JP2003299162A - 中継装置またはリモコンシステム - Google Patents

中継装置またはリモコンシステム

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JP2003299162A
JP2003299162A JP2002096444A JP2002096444A JP2003299162A JP 2003299162 A JP2003299162 A JP 2003299162A JP 2002096444 A JP2002096444 A JP 2002096444A JP 2002096444 A JP2002096444 A JP 2002096444A JP 2003299162 A JP2003299162 A JP 2003299162A
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relay device
communication signal
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JP2002096444A
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Tadashi Sadahira
匡史 貞平
Takaaki Okude
隆昭 奥出
Yasuo Yoshimura
康男 吉村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メンテナンス信号を機器の遠隔操作に用いる
中継装置、または中継装置を含むリモコンシステムを提
供する。 【解決手段】 機器20とリモコン70との間に挿入す
る中継装置80であって、機器20から受信するメンテ
ナンスのモニタ信号を、伝送距離を延長する信号に変換
しリモコン70に送信することで、メンテナンス信号を
機器20の遠隔操作に用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気を制御に用い
るガス給湯器や石油給湯器や電気温水器やヒートポンプ
給湯器などの給湯器や、エアコンなどの空調機や冷暖房
機や、暖房便座や温水洗浄便座や温水洗浄暖房便座やジ
ャーポットや洗濯機や衣類乾燥機や食器洗い乾燥機や掃
除機や炊飯器や調理器やセントラルクリーナや生ゴミ処
理機等の各種家電機器や、各種機器を連携制御するリモ
コンシステムまたはその中継装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、機器をメンテナンスするためなど
の目的で機器の状態情報や故障情報等を出力する機器と
これをメンテナンスするためのパソコンで構成したメン
テナンス機器が考案されている。従来例を図5に示す。
まず図5の従来例の構成を説明する。図5において1、
8、10、12は機器で1は親機、8、10、12は子
機で、親機1を制御することにより子機8、10、12
は制御される。2、3、4は親機1の子機接続端子、5
は親機1のパソコン接続端子、6は親機1の本体機能部
で例えば親機1が給湯器の場合は湯沸かし機能、出湯機
能等の親機1の機器としての本来機能を有する。7は親
機1のCPUなどで構成された機器制御手段である。
9、11、13は子機8、10、12の親機接続端子で
ある。14はメンテナンス機器としてのパソコンで、1
5はパソコン14の機器接続端子で、16はパソコン1
4のCPUである。
【0003】次に図5の従来例の動作を説明する。パソ
コン14は親機1、子機8、10、12の動作状態要求
信号をCPU12で作成し機器接続端子15から親機1
のパソコン接続端子5に対して送信する。パソコン接続
端子15で受信した信号を親機制御手段7で解釈し、親
機本体機能部6に対して、あるいは子機8、10、12
に対して子機接続端子2、3、4、親機接続端子9、1
1、13を介して伝送する。これに対して親機本体機能
部6あるいは子機8、10、12は親機制御手段4に対
してそれぞれの動作状態を返送する。親機制御手段4は
パソコン接続端子5、機器接続端子15を介してCPU
16に対して要求された動作状態情報を返送する。
【0004】以上の動作によりパソコン14は機器1、
8、10、12の動作状態を知ることができ、この情報
などで機器1、8、10、12をメンテナンスすること
ができる。このとき親機1とパソコン14の間の通信
は、親機1とパソコン14のCPU間、即ち親機制御手
段7とCPU12を直接接続できるUARTシリアル通
信や、パソコン通信で一般的な不平衡シリアル通信であ
るRS232C通信を用いている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来例では、パソコン
と機器の間の通信、即ちパソコン接続端子5と機器接続
端子15の間の通信はパソコン14からの機器1、8、
10、12のメンテナンスを行うためのものであり、こ
れをリモコンシステムに用いるという発想はなかった。
このメンテナンス用の接続端子およびその通信仕様は機
器の種類、品番に関わらず同一であることが多く、これ
を用いたリモコンシステムは異なる機器の壁を超えて共
通のリモコンを構築することが可能である。また給湯器
のように設備機器では業界全体でメンテナンス用の接続
端子およびその通信仕様を定めている場合が多く、製造
者を超えて共通のリモコンを構築することができる。
【0006】しかしながら、従来例ではパソコンと機器
の間の通信にUARTシリアル通信または、不平衡シリ
アル通信のRS−232C通信を用いているため、通信
可能な距離は10m程度であり、一般的な住宅内に設置
されたパソコンと機器の間を通信するには短い。近年増
加している機器を遠隔から制御あるいはモニタしたいと
いう要求を従来例の方式では十分な通信距離を得ること
ができないという理由で実現できないという課題を有し
ていた。また、一般的な住宅にも様々な部屋構成がある
ため、全ての部屋を有線の通信手段で接続することが困
難である場合も少なくなく、有線通信手段と無線通信手
段を混在させたい場合に対応できないという課題があっ
た。このような場合、設置現場を訪れてみて初めて通信
手段を検討する場合が多い。したがって設置者の立場か
らすれば設置現場にてRS−232C通信から通信距離
を延長する場合に、様々な通信手段に選択可能な方式が
必要である。
【0007】一方、機器に搭載されている通信方式は回
路構成が簡単である等の理由でUARTシリアル通信や
RS232Cなどの不平衡シリアル通信であることが多
いという矛盾があり、課題であった。機器に搭載されて
いるUARTシリアル通信信号やRS232Cなどの不
平衡シリアル通信信号を利用し、住宅内に設置した機器
を住宅内に設置したリモコンから遠隔制御/モニタでき
ることは極めて有効である。
【0008】上記課題を解決するために、本発明は、機
器からのメンテナンス信号を使用し、かつ遠隔制御に十
分な通信距離を確保し、更に設置状況に合わせて信号変
換手段を選択できるため、設置性を向上することができ
る中継装置またはリモコンシステムを実現することを目
標とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、機器と前記機
器のリモコンとの間に挿入する中継装置であって、前記
機器から受信するメンテナンスのモニタ信号を、伝送距
離を延長する信号に変換する信号変換手段を複数備え、
前記複数の信号変換手段から出力される変換信号から1
つを選択して前記リモコンに送信する選択手段を用いて
前記メンテナンス信号をリモコンの遠隔操作に用いる中
継装置としている。また、機器と前記機器のリモコンか
らなるリモコンシステムに本発明の中継装置を備えたリ
モコンシステムとしている。
【0010】
【発明の実施の形態】請求項1に記載した発明は、機器
と前記機器のリモコンとの間に挿入する中継装置であっ
て、前記機器から受信するメンテナンスのモニタ信号
を、伝送距離を延長する信号に変換する信号変換手段を
複数備え、前記複数の信号変換手段から出力される変換
信号から1つを選択して前記リモコンに送信する選択手
段を用いて前記メンテナンスのモニタ信号をリモコンの
遠隔操作に用いることで、通信距離を確保し、更に設置
状況に合わせて信号変換手段を選択できるため、設置性
を向上することが可能な中継装置を実現することができ
る。
【0011】請求項2に記載した発明は、選択手段が、
前記リモコンの信号を受け付けることで複数の信号変換
手段の中から1つの信号変換手段を選択することで、容
易に設定を行うことが可能な中継装置を実現することが
できる。
【0012】請求項3に記載した発明は、中継装置でU
ARTシリアル通信信号または不平衡シリアル通信信号
を平衡シリアル通信信号に変換することにより、メンテ
ナンス信号を機器の遠隔操作に用いる中継装置を実現す
ることができる。
【0013】請求項4に記載した発明は、中継装置でU
ARTシリアル通信信号または不平衡シリアル通信信号
を特定小電力無線通信信号に変換することにより、メン
テナンス信号を機器の遠隔操作に用いる中継装置を実現
することができる。
【0014】請求項5に記載した発明は、中継装置でU
ARTシリアル通信信号または不平衡シリアル通信信号
を電力線搬送無線通信信号に変換することにより、メン
テナンス信号を機器の遠隔操作に用いる中継装置を実現
することができる。
【0015】請求項6に記載した発明は、中継装置でU
ARTシリアル通信信号または不平衡シリアル通信信号
をブルートゥース通信信号に変換することにより、メン
テナンス信号を機器の遠隔操作に用いる中継装置を実現
することができる。
【0016】請求項7に記載した発明は、中継装置でU
ARTシリアル通信信号または不平衡シリアル通信信号
をイーサネット通信信号に変換することにより、メンテ
ナンス信号を機器の遠隔操作に用いる中継装置を実現す
ることができる。
【0017】請求項8に記載した発明は、中継装置でU
ARTシリアル通信信号または不平衡シリアル通信信号
をエコーネット通信信号に変換することにより、メンテ
ナンス信号を機器の遠隔操作に用いる中継装置を実現す
ることができる。
【0018】請求項9に記載した発明は、リモコンから
受信する遠隔操作信号をメンテナンスの操作信号に変換
して、リモコンと機器とで双方向に通信信号を変換する
ことにより、メンテナンス信号を機器の遠隔操作に用い
る中継装置を実現することができる。
【0019】請求項10に記載した発明は、前記機器か
ら受信するメンテナンスのモニタ信号を、伝送距離を延
長する遠隔モニタ信号に変換する信号変換手段を複数備
え、選択手段により信号変換手段の1つから受け付けた
遠隔モニタ信号に対する返信を全ての信号変換手段に送
信することで、遠隔操作が可能な全てのリモコンに、現
在の状態を報せることが可能な中継装置を実現すること
ができる。
【0020】請求項11に記載した発明は、遠隔操作信
号を受け付けたリモコンまたはメンテナンス用機器を表
示するための表示手段を備え、どのリモコンが遠隔操作
指示を行ったかを、モニタすることが可能な中継装置を
提供することができる。
【0021】請求項12に記載した発明は、前記機器
と、前記機器のリモコンと、機器と前記機器のリモコン
との間に挿入する中継装置で構成し、前記中継装置は前
記機器から受信するメンテナンスのモニタ信号を、伝送
距離を延長する信号に変換し前記リモコンに送信する中
継装置とすることにより、メンテナンス信号を機器の遠
隔操作に用いるリモコンシステムを実現することができ
る。
【0022】請求項13に記載した発明は、中継装置ま
たはリモコンシステムが有する機能の少なくとも一部を
コンピュータにより実行するためのプログラムとしてい
る。請求項14に記載した発明は、プログラムおよびデ
ータの少なくともいずれか一方を含む記録媒体としてい
る。
【0023】そして、プログラムであるので家庭にある
コンピュータ等などを用いて本発明の電気機器の一部あ
るいは全てを容易に実現することができる。また記録媒
体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信した
りすることでプログラムの配布が簡単にできる。
【0024】
【実施例】以下本発明の実施例について説明する。
【0025】(実施例1)まず本実施例のリモコンシス
テムの構成を説明する。図1は本実施例のリモコンシス
テムの全体構成の実施例を示すブロック図である。図1
で20は本実施例の機器であり、21は親機、40、5
0、60は子機を示す。本実施例において親機21はガ
スによって温水を作るとともに風呂、台所、洗面所など
へ給水するガス燃焼機器である。また子機40は親機2
1で生成した温水を用いて機能する温水床暖房装置、子
機50は21で生成した温水を用いて機能する温水浴室
乾燥装置、子機60は親機21の操作部を有し浴室等に
設置する操作装置を示す。温水床暖房装置は燃焼機器で
沸かした温水を循環することにより機能する床暖房装置
であり、温水浴室乾燥装置は燃焼機器で沸かした温水の
熱量を活用して浴室内にある衣料品等を乾燥する機能を
有する乾燥装置である。これらの他に本実施例では記載
していないが、子機としては温水の熱量を利用して機能
する温水エアコン、温水の熱量を利用して機能するファ
ンイータなどを用いることができる。
【0026】もちろん機器20は電気を制御に用いるガ
ス給湯器や石油給湯器や電気温水器やヒートポンプ給湯
器などの給湯器や、エアコンなどの空調機や冷暖房機
や、暖房便座や温水洗浄便座や温水洗浄暖房便座やジャ
ーポットや洗濯機や衣類乾燥機や食器洗い乾燥機や掃除
機や炊飯器や調理器やセントラルクリーナや生ゴミ処理
機等の各種家電機器や、各種機器を連携制御するホーム
ネットワークなどとしてもよい。
【0027】70は機器20の遠隔制御や状態モニタな
どを行うリモコン、80は機器20とリモコン70の間
に設置し、双方の信号を変換する中継装置を示す。2
2、23、24は子機40、50、60と接続する親機
21の対機器接続手段、25は中継装置80と接続する
親機21の対中継装置接続手段、41、51、61は親
機21と接続する子機40、50、60の対親機接続手
段を示す。71はリモコン70の表示部、72、73、
74、75はリモコン70の操作スイッチ、76は中継
装置80と接続するリモコン70の対中継装置接続手段
を示す。81は親機21と接続する中継装置の対親機接
続手段、82、83、84はリモコン70と接続する中
継装置80の対リモコン接続手段、85は中継装置80
のメンテナンス用端子を示す。
【0028】また、図2は本実施例の機器20の詳細ブ
ロック図、図3は本実施例のリモコン70の詳細ブロッ
ク図、図4は本実施例の中継装置80の詳細ブロック図
を示す。
【0029】図2において26は親機21の本体機能で
ある湯沸かし、出湯などの機能を有する本体機能部、2
7は親機21のCPU等で構成する親機制御手段、28
は親機21の動作状態や故障情報などを記憶する親機情
報記憶手段、29は子機40、50、60のコントロー
ル等を行う子機コントロール手段、30はリモコン70
と送受信を行う送受信手段を示す。また、42、52、
62は子機40、50、60のCPU等で構成する子機
制御手段、43、53、63は子機40、50、60の
それぞれの本体機能を有する子機本体機能部を示す。
【0030】図3はリモコン70の詳細ブロック図を示
す。図3において、77はリモコン70のCPU等で構
成するリモコン制御手段、78はタイマ設定手段、79
は中継装置との送受信を行う送受信手段を示す。
【0031】図4は中継装置80の詳細ブロック図を示
す。図4において86は中継装置80のCPU等で構成
した中継装置制御手段、87、88、89は信号変換手
段、90、91、92はリモコン70と送受信する送受
信手段、93は親機21と送受信する送受信手段、94
はタイマ手段、95、96は優先設定手段A、優先設定
手段B、97は選択手段を示す。
【0032】次に本実施例の動作について説明する。
親機(燃焼機器)21のオン/オフ、温度設定、水量設
定、風呂自動お湯張り等のコントロールを行う場合、ま
た、子機(温水床暖房装置)40と子機(温水浴室乾燥
機)50のオン/オフ、温度設定等のコントロールを行
う場合、必ずしも親機21、子機40、50の近傍には
設置していないリモコン70から遠隔操作する。例えば
親機のオン/オフをコントロールする場合は操作スイッ
チ72を操作する。温水の温度を設定する場合は操作ス
イッチ73を操作する。また子機(温水床暖房装置)4
0のオン/オフをコントロールする場合は操作スイッチ
74を操作する。また子機(温水浴室乾燥装置)50の
オン/オフをコントロールする場合は操作スイッチ75
を操作する。またその他の機能を行う場合は記載してい
ない操作スイッチを操作することでコントロールする。
また、親機21と子機40、50の動作状態や設定状態
や故障状態やこれらの履歴は必ずしも親機21、子機4
0、50の近傍には設置していないリモコン70で遠隔
モニターする。
【0033】これらの設置場所としては、例えば親機2
1はマンションのパイプシャフトや屋外壁などに設置す
ることが考えられる。また子機40(温水床暖房装置)
は居間や寝室や子供部屋や書斎などに、子機50(温水
浴室乾燥装置)は浴室に、子機(操作装置)60は浴室
に設置することなどが考えられる。また、リモコン70
は台所や居間や廊下などに設置することが考えられる。
【0034】以下に本実施例の詳細な動作について説明
する。子機(温水床暖房装置)40の保守情報や動作状
態情報や設定情報や故障情報やこれらの履歴情報は子機
制御手段42から対親機接続手段41と対子機接続手段
22を介して子機情報記憶手段31に記憶する。また、
親機の保守情報や動作状態情報や設定情報や故障情報や
これらの履歴情報は親機情報記憶手段28に記憶する。
ここで保守情報とは親機や子機の状態を表す情報であ
り、例えばヒータの燃焼温度やファンの回転数や温水に
することができた水量や機器内パイプの流水量等であ
る。また動作状態情報と親機や子機が現在オン状態にあ
るのか、オフ状態にあるのか、待機状態にあるのか等の
情報である。また設定情報は沸き上げ温水の温度設定値
や沸き上げ流量設定値や自動お湯張り設定状態にあるな
どの親機と子機の設定情報である。また故障情報は現在
故障している部品情報などである。履歴情報はここまで
述べた各種情報の履歴を示す情報である。親機20は子
機情報記憶手段31と親機情報記憶手段28に記憶した
情報を送受信手段30から送信し、対中継装置接続手段
と対親機接続手段81を介して送受信手段93で受信
し、中継装置制御手段86に伝達する。
【0035】本実施例では送受信手段30と送受信手段
93の間の通信は不平衡シリアル通信で行っているもの
とする。中継装置制御手段86は中継装置80に伝達し
た信号を信号変換手段87、88、89に伝達し、信号
変換手段87、88、89は不平衡シリアル通信信号と
各種通信信号の変換を行う。不平衡シリアル通信は例え
ばRS232C方式では通信可能距離が10m程度であ
り、使用する場所に限界があるが、各種通信信号に変換
することで数百メートル程度の通信も可能となる。
【0036】本実施例では信号変換手段87は不平衡シ
リアル通信信号とRS422やRS485などの平衡シ
リアル通信信号の変換を行う。また、信号変換手段88
は不平衡シリアル通信信号と特定小電力無線通信信号の
変換を行う。また、信号変換手段89は不平衡シリアル
通信信号とイーサネット通信信号を変換する。この他に
本実施例では記載していないが不平衡シリアル通信信号
と電力線搬送通信信号、ブルートゥース通信信号、エコ
ーネット通信信号等を変換することが考えられる。ここ
で、リモコン70の設置を行う宅内の状況に合わせ、通
常は選択手段97により平衡シリアル通信を行う信号変
換手段87を選択し、有線による接続が困難な現場では
選択手段97により特定小電力無線通信を行う信号変換
手段88を選択し、宅内にイーサネット網が既にある場
合は選択手段97によりイーサネット通信を行う信号変
換手段89を選択する。このように選択手段97により
信号変換手段を選択することで、宅内状況に合わせた設
置工事を行うことができる。選択手段97は例えばスイ
ッチであって設置業者が選択する。
【0037】また、本実施例では信号変換手段87、8
8、89と中継装置制御手段をそれぞれ専用の経路で接
続する構成としているが、中継装置制御手段から複数の
信号変換手段に共通の経路で接続する構成としてもよ
い。この場合、中継装置制御手段86から信号変換手段
87、88、89への信号伝達は信号を適当なパケット
に分割し、第1のパケットを同時ではなく、まず信号変
換手段87に伝達し、次に信号変換手段88に伝達し、
次に信号変換手段89に伝達する。次に第2のパケット
を信号変換手段87に伝達し、次に信号変換手段88に
伝達し、次に信号変換手段89に伝達するという方式で
中継装置制御手段86から信号変換手段87、88、8
9へ時系列に分けて信号を伝送する方式などがある。
【0038】また、選択手段97で使用する信号変換手
段を選択し、選択した信号変換手段のみに対して中継装
置制御手段が信号を伝達する方式などがある。また選択
手段97が、リモコン70から送信された信号を受信し
た時に使われた信号変換手段を、中継装置制御手段86
への信号入力状態から判断することで、受信できた中継
装置80の送受信手段を検出し、この送受信手段につな
がる信号変換手段のみに対し中継装置制御手段86から
信号の伝達を行うようにすることで、使用する信号変換
手段を自動的に選択することができる。これにより、中
性装置制御手段86は、信号の送受信を行うための処理
時間を最小限にすることができるため、処理速度の低い
制御手段を使用することが可能となる。
【0039】送受信手段90、91、92は信号変換手
段87、88、89で通信方式を変換した信号を、対リ
モコン接続手段82、83、84を介してリモコン70
の対中継装置接続手段76に送信する。本実施例では中
継装置80の信号変換手段、送受信手段、対リモコン接
続手段をそれぞれ3セットある構成としたが、1セット
でも良いことは言うまでもなく、また、更に多くしても
良いのは言うまでもない。また、送受信手段と対リモコ
ン接続手段を複数の信号変換手段で共用しても良いのは
言うまでもない。
【0040】リモコン70に届いた情報は送受信手段7
9で受信し、リモコン制御手段77に届く。選択手段9
7が信号変換手段87、88、89の1つから受けた遠
隔操作信号により生じる機器20の動作状態や設定状態
の変更内容の返信を全ての変換手段87、88,89に
送信する機能を持っている場合、1つのリモコンで行わ
れた操作情報による機器20の状態変化を、すべてのリ
モコンで共有することができる。このように、機器20
の状態変化を共有すれば、すべてのリモコン制御手段
が、他のリモコンにより生じた状態変化を知ることがで
きるため、すべてのリモコン制御手段が矛盾なく機器2
0の状態を把握することができる。
【0041】リモコン制御手段77は情報を表示手段7
1に表示することにより、機器20の必ずしも近傍に設
置していないリモコン70で機器20の情報をモニタす
ることができる。また、遠隔操作信号を指示したリモコ
ンがどのリモコンかを表示手段71に表示することで、
遠隔操作による機器20の状態変化だけでなく、どの機
器から遠隔操作信号が出されたかもモニタすることがで
きる。
【0042】また、例えば操作スイッチ74を操作して
リモコン制御手段77が子機40をオンする制御指令を
送受信手段79から平衡シリアル通信(例えばRS48
5)で送信したとき、送受信手段91は対中継装置接続
手段76、対リモコン接続手段83を介して子機40の
制御指令を受信する。信号変換手段88は送受信手段9
1が平衡シリアル通信で受信した子機40の制御指令を
不平衡シリアル通信(例えばRS232C)に変換し中
継装置制御手段86を介して送受信手段93から不平衡
シリアル通信で送信する。送受信手段30は対親機接続
手段81、中継装置接続手段25を介して子機40の制
御指令を受信し、親機制御手段を介し、子機コントロー
ル手段29で子機40のオン信号として子機接続手段2
3、親機接続手段41を介して、子機制御手段42で子
機本体機能部をオンする。親機21や他の子機50のオ
ン/オフコントロールや、温度設定などの設定制御も同
様に行うことができる。
【0043】また、メンテナンス用端子85は中継装置
80が機器20から受信した機器のメンテナンス信号を
出力する機能を有し、メンテナンス用端子85にパソコ
ン等を接続することにより、機器20のメンテナンスを
行う情報をモニタすることができる。またメンテナンス
用端子85に接続したパソコンから機器20のコントロ
ールをすることもできる。メンテナンス用信号は親機2
1や子機40、50の保守情報や動作状態情報や設定情
報や故障情報やこれらの履歴情報からなっている。本来
この信号は親機21の対中継装置接続手段25から出力
する信号で、対中継装置接続手段25にパソコンを接続
することにより、親機21や子機40、50の状態情報
を得たり、親機21や子機40、50をコントロールす
ることができる信号であるが、本実施例の中継装置80
はメンテナンス用端子85からメンテナンス用信号を出
力する形態としており、対中継装置接続手段25に対親
機接続手段81を接続していても、このメンテナンス用
端子85にパソコンを接続することにより、機器のメン
テナンスを行うことができる。また、対リモコン接続手
段82、83、84とメンテナンス用端子85を同時使
用する場合、優先設定手段A95で設定したときには対
リモコン接続手段82、83、84からの出力よりもメ
ンテナンス用端子85からの信号を優先する機能を有し
ている。また、優先設定手段Bで設定したときは対リモ
コン接続手段82、83、84から信号を出力しない機
能を有している。また、タイマ手段94で任意の時間を
設定したとき、リモコン70から中継装置80が制御指
令を受信した時間からタイマ手段94で設定した時間経
過後に、機器20に対して制御信号を送信する機能を有
している。また、タイマ設定手段78はタイマ手段94
への設定時間を設定することができる。なお、リモコン
からウェブに接続することで屋外のPDAや携帯電話や
パソコンなどからリモコン70を介して機器20をコン
トロール、あるいは機器20の情報を屋外のPDAや携
帯電話やパソコンなどでモニターできることは言うまで
もない。なお、中継装置80はリモコン70と一体化し
た構成であってもよく、また、中継装置を機器20の筐
体内に内蔵する構成としていても良いのは言うまでもな
い。また、機器20には子機が存在せず親機のみで構成
していてもよく、リモコン装置70をパソコンで構成し
ていても良いのは言うまでもない。
【0044】なお、実施例では燃焼機器で説明したがこ
れにかぎるものでなく、空調機器や洗濯・乾燥機のよう
な設備機器であって、メンテナンス端子を用いてリモコ
ンシステムを構築するものであればよい。
【0045】
【発明の効果】以上のように、従来例でパソコンと機器
の間の通信はメンテナンス用であり、UARTシリアル
通信または、RS−232C通信などの不平衡シリアル
通信を用いているため、通信距離が10m程度と短く、
近年機器を遠隔から制御あるいはモニタしたいという要
求が増大しているが従来例の方式では十分な通信距離を
得ることができず、遠隔制御ができない上、様々な構成
がある一般住宅へ設置する際に対応が困難であるという
課題を有していた。しかしながら本発明によれば、機器
と中継装置の間はRS232Cなどの不平衡シリアル通
信を使用するため通信可能な距離は短いが、中継装置と
リモコンの間をRS422やRS485などの平衡シリ
アル通信や、特定小電力無線通信や、電力線搬送通信
や、ブルートゥース通信や、イーサネット通信や、エコ
ーネット通信などを用い、数百m程度の通信可能距離を
確保し、更に設置状況に合わせて信号変換手段を選択す
ることで、設置性を向上することが可能な中継装置また
はリモコンシステムを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であるリモコンシステムの構成
を示すブロック図
【図2】本発明の実施例であるリモコンシステムを構成
する機器の構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施例であるリモコンシステムを構成
するリモコンの構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施例である中継装置の構成を示すブ
ロック図
【図5】従来例の構成を示すブロック図
【符号の説明】
21 親機(燃焼機器) 40 子機(温水床暖房装置) 50 子機(温水浴室乾燥装置) 60 子機(操作装置) 70 リモコン 71 表示手段 80 中継装置 87、88、89 信号変換手段 97 選択手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉村 康男 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5K048 AA01 BA01 BA08 BA14 DA02 DB01 DC01 DC04 DC06 EB08 HA01 HA02 HA03

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器と前記機器のリモコンとの間に挿入
    する中継装置であって、前記機器から受信するメンテナ
    ンスのモニタ信号を、伝送距離を延長する信号に変換す
    る信号変換手段を複数備え、前記複数の信号変換手段か
    ら出力される変換信号から1つを選択して前記リモコン
    に送信する選択手段を用いて前記メンテナンスのモニタ
    信号をリモコンの遠隔操作に用いる中継装置。
  2. 【請求項2】 選択手段は、前記リモコンからの信号を
    受け付けることで複数の信号変換手段の中から1つの信
    号変換手段を選択する請求項1記載の中継装置。
  3. 【請求項3】 中継装置は、UARTシリアル通信信号
    または不平衡シリアル通信信号を平衡シリアル通信信号
    に変換する請求項1または2記載の中継装置。
  4. 【請求項4】 中継装置は、UARTシリアル通信信号
    または不平衡シリアル通信信号を特定小電力無線通信信
    号に変換する請求項1または2記載の中継装置。
  5. 【請求項5】 中継装置は、UARTシリアル通信信号
    または不平衡シリアル通信信号を電力線搬送通信信号に
    変換する請求項1または2記載の中継装置。
  6. 【請求項6】 中継装置は、UARTシリアル通信信号
    または不平衡シリアル通信信号をブルートゥース通信信
    号に変換する請求項1または2記載の中継装置。
  7. 【請求項7】 中継装置は、UARTシリアル通信信号
    または不平衡シリアル通信信号をイーサネット(登録商
    標)通信信号に変換する請求項1または2記載の中継装
    置。
  8. 【請求項8】 中継装置は、UARTシリアル通信信号
    または不平衡シリアル通信信号をエコーネット通信信号
    に変換する請求項1または2記載の中継装置。
  9. 【請求項9】 中継装置は、リモコンから受信する遠隔
    操作信号をメンテナンスの操作信号に変換して、リモコ
    ンと機器とで双方向に通信信号を変換する請求項1から
    8のいずれか1項に記載の中継装置。
  10. 【請求項10】 中継装置は、前記機器から受信するメ
    ンテナンスのモニタ信号を、伝送距離を延長する遠隔モ
    ニタ信号に変換する信号変換手段を複数備え、信号変換
    手段の1つから受け付けた遠隔モニタ信号に対する返信
    を全ての信号変換手段に送信する選択手段を備えた請求
    項9記載の中継装置。
  11. 【請求項11】 遠隔操作信号を受け付けたリモコンを
    表示するための表示手段を備えた請求項9記載の中継装
    置。
  12. 【請求項12】 機器と前記機器の遠隔操作を行うリモ
    コンからなるリモコンシステムに請求項1から11のい
    ずれか1項記載の中継装置を備えたリモコンシステム。
  13. 【請求項13】 請求項1から12のいずれか1項記載
    の中継装置またはリモコンシステムが有する機能の一部
    または全部をコンピュータにより実行するためのプログ
    ラム。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載のプログラムを記録
    したコンピュータ読みとり可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015105762A (ja) * 2013-11-28 2015-06-08 株式会社富士通ゼネラル 空気調和機

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