整流器を使用し、同期機電機子端自己電力の一部を励
磁変圧器3を介して電力変換器2に供給するようにして
いる。励磁変圧器3と電力変換器2は三相交流遮断器よ
り成る電源遮断器4を介して接続され、その間を開閉さ
れるようになっている。5は同期機1の励磁回路に設け
られた過電圧保護装置で、過電圧検出器5−1、この過
電圧検出器5−1の出力信号によりオン、オフされるス
イッチング素子5−2、過電圧検出器5−3、この過電
圧検出器5−3の出力信号によりオン、オフされるスイ
ッチング素子5−4、および放電抵抗器5−5から構成
されている。図ではスイッチング素子としてサイリスタ
を使用した例を示す。
して電圧検出器7から検出される同期機電機子電圧Vg
を目標値となるように電力変換器2にゲートパルスを出
力して自動電圧調整する部分(AVR部)6−1と、起
動/停止シーケンスおよび緊急停止シーケンスに従い電
源遮断器4に開/閉指令を与える部分(シーケンサ部)
6−2とにより構成されている。8は保護装置で、同期
機保護シーケンスに従い電源遮断器4に開指令を与える
ものである。
電圧保護装置5の過電圧検出器5−3に過電圧検出レベ
ルとして相対的に高レベル検出部5−3−1と相対的に
低レベル検出部5−3−2を設けている。また、制御装
置6のシーケンサ部6−2と保護装置8とから出力され
る電源遮断器4への開指令を、過電圧検出器5−3の低
レベル検出部5−3−2に入力する手段を設けている。
置6のシーケンサ部分6−2と保護装置8とから出力さ
れる電源遮断器4への開指令により電源遮断器4が開極
する時に低レベルの界磁側過電圧しか発生しない場合で
も過電圧検出器5−3の低レベル検出部5−3−2に開
指令が入力され、低レベルの界磁側過電圧を検出し、ス
イッチング素子5−4をオンさせ、放電抵抗器5−5に
界磁電流を流して放電させ、電源遮断器4の通電状態に
ある二相主極にアークが集中してもこのエネルギーを過
電圧保護装置5で吸収し、電源遮断器の損傷、焼損を防
ぐと共に、界磁側過電圧から界磁巻線を保護する。
で、図1に示す第1の実施の形態と同一部分は同一の符
号を付し、詳細な説明は省略する。本実施の形態におい
ては、制御装置6のシーケンサ部6−2と保護装置8と
から出力される電源遮断器4への開指令を制御装置6の
AVR部6−1に入力し、この開指令を基に制御装置6
のAVR部6−1に設けられ、電力変換器2で界磁電流
を絞る手段(ゲートシフト;GS)6−1−1により界
磁電流を絞っている。その他は図1に示す第1の実施の
形態と同様である。
実施の形態の作用に加えて、界磁電流が絞られた状態で
界磁エネルギーを過電圧保護装置5で吸収するので、電
源遮断器の負担を軽減することができる。
で、図1に示す第1の実施の形態と同一部分は同一の符
号を付し、詳細な説明は省略する。本実施の形態におい
ては、図1に示す過電圧保護装置5の高レベル検出部5
−3−1、低レベル検出部5−3−2を設ける代わり
に、過電圧保護装置5のスイッチング素子5−4をオン
動作させる手段としてマルチパルス発生器9を設けてい
る。また、制御装置6のシーケンサ部6−2と保護装置
8とから出力される電源遮断器4への開指令でマルチパ
ス発生器9を駆動する手段を設けている。その他は図1
に示す第1の実施の形態と同様である。
側過電圧の大きさに依存せず、電源遮断器4が開極する
時にマルチパルス発生器9のマルチパルスにより過電圧
保護装置5のスイッチング素子5−4がオンし、放電抵
抗器5−5に界磁電流を流し、通電状態にある二相主極
にアークが集中してもこのエネルギーを過電圧保護装置
5で吸収し、電源遮断器の損傷、焼損を防ぐと共に界磁
側過電圧から界磁巻線を保護する。
で、図3に示す第3の実施の形態と同一部分は同一の符
号を付し、詳細な説明は省略する。本実施の形態におい
ては、制御装置6のシーケンサ部6−2と保護装置8と
から出力される電源遮断器4への開指令を制御装置6の
AVR部6−1に入力し、この開指令を基に制御装置6
のAVR部6−1に設けられ、電力変換器2で界磁電流
を絞る手段(ゲートシフト;GS)6−1−1により界
磁電流を絞っている。その他は図3に示す第3の実施の
形態と同様である。
施の形態の作用に加えて、界磁電流が絞られた状態で界
磁エネルギーを過電圧保護装置5で吸収するので、電源
遮断器の負担を軽減することができる。
で、図3に示す第3の実施の形態と同一部分は同一の符
号を付し、詳細な説明は省略する。本実施の形態におい
ては、電源遮断器4が開極を完了した時に出力する電源
遮断器4の開極信号をマルチパルス発生器9に入力し、
この開極信号に従ってマルチパス発生器9を停止させる
手段を設けている。その他は図3に示す第3の実施の形
態と同様である。
過電圧の大きさに依存せず、電源遮断器4が開極する時
に開指令から開極までの必要な時間だけ過電圧保護装置
5のスイッチング素子5−4がオンし、放電抵抗器5に
界磁電流を流し、通電状態にある二相主極にアークが集
中してもこのエネルギーを過電圧保護装置5で吸収し、
電源遮断器の損傷、焼損を防ぐと共に界磁側過電圧から
界磁巻線を保護する。
で、図5に示す第5の実施の形態と同一部分は同一の符
号を付し、詳細な説明は省略する。本実施の形態におい
ては、制御装置6のシーケンサ部6−2と保護装置8と
から出力される電源遮断器4への開指令を制御装置6の
AVR部6−1に入力し、、この開指令を基に制御装置
6のAVR部6−1に設けられ、電力変換器2で界磁電
流を絞る手段(ゲートシフト;GS)6−1−1により
界磁電流を絞っている。その他は図5に示す第5の実施
の形態と同様である。
実施の形態の作用に加え、界磁電流が絞られた状態で界
磁エネルギーを過電圧保護装置5で吸収するので、電源
遮断器の負担を軽減することができる。
で、図5に示す第5の実施の形態と同一部分は同一の符
号を付し、詳細な説明は省略する。本実施の形態におい
ては、電源遮断器4の開極信号をオンディレイタイマー
10を介してマルチパルス発生器9に入力し、この信号
に従ってマルチパス発生器9を電源遮断器4への開極か
らタイミングを遅らせて停止させる手段を設けている。
その他は図5に示す第5の実施の形態と同様である。
過電圧の大きさに依存せず、電源遮断器4が開極する時
に開指令から開極までの必要な時間と界磁電流が充分減
衰するまでの時間だけ過電圧保護装置5にあるスイッチ
ング素子5−4がオンし、放電抵抗器5−5に界磁電流
を流し、界磁エネルギーを過電圧保護装置5で吸収す
る。
で、図7に示す第7の実施の形態と同一部分は同一の符
号を付し、詳細な説明は省略する。本実施の形態におい
ては、制御装置6のシーケンサ部6−2と保護装置8と
から出力される電源遮断器4への開指令を制御装置6の
AVR部分6−1に入力し、この開指令を基に制御装置
6のAVR部6−1に設けられ、電力変換器2で界磁電
流を絞る手段(ゲートシフト;GS)6−6−1により
界磁電流を絞っている。その他は図7に示す第7の実施
の形態と同様である。
実施の形態の作用に加え、界磁電流が絞られた状態で界
磁エネルギーを過電圧保護装置5で吸収するので、電源
遮断器の負担を軽減することができる。
同期機の界磁側を励磁する電力変換器と、電力変換器と
同期機の電機子端とを接続する三相交流遮断器より成る
電源遮断器と、同期機の界磁側に接続された過電圧検出
器、この過電圧検出器の出力信号により動作するスイッ
チング素子、このスイッチング素子に接続された放電抵
抗器とからなる過電圧保護装置と、電力変換器を操作端
として同期機の電機子側電圧を目標値に制御する手段お
よび電源遮断器に開/閉指令を与える手段とを設けた制
御装置と、同期機を保護するために電源遮断器に開指令
を与える保護装置とからなる同期機の励磁制御装置にお
いて、電源遮断器への開指令により過電圧保護装置を動
作させるようにしたので、電源遮断器の開閉状態に左右
されることなく、界磁側過電圧を確実に吸収して動作信
頼性の高い同期機の励磁制御装置を提供することができ
る。
制御装置を示す結線図。
制御装置を示す結線図。
制御装置を示す結線図。
制御装置を示す結線図。
制御装置を示す結線図。
制御装置を示す結線図。
制御装置を示す結線図。
制御装置を示す結線図。
源遮断器、5…過電圧保護装置、5−1,5−3…過電
圧検出器、5−2,5−4…スイッチング素子、6…制
御装置、6−1…AVR部、6−2シーケンサ部、7…
電圧検出器8…保護装置、9…マルチパルス発生器、1
0…オンディレイタイマー。
Claims (6)
- 【請求項1】 同期機の界磁側を励磁する電力変換器
と、電力変換器と同期機の電機子端とを接続する三相交
流遮断器より成る電源遮断器と、同期機の界磁側に接続
された過電圧検出器、この過電圧検出器の出力信号によ
り動作するスイッチング素子、このスイッチング素子に
接続された放電抵抗器とからなる過電圧保護装置と、電
力変換器を操作端として同期機の電機子側電圧を目標値
に制御する手段および電源遮断器に開/閉指令を与える
手段とを設けた制御装置と、同期機を保護するために電
源遮断器に開指令を与える保護装置とからなる同期機の
励磁制御装置において、電源遮断器への開指令により過
電圧保護装置を動作させるようにしたことを特徴とする
同期機の励磁制御装置。 - 【請求項2】 過電圧保護装置の過電圧検出器に相対的
に高い値と相対的に低い値の過電圧検出レベルを設け、
制御装置と保護装置とから与えられる電源遮断器の開指
令によって、低い値の過電圧検出レベルで過電圧保護装
置を動作させるようにしたことをことを特徴とする請求
項1記載の同期機の励磁制御装置。 - 【請求項3】 同期機の界磁側を励磁する電力変換器
と、電力変換器と同期機の電機子端とを接続する三相交
流遮断器より成る電源遮断器と、同期機の界磁側に接続
された過電圧検出器、この過電圧検出器の出力信号によ
り動作するスイッチング素子、このスイッチング素子に
接続された放電抵抗器とからなる過電圧保護装置と、電
力変換器を操作端として同期機の電機子側電圧を目標値
に制御する手段および電源遮断器に開/閉指令を与える
手段とを設けた制御装置と、同期機を保護するために電
源遮断器に開指令を与える保護装置とからなる同期機の
励磁制御装置において、過電圧保護装置のスイッチング
素子を動作させる手段としてマルチパルス発生器を設
け、制御装置と保護装置とから与えられる電源遮断器の
開指令によって、マルチパルス発生器を駆動させるよう
にしたことを特徴とする同期機の励磁制御装置。 - 【請求項4】 電源遮断器が開極を完了した時に出力す
る開極信号によってマルチパルス発生器を停止させる手
段を設けたことを特徴とする請求項3記載の同期機の励
磁制御装置。 - 【請求項5】 電源遮断器の開極信号をオンディレイタ
イマを介してマルチパルス発生器に入力し、マルチパル
ス発生器を停止させるタイミングを遅らせる手段を設け
たことを特徴とする請求項3に記載の同期機の励磁制御
装置。 - 【請求項6】 電源遮断器の開指令を、同期機の電機子
電圧を目標値に制御する部分に入力する手段と、電源遮
断器の開指令によって、電力変換器で界磁電流を絞る手
段を設けたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれ
かに記載の同期機の励磁制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002099512A JP4149722B2 (ja) | 2002-04-02 | 2002-04-02 | 同期機の励磁制御装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005312108A (ja) * | 2004-04-19 | 2005-11-04 | Toshiba Corp | 同期機の励磁制御装置 |
EP4033657A1 (en) * | 2021-01-25 | 2022-07-27 | ABB Schweiz AG | De-exciting system for inductive circuits |
-
2002
- 2002-04-02 JP JP2002099512A patent/JP4149722B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|---|---|---|
JP2005312108A (ja) * | 2004-04-19 | 2005-11-04 | Toshiba Corp | 同期機の励磁制御装置 |
JP4528552B2 (ja) * | 2004-04-19 | 2010-08-18 | 株式会社東芝 | 同期機の励磁制御装置 |
EP4033657A1 (en) * | 2021-01-25 | 2022-07-27 | ABB Schweiz AG | De-exciting system for inductive circuits |
WO2022156965A1 (en) * | 2021-01-25 | 2022-07-28 | Abb Schweiz Ag | De-exciting system for inductive circuits |
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JP4149722B2 (ja) | 2008-09-17 |
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