JP2003298766A - ディジタル加入者線伝送方法及びxDSL装置 - Google Patents

ディジタル加入者線伝送方法及びxDSL装置

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JP2003298766A JP2003035975A JP2003035975A JP2003298766A JP 2003298766 A JP2003298766 A JP 2003298766A JP 2003035975 A JP2003035975 A JP 2003035975A JP 2003035975 A JP2003035975 A JP 2003035975A JP 2003298766 A JP2003298766 A JP 2003298766A
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】標準方式と大きく異なることなく、標準方式を
採用するハードウェアに対して、ソフトウェアを一部変
更することでTCM Cross-talk対策を行うことが可能とな
る加入者線伝送システムを提供する。 【解決手段】電話回線を高速データ通信回線として利用
して通信するディジタル加入者線伝送方法において、通
信を開始するために行うトレーニング中に、受信側がFE
XT区間に受信できるようなタイミングで、送信側からト
レーニングシーケンスの切り換えを示す信号を送信す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、既設の電話回線を
高速データ通信回線として利用するディジタル加入者線
伝送システムに関し、特に上記伝送システムに供される
伝送装置の変復調方式の改良に関する。
【0002】近年、インターネット等のマルチメディア
型サービスが一般家庭を含めて社会全体へと広く普及し
てきており、このようなサービスを利用するための経済
的で信頼性の高いディジタル加入者線伝送システムの早
期提供が強く求められている。
【従来の技術】[1]ADSL技術の説明 既設の電話回線を高速データ通信回線として利用する加
入者線伝送システムを提供する技術としては、xDSL
(Digital Subscriber Line)が知られている。xDSL
は電話回線を利用した伝送方式で、かつ、変復調技術の
一つである。このxDSLは、大きく分けて加入者宅
(以下、加入者側と呼ぶ。)から収容局(以下、局側と
呼ぶ)への上り伝送速度と、局側から加入者側への下り
伝送速度が対称のものと、非対称のものに分けられる。
【0003】非対称型のxDSLにはADSL(Asymme
tric DSL) があり、下り伝送速度が6Mビット/秒程度
のG.DMTと1.5Mビット/秒程度のG.lite
があるが、どちらも変調方式としてDMT(Discrete M
ultiple Tone) 変調方式を採用している。 [2]DMT変調方式の説明 DMT変調方式をG.liteを例にとり、図12を用
いて説明する。また、本説明および説明図は局から加入
者への下り方向の変復調についてのみ記す。
【0004】まず、装置に送信データが入力されSerial
to Parallel Buffer 10に1シンボル時間(1/4k
Hz)分ストアされる。ストアされたデータは送信ビッ
トマップ60(後述)で前もって決められたキャリア当
たりの伝送ビット数毎に分割して、Encoder 20に出力
する。Encoder 20では入力されたビット列をそれぞれ
直交振幅変調するための信号点に変換してIFFT30に出
力する。IFFT30は逆高速フーリエ変換を行うことでそ
れぞれの信号点について直交振幅変調を行い、Parallel
to Serial Buffer 40に出力する。ここで、IFFT出力
の240〜255ポイントの16ポイントをCyclic Pre
fix としてDMTシンボルの先頭に加える。Parallel t
o Serial Buffer 40からD/A Converter 50へ1.1
04MHzのサンプリング周波数でアナログ信号に変換
され、メタリック回線100を経由して加入者側に伝送
される。
【0005】加入者側では、A/D Converter 110によ
り、1.104MHzのディジタル信号に変換され、Se
rial to Parallel Buffer 120に1DMTシンボル分
ストアされる。同BufferでCyclic Prefix が除去され、
FFT 130に出力される。FFT 130では高速フーリエ
変換を行い、信号点を発生(復調)する。復調した信号
点はDecoder 140により送信ビットマップ60と同じ
値を保持している受信ビットマップ160に従ってデコ
ードする。デコードしたデータはParallel toSerial Bu
ffer 150にストアされ、ビット列として受信データ
となる。 [3]ビットマップの詳細説明 DMT変調方式で記したビットマップについて、図13
を用いて、より詳細に説明する。
【0006】局側の装置と加入者側の装置は、通信を行
うためのトレーニング時に回線の変調信号とノイズの比
(以下、S/Nと呼ぶ。)を測定し、各変調キャリアで
伝送するビット数を決定する。図12に示すように、S
/Nが大きいキャリアでは伝送ビット数を多く割り当
て、S/Nが小さいところでは伝送ビット数を少なく割
り当てる。
【0007】これにより、受信側では測定したS/Nか
ら、キャリア番号に対応した伝送ビット数を示すビット
マップが作成される。
【0008】受信側ではこのビットマップをトレーニン
グ中に送信側に通知することで、定常のデータ通信時に
送受信側とも同じビットマップを用いて変復調を行うこ
とが可能となる。 [4]ISDNピンポン伝送からの漏話対策 ISDNピンポン伝送からの漏話(以下、TCM Cross-ta
lkと呼ぶ。)がある場合に、ADSLでは前述のビット
マップを2個使用することで伝送特性を向上しようとし
ていた。このビットマップを2個使用する方法を図13
を用いて説明する。 ISDNピンポン伝送では、図1
4に示す400Hzに同期して、局側が400Hzの前
半のサイクルで下りデータを送信し、加入者側は下りデ
ータ受信後、上りデータを送信する。このため、局側の
ADSLでは400Hzの前半のサイクルでISDNか
らの近端漏話(以下、NEXTと呼ぶ。)の影響を受
け、後半のサイクルで加入者側ISDNの上りデータか
らの遠端漏話(以下、FEXTと呼ぶ。)の影響を受け
る。
【0009】加入者側ADSLでは、局側とは逆に40
0Hzの前半でFEXTの影響を受け、後半のサイクル
でNEXTの影響を受ける。
【0010】局と加入者の間のメタリックケーブルが長
くなると、受信信号とNEXTとのS/Nが小さくな
り、場合によっては受信信号よりもNEXTのほうが大
きくなる。
【0011】この場合でもFEXTの影響はあまりない
ことから、従来はNEXT区間受信用のビットマップ
(DMTシンボルA)と、FEXT区間受信用のビット
マップ(DMTシンボルB)を2個用意して、NEXT
区間では伝送ビット数を小さくして、S/N耐力を向上
し、FEXT区間で伝送ビット数を大きくして、伝送容
量を大きくする手法を採っていた。
【0012】また、このとき、400HzのTCM Cross-
talkの周期に合わせるため、本来なら16ポイントのCy
clic Prefix で1DMTシンボル当たり246μSであ
るのに対し、Cyclic Prefix を20ポイントとして、1
DMTシンボル当たり250μSとし、TCM Cross-talk
の1周期とDMTシンボル10個分の時間を合わせてTC
M Cross-talkに同期していた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ビットマップを使う方法では標準方式である1個のビッ
トマップを使う方法と大きく異なる。ビットマップを2
個使うことにより、トレーニングで受信側がS/Nから
求めたビットマップを送信側に通知するシーケンスを変
更しなければならず、加えて、通知時間も2倍となりト
レーニング時間の増大を招く。
【0014】装置を作る上でもビットマップを記憶する
ためのメモリ容量が大きくなり、コスト上問題である。
【0015】また、Cyclic Prefix 長を変更することも
標準方式と大きく異なり、標準方式を採用する装置のハ
ードウェアで上述のTCM Cross-talk対策を行うことは不
可能である。
【0016】したがって、本発明は標準方式と大きく異
なることなく、標準方式を採用するハードウェアに対し
て、ソフトウェアを一部変更することでTCM Cross-talk
対策を行うことが可能となる加入者線伝送システムを提
供することを目的とする。
【0017】また、本発明の別の目的は、TCM Cross-ta
lkがあるなしに依らず最適な伝送速度で通信可能な加入
者線伝送システムを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、局側装置と加
入者側装置とが既存の電話回線を高速データ通信回線と
して利用して通信するディジタル加入者線伝送方法にお
いて、通信を開始するために行うトレーニング中に、受
信側がFEXT区間に受信できるようなタイミングで、送信
側からトレーニングシーケンスの切り換えを示す信号を
送信することを特徴とする。又は、局側装置と加入者側
装置とが既存の電話回線を高速データ通信回線として利
用して通信するディジタル加入者線伝送方法において、
通信を開始するために行うトレーニング中に、受信側が
FEXT区間に受信できるようなタイミングで、送信側から
トレーニングシーケンスの切り換えを示す信号の先頭を
送信することを特徴とする。又は、局側装置と加入者側
装置とが既存の電話回線を高速データ通信回線として利
用して通信するディジタル加入者線伝送方法において、
通信を開始するために行うトレーニング中に、受信側が
FEXT区間に受信できるようなタイミングで送信側からト
レーニングシーケンスの切り換えを示すシンボルの先頭
を送信することを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施例を説明する。
【0020】図1は、初期トレーニング時に、TCM
400Hzに同期したNEXT区間とFEXT区間を通
知するシンボルを示している。この400Hzの通知
は、局側から加入者側に対して行い、TCM Cross-talkが
少ない周波数のキャリアを選択して、4値QAMの信号
点のうち、位相を90°ずらした2つの信号点を変調し
て伝送する。
【0021】加入者側は初期トレーニング時、DMTシ
ンボル境界が分からないため、復調するためのFFT区
間を正しくDMTシンボル区間に合わせることができな
い。このため、復調後の信号点が正しい位相(象限)に
現れないが、90°異なる信号を用いることにより、復
調した信号点の位相は誤りがあっても、復調した2種類
の信号点が90°の位相差を持つことによりNEXT区
間FEXT区間を識別することが可能となる。
【0022】図2は、前述の400Hz情報を伝送する
際の、NEXT区間とFEXT区間を定義している。
【0023】局側ADSLは1度400Hzの位相を検
出した後、サンプル単位でカウントするDMTシンボル
カウンターとNEXT/FEXT区間を識別するカウン
ターを動作させることにより、DMTシンボルを400
Hzに合わせることなくDMTシンボルがNEXT/F
EXTのどちらの区間に該当するかを識別できる。
【0024】図2では、NEXT区間、FEXT区間の
定義で、NEXT/FEXT区間を識別するカウンター
の値を定義しており、この値はISDN ピンポン伝送
の伝達遅延により発生するラウンドトリップディレイも
考慮する値とする。
【0025】1 シンボル目のDMT シンボルが400Hz の先
頭に同期している場合,n個目のシンボルが加入者側で何
れの区間となるかは次式で与えられる。
【0026】 S = (256 * (n-1)) mod 2760 としたとき if { ( S < (a-256)) or (S > (a+b))} then FEXT区間 if { (a-256)≦ S≦ (a+b)} then NEXT 区間 図3は、トレーニングシーケンスの切り換えを示す信号
を送信するタイミングを示している。
【0027】ADSLでは、トレーニングシーケンスを
切り換えるタイミングを相手側へ通知するためにシーケ
ンス切り換えシンボルを送信することにより行ってい
る。このとき、シーケンス切り換えシンボルの先頭を受
信側が認識できないと、トレーニングを正常に行うこと
が不可能となる。このため、シーケンスの切り換えを相
手側へ確実に通知するために、受信側がFEXT区間に
シーケンス切り換えシンボルの先頭を受信できるような
タイミングで送信する。
【0028】図3では局側から加入者側へ通知する場合
を示している。
【0029】ADSLでは、また、トレーニング中に受
信信号から各変調キャリア毎のS/Nを測定して各変調
キャリア毎に伝送するビット数を決定する。TCM Cross-
talk環境下では、このS/Nの測定もNEXT、FEX
Tの影響を考慮して、NEXT区間、FEXT区間毎に
S/Nを測定しなければならない。
【0030】図4では、このS/N測定用のNEXT区
間、FEXT区間を定義している。NEXT区間で測定
したS/Nから算出した伝送ビット数は、NEXT区間
で、前もって決められたビットエラーレート(以下、B
ERと呼ぶ。)を保証できる値でなくてはならない。こ
のため、図4に示すように、NEXT区間でS/Nを測
定するDMTシンボルは、そのシンボル全てがNEXT
区間に入っているもののみを用いる。FEXT区間での
S/Nの測定も同様にそのシンボル全てがFEXT区間
に入っているもののみを用いる。また、NEXT区間も
しくは、FEXT区間に完全に入らないDMTシンボル
は、伝送ビット数を決定するための情報としては意味を
持たないため、S/N計算の対象外とする。
【0031】1 シンボル目のDMT シンボルが受信400Hz
の先頭に同期している場合,n個目のシンボルを何れの区
間としてS/N 計算を行うかは次式で与えられる。
【0032】 S = (272 * (n-1)) mod 2760としたとき if { ( S < (a-272)) or (S > (a+d+e+f))} then FEXT 区間(B区間用S/N 測 定) if { (a+d) < S < (a+d+e-272)} then NEXT区間 (A 区間用S/N 測定) 何れの条件も満たさない受信シンボル→ S/N測定対象外 なお, d+e+f は図2,図10のb に等しい。
【0033】図5に加入者側ADSLでS/Nを測定す
る形態を示す。
【0034】受信データが復調器210に入り復調デー
タとして各キャリア毎の信号点を出力する。また、リフ
ァレンス220からは本来受信すべきキャリア毎の信号
点が出力される。このリファレンスからの信号点と復調
した信号点の差をERRORとし各キャリア毎のERR
ORをセレクタ260に入力する。
【0035】また、装置内クロック230を分周器24
0で400Hzに分周して、位相判定器250に入力す
る。ここで、400Hzは復調器から局側で伝送された
400Hzの情報により、位相が前もって局側の400
Hzと合わされている。位相判定器250では入力され
た400Hzにより、受信したDMTシンボルがFEX
T区間かNEXT区間かそれ以外かを判定し、セレクタ
260に入力する。セレクタ260では、前述の入力さ
れたERRORを判定器から入力された情報によりNE
XT区間S/N測定器270もしくはFEXT区間S/
N測定器280へ出力する。各S/N測定器はERRO
Rを積分してS/Nを算出して、それぞれ、各キャリア
毎に伝送bit数換算器290に出力する。伝送bit
数換算器290では、入力された各キャリア毎のS/N
から各キャリア毎に伝送するビット数(ビットマップ)
を算出し、NEXT区間用のビットマップb−NEXT
とFEXT区間用のビットマップのb−FEXTを出力
する。
【0036】受信側ADSLは、伝送速度を、このb−
NEXTとb−FEXTから算出する。つまり、b−F
EXT区間の値はFEXT区間のみ受信可能な伝送ビッ
ト数であること、b−NEXTは全ての区間で受信可能
な伝送ビット数であることから、 伝送速度1 = (b−FEXTのトータルビット数)×α×変調速度 伝送速度2 = (b−NEXTのトータルビット数)×1.0×変調速度 の2つの値を求めて、大きいほうの伝送速度で通信する
ことを決める。
【0037】ここで、ビットマップb−NEXTを用い
て全区間でデータ伝送する方式を標準方式と呼び、ビッ
トマップb−FEXTを用いてFEXT区間のみ伝送す
る方法をスライディング・ウィンドウ・ビットマップ
(以下、SWBと呼ぶ。)方式と呼ぶ。
【0038】ここで、標準方式とSWB方式の伝送速度
を図6のグラフに示す。
【0039】図6ではTCM Cross-talkがある環境下で
は、標準方式は、回線が長くなるとNEXTの影響が大
きくなり、伝送容量が極端に減っていくが、SWB方式
では、回線の距離が短い場合は伝送速度が大きくないも
のの、距離が長くなっても伝送容量が落ちないことを示
している。
【0040】図7に標準方式とSWB方式の送信ビット
マップを示す。
【0041】図7では、前述のb−NEXTをビットマ
ップA、b−FEXTをビットマップBとして送信ビッ
トマップを示している。SWB方式では図に示すよう
に、送信側はNEXT区間のみ、つまり受信側がFEX
T区間であるときに、伝送ビットを各キャリアに割りつ
けるようにウィンドウをスライドさせ、受信側ではFE
XT区間に受信データを復調するようにウインドウをス
ライドする。
【0042】また、SWB方式でのスライディング・ウ
ィンドウの外側のDMTシンボルの送信波形はタイミン
グ同期用のパイロット・トーンを送信することとし、そ
れ以外のキャリアは任意とする。
【0043】図8にSWB方式の局側伝送パターンを示
す。
【0044】ADSLでは、DMTシンボル69個を1
つのSuper Frameとして、69番目にはSu
per Frame境界を示す、ユーザーデータを含ま
ないSync Symbolを伝送している。
【0045】SWB方式では、このSuper Fra
me5個を1つの単位とし、400Hz(2.5mS)
の整数倍に合わせて、局側と加入者側のスライディング
・ウィンドウを同期させる。また、このSuper F
rame5個の境界を加入者側に送信するために、5個
あるSync Symbolのうち、4番目のSync
SymbolをInverse Sync Symb
olとして、SyncSymbolの180°信号点を
回転したものを送信する。4番目に送信することで、加
入者側はFEXT区間にこのSymbolを受信でき、
確実に加入者側が局のSWBに同期することが可能とな
る。
【0046】同様に図9にSWB方式の加入者側伝送パ
ターンを示す。
【0047】加入者側の伝送パターンは前述の局側伝送
パターンと対をなしており、局側がFEXT区間に受信
できるようにスライデイング・ウィンドウを合わせる。
また、局側と同様にSuper Frame5個を1つ
の単位とするが、境界を局側へ通知するために、5個あ
るSync Symbolのうち、1番目のSyncS
ymbolをInverse Sync Symbol
として、SyncSymbolの180°信号点を回転
したものを送信する。1番目に送信することで、局側は
FEXT区間にこのSymbolを受信でき、局側は加
入者側が正しくSWBを同期していることを検出するこ
とが可能となる。
【0048】図10は、通信状態における送信シンボル
の雑音区間を定義している。
【0049】通信状態ではDMTシンボル内のCycl
ic Prefixを除いた部分が全てFEXT区間に
入る場合をFEXT区間のDMTシンボルと定義し、そ
れ以外をNEXT区間のDMTシンボルとして定義して
いる。
【0050】また、ここでの区間定義は前述のラウンド
トリップディレイを考慮し、かつシステムマージンを考
慮した値とする。
【0051】1 シンボル目のDMT シンボルが400Hz の先
頭に同期している場合,n個目のシンボルが加入者側で何
れの区間となるかはcyclic prefix を除いたDMT シンボ
ルがNEXT区間に入るかどうかで決定されるため, 次式で
表現される。
【0052】 S = (272 * (n-1)) mod 2760としたとき if { ( S < (a-272)) or (S+16 > (a+b)) } then FEXT 区間 (B 区間) if { ((a-272) ≦ S) and (S+16 ≦ (a+b)) } then NEXT区間 (A 区間) 図11にスライディング・ウィンドウ外も伝送ビットを
マッピングする方法を示す。スライデイング・ウインド
ウの外側も伝送ビットを割りつける場合、図11に示す
ようにビットマップを2個使い、NEXT区間受信用ビ
ットマップとFEXT区間受信用ビットマップを使用し
て、データ伝送を行う。
【0053】
【発明の効果】本発明は標準方式と大きく異なることな
く、標準方式を採用するハードウェアに対して、ソフト
ウェアを一部変更することでTCM Cross-talk対策を行う
ことが可能となる効果がある。
【0054】また、本発明は、TCM Cross-talkがあるな
しに依らず最適な伝送速度で通信可能な加入者線伝送シ
ステムを提供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】同期信号の送信方法を示す図である。
【図2】初期トレーニング時の雑音区間通知のためのシ
ンボルパターン定義を示す図である。
【図3】シーケンス切り換えシンボルの送出タイミング
を示す図である。
【図4】S/N 測定時における受信シンボルの雑音区間定
義を示す図である。
【図5】NEXT/FEXT 区間毎にS/N を測定する形態を示す
図である。
【図6】伝送容量比較を示す図である。
【図7】標準方式/SWB方式の選択による送信ビットマッ
プを示す図である。
【図8】SWB 方式の局側伝送パターンを示す図である。
【図9】SWB 方式の加入者側伝送パターンを示す図であ
る。
【図10】通信状態時における送信シンボルの雑音区間
定義を示す図である。
【図11】ビットマップを2 個使用する場合のSWB 方式
を示す図である。
【図12】DMT 変調方式による加入者伝送システムの機
能ブロックを示す図である。
【図13】ビットマップの定義を示す図である。
【図14】従来例を示す図である。
【図15】DMT シンボル毎の送信パターンを示す図
【符号の説明】
210…復調器 220…リファレンス 260…セレクタ 230…装置内クロック 240…分周器 250…位相判定器 260…セレクタ 270…NEXT区間S/N測定器 280…FEXT区間S/N測定器 290…伝送bit数換算器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成15年5月7日(2003.5.7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 ディジタル加入者線伝送方法及びx
DSL装置
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、電話回線を高
速データ通信回線として利用して通信するディジタル加
入者線伝送方法において、通信を開始するために行うト
レーニング中に、受信側がFEXT区間に受信できるような
タイミングで、送信側からトレーニングシーケンスの切
り換えを示す信号を送信することを特徴とする。本発明
は、電話回線を高速データ通信回線として利用して通信
するディジタル加入者線伝送方法において、通信を開始
するために行うトレーニング中に、受信側がFEXT区間に
受信できるようなタイミングで、送信側からトレーニン
グシーケンスの切り換えを示す信号の先頭を送信するこ
とを特徴とする。本発明は、電話回線を高速データ通信
回線として利用して通信するディジタル加入者線伝送方
法において、通信を開始するために行うトレーニング中
に、受信側がFEXT区間に受信できるようなタイミング
で、送信側からトレーニングシーケンスの切り換えを示
すシンボルの先頭を送信することを特徴とする。本発明
は、xDSL装置において、通信を開始するために行う
トレーニング中に、受信側がFEXT区間に受信できるよう
なタイミングで、送信側からトレーニングシーケンスの
切り換えを示す信号を送信する手段を有することを特徴
とする。本発明は、xDSL装置において、通信を開始
するために行うトレーニング中に、受信側がFEXT区間に
受信できるようなタイミングで、送信側からトレーニン
グシーケンスの切り換えを示す信号の先頭を送信する手
段を有することを特徴とする。本発明は、xDSL装置
において、通信を開始するために行うトレーニング中
に、受信側がFEXT区間に受信できるようなタイミング
で、送信側からトレーニングシーケンスの切り換えを示
すシンボルの先頭を送信する手段を有することを特徴と
する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村田 博康 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通 株式会社内 (72)発明者 小泉 伸和 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通 株式会社内 (72)発明者 佐々木 啓 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通 株式会社内 Fターム(参考) 5K022 DD01 DD13 DD19 DD23 DD33 5K101 LL01 LL03 MM04 SS01 TT08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電話回線を高速データ通信回線として利用
    して通信するディジタル加入者線伝送方法において、通
    信を開始するために行うトレーニング中に、受信側がFE
    XT区間に受信できるようなタイミングで、送信側からト
    レーニングシーケンスの切り換えを示す信号を送信する
    ことを特徴とするディジタル加入者線伝送方法。
  2. 【請求項2】電話回線を高速データ通信回線として利用
    して通信するディジタル加入者線伝送方法において、通
    信を開始するために行うトレーニング中に、受信側がFE
    XT区間に受信できるようなタイミングで、送信側からト
    レーニングシーケンスの切り換えを示す信号の先頭を送
    信することを特徴とするディジタル加入者線伝送方法。
  3. 【請求項3】電話回線を高速データ通信回線として利用
    して通信するディジタル加入者線伝送方法において、通
    信を開始するために行うトレーニング中に、受信側がFE
    XT区間に受信できるようなタイミングで、送信側からト
    レーニングシーケンスの切り換えを示すシンボルの先頭
    を送信することを特徴とするディジタル加入者線伝送方
    法。
  4. 【請求項4】xDSLにおいて、通信を開始するために
    行うトレーニング中に、受信側がFEXT区間に受信できる
    ようなタイミングで、送信側からトレーニングシーケン
    スの切り換えを示す信号を送信する手段を有することを
    特徴とするxDSL。
  5. 【請求項5】xDSLにおいて、通信を開始するために
    行うトレーニング中に、受信側がFEXT区間に受信できる
    ようなタイミングで、送信側からトレーニングシーケン
    スの切り換えを示す信号の先頭を送信する手段を有する
    ことを特徴とするxDSL。
  6. 【請求項6】xDSLにおいて、通信を開始するために
    行うトレーニング中に、受信側がFEXT区間に受信できる
    ようなタイミングで、送信側からトレーニングシーケン
    スの切り換えを示すシンボルの先頭を送信する手段を有
    することを特徴とするxDSL。
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